JP2003344700A - 光ファイバピグテイル及びその組立方法 - Google Patents

光ファイバピグテイル及びその組立方法

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JP2003344700A JP2002156726A JP2002156726A JP2003344700A JP 2003344700 A JP2003344700 A JP 2003344700A JP 2002156726 A JP2002156726 A JP 2002156726A JP 2002156726 A JP2002156726 A JP 2002156726A JP 2003344700 A JP2003344700 A JP 2003344700A
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ferrule
hole
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pigtail
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Yoshihiro Kobayashi
善宏 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】−40℃〜+85℃という厳しい温度変化に対
しては接着剤5と接着界面に剥離が生じることがなく、
光ファイバ4に引張力を加えても光ファイバ4が破断す
ることがなくなる。 【解決手段】光ファイバ4を挿通するための細孔1aを
有するフェルール1と、該フェルール1後端部の外周を
嵌合する凹部及び光ファイバ4を挿通する貫通孔2aを
有するフェルール支持体2とからなる光ファイバ固定具
3に光ファイバ4を挿通保持してなる光ファイバピグテ
イル6において、上記フェルール支持体2の貫通孔2a
に凸部2bを設け、該凸部2bの少なくとも一部分を光
ファイバ被覆部4bに食い込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、光通信に用いられ
る光ファイバピグテイル及びその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信システムにおける装置の切
替え、送受信ポートの取り外し、装置の調整、測定等の
着脱自在な光接続が必要な箇所には光ファイバを保持し
た一対の光ファイバピグテイルの先端面同士を当接させ
て連結保持することにより、光ファイバ同士を光学的に
接続する光コネクタが使用されている。
【0003】例えば、図5に示す光コネクタ20は、光
ファイバ11を挿通保持する細孔21aを有するセラミ
ック製のフェルール21と、該フェルール21が嵌合す
る凹部22aを有するとともに、該凹部22aと連通し
上記フェルール21の細孔21aと同軸の貫通孔22b
を有する金属製又は樹脂製のフェルール支持体22とか
らなる光ファイバ固定具23のフェルール21の細孔2
1a及びフェルール支持体22の貫通孔22bに光ファ
イバ11を挿通保持してなる一対の光ファイバピグテイ
ルと、この光ファイバピグテイルの先端面同士を当接さ
せて連結保持するスリーブ14とからなり、該スリーブ
14の外周には両端にネジ部を有するアダプタカプリン
グ15が配設してあり、アダプタカプリング15の両端
にカップリングナット16を螺合し、各カップリングナ
ット16とフェルール支持体22との間に配設されたバ
ネ17の押圧力でもって光ファイバピグテイルの先端面
同士を当接させることによって光ファイバ11同士を光
学的に接続するようになっている。
【0004】上記光ファイバピグテイル24は図6に示
すように、細孔21aと該細孔21aに連続したテーパ
部21bからなる孔を有したフェルール21にフェルー
ル支持体22が圧入固定されて、光ファイバ固定具23
をなしており、該光ファイバ固定具23に光ファイバ1
1を接着剤13により接着固定た一体構造となってい
る。細孔21aは光ファイバ11の被覆除去部11aの
外径よりやや大きな孔であり、貫通孔22bは被覆部1
1bの外径よりやや大きな孔となっている。フェルール
21の材質としてはセラミックス、金属等からなり、接
着剤13はエポキシ樹脂等が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバピグテイル24の光ファイバ固定具23と光
