JP2005227721A - 光接続器、光モジュール、および光接続器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数本の光ファイバを一括接続させたときの接続損失を低減できる光接続器、光モジュール、および光接続器の製造方法を提供する。
【解決手段】 光接続器2は、複数本の光ファイバ6と、各光ファイバ6の一端部6aを含む部分が挿入される複数のファイバ孔14を有する光接続部材8と、を備え、光ファイバ6の一端部6aにおけるモードフィールド径W1が光ファイバ6の他の部分におけるモードフィールド径W2に対して拡大されている。このため、光ファイバ6を光接続部材8のファイバ孔14に挿入し突き合わせると、対向する光ファイバ6の間を伝搬する光の広がりが抑えられる。その結果、対向する2つの光ファイバ6の間に端面角度や端面位置のばらつきによる間隙や軸ずれがあっても、光ファイバ6同士を低損失で接続することができる。
【選択図】 図4
【解決手段】 光接続器2は、複数本の光ファイバ6と、各光ファイバ6の一端部6aを含む部分が挿入される複数のファイバ孔14を有する光接続部材8と、を備え、光ファイバ6の一端部6aにおけるモードフィールド径W1が光ファイバ6の他の部分におけるモードフィールド径W2に対して拡大されている。このため、光ファイバ6を光接続部材8のファイバ孔14に挿入し突き合わせると、対向する光ファイバ6の間を伝搬する光の広がりが抑えられる。その結果、対向する2つの光ファイバ6の間に端面角度や端面位置のばらつきによる間隙や軸ずれがあっても、光ファイバ6同士を低損失で接続することができる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、光ファイバを接続するための光接続器、光モジュール、および光接続器の製造方法に関するものである。
光ファイバをガラス毛細管内に挿入し突き合わせることによって、光ファイバの接続を行う光接続器がある。
例えば特許文献1に記載の光接続器は、複数本の光ファイバを接続する光接続器であり、複数のガラス毛細管を備えている。この光接続器では、各ガラス毛細管の中央に屈折率整合剤を予め注入している。
また、特許文献2に記載の光接続器は、突き合わせた光ファイバの端面間に所定の間隙を設け、この間隙に弾性接着剤を充填して光ファイバの接続を行う。
特許第3154230号公報
特公平7−50219号公報
上述の特許文献1記載の光接続器では、各光ファイバ端面の状態が良好でない場合(すなわち各光ファイバにおける端面カットが高精度に施されていない場合)には、光ファイバの端面間に軸ずれや間隙が生じる。その結果、相手側の光ファイバと光接続する際の接続損失が大きくなってしまう。
上述の特許文献2記載の光接続器は、光ファイバ端面間に間隙を設けている。光ファイバから出射された光信号はこの間隙を広がって伝播するため、やはり接続損失が大きくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、複数本の光ファイバを一括接続させたときの接続損失を低減できる光接続器、光モジュール、および光接続器の製造方法を提供することとする。
本発明の光接続器は、複数本の光ファイバと、各光ファイバの一端部を含む部分が挿入される複数のファイバ孔を有する光接続部材と、を備え、光ファイバの一端部におけるモードフィールド径が光ファイバの他の部分におけるモードフィールド径に対して拡大されていることを特徴とするものである。
このような光接続器を用いて複数本の光ファイバを一括接続する場合には、光ファイバを光接続部材のファイバ孔の両側から挿入し、突き合わせる。光ファイバの一端部(相手側光ファイバと接続する側の端部)のモードフィールド径は、光ファイバの他の部分でのモードフィールド径に対して拡大されているので、光ファイバの開口数(NA)は小さくなり、その結果ファイバ孔において対向する光ファイバ間を伝搬する光の広がりが抑えられる。そのため、対向する2つの光ファイバの間に端面角度や端面位置のばらつきによる間隙や軸ずれがあっても、光ファイバ同士を低損失で接続することができる。したがって、複数本の光ファイバの端面カットが高精度になされていなくとも、複数本の光ファイバを一括接続させたときの接続損失を低減することができる。
