JPS6029669B2 - 磁気ヘッド用非磁性セラミックス - Google Patents
磁気ヘッド用非磁性セラミックスInfo
- Publication number
- JPS6029669B2 JPS6029669B2 JP56077817A JP7781781A JPS6029669B2 JP S6029669 B2 JPS6029669 B2 JP S6029669B2 JP 56077817 A JP56077817 A JP 56077817A JP 7781781 A JP7781781 A JP 7781781A JP S6029669 B2 JPS6029669 B2 JP S6029669B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- mol
- thermal expansion
- weight
- coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Magnetic Heads (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電子計算機等の各種磁気ヘッド、特にフロッ
ピーデスク用(Ni−Zn)フェライト磁気ヘッドの構
成に欠くことのできないスライダーもしくはスベーサー
として使用される非磁性セラミックスに関するものであ
る。
ピーデスク用(Ni−Zn)フェライト磁気ヘッドの構
成に欠くことのできないスライダーもしくはスベーサー
として使用される非磁性セラミックスに関するものであ
る。
磁気ヘッドを製作する場合、フェライトと非磁性セラミ
ックスをガラスでボンディングを行う。
ックスをガラスでボンディングを行う。
フェライトと非磁性セラミックスの熱膨張係数が異なる
と、磁気ヘッドの組立時の熱処理において、材料に破損
を生じたり、製品に歪を残すことになり好ましくない。
また、非磁性セラミックスに空孔が多く存在すると、例
えば磁気ヘッドとフロッピーデスク等が接触して走行す
る場合、デスクにコーティングされた磁性粉が空孔に付
着したり、チッピングのため、磁気ヘッドやフロッピー
デスクを損傷するため、空孔の小さいことが要求される
。Ni−Znフェライトの熱膨張係数は25〜400午
0で、80〜100×10‐7/℃と言われ、非磁性セ
ラミックスの熱風彰張係数もこの範囲で、任意に変化さ
せることができ、しかも安定して製造できることが重要
である。
と、磁気ヘッドの組立時の熱処理において、材料に破損
を生じたり、製品に歪を残すことになり好ましくない。
また、非磁性セラミックスに空孔が多く存在すると、例
えば磁気ヘッドとフロッピーデスク等が接触して走行す
る場合、デスクにコーティングされた磁性粉が空孔に付
着したり、チッピングのため、磁気ヘッドやフロッピー
デスクを損傷するため、空孔の小さいことが要求される
。Ni−Znフェライトの熱膨張係数は25〜400午
0で、80〜100×10‐7/℃と言われ、非磁性セ
ラミックスの熱風彰張係数もこの範囲で、任意に変化さ
せることができ、しかも安定して製造できることが重要
である。
従来は、例えば特公昭52−9688にみられる様に、
Ti02(80〜45モル%)‐(母、Sr、Ca、S
bのうちの一種以上の酸化物)(20〜5wt%)これ
にいやMgの酸化物を添加して、熱膨張係数を60〜1
35×10‐7/℃の範囲で調整し、しかも高密度化を
行い機械的強度の改善をはかっている。
Ti02(80〜45モル%)‐(母、Sr、Ca、S
bのうちの一種以上の酸化物)(20〜5wt%)これ
にいやMgの酸化物を添加して、熱膨張係数を60〜1
35×10‐7/℃の範囲で調整し、しかも高密度化を
行い機械的強度の改善をはかっている。
このため熱膨張係数一つを取っても、目的の値にあわせ
るための組成が複雑となっている。本発明は上記従来技
術の欠点を改良し、Ti02と筋○との組成比で熱膨張
係数をコントロールし気孔率は添加物によって減少させ
るとともに、結晶粒の均質化を図り、機械的な強度の改
善を行ったものである。
るための組成が複雑となっている。本発明は上記従来技
術の欠点を改良し、Ti02と筋○との組成比で熱膨張
係数をコントロールし気孔率は添加物によって減少させ
るとともに、結晶粒の均質化を図り、機械的な強度の改
善を行ったものである。
すなわち、Ti02−Ba○系の状態図から熱膨張係数
はTi02と斑Ti409の2相安定領域ではTi02
と舷Ti409の存在する量で1対1に対応すると考え
、種々検討した結果得られたものであり、本発明にかか
る非磁性セラミックスは、Ti0280〜95モル%、
母020〜5モル%よりなる主成分10の重量部に対し
てAI2030.2〜4.の重量部を添加したことを特
徴とする。この範囲内において、熱膨張係数Q(×10
‐7/℃)はTi0280モル%(Ba020モル%)
のQ=100からTi0295モル%(欧05モル%)
のQ=80まで直線的に変化するため、この範囲の熱膨
張係数を自由に選択できる。またAI203を添加する
ことによって、凝結が促進し、気孔率が減少すると同時
にAI203は主として脇Ti409と化合物を作り、
BaTi409の結晶粒径を均質化し微細にするため機
械的強度を大きくする。さらに本発明にかかる非磁性セ
ラミックスはTi0280〜95モル%舷020〜5モ
ル%よりなる100重量部に対してAI2030.2〜
4.0重量部を添加したものに、さらに副成分としてS
