JPH06248572A - 繊維強化複合材料用ガラス織物 - Google Patents
繊維強化複合材料用ガラス織物Info
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- JPH06248572A JPH06248572A JP5055219A JP5521993A JPH06248572A JP H06248572 A JPH06248572 A JP H06248572A JP 5055219 A JP5055219 A JP 5055219A JP 5521993 A JP5521993 A JP 5521993A JP H06248572 A JPH06248572 A JP H06248572A
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- Japan
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- glass cloth
- silicic acid
- glass
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 開繊処理を施している。織物を構成するガラ
ス繊維は、その表面にコロイド珪酸が施与されている。 【効果】 樹脂をよく含浸する。プレプレグを重ね合わ
せて加熱加圧した際に、スリップ現象がみられない。耐
熱性に優れた積層板を得ることができる。
ス繊維は、その表面にコロイド珪酸が施与されている。 【効果】 樹脂をよく含浸する。プレプレグを重ね合わ
せて加熱加圧した際に、スリップ現象がみられない。耐
熱性に優れた積層板を得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、積層板の製造に用いら
れる繊維強化複合材料用の強化材として好適なガラス織
物に関する。
れる繊維強化複合材料用の強化材として好適なガラス織
物に関する。
【０００２】
【従来の技術】ガラス織物を強化材とする積層板は、機
械特性，電気特性，耐熱性，耐薬品性等において非常に
優れている。このため、電子機器，電気通信機等に使用
される電気絶縁板または印刷回路用銅張積層板を補強す
る強化材として、ガラス織物が主として用いられてい
る。これらガラス織物は、例えばエポキシ樹脂等からな
るワニスに浸漬し、予備乾燥させたのちプリプレグと成
している。さらにこれらのプリプレグを所定の大きさに
裁断し、複数の枚数を重ね、上部表面及び下部表面に銅
箔を重ね合わせて加熱加圧成形し、積層板を製造してい
る。
械特性，電気特性，耐熱性，耐薬品性等において非常に
優れている。このため、電子機器，電気通信機等に使用
される電気絶縁板または印刷回路用銅張積層板を補強す
る強化材として、ガラス織物が主として用いられてい
る。これらガラス織物は、例えばエポキシ樹脂等からな
るワニスに浸漬し、予備乾燥させたのちプリプレグと成
している。さらにこれらのプリプレグを所定の大きさに
裁断し、複数の枚数を重ね、上部表面及び下部表面に銅
箔を重ね合わせて加熱加圧成形し、積層板を製造してい
る。
【０００３】しかしながら多数のプリプレグを重ね合わ
せて加熱加圧成形するに際し、溶融した樹脂が層間で動
くため、ガラス織物も同時に動くことになる。すなわ
ち、ガラス織物のスリップが発生し易く、安定した品質
の積層板が得られないという欠点があった。
せて加熱加圧成形するに際し、溶融した樹脂が層間で動
くため、ガラス織物も同時に動くことになる。すなわ
ち、ガラス織物のスリップが発生し易く、安定した品質
の積層板が得られないという欠点があった。
【０００４】更に最近では、一定の枚数のプリプレグを
積層することで、様々な板厚のものを得られる方法が要
求されてきており、例えば板厚を上げようとする場合に
は、プリプレグの樹脂付着量を多くして対応する必要が
あり、このような場合は、上述の欠点が一層発生し易く
なる。
積層することで、様々な板厚のものを得られる方法が要
求されてきており、例えば板厚を上げようとする場合に
は、プリプレグの樹脂付着量を多くして対応する必要が
あり、このような場合は、上述の欠点が一層発生し易く
なる。
【０００５】かかる欠点をを改善する方法としては、積
層したプリプレグの四方端部に位置決め用の基準穴をド
リリングし、この穴にガイドピンを立てて、熱圧着させ
る方法（ピンラミネート方式）が知られている。しか
し、この方法では、プリプレグを穴あけする工程を必要
