JPS60198509A - 光コネクタフエル−ルとその製造方法 - Google Patents

光コネクタフエル−ルとその製造方法

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JPS60198509A
JPS60198509A JP59054798A JP5479884A JPS60198509A JP S60198509 A JPS60198509 A JP S60198509A JP 59054798 A JP59054798 A JP 59054798A JP 5479884 A JP5479884 A JP 5479884A JP S60198509 A JPS60198509 A JP S60198509A
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optical connector
optical fiber
synthetic resin
optical
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俊昭 柿井
Koichiro Matsuno
松野 幸一郎
Giyu Kashima
加島 宜雄
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • G02B6/3834Means for centering or aligning the light guide within the ferrule
    • G02B6/3841Means for centering or aligning the light guide within the ferrule using rods, balls for light guides

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、光フアイバ端部を固定保持した一対のプラグ
をスリーブ内に対向嵌合し光フアイバ相互を結合する光
コネクタにおいて、光ファイバを直接固定保持し、光フ
アイバ相互の結合特性を支配する主要因となる光スネク
タフエルールトソの製造方法の改良に関するものである
技術の背景 従来の外周に金属パイプを有する光コネクタフェルール
としては、単に外周に金属パイプを設けた構造のもの(
たとえば特開昭56−42207号公報、特開昭58−
27112号公報)や、金属パイプと元コネクタフェル
ールの本体材料の合成樹脂との離脱防止のため金属パイ
プに穴をあけた例(たとえば実公ffl 56−584
87号公報)がある。
従来技術と問題点 従来の金属パイプを設けた光コネクタフェルールの構成
概要の断面を第1図に示す。1は光フアイバ心線、2は
光ファイバ、5は合成樹脂、31は鍔部、4は金属パイ
プで、従来の金属パイプを設けた光コネクタフェルール
は、たとえば本体材料の合成樹脂としてエポキシ樹脂を
用いた場合、成形によるエポキシ樹脂の収縮率が114
90− a670 程度ある。一般には、この収縮率が
金属の熱膨張係数よシ大き−ので型から樹脂が容易にと
れる。実際に金属パイプ内径を2怖悟φとした場合、エ
ポキシ樹脂は約10μ惰収縮する。このため、金属パイ
プとエポキシ樹脂との間に剥離が生じ、光コネクタの長
期使用において金属パイプがエポキシ樹脂の本体から脱
落したシ、または金属パイプとエポキシ樹脂の剥離に伴
う光ファイバに対する偏心の増大が生じるといった欠点
がある。また金属パイプと本体の合成樹脂との剥離防止
として金属パイプに穴をあけ、光コネクタフェルール製
造時に合、威樹脂が金属パイプの穴に侵透する構造のも
のでは、金属パイプに穴をあける加工費が少くなく、穴
から浸出する合成樹脂による光コネクタフェルールの外
径変化など光ファイバの構造上の必須要件である高精度
の保証が得られなめ。
光コネクタフェルールの強度向上、また社耐摩耗性向上
として外周を金属パイプで形成するうえで重要な点は、
金属パイプと本体を形成する合成樹脂との接着性がM要
な問題となるが、この観点からの開発が尚残された問題
となっている。さらに外周を金属パイプで形成した光コ
ネクタフェルールの先端部を研磨するとき、外周が金属
で内側が合成樹脂のため、樹脂と金属を共に研磨する必
要が6j0研磨効率が極めて悪く生産性のうえでも問題
がある。
発明の目的 本発明は従来の欠点を除去するため、外周金属パイプの
内面または外周および内面を凹凸状に形成することによ
