JPH0750219B2 - 光コネクタ端末構造 - Google Patents

光コネクタ端末構造

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JPH0750219B2
JPH0750219B2 JP63264075A JP26407588A JPH0750219B2 JP H0750219 B2 JPH0750219 B2 JP H0750219B2 JP 63264075 A JP63264075 A JP 63264075A JP 26407588 A JP26407588 A JP 26407588A JP H0750219 B2 JPH0750219 B2 JP H0750219B2
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JP
Japan
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fiber
built
adhesive
gap
glass tube
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JP63264075A
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賢治 山内
和彦 藏田
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光コネクタの端末構造に係わり、特に短尺の光
ファイバを予めガラス管に内蔵固定した光コネクタ端末
構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、短尺の光ファイバを内蔵固定しておき、新たに接
続しようとするファイバを整合剤を用いて内蔵ファイバ
と接続する光コネクタは、例えば第5図(特願昭62−14
3312号参照)に示すように、ファイバを保持するための
小径穴1aを軸方向に貫通させたガラス管1に、この小径
穴1aまで達する切欠部2を設け、短尺の内蔵ファイバ3
の両端面をファイバ軸に直角に平面加工している。そし
て、内蔵ファイバ3の一方の端面3aをガラス管1の先端
およびフェルール先端面と一致させ、もう一方の端面3b
を切欠部2に合わせた状態で接着固定するようになって
いる。そして、接続しようとしている光ファイバ4の先
端を応力破断によりほぼファイバ軸に直角かつ平面に切
断し、接着剤5をガラス管1の小径穴1aより注入し、接
続ファイバ4を挿入固定する。このとき接着剤5は、そ
の屈折率がファイバコアとほぼ等しく、整合剤としての
役割も果たしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来の構造は、接続ファイバ4を応力破断
によって切断するため、切断面の精度が必ずしも良好で
はない。そのため、内蔵ファイバ3と接続ファイバ4を
突き合わせたときに、第6図に示すように切断面6の不
良により部分的に間隙があくことがある。すると、ファ
イバ端面に接着剤5が付着している部分と、接着剤5が
付着せず内蔵ファイバ3と接着ファイバ4同士が密着し
ている部分が不均一に生じることになり、場合によって
は第7図に示すように内蔵ファイバ3、接続ファイバ4
のコア3c、4aの部分まで不均一に接着される。
このような不均一な接着は、内蔵ファイバ3および接着
ファイバ4とガラス管1の熱膨脹係数の違いなどのため
に、高温雰囲気中で内蔵ファイバ3と接着ファイバ4が
互いに離れる方向に変動したときに剥離を生じやすい。
そして、この剥離が内蔵ファイバ3および接続ファイバ
4のコア3c、4aに及んだ場合には、接続点での接続損
失、反射減衰量の劣化が起きるという欠点があった。
また、接続ファイバ4の切断面6がほぼファイバ軸に直
角でかつ平面の場合には、ファイバ端面は均一に接着さ
れるが、内蔵ファイバ3と接続ファイバ4の端面間の接
着剤5の厚さは制御が難しい。このため、接着剤5の層
が非常に薄く、高温雰囲気中での内蔵ファイバ3、接続
ファイバ4の変動量が接着剤5の伸びより大きく、変動
するときにかかる力が接着剤5の強度より大きい場合に
はやはり剥離を生じることになる。
本発明の目的は上述した欠点に鑑みなされたもので、内
蔵ファイバと接続ファイバの端面の剥離を防止し得る光
コネクタ端末構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するために本発明に係わる光コネク
タ端末構造は、接続すべきファイバ外径よりわずかに大
きい小径穴を軸方向に貫通させたガラス管と、このガラ
ス管内に挿入され、前端面をガラス管の前端面と同一平
面上に合わせかつガラス管の小径穴の長さより短い内蔵
ファイバを備えて成り、この内蔵ファイバと接続するフ
ァイバ端面間に一定の間隙を設け、この間隙内に弾性の
ある接着剤を充填させた構成としたものである。
〔作用〕
このように本発明においては、内蔵ファイバと接続ファ
イバの端面間に一定の間隙を生じさせることにより、高
温雰囲気において内蔵ファイバと接続ファイバが互いに
離れる方向に変動した場合でも、内蔵ファイバと接続フ
ァイバの端面間に接着剤が十分に充填されており、特に
光ファイバのコアの部分には完全に接着剤が付着してい
るので、弾性のある接着剤を使用することにより、熱膨
脹による変動量より接着剤の伸長量を大きくすれば端面
