JPS60215845A - 織機の始動準備装置 - Google Patents

織機の始動準備装置

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JPS60215845A
JPS60215845A JP6738484A JP6738484A JPS60215845A JP S60215845 A JPS60215845 A JP S60215845A JP 6738484 A JP6738484 A JP 6738484A JP 6738484 A JP6738484 A JP 6738484A JP S60215845 A JPS60215845 A JP S60215845A
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clutch
shaft
drum
phase
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加藤 隆嗣
隆雄 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、ドラム又は糸案内のいずれか一方を回転させ
てドラムに緯糸を巻付けて貯留するドラム式緯糸貯留装
置を備えた織機において、始動に当たってその始動態勢
にドラムに緯糸を自動的に巻付ける始動準備装置に関す
る。
く背景技術〉 従来のドラム式緯糸貯留装置として、例えば特開昭58
−120841号公報に示されるように、ドラム又は糸
案内のいずれか一方を回転させてドラムに緯糸を巻付け
、所定のタイミングで作動する係止体により巻付けられ
た緯糸を係止して貯留する装置がある。
ところで、この装置を用いる場合は、始動に当たってそ
の始動位相に合った状態に緯糸をドラムに巻付けておく
必要がある。
しかし、従来は、緯糸貯留装置を手動で作動させて、そ
の状態にしていたので、作業が煩雑であり、始動に際し
ての作業を用意に行うことができるようにすることが強
く望まれていた。
尚、特開昭58−21457号公報に示されるように、
電磁クラッチにより緯糸貯留装置を補助モータに連結し
、運転再開に先立ち補助モータにより緯糸貯留装置を駆
動し、該緯糸貯留装置と織機の主軸とを所定の位相とす
るものもあるが、制御手段の具体的開示がなく、また単
に位相のずれを修正するだけの目的であるので緯糸が巻
かれていない状態から始動する場合には役に立たない。
〈発明の目的〉 本発明は前述の要望に鑑みてなされたもので、始動に際
しての緯糸貯留装置の準備を容易に行うことができるよ
うにすることを目的とする。
〈発明の構成〉 このため、本発明は、第1図に示すように、織機の主軸
から緯糸貯留装置への動力伝達系に介装されてこれらを
一位相でのみ接続するクラッチの状態を検知するクラッ
チ状態検知装置と、緯糸貯留装置の位相を検知する位相
検知装置と、緯糸貯留装置を単独で駆動可能な糸巻き用
駆動装置と、糸巻き用手動操作スイッチと、該スイッチ
からの信号を受けクラッチ状態検知装置によりクラッチ
が断状態であると検知されたときに糸巻き用駆動装置を
所定時間作動させる駆動装置作動手段と、該手段の作動
中に位相検知装置からの信号に基づいて緯糸貯留装置の
位相が始動時の主軸の位相に対しクラッチの接続位相と
なった時点から実質的に遅れ側にずらしたタイミングで
クラッチを接続可能状態に切換えるクラッチ切換手段と
を設けてなり、raIaの主軸の位相を始動態勢に合わ
せた後、糸巻き用手動操作スイッチの操作のみで緯糸貯
留装置の準備を行うことができるようにしたものである
〈実施例〉 以下に実施例を説明する。
第2図において、1は織機のフレーム、2は経糸、3は
バンクローラ、4は綜絖、5は筬、6は織前、7は織布
、8ばプレストビームである。、9A9Bは緯糸10の
給糸体であって、フレーム1に取付けられたホルダ11
に支持されている。12はエアテンサーであって、フレ
ームlに取付けられたステー13.14に支持されてお
り、給糸体9A、9Bからの緯糸lOニその進行方向と
逆方向に空気流を作用させて緯糸10に張力を付与する
。15はドラム式緯糸貯留装置であって、エアテンサー
12からガイドブー+J16を介して導かれる緯糸10
を測長貯留する。17は緯入れ用の主ノズルであって、
緯糸貯留装置15からガイドメール18を介して導かれ
る緯糸10を経糸2の開口内に挿入する。19は緯入れ
糸の除去装置であって、主ノズル17と経糸2列との間
に配置される。20は糸端吸引装置であって、反緯入れ
側に配置される。21.22はカッターである。
先ずエアテンサー12を第3図によって説明する。
透明樹脂製のバイブ25の両端部に空気噴射ノズル26
.27の先端部を挿入して、バンド28.29により固
定しである。これらのノズル26.27は同一構造であ
るので、ノズル27を代表して説明する。ノズル外筒3
0の内孔は基端部側が大径部30a、先端部側が小径部
30bとなっており、大径部302側から通糸孔31を
有する導糸管32を挿入してその先端部を小径部30b
に臨ませ、ビス33で固定しである。
こうして、ノズル外筒30の小径部30bと導糸管32
の先端部との間に環状のノズル口34を形成しである。
また、ノズル外筒30には大径部30a内に臨むコネク
タ35を固着しである。
ここで、空気噴射ノズル26は緯糸10の入口側に設け
られ、緯糸10をセントする際、圧力空篤供給用パイプ
211を介して導入される圧力空気を緯糸10の進行方
向と同方向に噴射して、緯糸10をパイプ25内に引通
す。
また、空気噴射ノズル27は緯糸10の出口側に設けら
れ、常時、圧力空気供給用パイプ214を介して導入さ
れる圧力空気を緯糸10の進行方向と逆方向に噴射して
、緯糸10に張力を付与する。
次に緯糸貯留装置15及びその駆動装置を第4図〜第9
図によって説明する。
第4図〜第6図を参照し、フレームlにブラケット40