とし、生産性の向上及びコスト的にも満足できるもので
はない。
層したプリプレグの四方端部に位置決め用の基準穴をド
リリングし、この穴にガイドピンを立てて、熱圧着させ
る方法（ピンラミネート方式）が知られている。しか
し、この方法では、プリプレグを穴あけする工程を必要
とし、生産性の向上及びコスト的にも満足できるもので
はない。
【０００６】更に、上記の欠点を改善する方法として
は、加熱加圧する際の圧力を低くし、溶融した樹脂の移
動する量を少なくする方法も考えられるが、この方法で
は樹脂中に存在する気泡が抜けきれず、得られる積層板
にカスレやボイド等が発現するといった問題点がある。
は、加熱加圧する際の圧力を低くし、溶融した樹脂の移
動する量を少なくする方法も考えられるが、この方法で
は樹脂中に存在する気泡が抜けきれず、得られる積層板
にカスレやボイド等が発現するといった問題点がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な問題点を解決し、樹脂含浸性に優れ、積層板を製造す
るためにプリプレグを重ね合わせて加熱加圧した際にス
リップ現象が見られず、耐熱性に優れた積層板を製造す
るのに好適な繊維強化複合材料用ガラス織物を提供する
ことを目的とするものである。
な問題点を解決し、樹脂含浸性に優れ、積層板を製造す
るためにプリプレグを重ね合わせて加熱加圧した際にス
リップ現象が見られず、耐熱性に優れた積層板を製造す
るのに好適な繊維強化複合材料用ガラス織物を提供する
ことを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、ガ
ラス繊維で構成され且つ開繊処理が施された織物におい
て、前記ガラス繊維がその表面にコロイド珪酸を施与し
たものであることを特徴とする繊維強化複合材料用ガラ
ス織物によって達成される。
ラス繊維で構成され且つ開繊処理が施された織物におい
て、前記ガラス繊維がその表面にコロイド珪酸を施与し
たものであることを特徴とする繊維強化複合材料用ガラ
ス織物によって達成される。
【０００９】本発明の織物を構成するガラス繊維は長繊
維であれば、その単糸径、収束本数等が特に制限される
ものではない。また、ガラスの組成も特に限定されるも
のではなく、例えば一般に電気絶縁板またはプリント配
線板に用いられているアルカリ成分の少いＥガラス、誘
電率の低いＤガラス、高強度であるＳガラス等を挙げる
ことができる。ガラス織物の織組織は、例えば平織り、
綾織り、朱子織り等を挙げることができるがこれらに限
定されるものではない。
維であれば、その単糸径、収束本数等が特に制限される
ものではない。また、ガラスの組成も特に限定されるも
のではなく、例えば一般に電気絶縁板またはプリント配
線板に用いられているアルカリ成分の少いＥガラス、誘
電率の低いＤガラス、高強度であるＳガラス等を挙げる
ことができる。ガラス織物の織組織は、例えば平織り、
綾織り、朱子織り等を挙げることができるがこれらに限
定されるものではない。
【００１０】本発明のガラス織物は、コロイド珪酸で処
理され、構成するガラス繊維の表面にコロイド珪酸が施
与されている。コロイド珪酸による処理は、必要に応じ
脱糊処理されたガラス織物を、例えばコロイド珪酸の水
溶液に浸漬させた後乾燥する方法、あるいは同様の溶液
をガラス織物に散布して加圧ローラー等で絞液後乾燥す
る方法等を挙げることができるが、ガラス繊維にコロイ
ド珪酸を付着せしめる方法であれば公知の適宜な方法に
よって行なえばよい。
理され、構成するガラス繊維の表面にコロイド珪酸が施
与されている。コロイド珪酸による処理は、必要に応じ
脱糊処理されたガラス織物を、例えばコロイド珪酸の水
溶液に浸漬させた後乾燥する方法、あるいは同様の溶液
をガラス織物に散布して加圧ローラー等で絞液後乾燥す
る方法等を挙げることができるが、ガラス繊維にコロイ
ド珪酸を付着せしめる方法であれば公知の適宜な方法に
よって行なえばよい。
【００１１】本発明においてガラス繊物に施与するコロ
イド珪酸とは、水化物として水中に懸濁している二酸化
ケイ素のことで本発明のガラス織物は、通常上記コロイ
ド珪酸の水懸濁液を施与したのち乾燥して用いられる。
尚、本発明においては、非水液体中に懸濁したコロイド
珪酸を施与する方法で処理してもよい。
イド珪酸とは、水化物として水中に懸濁している二酸化
ケイ素のことで本発明のガラス織物は、通常上記コロイ
ド珪酸の水懸濁液を施与したのち乾燥して用いられる。
尚、本発明においては、非水液体中に懸濁したコロイド