間の剥離は起こらない。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係わる光コネクタ端末構造の一実施例
を示す縦断面図である。ガラス管10に接着固定された内
蔵ファイバ11の右側(接続ファイバ側)のファイバ端面
11aは傾斜研磨されている。また、接続ファイバ12の切
断面12aは応力破断によりほぼファイバ軸に直角かつ平
面に切断されている。このような構成において、ガラス
管10の小径穴10aに弾性のある接着剤13を注入し、接続
ファイバ12を挿入固定すると、内蔵ファイバ11のファイ
バ端面11aと接続ファイバ12の切断面12aの間には隙間が
でき、接着剤13がこの隙間を満たすことになる。
すると、高温による熱膨脹で内蔵ファイバ11と接続ファ
イバ12の間隔が開いた場合でも、この接着剤13の弾性に
よりこの間隔を吸収できるので、内蔵ファイバ11のファ
イバ端面11aと接続ファイバ12の切断面12a間の剥離は起
こらず、安定した特性を保つことができる。
この際、必要な接着剤13の伸び率は、例えば内蔵ファイ
バ11、接続ファイバ12の外径が125μm、ファイバ端面1
1aが8゜の角度で傾斜研磨されていると仮定すると、内
蔵ファイバ11、接続ファイバ12の中心部の間隔は8.8μ
mとなる。熱膨脹による内蔵ファイバ11と接続ファイバ
12の間隔の変動を2μmとすると、接着剤13の伸び率が
23%以上であれば熱膨脹による変動よりも接着剤13の伸
長量の方が大きくなるので、内蔵ファイバ11のファイバ
端面11aと接続ファイバ12の切断面12a間の剥離は生じな
い。
第2図は本発明に係わる光コネクタ端末構造の他の実施
例の縦断面図である。内蔵ファイバ11のファイバ端面11
aにはファイバのコアにかからない突起11bが設けられて
おり、ファイバ端面11aと接続ファイバ12の切断面12aの
間に隙間を設け、この隙間内に接着剤13を充填した構造
としている。
第3図は本発明の構造のさらに他の実施例を示す縦断面
図である。内蔵ファイバ11のファイバ端面11aはファイ
バ軸に直角に平面研磨されている。本実施例にあって
は、接続ファイバ12の切断面12aとの間に隙間を生じさ
せるために内蔵ファイバ11、接続ファイバ12の外径とほ
ぼ等しい外径で、このファイバ11、12のコア径より十分
大きな内径を有するスペーサ14を内蔵ファイバ11のファ
イバ端面11aと接続ファイバ12の切断面12aとの間に挿入
配置した構造としている。前記した隙間には接着剤13が
充填されている。
第4図は本発明の構造の他の実施例を示す縦断面図であ
る。内蔵ファイバ11のファイバ端面11aは特殊研磨によ
り少なくともコアの部分にくぼみ11cを設けた構造と
し、ファイバ端面11aと接続ファイバ12の切断面12aとの
間に隙間を設け、この隙間に接着剤13を充填した構造と
している。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による光コネクタ端末構造に
よれば、内蔵ファイバと接続ファイバの少なくとも対向
するコアの間にこれらのコアが非接触となる予め定めら
れた所定の隙間を設定する隙間設定手段を有しているの
で、設定された隙間に弾性のある接着剤を確実にかつ適
量充填させることができる。したがって、コアの一部の
み接着剤で接着されるという不都合を回避することがで
きる。また、高温雰囲気中で熱膨張によって内蔵ファイ
バと接続ファイバが互いに離れる方向に変動した場合で
も、接着剤の伸びによってこの変動が吸収され、ファイ
バのコア間の接着剤の剥離を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる光コネクタ端末構造の一実施例
を示す縦断面図、第2図ないし第4図はそれぞれ本発明
の構造の他の実施例を示す縦断面図、第5図は従来構造
の一例を示す縦断面図、第6図は従来の実施例のファイ
バ接続部の縦断面図、第7図は第6図で示したファイバ
接続部のファイバ端面の正面図である。 10……ガラス管、11……内蔵ファイバ、 11a……ファイバ端面、11b……突起、 11c……くぼみ、12……接続ファイバ、 12a……切断面、13……接着剤、 14……スペーサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続すべきファイバ外径よりわずかに大き
    い小径穴を軸方向に貫通させたガラス管と、このガラス
    管内に挿入され、前端面を前記ガラス管の前端面と同一
    平面上に合わせかつガラス管の小径穴の長さより短い内
    蔵ファイバを備えて成ると共に、この内蔵ファイバと接
    続するファイバの少なくとも対向するコアの間にこれら
    のコアが非接触となる予め定められた所定の隙間を設定
    する隙間設定手段を有しており、この隙間設定手段によ
    って設定された隙間に弾性のある接着剤を充填させたこ
    とを特徴とする光コネクタ端末構造。
JP63264075A 1988-10-21 1988-10-21 光コネクタ端末構造 Expired - Lifetime JPH0750219B2 (ja)

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JPH02111905A JPH02111905A (ja) 1990-04-24
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