シ生産性の高−1かつ安定性の優れた光コネクタフェル
ールおよびその製造方法を提供することを目的とする。
以下図面について詳細に説明する。
発明の実施例 第2図Gに本発明の光コネク、タフエルールの一実施例
の構成断面を示す。第1図と同じ符号は同じ部分を示す
。本発明の金属パイプ5は、内面がたとえばねじ切シに
よシ凹凸状に形成されて、かつ金属パイプ5の一端部を
合成樹脂3の鍔部31の中に一部埋込む状態になってい
る。さらに金属パイプ5の先端部から光フアイバ20部
分が合成樹脂6で固定された形で突出した形状に形成さ
れてiる。第2図すは本発明の他の実施例の構成断面を
示す図で第1図と同じ符号は同じ部分を示す。
第2図aの先端部の被覆を除去した状態の光ファイバ心
f/s1の代シに光ファイバ6綜1の外形状よシ少しく
大きi外形状の成形用の金属ビン51を用いて成形し、
合成樹脂3で固化した後金属ビン51を引き抜き、その
あとに光フ!イパ1を挿入じ、挿入した光ファイバ1と
合成樹脂3とを接着するもので、本発明の一つの態様で
ある。
本発明の光コネクタフェルールの一実施例として、外径
が2.499±α001vsmφ、光フフイパ先端部か
ら鍔部までの長さが8飛淋、鍔部の肉厚が4fi*1%
鍔部から光フアイバ挿入孔の端部までの長さが4’rn
mのものを作成した。金属パイプ5は一部鈴部31の中
に埋込んでおシ、光コネクタフェルール本体の外周に現
れている長さは7愼惰である。金属パイプ5の内面はM
2.2のねじが切ってあシ、ねじの谷の径と金属パイプ
5の内径との段差は約0.24 mmで、この段差で金
属パイプ5の内面を凹凸状に形成している。また金属パ
イプ5の端部から1合成樹脂3によシ光ファイバ心@1
および被覆除去した光ファイバ2を固定した形で突出し
ておシ、第3図に示す本発明の光コネクタフェルールを
相互に結合した際、金属パイプ5同志が接触することな
く、光フアイバ2同志が直接結合する形状となっている
。なお第3図で、8はスリーブで、金属またはプラスチ
、り製のパイプで、両光コネクタフェルールの結合確度
を高めるため割)81の入りているばね性パイプを用い
ると効果が高まる。
次に第4図G乃至0によシ本発明の光コネクタフェルー
ルの製造方法の実施例につ−て説明する。
第4図G乃至第4図0にお−て、9は鍔部形成部90を
設けた円筒部911円錐状の光ファイバの挿入位置決め
部を形成する案内孔を備えた先端部92゜支持部95.
金属パイプ挿入孔94を有する下金型、10は合成樹脂
注入孔11.金属パイプ−入孔12を備えた上金型であ
る。第2図Gと同じ符号は同じ部分を示す。
まず外径2.499±(LDolmmで内面にM2.2
のねじの切っである金属パイプ5を金属パイプ挿入孔9
4から下金型9に挿入する。この場合、下金型9と金属
パイプ5の隙間は合成樹脂が流れない程度で、かつ金属
パイプ5の外周に対して下金型9の先端部92の光フア
イバ挿入の案内孔の偏心が3μ惰以内に入るよう設計し
である。下金型9の先端部92は、金属パイプ5の挿入
先端部から更に円錐状に光ファイバ2を挿入案内する円
錐形状に形成してあシ、円錐状、先端部の中心に約15
0β惰の微細孔が開孔している。下金型9に金属パイプ
5を挿入した後、上金型10を下金型9上に配置し、光
フアイバ心線1の結合端部の被覆を除去して上金型10
の金属パイプ挿入孔12から金属パイプ5内に挿入する
。本実施例で鉱、光フアイバ心線1の先端部を約10情
淋の長さで被覆を除去し、被覆を除去した外径的125
11111の光ファイバ2の部分を下金型9の先端部9
2の中心孔に挿入する。次−で上金型100合成樹脂注
入孔11から合成樹脂3を注入し、金属パイプ5と光フ
フイバ心81を共に一体化して成形固化する。成形固化
抜上金型10を取外し、下金型9から成形一体化された
光コネクタフェルールを取シ出す。
本発明の他の実施例として、第5図に光)1イバ心線1
の代ルに、光ファイバ心線1の外形状よシ若千大きい外
形状の寸法の成形用の金属ビン51を用いた例を示す。
第4図G乃至Oと同じ符号は同じ部分を示す。第4図G
乃至Cによシ説明したと同様の工程で成形後、第4図6
乃至Oで説明した実施例の場合と同様上金部10を取外
し、下金型9から取出した後、金属ビン51を引抜いた
後の細光に先端部の被覆を除去した光ファイバ心@!1
を挿入し成形用合成樹脂50間を接着剤で固定する。
なお上金飄10の取外しは、光ファイバ心1Ii11を
挿入し接着剤で固定した後行9てもよい。
