JPS60227315A - 電気絶縁用ガラス布の表面処理方法 - Google Patents

電気絶縁用ガラス布の表面処理方法

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Publication number
JPS60227315A
JPS60227315A JP8446784A JP8446784A JPS60227315A JP S60227315 A JPS60227315 A JP S60227315A JP 8446784 A JP8446784 A JP 8446784A JP 8446784 A JP8446784 A JP 8446784A JP S60227315 A JPS60227315 A JP S60227315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass cloth
surface treatment
treatment agent
electrically insulating
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP8446784A
Other languages
English (en)
Inventor
島本 勇治
森井 賢作
神夫 米本
笠井 与志治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、産業機器用、電子機器用等の積層板の製造
において用いられる電気絶縁用ガラス布の表面処理方法
に関する。
〔背景技術〕
積層板用に用いられるガラス布は、一般的にEガラスと
呼ばれる組成のガラスの糸を用いて平織の布をつ(つた
後、有機物が除去出来る程度の高温で処理して有機物を
除去した後、表面処理剤の入った液に浸漬し、これを乾
燥機に導き、水や溶剤等の成分を除去してつくられてい
る。
この場合、フィラメントの径が5ミクロン〜11ミクロ
ンの糸を100本〜800本集束してこれに撚りをかけ
たヤーンを用いて平織のガラス布はつくられるために、
表面処理剤でヤーンに束ねられているモノフィラメント
の表面全部を被覆させることが困難であった。そのため
に、ガラス布を用いて作った積層板の吸湿後の耐熱性が
低いという欠点や、半田浸漬後に樹脂とガラスモノフィ
ラメント間で剥離現象が起きるという問題が発生してい
た。
〔発明の目的〕
そこで、この発明は、表面処理剤でモノフィラメントの
表面全部を被覆させることにより、電気絶縁用に最適な
ガラス布を得ることのできる表面処理方法を提供するこ
とを目的としている。
〔発明の開示〕
集束され、かつ、布に織られるものであることから、表
面処理剤によって被覆されにくい部分を生じているので
、このような部分をどのようにして被覆するかを種々検
討した。ガラス布を表面処理剤の入った液に長時間(約
20分間以上)浸漬して被覆する方法、あるいは真空中
でガラス布を表面処理剤の入った液に浸漬して被覆する
方法を゛考えた。しかし、前者の方法は、短時間で表面
処理ができず生産速度が非常に遅くなり、後者の方法で
は、連続的にガラス布を処理することが困難になるとい
ったような欠点があるので、両者とも、工業的にガラス
布を表面処理するには全く非実用的であった。
そこで、■表面処理剤液に超音波の振動を与える方法、
および、■表面処理剤液にガラス布を浸漬中または浸漬
後にガラス布を加圧する方法を検討したところ、吸湿後
の耐熱性や半田後の樹脂とガラスモノフィラメントの密
着性が良好な積層板を得ることのできるガラス布ができ
るということを見出し、ここに、この発明を完成した。
すなわち、この発明は、表面処理剤を分散または溶解さ
せた液体にガラス布を浸漬してガラス布の表面を表面処
理剤で被覆する際に、表面処理剤を経由してガラス布に
超音波を加えることを特徴とする電気絶縁用ガラス布の
表面処理方法をその第1の要旨とし、表面処理剤を分散
または熔解させた液体にガラス布を浸漬してガラス布の
表面を表面処理剤で被覆する際に、表面処理剤液に浸漬
中および/または浸漬後にガラス布に圧力を加えること
を特徴とする電気絶縁用ガラス布の表面処理方法をその
第2の要旨とする。以下に、この発明の詳細な説明する
第1図および第2図は、この発明にかかるガラス布の表
面処理を実施するのに用いられる装置をあられす。具体
的には、つぎの■、■のように実施した。
■ 第1図の装置を用い、有機物除去の終っている長尺
のガラス布8を連続的に槽1に送り、ここで表面処理剤
を分散または熔解させた液2に浸漬させる。その時に、
超音波振動子4を用いて超音波をかける。超音波振動の
効果により、ガラス布のモノフィラメント間にある気泡
がモノフィラメントより離脱し、モノフィラメントが表
面処理剤液により被覆されるようにした。超音波は10
KH2〜IMHzの周波数のものが好ましい。l0KH
7未満では可聴周波数となり工業的な実用性がなく、ま
た、IMHzを超えるとモノフィラメント間。
にある気泡を離脱させる力が低くなり実用性がないから
である。もちろん、l0KH2〜IMHzの範囲の周波
数であれば、単一周波数でなく、各種の周波数を併用し
たものであってもよい。ガラス布8に対し、このように
して連続的に表面処理剤液中をガイドロール3を経由し
て通過させたあと、過剰の表面処理剤液を、絞りロール
5を用いて絞り出し、引続き、水や溶剤等を除くために
乾燥機6を通した後、巻き取る。図中、7はテンシコン
ロール、9は巻取ロールである。このあと、ガラス布は
積層製造工程に送られるのである。
■ 第2図の装置を用い、同様にしてガラス布表面処理
を行う、この方法では、超音波の代わりに表面処理剤液
2中にガラス布8を浸漬した状態で、または浸漬した後
でガラス布に加圧ロールlOを用いて圧力をかけること
により、モノフィラメント間にある気泡をモノフィラメ
ントから離脱させ、モノフィラメントが表面処理剤液に
よって被覆されるようにした。加圧は2kg/−以上で
行うのが好ましい。2 kg / cd未満では気泡を
離脱させる効果が少なくなる傾向にある。このようにし
て処理されガラス布は、積層板製造工程に送られる。図