珪酸を施与する方法で処理してもよい。
【００１２】ガラス織物に施与したコロイド珪酸の乾燥
は、通常の乾燥条件で行えばよく、例えば乾燥温度が１
００〜１５０℃、乾燥時間が２０秒〜１０分を挙げるこ
とができ、乾燥速度およびガラス織物の種類等を考慮し
て、適宜選定すれば良い。
は、通常の乾燥条件で行えばよく、例えば乾燥温度が１
００〜１５０℃、乾燥時間が２０秒〜１０分を挙げるこ
とができ、乾燥速度およびガラス織物の種類等を考慮し
て、適宜選定すれば良い。
【００１３】本発明のガラス織物は、樹脂との相溶性を
向上せしめるため、通常シラン系化合物等のカップリン
グ剤で表面処理して用いられるが、本発明に係るコロイ
ド珪酸による処理は、上記カップリング剤による表面処
理と同時に行ってもよく、あるいはカップリング剤処理
の前か後で行ってもよい。
向上せしめるため、通常シラン系化合物等のカップリン
グ剤で表面処理して用いられるが、本発明に係るコロイ
ド珪酸による処理は、上記カップリング剤による表面処
理と同時に行ってもよく、あるいはカップリング剤処理
の前か後で行ってもよい。
【００１４】本発明において、コロイド珪酸処理後にガ
ラス繊維に付着するコロイド珪酸の付着量は、ガラス繊
維重量に対し、好ましくは０．１〜２．０重量％、更に
好ましくは０．３〜１．０重量％である。付着量は、所
望するガラス織物の厚さ等に応じて適宜選定すればよ
い。
ラス繊維に付着するコロイド珪酸の付着量は、ガラス繊
維重量に対し、好ましくは０．１〜２．０重量％、更に
好ましくは０．３〜１．０重量％である。付着量は、所
望するガラス織物の厚さ等に応じて適宜選定すればよ
い。
【００１５】本発明のガラス織物は、上記コロイド珪酸
を施与したのち、バイブロウォッシャー，ウォータージ
ェット等の手段で開繊処理が施されたものである。開繊
処理によってガラス織物は樹脂に対する含浸性が一層向
上することになる。
を施与したのち、バイブロウォッシャー，ウォータージ
ェット等の手段で開繊処理が施されたものである。開繊
処理によってガラス織物は樹脂に対する含浸性が一層向
上することになる。
【００１６】ガラス織物は、コロイド珪酸を施与するこ
とにより、施与前のものよりもその厚味が若干厚いもの
となる。このことは、コロイド珪酸の粒径が一般に１０
〜２０ｍμの超微粒子であるため、この種の織物に通常
使用されている直径３〜１０μｍのガラス繊維のフィラ
メント間の微細な隙間へ容易に入り込むことが出来、乾
燥後、この粒子がフィラメント間の隙間を確保する作用
効果を奏するためと考えられる。
とにより、施与前のものよりもその厚味が若干厚いもの
となる。このことは、コロイド珪酸の粒径が一般に１０
〜２０ｍμの超微粒子であるため、この種の織物に通常
使用されている直径３〜１０μｍのガラス繊維のフィラ
メント間の微細な隙間へ容易に入り込むことが出来、乾
燥後、この粒子がフィラメント間の隙間を確保する作用
効果を奏するためと考えられる。
【００１７】ガラス織物に開繊処理を施すと、樹脂含浸
性の向上することは公知であるが、本発明に係るコロイ
ド珪酸を施与することで樹脂含浸性は、更に向上するこ
とになる。
性の向上することは公知であるが、本発明に係るコロイ
ド珪酸を施与することで樹脂含浸性は、更に向上するこ
とになる。
【００１８】
【発明の効果】本発明のガラス織物は、コロイド珪酸で
処理したため、樹脂の含浸性が極めて良好である。本発
明のガラス織物に樹脂を含浸したプリプレグを用い、こ
れを積層して加熱加圧した際、ガラス織物のスリップ現
象が殆ど見られず、カスレ，ボイド等も発現しない。更
に、本発明のガラス織物を用いれば、従来品よりも耐熱
性に優れた積層板を容易に得ることができる。本発明の
ガラス織物は、繊維強化複合材料用として極めて好適な
ものである。
処理したため、樹脂の含浸性が極めて良好である。本発
明のガラス織物に樹脂を含浸したプリプレグを用い、こ
れを積層して加熱加圧した際、ガラス織物のスリップ現
象が殆ど見られず、カスレ，ボイド等も発現しない。更
に、本発明のガラス織物を用いれば、従来品よりも耐熱
性に優れた積層板を容易に得ることができる。本発明の
ガラス織物は、繊維強化複合材料用として極めて好適な
ものである。
【００１９】
【実施例】以下、本発明をその実施例により具体的に説
明する。尚、その前に、本明細書における各種測定方法
について説明する。
明する。尚、その前に、本明細書における各種測定方法
について説明する。
【００２０】＜樹脂含浸性＞試料織物を、液状エポキシ