なお本発明の光コネクタフェルールの製造方法におりて
、金属パイプ5および金属ピン51の外周には、あらか
じめ離型剤を箪布しておき、上および下金−10および
9から取出しを容易としている。
本発明の実施例によシ作成された光コネクタフ。
エルールは第6図に示すような形状をしているが、光フ
ァイバ2の形成されている先端部から約0.5mm研磨
を行う。この場合、光ファイバ、2の研磨端部は金属パ
イプ5の端部よシなお0.5mm突出した位置にあシ、
金属パイプ5を研磨する必要はない。
本発明による光コネクタフェルールは、金属パイプの内
面を凹凸状に形成することによシ凹凸部に合成樹脂が充
填され、金属パイプと合成樹脂との接着面積の増大に併
せて1000回の脱着操作を行った結果、金属パイプが
合成樹脂から剥離することはなか9た。また金属パイプ
の一部が合成樹脂の本体の鍔部に埋込む構成となって−
ることかう、光コネクタフェルールの曲げ強度も5Kg
以上が確保され、従来の金属パイプを用いないプラスチ
ック形光コネクタフェルールの曲げ強度が高々2.5に
σであシ、金属パイプを単に外周に施した従来の金属パ
イプ形光コネクタフェルールでも2Kg程度だったのに
比し、約2倍強の強度が得られた。
なお本発明による金属パイプの合成樹脂の鍔部への埋込
み深さは2.s、、、、以上とすることによシ、平均s
xg以上の曲げ強度が得られること金確認した。
さらに本発明の光コネクタフェルールは、形成後の光フ
アイバ端部の研磨に際し、金属ノくイブを研磨する必要
のない結合端部構成となっているので、従来の金属パイ
プをともに研磨するのに約10分の時間を要して−たの
が約3分で達成できるとトモに、研磨盤、う、ビッグフ
ィルムの寿命も従来の場合に比し約2倍以上使用可能と
なった。
またヒートサイクルについて実験した結果、従来の金属
パイプ形光コネクタフェルールでは一300C〜+70
°C150日間のヒートサイクルテストで試料20個の
うち5個が1000回説着試験によシ金属パイプと合成
樹脂間で剥離し、金属ノくイブが7工ルール脱着時に脱
落した。これに対し、本発明の内面を凹凸状に形成した
金属ノ(イブ形光コネクタフェルールでは、同じ条件で
のヒートサイクルテストで、試料20個のうち、ヒート
サイクルテスト及び10bO回脱着試験終了後はもとよ
シ、その後引続いての使用においても金属パイプが合成
樹脂から脱落したものは1個もない。
なお本発明では、金属パイプの内面の凹凸形状処理をM
2.2のねじを用iて行った例を示したが、この掘削加
工は本実施例に限るものではなく、化学的処理、たとえ
ば工、チングによシ行ってもよい。また、パイプにスウ
ェージング加工等をおこないパイプ外形、内径全体に凹
凸をつけてもよい。
すなわち、内面に凹凸をほどこしてあ)、かつ外。
周の一部が所定の径であれは外周に凹凸があり′ても問
題なく適用できる。
さらに金属パイプが合成樹脂本体から脱離しにくい構造
に成形する例として、第7図に示すように金属パイプの
合成樹脂本体に埋込む部分を52で示すように広げる構
造とすることも本発明の態様の一つである。また金属パ
イプの先端に面取シ、または曲面を施すとスリーブへの
挿入を容易とする。さらに第8図に示すように、金属ノ
くイブの合成樹脂からの脱落防止や、曲げ強度をよシ高
めるため、合成樹脂本体の鍔部31に金属パイプの埋込
部を更に増大させる補強部32を設ける構成とすること
も本発明の態様の一つである。第8図の構成とした本発
明の実施例では、曲げ強度は6にσ以上に向上した。
第’ 図a、 bに本発明の光コネクタフェルールを、
光ファイバの位置決めをセラミック球90′(たとえば
0.820mmφ)3個、2段形式の光コネクタフーエ
ルールに適用した例の側断面および構成断面を示す。本
発明はこの種形式の光コネクタフェルールに適用しても
全く問題がない。
第10図に本発明の金属パイプ5の他の実施例の断面形
状を示す。本実施例−金属パイプ5の外周面も凹凸状に
形成したものである。第11図および第12図は本実施
例の金属パイプを用いた2種の光コネクタフェルールの
断面構造を示す。第2図Gと同じ符号は同じ部分を示す
。第11図および第12図はそれぞれ金属外周の凹凸の
順序や位置および寸法を適宜選択して使用する例を示し
ている。
凹凸加工は、たとえば金属パイプにスクエージング加工
等によシ行う。第10図において、金属パイプ5の内径
、外径の一例として内径DIN =1・8惰16外径D
QUT= 2.499±0.001mmφのものを用い
