JP4386846B2 - 樹脂製の多芯フェルール - Google Patents

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本発明は、熱可塑性樹脂材で射出成形して製造するフェルールであって、特に複数本の光ファイバ芯線を並設したテープ形光ファイバをフエルール本体内に装着し、光半導体モジュール用のフェルールや、光ファイバ相互間の突き合わせ接続用のフェルールなどに利用できる樹脂製の多芯フェルールに関する。
この種の樹脂製の多芯フェルールでは、例えば特許文献1「多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法」や、特許文献2「多芯フェルール及び多芯フェルールの製造装置」などに開示されているような提案が行われている。
特開2004−29225号公報 特開2004−170671号公報
特許文献1による多芯フェルールは、外筒を形成するインサートパイプ内に、射出成形した樹脂成形部を一体に設け、樹脂成形部には前方側の軸心に光ファイバの2芯以上の各芯線部を挿入する芯線挿入孔を設けると共に、後方側の軸心に光ファイバの被覆部を挿入する被覆挿入孔を設け、前記芯線挿入孔は円形断面をした各芯線挿入孔を隣接した円繋ぎ形状で並設したものである。
特許文献1による多芯フェルールでは、円形断面をした隣接する各芯線挿入孔を円繋ぎ形に形成することによって、外径を小さくしてフェルールの多芯化及び小形化を図ることができる。
特許文献1による多芯フェルールの製造方法は、射出成形金型内に外筒を形成するインサートパイプを装着させ、インサートパイプの軸心には光ファイバの被覆挿入孔を形成する第2コアピンと、被覆挿入孔を連通する2芯以上の被覆挿入孔を形成する第1コアピンを装着し、前記第1コアピンは金型に装着したピンホルダーで一端側を支持し、隣接する各第1コアピンの内面を接触状態で平行状に突設させると共に、他端側を第2コアピンの先端と着脱可能に嵌合させ、第1及び第2コアピンとインサートパイプで形成したキャビティ内に樹脂成形材を充填して樹脂成形部を一体形成した。
特許文献1による多芯フェルールの製造方法では、隣接する各第1コアピンの内面を接触状態で平行状に突設させたことによって、隣接する各第1コアピンがお互いに支え合いながら、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止できるので、生産管理を容易にして均一な精度で大量生産が可能である。
特許文献2による多芯フェルールは、熱可塑性の成形樹脂材で射出成形した円形断面の樹脂成形部を有する多芯フェルールであって、前記樹脂成形部には横一列に複数の芯線挿通孔を配列すると共に、当該芯線挿通孔群を複列に並設した。
特許文献2による多芯フェルールでは、芯線挿通孔群を複列に並設することで、限定された円形断面の樹脂成形部に多数の芯線挿通孔を形成し、これによって多芯化して光ファイバーの情報伝達量を増大させると共に、ハーフサイズ又はそれ以下の小径フェルールにも適用することができる。
特許文献2による多芯フェルールの製造装置は、射出成形用の金型装置内には、先端側をキャビティ内に突出させて多芯フェルールのファイバー芯線挿通孔を形成する第1コアピンと、先端側をキャビティ内に突出させて第1コアピンの先端側をすると共に、多芯フェルールのファイバー挿通孔を形成する第2コアピンを設け、前記第1コアピンの基端側を支持する細ピンホルダーは、溝底面が平坦面で複数本の第1コアピンを接合内面側より突出しない態様で並列に収容する収容溝を凹設した溝付き板と、接合内面側を平坦面で形成して前記溝付き板に被着して第1コアピンを狭持する当て板とで構成した。
特許文献2による多芯フェルールの製造装置では、細ピンホルダーは先願発明の取付け孔のように極細のコアピンを円孔に挿着するのではなく、溝付き板と当て板を開閉することができ、収容溝に第1コアピンを取り付け及び取り外しする作業が容易であると共に、第1コアピンに無理な外力が加わることが無く、コアピンの折れを防止できる。
