JPS5827112A - 光フアイバコネクタプラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光通信用ファイバを着脱可能な形式で接続でき
る二重構造を有する光ファイバ用コネ□クタプラグの構
造に関するものである。

一般に光フアイバコネクタは光ファイバが挿入・固定さ
れているプラグと、このプラグ同志を嵌合整列するため
の機構を備えたアダプタとから構成される。プラグは通
常円筒形状を有し、円筒中心′□に正確にファイバ径よ
りわずかに大きな小穴を有している。このプラグ同志の
対向位置精度を高精度に保ち、光伝送損失を極力小さく
抑えるためには、前記円筒の外径、小穴径および小穴の
偏心等、寸法精度、形状精度を厳しく管理する必要があ
る。

現在、多量生産の向上、低価格化を目的として、前記プ
ラグをすべてプラスチック材で試作することが検討され
ている。

しかし、プラスチック材のみでプラグを製造する場合、
まず百数十μｍという寸法をもつ小穴を±／μｍ程度の
寸法精度で加工することが困難であり、その上に円筒外
径を規定寸法に仕上げ、両者の相対位置を数μｍ以下の
同心度で一致させるという三つの機械的加工条件を満足
させることはますます実現にとぼしいと言える。もしで
きたとしても、非常に復雑な機械加工を必要とし、低コ
ストにプラグを供給することはできない。

また、使用するプラスチック材により、円筒夕１周面に
変形、収縮等が生じ数μｍという対向位置精度が得られ
ない欠点があった。さらに円筒夕）周、面が嵌合となる
ため、プラグの着脱により摩耗や・破損が生ずることか
多く信頼性のあるプラグを実現することは極めて困難で
あった。

本発明はこれらの欠点を除去するため、円筒形状を有す
るプラグを金属とプラスチック拐とで同心状に配置する
ことにより、前者で金属のもつ高精度な加工性と強じん
な機械的性質により嵌合面の摩耗を防止し、他方、後者
でプラスチック成型加工による小穴の簡易成型をねらい
、高性能で、かつ低コストな光コネクタプラグを提供す
るもの□□である。以下図面により本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明による二重構造のプラスチックコ・ネタ
タブラグを示し、（ａ）は側断面図、（ｂ）は正面図で
ある。第１図において、円筒カラー／の外径中心に、光
ファイバの外径よりもわずかに大゛きい小穴−と、径の
大なる貫通穴３がテーバ部ケを介して前記小穴−に連続
して形成され、中央部に鍔よと貫通穴３に達する空気抜
き孔６を有するプラスチックパイプ本体７とから構成さ
れている。

円筒カラー／の外周は、先に述べたように、２′、本の
ファイバの相対位置精度に関係するため、で・きるだけ
規定寸法に対し精度よく（たとえば士／μｍ）仕上げて
おく必要がある。勿論、表面あらさ、円筒度および真円
度等についても前記と同様に精密加工を施すことが好ま
しい。

このため、円筒カラー／の材質は金属（ステンレス、超
硬合金等）、セラミック、硬質ガラス等が加工性および
強度の点からすぐれていると言える。

他方、プラスチックパイプ本体７は光ファイバ□を小穴
λ内に正確に固定するため、まず小穴は規定寸法に対し
精度よく加工され、かつその位置も円筒カラー／の中心
に加工されていることが必要である。通常、プラスチッ
クパイプ本体７の全体と円筒カラーｌを含めたプラグは
、一体加工で製造することが可能である。このため、プ
ラスチック材質は特に限定する必要はないが、注型、成
型特性か良く、かつ耐候性、機械的強度を有するもの（
たとえばエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等）を選定す
ることが望ましい。

、貫通穴３は光ファイバを小穴−に導くと同時に（ナイ
ロン等で被覆された前記光フアイバ部を接着剤を充填さ
せて固定する。空気抜き穴乙は接着剤が充填した際、貫
通穴内の不要な空気を外へ排出するためにある。またプ
ラグ中央部の鍔Ｓはプラグの外殻に複数個のコネクタ形
成部品を装着するためのものである。

ここではプラグはすべて円形構造について述べてきたが
、円筒カラ一部分を正方形または方形、円錐等の形状に
ついても勿論、適用可能である。□またファイバを保合
・固着する本体の材質はプラスチック材のほかに、セラ
ミック、ガラスまたは両者を混合した材質等を適用して
も前記と同様の効果を得ることができる。

これらの材質をファイバを保合・固着する本体□に用い
た場合には、次に列挙する特長がある、（１）　　プラ
スチックに比べて強度が大きいので、破損の心配がない
。これは小穴内へ光ファイバを挿入する際、大きな利点
となる。

（２）　　プラスチックと同様の成形加工を行うこと□
゛ができるので、生産性が良く、低コスト化が・可能で
ある。

（３）温度特性がすぐれているので、円筒カラーとの膨
張係数差による位置変化が少なく、耐環境性能に安定し
たプラグを供給することができる。

以上説明したように、本発明の光フアイバコネクタプラ
グは、金属からなる円筒カラーと、ファイバを固定する
ための小穴を中心軸に有するプラスチックパイプとを、
同心状に配置した二重構造°“を採用することにより、
プラスチック材料の変形、収縮の寸法変化の発生を防止
することができるとともに、プラグの着脱操作による円
筒カラーの摩耗を極めて少なく抑えることができ、安定
した接続ができるという利点がある。

さらに製造については、従来のプラスチック製品と同一
の方法で行うことができる構造であるので、多量生産性
や価格の低減化も大きく、高精度で低価格なプラグを安
定して供給できるという利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構造を示し、（ａ）は側断面図、（ｂ
）は正面図である。 ｌ・・・円筒カラー、コ・・・光フアイバ固定用小穴、
３・・・被覆光ファイバ固定用貫通穴、ｌ・・・テーバ
部、Ｓ・・・鍔級、６・・・空気抜き穴、７・・・プラ
スチック式４イブ本体。 第１図 （ａ） ５９− （ｂ） り

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　光を伝送するための光ファイバの端部を互いに着
   脱可能に結合するため、中心軸上に光ファイバの直径よ
   りわずかに大きな小穴を内蔵し、この小穴内に光ファイ
   バの先端を保合固着して成るプラスチックパイプ本体を
   有し、このプラスチックパイプ本体の外周部を同心円状
   に金属から成る中空円筒で被覆して二重−構造としたこ
   とを特徴とする光フアイバコネクタプラグ。