JPS6021940B2 - 磁気ヘツド用非磁性セラミツクス - Google Patents
磁気ヘツド用非磁性セラミツクスInfo
- Publication number
- JPS6021940B2 JPS6021940B2 JP55172970A JP17297080A JPS6021940B2 JP S6021940 B2 JPS6021940 B2 JP S6021940B2 JP 55172970 A JP55172970 A JP 55172970A JP 17297080 A JP17297080 A JP 17297080A JP S6021940 B2 JPS6021940 B2 JP S6021940B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- magnetic
- thermal expansion
- coefficient
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電子計算機等の各種磁気ヘッド、特にフロッ
ピーデスク用(Mn−Zn)フェライト磁気ヘッドの構
成に欠くことのできないスライダーもしくはスべ−サ−
として使用される非磁性セラミックスに関するものであ
る。
ピーデスク用(Mn−Zn)フェライト磁気ヘッドの構
成に欠くことのできないスライダーもしくはスべ−サ−
として使用される非磁性セラミックスに関するものであ
る。
磁気ヘッドを製作する場合、フェライトと非磁性セラミ
ックスをガラスでボンテイングを行う。
ックスをガラスでボンテイングを行う。
フェライトと非磁性セラミックスの熱膨張係数が、異な
ると、磁気ヘッドの組立時の熱処理において、材料に破
損を生じたり、製品に歪を残すことになり好ましくない
。また、非磁性セラミックスに空孔が多く存在すると、
例えば磁気ヘッドとフロッピーデスク等が接触して走行
する場合、デスクにコーティングされた磁性粉が空孔に
付着したり、チッピングのため、磁気ヘッドやフロッピ
ーデスクを損傷するため、空孔の小さいことが要求され
る。Mn−2nフェライトの熱膨張係数は25〜400
℃で、100〜120×10‐7/℃と言われ、非磁性
セラミックスの熱膨張係数もこの範囲で、任意に変化さ
せることができ、しかも安定して製造できることが重要
である。
ると、磁気ヘッドの組立時の熱処理において、材料に破
損を生じたり、製品に歪を残すことになり好ましくない
。また、非磁性セラミックスに空孔が多く存在すると、
例えば磁気ヘッドとフロッピーデスク等が接触して走行
する場合、デスクにコーティングされた磁性粉が空孔に
付着したり、チッピングのため、磁気ヘッドやフロッピ
ーデスクを損傷するため、空孔の小さいことが要求され
る。Mn−2nフェライトの熱膨張係数は25〜400
℃で、100〜120×10‐7/℃と言われ、非磁性
セラミックスの熱膨張係数もこの範囲で、任意に変化さ
せることができ、しかも安定して製造できることが重要
である。
従来は、例えば特公昭53−18524にみられる様に
、Ti02(24〜52wt%)−CaC03(27〜
6肌t%)これにSN02やMg0を添加して、熱膨張
係数の調整や、高密度化を行い機械的強度の改善をはか
っている。
、Ti02(24〜52wt%)−CaC03(27〜
6肌t%)これにSN02やMg0を添加して、熱膨張
係数の調整や、高密度化を行い機械的強度の改善をはか
っている。
このため熱膨張係数一つを取っても、目的の値にあわせ
るための組成が複雑となっている。本発明は上記従来技
術の欠点を改良し、Ti02とCa○との組成比で熱膨
張係数をコントロールし、気孔率は添加物によって減少
させるとともに、結晶粒の均質化を図り、機械的な強度
の改善を行ったものである。
るための組成が複雑となっている。本発明は上記従来技
術の欠点を改良し、Ti02とCa○との組成比で熱膨
張係数をコントロールし、気孔率は添加物によって減少
させるとともに、結晶粒の均質化を図り、機械的な強度
の改善を行ったものである。
すなわち、Ti02一Ca○系の状態図から熱膨張係数
はTi02とCa○,Ti02の2相安定領域ではTi
02とCaO,Ti02の存在する量で1対1に対応す