また、収容溝の溝底面を平坦面にしているので、各第1コアピンが拘束されることなくピッチの調整を行うことができると共に、第1コアピンを接合内面側より突出しない状態で収容溝に収容しているので、当て板を被着するなど際にスライドさせても第1コアピンに無理な外力が加わることが無く、コアピンの折れを防止できる。
更に、各第1コアピン間のピッチが適正値の許容範囲外でピッチの調整を必要とする場合には、予め外径寸法別に選別して用意しておいた第1コアピンの中から、適正なものを選択して交換することによって、高精度のピッチ調整を容易に行うことができる。
上記のように、特許文献1,2の発明によると、従来技術では主として断面形状が角形をしたMT形フェルールなどで行われていた多芯フェルールを、断面形状が円形のフェルールにも適用することが可能になると共に、熱可塑性の成形樹脂材による射出成形で歩留まり良く高精度且つ安価に大量生産することが可能である。
しかしながら、特許文献1,2や従来技術によるMT形の多芯フェルールの芯線挿入孔に対して、複数本の光ファイバ芯線を並設したテープ形光ファイバ芯線を装着する場合に、各光ファイバ芯線を高精度に整列させた状態で作用性を良く一括挿入することは容易ではなく、テープ形ファイバ芯線を挿入するための専用治具を用いたり、挿入状態を目視する窓孔をフェルール本体に設けるなどの手段が採られていた。
また、テープ形光ファイバ芯線の一括挿入を容易にするためにMT形の多芯フェルールでは、例えば特許文献3〜5などのような提案が行われている。
特開平11−84177号公報 特開2003−241019号公報 特開2003−315627号公報
ところが、テープ形光ファイバは被覆部を介して各光ファイバ芯線が離間しているので、特許文献3〜5などによる多芯フェルールの場合における各芯線挿入孔は、各光ファイバ芯線と同じピッチで配列させ、これによって比較的容易に一括挿入することが可能であるが、特許文献1,2のように各芯線挿入孔を隣接した円繋ぎ形状で並設した場合には、テープ形光ファイバ芯線のピッチより狭くなるので、特許文献3〜5などの従来技術を適用することはできなかった。
そこで本発明は、これら従来技術の課題を解決し得る樹脂製の多芯フェルールであって、特に各芯線挿入孔を隣接した円繋ぎ形状にしてテープ形光ファイバ芯線のピッチより狭く並設した場合でも、各光ファイバ芯線を高精度に整列させた状態で、作業性を良く一括挿入できる樹脂製の多芯フェルールを提供するものである。
本発明による多芯フェルールは、テープ形光ファイバのための多芯フェルールであって、 装着対象のテープ形光ファイバの芯線を挿入される複数の芯線挿入孔が前記芯線のピッチより狭いピッチをもって隣接した円繋ぎ形状で形成され、前記芯線挿入孔の手前側の上半部には空洞部が連通し前記芯線挿入孔の手前側の下半部には前記芯線挿入孔のピッチと同じピッチをもって配置されて一端側にて前記芯線挿入孔の各々の下半部に連通する半円状の横断面形状の芯線案内溝が形成され、前記芯線案内溝の他端側には、円錐台を半裁した形状で前記芯線案内溝に近付くに従って縮径し前記芯線を前記芯線案内溝に誘導する導入テーパ面が形成され、前記空洞部が前記芯線挿入孔と連通する側には、円錐台を半裁した形状で前記芯線案内溝に近付くに従って縮径し前記芯線を前記芯線挿入孔に誘導するもう一つの導入テーパ面が形成されている。
また、本発明による多芯フェルールは、外筒を形成するインサートパイプ内に、射出成形した樹脂成形部を一体に設けて円形断面のフェルール本体が形成され、樹脂成形部には前方側の軸心に光ファイバの2芯以上の各芯線部を挿入する各芯線挿入孔を設けると共に、後方側の軸心に光ファイバの各芯線部を案内する各芯線案内溝を設けた形態を採ることができる。
本発明による多芯フェルールでは、多芯フェルールに対するテープ形光ファイバの装着は、特許文献1,2などのように多芯化及び小形化を図るために、各芯線挿入孔を隣接した円繋ぎ形状にしてテープ形光ファイバ芯線のピッチより狭く並設した場合でも、導入溝を介して芯線案内溝に各光ファイバ芯線を高精度に整列させた状態で作業性を良く一括挿入することができ、空洞部では光ファイバ芯線と芯線挿入孔とのピッチの相違を矯正することができる。
