JP2644564B2 - リール張力制御装置 - Google Patents

リール張力制御装置

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JP2644564B2
JP2644564B2 JP32253188A JP32253188A JP2644564B2 JP 2644564 B2 JP2644564 B2 JP 2644564B2 JP 32253188 A JP32253188 A JP 32253188A JP 32253188 A JP32253188 A JP 32253188A JP 2644564 B2 JP2644564 B2 JP 2644564B2
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博文 岡
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  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、鉄鋼ライン,製紙ライン等における払
出,巻取リールの張力制御に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は、巻取リールにおける従来のリール張力制御
装置のブロック図である。図において、(11)は張力設
定器、(12)はコイルの直径を計測するコイル計測器、
(13)は張力をモータの電流値に変換する張力電流変換
器、(11)はライン速度を作っているライン速度発生
器、(16a)はライン速度発生器(14)で作られたライ
ン速度VLからその変化量△VLを求める微分器、(19)は
慣性補償を行う為のモータの電流値を求める慣性補償演
算器、(20)は巻取リールを駆動しているモータであ
る。
張力設定器(11)で設定された張力Tは、コイル径計
測器(12)で計測されたコイル直径D及び、モータ(2
0)の定格値により張力電流値CTに変換される。次にラ
イン速度発生器(14)で作られたライン速度VLを微分器
(16a)に入力することにより、ライン速度VLの変化量
である△Vと、コイル径計測器(12)で求めたコイル直
径Dとから、慣性補償演算器(19)により、ライン速度
が変化した時に巻取リール及び、コイルの慣性によって
発生する張力変動に対する慣性補償を行う為の電流値C1
を求める。張力電流値CTと慣性補償電流値C1の和を巻取
リールの電流基準Cとして、巻取リールのモータ(20)
に出力する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のリール張力装置は、ライン速度の変化に対する
慣性補償しか行っていなかった為にターレット型リール
では、ターレット回転時に、巻取リールの巻取速度が変
化する為に、張力変動が発するという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決する為になされた
もので、ターレット回転時の張力変動を少なくすること
を目的としたリール張力制御装置である。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るリール張力装置は、ターレットの回転
時に起こるリールの払出,巻取速度に対す慣性補償を行
ったものである。
〔作用〕
この発明におけるリール張力制御装置は、ターレット
の回転位置及び回転速度の変化量から、ターレット回転
時のリールの払出,巻取速度の変化量を求め、それに対
する慣性補償を行うことにより、ターレット回転時の張
力変動を小さくした。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図は、この発明のリール張力制御装置を用いたターレ
ット型の巻取リールである。
図において、(1)は巻取リール、(2)は巻取リー
ル(1)を巻付位置Aから巻取位置Bまで左回りで移動
させるターレット、(3)は巻取リール(1)の直前に
設けられたピンチロールである。今、ターレット(2)
が角度θだけ回転したときの回転速度がNとすると、巻
取リールの移動速度はN・Rであるからこのときの巻取
リール(1)とピンチロール(3)との間の板の長さL
の変化量△Lは、次の近似式で表される。
△L≒−N・R/sinψ ……(1) ただし、Rはターレット(2)の中心と巻取リール
(1)の距離ψは巻取リール(1)とピッチロール
(3)の中心を結んだ線分CP対して、巻取リールの速度
ベクトルがなす角である。この△Lを吸収する為に巻取
リール(1)は−△Lだけ速度変化させる必要がある。
よって巻取リール(1)の巻取速度Vはライン速度を
VLとすると、次の式で表される。
V=VL+N・R・cosψ ……(2) この式から、慣性補償に必要な巻取リール(1)の巻
取速度の変化量△Vは次の式で表される。
△V=△VL+△N・R・cosψ ……(3) ただし、△VLはライン速度VLの変化量、△Nはターレ
ット(2)の回転速度Nの変化量である。
この式の中のR・cosψは、ターレット(2)の回転
角度θの関数として表される。この関数をf(θ)とす
ると、その関係は第3図のようになり△Vは次の式で表
される。
△V=△VL+△N・f(θ) ……(4) この発明の特徴は、慣性補償演算に必要な巻取リール
の巻取速度の変化量△Vを求めるのに上記(4)式を用
いたことにあり、第2図にこのリール張力制御装置のブ
ロック図を示す。(4)式の演算を実現する為に、ター
レット速度発生器(15)で作られたターレット回転速度
Nを微分器(16b)に入力することによりターレットの
回転速度変化量△Nを得る。又、ターレット角度検出器
(17)で求めたターレットの回転角θから関数変換器
(18)によってf(θ)を求める。この△Nとf(θ)
乗じてターレット回転時の巻取速度の変化量である△N
・f(θ)を求め、これを従来のライン速度変化量△VL
に加えて巻取リールの巻取速度変化量△Vとし、慣性補
償演算器(19)へ入力する。
なお、上記実施例では、ターレット回転角度θからf
(θ)を求めるのに関数変換器(18)を用いたが、三角
関数を使った演算で求めてもよい。又、ターレット回転
角度に時間に対して独立な変数として扱っている為、タ
ーレット回転速度Nにf(θ)を乗じてから微分しても
巻取リールの巻取速度変化量である△N・f(θ)を得
ることができる。又、巻取位置Aから巻付位置Bへ移動
するターレットの回転速度Nが回転角度θの関数である
場合は△N・f(θ)を一つの関数g(θ)として扱う
ことが可能である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、ターレット回転時
に起こるリールの払出,巻取速度の変化に対する慣性補
償を行っている為、ターレット回転時に張力変動を起こ
さない払出,巻取リールを得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のリール張力制御装置を使ったターレ
ット型の巻取リール、第2図この発のリール張力制御装
置のブロック図、第3図を関数f(θ)を示すグラフ、
第4図は従来の張力制御装置のブロック図である。 図において(1)は巻取リール、(2)はターレット、
(3)はピンチロールである。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転するターレットに取付られた可動式の
    払出及び、巻取リールにおいて、ターレットの回転速度
    変化量及び回転角度から、ターレット回転時に生じるリ
    ールの払出,巻取速度変化量を求めて、その速度変化量
    に相当する慣性補償を行うことを特徴とするリール張力
    制御装置。
JP32253188A 1988-12-20 1988-12-20 リール張力制御装置 Expired - Lifetime JP2644564B2 (ja)

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JPH02169475A JPH02169475A (ja) 1990-06-29
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