i02、Mg0、Zr02、Ca0、Sののなかから選
ばれた少なくとも1種以上でN203の一部を置換した
ことを特徴とする。
はTi02と斑Ti409の2相安定領域ではTi02
と舷Ti409の存在する量で1対1に対応すると考え
、種々検討した結果得られたものであり、本発明にかか
る非磁性セラミックスは、Ti0280〜95モル%、
母020〜5モル%よりなる主成分10の重量部に対し
てAI2030.2〜4.の重量部を添加したことを特
徴とする。この範囲内において、熱膨張係数Q(×10
‐7/℃)はTi0280モル%(Ba020モル%)
のQ=100からTi0295モル%(欧05モル%)
のQ=80まで直線的に変化するため、この範囲の熱膨
張係数を自由に選択できる。またAI203を添加する
ことによって、凝結が促進し、気孔率が減少すると同時
にAI203は主として脇Ti409と化合物を作り、
BaTi409の結晶粒径を均質化し微細にするため機
械的強度を大きくする。さらに本発明にかかる非磁性セ
ラミックスはTi0280〜95モル%舷020〜5モ
ル%よりなる100重量部に対してAI2030.2〜
4.0重量部を添加したものに、さらに副成分としてS
i02、Mg0、Zr02、Ca0、Sののなかから選
ばれた少なくとも1種以上でN203の一部を置換した
ことを特徴とする。
副成分としてSi02、M蚊、Zの2「Ca0、Sのの
少なくとも1種以上でN203の一部を置換することに
よって母相のTi02相の結晶粒径を微細化し、しかも
気孔率を減少させるため嫌結体の機械的強度を大きくし
、加工時の耐チッピング性を向上することができる。次
に、Ti02(80〜95モル%)、Ba○(20〜5
モル%)と限定した理由は、Ti02が80モル%以下
(従って欧020モル%以上)になるとQが100以上
になり、Ti02が95モル%以上(従って舷05モル
%以下)になると、Qが80以下になって、Ni−Zn
フェライトのQ=80〜100×10‐7/℃とあわな
くなるためである。
少なくとも1種以上でN203の一部を置換することに
よって母相のTi02相の結晶粒径を微細化し、しかも
気孔率を減少させるため嫌結体の機械的強度を大きくし
、加工時の耐チッピング性を向上することができる。次
に、Ti02(80〜95モル%)、Ba○(20〜5
モル%)と限定した理由は、Ti02が80モル%以下
(従って欧020モル%以上)になるとQが100以上
になり、Ti02が95モル%以上(従って舷05モル
%以下)になると、Qが80以下になって、Ni−Zn
フェライトのQ=80〜100×10‐7/℃とあわな
くなるためである。
また山203を0.2〜4.0重量部に限定した理由は
0.2重量部以下であると、母Ti409の結晶粒径の
均質化および微細化の効果がなく、4.の重量部以上に
なると熱膨張係数の値が変化し調整が困難になるためで
ある。なお、粉砕時にAI203製の容器およびボール
を使用すると、条件にもよるが0.2重量%程度は混入
される。
0.2重量部以下であると、母Ti409の結晶粒径の
均質化および微細化の効果がなく、4.の重量部以上に
なると熱膨張係数の値が変化し調整が困難になるためで
ある。なお、粉砕時にAI203製の容器およびボール
を使用すると、条件にもよるが0.2重量%程度は混入
される。
以下本発明について実施例を上げ、具体的に説明する。
実施例 1Ti02、BaC03およびAI203の原
料粉末は純度99.9%以上のものを使用した。
料粉末は純度99.9%以上のものを使用した。
試料は、それぞれ第1表の組成比になるように原料を配
合し、ポールミルで湿式混合した。乾燥後、粉砕しァル
ミナ質の焼成箱につめて、1000〜115000の温
度で2〜3時間仮焼した。仮競粉は粉砕した後1.0〜
2.仇/地の圧力で成形した。本焼成は1280〜13
80℃の間で大気中競結後熱間語水圧プレスおよび大気
中で再焼結を行った。得られた試料の密度、抗折力およ
び熱膨張係数を測定し、第1表に示した。表により、熱
膨張係数はTi02の量とともに直線的に小さくなり、
この傾向はAI203を0.2〜4.0重量%添加して
も変化のないことが明らかである。
合し、ポールミルで湿式混合した。乾燥後、粉砕しァル
ミナ質の焼成箱につめて、1000〜115000の温
度で2〜3時間仮焼した。仮競粉は粉砕した後1.0〜
2.仇/地の圧力で成形した。本焼成は1280〜13
80℃の間で大気中競結後熱間語水圧プレスおよび大気
中で再焼結を行った。得られた試料の密度、抗折力およ
び熱膨張係数を測定し、第1表に示した。表により、熱
膨張係数はTi02の量とともに直線的に小さくなり、
この傾向はAI203を0.2〜4.0重量%添加して
も変化のないことが明らかである。
また、釘203の添加によって、気孔率が減少し、母T
i409相の粒径が均質でしかも微細になるため抗折力
が15〜18k9/桝と無添加の場合の抗折力<15k
9/柵より大きくなることが明らかとなった。実施例
2 実施例1のAI203の一部を純度99.9%のSi0
2、Zr02、Mg0、Ca○、SrOの原料で第2表
のように置換して配合し実施例1と同様に試料を作製し
て、測定した結果を第2表に示す。
i409相の粒径が均質でしかも微細になるため抗折力
が15〜18k9/桝と無添加の場合の抗折力<15k
9/柵より大きくなることが明らかとなった。実施例
2 実施例1のAI203の一部を純度99.9%のSi0
2、Zr02、Mg0、Ca○、SrOの原料で第2表
のように置換して配合し実施例1と同様に試料を作製し
