JP2001141957A - フェルール及び光コネクタ - Google Patents

フェルール及び光コネクタ

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JP2001141957A
JP2001141957A JP32245899A JP32245899A JP2001141957A JP 2001141957 A JP2001141957 A JP 2001141957A JP 32245899 A JP32245899 A JP 32245899A JP 32245899 A JP32245899 A JP 32245899A JP 2001141957 A JP2001141957 A JP 2001141957A
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ferrule
optical fiber
tapered portion
diameter
insertion hole
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JP32245899A
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Mitsuo Shoda
光男 鎗田
Junji Taira
淳司 平
Yoshitaka Kawashima
喜尚 川嶋
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェルールの成形精度を向上すると共に加工
工程を簡略化し、コストを低減したフェルール及び光コ
ネクタを提供する。 【解決手段】 光ファイバ40が挿入される光ファイバ
挿入孔21を有するフェルール用筒状体20の一端部
に、前記光ファイバ挿入孔21の内径よりも大きい内径
を有すると共に前記光ファイバ40の外周に被覆を施し
た光ファイバ心線41が挿入される光ファイバ心線挿入
孔31を有するつば部材30が固着されたフェルール1
0において、前記光ファイバ挿入孔21には、内径が前
記つば部材30側に漸大する第1のテーパ部21aが設
けられると共に、前記光ファイバ心線挿入孔31の前記
フェルール用筒状体20側の端部には、内径が開口側に
向かって漸小して前記第1のテーパ部21aの開口径と
略同径の開口を有する第2のテーパ部31aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ同士を
結合する光コネクタに関し、特に、光ファイバの先端部
を固定するためのフェルールに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、通信用に用いられる光コネクタ
は、内径と外径とを高精度に加工したフェルール内に光
ファイバを挿入して固定した後、その接続部の端面を凸
球面状に研磨し、光ファイバ同士を物理的に接触させて
光接続するようにしている。この光ファイバを挿入保持
するフェルールは、通常、ジルコニアなどの硬いセラミ
ックやガラス等で形成された光ファイバ挿入孔を有する
フェルール用筒状体と、フェルール用筒状体の後端部に
設けられて前記光ファイバ挿入孔の後端部と連通する中
空孔を有するステンレス等の金属、プラスチック,セラ
ミックス等で形成されたつば部材とで構成されており、
このフェルール用筒状体の内部に設けられた光ファイバ
挿入孔に、光ファイバ心線の先端の被覆を除去した光フ
ァイバを挿通して接着剤等で光ファイバとフェルールと
を接着する。
【0003】このフェルール用筒状体には、細径である
光ファイバ挿入孔に光ファイバを挿通する際、光ファイ
バがフェルール用筒状体の端面に当接して挿通し難く、
光ファイバが損傷し易いことから、フェルール用筒状体
の光ファイバ挿入孔のつば部材側の端部に、内径が開口
側に向かって漸大するテーパ部が形成されており、この
フェルール用筒状体に金属製のつば部材を圧入もしくは
接着したり、あるいは、プラスチックのインサート成形
によりつば部材を一体的に形成することによってフェル
ールを形成している。
【0004】このようなフェルール用筒状体のテーパ部
の成形は、射出成形により形成するものや、研削加工に
より形成するものが知られている。しかしながら、フェ
ルール用筒状体の外径は、従来、2.5mmのものが主
流であったが、近年、1.25mmのものが広まってお
り、テーパ部の形成が困難であり、また、漸大部の周囲
が薄肉になり、加工圧に耐えられず欠けが生じ易いとい
う問題がある。
【0005】このようなフェルールの不都合を解消すべ
く、特開平8−286080号公報に見られるようにつ
ば部材の中空孔のフェルール用筒状体側の端部に内径が
フェルール用筒状体に向かって漸小するテーパ部を設け
ると共につば部材をプラスチックインサート成形するフ
ェルールが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チック成形を行う際に、樹脂圧力によるコアピンの押し
戻し力が大きく樹脂漏れ等の成形不良が発生し易いとい
う問題がある。また、光ファイバ挿入孔とコアピンとの