また、テープ形光ファイバ芯線を挿入する際には、各芯線案内溝に対して横一列の整列状態で挿入されているか否かを、多芯フェルールの後端側に開口する態様で設けた半円状の空洞部を介して確認することが可能であると共に、この空洞部はファイバの芯線部を多芯フェルールに固定する接着剤の充填部としても利用することができる。
さらに、多芯フェルールを金型内で射出成形する際には、特許文献1,2などの場合と同様に隣接する各コアピンの内面を接触状態で平行状に突設させ、このコアピンによって各芯線挿入孔及び各芯線案内溝を成形加工することができるので、隣接する各コアピンがお互いに支え合いながら、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止できるので、生産管理を容易にして均一な精度で大量生産が可能である。
また、本発明による多芯フェルールでは、テープ形光ファイバの各芯線部を一括挿入する際に、空洞部の後端側に設けた導入溝に光ファイバの各芯線部を挿入すると、導入テーパ面によって各芯線部を収束させながら芯線案内溝に誘導することができると共に、芯線案内溝と芯線挿孔は整合状態で連続し且つ空洞部の先端側に導入テーパ面を設けているので、各芯線部を収束させながら芯線挿入孔に誘導することができる。
また、本発明による多芯フェルールでは、従来は特許文献3〜5などのように主として角形断面によるMT形などによって多芯フェルールが形成されていたところを、円形断面による小形のフェルールでも多芯化ができるようにし、この多芯フェルールに対するテープ形光ファイバ芯線の挿入を容易に行うことを可能にしている。
本発明による樹脂製の多芯フェルールについて、本発明を適用した好適な実施形態を示す添付図面に基づいて詳細に説明するが、図1〜6によって円形断面の多芯フェルール1に適用した第1の実施例を説明し、図7及び図8で多芯フェルールに対するテープ形光ファイバの装着状態を説明し、図9では角形断面の多芯フェルール(MTフエルール)11に適用した第2の実施例を説明する。
多芯フェルール1は、図1の縦断面図と図2の横断面図及び図3,4の左右側面図で示すように、軸心に光ファイバが装着される樹脂成形部2による内筒と、樹脂成形部2の外径を保持するインサートパイプ3による外筒を備え、インサートパイプ3を金型装置内に装着させ、樹脂成形部2を射出成形してインサートパイプ3と一体形成されている。
樹脂成形部2には、図7で示すテープ形光ファイバ4を装着するために、前方側の軸心に光ファイバの芯線部4aを挿入する芯線挿入孔5を設け、芯線挿入孔5の後方側に連続して光ファイバの芯線部4aの挿入をガイドする芯線案内溝6を設けると共に、芯線案内溝6の後方側には光ファイバの芯線部4aを誘導する導入溝7が設けられている。
すなわち、図5の拡大断面図で示すように、インサートパイプ3と同心円状に配置された樹脂成形部2の軸心部に対して、複数(図示では4個)の各芯線挿が横一列に配列すると共に、隣接した各芯線挿は円繋ぎ形状で並設するようにしており、ピッチは光ファイバの芯線部4aの外径寸法とほぼ等しく設定され、各芯線挿の外径寸法は光ファイバの芯線部4aより僅かに大径の円孔で形成されている。
また、図6の拡大断面図で示すように、インサートパイプ3と同心円状に配置された樹脂成形部2の上半部に半円状の空洞部8を設けると共に、樹脂成形部2の下半部の上面側に半円状をした各芯線案内溝6を設け、これらの各芯線案内溝6はピッチ及び外径寸法を芯線挿孔5と等しく設定させ、終端側が芯線挿孔5の下半部と整合するように形成されている。
また、半円形の空洞部8は先端側を相似形状で次第に縮径させながら、終端側が芯線挿孔5の上半部と整合するようにし、これによって空洞部8の先端側には円錐台を半裁した形状で、ファイバの芯線部4aを芯線挿孔5に誘導する導入テーパ面9を形成すると共に、空洞部8の後端側には円錐台を半裁した形状の導入溝7によって、ファイバの芯線部4aを芯線案内溝6に誘導する導入テーパ面7aが形成される。
なお、樹脂成形部2を射出成形する樹脂成形材料としては、各種の熱可塑性樹脂の中から所望な機械的強度や寸法精度などが得られるもの所望に選択して使用することが可能であるが、特にエンジニアリングプラスチックの中でも、機械的強度及び寸法安定性に優れて加工性も良い液晶ポリマーなどの使用が望ましい。