た。本実施例の金属パイプでは、第11図、第12図の
A。
Bの部分に成形用合成樹脂3が入シ、更に成形用合成樹
脂3が収縮することにょシ金属パイプ5との接着性が増
大する。また第12図の例ではスy L−プに最初に当
接する部分Cが金属パイプ5で、金属パイプ5と成形用
合成樹脂3との接合面でないから、スリーブへ光コネク
タフェルールを挿入するときの光コネクタフェルール樹
脂部の耐摩耗性も向上する。さらに量産性のうえで本実
施例の金属パイプは優れている。また第11図、第12
図に示した実施例の光コネクタフェルールを用いた場合
も第2図6の実施例の場合と同様の実験結果が確認され
た。
発明の効果 以上詳細に述べたように、本発明による光コネクタフェ
ルールは、内面、または外周および内面上凹凸状に形成
した金属パイプを用φ、その結合面端部から光フアイバ
端部を突出し、他端部の一部を合成樹脂本体に埋込ませ
ることによシ、金属 □パイプの合成樹脂からの剥離、
脱落もなく、曲げ強度も従来の約2倍強に向上し、結合
面の研磨時間も従来の約A以下に短縮し、生産性の向上
性能の安定性、高信頼性が確保され、その効果大である
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光コネクタフェルールの構成断面図、第
2図a、bはそれぞれ本発明の光コネクタフェルールの
実施例の構成断面図、第3図は本発明の光コネクタフェ
ルール相互結合状態を示す図、第4図6乃至Cは本発明
の光=ネクタフエルールの製造方法の実施例を説明する
図、第5図は本発明の光コネクタフェルールの製造方法
の他の実施例を説明する図、第6図は本発明の製造方法
によシ得られた光コネクタフェルール、第7図拡本発明
の金属パイプの他の実施例、第8図は本発明の光コネク
タフェルールの他の実施例、第9図a、bは本発明のも
用例、第10図乃至第12図はそれぞれ本発明の金属パ
イプの他の実施例である。 1・°°光ファイバ心戯、2・°・光フフイバ、3内成
形用合成樹脂、31・・・鍔部、4,5・・・金属パイ
プ、51・・・金属ピン、8・・・スリーブ、81・・
・スリーブの割シ、?・・・上金型、90・・・鉛部形
成部、91・・・円筒部、92・・・先端部、95・・
・支持部、94.12・・・金属パイプ挿入孔、10・
・・止金fi、11川合成樹脂注入孔、52・・・金属
パイプ広がシ部、32・・・補強部、90′・・・セラ
ミック球 特許出願人 住友電気工業株式会社 (外1名)代理人
 弁理士 玉蟲久五部 第4図 第5図 第1図 第8図 第10図 第11図 第12図 手続補正畜 昭和l/年2月λρ日 昭和59年特許願第54798号 2、発明の名称 光コネクタフェルールとその製造方法 6、補正音する者 事件との関係 特許出願人 住所 大阪市東区北浜5丁目15査地 名称 (213)住友電気工業株式会社4、代理人 5、補正C二より増加する発明の詳細な説明 細 書 1、発明の名称 光コネクタフェルールとその製造方法 2、特許請求の範囲 (1)光フアイバ端部な固定保持した一対のプラグをス
リーブ内に対向嵌合し光フアイバ相互を結合する光コネ
クタフェルールの嵌合部外周の一部は金属パイプからな
り、他部は成形樹脂で形成されている光コネクタフェル
ールにおいて、該金1凧バクタフエルール。 (4)前記金属パイプの凹凸面は、該金属パイプのフェ
ルール。 をスリーブ内に対向嵌合し光フアイバ相互を結合する光
コネクタの光コネクタフェルールの製造方法(二おいて
、先端部に円錐状の光フアイバ位置決め部を設けた下金
型鑑二あらかじめ所望の外径を有した金属パイプを挿入
し、その後光)rイパ先端部の被覆を除去した光フrイ
パ心線を該下金型にセットし、しかる後該下金型に合成
樹脂注入孔を設けた上金型をセットし、該上金型2二設
けた合成樹脂注入孔より該止金型および下金型内l二合
成樹脂を注入し、該金属バイブと該光ファイバ6蔵を固
定し一体化した後、該上金型および下金型から取出す工
程からなることを特徴とする光コネクタフェルールの製
造方法。 (力前記金属バイブは内面または外周および内面法。 エルールの製造方法。 法。 3、発明の詳細な説明 発明の技術分野 本発明は、光フ2゛rイパ端部を固定保持した一対のプ
ラグをスリーブ内に対向嵌合し光フアイバ相互を結合す
る光コネクタにおいて、光ファイバを直接固定保持し、
光フアイバ相互の結合特性を支配する主要因となる光コ
ネクタブエルールとその製造方法の改良に関するもので
ある。 技術の背景 従来の外周に金属パイプを有する光コネクタフェルール
