JP2007011281A - 光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドピンにおける破損の発生を抑制することにより、接続信頼性に優れた光コネクタを提供する。
【解決手段】本発明に係る光コネクタXは、光ファイバと、該光ファイバを保持するための保持部11を有する一対のフェルール10,20と、該一対のフェルール10,20に保持される光ファイバ同士の調芯を得るための調芯機構とを備える。調芯機構は、フェルール10,20に設けられたガイド穴12,22と、該ガイド穴12,22に挿入されるガイドピン30とを含んで構成される。ガイドピン30は、その端部に、ガイドピン30の軸心に対して第1角度で傾斜する第1テーパ面32、および、ガイドピン30の軸心に対して前記第1角度より大きい第2角度で傾斜する第2テーパ面33を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバや光導波路などの光学素子を着脱自在に光学的接続させるための光コネクタに関する。
図8は、従来の光コネクタX’を表す。光コネクタX’は、複数の光ファイバ(図示せず)と、一対のフェルール50,60と、ガイドピン70とを有し、光ファイバを着脱自在に光学的接続させるためのものである。一対のフェルール50,60は、その先端面51,61に対して垂直に延びるガイド穴52,62を有し、複数の光ファイバを保持している。ガイドピン70は、その両端にテーパ面71を有する略円柱体であり、一対のフェルール50,60のガイド穴52,62に対して挿入可能に構成されている。このような構成の光コネクタは、例えば特許文献1に記載されている。
光コネクタX’では、フェルール50,60に保持される光ファイバ同士の同心度を高めるべく、ガイドピン70とガイド穴52,62との間の隙間(クリアランス)は小さく(例えば1〜3μm)設定される。そのため、光コネクタX’では、ガイド穴52,62の軸心に対してガイドピン70の軸芯を平行に保たなければ、円滑に挿入することが困難となる。このような傾向は、光コネクタX’が小型になるほど顕著になる。図9は、ガイド穴52(62)へガイドピン70を挿入する際の状態変化を表す。光コネクタX’のガイド穴52,62同士の相対的な平行度が悪い場合、図9において二点鎖線で示すように、光コネクタX’のガイド穴52(62)にガイドピン70が斜めに挿入され始める。斜めに挿入され始めたガイドピン70は、図9において一点鎖線で示すように、テーパ面71がガイド穴52(62)の主面52a(62a)とテーパ面52b(62b)との境界部に接触しつつ該ガイド穴52(62)の内部に入り込み、最終的には、図9において実線で示すように、ガイド穴52(62)の軸心とガイドピン70の軸芯とが平行となるように挿入される。
特開平9−68627号公報
光コネクタX’では、図9において実線で示すように、ガイドピン70の一端部がガイド穴62により保持された状態になると、ガイドピン70におけるフェルール60の端面に位置する部位Sに片持ち梁としての最大応力が作用する。ガイドピン70の部位Sに作用する曲げ応力Mは、Pを荷重、Lを片持ち梁としての長さ(図9参照)とすると、M=PLとして表されるので、曲げ応力Mを小さくするには長さLを小さくすればよい。そこで、長さLを小さくする方法として、テーパ面71の傾斜角をガイドピン70の軸心に対して小さくすることが考えられる。
しかしながら、テーパ面71の傾斜角を小さくすると、ガイドピン70の先端部(テーパ面が形成される部位)におけるガイドピンの径が小さくなるため、ガイド穴52へのガイドピン70の挿入時に該先端部に作用するせん断応力や曲げ応力が許容範囲を超えてしまい、該先端部においてクラックなどの破損が発生する場合がある。このような破損が発生すると、ガイドピン70による位置決め精度が低下したり、破損屑が光ファイバの端面に付着して接続特性が不安定になったりする場合がある。
