JPH02100952A

JPH02100952A - ターレット制御装置

Info

Publication number: JPH02100952A
Application number: JP25036088A
Authority: JP
Inventors: Motochika Shintaku; 基親新宅
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-10-04
Filing date: 1988-10-04
Publication date: 1990-04-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はターレット制御装置に係り、特にターレット軸
を旋回させるに際して変化するシート材の張力の変動を
安定させることのできるターレット制御装置に関する。

（従来の技術）第４図は従来の旋回式２軸アンワインダ装置（ターレッ
ト装置）を示している。このターレット装置は、ターレ
ット？Ｔｏｌと、この軸１の両端に枢支された２個のア
ンワインダロール２．３と、これらロール２．３に巻回
されたシート材４を案内するガイドロール５と、同じく
ロール２．３に巻回されたシート材４に張力を付与する
ダンサ−６と、このダンサ−６の位置を検出する位置検
出器８と、アンワインダロール２．３を回転させるモー
タ９，１０と、ターレット軸１を旋回させるモータ１１
と、このモータ１１の回転を制御する速度制御装置１２
と、この速度制御装置１２に速度基準を与える速度設定
器１３とで構成されている。

第５図は旋回式２軸ターレツト装置の作動状態を示して
いる。同図Ａに示されるように、先ず、アンワインダロ
ール２からシート材４が繰出され、このシート材４が残
り少なくなると、同図Ｂ、　　Ｃに示されるように、タ
ーレット軸１が支点１５を中心に図中で反時計方向に旋
回され、同図りのように完全にアンワインダロール２．
３の位置が逆転されると、シート材４が点ａのあたりで
切断され、この切断されたシート材４の端はアンワイン
ダロール３のシート材４の端に接続され、今度は、この
シート材４が連続的に繰出されるようになっている。

また、ターレット軸１には軸１６が固着され、この軸１
６の両端には補助ロール１７．１８が枢支され、この補
助ロール１７．１８は、第５図Ｃ１Ｄから明らかなよう
に、ターレット軸１が旋回される際にシート材４を支持
するようになっている。

（発明が解決しようとする課題）ところで、この種の従来の旋回式２軸ターレツト装置で
は、ターレット軸１を旋回させる際に、シート材４に付
与される張力に変動が生じる。すなわち、第５図Ａ乃至
りから明らかなように、ターレット軸１の旋回が進行し
て角度θが大きくなると、それにつれてシート材４のパ
ス長さが長くなり、シート材４に付与される張力が増大
する。

このシート材４のパス長さは角度θの変化に応じて変化
するので、このような場合には、従来、その変化に対応
するようにダンサ−６の位置が上下に調整される。

しかしながら、シート材４の張力をダンサ−６により補
正するのでは、それを制御する制御系にかならず応答時
間の遅れが生じるので十分ではなく、さらにターレット
旋回中に常にダンサ−６の位置が変化するので、これも
またシート材４の張力を変動させる原因ともなる。

そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する
問題点を解消し、ターレット旋回中に、シート材のパス
長さが変化しても、シート材の張力を安定して制御でき
るようにしたターレット制御装置を提供することにある
。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明は、ターレット軸に
取付けられシート材が巻回される複数のアンワインダロ
ール若しくはワインダロールを該ターレット軸ごと任意
の速度で旋回させる速度制御手段を備えたターレット制
御装置において、上記ターレット軸の旋回角度を検出す
る角度検出手段と、上記アンワインダロール若しくはワ
インダロールの直径を検出する直径検出手段と、上記角
度検出値および上記直径検出値から上記シート材のパス
長さを演算するパス長さ演算手段と、このパス長さの時
間変化率を算出する変化率演算手段と、規定のパス長さ
変化率を発生するパターン発生手段と、上記算出された
変化率と上記規定の変化率との偏差を補正する偏差制御
手段と、この偏差の補正信号を上記速度制御手段の入力
信号に加算する加算手段とを備えたことを特徴とするも
のである。

（作　用）本発明によれば、アンワインダロール若しくはワインダ
ロールに巻回されるシート材のパス長さを、ターレット
軸の旋回角度とロールの直径とから算出し、この算出結
果からパス長さの時間変化率を算出し、この算出結果と
予め規定されたパス長さ変化率のパターンとを比較し、
その偏差を求め、さらにこの偏差を補正し、この補正の
信号を速度制御手段の入力信号に加算し、この加算され
た信号によりターレット軸の回転速度を制御する。

これによれば、パス長さの変化を一定にするようにター
レット軸の回転速度を制御することになるので、ダンサ
−を余分に調整する必要がなくなり、常に、安定してシ
ート材の張力変動を抑えることができる。

（実施例）以下、本発明によるターレット制御装置の一実施例を第
４図と同一部分に同一符号を付して示した第１図乃至第
３図を参照して説明する。

第１図において、このターレット装置は、ターレット軸
１と、この軸１の両端に枢支された２個のアンワインダ
ロール２．３と、これらロール２．３に巻回されたシー
ト材４を案内するガイドロール５と、同じくロール２．
３に巻回されたシート材４に張力を付与するダンサ−６
と、このダンサ−６の位置を検出する位置検出器８と、
アンワインダロール２．３を回転させるモータ９，１０
と、ターレット軸１を旋回させるモータ１１と、このモ
ータ１１の回転を制御する速度制御装置１２と、この速
度制御装置１２に速度基準を与える速度設定器１３とで
構成されている。以上の構成は従来のものと同じである
。