樹脂（商品名：アラルダイトＧＹ２６０，チバガイギー
社製）中に浸漬した時の光透過率の経時変化を２分間測
定した。含浸性の良いものほど光透過率が速やかに高く
なる。結果は相対的な評価として表わした。 ◎：極めて優れている ○：優れている △：普通（従来品と同程度） ×：不良
樹脂（商品名：アラルダイトＧＹ２６０，チバガイギー
社製）中に浸漬した時の光透過率の経時変化を２分間測
定した。含浸性の良いものほど光透過率が速やかに高く
なる。結果は相対的な評価として表わした。 ◎：極めて優れている ○：優れている △：普通（従来品と同程度） ×：不良
【００２１】＜スリップ長さ＞プリプレグを８枚重ね合
わせ、その上面及び下面に銅箔を重ね合わせて、加熱加
圧した際の、ガラス織物のスリップによるズレの最大距
離を測定した。
わせ、その上面及び下面に銅箔を重ね合わせて、加熱加
圧した際の、ガラス織物のスリップによるズレの最大距
離を測定した。
【００２２】＜カスレ・ボイドの有無＞得られた積層板
を目視観察して、カスレあるいはボイドの発生が確認さ
れるかどうかで判定した。
を目視観察して、カスレあるいはボイドの発生が確認さ
れるかどうかで判定した。
【００２３】＜煮沸保持時間＞得られた積層板を、煮沸
水中に浸漬して熱処理を施したのち、２６０°の半田浴
槽中で３０秒間処理し、デラミネーション，ミーズリン
グ等の発生の有無について調べた。上記操作を煮沸水中
への浸漬時間を変えて行ない、デラミネーション，ミー
ズリング等が発生することのない最大の浸漬時間を求
め、これを煮沸保持時間とした。
水中に浸漬して熱処理を施したのち、２６０°の半田浴
槽中で３０秒間処理し、デラミネーション，ミーズリン
グ等の発生の有無について調べた。上記操作を煮沸水中
への浸漬時間を変えて行ない、デラミネーション，ミー
ズリング等が発生することのない最大の浸漬時間を求
め、これを煮沸保持時間とした。
【００２４】実施例１ ガラス繊維ＥＣＧ６７ １／０で構成され、糸密度が経
糸４１本／２５ｍｍ，緯糸３２本／２５ｍｍのガラス織
物を４００℃で２０時間ヒートクリーニングし、付着糊
剤を除去した。このガラス織物を濃度７重量％のコロイ
ド珪酸水懸濁液に浸漬し、絞液した後乾燥した。
糸４１本／２５ｍｍ，緯糸３２本／２５ｍｍのガラス織
物を４００℃で２０時間ヒートクリーニングし、付着糊
剤を除去した。このガラス織物を濃度７重量％のコロイ
ド珪酸水懸濁液に浸漬し、絞液した後乾燥した。
【００２５】続いて、シランカップリング剤としてのＮ
−β−（Ｎ−ビニルベンジルアミノエチル）−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン・塩酸塩（商品名：ＳＺ
−６０３２、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、
固形分５０％、５０％メタノール水溶液）１重量部を、
３％酢酸水溶液９９重量部に溶解したのち、３重量部の
メタノールを加えて調整して得たシランカップリング処
理液に、前記コロイド珪酸処理したガラス織物を浸漬
し、絞液したのち乾燥した。
−β−（Ｎ−ビニルベンジルアミノエチル）−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン・塩酸塩（商品名：ＳＺ
−６０３２、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、
固形分５０％、５０％メタノール水溶液）１重量部を、
３％酢酸水溶液９９重量部に溶解したのち、３重量部の
メタノールを加えて調整して得たシランカップリング処
理液に、前記コロイド珪酸処理したガラス織物を浸漬
し、絞液したのち乾燥した。
【００２６】このガラス織物を、水中でバイブロウォッ
シャーにより振動数５０００回／分の超波動を１０秒間
かけ、開繊処理を施した。
シャーにより振動数５０００回／分の超波動を１０秒間
かけ、開繊処理を施した。
【００２７】このようにして得られた処理織物に、下記
配合組成のエポキシ樹脂ワニスを充填し、１６０°で乾
燥して樹脂付着量４５重量％のプリプレグと成した。
配合組成のエポキシ樹脂ワニスを充填し、１６０°で乾
燥して樹脂付着量４５重量％のプリプレグと成した。
【００２８】
【表１】
【００２９】得られたプリプレグ８枚を５００ｍｍ×５
００ｍｍに裁断後重ね合わせ、その上面と下面に厚さ３
５μｍの銅箔を重ね、その上下にステンレス板を当てが
い、更にクラフト紙１０枚を上下に当てがって、得られ