としては、単に外周寵二金属パイプを設けた構造のもの
(たとえば特開昭56−42207号公報。 特開昭58−27112号公報)や、金属パイプと光コ
ネクタフェルールの本体材料の合成樹脂との離脱防止の
ため金属パイプに穴をあけた例(たとえば実公昭56−
58487号公報)がある。 従来技術と問題点 従来の金属パイプを設けた光コネクタフェルールの構成
概要の断面を第1図に示すt、1け光フrイバ心線、2
は光ファイバ、3は合成樹脂、31は鍔部、4は金)萬
パイプで、従来の金属パイプを設けた光コネクタフェル
ールは、たとえば本体材料の合成樹脂としてエポキシ樹
脂を用いた場合、成形によるエポキシ樹脂の収縮率が0
.490〜0.670程度ある。一般には、この収縮率
が金属の熱膨張係数より大きいので型から樹脂が容易に
とれる。実際に金属パイプ内径を2mrlLφとした場
合、エポキシ樹脂は約10μm収縮する。このため、金
属パイプとエポキシ樹脂との間に剥離が生じ、光コネク
タの長期使用において金属パイプがエポキシ樹脂の本体
から脱落したり、または金属パイプとエポキシ樹脂の剥
離に伴う光フrイバに対する偏心の増大が生じるといっ
た欠点がある。 また金属パイプと本体の合成樹脂との剥離防止として金
属パイプに穴をあけ、光コネクタフェルール製造時に合
成樹脂が金属パイプの穴に浸透する構造のものでは、金
属パイプに穴をあける加工費が少くなく。 穴から浸出する合成樹脂による光コネクタフェルールの
外径変化など光フrイパの構造上の必須要件である高精
度の保証が得られない。 さらC二重要な問題として光コネクタフェルールの曲げ
強度がある。従来の金属パイプを単C二外周に施した光
コネクタフェルールでは、高々2Kl程度で実用上から
は2倍以上の曲げ強度が要望される。 光コネクタフェルールの強度向上、または耐摩耗性向上
として外周を金属パイプで形成するうえで重要な点は、
金属パイプと本体を形成する合成樹脂との接着性が重要
な問題となるが、この観点からの開発が内桟された問題
となっている。さらに外周を金属パイプで形成した光コ
ネクタフエルールの先端部を研磨するとき、外周が金属
で内側が合成樹脂のため、樹脂と金属を共に研磨する必
要があり研磨効率が極めて悪く生産性のうえでも問題が
ある。 発明の目的 本発明は従来の欠点を除去するため、外周金属パイプの
一端部を本体を形成する合成樹脂に埋め込んで形成する
ことにより生産性の高い、かつ安定性の優れた光コネク
タフェルールおよびその製造方法を提供することを目的
とする。以下図面について詳細に説明する。 発明の実施例 第2図aに本発明の光コネクタフェルールの一実施例の
構成断面を示す。第1図と同じ符号は同じ部分を示す。 本実施例の金属パイプ5は、内面がたとえばねじ切りに
より凹凸状に形成されそ、かつ金属パイプ5の一端部を
合成樹脂3の鍔部61の中Cニ一部埋込む状態になって
いる。なお本実施例を含め以下に述べる各実施例とも、
金属パイプ5の内面、または内面および外周に凹凸面を
設けた例について説明するが、本発明においては、この
凹凸面は必要に応じて設ければよく、凹凸面を設けない
金属パイプの一端部を成形用合成樹脂に埋込む構成を特
徴としている。さらに金属パイプ5の先端部から光ファ
イバ2の部分が合成樹脂6で固定された形で突出した形
状に形成されている。 第2図6は本発明の他の実施例の構成断面を示す図で1
1図と同じ符号は同じ部分ン示す。第2図αの先端部の
被覆を除去した状態の光ソアイパ心線1の代りに光フア
イバ心線1の外形状より少しく大きい外形状の成形用の
金属ピン51ヲ用いて成形し、合成樹脂6で固化した後
金属ピン51ヲ引き抜き、そのあとC二元ファイバ1を
挿入し、挿入した光ファイバ1と合成樹脂3と’Pf着
するもので、本発明の一つの態様である。 本発明の元コネクタフェルールの一実施例として、外径
が2.499±0.001 m専φ、光フアイバ先端部
から鍔部までの長さが8′In77&、鍔部の肉厚が4
mm。 鍔部から光フアイバ挿入孔の端部までの長さが4mmの
ものン作成した。金属パイプ5は一部鍔部51の中に埋
込んでおり、光コネクタフェルール本体の外周C二現れ
ている長さは7mtnである。本実施例では金属パイプ
5の内面はM2.2のねじが切ってあり、ねじの谷の径
と金属パイプ5の内径との段差は約0.24 mWで、
この段差で金属パイプ5の内面を凹凸状に形成している
。また金属パイプ5の端部から、合成樹脂3により光ノ