好ましくは、ファイバ孔には、2本の光ファイバの一端部を含む部分が光接続部材の両側から対向するようにそれぞれ挿入されており、ファイバ孔内において対向する2本の光ファイバの端面間には、光ファイバのコアの屈折率と整合する屈折率を有する接着剤が充填されている。このように、対向する2本の光ファイバの端面間には、光ファイバのコアの屈折率と整合する屈折率を有する接着剤が充填されているので、対向する2本の光ファイバの間隙における光反射が抑制できる。これにより、複数本の光ファイバを一括接続させるときの接続損失をより低減できる。
好ましくは、ファイバ孔には、光ファイバの一端部を含む部分が光接続部材の片側からのみ挿入されており、ファイバ孔内において光ファイバの端面が接着剤で覆われている。このように、ファイバ孔内において光ファイバの端面を上述の接着剤で覆うことにより、この端面に無反射処理が施されることとなる。すなわち、光ファイバの端面から出射した光は接着剤の層によって散乱されるので、反射光として光ファイバに戻ることを防止することができる。
好ましくは、接着剤は紫外線硬化型接着剤であり、光接続部材は紫外線を透過させる材料で形成されている。このようにすれば、例えば光接続部材の外部から紫外線を照射して接着剤を硬化させることができるので、ファイバ孔で対向する光ファイバの端面同士を容易にかつ短時間で接着できる。
好ましくは、光接続部材は、光ファイバの一端部を案内するためのガイド溝を有する基板と、基板上に載置され、光ファイバの一端部を含む部分を基板に対して押えるための押え板とを有し、ガイド溝と押え板とでファイバ孔が構成されている。この場合、例えば押え板が基板の上面におけるガイド溝の両端部を除いた領域を覆うように構成されていれば、光ファイバの一端をガイド溝に沿ってファイバ孔に挿入することができる。したがって、容易に光ファイバをファイバ孔に挿入できる。
好ましくは、複数本の光ファイバは、複数心のテープ状光ファイバで形成されており、各光ファイバの一端部を含む部分は、テープ状光ファイバの被覆が除去された部分である。このようにテープ状光ファイバを用いることにより、複数本の光ファイバを含む光モジュールが構成しやすくなる。
また、本発明の光モジュールは、上述の光接続器と、各光ファイバの他端と光学的に接続された光導波路を有する少なくとも1つの光デバイスと、を備えることを特徴とするものである。このように光接続器を設けることによって、上述したように、対向する2つの光ファイバの間に端面角度や端面位置のばらつきによる間隙や軸ずれがあっても、光ファイバ同士を低損失で接続することができる。
また、本発明の光接続器の製造方法は、複数心のテープ状光ファイバの被覆の一部を除去して複数本の光ファイバを露出させる工程と、光ファイバのモードフィールド径を拡大させる工程と、光ファイバにおけるモードフィールド径が拡大された部分を切断する工程と、光ファイバを切断した後、光ファイバを光接続部材のファイバ孔に挿入する工程と、を含むことを特徴とするものである。
このような製造方法によれば、光ファイバにおいて、モードフィールド径が拡大された部分が光接続部材のファイバ孔に挿入される。このため、ファイバ孔内で2本の光ファイバを突き合わせた場合には、上述したように、対向する2つの光ファイバの間に端面角度や端面位置のばらつきによる間隙や軸ずれがあっても、光ファイバ同士を低損失で接続することができる。したがって、複数本の光ファイバの端面カットが高精度になされていなくとも、複数本の光ファイバを一括接続させたときの接続損失を低減することができる。
本発明によれば、複数本の光ファイバを一括接続させたときの接続損失を低減することができる。
以下、本発明に係わる光接続器、光モジュール、および光接続器の製造方法の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光接続器の一実施形態を備えた光モジュールを示す一部断面を含む平面図であり、図2は、図1に示す光モジュールの垂直方向線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。また、図4は、光接続器2の垂直方向拡大断面図である。
各図に示すように、本実施形態の光モジュール1は、光接続器2および2つの光デバイス4を備えている。光接続器2は、2つの光デバイス4同士を接続するための機器である。
光接続器2は、複数本の光ファイバ6を相手側の複数本の光ファイバ6と一括して接続するための光接続部材8を有する。複数本の光ファイバ6は、例えばシングルモード光ファイバである。複数本の光ファイバ6は、複数心のテープ状光ファイバ6xで形成されている。テープ状光ファイバ6xの両端部の被覆は除去されており、各光ファイバ6を露出させている。図4に示すように、光ファイバ6の一端部6aにおけるモードフィールド径(コア径)W1は、光ファイバ6の他の部分におけるモードフィールド径W2に対して拡大されている。より具体的には、モードフィールド径W2は10μm程度であり、モードフィールド径W1は最大20〜40μm程度である。このモードフィールド径の拡大は、光ファイバ6を加熱することによって行われる(後述)。