て、測定した結果を第2表に示す。
表より添加物の種類と量にかかわらず、熱膨張係数はT
j02の量とともに直線的に小さくなることがわかる。
j02の量とともに直線的に小さくなることがわかる。
またAI203の一部をSi02、Zの2、Mg○、C
a○、Sr0で置換することによって母相のTi02相
の結晶粒径が微細化し、しかも気孔率が減少する第 1
表 第 2 表 ため抗折力が20〜22k9/柵と大きく加工時の耐チ
ッピング性が著しく改善できた。
a○、Sr0で置換することによって母相のTi02相
の結晶粒径が微細化し、しかも気孔率が減少する第 1
表 第 2 表 ため抗折力が20〜22k9/柵と大きく加工時の耐チ
ッピング性が著しく改善できた。
第1図は、実施例1および実施例2の結果からTi02
のモル%と熱膨張係数の関係を示したものである。
のモル%と熱膨張係数の関係を示したものである。
図より、Ni−Znフェライトの熱膨張係数80〜10
0(xlo‐7/℃)と一致する範囲は、Ti02が9
5〜80モル%の範囲であることがあきらかである。ま
た、Si02、Zh〕3、Mg○、Ca○、Sの等の添
加物も4wt%以下であれば、熱膨張係数をかえること
なく、結晶粒度の微細化、均質化、高密度化を図ること
ができる。このため本発明によれば、従来のように、熱
邸鞍張係数を調整するために、添加物を変える必要がな
く、またNi−Znフェライトとガラスボンディングを
して磁気ヘッドを組立てデスク上で走行テストを行った
場合、従来材と比較して摺動特性が著しく向上した。
0(xlo‐7/℃)と一致する範囲は、Ti02が9
5〜80モル%の範囲であることがあきらかである。ま
た、Si02、Zh〕3、Mg○、Ca○、Sの等の添
加物も4wt%以下であれば、熱膨張係数をかえること
なく、結晶粒度の微細化、均質化、高密度化を図ること
ができる。このため本発明によれば、従来のように、熱
邸鞍張係数を調整するために、添加物を変える必要がな
く、またNi−Znフェライトとガラスボンディングを
して磁気ヘッドを組立てデスク上で走行テストを行った
場合、従来材と比較して摺動特性が著しく向上した。
第1図は、Ti02一敗0系におけるTi02のモル%
と熱膨張係数を示す曲線図である。 静′函
と熱膨張係数を示す曲線図である。 静′函
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 TiO_280〜95モル%、BaO20〜5モル
%よりなる主成分100重量部に対してAl_2O_3
0.2〜4.0重量部を添加したことを特徴とする磁気
ヘツド用非磁性セラミツクス。 2 TiO_280〜95モル%、BaO20〜5モル
%よりなるもの100重量部に対してAl_2O_30
.2〜4重量部を添加したものに、さらに副成分として
SiO_2、MgO、ZrO_2、CaO、SrOのな
かから選ばれた少なくとも1種以上でAl_2O_3の
一部を置換したことを特徴とする磁気ヘツド用非磁性セ
ラミツクス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56077817A JPS6029669B2 (ja) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | 磁気ヘッド用非磁性セラミックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56077817A JPS6029669B2 (ja) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | 磁気ヘッド用非磁性セラミックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57191272A JPS57191272A (en) | 1982-11-25 |
JPS6029669B2 true JPS6029669B2 (ja) | 1985-07-11 |
Family
ID=13644574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56077817A Expired JPS6029669B2 (ja) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | 磁気ヘッド用非磁性セラミックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029669B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913668A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-24 | 住友特殊金属株式会社 | 磁気ヘツド用磁器組成物 |
JPS60226455A (ja) * | 1984-04-19 | 1985-11-11 | 日立金属株式会社 | 磁気ヘツド用非磁性セラミツクス |
-
1981
- 1981-05-22 JP JP56077817A patent/JPS6029669B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57191272A (en) | 1982-11-25 |
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