アイパ心線゛1および被覆除去した光ファイバ2を固定
した形で突出しており、第6図に示す本発明の光コネク
タソエノν−ルを相互に結合した際、金属パイプ5同志
が接触することなく、光フアイバ2同志が直接結合する
形状となっている。なお第3図で、8はスリーブで、金
属またはプラスチック製のパイプで、両光コネクタフェ
ルールの納置確度を高めるため割り81の入っているば
ね性パイプを用いると効果が高まる。 次にs4図a乃至Cにより本発明の光コネクタノエルー
ルの製造方法の実施例について説明する。 ′W14図α乃至第4図Cにおいて、9はjI都形成部
907a′設けた円筒部919円錐状の元ファイバの挿
入位置決め部乞形成する”桑内孔を備えた先端部92゜
支持部93.金属パイプ挿入孔94を有する下金型、1
0は合成゛樹脂注入孔11.金属パイプ挿入孔12を備
えた上金型である。第2図aと同じ符号は同じ部分を示
す。 まず本実施例では外径2.499±0.001 mmで
内面+:A(2,2のねじの切っである金属パイプ5を
金属パイプ挿入孔94から下金型9C二挿入する。この
場会、下金型9と金属パイプ5の隙間は合成樹脂が流れ
ない程度で、かつ金属パイプ5の外周(二対して下金型
9の先端部92の光フアイバ挿入の案内孔の偏心が5μ
寡以内に入るよう設計しである。下金型9の先端部92
は、金属パイプ5の挿入先端部から更に円錐状(二元フ
ァイバ2を挿入案内する円錐形状に形成してあり、円錐
状先端部の中心に約150μmの微細孔が開孔している
。下金型9に金属パイプ5?挿入した後、止金型10ヲ
下金型9上に配置し、光フアイバ心線1の結曾端郡の被
覆を除去して上金型10の金属パイプ挿入孔12から金
属パイプ5内(二挿入する。本実施例では、光フアイバ
心線1の先端部を約10771WLの長さで被覆を除去
し、被覆を除去した外径約125μ専の光ファイバ2の
部分を下金型9の先端部92の中心孔に挿入する。次i
で上金型10の合成樹脂注入孔11から合成樹脂3に注
入し、金属パイプ5と光フrイパ心線1を共gニ一体化
して成形固化する。 成形固化後止金型10を取外し、下金型9から成形一体
化された光コネクタフェルールを取り出す。 本発明の他の実施例として、第5図に光フ1イパ心I5
!1の代りに、光フ゛rイパ心線1の外形状より若干大
きい外形状の寸法の成形用の金属ピン51を用いた例を
示す。第4図a乃至Cと同じ符号は同じ部分を示す。第
4図α乃至Cにより説明したと同様の工程で成形後、第
4図α乃至Cで説明した実施例の場合と同様上金型10
を取外し、下金型9から取出した後、金属ピン51を引
抜いた後の細孔に先端部の被覆を除去した光フrイパ心
糾1を挿入し成形用合成樹脂6の間を接着剤で固定する
。なお上金型10の取外しは、光フrイパ心線1を挿入
し接着剤で固定した後行ってもよい。 なお本発明の光コネクタフェルールの製造方法において
、金属パイプ5および金属ピン51の外周には、あらか
じめ離型剤を塗布しておき、上および下金型10および
9から取出しな@昌としている。 本発明の実施例により作成された光コネクタフェルール
は第6図に示すような形状をしているが、光ファイバ2
の形成されている先端部から約0.5關1磨を行う。こ
の場合、光ファイバ2の研磨端部は金属パイプ5の端部
よりなおQ、5 mm突出した位置(二あり、金属パイ
プ5を研磨する必要はない。 本発明の一実施例で金属パイプの内面を凹凸状に形成し
た場合、凹凸部C:合成樹脂が充填され、金属パイプと
合成樹脂とのtA着面積の増大に併せて1000回の脱
着操作を行った結果、金属パイプが脅威樹脂から剥離す
ることはなかった。また本発明による光コネクタノエル
ールは、金属パイプの一部が合成樹脂の本体の4部に埋
込む構成とlLっていることから、光コネクタフェルー
ルの曲げ強度も5Kg以上が確保され、従来の金属パイ
プを用いないプラスチック形光コネクタソエルールの曲
げ強度が高々2.5 Klであり、金属パイプを単(二
外周に施した従来の金属パイプ形光コネクタソエルール
でも2KI程度だったのに比し、約2倍強の強度が得ら
れた。なお本発明による金属パイプの合成樹脂の鍔部へ
の埋込み深さは2.5mm以上とすることにより、平均
5に1以上の曲げ強度が得られることを確認した。 さらに本発明の光コネクタフェルールは、形成後の光フ
アイバ端部の研磨に際し、金属パイプを研磨する必要の
ない結合端部構成となっているので、従来の金属パイプ
をともに研磨するのに約10分の時間乞要してiたのが
約5分で達成できるとともに、研磨盤、ラッピッグフイ