しかして、この実施例によれば、ターレット軸１を旋回
させるモータ１１に制御系２０が付加されている。この
制御系２０は、ターレット軸１の旋回角度θ（第５図）
を検出する角度検出器２１と、アンワインダロール２．
３の直径を検出する直径検出器２２と、角度検出信号お
よび直径検出信号に基づいてアンワインダロール２から
ガイドロール５までのシート材４のパス長さを演算する
パス長さ演算器２３と、このパス長さ演算信号の変化率
を算出する変化率演算器２４と、規定のパス長さ変化率
を発生させるパターン発生器２５と、パス長さ演算信号
に基づく変化率と規定のパス長さ変化率との偏差から補
正値を算出する偏差制御器２６とで構成されている。

第２図はターレット装置の配置関係を示している。同図
中で、Ｄ、ＤＩ、Ｄ２は各ロールの直径を示し、Ｌ　ｔ
　、　　Ｌ　２は距離を示している。ここで、上述のパ
ス長さは以下の２つの演算式（１）　、　（２）に基づ
いて算出することができる。

シート材４と補助ロール１７．１８とが離れているとき
（第５図Ａ、Ｂ）、アンワインダロール２からガイドロ
ール５までのパス長さをＬとすると、Ｋ２−２ＸＬＩＸ（Ｌｌ＋Ｌ２）一方、シート材４と補助ロール１７．１８とが接触して
いるとき（第５図Ｃ，Ｄ）、同じくアンワインダロール
２からガイドロール５までのパス長さをＬとすると、Ｋ５−２Ｘ、／　２ＸＬｌこれら２つの演算式（１）　、　（２）のいずれを選択
してパス長さをＬを演算するかについては、予め、演算
式（１）と演算式（２）の値が一致する旋回角度θを求
めておき、この旋回角度θに実際の旋回角度が到達した
とき、演算式（１）から演算式（２）に切換わるよう構
成される。

次に、本実施例の作用を説明する。

先ず、角度検出器２１からの角度θの検出信号と、直径
検出器２２からの直径りの検出信号とはパス長さ演算器
２３に入力される。ここでは上述の演算式（１）　、　
（２）のいずれかに基づいてパス長さしが算出される。

このパス長さしの検出信号は変化率演算器２４に入力さ
れ、ここではターレ・ソト旋回時に連続的に変化するパ
ス長さしの時間変化率が求められる。このパス長さしの
変化率は、パターン発生器２５からの規定の変化率と比
較され、この偏差の信号は偏差制御器２６に入力される
。ここでは偏差に基づいて補正値が算出され、この補正
値は、速度設定器１３からの速度基準値に加算器２７を
介して加算され、この加算値は速度制御装置１２に入力
され、よってターレット軸１を旋回させるモータ１１の
回転速度が制御される。

第３図はターレット旋回中のパス長さしの変化率のパタ
ーンの一例を示している。この例によれば、起動時から
加速完了（変化率の増加完了）までの間はパス長さＬの
変化率は連続的に変化するが、加速完了から減速開始ま
での間は変化率が変化しない。したがって、このような
パターンに従ってパス長さしの変化率が変化するように
、実際の変化率と規定の変化率との偏差をフィードバッ
クしながらモータ１１−の回転速度を制御すれば、ター
レット旋回中にシート材４に付与される張力の変動を確
実に抑えることができる。また、モータ１１の回転速度
を制御することによりシート材４にト）”Ｆされる張力
の変動を抑えるので、ダンサ−６を余り調整する必要が
なくなり、より確実に張力の変動を抑えることができる
。

以上、一実施例について説明したが、上述の変化率演算
器２４は省略することができる。この場合には、パス長
さの変化率でなくパス長さＬ自体のパターンを発生させ
ることで同様の効果を得ることができる。また、アンワ
インダロール２，３を２つ有するターレット装置につい
て説明したが、本発明は、３つ以上有するターレット装
置にも適用でき、さらに巻取り用のワインダロールを有
するターレット装置にも適用できる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、シー
ト材のパス長さの変化率を演算し、この変化率と予め規
定された変化率パターンとの偏差を算出し、これを補正
し、この補正による信号を速度制御手段の基準速度信号
に加算し、パス長さの変化を一定にするよう、ターレッ
ト軸の回転速度を制御したので、ダンサ−を余分に調整
する必要がなくなり、常に、安定してシート材の張力変
動を抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるターレット制御装置の一実施例を
示す系統図、第２図は同じくターレット制御装置の配置
関係を示す側面図、第３図はパス長さ変化率を示す線図
、第４図は従来のターレット制御装置を示す系統図、第
５図Ａ乃至りはそれぞれターレット制御装置の作動状態
を示す側面図である。１・・・ターレット軸、２，３・・・アンワインダロー
ル、４・・・シート材、６・・・ダンサ−１１２・・・
速度制御装置、２１・・・角度検出器、２２・・・直径
検出器、２３・・・パス長さ演算器、２４・・・変化率
演算器、２５・・・パターン発生器、２６・・・偏差制
御器、２７・・・加算器。出願人代理人　　佐　　藤　　−雄第　２　図第囚

Claims

【特許請求の範囲】

ターレツト軸に取付けられシート材が巻回される複数の
アンワインダロール若しくはワインダロールを該ターレ
ツト軸ごと任意の速度で旋回させる速度制御手段を備え
たターレツト制御装置において、上記ターレツト軸の旋
回角度を検出する角度検出手段と、上記アンワインダロ
ール若しくはワインダロールの直径を検出する直径検出
手段と、上記角度検出値および上記直径検出値から上記
シート材のパス長さを演算するパス長さ演算手段と、こ
のパス長さの時間変化率を算出する変化率演算手段と、
規定のパス長さ変化率を発生するパターン発生手段と、
上記算出された変化率と上記規定の変化率との偏差を補
正する偏差制御手段と、この偏差の補正信号を上記速度
制御手段の入力信号に加算する加算手段とを備えたこと
を特徴とするターレツト制御装置。