JP2017225987A - 巻取装置及び鋼板尾端停止位置の制御方法 - Google Patents

巻取装置及び鋼板尾端停止位置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼板の尾端位置を精度よく検出し、抜出不良が発生することを抑制可能な巻取装置及び鋼板尾端停止位置の制御方法を提供すること。
【解決手段】尾端停止位置制御部13が、ラッパーロール4の押力Fが閾値TH1未満となったマンドレル3の周方向位置、又は、押力Fの微分値dFが閾値dTH未満となり、且つ、微分値dFが閾値dTH未満となった時刻から所定時間内に押力Fが閾値TH1より大きい閾値TH2未満となったマンドレル3の周方向位置θを、鋼板Sの尾端位置候補として決定し、尾端位置候補が複数ある場合、微分値dFが最も小さい尾端位置候補に対応するマンドレル3の周方向位置θを鋼板Sの尾端位置に決定し、尾端位置候補が一つである場合には、尾端位置候補に対応するマンドレル3の周方向位置θを鋼板Sの尾端位置に決定し、決定した尾端位置が目標位置に停止するようにマンドレル3の回転を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼板を巻き取ることによってコイルを形成する巻取装置及び鋼板尾端停止位置の制御方法に関する。
一般に、熱延工場で圧延された鋼板をマンドレルで巻き取ってコイルを形成する際には、巻取設備の破損を抑制し、コイルの搬送条件や次工程の要望を満足するために、鋼板の尾端位置が所定位置で停止するようにマンドレルの回転を停止させる必要がある。具体的には、コイルの結束や搬送等の取り扱いを容易にするために、鋼板の尾端位置がコイル下方の所定位置で停止するようにマンドレルの回転を停止させる必要がある。このため、特許文献1,2には、マンドレルの外周面に鋼板を押し付けるラッパーロールの押力が閾値を下回った位置を鋼板の尾端位置と判断してマンドレルの回転を停止させる技術が提案されている。
特開2001−179333号公報 特開2014−69195号公報
しかしながら、薄物材等の板厚が薄い鋼板を巻き取る際には、尾端位置がラッパーロールを通過した際に生じるコイルの外周面からの鋼板の厚さ分の段差が小さくなるために、尾端位置がラッパーロールを通過した際の押力の変動量が小さくなる。このため、特許文献1,2記載の技術によれば、板厚が薄い鋼板を巻き取る際、押力が閾値を下回らないために鋼板の尾端位置を検出できないことがある。また、鋼板の尾端部の形状(例えば幅方向両端部が幅方向中心部より大きく伸びているフィッシュテール形状等)や表面の凹凸に起因して押力が閾値を下回った場合には、鋼板の尾端位置以外の位置を尾端位置として誤検出する可能性がある。鋼板の尾端位置を検出できなかったり、鋼板の尾端位置を誤検出したりした場合、鋼板の尾端位置を所定位置に精度よく停止できないために、鋼板の尾端部がコイルから垂れることによってマンドレルからコイルを抜き出すことが困難になる抜出不良が発生する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、鋼板の尾端位置を精度よく検出し、抜出不良が発生することを抑制可能な巻取装置及び鋼板尾端停止位置の制御方法を提供することにある。
本発明に係る巻取装置は、鋼板の先端部を巻き付け回転することによって鋼板をコイル状に巻き取るマンドレルと、前記マンドレルに巻き付けられたコイル状の鋼板の外周面に押力を付与するラッパーロールと、前記ラッパーロールが前記コイル状の鋼板の外周面に付与している押力を検出する押力検出部と、前記押力検出部によって検出された押力が第1所定値未満となったマンドレルの周方向位置、又は、前記押力検出部によって検出された押力の微分値が第2所定値未満となり、且つ、前記微分値が第2所定値未満となった時刻から所定時間内に前記押力が前記第1所定値より大きい第3所定値未満となったマンドレルの周方向位置を、前記鋼板の尾端位置候補として決定し、該尾端位置候補が複数ある場合、前記微分値が最も小さい尾端位置候補に対応するマンドレルの周方向位置を鋼板の尾端位置に決定し、前記尾端位置候補が一つである場合には、該尾端位置候補に対応するマンドレルの周方向位置を鋼板の尾端位置に決定し、決定した尾端位置が所定位置に停止するように前記マンドレルの回転を停止する尾端位置停止制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る鋼板尾端停止位置の制御方法は、鋼板の先端部を巻き付け回転することによって鋼板をコイル状に巻き取るマンドレルと、前記マンドレルに巻き付けられたコイル状の鋼板の外周面に押力を付与するラッパーロールと、を備える巻取装置における鋼板尾端停止位置の制御方法であって、前記ラッパーロールが前記コイル状の鋼板の外周面に付与している押力を検出する押力検出ステップと、前記押力検出ステップにおいて検出された押力が第1所定値未満となったマンドレルの周方向位置、又は、前記押力検出ステップにおいて検出された押力の微分値が第2所定値未満となり、且つ、前記微分値が第2所定値未満となった時刻から所定時間内に前記押力が前記第1所定値より大きい第3所定値未満となったマンドレルの周方向位置を、前記鋼板の尾端位置候補として決定するステップと、前記尾端位置候補が複数ある場合、前記微分値が最も小さい尾端位置候補に対応するマンドレルの周方向位置を鋼板の尾端位置に決定し、前記尾端位置候補が一