当接領域が微少であるため、光ファイバ挿入孔の端部が
欠けやすく、コアピンの当接力を大きくできないという
問題がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑み、フェルー
ルの成形精度を向上すると共に加工工程を簡略化し、コ
ストを低減したフェルール及び光コネクタを提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、光ファイバが挿入される光ファイバ
挿入孔を有するフェルール用筒状体の一端部に、前記光
ファイバ挿入孔の内径よりも大きい内径を有すると共に
前記光ファイバの外周に被覆を施した光ファイバ心線が
挿入される光ファイバ心線挿入孔を有するつば部材が固
着されたフェルールにおいて、前記光ファイバ挿入孔に
は、内径が前記つば部材側に漸大する第1のテーパ部が
設けられると共に、前記光ファイバ心線挿入孔の前記フ
ェルール用筒状体側の端部には、内径が開口側に向かっ
て漸小して前記第1のテーパ部の開口径と略同径の開口
を有する第2のテーパ部が設けられていることを特徴と
するフェルールにある。
【0009】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記第1のテーパ部は、前記光ファイバ挿入孔の前
記つば部材側の端部に設けられていることを特徴とする
フェルールにある。本発明の第3の態様は、第1の態様
において、前記光ファイバ挿入孔の前記つば部材側の端
部には、前記第1のテーパ部に連続すると共に当該第1
のテーパ部の開口径と略同径の内径を有する円筒中空部
を有することを特徴とするフェルールにある。
【0010】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記フェルール用筒状体が、外径が略
1.25mmのジルコニア製筒状体であることを特徴と
するフェルールにある。本発明の第5の態様は、第1〜
3の何れかの態様において、前記フェルール用筒状体
が、外径が略1.25mmのガラス製筒状体であること
を特徴とするフェルールにある。
【0011】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、前記第1のテーパ部の開口径が、前記
フェルール用筒状体の外径の三分の二以下であることを
特徴とするフェルールにある。本発明の第7の態様は、
第6の態様において、前記第1のテーパ部の開口径が、
0.3〜0.7mmであることを特徴とするフェルール
にある。
【0012】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様において、前記第1のテーパ部及び前記第2のテ
ーパ部の内面が、軸方向から略15°〜45°傾斜して
いることを特徴とするフェルールにある。本発明の第9
の態様は、第1〜8の何れかの態様において、前記第1
のテーパ部と前記第2のテーパ部との軸方向の長さが、
略同一であることを特徴とするフェルールにある。
【0013】本発明の第10の態様は、第1〜9の何れ
かの態様において、前記つば部材がプラスチックのイン
サート成形により前記フェルール用筒状体と一体的に形
成されていることを特徴とするフェルールにある。本発
明の第11の態様は、第1〜9の何れかの態様におい
て、前記フェルール用筒状体には、別途成形した前記つ
ば部材が接着もしくは圧入により、固着されていること
を特徴とするフェルールにある。
【0014】本発明の第12の態様は、第11の態様に
おいて、前記第1のテーパ部の開口径が、前記第2のテ
ーパ部の開口径より大きいことを特徴とするフェルール
にある。本発明の第13の態様は、第12の態様におい
て、前記第1のテーパ部の開口径と前記第2のテーパ部
の開口径との差が、0.2mm以内であることを特徴と
するフェルールにある。
【0015】本発明の第14の態様は、第1〜13の何
れかの態様のフェルールを用いて構成されたことを特徴
とする光コネクタにある。本発明の第15の態様は、第
14の態様において、LC型又はMU型であることを特
徴とする光コネクタにある。かかる本発明のフェルール
及び光コネクタによると、フェルール筒状体の光ファイ
バ挿入孔のつば部材側の開口周囲を厚肉で形成すること
ができると共に成形精度を向上し、コストを低減するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。 (実施形態1)図1に本発明の実施形態1に係る光ファ
イバが装着されたフェルールの概略斜視図、図2にフェ
ルールの断面図を示す。
【0017】図1に示すように、本実施形態のフェルー
ル10は、ジルコニアなどのセラミック製であるフェル
ール用筒状体20と、この後端部に一体的に成形された
つば部材30とから構成されている。フェルール用筒状
体20は、円筒形状を有し、その内部には軸方向に貫通
して光ファイバ40を挿通可能な光ファイバ挿入孔21
を有している。この光ファイバ挿入孔21のつば部材3
0側の端部には、内径が開口側に向かって漸大する第1
のテーパ部21aが設けられており、第1のテーパ部2