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、ガイドピンにおける破損の発生を抑制することにより、接続信頼性に優れた光コネクタを提供することを、目的とする。
本発明の第1の側面に係る光コネクタは、光ファイバと、該光ファイバを保持するための保持部を有する一対のフェルールと、該一対のフェルールに保持される光ファイバ同士の調芯を得るための調芯機構とを備える。調芯機構は、フェルールに設けられたガイド穴と、該ガイド穴に挿入されるガイドピンとを含んで構成される。ガイドピンは、その端部に、ガイドピンの軸心に対して第1角度で傾斜する第1テーパ面、および、ガイドピンの軸心に対して前記第1角度より大きい第2角度で傾斜する第2テーパ面を有する。
本発明の第1の側面に係る光コネクタのガイドピンは、第2テーパ面に連続するアール面を有するのが好適である。
本発明の第1の側面に係る光コネクタのガイドピンは、第1テーパ面と第2テーパ面とを連結するためのアール面を有するのが好適である。
本発明の第1の側面に係る光コネクタにおけるフェルールのガイド穴を規定するガイド穴規定面は、ガイドピンの挿入側の端部に、ガイド穴の軸心に対して第1角度より大きく且つ第2角度より小さい角度で傾斜するテーパ部を有するのが好適である。
本発明の第2の側面に係る光コネクタは、光ファイバと、該光ファイバを保持するための保持部を有する一対のフェルールと、該一対のフェルールに保持される光ファイバ同士の調芯を得るための調芯機構とを備える。調芯機構は、フェルールに設けられたガイド穴と、該ガイド穴に挿入されるガイドピンとを含んで構成される。ガイドピンは、その端部に、テーパ面および該テーパ面に連続するアール面を有する。
本発明の第1および第2の側面に係る光コネクタは、フェルールのガイド穴に嵌入するためのスリーブを更に有するのが好適である。また、スリーブはジルコニアセラミックスであるのがより好適である。
本発明の第1および第2の側面に係る光コネクタのガイドピンはジルコニアセラミックスであるのが好適である。
本発明の第1および第2の側面に係る光コネクタのガイドピンは、一対のフェルールの一方のガイド穴に挿入される部位の少なくとも一部にネジ山を有するのが好適である。また、一対のフェルールの一方のガイド穴は、ネジ山に螺合するネジ溝を有するのがより好適である。
本発明の第1の側面に係る光コネクタは、ガイドピンの端部に、ガイドピンの軸心に対して第1角度で傾斜する第1テーパ面、および、ガイドピンの軸心に対して前記第1角度より大きい第2角度で傾斜する第2テーパ面が形成されている。そのため、本光コネクタでは、一方のフェルールのガイド穴に挿入(保持)された状態にあるガイドピンにおいて、該ガイドピンにおける一方のフェルールの端面に位置する部位に作用する応力を低減することができる。具体的には、本光コネクタでは、主として第1テーパ面の第1角度を小さくすることにより、一方のフェルールから露出し且つテーパ面が形成されていない部位(本体部)の軸心方向の長さを小さくすることができるため、該長さに正比例する上記応力を低減することができる。したがって、本光コネクタは、上記応力の作用部位における破損(クラックや破断など)の発生を抑制することができる。
また、本光コネクタでは、ガイドピンの端部(テーパ面形成領域)における機械的強度を充分に確保することができる。具体的には、本光コネクタでは、第1テーパ面の第1角度を小さくしても、第2テーパ面の第2角度を大きくすることにより、ガイドピンの端部(テーパ面形成領域)の径を全体として大きくすることができるため、該端部の機械的強度を高めることができる。したがって、本光コネクタでは、例えばガイドピンのガイド穴への挿入時に、ガイドピンの端部(上記テーパ面形成領域)にせん断応力や曲げ応力が作用しても破損(クラックや破断など)の発生を抑制することができる。
以上のことから、本光コネクタでは、ガイドピンにおける破損の発生を抑制することができるため、ガイドピンの破損に起因する位置決め精度の低下や、破損屑が光ファイバ同士の接続端面に介在することに起因する接続特性の不安定化が抑制でき、接続信頼性を高めることができるのである。
