JP4350360B2 - 多芯フェルール及び多芯フェルールの製造装置 - Google Patents

多芯フェルール及び多芯フェルールの製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタなどに使用するフェルールを、熱可塑性樹脂材で射出成形して製造するフェルール及びフェルールの製造装置に係り、特に2本以上の複数本の光ファイバを円筒状のフエルール本体内に装着する多芯フェルール及び多芯フェルールの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のフェルールでは、単芯又は多芯を問わずに高精密な寸法精度が要求され、特に前方側の外径寸法精度及び軸心と外径寸法との同軸度を高める必要があるので、主としてジルコニア製のフェルールが使用されており、ジルコニア粉末と樹脂材の混合材料を射出成形や圧縮成形した成形品を焼成した後に、ダイヤモンド研磨材などを用いて仕上げ加工を行っている。
【0003】
ジルコニア製のフェルールは、寸法精度などの性能面では十分に仕様を満足させることができるが、加工が容易でないので量産化や低価格化に適しておらず、今後益々需要の増加が見込まれるフェルールに対応することが困難であることから、量産化や低価格化が可能な熱可塑性樹脂材の射出成形による樹脂製フェルールの開発が期待されている。
【0004】
樹脂製フェルールは、ジルコニア製に比べて加工が容易で量産化や低価格化には適しているが、射出成形後における樹脂材の熱収縮などによって、前方側の外径寸法精度及び軸心と外径寸法との同軸度が損なわれる恐れがあり、寸法精度などの性能面での課題があると共に、ファイバ芯線の挿通孔を形成する極細ピンが成形樹脂材の射出圧力により、折れたり曲がったりする課題があった。
【0005】
この樹脂製フェルールの課題である寸法精度を高めるために、例えば特許文献1及び2には、極細の光ファイバー心線を挿入する心線挿入孔を軸心に形成した前方側の外周に、少なくとも中間部に形成したフランジ部まで延在させて金属製のインサートパイプを装着したフェルールとその製造方法が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−84974号公報
【特許文献2】
特開2001−96570号公報
【0007】
この樹脂製フェルールの製造は、フランジ部に適合する位置に樹脂注入用の連通孔を設けたインサートパイプを金型内に装着すると共に、光ファイバー端末の心線及び被覆に対する挿入孔を形成するためのコアピンを軸心に設け、連通孔の近傍に設けたゲートから連通孔を介して成形樹脂材を注入し、フランジ部を含むフェルール全体が射出成形で一体成形される。
【0008】
この樹脂製フェルールによると、インサートパイプを装着して射出成形したことで前方側外周の真円度が確保され、外形寸法精度と同軸度を高めると共に、外周に被着したスリーブを介して相手方のフェルールと連結する際の整合性が向上し、軸心の心線挿入孔に挿入した光ファイバー心線に対する位置決め精度も向上するので、伝送ロスを少なくできるなどの効果が期待できる。
【0009】
また、2芯以上の多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法については、例えば特許文献3などのように、フエルール本体を方形状に形成したMT形フェルールが主流であったが、小形化が可能で取り扱いが容易であることなどの利点から、例えば特許文献4及び5などのように、三元金属などで円筒状に金属射出成形したSC形フェルールの提案がなされている。
【0010】
【特許文献3】
特開平6−226793号公報
【特許文献4】
特許第3005754号公報
【特許文献5】
特開2001−356240号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
今後の光通信は、一般家庭にも導入されて伝送量の増加や双方向通信の普及が見込まれるので、フェルールは益々多芯化及び小形化が進んで高精密になると共に、量産化と低コスト化が要求されてくることが予想されるが、従来技術による円筒状に射出成形したフェルールをそのまま多芯化した場合には、これらの要求に十分に対応することが困難であった。
【0012】
例えば、特許文献1及び2の射出成形したフェルールを、特許文献3や特許文献4及び5の技術思想を適用して多芯化した場合には、多数の光ファイバ芯線を装着するフェルールの心線挿入孔を、離間させた状態で平行状に配置させることになるので、小形化するのには限界があり、より多芯化及び小形化が進ん際には対応することが困難であること。