ファイバ13の接合強度は貫通孔22bと被覆部11b
との接着力が大きく影響する。そしてこの接着に使用さ
れるエポキシ接着剤は硬化時に僅かに膨張するために常
温では十分な強度を得ることが出来ている。
【0006】しかし、光ファイバピグテイル24は熱膨
張係数の大きいエポキシ接着剤及び被覆部11b、熱膨
張係数の小さい石英ガラスからなる被覆除去部11a、
そしてその中間的な熱膨張係数のフェルール1が混在し
た構成のために、−40℃〜+85℃という厳しい温度
変化に対しては接着剤13の接着界面に剥離が生じてし
まい、接合強度が失われ、光ファイバ11に僅かな引張
力を加えただけで光ファイバ11が破断してしまうとい
う課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記に鑑みて本発明は、
光ファイバを挿通するための細孔を有するフェルール
と、該フェルール後端部の外周を嵌合する凹部及び光フ
ァイバを挿通する貫通孔を有するフェルール支持体とか
らなる光ファイバ固定具に光ファイバを挿通保持してな
る光ファイバピグテイルであって、上記フェルール支持
体の貫通孔に凸部を設け、該凸部の少なくとも一部分が
光ファイバ被覆部に食い込んでいることを特徴とする。
【0008】また、上記光ファイバピグテイルにおい
て、上記フェルール支持体の断面図の重心位置から外周
部の各点の距離が異なることを特徴とする。
【0009】更に、上記凸部がリング状であることを特
徴とする。また、上記凸部が螺旋状であり、かつ多条で
あることを特徴とする。
【0010】そして、上記凸部の断面において、該凸部
の先端の角度が10〜170°であることを特徴とす
る。
【0011】また、光ファイバを挿通するための細孔を
有するフェルールと、該フェルール後端部の外周を嵌合
する凹部及び光ファイバを挿通する貫通孔を有するフェ
ルール支持体とからなる光ファイバ固定具に光ファイバ
を挿通保持してなる光ファイバピグテイルの組立方法で
あって、光ファイバ固定具の貫通孔に接着剤を注入後、
光ファイバを挿入して、フェルール支持体の外周部をか
しめて凸部を光ファイバの被覆部に食い込ませた後に、
接着剤を硬化することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図によっ
て説明する。
【0013】図1(a)は本発明の光ファイバピグテイ
ルの一実施形態を示す側面断面図であり、(b)はその
X−X線における断面図であり、光ファイバを挿通する
ための細孔1aを有するフェルール1と、該フェルール
1の後端部の外周を嵌合する凹部及び光ファイバを挿通
する貫通孔2aを有するフェルール支持体2とからなる
光ファイバ固定具3に光ファイバ4を挿通した構成とな
っている。
【0014】本発明の光ファイバピグテイル6は、フェ
ルール支持体2の貫通孔2aに凸部2bを設けてあり、
該凸部2bの少なくとも一部分が光ファイバ被覆部4b
に食い込んでおり、フェルール支持体2の断面図の重心
位置から外周部2cの各点の距離が異なることが大きな
特徴である。
【0015】ここで、断面図の重心位置から外周部2c
の各点の距離が異なるとは、図1(b)に示す様に、断
面図の重心位置Oから外周部までの距離がaであり、重
心位置Oからかしめ変形部2dまでの距離がbとなりa
>bとなることを示す。
【0016】該凸部2bの光ファイバ被覆部4bに食い
込んでいる部分の食い込み量は10〜350μmが望ま
しい。これは、10μm未満であれば食い込み効果が少
なくなり、また350μmを超えると光ファイバが破断
してしまう可能性が生じるからである。また、更に好ま
しくは、50〜250μmの範囲内であることが引張強
度向上と光ファイバの破断がなくなることにより望まし
い。
【0017】このような構成とすることにより、−40
℃〜+85℃という厳しい温度変化に対しては接着剤5
の接着界面に剥離が生じることがなく、光ファイバ4に
引張力を加えても光ファイバ4が破断することがなくな
る。
【0018】ここで、該凸部2bの少なくとも一部分が
光ファイバ被覆部4bに食い込んでおり、フェルール支
持体2の断面図の重心位置から外周部2cの各点の距離
が異なることとしている。組立方法については詳細を後
述するが、光ファイバ固定具3の貫通孔2aに接着剤5
を注入後、光ファイバ4を挿入して、フェルール支持体