ガイドピンが第2テーパ面に連続するアール面を有する光コネクタは、ガイドピンにおける破損の発生を抑制するうえで好適である。
ガイドピンが第1テーパ面と第2テーパ面とを連結するためのアール面を有する光コネクタは、ガイドピンにおける破損の発生を抑制するうえで好適である。
フェルールのガイド穴を規定するガイド穴規定面が、ガイドピンの挿入側の端部に、ガイド穴の軸心に対して第1角度より大きく且つ第2角度より小さい角度で傾斜するテーパ部を有する光コネクタは、ガイド穴およびガイドピンにおける破損の発生を抑制するうえで好適である。
本発明の第2の側面に係る光コネクタは、ガイドピンの端部に、テーパ面および該テーパ面に連続するアール面が形成されている。本光コネクタは、本発明の第1の側面に係る光コネクタと同様の効果を奏する。加えて、本光コネクタでは、発明の第1の側面に係る光コネクタにおける第1テーパ面もしくは第2テーパ面に相当する部位をアール面とすることにより、ガイドピンの端部の径を全体として、一層大きくすることができるため、該端部の機械的強度を一層高めることができる。また、本光コネクタでは、アール面によりガイドピンの端部を比較的滑らかにすることができるため、ガイド穴へのガイドピンの挿入容易性を高めることができる。したがって、本光コネクタでは、ガイドピンにおける破損の発生を一層抑制することができる。
フェルールのガイド穴に嵌入するためのジルコニアセラミックス製スリーブを更に有する光コネクタは、ガイド穴へのガイドピンの挿入容易性を高めるうえで好適である。
ガイドピンがジルコニアセラミックスである光コネクタは、耐候性ひいては長期信頼性を高めるうえで好適である。
ガイドピンが一対のフェルールの一方のガイド穴に挿入される部位の少なくとも一部にネジ山を有する光コネクタでは、ガイドピンのネジ山を一対のフェルールの一方のガイド穴に食い込ませる(固定する)ことができる。そのため、本構成のガイドピンでは、一方のフェルールに固定されたガイドピンを他方のフェルールのガイド穴に対して挿抜させたとしても、該一方のフェルールにガイドピンを固定させた状態で維持することができる。したがって、本構成の光コネクタは、フェルールのガイド穴に対してガイドピンの挿抜を容易に行うことができるのに加え、ガイドピンの取り外しや付け替えも容易に行うことができる。また、一対のフェルールの一方のガイド穴がネジ山に螺合するネジ溝を有する光コネクタは、ガイドピンの取り外しや付け替えをより容易に行うことができる。
図1は本発明の実施形態に係る光コネクタXを表す斜視図であり、(a)は接続前の状態を表し、(b)は接続後の状態を表す。光コネクタXは、光ファイバ(図示せず)と、一対のフェルール10,20と、ガイドピン30と、クリップ40とを有する。
光ファイバは、例えば中心からコア、クラッドおよび被覆部の順で形成される略円柱状の3層構造を有し、コアとクラッドとの境界面において全反射させながら、該コア内を通じて光(光信号)を伝播させるためのものである。光ファイバとしては、例えば石英系光ファイバ、多成分ガラス系光ファイバ、プラスチック系光ファイバおよびポリマークラッドファイバなどが挙げられる。
一対のフェルール10,20は、保持部11,21およびガイド穴12,22を有し、後述するガイドピン30と協働して、フェルール10側の光ファイバとフェルール20側の光ファイバとの調芯を得るための機能を担う部材である。本実施形態に係る一対のフェルール10,20は、例えば、該フェルール10,20作製用の金型内の所定位置に、2つの成形用ガイドピンおよび4つの成形用ファイバピンを位置決め固定した後、成形用樹脂を注入して硬化させることにより作製される。成形用樹脂としては、例えば熱硬化性エポキシ樹脂にフィラー(シリカ粉末など)を充填したものが挙げられる。