【0013】
また、樹脂成形する際には多数の心線挿入孔を形成するために多数のコアピンを並設することになるので、単芯の場合よりコアピンの折れ又は曲がりが発生し易くなり、各コアピンの平行度が維持されないと寸法精度を低下させると共に、製品性能にバラツキを生じ、コアピンの品質管理を厳格にすると生産性を低下させる恐れがある。
【0014】
なお、特許文献3などのようなMT形の多芯フェルールの場合には、小形化や取り扱い上に難点があり、特許文献4及び5の多芯フェルールの場合には、素材自体が高価であることに加え、成形後における焼結や脱脂及び研磨処理などに多くの時間と経費を要し、熱可塑性樹脂材で射出成形したフェルールに比べて高価になる。
【0015】
そこで、これら従来技術の課題を解決するために、本件出願人は先に特願2002−182976号(以下、先願発明という)によって、より小形化することを可能にすると共に、射出成形する際にコアピンが折れたり曲がったりすることを防止し、安価で且つ容易に製造することを主たる目的とした円筒状の多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法についての提案を行った。
【0016】
図1は、先願発明を適用した2芯フェルール1を示すが、軸心に光ファイバが装着される樹脂成形部2による内筒と、樹脂成形部2の外径を保持するインサートパイプ3による外筒を備え、インサートパイプ3を金型装置内に装着させ、樹脂成形部2を射出成形して一体に連結された内筒と外筒を形成する。
【0017】
樹脂成形部2には、前方側の軸心に光ファイバの心線部を挿入する心線挿入孔4aを設けると共に、後方側の軸心に光ファイバの被覆部を挿入する被覆挿入孔4cを設け、心線挿入孔4aと被覆挿入孔4cの間をテーパ孔4bで連通状態にしたファイバ装着孔4を形成している。
【0018】
ファイバ装着孔4は、1本の光ファイバ内に2本以上の複数本の心線部を平行状に設けた多芯光ファイバに適合するように心線挿入孔4aが形成され、図1の実施形態では2芯光ファイバに適合するように、2つの円形断面をした心線挿入孔4a−1,4a−2を隣接状態で並設して円繋ぎ形状に形成されている。
【0019】
図2は、心線挿通孔を成形する細ピンホルダー部分の一例を示すが、心線挿入孔4aに適合する外径で先端に円錐状の導入部5aを形成した2本のコアピン5を、方形状で軸心に円繋ぎ形状に取付け孔6を形成した細ピンホルダー7に挿入し、取付け孔6にエポキシ系などの接着剤を注入して固着している。
【0020】
細ピンホルダー7は、固定側金型内に装着して細ピンホルダー7から突出したコアピン5の先端側を、金型内に収容したインサートパイプ3の一方側開口から軸心に突設させると共に、インサートパイプ3の他方側開口から軸心に、テーパ孔4b及び被覆挿入孔4cを形成する太径のコアピン8を突設させ、コアピン8の先端に形成した円錐状溝8aに導入部5aを嵌合して支持している。
【0021】
先願発明では、心線挿入孔4aを円繋ぎ形状に形成することによって、外径を小さくして今後に予想されるフェルールの多芯化及び小形化に適合することができると共に、隣接する極細のコアピン5を接触状態で配置することにより、射出成形時にコアピン5が充填した成形樹脂材の圧力で折れたり曲がったりすることを防止できる。
【0022】
しかしながら、先願発明にも改善を必要な課題が残されており、例えば各心線挿入孔4aに装着されるファイバー心線の光軸を正確に一致させるためには、細ピンホルダーで極細なコアピンの基端側を支持する際に、隣接する各コアピンの取付けピッチを厳密に設定する必要があるが、図2のようなコアピンの取付け構造では十分に対応することができなかった。
【0023】
すなわち、図2のように細ピンホルダーの円繋ぎ形状の取付け孔にコアピンを挿着する取付け構造の場合には、取付け孔を形成する各円孔を高精度で加工する必要があると共に、無調整で所定ピッチに設定することは極めて困難であるから、挿着後にピッチ調整を行う必要がある。
【0024】
ところが、各円孔の加工を高精度にするほどピッチ調整をするクリアランスが少なくなるので、所定ピッチに設定することことが困難になると共に、取付け孔に挿入する際にコアピンが折れる恐れがあり、またルーズホールにした場合でも円孔内でのピッチ調整であり、調整時にコアピンを折る恐れがある。