光接続部材8は、光ファイバ配列基板8aと押え板8bとからなっている。光ファイバ配列基板8aおよび押え板8bは、例えば紫外線を透過しやすいガラスといった材料から形成されている。
図3に示すように、光ファイバ配列基板8aの上面には、光ファイバ6を収納し位置決めするためのV字状のガイド溝10が複数設けられている。また、光ファイバ配列基板8aの上面において、ガイド溝10の両側には、位置決めピン9を収容するための位置決め溝11が設けられている。位置決めピン9は押え板8bを光ファイバ配列基板8aに対して位置決めするためのものであり、光ファイバ6の外径と同じか、光ファイバ6の外径よりも僅かに大きい外径を有している。位置決め溝11は、ガイド溝10と同様にV字状に形成されている。これにより、ガイド溝10および位置決め溝11を含む光ファイバ配列基板8aの製作が容易に行える。
押え板8bは、光ファイバ配列基板8a上に配置された光ファイバ6の一部を覆うように配置されており、ガイド溝10および位置決め溝11に対応するV字状の押え溝12が複数設けられている。押え板8bは、例えば接着剤によって光ファイバ配列基板8aに固定されている。光ファイバ配列基板8aのガイド溝10および押え板8bの押え溝12で、各光ファイバ6が挿入されるファイバ孔14を形成する。
図4に示すように、各ファイバ孔14には、2本の光ファイバ6の一端部6aが光接続部材8の両側から対向するように挿入されている。2本の光ファイバ6の一端部6aの端面間には、光ファイバ6のコアの屈折率と整合する屈折率を有する紫外線硬化型接着剤13が充填されている。紫外線硬化型接着剤13は、例えばエポキシ樹脂やアクリル樹脂といった材料から構成される。この紫外線硬化型接着剤13は、光接続部材8と光ファイバ6との間にも充填されている。紫外線硬化型接着剤13は、光接続部材8の外部から照射された紫外線によって硬化し、その結果、2本の光ファイバ6の一端部6aの端面同士、ならびに光接続部材8と光ファイバ6とが接着固定される。このように、紫外線硬化型接着剤13を用いることによって、光ファイバ6の一端部6aの端面同士を容易にかつ短時間で接着できる。
図1に示すように、光デバイス4は、光ファイバアレイ15と、平面光導波路16と、筐体18と、を備えている。光ファイバアレイ15および平面光導波路16は筐体18内に配置されている。筐体18内には、テープ状光ファイバ6xが導入されている。光ファイバアレイ15は、テープ状光ファイバ6xから露出した各光ファイバ6の他端部6bを保持している。平面光導波路16は、複数の光導波路コア(図示せず)を有しており、平面光導波路16の端面16aには光ファイバアレイ15が固着されており、光ファイバアレイ15に保持された光ファイバ6は光導波路コアに対して位置合わせされている。
図5は、光接続器2の製造工程を示す図である。なお、光デバイス4には、テープ状光ファイバ6xが予め接続されているものとする。光接続器2は、以下の要領で製造される。
テープ状光ファイバ6xの上方からオゾンビームL1を照射し、テープ状光ファイバ6xの中間部分をエッチングする(図5(a))。これにより、テープ状光ファイバ6xの中間部分における被覆が除去されて、複数本の光ファイバ6の裸部(ガラス部)が露出される。ここで、光ファイバ6の露出長(テープ状光ファイバ6xの被覆除去長)は、3〜10mmが好ましく、5〜7mmがより好ましい。このように光ファイバ6の裸部を短尺とすることにより、製造作業中に光ファイバ6が容易に折れることを防げる。
続いて、露出した光ファイバ6のモードフィールド径を拡大させるべく、露出した光ファイバ6の裸部の表面をCO2レーザL2で加熱する(図5(b))。すると、露出した光ファイバ6のコアのドーパント成分がクラッドに向かって熱拡散するため、ガラス部の屈折率分布が変化する。その結果、露出した光ファイバ6のモードフィールド径が拡大される。なお、通常のシングルモード光ファイバでは、モードフィールド径を最大40μmまで拡大することが可能である。また、光ファイバ6の加熱には、CO2レーザL2のほかにバーナやヒータを用いても良い。