保持部11,21は、光ファイバの一端部を保持するための部位であり、本実施形態ではフェルール10とフェルール20との対向面10a,20aから該対向面10a,20aの交差方向(矢印AB方向)に延びる貫通孔として構成される。保持部11,21における光ファイバの保持は、上記貫通孔に光ファイバを挿入して例えば接着剤で接着することにより実現される。
ガイド穴12,22は、ガイドピン30を挿入するための部位であり、図2に示すように主面12a,22aおよびテーパ面12b、22bにより規定される。本実施形態に係るガイド穴12,22は、対向面10a,20aから矢印AB方向に延びる有底穴として構成される。主面12a,22aは、主としてガイド穴12,22に挿入されたガイドピン30を保持するための部位である。テーパ面12b、22bは、ガイド穴12,22に挿入されるガイドピン30を案内する機能を担う部位である。テーパ面12b、22bのテーパ角(ガイド穴12,22の軸心に対する傾斜角)は10〜60°が好適である。テーパ面12b、22bのテーパ角が10°未満であると、ガイド穴12,22の開口面積(あるいは開口端における穴径)を充分に確保し難くなり、ガイドピン30の挿入困難性が高まるからであり、テーパ面12b、22bのテーパ角が60°を超えると、ガイド穴12,22に対するガイドピン30の挿入角度との関係により、ガイドピン30がテーパ面12,22を適切に摺動し難くなるため、充分に案内機能を果たさない場合があるからである。
ガイドピン30は、主面31、テーパ面31およびテーパ面32を有する略円柱状の部材である。ガイドピン30を構成する材料としては、超硬合金、銅合金、ニッケル合金およびステンレスなどの金属や、酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化アルミニウム(アルミナ)、ムライト、窒化ケイ素、炭化ケイ素および窒化アルミニウムなどの単体もしくはこれらを主成分として含むセラミックスや、結晶化ガラスなどのガラスセラミックスなどが挙げられ、中でも耐候性や耐摩耗性、弾性変形性に優れたジルコニア系セラミックス(ジルコニアを主成分とするセラミックス)が好適である。本実施形態に係るガイドピン30の寸法は、例えば直径が0.7〜1.0mm、長さが11mmである。
主面31は、ガイドピン30をガイド穴12,22に挿入した状態において主面12a,22aに保持される部位であり、ガイドピン30の軸心に対してほぼ傾きのない面である。
テーパ面32は、ガイドピン30の軸心方向における主面31の長さを調整する機能を担う部位であり、テーパ面32のテーパ角(ガイドピン30の軸心に対する傾斜角)を小さくすることにより上記長さを短くすることができる。テーパ面32のテーパ角は10〜45°が好適である。テーパ面32のテーパ角が10°未満であると、ガイドピン30の軸心方向における主面31の長さが必要以上に短くなる場合があるからであり、テーパ面32のテーパ角が45°を超えると、ガイドピン30の軸心方向における主面31の長さを充分に短くすることができない場合があるからである。
テーパ面33は、ガイドピン30の両端部(テーパ面32,33の形成部)におけるガイドピン30の径を調整する機能を担う部位であり、テーパ面33のテーパ角(ガイドピン30の軸心に対する傾斜角)を大きくすることにより上記径を大きくすることができる。テーパ面33のテーパ角は30〜70°(但し、テーパ面32のテーパ角より大きい)が好適である。テーパ面33のテーパ角が30°未満であると、ガイドピン30の径を充分に大きくすることができない場合があるからであり、テーパ面33のテーパ角が70°を超えると、ガイドピン30の挿入困難性が高まるからである。
このような構成のガイドピン30は、ガイドピン30の構成材料としてジルコニア系セラミックスを採用する場合、例えば以下のようにして作製される。まず、所定の成形手法(射出成形法、プレス成形法、押出成形法など)により円柱状の成形体を成形する。次に、成形された成形体を所定の焼成温度(例えば1300〜1500℃)で焼成する。次に、上述した角度で主面31およびテーパ面32,33を所定の寸法となるように、研削加工または研磨加工を施す。以上により、ガイドピン30は作製される。なお、射出成形法またはプレス成形法により成形体を成形する場合は、成形段階においてテーパ面32,33を形成することが可能なので、このような場合は主面31のみ研削加工または研磨加工を施せばよい。