【0025】
本発明で、先願発明に改善を加えた新たな多芯フェルールの製造装置を提案するものであり、特に心線挿通孔を成形する極細のコアピンのホルダー部分を改善し、コアピンの折れを防止し且つ取付けピッチの調整が容易な取付構造にした多芯フェルール製造装置の提供を主たる目的としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明による多芯フェルールの製造装置は、先端側が射出成形用金型装置のキャビティ内に突出多芯フェルールのファイバ心線挿通孔を形成する円形横断面形状の複数本の第1コアピンと、前記複数本の第1コアピンの基端側を整列状態で支持する細ピンホルダーと
先端側が前記キャビティ内に突出して整列状態の前記複数本の第1コアピンの先端部を受け入れ、前記ファイバ心線挿通孔と連続する多芯フェルールのファイバ挿通孔を形成する第2コアピンとを有し、前記細ピンホルダーは、互いに接合する溝付き板と当て板とで構成され前記溝付き板は、前記複数本の第1コアピンを、前記当て板との接合面より外側に突出しない態様で、且つ、円形孔による心線挿通孔を円繋ぎ形状に形成するために、互いに隣り合う第1コアピン同士の外周面が互いに当接する状態で、一列に収容する溝底面が平坦面の収容溝を凹設され、前記当て板は、前記溝付き板との接合面を平坦面で形成され、前記溝付き板に被着して前記溝付き板とで第1コアピンを挟持する。
【0032】
この多芯フェルールの製造装置では、細ピンホルダーは先願発明の取付け孔のように極細のコアピンを円孔に挿着するのではなく、溝付き板と当て板を開閉することができ、収容溝に第1コアピンを取り付け及び取り外しする作業が容易であると共に、第1コアピンに無理な外力が加わることが無く、コアピンの折れを防止できる。
【0033】
また、収容溝の溝底面を平坦面にしているので、各第1コアピンが拘束されることなくピッチの調整を行うことができると共に、第1コアピンを接合内面側より突出しない状態で収容溝に収容しているので、当て板を被着するなど際にスライドさせても第1コアピンに無理な外力が加わることが無く、コアピンの折れを防止できる。
【0034】
更に、各第1コアピン間のピッチが適正値の許容範囲外でピッチの調整を必要とする場合には、予め外径寸法別に選別して用意しておいた第1コアピンの中から、適正なものを選択して交換することによって、高精度のピッチ調整を容易に行うことができる。
【0035】
前記多芯フェルールの製造装置において、前記キャビティ内に多芯フェルールの外形となるインサートパイプを装着した形態を採り、成形樹脂部の外周にインサートパイプが一体化された多芯フェルールを製造することができるが、これによって外径寸法精度の高い多芯フェルールを歩留まり良く安価に大量生産することが可能である。
【0036】
前記多芯フェルールの製造装置において、前記細ピンホルダーには、溝付き板の収容溝に対して隣接する各第1コアピンを当接状態で配置し、円形孔による心線挿通孔を円繋ぎ形状で形成した多芯フェルールを製造することができるが、この場合には隣接する各第1コアピンが相互に支え合うことによって、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止できる。
【0037】
前記多芯フェルールの製造装置において、前記細ピンホルダーには、溝付き板の収容溝に対して各第1コアピンを離間状態で配置すると共に、各第1コアピンの間に間隔保持ピンを当接状態で配置し、円形孔による心線挿通孔を間隔を置いて形成した多芯フェルールを製造することができるが、この場合には予め外径寸法別に選別して用意しておいた間隔保持ピンの中から、適正なものを選択して交換することによって、第1コアピンに対して高精度のピッチ調整を容易に行うことができる。
【0038】
前記多芯フェルールの製造装置において、前記細ピンホルダーは、片面に前記収容溝を設けた複数の溝付き板又は、両面に前記収容溝を設けた単数又は複数の溝付き板と、収容溝を設けた溝付き板の接合内面側に被着し得る枚数の当て板で構成し、前記心線挿通孔群を複列に並設した多芯フェルールを製造することができる。
【0039】