1aの開口は、フェルール用筒状体20の第1のテーパ
部21aの周囲が薄肉とならないように、フェルール用
筒状体20の外径の2/3以下としている。本実施形態
では、例えば、フェルール用筒状体20の外径を1.2
5mm、第1のテーパ部21aの開口を0.60mmと
し、第1のテーパ部21aの内面が軸方向と略30°傾
斜するように形成した。また、このようなフェルール用
筒状体20の成形方法は、特に限定されず、ジルコニア
の射出成形であっても、切削加工等であってもよく、何
れの方法で成形しても第1のテーパ部21aの開口をフ
ェルール用筒状体20の外径の2/3以下とすることに
より、第1のテーパ部21aの周囲の欠けが発生し難
い。
【0018】一方、つば部材30は、詳しくは後述する
が、フェルール用筒状体20の後端部にプラスチックを
インサート成形することによって形成されており、この
つば部材30には、光ファイバ挿入孔21と連通して、
光ファイバ40の外周に被覆を施した光ファイバ心線4
1を挿入可能な貫通孔である光ファイバ心線挿入孔31
が形成されている。
【0019】このつば部材30の光ファイバ心線挿入孔
31は、光ファイバ挿入孔21の第1のテーパ部21a
の開口よりも大きな内径となっており、本実施形態で
は、光ファイバ心線41の外径を0.90mmとし、光
ファイバ心線挿入孔31の内径を0.90mm〜1.1
0mmとした。また、光ファイバ心線挿入孔31のフェ
ルール用筒状体20側の端部には、内径が開口に向かっ
て漸小して第1のテーパ部21aと連続する第2のテー
パ部31aを有している。この第2のテーパ部31aの
内面と第1のテーパ部21aの内面とは、段差及び角度
のないように設けられており、本実施形態では、第2の
テーパ部31aの開口を0.60mmとし、第2のテー
パ部31aの内面が軸方向と略30°傾斜するように形
成した。
【0020】ここで、つば部材30を形成するプラスチ
ックインサート成形について説明する。なお、図3は、
つば部材の成型プロセスを示す断面図である。図3
(a)に示すように、光ファイバ挿入孔21及び第1の
テーパ部21aが設けられたフェルール用筒状体20
に、つば部材30の金型50及びコアピン51を嵌合す
る。このコアピン51は、光ファイバ心線挿入孔31を
形成するためのものであり、その先端部で第2のテーパ
部31aを形成する。本実施形態では、コアピン51の
先端部51aを、第1のテーパ部21aと略同形状であ
る先端の角度が略60°の円錐形状としている。そし
て、後の工程で金型50内にプラスチックを充填する際
に、フェルール用筒状体20の光ファイバ挿入孔21内
に漏れないように、このコアピン51の先端部51aを
第1のテーパ部21aに一定量の力で当接させている。
このとき、フェルール用筒状体20の第1のテーパ部2
1aをフェルール用筒状体20の外径の2/3以下とす
ることにより、コアピン51を一定量の力で当接させて
も第1のテーパ部21aの周囲の欠けが発生し難い。
【0021】次に、図3(b)に示すように、この金型
50内につば部材30の材料であるプラスチック30a
を充填する。その後、プラスチックが硬化したら金型及
びコアピンを外すことにより、図2に示すように、フェ
ルール用筒状体20に一体的につば部材30が形成され
る。このように、本実施形態によるフェルール10で
は、光ファイバ40を挿入し易く且つ、成形時のフェル
ール用筒状体20の欠けが発生し難いことから、成形精
度の向上及び低コスト化を図ることができる。
【0022】また、このようなフェルール10と光ファ
イバ40とを組み立てるには、予め、光ファイバ挿入孔
21および光ファイバ心線挿入孔31に接着剤を充填
し、光ファイバ心線の末端部分の被覆が一定量除去され
た光ファイバ40を、光ファイバ心線挿入孔31から挿
入する。そのとき、光ファイバ40の先端は、フェルー
ル10内に設けられた第1のテーパ部21a及び第2の
テーパ部31aをガイドとして容易に光ファイバ挿入孔
21に挿入することができる。その後、接着剤を加熱器
等で加熱硬化させることにより、光ファイバ40とフェ
ルール10とを固定することができる。
【0023】そして、このようにして組付けられたフェ
ルール10は、フェルール用筒状体20の端面を光ファ
イバ40と共に研磨することで、例えば、光コネクタ部
品に組み込んで光コネクタを構成できる。ここで、上述
したフェルールと同様なフェルールを組み込んだ光コネ
クタの一例の概略斜視図及び断面図を図4に示す。
【0024】図4に示す光コネクタはLC型光コネクタ
であり、このLC型光コネクタ60は、LC型のコネク
タ形状に適応したハウジング61内にフェルール用筒状
体20及びつば部材30からなるフェルール10と、つ
ば部材30の後端の外周部に装着される圧縮ばね62
と、この圧縮ばね62を介してつば部材30の後端に嵌
合するストッパ63とを具備し、ハウジング61に、フ
ェルール10、圧縮ばね62及びストッパ63を順次挿
入し、ストッパ63の係止爪63aをハウジング61の
係止孔61aに係止することで、このストッパ63がハ
ウジング61に固定され、フェルール10はハウジング
61内に圧縮ばね62を介して軸方向に付勢保持されて