た積層物全体を熱板に載せ、これを温度１７５℃、圧力
４０ｋｇ／ｃｍ2 で９０分間加熱加圧したのち、冷却し
ながら接触圧５ｋｇ／ｃｍ2 で９０分間保持し、厚さ
１．６ｍｍの銅張積層板を得た。
００ｍｍに裁断後重ね合わせ、その上面と下面に厚さ３
５μｍの銅箔を重ね、その上下にステンレス板を当てが
い、更にクラフト紙１０枚を上下に当てがって、得られ
た積層物全体を熱板に載せ、これを温度１７５℃、圧力
４０ｋｇ／ｃｍ2 で９０分間加熱加圧したのち、冷却し
ながら接触圧５ｋｇ／ｃｍ2 で９０分間保持し、厚さ
１．６ｍｍの銅張積層板を得た。
【００３０】上記実施例の結果は、表２に示す通りであ
った。
った。
【００３１】比較例１ 実施例１において行ったバイブロウォッシャーによる開
繊処理を行わない以外は、実施例１と同様にしてガラス
織物を処理し、プリプレグとなし、更に銅張積層板を得
た。結果は、表２に示す通りであった。
繊処理を行わない以外は、実施例１と同様にしてガラス
織物を処理し、プリプレグとなし、更に銅張積層板を得
た。結果は、表２に示す通りであった。
【００３２】比較例２ 実施例１において行ったコロイド珪酸による処理を施さ
ない以外は、実施例１と同様にしてガラス織物を処理
し、プリフレグとなし、更に銅張積層板を得た。結果
は、表２に示す通りであった。
ない以外は、実施例１と同様にしてガラス織物を処理
し、プリフレグとなし、更に銅張積層板を得た。結果
は、表２に示す通りであった。
【００３３】比較例３ 実施例１において行ったコロイド珪酸による処理及びバ
イブロウォッシャーによる開繊処理を施さない以外は、
実施例１と同様にしてガラス織物を処理し、プリプレグ
となし、更に銅張積層板を得た。結果は、表２に示す通
りであった。
イブロウォッシャーによる開繊処理を施さない以外は、
実施例１と同様にしてガラス織物を処理し、プリプレグ
となし、更に銅張積層板を得た。結果は、表２に示す通
りであった。
【００３４】
【表２】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｄ０３Ｄ 15/12 Ａ 7199−3Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】 ガラス繊維で構成され且つ開繊処理が施
された織物において、前記ガラス繊維がその表面にコロ
イド珪酸を施与したものであることを特徴とする繊維強
化複合材料用ガラス織物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5055219A JPH06248572A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 繊維強化複合材料用ガラス織物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5055219A JPH06248572A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 繊維強化複合材料用ガラス織物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06248572A true JPH06248572A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12992509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5055219A Pending JPH06248572A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 繊維強化複合材料用ガラス織物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06248572A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011125396A1 (ja) * | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 日東紡績株式会社 | シリカ微粒子保持ガラス繊維織物の製造方法、シリカ微粒子保持ガラス繊維織物及び繊維強化樹脂成形体 |
| JP2012116893A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Hitachi Chemical Co Ltd | プリプレグ及びそれを用いた積層板並びにプリント配線板 |