図2は、ガイドピン30の一端部をガイド穴22に保持させた状態で、ガイドピン30の他端部をガイド穴12へ挿入する際の状態変化を表す。光コネクタXのガイド穴12,22同士の相対的な平行度が悪い場合、図2において二点鎖線で示すように、光コネクタXのガイド穴12にガイドピン30が斜めに挿入され始める。斜めに挿入され始めたガイドピン30は、図2において一点鎖線で示すように、テーパ面32がガイド穴12の主面12aとテーパ面12bとの境界部に接触しつつ該ガイド穴12の内部に入り込み、最終的には、図2において実線で示すように、ガイド穴12の軸心とガイドピン30の軸芯とが平行となるように挿入される。
本実施形態に係る光コネクタXは、ガイドピン30の両端部にテーパ面32,33が形成されている。そのため、光コネクタXでは、フェルール20のガイド穴22に保持された状態にあるガイドピン30において、該ガイドピン30におけるフェルール20の端面20aに位置する部位Sに作用する応力を低減することができる。具体的には、光コネクタXでは、主としてテーパ面32のテーパ角を小さくすることにより、主面31の軸心方向の長さを小さくすることができるため、該長さに正比例する上記応力を低減することができる。したがって、光コネクタXは、上記応力の作用部位Sにおける破損(クラックや破断など)の発生を抑制することができる。
また、光コネクタXでは、ガイドピン30の端部(テーパ面形成領域)における機械的強度を充分に確保することができる。具体的には、光コネクタXでは、テーパ面32のテーパ角を小さくしても、テーパ面33のテーパ角を大きくすることにより、ガイドピン30の端部(テーパ面形成領域)の径を全体として大きくすることができるため、該端部の機械的強度を高めることができる。したがって、光コネクタXでは、例えばガイドピン30のガイド穴12への挿入時に、ガイドピン30の端部(上記テーパ面形成領域)にせん断応力や曲げ応力が作用しても破損(クラックや破断など)の発生を抑制することができる。
以上、本発明の具体的な実施形態を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
光コネクタXにおけるガイドピン30の端部形状としては、上述したものに限られず、例えば図3に示すような形状としてもよい。図3(a)は、ガイドピン30の第1変形例を表す側面図である。第1変形例におけるガイドピン30は、テーパ面33に連続するアール面34を更に有する。図3(b)は、ガイドピン30の第2変形例を表す側面図である。第2変形例におけるガイドピン30は、テーパ面32とテーパ面33とを連結するためのアール面35を更に有する。図3(c)は、ガイドピン30の第3変形例を表す側面図である。第3変形例におけるガイドピン30は、主面31とテーパ面32とを連結するためのアール面36を更に有する。アール面34〜36は、いずれもガイド穴12,22へのガイドピン30の挿入容易性を高める機能を担う部位である。このような構成によると、ガイドピン30の端部において角部を構成する部位を滑らかにすることができるので、ガイド穴12,22への挿入時におけるガイドピン30の破損発生を抑制することができる。