続いて、モードフィールド径が拡大された光ファイバ6を、最もモードフィールド径が拡大されている位置でカッタ等により切断する(図5(c))。切断後、光ファイバ6の一端部6aを含む部分を、光接続部材8のファイバ孔14に挿入し、相手側の光ファイバ6と突き合わせる(図5(d))。そして、紫外線硬化型接着剤13を押え板8bの両端からファイバ孔14に注入し、この紫外線硬化型接着剤13によって、光ファイバ6を相手側の光ファイバ6および光接続部材8に接合する。
ところで、最も一般的な光ファイバの接続技術として、融着接続技術がある。融着接続技術においては、光ファイバの低損失な接続を行うために、光ファイバの端面カットに高い精度が要求され、端面カットの失敗(リトライ)を常に念頭においた配線接続が必要である。すなわち、光ファイバ同士を接続する際には常に光ファイバに余長を持たせておき、仮に光ファイバの端面カットが失敗して融着接続できなかったとしても、光ファイバの余長部分を使って再度接続作業をやり直すことができるようにしている。しかしながら、光ファイバ余長を確保するには、余長収納空間が必要であるため、複数の光デバイスを有する光モジュールでは、十分な余長収納空間を設けなければならず、これが光モジュールの小型化の大きな障害となる。さらに、光ファイバには曲げ半径に制限があるため(30mm以下)、余長収納空間の縮小もままならない状況にある。
これに対し本実施形態においては、光ファイバ6の一端部6aにおけるモードフィールド径を拡大させる構成としたので、その分だけ光ファイバ6の開口数が小さくなり、2本の光ファイバ6の間を伝播する光は平行光に近づく。そのため、光のパワー密度の分散が抑えられるので、対向する2つの光ファイバ6の間に端面角度や端面位置のばらつきによる間隙や軸ずれがあっても、光ファイバ6同士を低損失で接続することができる。
また、対向する2本の光ファイバ6の間には、光ファイバ6のコアに対して屈折率を整合させる紫外線硬化型接着剤13が充填されているので、より接続損失を低減できるとともに、2本の光ファイバの間隙における光反射を軽減できる。したがって、複数本の光ファイバ6の端面に不揃いが生じても、良好な接続特性を得ることができる。よって、光ファイバ6の高精度な端面カットが不要となり、融着接続時のように光ファイバ6の余長を持たせておく必要がなくなる。
また、光ファイバ6のモードフィールド径拡大の処理においては、融着接続時の放電加熱の場合に比べて、光ファイバ6の裸部長が短くて済むので、光接続部材8の長さを短くすることが可能となる。これにより、2つの光デバイス4の間の接続間隔を狭くすることができ、その結果光モジュール1のサイズを大幅に小さくすることが可能となる。
図6は、上述の光接続器2において、対向する2本の光ファイバ6の一端部6aにおけるモードフィールド径(MFD)の最大値、かかる2本の光ファイバ6の一端部6aの端面間の距離、および接続損失の関係を示すグラフである。図6のグラフは、光ファイバ6で伝送される光信号の波長が1.55μmであり、光ファイバ6の屈折率が1.444である場合を示す。図6に示すように、接続損失は、2本の光ファイバ6の一端部6aの端面間の距離の増加に応じて増していく。一方、接続損失の増加の割合は、モードフィールド径の最大値の増加に応じて減少していく。そのため、モードフィールド径の最大値としては、30μm以上となるように拡大されることが特に好ましい。この場合には、2本の光ファイバ6の一端部6aの端面間が200μm隔てられていても、接続損失は0.2dB以下となる。
図7は、本発明に係る光接続器の他の実施形態を備えた光モジュールを示す平面図であり、図8は、図7に示す光接続器の要部を示す垂直方向拡大断面図である。図中、上述した実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
各図に示すように、本実施形態の光モジュール100は、光接続器200を有し、この光接続器200は、上述の実施形態と同様の光接続部材8を有している。光接続部材8は、複数本の光ファイバ6の一部を、光デバイス62から導出している相手側の光ファイバ60と一括して接続する。つまり、相手側の光ファイバ60は、テープ状光ファイバ6xよりも心線の少ないテープ状光ファイバ60xで形成されている。光ファイバ60は、光接続部材8の複数のファイバ孔14の一部に挿入されている。すなわち、複数のファイバ孔14の一部には光ファイバ6と光ファイバ60とが光接続部材8の両側から対向するように挿入され、残りのファイバ孔14には光ファイバ6のみ挿入されている。ファイバ孔14内において、光ファイバ6および光ファイバ60の端面間には、上述したように紫外線硬化型接着剤13が充填されている。