ルムの寿命も従来の場合(二比し約2倍以上使用可能と
なった。 またヒートサイクルにっInc実験した結果、従来の金
属パイプ形光コネクタフェルールでは一50℃〜+70
℃、50日間のヒートサイクルテストで試料20個のう
ち5個が1000回脱着試験C二より金属パイプと合成
樹脂間で剥離し、金属パイプがフェルール脱着時C二脱
落した。これ(二対し、本発明の一実施例で、内面な凹
凸状に形成した金属パイプ形光コネクタフェルールでは
、同じ条件でのヒートサイクルテストで、試料20個の
うち、ヒートサイクルテスト及び1000回脱着試験終
了後はもとより、その後引続いての使用においても金属
パイプが合成樹脂から脱落したものは1個もない。 なお本発明の一実施例では、金属パイプの内面の凹凸形
状処理なM2.2のねじを用いて行った例を示したが、
この掘削加工は本実施例に限るものではなく、化学的処
理、たとえばエツチングにより行ってもよい。また、パ
イプにスヮエージング加工等をおこないパイプ外形、内
径全体に凹凸をつけてもよい。すなわち、内面に凹凸を
ほどこしてあり、かつ外周の一部が所定の径であれば外
周に凹凸があっても問題なく適用できる。 本発明の金1萬パイプが合成樹脂本体から脱離しにくい
合成樹脂本体へ一端部を埋込む構造に成形する例として
、第7図に示すように金属パイプの合成樹脂本体に埋込
む部分を52で示すように広、げる構造とすることも本
発明の態様の一つである。 また金属パイプの先端に面取り、または曲面を施すとス
リーブへの挿入な容昌とする。さらに第8図に示すよう
(二、金属パイプの合成樹脂からの脱落防止や、曲げ強
度をより高めるため、合成樹脂本体の鍔部61(二金属
パイプの埋込部′4r:更に増大させる補強部52を設
ける構成とすることも本発明の態様の一つである。第8
図の構成とした本発明の実施例では、曲げ強度は6に!
1以上に向上した。 第9図a、bに本発明の光コネクタフェルールを、光ソ
アイパの位置決めをセラミック球90′(たとえば0.
820 mmφ)5個、2段形式の光コネクタノエルー
ルC二適用した例の側断面および構成断面を示す。本発
明はこの種形式の光コネクタノエルールに適用しても全
く問題がない。 第10図C:本発明の金属パイプ5の他の実施例の断面
形状を示す。本実施例は金属パイプ5の外周囲も凹凸状
に形成したものである。411図および第12図は本実
施例の金属パイプを用匹た2種の光コネクタフェルール
の断面構造を示す。第2図αと同じ符号は同じ部分を示
す。第11図および第12図はそれぞれ金属パイプ5の
一端部を成形用合成樹脂5C二埋め込み、さらに金属パ
イプ5の外周の凹凸の順序や位置および寸法を適宜選択
して使用する例を示している。凹凸加工は、たとえば金
属パイプにスウエージング加工等により行う。 第10図において、金属パイプ5の内径、外径の一例と
して内径Dig = 1 、8mmφ、外径Dour 
= 2 、499±0.001mrnφのものを用いた
。本実施例の金属パイプでは、第11図、@12図の金
属パイプ5の成形用合成樹脂3に埋込まれたA、Hの部
分に成形用合成樹脂3が入り、更に成形用合成樹脂3が
収縮することにより金1萬パイプ5との接着性が増大す
る。また第12図の例ではスリーブに最初に当接する部
分Cが金属パイプ5で、金属パイプ5と成形用合成樹脂
3との接合面でないから、スリーブへ光コネクタフェル
ールを挿入するときの光コネクタフェルール樹脂部の耐
摩耗性も向上する。さらに量産性のうえで本実施例の金
属パイプは優れている。また第11図、!12図に示し
た実施例の光コネクタフェルールを用いた場合も第2図
αの実施例の場合と同様の実験結果が確認された。 ゛発明の効果 以上詳細に述べたように1本発明による光コネクタフェ
ルールは、金嘆パイプを、または必要≦二応じ内面、あ
るいは外周および内面を凹凸状に形成した金属パイプを
用い、その結合面端部から光ブrイバ端部を突出し、他
端部の一部を合成樹脂本体に埋込ませることにより、金
属パイプの合成樹脂からの剥離、脱落もなく1曲げ強度
も従来の約2倍強に向上し、結合面の研磨時間も従来の
約1A以下に短縮し、生産性の向上、性能の安定性。 高信頼性が確保され、その効果大である。 4、図面の簡単な説明 第1因は従来の光コネクタフェルールの構成断面図、第
2図α、bはそれぞれ本発明の光コネクタフェルールの
実施例の構成断面図、第3図は本発明の光コネクタフェ
ルール相互結合状態を示す図、第4図α乃至Cは本発明