.41を介して緯糸貯留装置15のギヤボックス42を
固定しである。ギヤボックス42には軸受43を介して
回転軸44を回転自在に支持しである。
回転軸44の先端部には軸受45を介して静止支持体4
6を取付け、静止支持体46にはボルト47によってド
ラム48を固定しである。静止支持体46にはまた複数
の永久磁石49を固着してあり、これらの永久磁石49
に相対させて、ギヤボックス42に固定した固定支持体
50に複数の永久磁石51を固着しである。磁石49と
51とは相対する極を互いに異ならせてあり、それらの
吸引力により静止支持体46シたがってドラム48を静
止状態に保つようにしである。
回転軸44の軸心部には基端部側から挿通孔52が形成
されており、それに続けて中空の糸案内パイプ53を固
定しである。糸案内パイプ53は磁石49と51との間
を旋回するようになっており、その先端部はドラム48
側に屈曲させである。挿通孔52の基端部には通糸孔5
4を有する導糸管55を挿入して固定しである。ここで
、挿通孔52と導糸管55の先端小径部とで、緯糸IO
をセットする際の引通し用空気のノズル口56を形成し
である。ノズル口56の背方空間は回転軸44に形成し
た連通孔57を介して回転軸44を取囲む空気室58と
連通させである。空気室58には圧力空気供給用パイプ
217を介して圧力空気を導入するようにしである。2
19は流量調整弁である。また、導糸管55の入口側近
傍には、ギヤボックス42に固定したステー59に取付
けてガイドプーリ16を設けである。
60はドラム48を囲繞するバルーニングカバーであっ
て、プラケット40にステー61を介して固定しである
回転軸44には手回し用ハンドル62を固定しである他
、キー63によって歯車64を固定しである。そして、
ギヤボックス42に軸受65を介して回転自在に支持し
た軸66にキー67によって固定した歯車68゜69の
うち歯車68を前記歯車64に噛合ゎゼである。
そして、ギヤボックス42に軸受70を介して回転自在
に支持した軸71にキー72によって固定した歯車73
を前記歯車69に噛合わせである。そして、歯車73に
歯車74をボルト75により固定しである。 。
また、ギヤボックス42に軸受76を介して回転自在に
支持した軸77にキー78によって固定した歯車79を
前記歯車74に噛合わせである。そして、軸77の端部
には一部にすり割りを有する中空軸8oを締具81によ
り抱締固定しである。そして、中空軸8゜にはリング8
2を嵌合してボルト83により固定しである。
84は織機の主軸(第15図の252)により駆動され
る駆動軸である。駆動軸84には歯付プーリ85を固定
してあり、フレーム1に回転自在に支持した軸86にキ
ー87によって固定した歯付プーリ88との間に歯付ベ
ルト89を掛渡しである。軸86の突出端部には継手9
0を固定し、この継手9oを介してスプライン91付の
軸92の一端部を固定しである。軸92の他端部には、
一端にフランジ93を有し、他端に噛合いクラッチ94
(−位相のみで噛合う)の一方の歯(単一の凹部)95
を形成した接続体96を軸受97を介して回転自在に支
持しである。フランジ93は前記リング82にボルト9
8により一体に固定しである。また、軸92の中間のス
プライン91には噛合いクラッチ94の他方の歯(単一
の凸部)99を形成した切換体100を軸方向には摺動
自在で回転方向には一体となるよう嵌合しである。切換
体100は前記継手90のフランジ101 との間に介
装した圧縮スプリング102により第6図で左方に付勢
してあり、これにより噛合いクラッチ94が噛合うよう
にしである。
103は切換レバーであって、その一端の二叉部に設け
たローラ104.105を前記切換体100の溝106
に挿入しである。第7図及び第8図を参照し、この切換
レバー103はブラケット41に固定した軸受107の
軸108に回動自在に枢着してあり、他端に設けた長孔
109には受具110に設けたピン111を嵌合しであ
る。この受具110はブラケット41にブラケット11
2及びステー113を介して固定したエアアクチュエー
タ114のピストンロッド115の先端に螺合され、ロ
ックナツト116にて固定されている。117はブラケ
ット112に固定したステー118に螺合しロックナツ
ト119にて固定したストッパとしてのボルトであって
、エアアクチュエータ114のピストンロッド115の
突出時(噛合いクラッチ94断のとき)に受具110の
突部120と当接してその位置を規制する。
前記軸71にはまた軸受121を介して歯車122を回
転自在に支持しであると共に、電磁クラッチ123の吸
着板124を遊嵌しである。歯車122と吸着板とは常
時にピン125によって回転方向に係合している。前記
軸71にはまた吸着板124に相対させて摩擦板126
をキー127により固定しであると共に、軸受128を
介して電磁石129を回転自在に支持しである。この電
磁石129は第9図に示すようにステー139を介して
ギヤボックス42に固定されることにより回動を阻止さ
れ、摩擦板126を介して吸着板124に相対している
。前記歯車122には第9図に示すようにギヤボックス
42にブラケソ) 131を介して固定した糸巻き用の
小型モータ132の出力軸133に固定した歯車134
を噛合わせである。
前記軸71の歯車74はまた第4図に示すようにギヤボ
ックス42に回転自在に支持した軸135に固定した歯
車136と噛合っており、これにより軸135を回転駆
動するようにしである。軸135にはカム137.13
8を固定しである。また、ギヤボックス42に固定した
ブラケソ目39に突設した固定軸140にレバー141
.142を回動自在に枢着しており、これらのレバー1
41.142にはカムローラ143.144を取付けで
ある。そして、レバー141.142に一端を係止した
引張スプリング145.146によりレバー141゜1
42を第4図で反時計方向に付勢して、カムローラ14
