JP2004038005A - フェルール及びフェルールの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インサートパイプに射出成形した一次成形品である高精度なフェルール本体をインサート部品として、後端側にベース部を射出成形することによって、二次成形品であるSC形、ST形、MU形、LC形、などの各種フェルールを低コストで量産できるフェルール及びフェルールの製造方法を提供する。
【解決手段】外筒を形成するインサートパイプ3内に、軸心にファイバー装着孔4を形成する樹脂成形部2を一体に設けると共に、インサートパイプ3の後端外周に係止部7を設けたフェルール本体1と、フェルール本体1のファイバー装着孔4と連続するファイバー装着孔21を軸心に形成すると共に、フェルール本体1の後端側に樹脂成形した筒状のベース部20とで構成され、ベース部20はインサートパイプ3の係止部7を被覆する態様でフェルール本体1の樹脂成形部2と一体に接合されているフェルール19である。
【選択図】  図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信に使用する光コネクタの主要部品を構成するフェルールと、このフェルールを製造するフェルールの製造方法であって、特にインサートパイプに射出成形した一次成形品であるフェルール本体をインサート部品とし、後端側にベース部を一体に射出成形して、SC形、ST形、MU形、LC形、などの各種フェルールが二次成形品として得られるようにしている。
【0002】
【従来の技術】
この種のフェルールでは、単心又は多心を問わずに高精密な寸法精度が要求され、特に前方側の外径寸法精度及び軸心と外径寸法との同軸度を高める必要があるので、主としてジルコニア製のフェルールが使用されており、ジルコニア粉末と樹脂材の混合材料を射出成形や圧縮成形した成形品を焼成した後に、ダイヤモンド研磨材などを用いて仕上げ加工を行っている。
【0003】
ジルコニア製のフェルールは、寸法精度などの性能面では十分に仕様を満足させることができるが、加工が容易でないので量産化や低価格化に適しておらず、今後益々需要の増加が見込まれるフェルールに対応することが困難であることから、量産化や低価格化が可能な熱可塑性樹脂材の射出成形による樹脂製フェルールの開発が期待されている。
【0004】
樹脂製フェルールは、ジルコニア製に比べて加工が容易で量産化や低価格化には適しているが、射出成形後における樹脂材の熱収縮などによって、前方側の外径寸法精度及び軸心と外径寸法との同軸度が損なわれる恐れがあり、寸法精度などの性能面での課題があると共に、ファイバー心線の挿通孔を形成する極細ピンが成形樹脂材の射出圧力により、折れたり曲がったりする課題があった。
【0005】
この樹脂製フェルールの課題である寸法精度を高めるために、例えば特開2000−84974号公報及び特開2001−96570号公報には、極細の光ファイバー心線を挿入する心線挿入孔を軸心に形成した前方側の外周に、少なくとも中間部に形成したフランジ部まで延在させて金属製のインサートパイプを装着したフェルールとその製造方法が開示されている。
【0006】
この樹脂製フェルールの製造は、フランジ部に適合する位置に樹脂注入用の連通孔を設けたインサートパイプを金型内に装着すると共に、光ファイバー端末の心線及び被覆に対する挿入孔を形成するためのコアピンを軸心に設け、連通孔の近傍に設けたゲートから連通孔を介して成形樹脂材を注入し、フランジ部を含むフェルール全体が射出成形で一体成形される。
【0007】
この樹脂製フェルールによると、インサートパイプを装着して射出成形したことで前方側外周の真円度が確保され、外形寸法精度と同軸度を高めると共に、外周に被着したスリーブを介して相手方のフェルールと連結する際の整合性が向上し、軸心の心線挿入孔に挿入した光ファイバー心線に対する位置決め精度も向上するので、伝送ロスを少なくできるなどの効果が期待できる。
【0008】
また、特開平8−286080号公報や特開2001−141957号公報には、心線挿入孔を軸心に設けた筒状体による先端側のフェルール本体を予め造り、このフェルール本体をインサート部品として金型内に装着させて射出成形を行い、外周にフランジ部を軸心に被覆挿入孔を設けた筒状体によるベース部をフェルール本体の後端側に一体に接合する技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
今後の光通信は、一般家庭にも導入されて伝送量の増加や双方向通信の普及が見込まれるので、フェルールは益々多心化及び小形化が進んで高精密になると共に、量産化と低コスト化が要求されてくることが予想されるが、複雑な加工処理を必要とする従来技術によるジルコニア製のフェルールでは、一段と低コストで量産化することはききわめて困難である。
【0010】
また、特開2000−84974号公報及び特開2001−96570号公報に開示された従来技術では、インサートパイプに対する樹脂成形部は、軸心に心線挿入孔を設けた前方側のフェルール本体と、軸心に被覆挿入孔を外周にフランジ部などを設けた後方側のベース部を同時に射出成形しているので、前方側のフェルール本体の構造が共通の場合でも後方側のベース部の構造が異なると、それぞれ個別に製造しなければならない。
【0011】
このために、例えばフェルール本体を共通にしたSC形とST形又はMU形とLC形のフェルールは個別に製造することになるので、量産化によるコストダウンを図る上での障害になっていると共に、部品の調達や在庫管理或いは早期納入なとを含む生産管理上でも望ましくなかった。
【0012】