2の外周部2cをかしめて凸部2bを光ファイバ4の被
覆部4bに食い込ませた後に、接着剤5を硬化する方法
をとるので、その結果として、外周部2cにかしめによ
る変形であるかしめ変形部2dが生じることになるから
である。
【0019】上記フェルール1は、アルミナ、ジルコニ
ア等のセラミックス、ほう珪酸ガラス、結晶化ガラス等
のガラス、PES、PEI、LCP等のプラスチック
ス、ステンレス鋼やニッケル合金等の金属からなり、軸
方向に光ファイバを挿通するための細孔1aを有し、特
にジルコニアを主成分とするセラミックスによって形成
することが好ましい。
【0020】具体的には、ZrO2を主成分とし、安定
化剤としてY23、MgO、CaO、CeO2、Dy2
3等の一種以上を含有するもので、正方晶の結晶を主体
とした安定性を得ることができるからである。
【0021】また、上記フェルール1の細孔1aは、フ
ェルール支持体2に固定する側の端部にテーパ部1bを
形成することが好ましく、光ファイバの挿通性を高めて
いる。
【0022】上記フェルール1の後端部は、フェルール
支持体2の凹部に圧入、接着等により固定されている。
上記フェルール支持体2は、ステンレス鋼、黄銅にニッ
ケルメッキを施した金属等からなり、上記フェルール1
の細孔1aと連通する軸方向に光ファイバ4を挿通する
貫通孔2cが形成されており、特にステンレス鋼は加工
が簡単でかしめによる変形があっても錆びないことと、
かつ製造コストが安い点から好ましい。
【0023】次に図2に凸部の断面図を示す。図2
(a)は凸部2bがリング状であり、こうすることによ
り、外周部2cをかしめて変形させ、光ファイバ被覆部
に凸部2bを食い込ませたあとでも、光の伝送される光
ファイバ芯線に不要な曲げ応力を与えることがなくな
り、過剰な光損失を防ぐことが出来るので、特に望まし
い形状である。凸部2bの数は多いほうが望ましいが、
5〜20箇所あればよい。
【0024】また、図2(b)は凸部2bが螺旋状であ
り、かつ多条である形状を示しているが、螺旋を多条と
することで、図2(a)と同様の効果を奏することが出
来る。この中で、例えば、3条の螺旋とした場合にはか
しめも3箇所とすることでより一層の把持効果を奏する
ことが出来る。
【0025】ただし、凸部をリング状もしくは螺旋状と
することにより一層の把持効果を奏することが出来るの
であり、特に限定することではなく、凸部2cが被覆部
4dに食い込む方法であれば、いかなる方法でもよい。
【0026】ここで、上記凸部2bの断面形状は三角形
状にもならず様々な形状とすることが出来るが、先端の
角度が10〜170°であることが望ましい。角度が1
0°未満であればかしめる際に凸部2bが被覆部4bに
食い込まずに変形もしくは破断してしまう恐れがあるこ
とと、また角度が170°を超えると平坦に近くなるの
で被覆部を押さえつけるだけでうまく食い込まなくなる
からである。
【0027】ただし、角度を10〜170°に限定する
ことではなく、例えば180°の平坦面としてもその先
端の幅を0.5mm以下と小さくすることにより、凸部
2bが被覆部4bに食い込むので本発明の同一の効果を
奏することが出来る。即ち、凸部2bが被覆部4bに食
い込むことが本発明の本質的な部分である。
【0028】次に図3に本発明の光ファイバピグテイル
の他の実施形態を示す。
【0029】図3(a)は細孔1aと該細孔1aに連続
したテーパ部1bと該テーパ部1bに更に連続した貫通
孔2aからなる、所謂フェルールとフェルール支持体が
一体化した光ファイバ固定具3に光ファイバ4を接合し
た一体構造となっている。細孔1aは光ファイバ4の被
覆除去部4aの外径よりやや大きな孔であり、貫通孔2
aは被覆部4bの外径よりやや大きな孔となっている。
光ファイバ固定具3の材質としては金属等の塑性変形し
やすい材料が望ましく、光ファイバ固定具3と光ファイ
バ4は貫通孔2aに充填したエポキシ樹脂等の接着剤5
で固定されている。
【0030】又、図4(b)に示すように、図4(a)
の光ファイバ固定具3としてフェルール支持体2の内部
にフェルール1が圧入等で固定されている場合である。
【0031】図4(a)、(b)共に凸部2bが被覆部
4bに食い込んでおり、外周部2cの一部がかしめられ
ていることは図1と同様であり、本発明の効果を奏する
ことが出来うる。
【0032】次に、本発明の光ファイバピグテイル6の
組立方法について説明する。
【0033】図4は本発明の光ファイバピグテイル6の