3.144を前記カム137.138に当接させである
147は引張スプリング145.146の他端の係止と
後述する解除レバー162.163のストッパとを兼ね
るブラケット139より突設したスクソドである。
前記ブラケソ目39に固定したホルダ148には摺動桿
149.150を摺動自在に挿通してあり、摺動桿14
9.150の基端部には駆動枠151.152を固定し
である。駆動枠151.152の枠内には前記レバー1
41゜142の先端部を挿入し、それらの先端部に取付
けたローラ153 ’ 、 154を駆動枠151.1
52の内面に当接されである。したがって、摺動桿14
9.150は前記カム137.138によって所定のタ
イミングで往復動される。摺動桿149.150の先端
部には係止ピン155156を挿入し、ロックナツト1
57.158で固定しである。こうして、摺動桿149
.150の往復動により、係止ピン155がドラム48
のテーバ部48aとストレート部48bとの境界部の穴
159に突入若しくは退出するように、また、係止ピン
156がバルーニングカバー60の穴160を介してド
ラム48のストレート部48bの穴161に突入若しく
は退出するようにしである。
162.163は解除レバーであって、ブラケット13
9に固定した軸164に回動自在に枢着され、それらの
先端部は前記レバー141.142の中間に取付けたロ
ーラ165.166に相対している。したがって、これ
らの解除レバー162.163を第4図で反時計方向に
手動操作することにより、前記レバー141.142を
時計方向に回動させ、前記係止ピン15.5.156を
前記ドラム48の穴159.161から退出させること
ができる。
したがって、緯糸貯留装置15の回転軸44すなわち糸
案内パイプ53の回転と係止ピン155.156の作動
は、駆動軸84により噛合いクラッチ94を介して行わ
れるようになっているが、噛合いクラ・ノチ94を断状
態に切換え、電磁クラッチ123を接続して、糸巻き用
モータ132を作動させることによっても行われるよう
になっている。
167(第4,5図)は糸案内パイプ53が上側に来た
ことを検知する近接スイッチであり、ギヤボックス42
にブラケット168を介して固定しである。
169(第6.7図)は中空軸80に抱締固定した鉄片
、170は鉄片169の近接を検知する近接スイッチで
あり、ブラケット41に固定しである。ここで、鉄片1
69と近接スイッチ170とは織機の主軸(第15図の
252)の回転角度(筬打時を0°とする)で300°
にて相対するようにしである。
171.172 (第7図)はプラケット41にブラケ
ソ)173.174を介して固定し切換体100の両側
に配置したリミットスイッチで、一方のリミットスイッ
チ171は噛合いクラッチ94が噛合った状態でのみオ
ンとなり、他方のリミットスイッチ172は噛合いクラ
ッチ94が断の状態でのみオンとなるように設定しであ
る。
次に緯入れ糸の除去装置19の部分を第10図〜第13
図によって説明する。
180はスレソードであって、その上端部には筬保持体
181が固定されている。筬保持体181の溝182に
は筬5の下枠をくさび183と共に挿入してくさび18
3をポル目84で押入することにより固定しである。筬
5の筬羽185はその織前6側に凹部186を有し、凹
部186の列により緯糸案内溝187(第15図参照)
を形成しである。筬保持体181の緯入れ側端部には主
ノズル17を固定して、緯糸案内溝187に相対させで
ある。また、筬保持体181には緯入れ方向に適当間陥
で保持ブロック188を介して補助ノズル189を取付
け、緯糸案内溝187に対し斜めに指向させである。
190はカックーホルダであって、これにカッター21
の固定刃191を固定しである。カッター21の可動刃
192はカッターホルダ190に回動自在に支持した軸
193に固定してあり、この軸193には織機の主軸(
第15図の252)の回転と同期して回転するカム(図
示せず)により駆動される駆動レバー194を固定しで
ある。ここで、カッター21は筬打時に筬5の緯入れ側
の筬羽を取除いた空間195内に位置するように配置し
てあり、その筬打時に、詳しくは筬5の戻り行程初期に
鋏切り運動を行う。
196は緯入れ糸のし装置19を構成するパイプであっ
て、その中間部はつぶして扁平にし、その中央部に案内
孔197を形成しである。パイプ196はその上端部を
筬5の上枠にポル) 19Bにより固定した接続体19
9に密に嵌入して固定してあり、カッター21と経糸2
列との間に位置させて、案内7L197の軸線が主ノズ
ル17及び緯糸案内溝187の軸線と一致とするように
配設しである。接続体199にはパイプ196と連通す
る導通路200を形成してあり、この導通路200には
可撓性のパイプ201を接続しである。そして、このパ
イプ201には第15図に示すように圧力空気供給源2
10がらのパイプ234を流量調整弁235及びソレノ
イドバルブ236を介して接続しである。また、パイプ
196の下端部には可撓性のパイプ202を接続してあ
り、このパイプ202は第15図に示すようにフィルタ
ー244及びパイプ245を介してブロワ246の吸込
口に接続しである。
尚、第14図に示すように、案内孔205と緯糸脱出用
間隙206とを有する案内子207を並設した案内装置
を用いる空気噴射式織機にも適用でき、この場合は除去
用パイプ196の案内孔197を案内子207の案内孔
205に相対させる。
次に空気の供給系統を第15図によって説明する。
210は圧力空気供給源である。
前記エアテンサー12の緯糸引通し用のノズル26には
圧力空気供給源210からパイプ211によりソレノイ
ドバルブ212及び流量調整弁213を介して圧力空気
を供給するようにしである。また、緯糸張力付与用のノ
ズル27には圧力空気供給源210からパイプ214に
よりソレノイドバルブ215及び流量調整弁216を介