また、樹脂成形部を同時成形する場合には、特に後方側のベース部のキャビティが大きくなって成形樹脂材の量が増えるので、先端側にあるフェルール本体のキャビティでは射出圧力の制御が困難になって、軸心に心線挿入孔を形成する極細のコアピンに対して偏つた射出圧力が印加されると、極細なコアピンを曲げたり折ったりする恐れがある。
【0013】
また、特にベース部に軸心と直交した横穴を設けたST形フェルールの場合には、割型の一方側内面に横穴を形成するための入れ子を装着させ、この入れ子が軸心に被覆挿入孔を形成するコアピン(極細のコアピンに対する受けピン)を側面から押圧し、極細なコアピンを曲げたり折ったりする恐れがある。
【0014】
また、高精度を必要する前方側には成形樹脂材の中でも特に高い寸法精度が得られる成形樹脂材を使用するが、後方側は必ずしも高精度を必要としない場合もあり、同時成形する際には前方側に適合する高価な成形樹脂材を使用することになるので、後方側は過剰品質になって材料費を高騰させる。
【0015】
また、流路が長くなると成形樹脂材及び金型の温度差が大きくなり、流動性が不均一になったりアンバランスな熱収縮が生じて寸法精度を低下させると共に、特に流路の終端側になるフェルールの先端部には、最初に流入してスラッグ状態の成形樹脂材が充填され、これによりフローマークやひけなどを生じて心線挿入孔の内径面が歪み、外径を保持するインサートパイプとの同軸度が得らなくなる恐れがある。
【0016】
次に、特開平8−286080号公報に開示された従来技術では、ガラス、金属、セラミック、合成樹脂のいずれか(実施例ではガラス製)で、後端側外周にキー溝を設けた円筒状のフェルール本体を一次製品とし、このフェルール本体をインサート部品にして後方側に樹脂製のベース部を一体に接合しているが、改善を必要とする幾つかの課題を包含している。
【0017】
例えば、ガラス、金属、セラミックのみでフェルール本体を構成した場合には、複雑な加工処理(特に、内外径の加工処理)が必要なために、量産化によってコストダウンを図ることが困難であると共に、後方側のベース部とはキー溝に充填された成形樹脂材を介して抜け止め及び回転止めされているだけなので、強固な接合強度が得られない。
【0018】
また、合成樹脂のみでフェルール本体を構成した場合には、一定の同軸度及び内外径の寸法精度を確保するのが困難なために、製品性能にバラツキを生じて歩留まりを向上できず、量産化によってコストダウンを図ることが困難であると共に、特に後方側のベース部にフェルール本体とは異種の成形樹脂材を用いると、樹脂材相互が一体接合されずに樹脂成形したキー溝のみで接合した状態になり、強固な接合強度が得られない。
【0019】
次に、特開2001−141957号公報に開示された従来技術では、ジルコニア又はガラスで円筒状のフェルール本体を一次製品とし、このフェルール本体をインサート部品にして後方側に樹脂製のベース部を一体に接合しているが、特開平8−286080号の場合と同様の理由で改善を必要とする幾つかの課題を包含し、而もキー溝がないのでさらに強固な接合強度が得られない。
【0020】
そこで本発明は、これら従来技術の課題を解決し得るフェルール及びフェルールの製造方法を提供し、特にインサートパイプに射出成形した一次成形品である高精度なフェルール本体をインサート部品として、後端側にベース部を射出成形することによって、二次成形品であるSC形、ST形、MU形、LC形、などの各種フェルールを低コストで量産できることを主たる目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明によるフェルールは、外筒を形成するインサートパイプ内に、軸心にファイバー装着孔を形成する樹脂成形部を一体に設けると共に、インサートパイプの後端外周に係止部を設けたフェルール本体と、フェルール本体のファイバー装着孔と連続するファイバー装着孔を軸心に形成すると共に、フェルール本体の後端側に樹脂成形した筒状のベース部とで構成され、前記ベース部はインサートパイプの係止部を被覆する態様でフェルール本体の樹脂成形部と一体に接合されている。
【0022】
このフェルールでは、フェルール本体の外径をインサートパイプによって形成したことにより、剛性と真円度及び外径寸法精度を高めることができるので、フェルールを相互に突き合わせ接続する際に使用する割りスリーブの被着に好適であると共に、後端外周に設けた係止部は手やマジックハンドなどで把持してフェルール本体を容易且つ安全に操作するのに好適である。
【0023】
また、フェルール本体の後端側にベース部を射出成形して一体に接合したST形その他各種のフェルールを二次成形品として製造する際に、インサートパイプの係止部がベース部を形成する樹脂成形部中に埋設された回り止め及び抜け止め要として機能すると共に、樹脂成形部相互の溶着による接合を補強し、両者を強固に一体接合する連結部としても機能する。
【0024】
前記ベース部は、インサートパイプの後端外周に設けた係止部及び、インサートパイプの後端側から突出させた樹脂成形部の外周を被覆する態様でフェルール本体の樹脂成形部と一体に接合されている形態を採ることができ、この形態によるフェルールでは、インサートパイプの後端側から樹脂成形部を突出させたことにより、樹脂成形部相互の溶着による接合部分が多くなって一段と接合強度を高めることができる。
【0025】
前記ベース部は、フェルール本体の樹脂成形部と同一の成形樹脂材で形成することも可能であるが、過剰品質やコストアップにならないように、同種でグレードの低い成形樹脂材又は、フェルール本体の樹脂成形部と異種でグレードの低い成形樹脂材で形成した形態を採ることができる。
【0026】
例えば、高い寸法精度を必要とするフェルール本体の樹脂成形部は液晶ポリマーI型又はII型などで形成し、さほど高い寸法精度を必要としないベース部は比較的安価で成形性の良い、同種でグレードの低い液晶ポリマーII型又はIII型或いは、異種でグレードの低いポリブチレンテレフタレートなどで形成することが可能である。