組立方法を示す断面図である。まず、光ファイバを挿通
するための細孔1aを有するフェルール1と、該フェル
ール1後端部の外周を嵌合する凹部及び光ファイバを挿
通する貫通孔2aを有するフェルール支持体2とからな
る光ファイバ固定具3の貫通孔2aに接着剤5を注入
後、光ファイバ4を挿入する。
【0034】次に、光ファイバ4の挿入された光ファイ
バ固定具3をフェルール1の先端面側から下治具7の孔
に入れる。この場合単なる孔でなくとも光ファイバ固定
具3を固定できうる手段を用いてもよい。
【0035】次に複数個の爪8aを有するかしめスリー
ブ8とテーパリング9からなるかしめ治具により爪8a
の内周が小さくなり外周部2cを数箇所変形させて、凸
部2bが光ファイバ被覆部4bに食い込み光ファイバ4
が長手方向に抜けないようにする。
【0036】ここで、かしめ治具のテーパリング9の上
部に荷重をかけると、テーパリング9の内周のテーパが
下降して先端に複数個のスリットを有するかしめスリー
ブ8のテーパ状の外周を縮小させる。それに伴って、爪
8aの内周が小さくなって切外周部2cを圧縮して、凸
部2bを光ファイバ被覆部4bへ食い込ませることが出
来る。
【0037】このとき、テーパリング9の上部に荷重を
かける際に、瞬間的に荷重をかけることが好ましい。荷
重をあまり徐々にかけていくと十分なかしめ効果が得ら
れないからである。
【0038】ここで、テーパリング9、かしめスリーブ
8、及び下治具7の材質は金属、セラミックスを用いる
ことができるが、好ましくはフェルール1にジルコニア
を用いる場合、同一材質であるジルコニアを用いると線
膨張係数が小さいことと、同一の線膨張係数のために温
度による影響が出ないから好ましい。
【0039】上述のようにして得られた光ファイバ固定
具3の接着剤5に温度をかけて熱硬化させた後、フェル
ール1の先端面を光ファイバ4の先端面とともに仕上げ
研磨して光ファイバピグテイル6を得ることができる。
【0040】上記接着剤4は、嫌気性接着剤や光硬化型
接着剤等を用いても良く、光硬化型接着剤を用いる場
合、フェルール1は透明部材等のほう珪酸ガラス、結晶
化ガラス等のガラスに用いることが好ましい。
【0041】なお、本発明の光ファイバ固定具3はシン
グルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバに用い
ることができる。また、光ファイバは石英系に限ること
なくプラスチック系でも同様の効果を奏することができ
る。
【0042】以上、本発明の光ファイバピグテイル6を
光コネクタを引用して説明してきたが、これに限ること
なく光パッケージ内等で用いられるモジュール用光ファ
イバピグテイルにも適用することが出来る
【0043】
【実施例】ここで、以下に示す方法で実験を行った。
【0044】本発明の図1に示す光ファイバピグテイル
6と比較例として図6に示す従来の光ファイバピグテイ
ル24を試作した。
【0045】本発明のサンプルで、図4に示すようにフ
ェルール支持体2の外周部2cを3箇所かしめ加工を行
い光ファイバ被覆部4bに凸部2bを200μm食い込
ませてから接着硬化させて、フェルール1の先端面を研
磨仕上げして光ファイバピグテイル6を得た。ここで凸
部2bは螺旋状として3条とした。またかしめは外周部
2cを3箇所等分におこなった。
【0046】また、従来のサンプルでは光ファイバ固定
具23に光ファイバ11を挿入後接着剤を硬化させて、
フェルール1の先端面を研磨仕上げして光ファイバピグ
テイル24を得た。
【0047】共に、フェルール1はジルコニアセラミッ
クス製のシングルモードフェルールの外径D=φ2.5
mm、長さL=10.5mm、貫通孔d=φ0.126
mmを用い、フェルール支持体2はステンレス製とし
た。
【0048】次に、各10個のサンプルについて、−4
0°〜常温〜+85°(30分〜5分〜30分)の1サ
イクル70分の温度条件にてヒートショック試験を20
0サイクル行い、試験後に光ファイバ固定具3、23を
固定しておき、光ファイバ4、11を長手方向に引っ張
り、光ファイバ4、11と光ファイバ固定具3、2とが
離脱した時の荷重を測定した。
【0049】その結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】以上より、従来の光ファイバピグテイル2
3では引っ張り荷重が平均値が1.47Kgであったの
