JPS6023056B2 - 被巻取材料の尾端定位置停止制御装置 - Google Patents

被巻取材料の尾端定位置停止制御装置

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JPS6023056B2
JPS6023056B2 JP16160278A JP16160278A JPS6023056B2 JP S6023056 B2 JPS6023056 B2 JP S6023056B2 JP 16160278 A JP16160278 A JP 16160278A JP 16160278 A JP16160278 A JP 16160278A JP S6023056 B2 JPS6023056 B2 JP S6023056B2
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JP
Japan
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distance
wound
rotation angle
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JP16160278A
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喜美雄 山中
夏信 片山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製鉄業、製紙業等においてよく見られる帯状の
被巻取材料をコイル状に巻取る装置に関する。
この種の装置においては後工程でコイル状に巻いた被巻
取材料の操作(コイルハンドリング)を容易にするため
に、材料の尾端を定位直に停止させる要求があり、いろ
いろな制御装置が実現されてきた。
第1図はその制御装置の一例を示すもので、1は巻取中
の被巻取材料、2は材料1の尾端検出器、3は巻取機の
回転角を検出するパルスジェネレータ、4はパルスジヱ
ネレータの出力パルスの数を計数するカウンタ、5はカ
ウンタ4の入力ゲート、7はカウンタ4の出力と設定器
6の出力を比較して停止指令8を出す比較器である。
なお、設定器6の内容は巻取機の駆動モーターMの容量
により定まる加減遠率と若干の損失により定まる0巻取
機に停止指令を与えてから実際に停止するまでの回転量
とにより決定される。次に動作について説明する。
巻取機によって巻取られている被巻取材料1の尾端la
が尾端検出器2を通過したとき、そのときのコイル径(
直タ蓬)dにより尾端laがA点よりB点を通過して停
止目標であるC点に到達するまでに走行する距離L;A
B+BC=L十L2を求め、この求めた走行距離Lに相
当する巻取機の回転角をカゥンタ4にプリセットすると
同時に尾端検出器2の出力ゲー0ト5を開き尾端定位暦
停止制御装置を開始する。カゥンタ4の内容は巻取機の
回転に伴なつて入力されるパルスジェネレータ3のパル
スにより減算され、その内容が設定器6の設定値と等し
くなったとき、比較器7から停止指令8を出力して巻取
機を停止させるものである。ところが上記の制御装置で
は被巻取材料1のコイル蓬、コイル幅の変化により巻取
機駆動モーターMの負荷が変動しても、その変動に対応
する停止指令出力後の流れ量を補償することができず、
尾端定位層停止制御を誤差なく正確に行なうことが困難
であった。
これに対処するために従釆から下記のような試みがなさ
れてきた。
1 第2図−aに示すように巻取機の減速速度を多段階
にし、最終速度Voを低く押えることにより、慣性によ
る停止位置のバラッキを小さくする。
2 カウンタ4へのプリセット値にコイル座による補正
項を加える。
即ち、LI=L+L2十1(d)とする。このようにす
ると、第2図−bに示すように停止開始位置がコイル径
の大小に応じてし,t2,t3の如く変化し、停止誤差
の減少を図ることができる。なお、第2図−a,bにお
いて、11は基準速度曲線、12は実際速度曲線、13
は慣性大時速度曲線、14は慣性小時速度曲線、15は
停止誤差を示す。
然し、1の場合は最終速度Voを低くすることにより、
停止所要時間が延びコイルハンドリングの時間が短縮さ
れてしまう。
2の場合はコイル幅による慣性量の変化には対処できな
いという欠点があった。
一般的にある慣性量GMを持った物体を定格トルクTで
速度Vより減速停止させたときの走行距離Sは「S:芸
×VXt=裏XVX裏鞍砦 v2 0ぴ ...01こ
こで、tは減速時間、Dはコイル径、Nはコイル蓬D、
速度Vのときの回転数を示す。
一方、減速トルクをT^とすれば、 T^=鍔叢号 州 ■の式中のWま操業上取決めている減速時間(注、添字
0は最高速度における値を示す)‘1},■式よりV2 S=750×灯×DX主X375Xt。
XT^N。2×毒さ吉麦N。
X亭 ‐‐‐‘3}またV。=m×D×Noであ
るので、S;妥名X辛^ ‐‐‐【41 【4,式惚け、事‘ま巻職‘こおける債性補願にに他な
らない。
この慣性補償量は物体が加減遠に必要なトルク(或は力
)を定格駆動トルク(或は力)で除した百分率で表わす
のが通常である。式で記述するとN ,c(%):麓擬桜ク側=(9機論内側 .・
・.・・(但し、KW:モーターパワーまた、上記慣性
補償量とコイル径、コイル幅との関係は上記(4一1)
式中のGぴにおいてGぴ=2昔凶(D4−D台)×1ぴ
〔k9‐〆〕.・・.・・(4‐2)とあらわされる。
但し、6:比重、W:コイル幅、D:コイル外径、Do
:コイル内怪そこで、上記慣性補償量ICを、 ,C=亭とおけ‘ざ、 S=孝×串XIC ‐‐‐■ が得られ、 V=ノ2XSX篭X声 ‐‐‐‘61となる。
この【6}式は停止目標位置までの距離がSのとき、速
度の基準値としてゾ2XSXきX毒を与えれば、最短時
間で停止させることができることを示している。
換言すれば、S′=古XS ‐州 とすれ‘ま、v=ゾ2XsX号X壱=ゾ取取号となる。
従って慣性補償量にが1oo%のときの減速パタ−ン(
V=ノ2XSX号)球めておけば、任意の慣性を持つと
きその距離を読みかえることにより、最適な減速パター