【0027】
この形態によるフェルールでは、ベース部を含むフェルール全体を同一の成形樹脂材で形成する従来の樹脂製フェルールに比べ、材料比率が高く而もさほど高い寸法精度を必要としないベース部を比較的安価な成形樹脂材で形成することによって、過剰品質をなくしてコストの低減を図ることができる。
【0028】
前記インサートパイプは、軸心に心線挿入孔を形成する前方側を肉厚状にして形成した小径内周面と、軸心に被覆挿入孔を形成する後方側を肉薄状にして形成した大径内周面との間を、テーパ状内周面で連続させたステンレスパイプで構成した形態を採ることができる。
【0029】
この形態によるフェルールでは、インサートパイプをステンレスパイプで形成することによって、従来技術によるジルコニアなどに比べて安価で且つ加工処理も容易であるから、切削加工や研磨加工などによって所望の寸法精度に内外径を容易に加工することが可能であると共に、フェルール本体をモジュールに使用した場合に、外周面をレーザ溶接して取り付けることもできる。
【0030】
本発明によるフェルールの製造方法は、後端外周に係止部を設けた外筒を形成するインサートパイプを一次成形用の金型装置に装着し、軸心にファイバー装着孔を形成する樹脂成形部をインサートパイプ内に射出成形してフェルール本体を造り、このフェルール本体をインサート部品として二次成形用の金型装置に装着して射出成形を行い、フェルール本体のファイバー装着孔と連続するファイバー装着孔を軸心に形成すると共に、インサートパイプの係止部を被覆する態様でフェルール本体の樹脂成形部と一体に接合した筒状のベース部を造る。
【0031】
このフェルールの製造方法では、一次成形品として予めフェルール本体を造っておくことにより、フェルール本体を単体で光半導体モジュール用のフェルールとして使用したり、後端側に各種のベース部を二次成形で一体に接合させて、ST形やSC形又はMU形やLC形の突き合わせ接続用の各種フェルールを造ることができるので、フェルール本体を共用化して大量生産によってコストを低減することができると共に、各種フェルールを造る際における部品(フェルール本体)の調達や在庫管理も容易になる。
【0032】
また、フェルール本体の樹脂成形部とベース部とは別工程で射出成形されるので、性能やコストなどの要求に応じて同一又は同種或いは異種の成形樹脂材の中から、所望に応じて適宜選択して使用することが可能であると共に、フェルール全体を高価な成形樹脂材で射出成形する必要がないので、コストの低減が可能であり、射出成形時におけるキャビティが小さくなるので、均一な寸法精度で成形することができる。
【0033】
前記フェルール本体は、インサートパイプの後端側から樹脂成形部の後端側外周が露出した状態で一次成形され、前記ベース部はフェルール本体に対してインサートパイプの係止部及び樹脂成形部の後端側外周を被覆すると共に、樹脂成形部の後端側外周及び端面が溶着状態で二次成形した形態を採ることができるが、このフェルールの製造方法では、樹脂成形部相互の溶着による接合部分を多くして一段と接合強度を高めることができる。
【0034】
前記ベース部は、フェルール本体の樹脂成形部と同種又は異種で成形温度の低い成形樹脂材で射出成形する形態を採ることができるが、成形温度が高いと既に成形されているフェルール本体の樹脂成形部全体が再溶融して寸法精度を低下させる恐れがあるので好ましくなく、少なくとも接合部分が再溶融してベース部と一体に接合するようにする。
【0035】
前記インサートパイプは、軸心に心線挿入孔を形成する前方側を肉厚状にして形成した小径内周面と、軸心に被覆挿入孔を形成する後方側を肉薄状にして形成した大径内周面との間を、テーパ状内周面で連続させたステンレスパイプで構成し、軸心にファイバー装着孔を形成するコアピンとの間にほぼ一定厚みの樹脂成形部を形成するキャビティを形成する形態を採ることができる。
【0036】
この形態によると、インサートパイプの肉厚を可変させて樹脂成形部がほぼ一定の肉厚になるようにしてひけや熱収縮を改善できること、成形樹脂材はインサートパイプのテーパ状内周面に沿って流路を中央に絞り込むように流動し、射出圧力を高くしないで射出速度を速くすることができるので、コアピンに対するダメージを軽減して折れたり曲がったりすることを防止できると共に、金型温度を均一にして熱収縮を軽減し、ファイバー装着孔特に心線挿入孔の寸法精度を高めることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるフェルール及びフェルールの製造方法について、本発明を適用した添付図面の実施形態に基づいて詳細に説明するが、図1は一次成形品であるフェルール本体を、図2は一次成形用の金型装置を、図3はフェルール本体の構成部品であるインサートパイプの他の実施形態を、それぞれ示す。
【0038】
フェルール本体1は、図1で示すように、軸心に光ファイバーが装着される樹脂成形部2による内筒と、樹脂成形部2の外径を保持するインサートパイプ3による外筒を備え、詳細を後述するようにインサートパイプ3を金型装置内に装着させ、樹脂成形部2を射出成形して一体に連結された内筒と外筒を形成する。
【0039】
樹脂成形部2には、前方側の軸心に光ファイバーの心線部を挿入する心線挿入孔4aを設けると共に、後方側の軸心に光ファイバーの被覆部を挿入する被覆挿入孔4cを設け、心線挿入孔4aと被覆挿入孔4cの間をテーパ孔4bで連通状態にしたファイバー装着孔4を形成している。
【0040】
樹脂成形部2は、各種の熱可塑性樹脂の中から所望な機械的強度や寸法精度などが得られるものを成形樹脂材に選択して射出成形するが、特にエンジニアリングプラスチックの中でも、機械的強度及び寸法安定性に優れて加工性も良い液晶ポリマー(I型又はII型)などの使用が望ましい。