光コネクタXにおけるガイドピン30の全体形状としては、上述したものに限られず、例えば図4に示すような形状としてもよい。図4(a)は、ガイドピン30の第4変形例を表す側面図である。第4変形例におけるガイドピン30は、ガイドピン30の主面31の一方(図面上右側)の外径がフェルール10のガイド穴12に圧入可能な程度の大きさに構成されている。図4(b)は、ガイドピン30の第5変形例を表す側面図である。第5変形例におけるガイドピン30は、ガイドピン30の主面31の一部の外径が相対的に細くなるように構成されている。図4(c)は、ガイドピン30の第6変形例を表す側面図である。第6変形例におけるガイドピン30は、ガイドピン30の軸芯に対して交差する方向に延びる穴が形成されている。図4(d)は、ガイドピン30の第7変形例を表す側面図である。第7変形例におけるガイドピン30は、ガイドピン30の主面31の一部に切欠き部を有する。第4変形例のガイドピンは、フェルール10のガイド穴12に圧入固定することができ、第5〜7変形例のガイドピン30は、例えばフェルール10のガイド穴12の内壁に形成される凸部に係合させることができるため、フェルール10に固定されたガイドピン30をフェルール20のガイド穴22に対して挿抜させたとしても、フェルール10にガイドピン30を固定させた状態で維持することができる。したがって、第4〜7変形例のガイドピン30を備える光コネクタは、フェルール20のガイド穴22に対してガイドピン30の挿抜を容易に行うことができるのに加え、ガイドピン30の取り外しや付け替えも容易に行うことができる。
光コネクタXにおけるガイド穴12,22の形状としては、上述したものに限られず、例えば図5に示すような形状としてもよい。図5(a)は、ガイド穴12,22の第1変形例を表す断面図である。第1変形例におけるガイド穴12、22は、テーパ面12b、22bを有していない。このような構成においても、ガイド穴12、22へのガイドピン30の挿入容易性を充分に確保することができる。図5(b)は、ガイド穴12,22の第2変形例を表す断面図である。第2変形例におけるガイド穴12、22は、テーパ面12b、22bに代えてアール面12c、22cを有する。このような構成によると、ガイド穴12、22へのガイドピン30の挿入容易性を高めることができる。図5(c)は、ガイド穴12,22の第3変形例を表す断面図である。第3変形例におけるガイド穴12、22には、該ガイド穴12,22にスリーブ13,23が嵌入されている。このような構成によると、ガイドピン30の構成材料と同種の材料により構成されたスリーブ13,23を採用することにより、ガイドピン30とスリーブ13,23との間の摩擦係数を低減することができるので、ガイド穴12,22へのガイドピン30の挿入容易性を高めることができる。
光コネクタXにおけるガイドピン30およびガイド穴12の形状としては、上述したものに限られず、例えば図6に示すような形状としてもよい。図6は、ガイドピン30の第8変形例およびガイド穴12の第4変形例を表す断面図である。第8変形例のガイドピン30は、フェルール10のガイド穴12に挿入される部位の一部もしくは全部にネジ山31aを有し、第4変形例のガイド穴12は、ネジ山31aに螺合するネジ溝12dを有する。このような構成によると、ガイドピン30の脱着容易性を確保しつつ、フェルール10のガイド穴12にガイドピン30を固定することができる。
次に、本発明の実施例および比較例について説明する。
[実施例1]
<ガイドピンの作製>まず、ジルコニアセラミックスを材料として射出成形法により円柱状成形体(外径φ0.7mm、長さ11mm)を成形した。次に、成形された成形体を1300℃で焼成した。次に、焼成された成形体の端部に研磨加工を施し、第1テーパ面(テーパ角:15°、軸方向長さ:0.373mm)、第2テーパ面(テーパ角:45°、軸方向長さ:0.200mm)および先端面(直径:0.1mm)を形成した。このようにして、本実施例に係るガイドピンを50個作製した。
<フェルールの作製>まず、熱硬化性樹脂により、後述するスリーブを挿入するための穴を有する所望形状のフェルール本体を成形した。次に、フェルール本体の穴に対して、端部にテーパ面(テーパ角:45°、軸方向長さ:0.200mm)を有するジルコニア製スリーブを挿入した。このようにして、本実施例に係るフェルールを作製した。
[実施例2]