ンを得ることができる。この慣性補償量ICは一般的に
巻取機の制御装置が有している場合が多い。そこで本発
明は停止指令を出すタイミングを、即ち尾端の停止目標
距離に対する減速速度指令を巻取機の慣性に応じて自動
的に変化させることによって前記従来装置の欠点を除去
し、合わせて最適な減速パターンを設定することによっ
て、高精度かつ最短時間で被巻取材料の尾端を定位直に
停止させることのできる尾端定位層停止制御装置を得る
ことを目的とする。
第3図は本発明の一実施例を示す電気回路のブロック図
である。
1〜5は第1図の同符号と同一である。
6a,6b…は尾端laの停止目標位置までの各距離に
おける巻取機の回転速度基準を設定する設定器、20は
巻取機の定張力制御を行なわせる際に必要な慣性補償量
IC(前記(4−1),(4−2)式から明らかなよう
に一般的にコイル径、コイル幅、その他の要素から算出
される)を設定する設定器、21は乗算器であって、カ
ゥン夕4の出力Sと設定器20の出力ICとからS′=
S/ICを演算する。
7a,7b…は乗算器21の出力S′と設定器6a,6
b・・・の設定値とを比較する比較器、8a,8b・・
・比較器7a,7b・・・から順次出力される減速速度
指令である。
なお、上記の定張力制御とは被巻取材料1に一定の張力
をかける制御のことである。ところが巻取機の加減速度
は、被巻取材料1の慣性により巻取機の張力制御に遅れ
を生じ定張力制御が乱される。そこでこの現像を防ぎ定
張力制御を実現するために、上記のように慣性補償にを
設定器20に設定するものである。慣性による減速(尾
端の停止目標位置までの距離と速度との関係を示す)パ
ターンは乗算器21の出力S′=S/ICと設定器6a
,6b・・・の出力を比較器7a,7b・・・で比較す
ることにより得られる。
これを第4図について説明する。今慣性補償量が100
%のとき、前記側式から求められる減速パターンは曲線
33のようになる。
このとき乗算器21の出力S′はS′=Sとなるため、
比較器7a,7b・・・からは距離6a3において速度
V2,Sa2において、V,,SalにおいてVoのよ
うな階段状の減速速度指令31が得られる。これに対し
慣性補償量ICを50%としたときは、前記■式にもと
ずし、て曲線32で示す減速パターンが得られる。この
場合乗算器21の出力S′はS′=幻となるので、慣性
補償量100%のときの距離Sa3における減速速度V
2はその距離Sa3の1/2の距離位置Sa3、V,は
Sa2/2の距離位置2Z、VoはSal/2の距離位
置Salにおいて夫々比較器7a,7b・・・から出力
され、階段状の減速速度指令30が得られる。従って慣
性補償量ICが100%のときの減速パターンを用意し
ておき、慣性が変化したときは減速パターンの距離軸を
S=に×Sとして読み変えて速度基準出力を得ることに
より、最適な減速パターンを得ることができるものであ
る。
本発明は上記のように巻取機の制御装置が一般的に有し
ている慣性補償量を用いることにより、極めて容易に高
精度かつ最短時間で被巻取材料の尾端を定位直に停止さ
せることのできる尾端定位層停止制御装置を簡単な構成
で安価に実現できる効果がある。
なお、以上の説明では慣性補償量はすでにあるものとし
ているが、慣性補償機能を持たない装置において、その
時点におけるコイル蓬等から慣性補償と同一の演算を行
ってIC;TA/Tを求める必要がある。
この場合の演算とは慣性補償量の設定(第3図中の符号
20)とその慣性補償量と尾端の残り回転角を乗算(第
3図中の符号21)の両方を含めたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の尾端定位層停止制御装置の電気回路のブ
ロック図、第2図a,bは従釆装置の減速パターン図、
第3図は本発明尾端定位層停止制御装置の1実施例を示
す電気回路のブロック図、0第4図はその装置の減速パ
ターン図である。 1・・・・・・被巻取材料、2・・・・・・尾端検出器
、3・・・・・・パルスジヱネレータ、4……力ウンタ
、6a,6b・・・・・・速度基準設定器、7a,7b
・・・・・・比較器、20・・・・・・慣性補償量設定
器、21・・・・・・乗算器。 なお図中同一符号は同一部分を示す。第2‐a図 第2‐b図 第4図 第1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 尾端が尾端検出位置を通過したときのコイル径から
    その尾端の停止目標位置までの距離を算出する距離算出
    手段と、この距離算出手段の算出距離に相当する巻取機
    の回転角を設定する回転角設定手段と、上記尾端の残り
    回転角とその時のコイル径に応じた慣性補償量を乗算す
    ることにより慣性による停止位置の誤差を補正する乗算
    手段と、上記尾端の停止目標位置までの距離と速度との
    関係を示す減速パターンにもとずいて、種々の距離にお
    ける速度を設定する数多の速度設定手段と、この各速度
    設定手段の夫々に対応して設けられ、上記乗算手段の出
    力と上記速度設定手段の出力とを比較して減速速度指令
    を出す多数の比較器とから成る被巻取材料の尾端定位置
    停止制御装置。
JP16160278A 1978-12-29 1978-12-29 被巻取材料の尾端定位置停止制御装置 Expired JPS6023056B2 (ja)

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JPS5593758A JPS5593758A (en) 1980-07-16
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JP2008298246A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Kayaba Ind Co Ltd 平面用シールリング
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