【0041】
インサートパイプ3には、前方側に先端に外径を縮径させた小径筒状部5と、小径筒状部5と内径を等しく縮径させた小径内周面を設け、後方側には内径を拡径させて大径内周面を形成する大径筒状部6を設け、大径筒状部6の後端側の外周には係止部7を設けると共に、小径内周面と大径内周面はテーパ状内周面で連通させており、係止部7は図1の実施形態では外周に環状溝で形成している。
【0042】
樹脂成形部2には、小径筒状部5の先端に先端テーパ部2aを、小径筒状部5の外周側に成形樹脂材のスラッグ溜まり部2bを、小径筒状部5の内周側で軸心に心線挿入孔4aを形成する小径円筒部2cを、小径筒状部5と大径筒状部6の内周側で軸心にテーパ孔4bを形成するテーパ部2dを、大径筒状部6の内周側で軸心に被覆挿入孔4cを形成する大径円筒部2eを設け、大径円筒部2eの後端はインサートパイプ3の後端より後方に突出して露出されている。
【0043】
インサートパイプ3は、樹脂成形部2の外周面に被着して外径寸法精度及び真円度を高めると共に、先端側の小径筒状部5を内外に跨った樹脂成形部2中に埋設して接合強度を高め、小径筒状部5の外周側を成形樹脂材のスラッグ溜まり部2bにして、詳細を後述するように心線挿入孔4aの内径精度を改善できる。
【0044】
インサートパイプ3は、後方側の大径筒状部6によって、被覆挿入孔4c及びテーパ孔4bの外周における樹脂成形部2の肉厚をほぼ一定に確保すると共に、後端側の外周に設けた係止部7は、フェルール本体1をそのまま光半導体モジュール用として使用する場合や、フェルール本体1を利用したST形その他各種のの突き合わせ接続用のフェルールの製造に有効である。
【0045】
すなわち、マジックハンドなどで係止部7を把持してフェルール本体1を持つことができるので、例えば光ファイバーを装着したフェルール本体1を光半導体モジュールに使用する場合には、光半導体モジュール内の光学レンズ系(図示を省略)に対して、フェルール本体1を回転及び前後移動させて光軸の位置決め調整を行うことが可能であり、特にインサートパイプ3が金属製の場合には、光軸調整後に取付部材とレーザ溶接などで容易に一体接合することができる。
【0046】
また、詳細を後述するように一次成形品であるフェルール本体1をインサート部品として二次成形用の金型装置に装着し、後端側にベース部を射出成形して一体に接合したST形その他各種のフェルールを二次成形品として製造する際に、樹脂成形部中に埋設された係止部7が回り止め及び抜け止め要として機能すると共に、両者を強固に一体接合する連結部としても機能し、更に二次成形用の金型装置にマジックハンドなどで装着する際における把持部としても役立つ。
【0047】
インサートパイプ3は、外周面によって高い寸法精度が得られること、内外径の加工が容易であること、射出成形時に変形及び変質しない剛性と耐熱性を備えていること、成形樹脂材を阻害しないように熱伝導性が良く熱収縮が少ないことなどが要求されるので、これらの要求をできるだけ多く満足させる硬質材料の使用が望ましい。
【0048】
これらの要求に適合する硬質材料としては、例えばステンレスやチタンや繊維強化金属(FRM)などの硬質金属材、ジルコニアなどを含むセラミックス類、ポリイミド樹脂などの高性能のエンジニアリングプラスチック、などの使用が可能であるが、中でも安価で而も耐熱性で剛性及び寸法精度も高いステンレスパイプは最適であり、特にフェルール本体1を単体でモジュールに使用した場合に、レーザ溶接を容易に行うことができる。
【0049】
インサートパイプ3は、図1の実施形態では肉厚な金属パイプを使用しており、特にステンレスパイプを使用した場合には、切削加工などによって前方側の外周と後端側の内周及び外周を拡縮径させ、小径筒状部5と大径筒状部6及び係止部7を形成する加工を、高精度で且つ比較的安価に行うことができる。
【0050】
次に、フェルール本体1を射出成形によって製造する一次成形用の金型装置8を図2で説明すると、分割面PLを境にして対向状に配備した可動側金型8Aと固定側金型8Bとを備え、可動側金型8Aには可動側型板9の中央に可動側入れ子10が装着され、可動側入れ子10にはフェルール本体1のテーパ孔4b及び被覆挿入孔4cを形成するための第2コアピン11が取り付けられている。
【0051】
固定側金型8Bには、インサートパイプ3が収容される固定側下部入れ子12と、フェルール本体1の心線挿入孔4aを形成するための第1コアピン13を支持するピンホルダー14が装着される固定側上部入れ子15を設け、ピンホルダー14は固定側下部入れ子12に装着されたキャビティブロック16の上面に係止して抜け止めを行う。
【0052】
コアピン11,13は超硬合金で形成され、第1コアピン13の先端には円錐状の嵌合凸部を設けると共に、第2コアピン11の先端部11aには円錐状の嵌合凹部を設け、嵌合凸部と嵌合凹部を着脱可能に嵌合させ、形締めした際に第1コアピン13の先端を第2コアピン11の先端部11aで支持している。
【0053】
ピンホルダー14は、軸心に設けた取付け孔に第1コアピン13を嵌合し、エポキシ系などの二液性接着剤で接着するが、取付け孔の内径は高い寸法精度を必要とするので、例えば母材に金属メッキを施した後に電鋳加工で所望の寸法に仕上げることが望ましく、導電性の良い銅などの母材に熱伝導性の良いニッケル又はニッケル合金などの金属材料を電着し、成形時における成形品のひけなどを防止するようにしている。
【0054】
キャビティブロック16は、固定側上部入れ子15に収容したピンホルダー14の抜け止めを行う機能の他に、固定側下部入れ子12に収容したインサートパイプ3の上端側に、樹脂成形部2の先端テーパ部2aを形成する先端テーパ部用とキャビティ17aと、溜まり部2bを形成する溜まり部用キャビティ17bを形成するように、内径孔17aが形成されている。