また、イサートパイプ3はステンレスやチタンや繊維強化金属(FRM)などの硬質金属材、ジルコニアなどを含むセラミックス類、ポリイミド樹脂などの高性能のエンジニアリングプラスチック、などの使用が可能であるが、特に安価で而も耐熱性で剛性及び寸法精度も高いステンレスパイプの使用が望ましく、図示の実施例のように肉厚なパイプ材を使用して切削加工などによって前方側の外周と後端側の内周及び外周を拡縮径させ、射出成形した樹脂成形部2との一体成形を高精度で且つ比較的安価に行うようにしている。
テープ形光ファイバ4は、図7(a)の部分正面図と図7(b)の部分平面図で示すように、先端側の光ファイバ被覆部4bを除去して並設した複数本の光ファイバ芯線4aをを露出させた状態にし、この光ファイバ芯線4aを多芯フェルール1に装着して一方の光コネクタを構成すると共に、同様に多芯フェルール1に光ファイバ芯線4aを装着した相手方のコネクタとの間を、割りスリーブなどを介して突き合わせ接合して使用される。
多芯フェルール1に対して、テープ形光ファイバ4の光ファイバ芯線4aを一括挿入する際には、図8(a)で示す横断面図のようにファイバの芯線部4aの先端部4a−1を導入溝7に差し込むと、先端部4a−1は導入テーパ面7aに沿って横幅方向が次第に収束されながら、平行状態に配列された各芯線案内溝6に対して横一列の整列状態で挿入されるが、この挿入状態は空洞部8を介して確認することが可能である。
この状態でファイバの芯線部4aを更に差し込むと、先端部4a−1は導入溝7の先端側に整合状態で連続する各芯線挿入孔5に挿入され、次いで後続する中間部4a−2も各芯線挿入孔5に挿入され、多芯フェルール1には図8(b)で示す横断面図のようにテープ形光ファイバ4が装着されるが、光ファイバ被覆部4bに隣接したファイバの芯線部4aの後端部4c−3は、収束途中であって各導入溝7からはみ出した状態で空洞部8内に収容される。
テープ形光ファイバ4を装着した後に、多芯フェルール1の先端面を研磨してファイバの芯線部4aの端面を鏡面状の接続面にすると共に、空洞部8内に接着剤を充填してファイバの芯線部4aの後端部4c−3を多芯フェルール1に固定し、これによって多芯の光コネクタ部品を構成することができるが、多芯フェルール1の先端側の外周面を予めテーパ状に形成しておくと、割りスリーブに対して挿入を容易にすることができる。
次に、角形断面の多芯フェルール(MTフエルール)に適用した第2の実施例を図9で説明するが、この多芯フェルール11と第1の実施例による多芯フェルール1との相違は、外形が角形断面であること、一対で使用する相手方の多芯フェルールとの位置決めを行うために、ガイドピンを挿入するガイドピン穴18,18を設けていること、インサートパイプを使用せず、射出成形した樹脂成形部12によって構成されていることであり、テープ形光ファイバ4を装着する基本構造は同一である。
すなわち、図9(a)の縦断面図と図9(b)の横断面図及び図9(c)の左側面図で示すように、多芯フェルール11は長方形の角形断面で形成された樹脂成形部12の中央に、テープ形光ファイバ4を装着するために、前方側の軸心に光ファイバの芯線部4aを挿入する芯線挿入孔13を設け、芯線挿入孔13の後方側に連続して光ファイバの芯線部4aの挿入をガイドする芯線案内溝14を設けると共に、芯線案内溝14の後方側には光ファイバの芯線部4aを誘導する導入溝15が設けられている。
また、樹脂成形部12の後端側の上半部には半円状の空洞部16を設け、空洞部16は先端側を相似形状で次第に縮径させながら、終端側が芯線挿孔13の上半部と整合するようにし、ファイバの芯線部4aを芯線挿通孔13に誘導する導入テーパ面17を形成すると共に、空洞部16の後端側には導入溝15でファイバの芯線部4aを芯線案内溝14に誘導する導入テーパ面15aが形成されており、複数(図示では4個)の各芯線挿13が横一列に配列し、隣接した各芯線挿通孔は円繋ぎ形状で並設するようにしている。