の光コネクタフェルールの製造方法の実施例を説明する
図、第5図は本発明の光コネクタフェルールの製造方法
の池の実施例を説明する図、第6図は本発明の製造方法
により得られた元コネクタフェルール、第7図は本発明
の金属パイプの他の実施例、第8図は本発明の光コネク
タソエルールの他の実施例、第9図α。 bは本発明の応用例、第10図乃至第12図はそれぞれ
本発明の金属パイプの他の実施例である。 1・・・光ソアイパ心線、2・・・光ファイバ、5・・
・成形用合成樹脂、31・・・鍔部、4,5・・・金属
パイプ、51・・・金属ピン、8・・・スリーブ、81
・・・スリーブの割り、9・・・上金型、90・・・鍔
部形成部、91・・・円筒部、92・・・先端部、93
・・・支持部、94.12・・・金属パイプ挿入孔、1
0・・・上金型、11・・・合成樹脂注入孔、52・・
・金属パイプ広がり部、52・・・補強部、90′・・
・セラミック球

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光フアイバ端部を固定保持した一対のプラグをス
    リーブ内に対向嵌合し光フアイバ相互を結合する光コネ
    クタフェルールの嵌合部外周の一部は金属パイプからな
    シ、他部は成形樹脂で形成されている光コネクタフェル
    ールにおいて、該金屑パイプ紘該成形樹脂の充填する凹
    凸面を備えてなる光コネクタフェルール。
  2. (2)前記金属パイプの凹凸面は、該金属パイプの内面
    に凹凸状を形成してなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の光=ネクタフエルール。
  3. (3)前記金属パイプの凹凸面は、該金属パイプの内面
    および外周に凹凸状を形成してなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の光コネクタフェルール。
  4. (4)前記光フアイバ端部は前記金属パイプの端部よシ
    突出して壜ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の光コネクタフェルール。
  5. (5)前記金属パイプの一部を前記成形樹脂に埋込んで
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光コ
    ネクタフェルール。
  6. (6)光フアイバ端部を固定保持した一対のプラグをス
    リーブ内に対向嵌合し光フアイバ相互を結合する光コネ
    クタの光コネクタフェルールの製造方法におiて、先端
    部に円錐状の光フアイバ位置決め部を設けた下金型にあ
    らかじめ所望の外径を有し、内面または外周および内面
    を凹凸状に形成した金属パイプを挿入し、その後光ファ
    イバ先端部の被覆を除去した光フフイバ心線を該下金型
    にセットし、しかる後該下金屋に合成樹脂注入孔を設け
    た上金型をセ、トシ、該止金型に設けた合成樹脂注入孔
    よシ該止金屋および下金屋内に合成樹脂を注入し、該金
    属パイプと該光フアイバ心線を固定し一体化した後、該
    止金型および下金型から取出す工程からなることを特徴
    とする光コネクタフェルールの製造方法。
  7. (7)光シフイバ端部を固定保持した一対のプラグをス
    リーブ内に対向嵌合し光フアイバ相互を結合゛する光=
    ネクタの光コネクタフェルールの製造方法におhて、先
    端部に円錐状の光フアイバ位置決め部を設けた下金型に
    あらかじめ所望の外径を有し、内面または外周および内
    面を凹凸状に形成した金属パイプを挿入し、その後光フ
    ァイバの外形状よル大きい外形状の成形用金′属ピンを
    該下金型にセytl、Lかる後該下金型に合成樹脂注入
    孔を設けた上金型をセットし、咳上金屋に設けた合成樹
    脂注入孔より該止金型および下金型内に合゛成樹脂を注
    入し固化した後該金属ピンを引抜き、該金属ピンを引抜
    いた該金属ピン形状孔に光フアイバ先端部の被覆を除去
    した光フアイバ心線を挿入し、該光フアイバ心線と該合
    成樹脂間を接着剤により固定した後、該止金型および下
    金型から取出す工程からなることを特徴とする光コネク
    タフェルールの製造方法。
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