ると考え、種々検討した結果得られたものであり、本発
明にかかる非磁性セラミックスは、Tj0250〜70
モル%、Ca050〜30モル%よりなる主成分100
重量部に対してAそ2030.2〜4.0重量部を添加
したことを特徴とする。この範囲内において、熱膨張係
数Q(×10‐7/℃)はTi0250モル%(Ca0
50モル%)のQ=120からTi0270モル%(C
a030モル%)の。=100まで直線的に変化するた
め、この範囲の熱膨張係数を自由に選択できる。またA
そ203を添加することによって競結が促進し、気孔率
が減少すると同時にAそ203は主としてCa○,Ti
02と化合物を作り、Ca○,Ti02の結晶粒径を均
質化し微細にするため機械的強度を大きくする。さらに
本発明にかかる非磁性セラミックスはTi0250〜7
0モル%Ca050〜30モル%よりなる100重量部
に対してA〆2030.2〜4.の重量部を添加したも
のに、さらに削成分としてSi02,Mg0,Zr02
,Ba○,Sr○のなかから選ばれた少なくとも1種以
上でAど203の一部を置換したことを特徴とする。
はTi02とCa○,Ti02の2相安定領域ではTi
02とCaO,Ti02の存在する量で1対1に対応す
ると考え、種々検討した結果得られたものであり、本発
明にかかる非磁性セラミックスは、Tj0250〜70
モル%、Ca050〜30モル%よりなる主成分100
重量部に対してAそ2030.2〜4.0重量部を添加
したことを特徴とする。この範囲内において、熱膨張係
数Q(×10‐7/℃)はTi0250モル%(Ca0
50モル%)のQ=120からTi0270モル%(C
a030モル%)の。=100まで直線的に変化するた
め、この範囲の熱膨張係数を自由に選択できる。またA
そ203を添加することによって競結が促進し、気孔率
が減少すると同時にAそ203は主としてCa○,Ti
02と化合物を作り、Ca○,Ti02の結晶粒径を均
質化し微細にするため機械的強度を大きくする。さらに
本発明にかかる非磁性セラミックスはTi0250〜7
0モル%Ca050〜30モル%よりなる100重量部
に対してA〆2030.2〜4.の重量部を添加したも
のに、さらに削成分としてSi02,Mg0,Zr02
,Ba○,Sr○のなかから選ばれた少なくとも1種以
上でAど203の一部を置換したことを特徴とする。
副成分としてSi02,M幻,Zの2,舷○,Sr0,
。の少なくとも1種以上でA夕203の一部を置換する
ことによって母相のTiQ相の結晶粒蓬を微細化ししか
も気孔率を減少させるため暁鯖体の機械的強度を大きく
し、加工時の耐チッピング性を向上することができる。
次に、Ti02(50〜70モル%)、Ca○(50〜
30モル%)と限定した理由は、T;02が50モル%
以下(従ってCa050モル%以上)になると糠結性が
急激に悪くなり、TiQが70モル%以上(従ってCa
030モル%以下)になるとQが100以下になって、
一Mn一Znフェライトのo=100〜120×IO−
7/℃とあわなくなるためである。
。の少なくとも1種以上でA夕203の一部を置換する
ことによって母相のTiQ相の結晶粒蓬を微細化ししか
も気孔率を減少させるため暁鯖体の機械的強度を大きく
し、加工時の耐チッピング性を向上することができる。
次に、Ti02(50〜70モル%)、Ca○(50〜
30モル%)と限定した理由は、T;02が50モル%
以下(従ってCa050モル%以上)になると糠結性が
急激に悪くなり、TiQが70モル%以上(従ってCa
030モル%以下)になるとQが100以下になって、
一Mn一Znフェライトのo=100〜120×IO−
7/℃とあわなくなるためである。
また、A夕2Qを0.2〜4.の重量部に限定した理由
は0.2重量部以下であると、Ca0.Ti02の結晶
粒径の均質化および微細化の効果がなく、4.の重量部
以上になると、熱膨張係数の値が変化し、調整が困難に
なるためである。
は0.2重量部以下であると、Ca0.Ti02の結晶
粒径の均質化および微細化の効果がなく、4.の重量部
以上になると、熱膨張係数の値が変化し、調整が困難に
なるためである。
なお、粉砕時にAそ203製の容器およびボールを使用