| CN108164928A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-06-15 | 广东生益科技股份有限公司 | 玻纤布基预浸料及其制备方法、层压板和印制电路板 |
| JP2020100913A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | 旭化成株式会社 | ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板 |
| WO2021251103A1 (ja) * | 2020-06-10 | 2021-12-16 | 日東紡績株式会社 | ガラス繊維強化樹脂成形品、電子機器筐体、モビリティ製品用内装部品、及び、モビリティ製品用外装部品 |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP5055219A patent/JPH06248572A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011125396A1 (ja) * | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 日東紡績株式会社 | シリカ微粒子保持ガラス繊維織物の製造方法、シリカ微粒子保持ガラス繊維織物及び繊維強化樹脂成形体 |
| JP5158287B2 (ja) * | 2010-04-05 | 2013-03-06 | 日東紡績株式会社 | シリカ微粒子保持ガラス繊維織物の製造方法 |
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| CN104047161A (zh) * | 2010-04-05 | 2014-09-17 | 日东纺绩株式会社 | 二氧化硅微粒附着其上的玻璃纤维织物和纤维增强树脂成型体 |
| US8980417B2 (en) | 2010-04-05 | 2015-03-17 | Nitto Boseki Co., Ltd. | Process for production of glass fiber fabric having silica microparticles adhered thereon, glass fiber fabric having silica microparticles adhered thereon, and fiber-reinforced molded resin article |
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| CN108164928A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-06-15 | 广东生益科技股份有限公司 | 玻纤布基预浸料及其制备方法、层压板和印制电路板 |
| CN108164928B (zh) * | 2017-12-25 | 2021-03-02 | 广东生益科技股份有限公司 | 玻纤布基预浸料及其制备方法、层压板和印制电路板 |
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| WO2021251103A1 (ja) * | 2020-06-10 | 2021-12-16 | 日東紡績株式会社 | ガラス繊維強化樹脂成形品、電子機器筐体、モビリティ製品用内装部品、及び、モビリティ製品用外装部品 |
| JP7014346B1 (ja) * | 2020-06-10 | 2022-02-01 | 日東紡績株式会社 | ガラス繊維強化樹脂成形品、電子機器筐体、モビリティ製品用内装部品、及び、モビリティ製品用外装部品 |
| US11591723B2 (en) | 2020-06-10 | 2023-02-28 | Nitto Boseki Co., Ltd. | Glass fiber-reinforced resin molded article, housing of electronic device, interior component for mobility product and exterior component for mobility product |
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