いる。さらに、ハウジング61の後方には、光ファイバ
を保護するブーツ64が設けられ、LC型光コネクタ6
0が構成されている。
【0025】(実施形態2)図5は、実施形態2に係る
フェルールの断面図及びつば部材の成型用金型及びコア
ピンを示す断面図である。図5(a)に示すように、本
実施形態では、フェルール用筒状体120の光ファイバ
挿入孔121のつば部材30側端部に光ファイバ挿入孔
121の内径より若干大きい内径を有し且つフェルール
用筒状体120の軸方向に連続する大径部121bを設
けると共に、この光ファイバ挿入孔121と大径部12
1bとの内径差によって第1のテーパ部121aが設け
られている。
【0026】このようなフェルール用筒状体120につ
ば部材30をプラスチックインサート成形によって一体
的に形成するには、本実施形態では、図5(b)に示す
ように、金型50とコアピン70とで上述した実施形態
1と同様のプロセスで形成することができる。このコア
ピン70は、光ファイバ挿入孔121の大径部121b
の内径より若干小さい外径を有する小径円筒部71とつ
ば部材30の光ファイバ心線挿入孔31を形成する大径
円筒部72とを有し、この小径円筒部71と大径円筒部
72との外径差によって第2のテーパ部31aを形成す
るための段差部73が設けられている。本実施形態で
は、このコアピン70の小径円筒部71を光ファイバ挿
入孔121の大径部121bに挿入し、プラスチックを
金型50内に充填した際に光ファイバ挿入孔121内に
プラスチックが漏れないように、小径円筒部71の外径
と大径部121bの内径との差を、直径で2〜20μm
以内とするのが好ましい。
【0027】このような構成であっても、上述した実施
形態1と同様に、光ファイバ40を挿入し易く且つ、成
形時のフェルール用筒状体120の欠けが発生し難いこ
とから、成形精度の向上及び低コスト化を図ることがで
きる。 (他の実施形態)上述した実施形態では、つば部材30
をプラスチックインサート成形によりフェルール用筒状
体20、120に一体的に形成したが、これに限定され
ず、例えば、つば部材30をステンレス等の金属又はセ
ラミック等で形成してもよく、その場合、フェルールは
フェルール用筒状体20、120の端部をつば部材30
に圧入又は接着で固着することにより形成すればよい。
【0028】このような構成のフェルールの分解断面図
を図6に示す。なお、図6(a)は、上述した実施形態
1の他の例であり、図6(b)は、上述した実施形態2
の他の例である。図6に示すような、フェルール10、
10Aは、フェルール用筒状体20、120とつば部材
30とを別途形成するため、第1のテーパ部21aもし
くは大径部121bと第2のテーパ部31aとの内径差
により段差ができてしまう虞がある。そのため、フェル
ール10、10A内に光ファイバを挿入した際に、この
段差に光ファイバの先端が引っかからずに挿入できるよ
うに第1のテーパ部21aもしくは大径部121bの開
口d1と第2のテーパ部31aの開口d2とをd1>d
2とするのが好ましい。また、このd1とd2の差を
0.2mm以内(d1−d2≦0.2mm)とするのが
さらに好ましい。
【0029】このような構成であっても上述した実施形
態と同様の効果を得ることができる。また、上述した実
施形態では、第1のテーパ部21aの開口の内径は、フ
ェルール用筒状体20の外径の2/3以下とし、第1の
テーパ部21a及び第2のテーパ部31aの内面を軸方
向と略30°傾斜させていたが、これに限定されず、フ
ェルール形成時等において開口周囲に欠けが発生しない
内径及び角度であれば適宜に設定することができる。
【0030】さらに、上述した実施形態では、LC型光
コネクタ60を例示したが、これに限定されず、例え
ば、MU型、SC型等の光コネクタであってもよいこと
はいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフェルール
では、フェルール用筒状体とつば部材とに亘って連続し
た第1のテーパ部及び第2のテーパ部を設けることによ
り、フェルール用筒状体に光ファイバを挿入し易く且
つ、フェルール成形時にフェルール用筒状体の欠けが発
生を防止することができる。よって、フェルールの成形
精度を向上すると共に成形コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るフェルール及びフェ
ルールに光ファイバが装着された状態を示す概略斜視図
である。
【図2】本発明の実施形態1に係るフェルールの断面図
である。
【図3】本発明の実施形態1に係るつば部材の成型プロ
セスを示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るLC型光コネクタの
概略斜視図及び断面図である。
【図5】本発明の実施形態2に係るフェルールの断面図
及びつば部材の成型用金型及びコアピンを示す断面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施形態に係るフェルールの分解
断面図である。
【符号の説明】