この多芯フェルールの製造装置では、溝付き板と当て板を所望に組み合わせることによって、心線挿通孔群を2列以上の複列に配置した各種の多芯化したフェルールを容易且つ高精度のピッチで製造することが可能である。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による多芯フェルール及び多芯フェルールの製造装置について、本発明を適用した添付図面の実施形態に基づいて詳細に説明するが、図3〜7にでは第1の実施形態である4芯による多芯フェルールとその製造装置について説明し、図8〜10では他の実施形態による多芯フェルールとその製造装置について説明する。
【0041】
多芯フェルール11は、図3で示すように、軸心に光ファイバが装着される樹脂成形部12による内筒と、樹脂成形部12の外径を保持するインサートパイプ13による外筒を備え、詳細を後述するようにインサートパイプ13を金型装置内に装着させ、樹脂成形部12を射出成形してインサートパイプ13と一体形成されている。
【0042】
樹脂成形部12には、前方側の軸心に光ファイバの心線部を挿入する心線挿入孔14aを設けると共に、後方側の軸心に光ファイバの被覆部を挿入する被覆挿入孔14cを設け、心線挿入孔14aと被覆挿入孔14cの間をテーパ孔14bで連通状態にしたファイバ装着孔14を形成している。
【0043】
ファイバ装着孔14は、1本の光ファイバ内に2本以上の複数本の心線部を平行状に設けた多芯光ファイバに適合するように心線挿入孔14aが形成され、この実施形態では4芯光ファイバに適合するように、4つの円形孔を隣接状態で並設して円繋ぎ形状にした心線挿入孔14aで形成されている。
【0044】
心線挿入孔14aは、円繋ぎ形状に形成することによって、外径を小さくして今後に予想されるフェルールの多芯化及び小形化に適合することができると共に、詳細を後述するように射出成形時において、心線挿入孔14aを形成する極細のコアピンが充填した樹脂材の圧力で折れたり曲がったりするのを防止できる。
【0045】
樹脂成形部12は、各種の熱可塑性樹脂の中から所望な機械的強度や寸法精度などが得られるものを成形樹脂材に選択して射出成形するが、特にエンジニアリングプラスチックの中でも、機械的強度及び寸法安定性に優れて加工性も良い液晶ポリマーなどの使用が望ましい。
【0046】
インサートパイプ13には、前方側に先端に外径を縮径させた小径筒状部15と、小径筒状部15と内径を等しく縮径させた小径内周面を設け、後方側には内径を拡径させて大径内周面を形成する大径筒状部16を設け、大径筒状部16の後端側の外周には係止部17を設けると共に、小径内周面と大径内周面はテーパ状内周面で連通させており、係止部17はこの実施形態では外周に環状溝で形成している。
【0047】
樹脂成形部12には、小径筒状部15の先端に先端テーパ部12aを、小径筒状部15の外周側に成形樹脂材のスラッグ溜まり部12bを、小径筒状部15の内周側で軸心に心線挿入孔14aを形成する小径円筒部12cを、小径筒状部15と大径筒状部16の内周側で軸心にテーパ孔14bを形成するテーパ部12dを、大径筒状部16の内周側で軸心に被覆挿入孔14cを形成する大径円筒部12eを設けている。
【0048】
インサートパイプ13は、樹脂成形部12の外周面に被着して外径寸法精度及び真円度を高めると共に、先端側の小径筒状部15を内外に跨った樹脂成形部12中に埋設して接合強度を高め、小径筒状部15の外周側を成形樹脂材のスラッグ溜まり部12bにして、詳細を後述するように心線挿入孔14aの内径精度を改善できる。
【0049】
インサートパイプ13は、後方側の大径筒状部16によって、被覆挿入孔14c及びテーパ孔14bの外周における樹脂成形部12の肉厚をほぼ一定に確保すると共に、後端側の外周に設けた係止部17は、多芯フェルールをそのまま光半導体モジュール用として使用する場合や、多芯フェルールを利用したSC形又はST形の突き合わせ接続用のフェルールの製造に有効である。
【0050】
インサートパイプ13は、ステンレスやチタンや繊維強化金属(FRM)などの硬質金属材、ジルコニアなどを含むセラミックス類、ポリイミド樹脂などの高性能のエンジニアリングプラスチック、などの使用が可能であるが、特にモジュールに使用した場合にレーザ溶接が容易な金属パイプが望ましく、中でも安価で而も耐熱性で剛性及び寸法精度も高いステンレスパイプは最適である。
【0051】
インサートパイプ13は、この実施形態では肉厚なパイプ材を使用しており、特にステンレスパイプを使用した場合には、切削加工などによって前方側の外周と後端側の内周及び外周を拡縮径させ、小径筒状部15と大径筒状部16及び係止部17を形成する加工を、高精度で且つ比較的安価に行うことができる。
【0052】