また、ファイバ孔14内において接続相手の存在しない光ファイバ6の端面は、紫外線硬化型接着剤13で覆われている。このように紫外線硬化型接着剤13で覆うことにより、光ファイバ6の端面には無反射処理が施されることとなる。したがって、光ファイバ6の端面から出射した光は紫外線硬化型接着剤13の層によって散乱されるので、光ファイバ6の端面で不要な反射が生じて光ファイバ6に戻ることがない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
図9は、本発明に係る光接続器の更に他の実施形態を備えた光モジュールを示す平面図である。図9において、光接続器300の光接続部材8は、テープ状光ファイバ6xの光ファイバ6と、複数枚のテープ状光ファイバ70x,71xの光ファイバ70,71と、を一括接続するものである。テープ状光ファイバ70x,71xは、光デバイス72,74と接続されている。
また、図10は、本発明に係る光接続器の更に他の実施形態を備えた光モジュールを示す平面図である。図10において、光接続器400の光接続部材8は、複数枚のテープ状光ファイバ80x,81xの光ファイバ80,81と、複数枚のテープ状光ファイバ70x,71xの光ファイバ70,71と、を一括接続するものである。テープ状光ファイバ80x,81xは光デバイス82,84と接続されており、テープ状光ファイバ70x,71xは光デバイス72,74と接続されている。
また、上記実施形態の光接続部材8は光ファイバ配列基板8aと押え板8bとからなっているが、光接続部材は光ファイバ配列基板および押え板を一体化したものであってもよい。
1・・・光モジュール、2・・・光接続器、4・・・光デバイス、6・・・光ファイバ、8・・・光接続部材、8a・・・光ファイバ配列基板、8b・・・押え板、13・・・紫外線硬化型接着剤、14・・・ファイバ孔。
Claims (8)
- 複数本の光ファイバと、
前記各光ファイバの一端部を含む部分が挿入される複数のファイバ孔を有する光接続部材と、を備え、
前記光ファイバの一端部におけるモードフィールド径が前記光ファイバの他の部分におけるモードフィールド径に対して拡大されていることを特徴とする光接続器。 - 前記ファイバ孔には、2本の前記光ファイバの一端部を含む部分が前記光接続部材の両側から対向するようにそれぞれ挿入されており、前記ファイバ孔内において対向する前記2本の光ファイバの端面間には、前記光ファイバのコアの屈折率と整合する屈折率を有する接着剤が充填されていることを特徴とする請求項1記載の光接続器。
- 前記ファイバ孔には、前記光ファイバの一端部を含む部分が前記光接続部材の片側からのみ挿入されており、前記ファイバ孔内において前記光ファイバの端面が前記接着剤で覆われていることを特徴とする請求項1記載の光接続器。
- 前記接着剤は紫外線硬化型接着剤であり、前記光接続部材は紫外線を透過させる材料で形成されていることを特徴とする請求項2または3のいずれか一項記載の光接続器。
- 前記光接続部材は、前記光ファイバの一端部を案内するためのガイド溝を有する基板と、前記基板上に載置され、前記光ファイバの一端部を含む部分を前記基板に対して押えるための押え板とを有し、
前記ガイド溝と前記押え板とで前記ファイバ孔が構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の光接続器。 - 前記複数本の光ファイバは、複数心のテープ状光ファイバで形成されており、
前記各光ファイバの一端部を含む部分は、前記テープ状光ファイバの被覆が除去された部分であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の光接続器。 - 請求項1〜6のいずれか一項記載の光接続器と、
前記各光ファイバの他端と光学的に接続された光導波路を有する少なくとも1つの光デバイスと、
を備えることを特徴とする光モジュール。 - 複数心のテープ状光ファイバの被覆の一部を除去して複数本の光ファイバを露出させる工程と、
前記光ファイバのモードフィールド径を拡大させる工程と、
前記光ファイバにおける前記モードフィールド径が拡大された部分を切断する工程と、
前記光ファイバを切断した後、前記光ファイバを光接続部材のファイバ孔に挿入する工程と、
を含むことを特徴とする光接続器の製造方法。
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