つである場合には、該尾端位置候補に対応するマンドレルの周方向位置を鋼板の尾端位置に決定するステップと、決定した尾端位置が所定位置に停止するように前記マンドレルの回転を停止するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る巻取装置及び鋼板尾端停止位置の制御方法によれば、鋼板の尾端位置を精度よく検出し、抜出不良が発生することを抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態である鋼板尾端停止位置の制御装置が適用される巻取装置の構成を示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態である尾端停止位置制御処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、ラッパーロールの押力の微分値に基づく鋼板の尾端位置検出処理を説明するための図である。 図4は、尾端位置候補が複数ある場合における鋼板の尾端位置検出処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である鋼板尾端停止位置の制御装置及び制御方法について説明する。
〔巻取装置の構成〕
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態である鋼板尾端停止位置の制御装置が適用される巻取装置の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である鋼板尾端停止位置の制御装置が適用される巻取装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、巻取装置1は、一対のピンチロール2a,2b、マンドレル3、及びラッパーロール4を備えている。一対のピンチロール2a,2bは、鋼板Sの上下面を挟持しつつ回転することによって、鋼板Sに適正な張力を作用させながら鋼板Sのばたつきを抑制し、鋼板Sをマンドレル3に送り込むロールである。マンドレル3は、一対のピンチロール2a,2bから送り込まれた鋼板Sの先端部を巻き付け回転することによって、鋼板Sをコイル状に巻き取るロールである。ラッパーロール4は、鋼板Sの先端部をマンドレル3の外周面に沿って案内すると共に、鋼板Sをマンドレル3の外周面に押し付けて摩擦力を発生させて鋼板Sをマンドレル3に巻き付けるロールである。
〔制御装置の構成〕
次に、図1を参照して、本発明の一実施形態である鋼板尾端停止位置の制御装置の構成について説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態である鋼板尾端停止位置の制御装置は、レーザセンサ11、押力検出部12、及び尾端停止位置制御部13を備えている。レーザセンサ11は、鋼板Sに向けてレーザ光を照射することによって、鋼板Sの幅方向の所定位置における鋼板Sの尾端位置を仮尾端位置として検出する。レーザセンサ11は、鋼板Sの仮尾端位置が検出された時刻を示す電気信号を尾端位置停止制御部13に出力する。
押力検出部12は、例えばロードセルによって構成されている。押力検出部12は、ラッパーロール4の押力を検出し、検出された押力を示す電気信号を尾端停止位置制御部13に出力する。尾端停止位置制御部13は、マイクロコンピュータ等の情報処理装置によって構成され、後述する尾端停止位置制御処理を実行することにより鋼板Sの尾端停止位置を目標位置に制御する。
〔尾端停止位置制御処理〕
次に、図2〜図4を参照して、上記制御装置による鋼板Sの尾端停止位置制御処理の流れについて説明する。
図2は、本発明の一実施形態である尾端停止位置制御処理の流れを示すフローチャートである。図2に示すフローチャートは、尾端停止位置制御部13がレーザセンサ11によって検出された鋼板Sの仮尾端位置が所定位置(例えば図1に示すマンドレル3の周方向位置θ=0°)に位置するようにマンドレル3の回転を停止させた後、尾端停止位置制御処理の実行が指示されたタイミングで開始となり、尾端停止位置制御処理はステップS1の処理に進む。なお、尾端停止位置制御部13は、レーザセンサ11が鋼板Sの仮尾端位置を検出した時刻とマンドレル3の回転速度とを用いて、鋼板Sの仮尾端位置を検出、トラッキング(追跡)することができる。
ステップS1の処理では、尾端停止位置制御部13が、マンドレル3の回転を開始する。これにより、ステップS1の処理は完了し、尾端停止位置制御処理はステップS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、尾端停止位置制御部13が、マンドレル3の周方向位置θの所定範囲(例えば図1に示す周方向位置θ=120〜270°の範囲)内において、押力検出部12を介してラッパーロール4の押力Fを検出する。これにより、ステップS2の処理は完了し、尾端停止位置制御処理はステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理では、尾端停止位置制御部13が、ステップS2の処理において検出されたラッパーロール4の押力Fの微分値dFを算出する。これにより、ステップS3の処理は完了し、尾端停止位置制御処理はステップS4の処理に進む。