次に、図4では多芯フェルールの心線挿入孔14aを形成する極細(例えば、直径が0.125mm)な第1コアピン18(細ピン)に対し、その基端側を支持する細ピンホルダー19を説明すると、細ピンホルダー19は溝付き板19Aと当て板19Bによって構成されている。
【0053】
細ピンホルダー19は、方形板状をした溝付き板19Aの接合内面20側に収容溝21を凹設し、この収容溝21は複数本(図示の実施形態では4本)の第1コアピン18を並列状態で収容できる横幅で形成すると共に、収容した第1コアピン18が接合内面20より突出しない深さを備え、収容溝21の溝底面は平坦面に形成している。
【0054】
当て板19Bは、接合内面22側を平坦面に形成した方形板状で、接合内面22を接合内面20に当接させて溝付き板19Aとの間で第1コアピン18の基端部を挟持すると共に、円錐台形状にした第1コアピン18の先端部18a側を、心線挿入孔14aを形成するのに必要な所定長さだけ突出させた状態にし、ねじ手段(図示を省略)を介して一体に連結する。
【0055】
細ピンホルダー19は、成形時における多芯フェルールのひけなどを防止するために、例えば導電性の良い銅などの金属材料を母材にしてニッケルやニッケル合金などの金属メッキを施した後に、電鋳加工などによって所望の寸法に仕上げることが望ましい。
【0056】
細ピンホルダー19は、詳細は後述するように第1コアピン18の先端側をキャビティ内に突出させる態様で金型装置25内に装着され、テーパー孔14b及び被覆挿入孔14cを形成する太径の第2コアピン23(太ピン)の先端に形成した楕円状の嵌合溝穴24に対し、第1コアピン18の先端部18aを挿着して支持される。
【0057】
第1コアピン18は、細ピンホルダー19の収容溝21内に所定ピッチで配列されているか否かを、金型装置25に装着する前の細ピンホルダー19又は試し打ち成形した多芯フェルール11に対し、高精度な光学装置を用いて計測するが、この計測でピッチが設定した許容範囲外である場合には、予め外径寸法別に選別して用意しておいたコアピンと交換してピッチ調整を行い、エポキシ系などの耐熱性の接着剤Bを充填して調整位置で固着する。
【0058】
すなわち、基準の外径寸法(例えば、直径が0.125mm)のコアピンと、これより僅かに径の大きいコアピン及び径の小さいコアピンとを、予め外径寸法別に選別して用意しておき、細ピンホルダー19に収容した第1コアピン18,18間のピッチが適正でない場合には、ピッチの±に応じて適正になるコアピンと交換してピッチ調整を行う。
【0059】
この細ピンホルダー19では、図2の円繋ぎ形状の取付け孔のように、極細のコアピンを円孔に挿着するのではなく、溝付き板19Aと当て板19Bを開閉することができるので、収容溝21に第1コアピン18を取り付け及び取り外しする作業が容易であると共に、第1コアピン18に無理な外力が加わることが無く、コアピンの折れを防止できる。
【0060】
また、細ピンホルダー19は溝付き板19Aと当て板19Bとが平坦面に形成した接合内面20,22で接合されているので、両者の寸法精度の相違及び、金型装置25内に装着した際における取付け精度などによって、溝付き板19Aと当て板19Bの間に水平方向の位置ずれを生じた場合でも、第1コアピン18に無理な外力が加わったり位置ずれを生じることがない。
【0061】
なお、図示の実施形態では収容溝21を溝穴加工が容易なように、溝底部側へ次第に縮径する台形状の収容溝で形成したが、この収容溝21を例えば横幅を一定にした方形状に形成したり、溝付き板19Aと当て板19Bは、接合内面20,22の背面側を半円弧状に形成する形態を採ることも可能である。
【0062】
次に、図5は多芯フェルールを射出成形する金型装置25の要部を縦断面図で示すが、金型分割面PLの一方側(図面上で上側)に固定側金型25Aを、他方側(図面上で下側)に可動側金型25Bを設け、固定側金型25Aにはロケートリング26や固定側取付け板27などによって、射出成形機のノズルが挿入されるノズル装着孔27aを形成している。
【0063】
固定側金型25A側には、固定側取付け板27に重合した固定側型板28を設け、固定側型板28にはノズル装着孔27aの底部側にスプール30aを形成するスプールブッシュ30を取り付けると共に、スプールブッシュ30の隣接位置には金型本体の一方側を装着する第1型板31を取り付けている。
【0064】