中、1は槽、3はガイドロール、5は絞りロール、6c
[;燥機、7はテンションロール、9は巻取ロールであ
る。
この発明においては、超音波を掛けることと加圧するこ
ととを併用してもよい。
ここで用いる表面処理剤は、シラン系カップリング剤や
チタネート系カップリング剤等の公知の表面処理剤であ
る。また、その表面処理剤を希釈する液体としては、水
、アルコール等を用いる。
このようにして調整された表面処理剤液に、界面活性剤
や反応基を持たないシラン系組成物を添加することはも
ちろん差支えない。
つぎに、実施例および比較例について説明する(実施例
1) 表面処理剤液として、γ−グリシドキシ・プロピル・ト
リメトキシ・シラン3重量部とイオン交換水91@M部
を混合・攪拌した溶液を用いた。゛有機物の除去を熱処
理によって終えた2 05 g/dのガラス布を40K
Hzの超音波の振動を与えられている表面処理剤液に導
き、浸漬が終った後120℃で乾燥して、ガラス布を得
た。この時のガラス布への乾燥後の表面処理剤の付着量
が0.5 M量%となるよう絞りロールで調整した。
このガラス布を用いてガラス布基材銅張り積層板を作成
した。その条件は次の通りである。エポキシ樹脂として
は、エポキシ当量520のハロゲン化ビスフェノールA
型エポキシ85重itWとエポキシ当量180のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂15重量部を用い、硬化剤と
しては、ジシアンジアミド3.5重量部とイミダゾール
0.1重量部を用いた。この配合の樹脂を溶媒に熔解し
、ガラス布に含浸したあと、150℃で5分間加熱して
樹脂分42重量%のプリプレグをつくった。このように
して得られたプリプレグを8枚重ねると共にその両面に
厚み35μの銅箔を載置した。そして、これらをステン
レス製プレートの間にはさみ、圧力50kg/cd、温
度170℃で100分間成型して、積層板を得た。
(実施例2) 実施例1と同様に、表面処理剤液として、γ−グリシド
キシ・プロピル・トリメトキシ・シラン3重量部とイオ
ン交換水97重量部を混合・攪拌した溶液を用いた。有
機物の除去を熱処理によって終えた2 05 g/cd
のガラス布を前記の表面処理剤液に導き、第2図のよう
に浸漬した状態で加圧ロールにより4kg/ctlの圧
力を2回ガラス布に加えた後、120℃で乾燥して、表
面処理ガラス布を得た。この時のガラス布への表面処理
剤の付着量が0.5重量%となるよう絞りロールで調整
した。
このガラス布を用いて、実施例1と同様にしてガラス布
基材銅張り積層板を作成した。
(実施例3) 実施例1の方法と実施例2の方法とを併用した方法でガ
ラス布の表面処理を行った。
このガラス布を用いて、実施例1と同様にしてガラス布
基材銅張り積層板を作成した。
(比較例) 実施例1と同様に、表面処理剤液として、γ−グリシド
キシ・プロピル・トリメトキシ・シラン3重量部とイオ
ン交換水97重量部を混合・攪拌した溶液を用いた。有
機物の除去をガラス布を熱処理することによって終えた
2 05 g/ldのガラス布を、前記の表面処理剤液
に導き、超音波や圧力等の機械的な外力を加えることな
く、浸漬した後、120℃で乾燥してガラス布を得た。
この時のガラス布への表面処理剤の付着量が0.5重量
%となるよう絞りロールで調整した。
このガラス布を用いて実施例1と同様にしてガラス布基
材銅張り積層板を作成した。
第1表に、実施例1.2.3および比較例で得た積層板
の性能を示す。この結果かられかるように、実施例では
、表面処理剤のガラスモノフィラメントへの被覆が完全
になったために、複合材としての積層板の性能をより向
上させることができた。
(以 下 余 白) 第 1 表 〔発明の効果〕 この発明は、以上のごとき表面処理方法であるので、表
面処理性のよい電気絶縁用ガラス布を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の実施例をあられす説明
図、第3図は絶縁抵抗を調べるときのパターンを示す説
明図である。 2・・・表面処理剤液 4・・・超音波振動子 5・・
・絞りロール 6・・・乾燥機 10・・・加圧ロール
代理人 弁理士 松 本 武 彦 第1図 第2図 10 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11表面処理剤を分散または溶解させた液体にガラス
    布を浸漬してガラス布の表面を表面処理剤で被覆する際
    に、表面処理剤を経由してガラス布に超音波を加えるこ
    とを特徴とする電気絶縁用ガラス布の表面処理方法。 (2)超音波の周波数がl0KH2〜IMH2であり、
    かつ、その周波数が単一周波数または何種類かの周波数
    が組合せられてなる特許請求の範囲第1項記載の電気絶
    縁用ガラス布の表面処理方法。 (3) 表面処理剤を分散または熔解させた液体にガラ
    ス布を浸漬してガラス布の表面を表面処理剤で被覆する
    際に、表面処理剤液に浸漬中および/。 または浸漬後にガラス布に圧力を加えることを特徴とす
    る電気絶縁用ガラス布の表面処理方法。 (4) ガラス布に加える圧力が2 kg/cd以上で
    ある特許請求の範囲第3項記載の電気絶縁用ガラス布の
    表面処理方法。
JP8446784A 1984-04-25 1984-04-25 電気絶縁用ガラス布の表面処理方法 Pending JPS60227315A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63165441A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 Unitika Ltd ガラスクロスの処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63165441A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 Unitika Ltd ガラスクロスの処理方法

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