に対し、本発明の光ファイバピグテイル6では平均値が
2.75Kgと大幅に引っ張り強度を向上することが出
来た。
【0052】
【発明の効果】このように、本発明によれば、光ファイ
バを挿通するための細孔を有するフェルールと、該フェ
ルール後端部の外周を嵌合する凹部及び光ファイバを挿
通する貫通孔を有するフェルール支持体とからなる光フ
ァイバ固定具に光ファイバを挿通保持してなる光ファイ
バピグテイルにおいて、上記フェルール支持体の貫通孔
に凸部を設け、該凸部の少なくとも一部分を光ファイバ
被覆に食い込ませることにより、−40℃〜+85℃と
いう厳しい温度変化に対しては接着剤5と接着界面に剥
離が生じることがなく、光ファイバに引張力を加えても
光ファイバが破断することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の光ファイバピグテイルの側面
断面図であり、(b)はそのX−X断面図である。
【図2】(a)及び(b)は本発明の光ファイバピグテ
イルの凸部の形状を示す断面図である。
【図3】(a)及び(b)は本発明の光ファイバピグテ
イルを示す断面図である。
【図4】本発明の光ファイバピグテイルの製造方法を示
す断面図である。
【図5】従来の光ファイバコネクタを示す断面図であ
る。
【図6】従来の光ファイバピグテイルを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1:フェルール 1a:細孔 1b:テーパ部 2:フェルール支持体 2a:貫通孔 2b:凸部 2c:外周部 2d:かしめ変形部 3:光ファイバ固定具 4:光ファイバ 4a:被覆除去部 4b:被覆部 5:接着剤 6:光ファイバピグテイル 7:下治具 8:かしめスリーブ 9:テーパリング 11:光ファイバ 11a:被覆除去部 11b:被覆部 13:接着剤 14:スリーブ 15:アダプタカップリング 16:カップリングナット 17:バネ 20:光ファイバコネクタ 21:フェルール 21a:細孔 22:フェルール支持体 22a:凹部 22b:貫通孔 23:光ファイバ固定具 24:光ファイバピグテイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバを挿通するための細孔を有する
    フェルールと、該フェルール後端部の外周を嵌合する凹
    部及び光ファイバを挿通する貫通孔を有するフェルール
    支持体とからなる光ファイバ固定具に光ファイバを挿通
    保持してなる光ファイバピグテイルであって、上記フェ
    ルール支持体の貫通孔の内側に凸部を設け、該凸部の少
    なくとも一部分が光ファイバ被覆部に食い込んでいるこ
    とを特徴とする光ファイバピグテイル。
  2. 【請求項2】上記フェルール支持体は、断面図における
    重心位置から外周部の各点への距離が異なることを特徴
    とする請求項1記載の光ファイバピグテイル。
  3. 【請求項3】上記凸部がリング状であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の光ファイバピグテイル。
  4. 【請求項4】上記凸部が螺旋状であり、かつ多条である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバピ
    グテイル。
  5. 【請求項5】上記凸部の断面において、該凸部の先端の
    角度が10〜170°であることを特徴とする請求項1
    〜4いずれかに記載の光ファイバピグテイル。
  6. 【請求項6】光ファイバを挿通するための細孔を有する
    フェルールと、該フェルール後端部の外周を嵌合する凹
    部及び光ファイバを挿通する貫通孔を有するフェルール
    支持体とからなる光ファイバ固定具に光ファイバを挿通
    保持してなる光ファイバピグテイルの組立方法であっ
    て、光ファイバ固定具の貫通孔に接着剤を注入後、光フ
    ァイバを挿入し、フェルール支持体の外周部をかしめて
    凸部を光ファイバの被覆部に食い込ませた後、接着剤を
    硬化することを特徴とする光ファイバピグテイルの組立
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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