可動側金型25Bには、金型分割面PLで固定側型板28と対峙する可動側型板32と、可動側型板32に重合したエジェクタープレート33を設け、可動側型板32には金型分割面PLに沿ってランナー34を形成すると共に、スプール30aにはスプールロックピン29を挿着し、ランナー34の隣接位置には金型本体の他方側を装着する第2型板35を取り付けている。
【0065】
図6は、第1型板31に装着した金型本体の一方側を拡大した断面図及び平面図を示すが、第1型板31には細ピンホルダー19を装着するコアブロック36と、インサートパイプ13を装着してキャビティ37を形成するキャビブロック38と、コアブロック36の隣接位置で細ピンホルダー19を押さえる押さえブロック39を取り付けている。
【0066】
図7は、第2型板35に装着した金型本体の他方側を拡大した平面図及び断面図及を示すが、第2型板35には先端に嵌合溝穴24を設けた太径の第2コアピン23を装着したコアブロック40を取り付け、第2型板35及びコアブロック40には、基端側をエジェクタープレート33に装着して成形品の突き出しを行う第1及び第2のエジェクターピン41,42が挿通されている。
【0067】
ランナー34は、スプール30aと一端側が連通する直状の主ランナー34aと、キャビティ37を囲繞する態様で主ランナー34aの他端側に環状に設けた副ランナー34bとで形成し、副ランナー34bとキャビティ37の間を複数本の(図示の実施形態では4本)ゲート43で放射状に連通させると共に、主ランナー34aの対向位置には副ランナー34bと連通するエアーベント44が設けられている。
【0068】
金型装置25には、キャビブロック38内に形成したキャビティ38にインサートパイプ13を装着させると共に、コアブロック36に装着した細ピンホルダー19で第1コアピン18を支持させ、図5のように型締めを行うと、コアブロック40で支持された第2コアピン23の先端がインサートパイプ13内に突出し、嵌合溝穴24に第1コアピン18の先端部18a側を挿入して支持する。
【0069】
この型締め状態の金型装置25に対し、ノズル装着孔27aに挿入した射出成形機のノズルから、液晶ポリマーなどによる成形樹脂材がスプール30aに注入されると、成形樹脂材はランナー34及びゲート43を介してキャビティ38内に充填され、インサートパイプ13と一体化した図3で示す多芯フェルール11が射出成形される。
【0070】
この射出成形では、多芯フェルールの心線挿入孔14aを成形するための第1コアピン18は、隣接する各第1コアピン18,18の外周面を接触状態で平行状に設けたことによって、各第1コアピン18,18がお互いに支え合いながら、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止している。
【0071】
また、第1コアピン18を設けたインサートパイプ13内のキャビティ37に流入する成形樹脂材に対し、第2コアピン23の先端に形成したテーパ部分で流路を中央に絞り込むようになるので、これによって各第1コアピン18,18は接触する方向に付勢されてお互いに支え合い、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止している。
【0072】
また、第1コアピン18を取り囲むインサートパイプ13によって流路が狭められるので、射出圧力を高くしないで射出速度を速くすることができ、第1コアピン18に対するダメージを軽減して折れたり曲がったりすることを防止すると共に、金型温度を均一にして熱収縮を軽減することができる。
【0073】
特に、第1コアピン18の基端側を支持する細ピンホルダー19によって、隣接する各第1コアピン18,18間のピッチを高精度に位置決めすることができるので、外径寸法を規定するインサートパイプ13の使用と相俟って、外径寸法と外径の真円度及び、外径に対する各心線挿入孔14aの位置を高精度に設定することが可能である。
【0074】
次に、図8で第2の実施形態による多芯フェルール45に関する説明を行うが、多芯フェルール45は図8(b)(c)で示すように、8本の心線挿入孔46を横一列の円繋ぎ形状に形成したものであり、心線挿入孔46の本数の相違を除いて第1の実施形態の場合と同様に構成されているが、2本以上の複数本の心線挿入孔を形成した他の実施形態を採ることも可能である。
【0075】
多芯フェルール45は、射出成形する際には図8(a)で示す細ピンホルダー47を用いるが、細ピンホルダー47は第1の実施形態の場合と同様に溝付き板47Aと当て板47Bで構成され、溝付き板47Aの内面側に形成した溝底面が平坦な収容溝48に8本の第1コアピン50を並列状態で収容し、内面側を平坦面にした当て板47Bで挟持している。