【0055】
また、インサートパイプ3内には、前方側の小径内周面3aと第1コアピン13の間に、樹脂成形部2の小径円筒部2cを形成する小径円筒部用キャビティ17cが、後端側の大径内周面3cと第2コアピン11の間に、樹脂成形部2の大径円筒部2eを形成する大径円筒部用キャビティ17eが、中間のテーパ状内周面3bと第2コアピン11の先端部11aの間に、テーパ部2dを形成するテーパ部用キャビティ17dが、それぞれ設けられている。
【0056】
これにより、型締めされた一次成形用の金型装置8内には、先端テーパ部用キャビティ17aと、溜まり部用キャビティ17bと、小径円筒部用キャビティ17cと、テーパ部用キャビティ17dと、大径円筒部用キャビティ17eと、によって樹脂成形部2を射出成形するためのキャビティ17が構成される。
【0057】
キャビティ17は、金型分割面PLに沿って放射状に設けた複数(例えば、4本)のゲート18を介して大径円筒部用キャビティ17eが連通されており、各ゲート18はリング状ランナーを介して、固定金型8Bの上部に設けたスプール(図示を省略)に連通され、スプールから注入した成形樹脂材がキャビティ17内に充填され、フェルール本体1の樹脂成形部2が射出成形される。
【0058】
成形樹脂材は、大径円筒部用キャビティ17eに流入した後に、テーパ部用キャビティ17dで中央に絞り込まれながら小径円筒部用キャビティ17cに流入し、小径内周面3aと第1コアピン16間の狭い流路(小径円筒部用キャビティ17c)に沿って先端側に流動され、先端テーパ部用キャビティ17aから小径筒状部5の先端を迂回してを溜まり部用キャビティ17bに流入する。
【0059】
この射出成形では、第1コアピン13を取り囲むインサートパイプ3を肉厚状にし、小径内周面3aと第1コアピン13間の狭い流路で小径円筒部用キャビティ17cを形成することで、射出圧力を高くしないで射出速度を速くすることができるので、第1コアピン13に対するダメージを軽減して折れや曲がりを防止することができる。
【0060】
また、射出速度を速くすることと、小径円筒部用キャビティ17cを小さくすること及び、特にインサートパイプ3を熱伝導率の良いステンレスなどの金属製パイプで形成することによって、金型内の温度を迅速に均一にすることができるので、熱収縮を軽減して心線挿入孔4aの寸法精度を高めることができ、インサートパイプ3を肉厚状に形成してキャビティ17を小さくすることによって、高価な成形樹脂材の使用量を少なくして安価に製造することができる。
【0061】
また、先端側に流動した成形樹脂材が小径筒状部5の先端を迂回する状態で、心線挿入孔4aのある軸心から離れた外周側の溜まり部用キャビティ17bに流入させることにより、最初に流入したスラッグ状態の成形樹脂材が充填され、心線挿入孔4aの周辺ではフローマークやひけなどを生じ難くなって、心線挿入孔4aの内径面における歪みを改善することができる。
【0062】
また、相手方のフェルールと突き合わせ状態で接続するために、割りスリーブなどを被着するフェルール本体1の外周を、硬質材によるインサートパイプ3で形成することによって、剛性と真円度及び外径寸法精度を高めることができると共に、心線挿入孔4aに対する同軸度も向上させることができる。
【0063】
また、インサートパイプ3に対する樹脂成形部2は、先端側では薄肉状に形成した小径筒状部5を囲繞するようにして接合され、中間部の内周面はテーパ状内周面3bでテーパ部2dが係止され、後端側の外周面は係止部7を設けたインサートパイプ3の端部で係止されているので、両者は強固に一体接合されて脱落する恐れがない。
【0064】
なお、インサートパイプ3は、図3(a)のインサートパイプ3Aのように、外周面に対して局部的に凹溝を設けて係止部7A(7)を形成したり、図3(b)のインサートパイプ3Bのように、外周面に対して環状突起を設けて係止部7Bを形成したり、局部的に凸状部を設けて係止部7(図示を省略)を形成する形態などを採ることが可能である。
【0065】
また、図3(c)のインサートパイプ3Cのように、肉薄なパイプ材を使用してプレス加工などによって折り曲げ、先端側の外周を縮径させた小径筒状部5C(5)と、後端側の外周を突出させた環状の係止部7C(7)を形成する形態を採ることも可能である。
【0066】
次に、一次成形品であるフェルール本体1の後端側にST形ベース部20を一体に接合したST形フェルール19と、フェルール本体1をインサート部品として二次成形用の金型装置でST形ベース部20を射出成形するST形フェルール19の製造方法を、図4〜9に基づいて説明する。
【0067】
ST形ベース部20は、各種の形状を採り得るが、例えば図4で示すように、軸心にはフェルール本体1のファイバー装着孔4に連通するファイバー装着孔21を設けると共に、外周には軸心方向と直交する状態でフランジ部22及び横穴23その他の凹凸部分が形成されている。
【0068】
ST形フェルール19は、ST形ベース部20の先端側がフェルール本体1の後端側を囲繞する態様で一体に連結されており、インサートパイプ3の係止部7にはST形ベース部20の成形樹脂材が付着すると共に、インサートパイプ3から露出した樹脂成形部2の大径円筒部2eの後端外周及び端面にはST形ベース部20の成形樹脂材が溶着し、強固に接合されている。
【0069】
ST形ベース部20の成形樹脂材は、フェルール本体1と同様の高い寸法精度を必要としたり、フェルール本体1との接合をより強固にする必要がある場合には、フェルール本体1と同一の例えば液晶ポリマーI型又はII型などを用い、必要でない場合には、例えば同種の液晶ポリマーIII型又は異種のポリブチレンテレフタレート(PBT)など、比較的汎用なエンジニアリングプラスチックを用いて安価に製造することができる。