して圧力空気を供給するようにしである。尚、これらの
流量調整弁213.216は流量調整弁213の方が流
量が大きくなるように調整しである。
前記緯糸貯留装置15の緯糸引通し用空気のノズル口5
6への空気室58には圧力空気供給源210がらパイプ
217によりソレノイドバルブ218及び流量調整弁2
19を介して圧力空気を供給するようにしである。
前記噛合いクラッチ94切換用のエアアクチュエータ1
14には圧力空気供給源210からパイプ220により
ソレノイドバルブ221を介して圧力空気を供給するよ
うにしである。但し、ソレノイドバルブ221は閉弁状
態でエアアクチュエータ114側を大気に開放する。
主ノズル17には圧力空気供給源210からのパイプ2
22を調圧器223、ソレノイドバルブ224及びメカ
ニカルバルブ225を介して接続しである。メカニカル
バルブ225は織機の主軸252の所定の回転角度で開
弁するようになっている。また、これら調圧器223、
ソレノイドバルブ224及びメカニカルバルブ225の
空気回路と並列に、圧力空気供給源210からのパイプ
226をソレノイドバルブ227゜流量調整弁228及
びチェックバルブ229を介して接続しである。
補助ノズル189には圧力空気供給tA210にソレノ
イドバルブ230を介して連なる補助ノズル用タンク2
31からのパイプ232をメカニカルバルブ233を介
して接続しである。メカニカルバルブ233は補助ノズ
ル189毎又はそのグループ毎に設けられ、織機の主軸
252の所定の回転角度で開弁するようになっている。
緯入れ糸の除去装置19の除去用パイプ196の上端部
に接続体199を介して連なるパイプ201には圧力空
気供給源210からのパイプ234を流量調整弁235
及びソレノイドバルブ236を介して接続しである。ま
た、このパイプ201には、圧力空気供給源210から
パイプ237によりソレノイドバルブ238を介して経
糸張力付加用のエアアクチュエータ239に圧力空気を
送る空気回路のソレノイドバルブ238下流から分岐し
たパイプ240をチェックバルブ241&び流量調整弁
242を介して接続しである。
前記除去用パイプ196の下端部及び反緯入れ側の糸端
吸引装置20はそれぞれパイプ202.243によりフ
ィルター244及びパイプ245を介してブロワ246
の吸込口に接続しである。
次に織機の駆動部を第15図によって説明する。
主モータ250の出力軸にプーリ251を固定し、この
プーリ251 と、主軸252に固定したプーリ253
との間にベルト254を張設して、主軸252を駆動す
るようにしである。また、主モータ250の出力軸に接
続した電磁ブレーキ255により、主軸252の制動を
行うようにしである。256はインチング用の小型モー
タであって、その出力軸を電磁クラッチ257を介して
プーリ251に接続してあり、主軸252を緩速度で駆
動し得るようにしである。
そして、主軸252には歯車258を固定し、この歯車
258と、前記駆動軸84に固定した歯車259とを噛
合わせて、前記駆動軸84を駆動するようにしである。
ここにおいて、前記ソレノイドバルブ212,215゜
218.221,224,227,230,236,2
38.電磁クラッチ123゜糸巻き用モータ132.ブ
ロワ246.主モータ250.電磁ブレーキ2551ピ
ンチング用モータ256.電磁クラッチ257.近接ス
イッチ167.170及びリミットスイッチ17L 1
72は制御装置300に接続しである。
制御装置300はマイクロコンピュータにより構成され
る。
第16図を参照し、301はcpu、302はRAM、
303はROM、304はパスライン、305は入力用
インタフェース、306は出力用インタフェースである
307は織機の主軸252と同期して回転し周囲に例え
ば1°毎に突部308を設けた回転円板、309は回転
円板307の突部308と相対することによりその突部
308に応じた角度信号を出力するアングルセンサであ
って、アングルセンサ309からの信号は入力用インタ
フェース305を介して入力される。
310は織機のスタート準備用スイッチ、311は織機
の運転用スイッチ、312は織機の停止用スイッチ、3
13は逆転インチング用スイッチ、314は正転インチ
ング用スイッチ、315は1サイクル逆転インチング用
スイッチ、316は織機の主軸252の位相をスタート
位置に合わせるためのスタート位置合わせ用スイッチ、
317は緯糸貯留装置1it15の位相をスタート位置
に合わせるべくドラム48への糸巻きを行うための糸巻
き用スイッチ、318は織機の手動運転時にクラッチ9
4を切るための手動クラッチ断スイッチ、319は緯糸
10をエアテンサー12、緯糸貯留装置15及び主ノズ
ル17へ引通すための引通し用スイッチであって、これ
らからの信号も入力用インタフェース305を介して入
力される。
尚、引通し用スイッチ319は自動復帰型のフットスイ
ッチであり、その他は自動復帰型の押釦スイッチである
320は緯入れ不良を検知する緯糸フィーラ、321は
経糸切れを検知する経糸フィーラであって、これらから
の信号も入力用インタフェース305を介して入力され
る。
322〜327は各種角度及び時間のプリセンタであっ
て、これらからの信号も入力用インタフェース305を
介して人力される。
勿論、前記近接スイッチ167.170及びリミソトス
イッチ171.172からの信号も入力用インクフェー
ス305を介して入力される。
328〜336は前記ソレノイドバルブ212,215
.218゜221.224,227,230,236,
238駆動用のドライバ、337は前記電磁クラッチ1
23駆動用のドライバ、338は前記糸巻き用モータ1
32駆動用のドライバ、339は前記ブロワ246駆動
用のドライバ、340は前記主モータ250駆動用のド
ライバ、341は前記電磁ブレーキ255駆動用のドラ