すると、条件にもよるが0.2重量%程度は混入される
。
すると、条件にもよるが0.2重量%程度は混入される
。
以下本発明について実施例を上げ、具体的に説明する。
実施例 1Ti02,CaC03およびA〆2Qの原料
粉末は純度99.9%以上のものを使用した。
粉末は純度99.9%以上のものを使用した。
試料は、それぞれ第1表の組成比になるように原料を配
合し、ボールミルで湿式混合した。
合し、ボールミルで湿式混合した。
乾燥後、粉砕し、アルミナ質の焼成箱につめて、100
0〜1150qoの温度で2〜3時間仮擁した。仮焼粉
は粉砕した後、1.0〜2.山/地の圧力で成形した。
本焼成は1280〜1斑oqoの間で、大気中で競結し
た。得られた試料の密度、抗折力および熱脇咳張係数を
測定し、第1表に示した。表により、熱膨張係数はTi
Qの量とともに直線的に小さくなり、この煩向はA〆2
03を0.2〜4.の重量%添加しても変化のないこと
が明らかである。
0〜1150qoの温度で2〜3時間仮擁した。仮焼粉
は粉砕した後、1.0〜2.山/地の圧力で成形した。
本焼成は1280〜1斑oqoの間で、大気中で競結し
た。得られた試料の密度、抗折力および熱脇咳張係数を
測定し、第1表に示した。表により、熱膨張係数はTi
Qの量とともに直線的に小さくなり、この煩向はA〆2
03を0.2〜4.の重量%添加しても変化のないこと
が明らかである。
また、Aそ203の添加によって、気孔率が減少し、C
a0,TiQ相の粒蓬が均質でしかも微細になるため、
抗折力が16〜1紬g/協と無添加の場合の抗折力<1
弦g/協より大きくなることが明らかとなった。
a0,TiQ相の粒蓬が均質でしかも微細になるため、
抗折力が16〜1紬g/協と無添加の場合の抗折力<1
弦g/協より大きくなることが明らかとなった。
実施例 2
実施例1のA夕203の一部を純度99.9%のSi0
2,Zの2,Mg0,母0,Sr○の原料で第2表のよ
うに置換して配合し実施例1と同様に試料を作製して、
測定した結果を第2表に示す。
2,Zの2,Mg0,母0,Sr○の原料で第2表のよ
うに置換して配合し実施例1と同様に試料を作製して、
測定した結果を第2表に示す。
表より添加物の種類と量にかかわらず、熱膨張係数はT
i02の量とともに直線的に小さくなることがわかる。
i02の量とともに直線的に小さくなることがわかる。
またA夕203の一部をSi02,Zr02,Mg○,
斑○,Sので置換することによって母相のTi02相の
結晶粒径が微細化し、しかも気孔率が減少するため抗折
力が21〜25kg/桝と大きく加工時の耐チツピング
性が著しく改善できた。第 1 表 第 2 表 第1図は、実施例1および実施例2の結果からTi02
のモル%と熱膨張係数の関係を示したものである。
斑○,Sので置換することによって母相のTi02相の
結晶粒径が微細化し、しかも気孔率が減少するため抗折
力が21〜25kg/桝と大きく加工時の耐チツピング
性が著しく改善できた。第 1 表 第 2 表 第1図は、実施例1および実施例2の結果からTi02
のモル%と熱膨張係数の関係を示したものである。
図より、Mn−Znフェライトの熱膨張係数100〜1
20(xlo−7/℃)と一致する範囲は、Ti02が
70〜50モル%の範囲であることがあきらかである。
またSi02,Z^〕3,Mg○,Ba○,Sr○等の
添加物も4M%以下であれば、熱膨張係数をかえること
なく、結晶粒度の微細化、均質化、高密度化を図ること
ができる。このため本発明によれば、従来のように、熱
膨張係数を調整するために、添加物を変える必要がなく
、またMn−Znフェライトとガラスボンディングをし
て磁気ヘッドを組立てデスク上で走行テストを行った場
合、従来材と比較して摺動特性が著しく向上した。
20(xlo−7/℃)と一致する範囲は、Ti02が
70〜50モル%の範囲であることがあきらかである。
またSi02,Z^〕3,Mg○,Ba○,Sr○等の
添加物も4M%以下であれば、熱膨張係数をかえること
なく、結晶粒度の微細化、均質化、高密度化を図ること
ができる。このため本発明によれば、従来のように、熱
膨張係数を調整するために、添加物を変える必要がなく
、またMn−Znフェライトとガラスボンディングをし