<ガイドピンの作製>まず、ジルコニアセラミックスを材料として射出成形法により円柱状成形体(外径φ0.7mm、長さ11mm)を成形した。次に、成形された成形体を1300℃で焼成した。次に、焼成された成形体の端部に研磨加工を施し、第1テーパ面(テーパ角:15°、軸方向長さ:0.373mm)、第2テーパ面(テーパ角:45°、軸方向長さ:0.200mm)および先端面(直径:0.1mm)を形成し、ガイドピンの主面におけるガイド穴に挿入される部位にネジ山を形成した。このようにして、本実施例に係るガイドピンを50個作製した。
<フェルールの作製>まず、熱硬化性樹脂により、後述するスリーブを挿入するための穴を有する所望形状のフェルール本体を成形した。次に、フェルール本体の穴に対して、端部にテーパ面(テーパ角:45°、軸方向長さ:0.200mm)を有し、且つ、ガイド穴の内壁にガイドピンのネジ山が螺合するネジ溝を有するジルコニア製スリーブを挿入した。このようにして、本実施例に係るフェルールを作製した。
<破損発生確認用試験>図7に示すように、まず、本実施例のガイドピン30を治具40に固定した。このとき、治具40により固定されるのは、ガイドピン30の全長の半分(5.5mm)であった。また、治具40におけるガイドピン30の固定位置の高さと、ガイドピン30が挿入されるフェルール10のガイド穴12の軸心位置の高さとは一致させた。さらに、ガイドピン30の先端部の中心は、上記軸心位置の高さより300μm高い位置に設定した。次に、治具40に固定されたガイドピン30を、基材に固定された実施例1および実施例2のフェルール10のガイド穴12(スリーブ13)に向けて平行移動させ、ガイドピン30における破損の有無を確認した。破損が確認されたガイドピン30の数を表1に示した。
Figure 2007011281
[比較例1]
<ガイドピンの作製>まず、ジルコニアセラミックスを材料として射出成形法により円柱状成形体(外径φ0.7mm、長さ11mm)を成形した。次に、成形された成形体を1300℃で焼成した。次に、焼成された成形体の端部に研磨加工を施し、テーパ面(テーパ角:45°、軸方向長さ:0.250mm)および先端面(直径:0.1mm)を形成した。このようにして、本比較例に係るガイドピンを50個作製した。
<フェルールの作製>熱硬化性樹脂によりガイド穴を有する所望形状に成形した。このガイド穴には、端部にテーパ面(テーパ角:45°、軸方向長さ:0.200mm)を形成した。このようにして、本比較例に係るフェルールを作製した。
<破損発生確認用試験>実施例1と同様の試験を行い、本比較例のガイドピンにおける破損の有無を確認した。破損が確認されたガイドピンの数を表1に示した。
[比較例2]
<ガイドピンの作製>まず、ジルコニアセラミックスを材料として射出成形法により円柱状成形体(外径φ0.7mm、長さ11mm)を成形した。次に、成形された成形体を1300℃で焼成した。次に、焼成された成形体の端部に研磨加工を施し、テーパ面(テーパ角:27.65°、軸方向長さ:0.573mm)および先端面(直径:0.1mm)を形成した。このようにして、本比較例に係るガイドピンを50個作製した。
<フェルールの作製>熱硬化性樹脂によりガイド穴を有する所望形状に成形した。このガイド穴には、端部にテーパ面(テーパ角:45°、軸方向長さ:0.200mm)を形成した。このようにして、本比較例に係るフェルールを作製した。
<破損確認用試験>実施例1と同様の試験を行い、本比較例のガイドピンにおける破損の有無を確認した。破損が確認されたガイドピンの数を表1に示した。
<評価>表1に示すように、比較例1ではガイドピンにおける軸方向中心部において7つのガイドピンで破損が確認され、比較例2ではガイドピンにおけるテーパ面において5つのガイドピンで破損が確認されたのに対して、実施例1ではいずれの部位においても破損が確認されなかった。したがって、実施例1および実施例2のガイドピンおよびフェルールを備える光コネクタでは、ガイドピンが破損しなかったので、ガイドピンによる位置決め精度が低下したり、破損屑が光ファイバの端面に付着して接続特性が不安定になったりすることがないと考えられる。すなわち、本光コネクタは、接続信頼性に優れていると考えられるのである。