10、10A フェルール 20 フェルール用筒状体 21 光ファイバ挿入孔 21a 第1のテーパ部 30 つば部材 31 光ファイバ心線挿入孔 31a 第2のテーパ部 40 光ファイバ 60 LC型光コネクタ 120 フェルール用筒状体 121 光ファイバ挿入孔 121a 第1のテーパ部 121b 大径部
フロントページの続き (72)発明者 川嶋 喜尚 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 2H036 QA12 QA16 QA17 QA20 QA57

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバが挿入される光ファイバ挿入
    孔を有するフェルール用筒状体の一端部に、前記光ファ
    イバ挿入孔の内径よりも大きい内径を有すると共に前記
    光ファイバの外周に被覆を施した光ファイバ心線が挿入
    される光ファイバ心線挿入孔を有するつば部材が固着さ
    れたフェルールにおいて、 前記光ファイバ挿入孔には、内径が前記つば部材側に漸
    大する第1のテーパ部が設けられると共に、前記光ファ
    イバ心線挿入孔の前記フェルール用筒状体側の端部に
    は、内径が開口側に向かって漸小して前記第1のテーパ
    部の開口径と略同径の開口を有する第2のテーパ部が設
    けられていることを特徴とするフェルール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1のテーパ部
    は、前記光ファイバ挿入孔の前記つば部材側の端部に設
    けられていることを特徴とするフェルール。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記光ファイバ挿入
    孔の前記つば部材側の端部には、前記第1のテーパ部に
    連続すると共に当該第1のテーパ部の開口径と略同径の
    内径を有する円筒中空部を有することを特徴とするフェ
    ルール。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記フ
    ェルール用筒状体が、外径が略1.25mmのジルコニ
    ア製筒状体であることを特徴とするフェルール。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記フ
    ェルール用筒状体が、外径が略1.25mmのガラス製
    筒状体であることを特徴とするフェルール。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記第
    1のテーパ部の開口径が、前記フェルール用筒状体の外
    径の三分の二以下であることを特徴とするフェルール。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第1のテーパ部
    の開口径が、0.3〜0.7mmであることを特徴とす
    るフェルール。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記第
    1のテーパ部及び前記第2のテーパ部の内面が、軸方向
    から略15°〜45°傾斜していることを特徴とするフ
    ェルール。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記第
    1のテーパ部と前記第2のテーパ部との軸方向の長さ
    が、略同一であることを特徴とするフェルール。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れかにおいて、前記
    つば部材がプラスチックのインサート成形により前記フ
    ェルール用筒状体と一体的に形成されていることを特徴
    とするフェルール。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9の何れかにおいて、前記
    フェルール用筒状体には、別途成形した前記つば部材が
    接着もしくは圧入により、固着されていることを特徴と
    するフェルール。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記第1のテー
    パ部の開口径が、前記第2のテーパ部の開口径より大き
    いことを特徴とするフェルール。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記第1のテー
    パ部の開口径と前記第2のテーパ部の開口径との差が、
    0.2mm以内であることを特徴とするフェルール。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13の何れかのフェルール
    を用いて構成されたことを特徴とする光コネクタ。
  15. 【請求項15】 請求項14において、LC型又はMU
    型であることを特徴とする光コネクタ。
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