【0070】
この場合における同一とは品種及びグレードが全く同じ成形樹脂材を、同種とは品種が同じでグレードが異なる(低い)成形樹脂材を、異種とは品種及びグレードが異なる成形樹脂材をいい、特に液晶ポリマーでは、I型は耐熱性及び寸法精度に優れているが成形性に多少難点があり、III型は成形性が良く比較的安価であるが耐熱性及び寸法精度に多少難点があり、II型は両者のバランスをとった中庸のものであるから、必要に応じて使い分けるのに好適である。
【0071】
次に、二次成形用の金型装置24を用いたST形フェルール19の製造方法について、図5〜10で説明するが、ST形ベース部20には外周に各種の凹凸部分が形成されているので、成形後におけるST形フェルール19の取り出しを容易にするために、金型は左右に両開きしてアンダーカット抜きができる割り型を用いる。
【0072】
金型装置24は、可動側金型24Aと固定側金型24Bとを備え、可動側金型24Aには可動側型板25の中央に可動側入れ子26が装着され、可動側入れ子26にはST形ベース部20の軸心に被覆挿入孔21を形成するためのベース用コアピン27が、エジェクタスリーブ28を介して取り付けられている。
【0073】
ベース用コアピン27は、先端側に設けた小径ピン部27aと、後端側に設けた大径ピン部27cと、小径ピン部27aと大径ピン部27cを連続させるテーパピン部27bとで形成され、小径ピン部27aはテーパ状に形成した先端をフェルール本体1のテーパ孔4b内に嵌合させた状態で、先端側をファイバー装着孔4に挿入し、二次成形用の成形樹脂材が流動しないようにする。
【0074】
また、小径ピン部27aの後端側によってST形ベース部20の軸心に被覆挿入孔4cに連続して、光ファイバーの内側被覆を装着するための内側被覆挿入孔21aを形成すると共に、大径ピン部27cによって光ファイバーの外側被覆を装着するための外側被覆挿入孔21cを形成し、テーパピン部27bは光ファイバーの心線及び内側被覆の挿入を案内するテーパ孔21bを形成する。
【0075】
金型装置24は、分割面PLを境にして上部側に固定側金型24Bのキャビブロック29を設け、下部側に可動側金型24Aのスライドコアブロック30(30A,30B)を設け、スライドコアブロック30A,30Bは水平にスライドして左右に分割するようにし、スライドコアブロック30の外周には上端をキャビブロック29で支持したロッキングブロック31を設けている。
【0076】
キャビブロック29には、インサート部品であるフェルール本体1をを装着するインサート孔32を設けると共に、分割面PLに沿って放射状に複数(例えば、90度間隔で4本)のランナー33を設け、ランナー33の外端はリング状ランナー34を介してスプール(図示を省略)に連結し、ランナー33の内端はゲート35を介して、スライドコアブロック30に形成したST形ベース部20用のキャビテイ36に連通させている。
【0077】
金型装置24は、ST形ベース部20を射出成形する際には図6で示すように、可動側金型24Aを引き下げると、可動側金型24Aと固定側金型24Bの間に設けたアンギュラーピン(図示を省略)によって、スライドコアブロック30A,30Bが左右に開いて型開きした状態になるので、キャビブロック29のインサート孔32にインサート部品としてフェルール本体1を装着する。
【0078】
次いで、図7で示すように型締めすると、インサートしたフェルール本体1のテーパ孔4b及び被覆挿入孔4cに、ベース用コアピン27の小径ピン部27aが挿入され、ベース用コアピン27とスライドコアブロック30A,30Bとの間にST形ベース部20用のキャビテイ36が形成される。
【0079】
次いで、スプールから注入した成形樹脂材をリング状ランナー34とランナー33を介して、ゲート35からST形ベース部20用のキャビテイ36に充填すると、図8で示すように、フェルール本体1の後端側にはST形ベース部20が一体に射出成形される。
【0080】
次いで、射出成形した成形樹脂材が硬化した後に、図9で示すように可動側金型24Aと固定側金型24Bを型開きすると、固定側金型24Bのインサート孔32からフェルール本体1が引き抜かれると共に、ランナー33及びリング状ランナー34に射出成形されたスクラップ37も、ST形ベース部20と一体で可動側金型24A側に引き抜かれる。
【0081】
次いで、可動側入れ子26に装着されたエジェクタスリーブ28を押し上げ、図10で示すように、エジェクタスリーブ28の先端をスライドコアブロック30A,30Bより上方に移動させ、スクラップ37を含むST形フェルール19の突き出し、その後に別加工によってスクラップ37の除去及び、必要な仕上げ処理を行って、図4で示すST形フェルール19を製造する。
【0082】
次に、一次成形品であるフェルール本体1の後端側にSC形ベース部39を一体に接合したSC形フェルール38と、フェルール本体1をインサート部品として二次成形用の金型装置41でSC形ベース部39を射出成形するSC形フェルール38の製造方法を、図11及び図12に基づいて説明する。
【0083】
SC形ベース部39は、各種の形状を採り得るが、例えば図10で示すように、軸心にはフェルール本体1のファイバー装着孔4に連通するファイバー装着孔4Aを設けると共に、外周には軸心方向と直交する状態でフランジ部40が形成されている。
【0084】
SC形フェルール38は、SC形ベース部39の先端側がフェルール本体1の後端側を囲繞する態様で一体に連結されており、インサートパイプ3の係止部7にはSC形ベース部39の成形樹脂材が付着すると共に、インサートパイプ3から露出した樹脂成形部2の大径円筒部2eの後端外周及び端面にはSC形ベース部39の成形樹脂材が溶着し、強固に接合されている。
【0085】