【0076】
次に、図9で第3の実施形態による多芯フェルール51に関する説明を行うが、多芯フェルール51は図9(b)(c)で示すように、第2の実施形態と同様に8本の心線挿入孔52を横一列の円繋ぎ形状に連続させた心線挿入孔群を、離間した状態で上下2列に配列して合計16本の心線挿入孔52を設けたものである。
【0077】
多芯フェルール51は、射出成形する際には図9(a)で示す細ピンホルダー53を用いるが、細ピンホルダー53は第2の実施形態の場合と同様の溝付き板53Aと当て板53Bに加え、溝付き板53Aと同様で当て板53Bの外面側に対向状に配置した溝付き板53Cで構成されている。
【0078】
細ピンホルダー53は、溝付き板53A,53Cの内面側に形成した溝底面が平坦な収容溝54,55にそれぞれ8本の第1コアピン56,56を並列状態で収容し、内面側及び外面側をそれぞれ平坦面にした当て板53Bを中間に介在して挟持している。
【0079】
なお、図示を省略するが、溝付き板53Aの内外両面にそれぞれ収容溝54,55を設け、溝付き板53Aの内外両面に対してそれぞれ当て板53Bを装着して第1コアピン56,56を2列に配列する形態を採ることも可能であると共に、同様の技術思想に基づき2列以上の複列に配列する形態も可能である。
【0080】
例えば、各溝付き板53A,53Cのいずれか一方に対して内外両面にそれぞれ収容溝54,55を設け、各溝付き板53A,53Cの中間といずれか一方の外面側の2個所に当て板53Bを装着すると、第1コアピン56を3列に配列した形態を採ることできる。
【0081】
また、各溝付き板53A,53Cの内外両面にそれぞれ収容溝54,55を設けると共に、各溝付き板53A,53Cの外面側と各溝付き板53A,53Cの中間の3個所に当て板53Bを装着すると4列に配列でき、更に第1コアピンの本数を適宜に設定して各列毎に心線挿入孔の本数が異なる形態を採ることも可能である。
【0082】
このように第3の実施形態では、多数の光ファイバを装着し得る複数の心線挿通孔を横一列の円繋ぎ状に配列すると共に、この心線挿通孔群を離間した位置に複数列で並設することによって、円形断面をした小形のフェルールを多芯化することができると共に、各心線挿通孔の取り付けピッチを高精度にし且つ安価に射出成形が可能である。
【0091】
なお、この種のフェルールの使用形態の1つとして、割りリングなどの接合部材を介して相手方のフェルールと突き合わせ状態で連結しているが、現状における射出成形によるフェルールの場合には、外径寸法精度を高めることが困難で歩留まりが良くないなどの理由から、第1〜の実施形態ではインサートパイプを使用しているこの点の改善がなされるならば、インサートパイプを使用しない多芯フェルールに適用する実施形態を採ることもできる。
【0092】
以上の実施形態でも明らかなように、本発明による多芯フェルール及び多芯フェルールの製造装置によると、伝送情報量の増大に伴って今後益々需要が増えてくることが予想されるフェルールの小形化及び多芯化に対し、安価で大量生産が可能な熱可塑性樹脂材の射出成形によって対応することが可能である。
【0093】
また、多芯フェルールにおける心線挿入孔を横一列の円繋ぎ形状に連続させた心線挿入孔群にすると、多数のファイバー心線を横一列に連結した多芯ファイバーテープの使用に好適であり、更に図示の実施形態では2.499mmの円形断面をしたフェルールを例示したが、1.249mmの円形断面をしたハーフサイズのフェルールにも好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】先願発明を適用した実施形態による多芯(2芯)フェルールであって、(a)は横断面図で、(b)は縦断面図で、(c)は平面図で、それぞれ示す。
【図2】図1の多芯(2芯)フェルールにおける心線挿通孔を射出成形するために、金型装置内に装着する細ピンホルダーを斜視図で示す。
【図3】本発明を適用した第1の実施形態による多芯(4芯)フェルールであって、(a)は平面図で、(b)は縦断面図で、それぞれ示す。
【図4】図3の多芯(4芯)フェルールの心線挿通孔を射出成形するために、金型装置内に装着する細ピンホルダーであって、(a)は分解状態を斜視図で、(b)は組立状態を斜視図で、それぞれ示す。