ステップS4の処理では、尾端停止位置制御部13が、マンドレル3の現在の周方向位置θが所定範囲内に入っているか否かを判別する。判別の結果、現在の周方向位置θが所定範囲内に入っている場合、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS5及びステップS7の処理に進める。一方、現在の周方向位置θが所定範囲の上限値を超えた場合、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS12の処理に進める。また、現在の周方向位置θが所定範囲の下限値を下回った場合には、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS2の処理に戻し、次時刻におけるラッパーロール4の押力Fを検出する。
ステップS5の処理では、尾端停止位置制御部13が、ステップS3の処理において算出されたマンドレル3の周方向位置θにおけるラッパーロール4の押力Fの微分値dFが所定の閾値dTH未満であるか否かを判別する(例えば図3に示す周方向位置θ=θ1での押力微分値dF。図3において符号R1は押力Fの検出範囲を示す。)。なお、閾値dTHは、ラッパーロール4や鋼板Sの種類に応じて予め定められている。判別の結果、押力Fの微分値dFが所定の閾値dTH未満である場合、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS6の処理に進める。一方、押力Fの微分値dFが所定の閾値dTH未満でない場合には、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS2の処理に戻し、次時刻におけるラッパーロール4の押力Fを検出する。
ステップS6の処理では、尾端停止位置制御部13が、ラッパーロール4の押力Fの微分値dFが所定の閾値dTH未満となった時刻から所定時間内にラッパーロール4の押力Fが所定の閾値TH2(>閾値TH1)未満に低下したか否かを判別する。この処理は、鋼板表面の凹凸等の尾端位置の通過以外の要因による押力Fの変動による尾端位置の誤検出を避けるための処理である。なお、閾値TH2は、ラッパーロール4や鋼板Sの種類に応じて予め定められている。判別の結果、所定時間内にラッパーロール4の押力Fが所定の閾値TH2未満に低下した場合、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS8の処理に進める。一方、所定時間内にラッパーロール4の押力Fが所定の閾値TH2未満に低下しなかった場合には、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS2の処理に戻し、次時刻におけるラッパーロール4の押力Fを検出する。
ステップS7の処理では、尾端停止位置制御部13が、ステップS2の処理において検出されたマンドレル3の周方向位置θにおけるラッパーロール4の押力Fが所定の閾値TH1未満であるかを判別する。なお、閾値TH1は、ラッパーロール4や鋼板Sの種類に応じて予め定められている。判別の結果、押力Fが所定の閾値TH1未満である場合、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS8の処理に進める。一方、押力Fが所定の閾値TH1未満でない場合には、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS2の処理に戻し、次時刻におけるラッパーロール4の押力Fを検出する。
ステップS8の処理では、尾端停止位置制御部13が、ラッパーロール4の押力Fが所定の閾値TH1未満であるマンドレル3の周方向位置θ、又は、ラッパーロール4の押力Fの微分値dFが所定の閾値dTH未満であり、且つ、ラッパーロール4の押力Fの微分値dFが所定の閾値dTH未満となった時刻から所定時間内にラッパーロール4の押力Fが所定の閾値TH2未満に低下したマンドレル3の周方向位置θを鋼板Sの尾端位置候補として決定する。これにより、ステップS8の処理は完了し、尾端停止位置制御処理はステップS9の処理に進む。
ステップS9の処理では、尾端停止位置制御部13が、ステップS7において決定された鋼板Sの尾端停止位置候補が以前の時刻に既にあるか否かを判別する。判別の結果、尾端停止位置候補が以前の時刻に既にある場合、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS10の処理に進める。一方、尾端停止位置候補が以前の時刻にない場合には、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS11の処理に進める。
ステップS10の処理では、尾端停止位置制御部13が、ラッパーロール4の押力Fの微分値dFが最も小さい、換言すれば、ラッパーロール4の押力Fの減少量が最も大きい尾端停止位置候補に対応するマンドレル3の周方向位置(例えば図4に示す例では周方向位置θ=θ3。図4において符号R2は押力Fの検出範囲を示す。)を鋼板Sの尾端位置に決定する。一般に、鋼板表面の凹凸等による押力Fの変動量は鋼板Sの段差による押力Fの変動量よりも小さい。このため、ラッパーロール4の押力Fの微分値dFが最も小さいマンドレル3の周方向位置を鋼板Sの尾端位置とすることによって、鋼板Sの尾端位置を誤検出することを抑制できる。これにより、ステップS10の処理は完了し、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS2の処理に戻し、次時刻におけるラッパーロール4の押力Fを検出する。