て磁気ヘッドを組立てデスク上で走行テストを行った場
合、従来材と比較して摺動特性が著しく向上した。
第1図は、Ti02−Ca○系におけるTi02のモル
%と熱膨夕張係数を示す曲線図である。 鎌′図
%と熱膨夕張係数を示す曲線図である。 鎌′図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 TiO_250〜70モル%、CaO50〜30モ
ル%よりなる主成分100重量部に対してAl_2O_
30.2〜4.0重量部を添加したことを特徴とする磁
気ヘツド用非磁性セラミツクス。 2 TiO_250〜70モル%、CaO50〜30モ
ル%よりなるもの100重量部に対してAl_2O_3
0.2〜4重量部を添加したものに、さらに副成分とし
てSiO_2,MgO,ZrO_2,BaO,SrOの
なかから選ばれた少なくとも1種以上でAl_2O_3
の1部を置換したことを特徴とする磁気ヘツド用非磁性
セラミツクス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55172970A JPS6021940B2 (ja) | 1980-12-08 | 1980-12-08 | 磁気ヘツド用非磁性セラミツクス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55172970A JPS6021940B2 (ja) | 1980-12-08 | 1980-12-08 | 磁気ヘツド用非磁性セラミツクス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5795872A JPS5795872A (en) | 1982-06-14 |
JPS6021940B2 true JPS6021940B2 (ja) | 1985-05-30 |
Family
ID=15951727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55172970A Expired JPS6021940B2 (ja) | 1980-12-08 | 1980-12-08 | 磁気ヘツド用非磁性セラミツクス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021940B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919209A (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-31 | Tdk Corp | 磁気ヘツド用補強材 |
JPS59137363A (ja) * | 1983-01-19 | 1984-08-07 | 住友特殊金属株式会社 | 磁気ヘツド用磁器組成物 |
JPS60176967A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-11 | 日本特殊陶業株式会社 | アルミナ磁器組成物 |
JPS60231463A (ja) * | 1984-04-28 | 1985-11-18 | ソニー株式会社 | 誘電体磁器材料 |
JPS6177208A (ja) * | 1984-09-22 | 1986-04-19 | 日本特殊陶業株式会社 | アルミナ磁器組成物 |
JPH0647494B2 (ja) * | 1988-09-26 | 1994-06-22 | 東陶機器株式会社 | 磁気ヘッド用磁器組成物 |
JPH05274639A (ja) * | 1992-01-28 | 1993-10-22 | Hitachi Metals Ltd | 非磁性基板材および浮上式磁気ヘッド |
-
1980
- 1980-12-08 JP JP55172970A patent/JPS6021940B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5795872A (en) | 1982-06-14 |
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