【図5】図3の多芯(4芯)フェルールを射出成形する金型装置の要部縦断面図を示す。
【図6】図5の金型装置におけるキャビブロック側の部分拡大図であって、(a)は縦断面図で、(b)は平面図で、それぞれ示す。
【図7】図5の金型装置におけるコアブロック側の部分拡大図であって、(a)は縦断面図で、(b)は平面図で、それぞれ示す。
【図8】本発明を適用した第2の実施形態であって、(a)は多芯(8芯)フェルールの心線挿通孔を射出成形するために、金型装置内に装着する細ピンホルダーの分解状態を斜視図で、(b)は多芯(8芯)フェルールを斜視図で、(c)は多芯(8芯)フェルールを拡大平面図で、それぞれ示す。
【図9】本発明を適用した第3の実施形態であって、(a)は多芯(16芯)フェルールの心線挿通孔を射出成形するために、金型装置内に装着する細ピンホルダーの分解状態を斜視図で、(b)は多芯(16芯)フェルールを斜視図で、(c)は多芯(16芯)フェルールを拡大平面図で、それぞれ示す。
【符号の説明】
11,45,51,57 多芯フェルール
12 樹脂成形部
13 インサートパイプ
14 ファイバ挿通孔
14a,46,52,58 心線挿入孔
16 第1コアピン(細ピン)
19,47,53,59 細ピンホルダー
19A,47A,53A,53C,59A 溝付き板
19B,47B,53B,59B 当て板
20,22,49,61 接合内面
21,48,54,60 収容溝
23 第2コアピン(太ピン)
24 嵌合溝穴
25 金型装置
25A 固定側金型
25B 可動側金型
26 ロケートリング
27 固定側取付け板
27a ノズル装着孔
28 固定側型板
29 スプールロックピン
30 スプールブッシュ
30a スプール
31 第1型板
32 可動側型板
33 エジェクタープレート
34 ランナー
35 第2型板
36,40 コアブロック
37 キャビティ
38 キャビティブロック
39 押さえブロック
41,42 エジェクターピン
43 ゲート
44 エアーベント

Claims (3)

  1. 先端側が射出成形用金型装置のキャビティ内に突出多芯フェルールのファイバ心線挿通孔を形成する円形横断面形状の複数本の第1コアピンと、
    前記複数本の第1コアピンの基端側を整列状態で支持する細ピンホルダーと
    先端側が前記キャビティ内に突出して整列状態の前記複数本の第1コアピンの先端部を受け入れ、前記ファイバ心線挿通孔と連続する多芯フェルールのファイバ挿通孔を形成する第2コアピンとを有し、
    前記細ピンホルダーは、互いに接合する溝付き板と当て板とで構成され
    前記溝付き板は、前記複数本の第1コアピンを、前記当て板との接合面より外側に突出しない態様で、且つ、円形孔による心線挿通孔を円繋ぎ形状に形成するために、互いに隣り合う第1コアピン同士の外周面が互いに当接する状態で、一列に収容する溝底面が平坦面の収容溝を凹設され、
    前記当て板は、前記溝付き板との接合面を平坦面で形成され、前記溝付き板に被着して前記溝付き板とで第1コアピンを挟持することを特徴とする多芯フェルールの製造装置。
  2. 先端側が射出成形用金型装置のキャビティ内に突出多芯フェルールのファイバ心線挿通孔を形成する円形横断面形状の複数本の第1コアピンと、
    前記複数本の第1コアピンの基端側を整列状態で支持する細ピンホルダーと
    先端側が前記キャビティ内に突出して整列状態の前記複数本の第1コアピンの先端部を受け入れ、前記ファイバ心線挿通孔と連続する多芯フェルールのファイバ挿通孔を形成する第2コアピンとを有し、
    前記細ピンホルダーは、2個の溝付き板と当該2個の溝付き板間に挟まれる当て板とで構成され
    前記2個の溝付き板は、各々前記複数本の第1コアピンを、前記当て板との接合面より外側に突出しない態様で、且つ、円形孔による心線挿通孔を円繋ぎ形状に形成するために、互いに隣り合う第1コアピン同士の外周面が互いに当接する状態で、一列に収容する溝底面が平坦面の収容溝を凹設され、
    前記当て板は、前記2個の溝付き板との接合両面を各々平坦面で形成され、前記2個の溝付き板間に挟まれて両側の前記溝付き板との間に各々第1コアピンを挟持することを特徴とする多芯フェルールの製造装置。
  3. 前記キャビティ内に、多芯フェルールの外形となるインサートパイプ装着されている請求項1または2に記載した多芯フェルールの製造装置。
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