JPH1094828A - コイル尾端の停止位置制御方法 - Google Patents

コイル尾端の停止位置制御方法

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JPH1094828A
JPH1094828A JP25418896A JP25418896A JPH1094828A JP H1094828 A JPH1094828 A JP H1094828A JP 25418896 A JP25418896 A JP 25418896A JP 25418896 A JP25418896 A JP 25418896A JP H1094828 A JPH1094828 A JP H1094828A
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JP
Japan
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tail end
roll
coil
cradle
cradle roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP25418896A
Other languages
English (en)
Inventor
Futoshi Goto
太 後藤
Toshisada Takechi
敏貞 武智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル尾端の停止位置の精度を向上する。 【解決手段】 コイル10を搬送するクレードルロール
12A、12B上でコイル10を回転させ、コイル尾端
10Tが該ロール12Aを通過するときに生じるロール
回転状態の変動をとらえて尾端位置を検出し、検出した
尾端位置が所定値となるようロール10の回転を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル尾端の停止
位置制御方法に係り、特に鋼片コイルの尾端を所定の目
標位置に停止させることが可能な停止位置制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋼片コイルを巻取り装置にて巻
取る場合、巻取りを終了させる段階で、その後のハンド
リング等の理由から、尾端を所定の目標位置に停止させ
る必要がある。例えば、コイル10を支持するクレード
ルロール12A、12B上で停止したコイル10をバン
ドで結束する場合は、図1に示す如く、コイル尾端10
Tを下流側クレードルロール12Bの直前で停止させる
ことが望ましい。又、バンドで結束せずに、クレードル
ロール上でコイルが緩まないようにしたい場合には、図
2に示す如く、コイル尾端10Tを、上流側クレードル
ロール12Aの直前で停止させることが望ましい。
【0003】このような位置に尾端位置を制御する方法
として、従来は、巻取り開始から巻き取った鋼片長L
を、ピンチロールやメジャリングロールを使用して測定
し、鋼片の板厚tからコイル径Dを次式により演算し、
尾端10Tが巻取り装置入側を通過するタイミングをセ
ンサを用いて検出し、上記コイル径Dから巻取り停止ま
でのマンドレルの回転角度を決定する方法がとられてい
る。
【0004】 D=√(4Lt/ρπ+d2 ) …(1) ここで、ρは占績率、dは巻取りコイルの内径である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巻取り
コイルのコイル径Dの演算では、鋼片長Lの長さ測定の
誤差や、鋼片板厚tの誤差がある。又、占績率ρは経験
値で設定するのが通常であるため、鋼片の形状が変化す
ると、占績率ρは大きく変わることになる。
【0006】従って、演算したコイル径Dには、数パー
セントの誤差が発生するため、尾端通過をセンサでとら
えてコイル径Dに応じた巻取り停止タイミングを決定す
る方法では、尾端停止位置の精度が十分に得られないと
いう問題点を有していた。
【0007】本発明は、前記問題点を解決するべくなさ
れたもので、コイル尾端の停止位置を高精度で制御する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイル状に巻
き取った帯状材の尾端を、所定の目標位置で停止させる
ためのコイル尾端の停止位置制御方法において、クレー
ドルロール上でコイルを回転させ、コイル尾端が該ロー
ル上を通過する時に生じるロール回転状態の変動をとら
えて尾端位置を検出し、該検出した尾端位置が所定位置
となるよう、前記ロールの回転を制御することにより、
前記課題を解決したものである。
【0009】又、前記ロール回転状態の変動を、ロール
回転速度の一時的な上昇としたものである。
【0010】あるいは、前記ロール回転状態の変動を、
クレードルロール駆動モータの駆動電流やトルクの一時
的な低下としたものである。
【0011】又、上流側クレードルロールの回転状態の
変動からコイル尾端位置の通過を検出し、該コイル尾端
が下流側クレードルロールに到達する前に、クレードル
ロールの回転を停止させるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0013】本発明の実施に際しては、鋼片コイルの巻
取り終了時、あるいは巻取り終了後に、図3に示す如
く、クレードルロール12A、12B上でコイル10を
回転させる。図3は、クレードルロール12A、12B
上でコイル10を時計回りに回転させ、尾端10Tが上
流側クレードルロール12Aを通過するときの状況を示
しており、図4は、この時の上流側クレードルロール1
2Aとコイル尾端10Tの部分の拡大図を示す。
【0014】図4に示したように、コイル尾端10Tが
クレードルロール12Aを乗り越える際に、コイル尾端
10Tの段差部によって、クレードルロール12Aが回
転方向に力を受け、この力によってクレードルロールが
回されて、その回転速度が、図5に示す如く、一時的に
上昇する。この上昇量は、鋼片の板厚によって変化する
ため、板厚に応じた閾値を設定しておき、閾値以上の速
度偏差が発生したところを尾端と認識する。
【0015】鋼片コイル10の尾端位置は、バンド掛け
等の目的から、図1の状態に設定することが多いが、こ
の場合は、上流側クレードルロール12Aの回転状態の
変動から、コイル尾端位置の通過を検出し、該コイル尾