金型装置41は、図12で示すように、分割面PLを境にして下部側の可動側金型41Aと上部側の固定側金型41Bとが対向状に配置され、固定側金型41Bの固定側型板42内にはインサート孔43を設けてフェルール本体1を装着し、可動側金型41Aの可動側型板44にはSC形ベース部39用のキャビテイ45を形成すると共に、軸心にはベース用コアピン46が装着されている。
【0086】
金型装置41は、固定側金型41Bにフェルール本体1を装着して可動側金型41Aを型締めすると、ベース用コアピン46の先端がフェルール本体1のファイバー装着孔40内に嵌合し、スプール47から注入した成形樹脂材を各ランナーに分配した(製品を複数取りする場合)後に、ゲート49を介してキャビテイ45内に充填させ、SC形ベース部39を射出成形する。
【0087】
このように、インサートパイプ3に樹脂成形部2を射出成形した一次成形品であるフェルール本体1をインサート部品にして、後端側にST形又はSC形のベース部20,39を射出成形することにより、二次製品であるST形又はSC形フェルール19,38を容易に製造することができる。
【0088】
このST形又はSC形フェルール19,38では、インサートパイプ3に形成した係止部7が二次成形したベース部20,39の樹脂成形部中に埋設される態様で付着すると共に、インサートパイプ3から露出した後端側の樹脂成形部が、二次成形時に溶融してベース部20,39の樹脂成形部と接合されるので、強固な一体接合状態が得られる。
【0089】
また、ベース部20,39の二次成形にはフェルール本体1と同種又は異種の成形樹脂材の使用が可能であり、樹脂相互の接合強度を高めたり、ベース部20,39にも高い寸法精度が要求される場合には、フェルール本体1と同種の成形樹脂材を用い、ベース部20,39を安価に製造する場合には異種の成形樹脂材を用いる選択を行うことができる。
【0090】
また、単体でも光半導体モジュール用のフェルールなどとして使用できるフェルール本体1を基にして、突き合わせ接続用のST形又はSC形フェルール19,38を二次成形すると、フェルール本体1を大量生産することになるので、これによってコストダウンを図ることが可能になると共に、部品の調達や部品の在庫管理も容易になる効果も得られる。
【0091】
なお、フェルール本体1は図13のように心線挿入孔を2心以上にした多心のフェルール本体50に適用したり、図14のようにハーフサイズのフェルール本体55に適用することも可能であり、フェルール50を用いて二次成形品として多心のST形又はSC形フェルールを造ったり、フェルール本体55を用いてハーフサイズのMU形又はLC形フェルール60,63を造ることもできる。
【0092】
フェルール本体50は、フェルール本体1の場合と同様に、インサートパイプ51と樹脂成形部52で構成され、インサートパイプ51の後端側外周には係止部53を設けると共に、樹脂成形部52の軸心には心線挿入孔54aと被覆挿入孔54bからなるファイバー装着孔54を設けている。
【0093】
但し、被覆挿入孔54bの先端側から2本の心線挿入孔54a,54aが離間した状態で平行状に設けられている点で相違し、インサートパイプ51を金型装置に装着してフェルール本体50の樹脂成形部52を射出成形する場合には、被覆挿入孔54bに適合するコアピンに対して、心線挿入孔54a,54aに適合する2本の極細コアピンを対向状に設ける必要がある。
【0094】
フェルール本体55は、フェルール本体1の場合と同様に、インサートパイプ56と樹脂成形部57で構成され、インサートパイプ56の後端側外周には係止部58を設けると共に、樹脂成形部57の軸心には心線挿入孔59aと被覆挿入孔59bからなるファイバー装着孔59を設けている。
【0095】
但し、フェルール本体1の場合には、先端側の外径(インサートパイプ3の外径)が2.499mmで、心線挿入孔4aの内径が0.125mmであるのに対し、フェルール本体55の場合には、先端側の外径(インサートパイプ56の外径)が1.249mmで、心線挿入孔54aの内径が0.125mmと小形である点で相違する。
【0096】
このために、インサートパイプ56の内径と心線挿入孔59aの内径との間の成形樹脂材が肉薄状になり、心線挿入孔54aに対する熱収縮による影響が少ないので、図13の実施形態ではインサートパイプ56の先端側に小径筒部を設けていないが、フェルール本体1におけるインサートパイプ3の小径筒部5と同様に、小径筒部を設ける形態を採ることもできる。
【0097】
ハーフサイズのMU形又はLC形フェルール60,63は、フェルール本体55をインサート部品として二次成形用の金型装置内に装着し、光ファイバーの外側被覆を装着するための外側被覆挿入孔62,65を軸心に設けたベース部61,64を、フェルール本体55の後端側に射出成形して一体に接合したものであり、その製造方法及び作用効果は先の実施形態の場合と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態によるフェルール本体1であり、(a)は縦断面図を、(b)は側面図を示す。
【図2】図1のフェルール本体1を射出成形する一次成形用の金型装置の要部縦断面図を示す。
【図3】図1のフェルール本体1の構成部品であるインサートパイプの、他の実施形態による縦断面図及び右側面図を示す。
【図4】図1のフェルール本体1を用いたST形フェルール19であり、(a)は平面図を、(b)は縦断面図を、(c)は側面図を示す。
【図5】図1のフェルール本体1をインサート部品とし、図4のST形フェルール19のベース部20を成形する二次成形用の金型装置の要部縦断面図を示す。
【図6】図5の金型装置を用いたST形フェルール19の製造工程であり、型開きしてフェルール本体1をインサートする工程説明図を示す。