イバ、342は前記インチング用モータ256駆動用の
ドライバ、343は前記電磁クラッチ257駆動用のド
ライバである。これらのドライバ328〜343は出力
用インタフェース306に接続されている。
346は作動表示用ランプ、347は作動表示用ランプ
346駆動用のドライバである。このドライバ347も
出力用インタフェース306に接続されている。
ここにおいて、CP U301は第17図及び第18図
のフローチャートに基づ(プログラムに従って入出力並
びに演算処理を行うようになっている。但し、CP U
301は2つ有り、一方が第17図のフローチャートに
従って、また、他方が第18図のフローチャートに従っ
て作動するようになっている。
先ず第17図のフローチャートを参照して上述の装置の
作動を説明する。
織機の始動に当って、ドラム48に所定長の緯糸が巻か
れていて、スタート態勢にあるときは、先ずスタート準
備用スイッチ310を閉結する。
すると、ブロワ246が駆動され、次に主モータ250
の出力軸とインチング用モータ256の出力軸とを接続
する電磁クラッチ257がオフ(断状態)となり、次に
主ノズル17へのパイプ222中に配設したソレノイド
バルブ224 と、補助ノズル187へのタンク231
の上流側に配設したソレノイドバルブ230とが開弁す
る。
次に運転用スイッチ311を閉結する。
すると、電磁ブレーキ255がオフになると共に主モー
タ250が駆動される。したがって、プーリ251、ベ
ルト254.プーリ253を介して主軸252が回転駆
動され、織機が作動する。
織機の作動中、主軸252により歯車258 、259
を介して駆動軸84が回転駆動される。そして、駆動軸
84により歯付プーリ85.歯付ヘルド89.歯付プー
リ88を介して軸8Gが回転駆動され、更に継手90゜
軸92を介して切換体100が回転駆動される。そして
、切換体100により噛合いクラッチ94を介して接続
体96が回転駆動され、更にボルト98.リング82、
ボルト83.中空軸80を介して軸77が回転駆動され
る。そして、軸77により歯車79.74を介して軸7
1が回転駆動される。このとき、軸71は主軸2520
1回転につき1回転する。
軸71上の歯車74の回転によりこれと噛合っている歯
車136を介して軸135が回転する。このとき、軸1
35も主軸252の1回転につき1回転する。そして、
軸135の回転によりこれに固定されているカム137
.138が回転し、カムローラ143.144、レバー
141.142、ローラ153.154 、駆動枠15
1.152を介して摺動桿149.150が所定のタイ
ミングで往復動する。これにより、係止ピン155.1
56が所定のタイミングでドラム48の穴159.16
1に突入、退出する。
一方、軸71の回転によりこれに固定されている歯車7
3が回転し、歯車69を介して軸66が回転する。
そして、軸66の回転により歯車68.63を介して回
転軸44が回転する。このとき、回転軸44は主軸25
2の1回転につき4回転する。これにより、糸案内パイ
プ53がドラム48の周囲を回転して、ドラム48に緯
糸10を巻付ける。
こうして、糸案内パイプ53の回転により緯入れ直前ま
でに係止ピン155と156との間のストレート部48
bに緯入れ1回分の緯糸10を巻付けておく。
緯入れ時期になると、先ずメカニカルバルブ225が開
弁じて主ノズル17から圧力空気を噴射する。
この直後に係止ビン156が穴161から退出して緯糸
10の係止を解除するので、緯糸lOは主ノズル17の
空気噴射により牽引され、除去用パイプ196の案内孔
197を介して、緯糸案内#187に挿入される。これ
に連動して、緯糸10の先端部が到達するやや以前に補
助ノズル189のメカニカルバルブ233が開弁じて補
助ノズル189から空気を噴出し、緯糸IOの先端部を
次々と吹送る。緯糸10の先端部が通過した補助ノズル
189のメカニカルバルブ233は閉弁し、空気噴射を
停止する。緯糸10の緯入れは緯糸10が係止ビン15
6に係止されて終了するが、この直前にメカニカルバル
ブ225が閉弁して主ノズル17からの空気噴射を停止
する。
筬打過程においては、係止ピン156が穴161に突入
して後、係止ピン155が穴159から退出し、テーパ
部48aに巻かれていた緯糸10(はぼ緯入れ1回分)
がストレート部48bに移り、その後再び係止ビン15
5が穴159に突入して、再び連続して巻かれる緯糸1
0を係止する。この状態で次の緯入れまで待機する。
尚、ソレノイドバルブ216は織機の主電源ONと同時
に開弁するもので、ノズル27のノズル口34よりパイ
プ25内に微弱空気流を常時噴出して、緯糸10をその
進行方向と逆方向すなわちドラム48側から給糸体9A
側へ牽引して、緯糸10に張力を付与する。
織機の作動中は緯糸ツイータ320、経糸ツイータ32
1及び停止用スイッチ312からの信号を監視しており
、例えば緯入れ不良が発生して緯糸ツイータ320から
停止信号が発せられた場合は、停止角度を開口状態の1
80° にセットした後、ソレノイドバルブ224.2
30を閉弁させて余分な空気の噴射を行わないようにす
ると共に、主モータ250をオフにしかつ電磁ブレーキ
255をオンにする。
尚、経糸切れが発生して経糸ツイータ321から停止信
号が発せられた場合、あるいは停止用スイッチ312が
閉結された場合も、同様にして織機を停止させるが、こ
の場合は停止角度を経糸2の修復に適した閉口状態の3
00°にセットして、電磁ブレーキ255等を作動させ
る。
この停止過程において、緯入れ不良となった緯糸IOは
筬打されてカッター21により切断され、そして次の緯
入れがソレノイドバルブ224.230下流の配管系の
残留空気により行われる。そして、その筬打の途中のほ
ぼ200〜300°で停止する。この最後の緯糸10は
カッター21により切断されず、主ノズル17側と連な
っている。
次にアングルセンサ309から所定時間内にパルス信号