端10Tが下流側クレードルロール12Bに到達する前
に、クレードルロールの回転を停止させることによっ
て、最短時間でコイル尾端位置を図1に示す状態に停止
させることができる。
【0016】本実施形態を実施するための装置構成の例
を図6に示す。
【0017】図6において、20は、例えば上流側クレ
ードルロール12Aを回転駆動するためのクレードルロ
ール駆動モータであり、その回転速度を検知するための
パイロットジェネレータ(PLG)22が設けられてい
る。24は、前記PLG22の出力に基づいて、回転速
度の一時的な上昇をとらえて、クレードルロール駆動モ
ータ20の回転を停止するための、本発明による尾端停
止位置制御装置、26は、クレードルロール駆動モータ
20の回転速度を制御するための自動速度制御装置(A
SR)、28は、該ASR26の指令を受けて前記クレ
ードルロール駆動モータ20の駆動電流を制御するため
の自動電流制御装置(ACR)である。
【0018】前記尾端位置停止制御装置24は、前記P
LG22出力の前回検出値と今回検出値との差が所定値
以上となったときに、所定減速率でクレードルロール駆
動モータ20が回転停止するようにASR26に制御指
令を与える。
【0019】ロール回転速度の一時的な上昇による尾端
位置を検出してからクレードルロールの回転を停止する
までの時間は、例えば尾端停止位置制御装置24におけ
る減速率を変えることによって制御することができる。
【0020】なお前記説明においては、クレードルロー
ルのロール回転速度の一時的な上昇からコイル尾端の通
過を検出していたが、コイル尾端がクレードルロール上
を通過したことを検出する方法はこれに限定されず、ク
レードルロール駆動モータ20の駆動電流やトルクの一
時的な低下に基づいて、コイル尾端の通過を検出するこ
とも可能である。
【0021】又、クレードルロールの回転停止に要する
時間が長い場合や、図2に示すように、上流側クレード
ルロール12Aの手前に尾端がある状態で回転停止した
い場合等には、下流側クレードルロール12Bのロール
回転状態の変動を検出することも可能である。
【0022】更に、本発明の適用対象も鋼片コイルに限
定されず、ある程度の板厚があるコイル一般に、同様に
適用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、コイルの巻取り終了
時、あるいは、巻取り終了後にクレードルロール上でコ
イルを回転させ、コイル尾端が該ロール上を通過すると
きにに生じるロール回転状態の変動をとらえて尾端位置
を検出した後、尾端停止位置を制御するようにしたの
で、尾端停止位置の精度を格段に向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンド掛けをするためにクレードルロール上で
コイルを停止した状態を示す正面図
【図2】クレードルロール上でコイルを停止する他の位
置の例を示す正面図
【図3】本発明を実施するためにクレードルロール上で
コイルを回転している状態を示す正面図
【図4】図3のコイル尾端近傍を拡大して示す正面図
【図5】本発明の原理を説明するための、コイル尾端通
過時のクレードルロールの回転速度の変化状態の例を示
す線図
【図6】本発明を実施するための制御装置の構成例を示
すブロック線図
【符号の説明】
10…コイル 10T…尾端 12A、12B…クレードルロール 20…クレードルロール駆動モータ 22…パイロットジェネレータ(PLG) 24…尾端停止位置制御装置 26…自動速度制御装置(ASR) 28…自動電流制御装置(ACR)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル状に巻き取った帯状材の尾端を、所
    定の目標位置で停止させるためのコイル尾端の停止位置
    制御方法において、 クレードルロール上でコイルを回転させ、 コイル尾端が該ロール上を通過する時に生じるロール回
    転状態の変動をとらえて尾端位置を検出し、 該検出した尾端位置が所定位置となるよう、前記ロール
    の回転を制御することを特徴とするコイル尾端の停止位
    置制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ロール回転状態の
    変動が、ロール回転速度の一時的な上昇であることを特
    徴とするコイル尾端の停止位置制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記ロール回転状態の
    変動が、クレードルロール駆動モータの駆動電流やトル
    クの一時的な低下であることを特徴とするコイル尾端の
    停止位置制御方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、上流側クレードルロー
    ルの回転状態の変動からコイル尾端位置の通過を検出
    し、該コイル尾端が下流側クレードルロールに到達する
    前に、クレードルロールの回転を停止させることを特徴
    とするコイル尾端の停止位置制御方法。
JP25418896A 1996-09-26 1996-09-26 コイル尾端の停止位置制御方法 Pending JPH1094828A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391907B1 (ko) * 1999-09-21 2003-07-16 주식회사 포스코 코일 엔드부검출 및 엔드부위치 제어장치
JP2010155270A (ja) * 2008-12-27 2010-07-15 Jfe Steel Corp 厚肉高強度熱延鋼板コイルの巻き取り・抜き出し方法およびその巻き取り装置
KR101113336B1 (ko) 2009-12-25 2012-02-29 주식회사 키텍엔지니어링 권취코일의 엔드부 검출 장치 및 방법
KR101148904B1 (ko) 2009-06-26 2012-05-29 현대제철 주식회사 코일 회전장치 및 그 제어방법
JP2017225987A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 Jfeスチール株式会社 巻取装置及び鋼板尾端停止位置の制御方法

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