ステップS11の処理では、尾端停止位置制御部13が、ステップS7の処理において決定された尾端停止位置候補に対応するマンドレル3の周方向位置θを鋼板Sの尾端位置に決定する。これにより、ステップS11の処理は完了し、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS2の処理に戻し、次時刻におけるラッパーロール4の押力Fを検出する。
ステップS12の処理では、尾端停止位置制御部13が、ステップS4の処理において所定の周方向範囲内における押力Fの判定が全て終了したのを受け、判定により尾端位置を決定したかを判別する。判別の結果、尾端位置が決定している場合、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS13の処理に進める。一方、尾端位置が決定していない場合には、尾端停止位置制御部13は、尾端停止位置制御処理をステップS14の処理に進める。
ステップS13の処理では、尾端停止位置制御部13が、ステップS10又はステップS11の処理において決定した鋼板Sの尾端位置に基づいて、鋼板Sの尾端位置が目標位置で停止するようにマンドレル3の回転を停止する。これにより、ステップS13の処理は完了し、一連の尾端停止位置制御処理は終了する。
ステップS14の処理では、尾端停止位置制御部13が、レーザセンサ11によって検出された鋼板Sの仮尾端位置が目標位置で停止するようにマンドレル3の回転を停止すると共に警報を報知する。これにより、ステップS14の処理は完了し、一連の尾端停止位置制御処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である尾端停止位置制御処理によれば、尾端停止位置制御部13が、押力Fが閾値TH1未満となったマンドレル3の周方向位置、又は、押力Fの微分値dFが閾値dTH未満となり、且つ、微分値dFが閾値dTH未満となった時刻から所定時間内に押力Fが閾値TH1より大きい閾値TH2未満となったマンドレル3の周方向位置θを、鋼板Sの尾端位置候補として決定し、尾端位置候補が複数ある場合、微分値dFが最も小さい尾端位置候補に対応するマンドレル3の周方向位置θを鋼板Sの尾端位置に決定し、尾端位置候補が一つである場合には、尾端位置候補に対応するマンドレル3の周方向位置θを鋼板Sの尾端位置に決定し、決定した尾端位置が目標位置に停止するようにマンドレル3の回転を停止する。これにより、鋼板Sの尾端位置を精度よく検出し、抜出不良が発生することを抑制できる。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 巻取装置
2a,2b ピンチロール
3 マンドレル
4 ラッパーロール
11 レーザセンサ
12 押力検出部
13 尾端停止位置制御部
S 鋼板

Claims (2)

  1. 鋼板の先端部を巻き付け回転することによって鋼板をコイル状に巻き取るマンドレルと、
    前記マンドレルに巻き付けられたコイル状の鋼板の外周面に押力を付与するラッパーロールと、
    前記ラッパーロールが前記コイル状の鋼板の外周面に付与している押力を検出する押力検出部と、
    前記押力検出部によって検出された押力が第1所定値未満となったマンドレルの周方向位置、又は、前記押力検出部によって検出された押力の微分値が第2所定値未満となり、且つ、前記微分値が第2所定値未満となった時刻から所定時間内に前記押力が前記第1所定値より大きい第3所定値未満となったマンドレルの周方向位置を、前記鋼板の尾端位置候補として決定し、該尾端位置候補が複数ある場合、前記微分値が最も小さい尾端位置候補に対応するマンドレルの周方向位置を鋼板の尾端位置に決定し、前記尾端位置候補が一つである場合には、該尾端位置候補に対応するマンドレルの周方向位置を鋼板の尾端位置に決定し、決定した尾端位置が所定位置に停止するように前記マンドレルの回転を停止する尾端位置停止制御部と、
    を備えることを特徴とする巻取装置。
  2. 鋼板の先端部を巻き付け回転することによって鋼板をコイル状に巻き取るマンドレルと、前記マンドレルに巻き付けられたコイル状の鋼板の外周面に押力を付与するラッパーロールと、を備える巻取装置における鋼板尾端停止位置の制御方法であって、
    前記ラッパーロールが前記コイル状の鋼板の外周面に付与している押力を検出する押力検出ステップと、
    前記押力検出ステップにおいて検出された押力が第1所定値未満となったマンドレルの周方向位置、又は、前記押力検出ステップにおいて検出された押力の微分値が第2所定値未満となり、且つ、前記微分値が第2所定値未満となった時刻から所定時間内に前記押力が前記第1所定値より大きい第3所定値未満となったマンドレルの周方向位置を、前記鋼板の尾端位置候補として決定するステップと、
    前記尾端位置候補が複数ある場合、前記微分値が最も小さい尾端位置候補に対応するマンドレルの周方向位置を鋼板の尾端位置に決定し、前記尾端位置候補が一つである場合には、該尾端位置候補に対応するマンドレルの周方向位置を鋼板の尾端位置に決定するステップと、
    決定した尾端位置が所定位置に停止するように前記マンドレルの回転を停止するステップと、
    を含むことを特徴とする鋼板尾端停止位置の制御方法。
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