が入力されているか否かを判定し、入力されなくなった
段階で織機が停止したものと判定する。
停止と判定した後は、アングルセンサ309のパルス信
号から読取っている現在の回転角度すなわち停止角度と
設定停止角度とを比較する。
実際の停止角度が設定停止角度を越えているとき(緯入
れ不良による停止の場合がほぼこの状態となる)は、イ
ンチング用モータ256の接続用の電磁クラッチ257
をオン(接続状態)にすると共に作動表示用ランプ34
6を点灯させた後、噛合いクラッチ94を切るためのク
ラッチ断信号を発生させる。
一方、別CPUが第18図のフローチャートに従って作
動している。すなわち、先ずインターロックとして主モ
ータ250がオンであるか否かを判断し、オンでなけれ
ば、したがって通常運転時以外は、クラッチ断信号が発
生したか否か(但し、1回目のみ)及び、手動クラッチ
断スイッチ318が閉結されたか否かを監視している。
そして、クラッチ断信号が発生した1回目には、ソレノ
イドバルブ221を開弁させて、エアアクチュエータ1
14に圧力空気を送込み、ピストンロッド115を突出
させ、受具110及びピン111を介して切換レバー1
03を第7図で時計方向に回動させ、ローラ104゜1
05を介して切換体100を右方へ移動させ、噛合いク
ラッチ94を断状態にする。このとき、リミソトスイッ
チ172がオンになったことが確認されると、第17図
のフローチャートに従って作動するCPUに対してクラ
ブチアンサ信号をOFFにして出力すると共に、ソレノ
イドバルブ236及びブロワ246を所定時間オンにす
る。
尚、第18図のフローチャートでは、手動クラ・7チ断
スイツチ318が閉結された場合は、バルブ221を開
弁させて、噛合いクラッチ94を切り、リミットスイッ
チ172がオンになったことを確認した後、クラッチア
ンサ信号をOFFにして出力する。また、クラッチ断信
号の発生又は手動クラッチ断スイッチ318の閉結によ
って上記の操作を行った後は、引通し用スイッチ319
が閉結されたか否か、及び、糸巻き用スイッチ317が
閉結されたか否がを監視している。
第17図のフローチャートに戻って、別cPUがらのク
ラッチアンサ信号OFFが確認され、また、リミットス
イッチ172がオンになったことが確認されると、イン
チング用のモータ256をオンにして逆転駆動すると共
に、電磁ブレーキ255をオフにし、インチング用のモ
ータ256により電磁クラッチ257を介して主軸25
2を逆転させる。このとき、クラッチ94が断状態であ
るので、織機側のみ駆動され、緯糸貯留装置15は駆動
されない。
そして、アングルセンサ309からの角度信号を検出し
つつ設定停止角度になったところで、インチング用モー
タ256をオフにすると共に、電磁ブレーキ255をオ
ンにして制動し、またランプ346を消灯させる。
また、実際の停止角度が設定停止角度を越えていないと
きは、次に実際の停止角度と設定停止角度とが一致して
いるか否かを判定し、一致しているときは、そのままの
停止を続ける。一致していないときは、すなわち、実際
の停止角度が設定停止角度に対して未達のとき(経糸切
れによる停止の場合がほぼこの状態となる)は、電磁ク
ラッチ257をオン(接続状態)にし、またランプ34
6を点灯させた後、インチング用モータ256をオンに
して正転駆動すると共に、電磁ブレーキ255をオフに
し、織機及び緯糸貯留袋ff115を緩速度で正転 。
駆動する。そして、設定停止角度になったところで、イ
ンチング用モータ256をオフにし、電磁ブレーキ25
5をオンにして制動し、またランプ346を消灯させる
設定停止角度で停止させた後は、緯入れ不良による停止
の場合、ソレノイドバルブ236を開弁させると共に、
ブロワ246を作動させる。ソレノイドパル、ブ236
の開弁によりパイプ201及び接続体199を介して除
去用パイプ196の上側から案内孔197を横切って下
側へ向かう噴出気流が生起され、また、ブロワ246の
作動により除去用パイプ196の下側に吸引気流が生起
される。
こうして、パイプ19G内を下方に向かって案内孔19
7を横切る噴出気流によって案内孔197に挿通されて
いる緯糸10を下側へ吹きやり、吹きやられた緯糸10
をパイプ196の下側にブロワ246による吸引気流に
乗せて吸込み、経糸開口から最後の緯入れ糸を抜取る。
この作動はプリセンタの設定時間行われ、設定時間を過
ぎると、ソレノイドバルブ236を閉弁させ、かつブロ
ワ246をオフにする。
尚、この例では、織機の停止後に除去用気流を生起させ
て最後に緯入れされた緯糸を除去しているが、電磁ブレ
ーキ255の作動と共に除去用気流を生起し、停止過程
においても除去作用を行うようにしてもよい。
緯入れ不良の発生により停止して自動的に最後の緯糸を
除去した後は、その状態から、作業者が1サイクル逆転
インチング用スイッチ315を閉結する。
lサイクル逆転インチング用スイッチ315を閉結すれ
ば、−瞬押すだけで、電磁クラッチ257オン、ランプ
346オン、クラッチ断信号発生となり、すでにクラッ
チ94が切れていてクラッチアンサ信号がOFFになっ
ていれぼりミントスイッチ172がオンとなっているこ
とを確認した後、インチング用モータ256オン、電磁
ブレーキ255オフとして織機の主軸252を緩速度で
逆転させる。このとき、クラッチ94は断状態であるの
で、緯糸10の測長貯留は行われず、緯糸10が無駄に
使用されることかない。その後、設定停止角度(180
°)ま、でlサイクル逆転したところで、インチング用
モータ256オフ、電磁ブレーキ255オン、ランプ3
46オフとなって、停止する。
この状態で手作業により緯入れ不良となった緯糸10を
引抜く。
尚、この停止中に逆転インチング用スイッチ313を閉
結すれば、その押している間、断続的に、織機の主軸2
52のみを緩速度で逆転させることができ、正転インチ
ングスイソチ314を閉結すれば、その押している間、