【図7】図5の金型装置を用いたST形フェルール19の製造工程であり、型締めしてベース部用のキャビティ36を形成する工程説明図を示す。
【図8】図5の金型装置を用いたST形フェルール19の製造工程であり、ST形ベース部20用のキャビティ36に成形樹脂材を充填し、フェルール本体1とベース部20を一体化させる工程説明図を示す。
【図9】図5の金型装置を用いたST形フェルール19の製造工程であり、型開きしてST形フェルール19を可動側金型30側に引き抜く工程説明図を示す。
【図10】図5の金型装置を用いたST形フェルール19の製造工程であり、エジャクタスリーブ28でST形フェルール19を可動側金型30上に突き出す工程説明図を示す。
【図11】図1のフェルール本体1を用いたSC形フェルール38であり、(a)は縦断面図を、(b)は側面図を示す。
【図12】図1のフェルール本体1をインサート部品とし、図11のSC形フェルール38のベース部39を成形する二次成形用の金型装置の要部縦断面図を示す。
【図13】本発明を適用した他の実施形態による2心のフェルール本体50であり、(a)は横断面図を、(b)は縦断面図を、(c)側面図を示す。
【図14】本発明を適用した更に他の実施形態によるハーフサイズのフェルール本体55の縦断面図を示す。
【図15】図14のフェルール本体55を用いたMU形フェルール60の縦断面図を示す。
【図16】図14のフェルール本体55を用いたLC形フェルール63の縦断面図を示す。
【符号の説明】
1,50,55 フェルール本体
2,52,57 樹脂成形部
3,51,56 インサートパイプ
4,21,4A ファイバー装着孔
4a,54a,59a 心線挿入孔
4b テーパ孔
4c,54b,59b 被覆挿入孔
5 小径筒状部
6 大径筒状部
7,53,58 係止部
8 (一次成形用の)金型装置
9,25,44 可動側型板
10,26 可動側入れ子
11 第2コアピン(受けピン)
12 固定側下部入れ子
13 第1コアピン(極細ピン)
14 ピンホルダー
15 固定側上部入れ子
16,29 キャビティブロック
17 (フェルール本体用)キャビティ
18,35,49 ゲート
19 ST形フェルール
20 ST形ベース部
22,40 フランジ部
23 横穴
24 (ST形二次成形用の)金型装置
27,46 ベース用コアピン
28 エジェクタスリーブ
30 スライドコアブロック
31 ロッキングブロック
32,43 インサート孔
33 ランナー
34 リング状ランナー
36 (STベース部用)キャビティ
37 スクラップ
38 SC形フェルール
39 SC形ベース部
41 (SC形二次成形用の)金型装置
42 固定側型板
45 (SCベース部用)キャビティ
47 スプール
60 MU形フェルール
61 MU形ベース部
62,65 外側被覆挿入孔
63 LC形フェルール
64 LC形ベース部

Claims (8)

  1. 外筒を形成するインサートパイプ内に、軸心にファイバー装着孔を形成する樹脂成形部を一体に設けると共に、インサートパイプの後端外周に係止部を設けたフェルール本体と、フェルール本体のファイバー装着孔と連続するファイバー装着孔を軸心に形成すると共に、フェルール本体の後端側に樹脂成形した筒状のベース部とで構成され、前記ベース部はインサートパイプの係止部を被覆する態様でフェルール本体の樹脂成形部と一体に接合されていることを特徴としたフェルール。
  2. 前記ベース部は、インサートパイプの後端外周に設けた係止部及び、インサートパイプの後端側から突出させた樹脂成形部の外周を被覆する態様でフェルール本体の樹脂成形部と一体に接合されている請求項1に記載したフェルール。
  3. 前記ベース部は、フェルール本体の樹脂成形部と同種でグレードの低い成形樹脂材又は、フェルール本体の樹脂成形部と異種でグレードの低い成形樹脂材で形成した請求項1又は2に記載したフェルール。
  4. 前記インサートパイプは、軸心に心線挿入孔を形成する前方側を肉厚状にして形成した小径内周面と、軸心に被覆挿入孔を形成する後方側を肉薄状にして形成した大径内周面との間を、テーパ状内周面で連続させたステンレスパイプで構成した請求項1〜3のいずれかに記載したフェルール。
  5. 後端外周に係止部を設けた外筒を形成するインサートパイプを一次成形用の金型装置に装着し、軸心にファイバー装着孔を形成する樹脂成形部をインサートパイプ内に射出成形してフェルール本体を造り、このフェルール本体をインサート部品として二次成形用の金型装置に装着して射出成形を行い、フェルール本体のファイバー装着孔と連続するファイバー装着孔を軸心に形成すると共に、インサートパイプの係止部を被覆する態様でフェルール本体の樹脂成形部と一体に接合した筒状のベース部を造ることを特徴としたフェルールの製造方法。
  6. 前記フェルール本体は、インサートパイプの後端側から樹脂成形部の後端側外周が露出した状態で一次成形され、前記ベース部はフェルール本体に対してインサートパイプの係止部及び樹脂成形部の後端側外周を被覆すると共に、樹脂成形部の後端側外周及び端面が溶着状態で二次成形した請求項5に記載したフェルールの製造方法。
  7. 前記ベース部は、フェルール本体の樹脂成形部と同種又は異種で成形温度の低い成形樹脂材で射出成形する請求項5又は6に記載したフェルールの製造方法。
  8. 前記インサートパイプは、軸心に心線挿入孔を形成する前方側を肉厚状にして形成した小径内周面と、軸心に被覆挿入孔を形成する後方側を肉薄状にして形成した大径内周面との間を、テーパ状内周面で連続させたステンレスパイプで構成し、軸心にファイバー装着孔を形成するコアピンとの間にほぼ一定厚みの樹脂成形部を形成するキャビティを形成する請求項5〜7のいずれかに記載したフェルールの製造方法。
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