本発明の実施形態に係る光コネクタを表す斜視図であり、(a)は接続前の状態を表し、(b)は接続後の状態を表す。 図1に示す光コネクタにおけるガイドピンの一端部を一方のガイド穴に保持させた状態で、該ガイドピンの他端部を他方のガイド穴へ挿入する際の状態変化を表す。 図1に示す光コネクタにおけるガイドピンの変形例を表す側面図であり、(a)は第1変形例、(b)は第2変形例、(c)は第3変形例である。 図1に示す光コネクタにおけるガイドピンの変形例を表す側面図であり、(a)は第4変形例、(b)は第5変形例、(c)は第6変形例、(d)は第7変形例である。 図1に示す光コネクタにおけるフェルールの変形例を表す側面図であり、(a)は第1変形例、(b)は第2変形例、(c)は第3変形例である。 図1に示す光コネクタにおけるガイドピンの第8変形例およびフェルールの第4変形例を表す断面図である。 ガイドピンにおける破損の発生を確認するための試験方法の説明図である。 従来の光コネクタを表す斜視図であり、(a)は接続前の状態を表し、(b)は接続後の状態を表す。 図7に示す光コネクタにおけるガイドピンの一端部を一方のガイド穴に保持させた状態で、該ガイドピンの他端部を他方のガイド穴へ挿入する際の状態変化を表す。
符号の説明
X 光コネクタ
10 フェルール
11 保持部
12 ガイド穴
20 フェルール
22 ガイド穴
30 ガイドピン
32 テーパ面(第1テーパ面)
33 テーパ面(第2テーパ面)

Claims (9)

  1. 光ファイバと、該光ファイバを保持するための保持部を有する一対のフェルールと、該一対のフェルールに保持される光ファイバ同士の調芯を得るための調芯機構と、を備え、
    前記調芯機構は、前記フェルールに設けられたガイド穴と、該ガイド穴に挿入されるガイドピンと、を含んで構成され、
    前記ガイドピンは、その端部に、前記ガイドピンの軸心に対して第1角度で傾斜する第1テーパ面、および、前記ガイドピンの軸心に対して前記第1角度より大きい第2角度で傾斜する第2テーパ面を有することを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記ガイドピンは、前記第2テーパ面に連続するアール面を有する、請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記ガイドピンは、前記第1テーパ面と前記第2テーパ面とを連結するためのアール面を有する、請求項1または2に記載の光コネクタ。
  4. 前記フェルールのガイド穴を規定するガイド穴規定面は、前記ガイドピンの挿入側の端部に、前記ガイド穴の軸心に対して前記第1角度より大きく且つ前記第2角度より小さい角度で傾斜するテーパ部を有する、請求項1から3のいずれか一つに記載の光コネクタ。
  5. 光ファイバと、該光ファイバを保持するための保持部を有する一対のフェルールと、該一対のフェルールに保持される光ファイバ同士の調芯を得るための調芯機構と、を備え、
    前記調芯機構は、前記フェルールに設けられたガイド穴と、該ガイド穴に挿入されるガイドピンと、を含んで構成され、
    前記ガイドピンは、その端部に、テーパ面および該テーパ面に連続するアール面を有することを特徴とする光コネクタ。
  6. 前記フェルールのガイド穴に嵌入するためのスリーブを更に有し、
    前記スリーブはジルコニアセラミックスである、請求項1から5のいずれか一つに記載の光コネクタ。
  7. 前記ガイドピンはジルコニアセラミックスである、請求項1から6のいずれか一つに記載の光コネクタ。
  8. 前記ガイドピンは、前記一対のフェルールの一方の前記ガイド穴に挿入される部位の少なくとも一部にネジ山を有する、請求項1から7のいずれか一つに記載の光コネクタ。
  9. 前記一対のフェルールの一方の前記ガイド穴は、前記ネジ山に螺合するネジ溝を有する、請求項8に記載の光コネクタ。
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