断続的に、織機の主軸252(クラッチ94が切られて
いない場合は主軸252と緯糸貯留装置15)を緩速度
で正転させることができる。
緯入れ不良となった緯糸10を引抜いた後、再始動に際
してのスタート態勢をとるには、主軸252及び緯糸貯
留装置15を閉口スター1− (300°)に合致した
状態にする必要がある。尚、このときは主軸252の位
相は180°、緯糸貯留装置15の位相は停止角度の2
00〜300°にある。
このため、通常は、作朶者が、スタート位置合わせ用ス
イッチ316、糸巻き用スイッチ317の順で閉結する
先ず、スタート位置合わせ用316を閉結すれば、第1
7図のフローチャートで、電磁クラッチ257オン、ラ
ンプ346オン、クラッチ断信号発生となり、すでにク
ラッチ94が切れていてクラッチアンサ信号がOFFに
なっていればリミットスイッチ172がオンとなってい
ることを確認した後、インチング用モータ256オン、
電磁ブレーキ255オフとして織機の主軸252を緩速
度で逆転させる。そして、閉口スタートの300°まで
逆転したところで、インチング用モータ256オフ、電
磁ブレーキ255オン、ランプ346オフとなって、停
止する。これで主軸252の位置合わせが終了する。
次に、糸巻き用スイッチ317を閉結すれば、第18図
のフローチャートで、ソレノイドバルブ236を開弁さ
せると共にブロワ246を作動させ、除去用パイプ19
6の案内孔197の上側から噴出気流を下側に吸引気流
を生じさせる。次いでこの気流が生じて直ぐに電磁クラ
ッチ123と糸巻き用モータ132とを所定時間オンに
する。
これにより、電磁クラッチ123の電磁石129が吸着
板124を吸引して摩擦板126に圧着させ、糸巻き用
モーフ132の出力軸133、歯車134、歯車122
、ビン125、吸着板124、摩擦板126、キー12
7を介して軸71を緩速度で回転させる。軸71の回転
により歯車74.136を介して軸135を駆動し、し
たがってカム137.138を駆動して、係止ピン15
5.156を突入、退出させる。一方、この動きと連動
して、すなわち軸71の回転により歯車73.69、軸
66、歯車68.64を介して回転軸44が回転され、
糸案内パイプ53により緯糸10がドラム48に巻付け
られる。
そして、緯糸貯留装置150位相が300°になったと
ころで、近接スイッチ170に鉄片169が相対して、
近接スイッチ170がオンになると、詳しくは近接スイ
ッチ170から発せられるパルス信号の立下り時に、ソ
レノイドバルブ221を閉弁させる。
すると、エアアクチュエータ114内のスプリング(図
示せず)によりピストン口・を−ド115が引込まれ、
スプリング102の弾発力により噛合いクラッチ94の
切換体100を第7図で左方すなわち接続体96の側へ
移動させ、切換体100の端面の凸部99を接続体96
の端面に当接させる。このクラッチ94は1つの位相(
300°)でしか噛合わないようになっており、緯糸貯
留装置15の位相はすでに300゜を過ぎているので、
このときはまだ切換体100の端面の凸部99が接続体
96の端面の凹部95に噛合わず、リミットスイッチ1
71がオフでリミットスイッチ172がオンである。こ
のようにクラッチ94の切換体100と接続体96とが
当接した状態で糸巻き用モーフ132がさらに回転する
と、次に300°になったところで、ついに凸部99が
四部95に進入して噛合う。この状態では糸巻き用モー
フ132がオンであっても、凸部99と凹部95との噛
合いによる主軸252側の負荷によって、糸巻き用モー
タ132は回転せず、緯糸貯留装置15は作動しない。
その後、時間経過により電磁クラッチ123がオフにな
ると共に糸巻き用モータ132がオフとなり、この段階
で回転トルクの消失により切換体100がスプリング1
02により完全に左方に移動して、噛合いクラッチ94
の凸部99と凹部95とが完全に噛合い、リミットスイ
ッチ171がオンになると共にリミットスイッチ172
がオフなる。尚、糸巻き用モータ132のオン時間を短
めに設定することにより噛合い時期の直前から慣性で回
転するようにすれば、噛合いがスムーズとなる。
この間、リミットスイッチ171がオンであるか否かを
判定しており、リミットスイッチ171がオンになれば
、ソレノイドバルブ236を閉弁させ、ブロワ246を
オフにする。
これにより、織機の位相にして300°から1回転分糸
案内バイブ53が回転(4回転)するので、この間糸案
内パイプ53はドラム48に緯糸lOを巻付け、係止ピ
ン155.156も穴159.161に所定のタイミン
グで突入、−退出するので、係止ピン156が退出した
ときには除去用パイプ196内の吸引気流により吸引さ
れて引出され、ドラム48と除去用パイプ196との間
の緯糸10は緊張状態で待機する。
また、クラッチ94を自動的に断った状態で再びクラッ
チ94を継ぎ、駆動を停止しているから織機が停止した
状態に再設定されたことになる。この状態で前述のスタ
ート動作(空打ちスタート)を行なえば、再び作動を開
始する。
すなわち、スタート準備用スイッチ310を閉結するこ
とにより、第17図のフローチャートで元の位置に戻り
、運転用スイッチ311を閉結することで、再び作動を
開始する。尚、最初の空打ちの際に主ノズル17と除去
用パイプ196との間の緯糸10はカッター21により
切断される。
緯糸10をエアテンサー121回転軸44.糸案内パイ
プ53そして主ノズル17に引通ず際には、前述の糸巻
き用スイッチ317を閉結する前に、引通し用スイッチ
(フットスイッチ)319を閉結する。
すると、近接スイッチ167がオンであるか否か、すな
わち糸案内パイプ53が上側(作業のし易い位置)に来
ているか否かを判断し、来ていなければ、電磁クラッチ
123をオンとすると共に糸巻き用モータ132を駆動
する。
これにより、出力軸133.歯車134.歯車122.