従って、この多芯フェルール11に対してテープ形光ファイバ4の光ファイバ芯線4aを一括挿入する際には、第1の実施例の場合と同様にファイバの芯線部4aの先端部4a−1を導入溝15に差し込むと、先端部4a−1は導入テーパ面15aに沿って横幅方向が次第に収束されながら、平行状態に配列された各芯線案内溝14に対して横一列の整列状態で挿入された後に各芯線挿入孔13に挿入され、後続する中間部4a−2も各芯線挿入孔13に挿入される。
以上による第1及び第2の実施例でも明らかなように、多芯フェルール1,11に対するテープ形光ファイバ4の装着は、特許文献1,2などのように多芯化及び小形化を図るために、各芯線挿入孔5,13を隣接した円繋ぎ形状にしてテープ形光ファイバ芯線4aのピッチより狭く並設した場合でも、導入溝7,15から芯線案内溝6,14及び導入テーパ面9,17を介して、各光ファイバ芯線4aを高精度に整列させた状態で作業性を良く一括挿入することができ、空洞部8,16では光ファイバ芯線4aと芯線挿入孔5,13とのピッチの相違を矯正することができる。
また、テープ形光ファイバ芯線4aを挿入する際には、各芯線案内溝6,14に対して横一列の整列状態で挿入されているか否かを、多芯フェルール1,11の後端側に開口する態様で設けた半円状の空洞部8,16を介して確認することが可能であると共に、この空洞部8,16はファイバの芯線部4aを多芯フェルール1,11に固定する接着剤の充填部としても利用することができる。
さらに、多芯フェルール1,11を金型内で射出成形する際には、特許文献1,2などの場合と同様に隣接する各コアピンの内面を接触状態で平行状に突設させ、このコアピンによって各芯線挿入孔5,13及び各芯線案内溝6,14を成形加工することができるので、隣接する各コアピンがお互いに支え合いながら、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止できるので、生産管理を容易にして均一な精度で大量生産が可能である。
本発明を円形断面の多芯フェルールに適用した第1の実施例による多芯フェルールであって、縦断面図を示す。 図1の多芯フェルールの横断面図を示す。 図1の多芯フェルールの拡大した左側面図を示す。 図1の多芯フェルールの拡大した右側面図を示す。 図1の多芯フェルールにおけるV−V線に沿った拡大断面図を示す。 図1の多芯フェルールにおけるVI−VI線に沿った拡大断面図を示す。 本発明の実施対象となる多芯フェルールに装着するテープ形光ファイバの部分図であって、(a)は正面図を、(b)は平面図を、(c)使用状態図を、それぞれ示す。 図1の多芯フェルールに図7のテープ形光ファイバを装着する際の横断面図であって、(a)は装着途中時の横断面図を、(b)装着完了時の横断面図を、それぞれ示す。 本発明を角形断面の多芯フェルールに適用した第2の実施例による多芯フェルールであって、(a)は縦断面図を、(b)は横断面図を、(c)左側面図を、それぞれ示す。
符号の説明
1 (円形断面の)多芯フェルール
2,12 樹脂成形部
3 インサートパイプ
4 テープ形光ファイバ
4a 光ファイバ芯線
4b 光ファイバ被覆
5,13 芯線挿
6,14 芯線案内溝
7,15 導入溝
8,16 空洞部
9,17 導入テーパ面
11 (角形断面の)多芯フェルール
18 ガイドピン穴

Claims (1)

  1. テープ形光ファイバのための多芯フェルールであって、
    装着対象のテープ形光ファイバの芯線を挿入される複数の芯線挿入孔が前記芯線のピッチより狭いピッチをもって隣接した円繋ぎ形状で形成され
    前記芯線挿入孔の手前側の上半部には空洞部が連通し前記芯線挿入孔の手前側の下半部には前記芯線挿入孔のピッチと同じピッチをもって配置されて一端側にて前記芯線挿入孔の各々の下半部に連通する半円状の横断面形状の芯線案内溝が形成され、
    前記芯線案内溝の他端側には、円錐台を半裁した形状で前記芯線案内溝に近付くに従って縮径し前記芯線を前記芯線案内溝に誘導する導入テーパ面が形成され、
    前記空洞部が前記芯線挿入孔と連通する側には、円錐台を半裁した形状で前記芯線案内溝に近付くに従って縮径し前記芯線を前記芯線挿入孔に誘導するもう一つの導入テーパ面が形成されている多芯フェルール。
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