ピン125、吸着板124.摩擦板126.キー127
を介して、軸71を緩速度で回転させる。軸71の回転
により歯車74゜136を介して軸135を駆動し、し
たがってカム137゜138を駆動して、係止ピン15
5.156を突入、退出させる。一方、この動きと連動
して、すなわち軸71の回転により歯車73.69.軸
66、歯車68.64を介して回転軸44が回転され、
糸案内パイプ53により緯糸10がドラム48に巻付け
られる。
そして、糸案内パイプ53が近接スイッチ167と相対
したときに電磁クラッチ123と糸巻き用モーフ132
がオフとなる。このようにしたのは糸案内パイプ53を
上側にして作業をし易くするためである。
そして、ソレノイドバルブ212.218.227を開
弁させる。こうして、エアテンサー12の緯糸引通し用
のノズル26、回転軸44内の緯糸引通し用空気のノズ
ル口56及び主ノズル17から圧力空気を噴射させる。
緯糸引通し用のノズル26からの空気噴射によりこのノ
ズル26からの流量を張力付与用のノズル27からの流
量よりも大きく設定しであるため、パイプ25内に噴射
された空気はノズル27の通糸孔31から噴出する。こ
のため、緯糸10をノズル26の通糸孔31の入口部に
もたらすと、そこに生じている吸引気流によりパイプ2
5内に引込まれ、次いでノズル27の通糸孔31から吐
出される。次に緯糸10の先端部を回転軸44の導糸管
55の通糸孔54の入口部にもたらすと、ノズル口56
から噴出し挿通孔52を通って糸案内パイプ53の先端
から流出している気流により生じている吸引気流によっ
て吸込まれ、糸案内パイプ53の先端からバルーニング
カバー60とドラム48との間に吐出される。次に緯糸
10の先端部をガイド18に通して後主ノズル17の入
口部にもたらすと、前記同様に吸込まれ、出口部から吐
出され、除去用パイプ196の案内孔197にその先端
部が挿入される。このように緯糸10の各装置への引通
し作業を容易に行うことができる。
引通し作業が終了した段階で引通し用スイッチ(フット
スイッチ)319を開放する。
すると、引通し用スイッチ319がオンからオフになっ
たかの判定により、ソレノイドバルブ212゜218、
227が閉弁し、引通し用空気の噴射が停、止される。
そして、プリセンタにより設定した例えば5秒間、ソレ
ノイドバルブ236を開弁させて、除去用パイプ196
内に下降気流を発生させると共に、ブロワ246を同時
間オンにしてフィルタ244.パイプ202を介して除
去用パイプ196内の下降気流を積極的に吸引する。こ
れによって前記のように除去用パイプ196の案内孔1
97に引通されている緯糸10の先端部を除去用パイプ
196内に吸引する。
この後、糸巻き用スイッチ317を閉結ずればよい。
尚、この実施例は、糸案内パイプ53を旋転さゼて静止
状態のドラム48に緯糸を巻付ける形式の緯糸貯留袋W
15について示しているが、本発明は糸案内の側を固定
してドラムを回転させることによりドラムに緯糸を巻付
ける形式の緯糸貯留装置の場合にも適用できる。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、織機の主軸の位相
を始動態勢に合わせた後、糸巻き用手動操作スイッチの
操作のみで緯糸貯留装置の側の始動準備を整えることが
でき、始動に際しての準備を極めて容易に行うことがで
きるという効果が得られる。そして特に、緯糸貯留装置
上に緯糸が巻かれていない状態からでも、あるいはある
程度巻かれている状態からでも、最低1回分は巻付けを
行った後始動位相となるので、極めて実用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示す!liaの平面図、第3図はエアテ
ンサーの断面図、第4図はドラム式緯糸貯留装置の側面
図、第5図は同上の平面図、第6図は第4図のVl−V
l断面に相当する平面断面図、第7図は第6図の■矢視
図、第8図は第7図の■−■断面図、第9図は第6図の
■矢視図、第10図は緯入れ糸の除去装置の部分の側面
図、第11図は同上の平面図、第12図は除去用のパイ
プの側面図、第13図は第12図中ゴー准断面図、第1
4図は変形態様を示す緯入れ糸の除去装置の部分の側面
図、第15図は空気及び電気系統を含むシステムの全゛
体図、第16図は制御装置のハードウェア構成を示すブ
ロック図、第17図及び第18図は制御装置のソフトウ
ェア構成を示すフローチャートである。 2・・・経糸 5・・・筬 10・・・緯糸 12・・
・エアテンサー 15・・・ドラム式緯糸貯留装置 1
7・・・主ノズル 19・・・緯入れ糸の除去袋TL 
21・・・カッター 44・・・回転軸 48・・・ド
ラム 53・・・糸案内パイプ 55.56・・・係止
ピン 94・・・噛合いクラッチ 95・・・凹部 9
6・・・接続体 99・・・凸部 100・・・切換体
 114・・・エアアクチュエータ 123・・・電磁
クラッチ 132・・・糸巻き用モータ 170・・・
近接スイッチ 171.172・・・リミットスイッチ
 197・・・除去用パイプ 210・・・圧力空気供
給源 246・・・ブロワ 250・・・主モータ 2
52・・・主軸 255・・・電磁ブレーキ256・・
・インチング用モータ 257・・・電磁クラッチ 3
00・・・制御装置 301・・・cpu316・・・
スタート位置合わせ用スイッチ 317・・・糸巻き用
スイッチ 特許出願人 日産自動車株式会社 代理人 弁理士 笹 島 冨二雄 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11織機の主軸(252)から−位相でのみ接続され
    るクラッチ(94)を介して伝達される動力により、ド
    ラム(48)又は糸案内(53)のいずれか一方を回転
    させてドラム(48)に緯糸(10)を巻付け、また所
    定のタイミングで係止体(155,156)を作動させ
    てドラム(48)に巻付けられた緯糸(10)を係止し
    て貯留するドラム式緯糸貯留装置(15)を備える織機
    において、前記クラッチ(94)の状態を検知するクラ
    ッチ状態検知装置(171,172)と、前記緯糸貯留
    装置(15)の位相を検知する位相検知装置(170)
    と、前記緯糸貯留装置(15)を単独で駆動可能な糸巻
    き用駆動装置(123,132)と、糸巻き用手動操作
    スイッチ(317)と、該スイッチ(137)からの信
    号を受け前記クラッチ状態検知装置(171172)に
    より前記クラッチ(94)が断状態であると検知された
    ときに前記糸巻き用駆動装置(123,132)を所定
    時間作動させる駆動装置作動手段と、該手段の作動中に
    前 “記位相検知装置(170)からの信号に基づいて
    前記緯糸貯留装置(15)の位相が始動時の前記主軸(
    252)の位相に対し前記クラッチ(94)の接続位相
    となった時点から実質的に遅れ側にずらしたタイミング
    で前記クラッチ(94)を接続可能状態に切換えるクラ
    ッチ切換手段とを設けてなる織機の始動準備装置。 (2)クラッチ(94)が、切換操作により接離される
    一対の部材(96,100)の対向する面のうち一方に
    単一の凹部(95)を有し、他方に該凹部(95)と噛
    合い可能な単一の凸部(99)を有する噛合いクラッチ
    である特許請求の範囲第1項記載の織機の始動準備装置
JP6738484A 1984-04-06 1984-04-06 織機の始動準備装置 Granted JPS60215845A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62231053A (ja) * 1986-03-27 1987-10-09 津田駒工業株式会社 織機の起動準備装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62231053A (ja) * 1986-03-27 1987-10-09 津田駒工業株式会社 織機の起動準備装置

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