JP4276455B2 - フェルール製造用金型のコアピン支持方法及び支持装置 - Google Patents

フェルール製造用金型のコアピン支持方法及び支持装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタなどに使用するフェルールを、熱可塑性樹脂材の射出成形で製造するフェルール製造用金型に装着し、ファイバ芯線の挿入孔を形成する極細径のコアピン(細ピン)を、高精度に位置決めした状態で支持するコアピン支持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のフェルールでは、単芯又は多芯を問わずに高精密な寸法精度が要求され、特に相手側と連結する接合端部側の外径寸法精度や軸心と外径寸法との同軸度を高めることが必要であるが、射出成形した樹脂製フェルールの場合は、ジルコニア製に比べて加工が容易で量産化や低価格化には適している反面、寸法精度その他の点で解決を必要とする幾つかの課題があった。
【0003】
例えば、ファイバ芯線の挿入孔を形成する極細のコアピンの位置決め精度や、射出成形後における樹脂材の熱収縮などによって、外径寸法精度及び軸心と外径寸法との同軸度が損なわれ、寸法精度の低下で伝送ロスが増大するなどの性能上での課題があった。
【0004】
この樹脂製フェルールの課題を解決する手段として、例えば特許文献1及び2のように極細の光ファイバー心線を挿入する心線挿入孔を軸心に形成した接合端部側の外周に、少なくとも中間部に形成したフランジ部まで延在させて金属製のインサートパイプを装着したフェルールとその製造方法が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−84974号公報
【特許文献2】
特開2001−96570号公報
【0006】
この樹脂製フェルールの製造では、フランジ部に適合する位置に樹脂注入用の連通孔を設けたインサートパイプを金型内に装着すると共に、光ファイバー端末の心線及び被覆に対する挿入孔を形成するためのコアピンを軸心に設け、連通孔の近傍に設けたゲートから連通孔を介して成形樹脂材を注入し、フランジ部を含むフェルール全体が射出成形で一体成形される。
【0007】
この樹脂製フェルールによると、インサートパイプを装着して射出成形したことで外形寸法精度を高めることができると共に、外周にスリーブを被着して相手方のフェルールと連結する際の整合性が向上し、軸心の心線挿入孔に挿入した光ファイバー心線に対する位置決め精度も向上するので、伝送ロスを少なくできるなどの効果が期待できる。
【0008】
また、フェルール軸心に設けた光ファイバー端末に対する心線挿入孔は、基端側を支持装置で支持して先端側をキャビティ内に突設する態様で金型内に装着した極細のコアピンによって形成されるので、コアピンを所望位置に設定するコアピンの支持手段は、寸法精度を決定する上で重要な要素である。
【0009】
特に、今後益々多芯化及び小形化が進んで高精密になると共に、量産化と低コスト化が要求されることが予想されるフェルールに対して、従来技術による樹脂成形製フェルール及びフェルールの製造方法では十分に対応することが困難であり、本件出願人はこれらの課題を解決するために先願発明A及び先願発明Bの提案を行っている。
【0010】
この先願発明Aは、特に多芯フェルールのより小形化を可能にすると共に、射出成形する際にコアピンが折れたり曲がったりすることを防止し、安価で且つ容易に製造することを主たる目的とした円筒状の多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法についての提案である。
【0011】
図1は、先願発明A(特願2000−182976号)を適用した2芯フェルール1を示し、本願発明でも製造の実施対象とするするが、軸心に光ファイバが装着される樹脂成形部2による内筒と、樹脂成形部2の外径を保持するインサートパイプ3による外筒を備え、インサートパイプ3を金型装置内に装着させ、樹脂成形部2を射出成形して一体に連結された内筒と外筒を形成している。
【0012】
樹脂成形部2は、前方側の軸心に光ファイバの心線部を挿入する心線挿入孔4aを、極細径の第1コアピン(細ピン)によって形成すると共に、後方側の軸心に光ファイバの被覆部を挿入する被覆挿入孔4cを、太径の第2コアピン(太ピン)によって形成し、心線挿入孔4aと被覆挿入孔4cの間をテーパ孔4bで連通状態にしたファイバ装着孔4を形成している。
【0013】
ファイバ装着孔4は、1本の光ファイバ内に2本以上の複数本の心線部を平行状に設けた多芯光ファイバに適合するように心線挿入孔4aが形成され、図1の実施形態では2芯光ファイバに適合するように、2つの円形断面をした心線挿入孔4a−1,4a−2を隣接状態で並設して円繋ぎ形状に形成されている。
【0014】
この先願発明Aでは、心線挿入孔4aを円繋ぎ形状に形成することによって、外径を小さくしてフェルールの多芯化及び小形化に適合ができること、隣接する第1コアピンを接触状態で配置することにより、各第1コアピンが相互に支え合って振れを防止するので、外部応力や射出成形時に充填した成形樹脂材の圧力で第1コアピンが折れたり曲がったりすることを防止できる。
【0015】
また、図2は従来例による極細径の第1コアピンの支持装置5を示すが、心線挿入孔4aに適合する外径で先端に円錐状の導入部6aを形成した2本の第1コアピン6を、方形状で軸心に円繋ぎ形状に取付け孔7を形成した細ピンホルダー8に挿入し、取付け孔7にエポキシ系などの接着剤を注入して固着する。
【0016】
細ピンホルダー8は、固定側金型内に装着して細ピンホルダー8から突出した第1コアピン6の先端側を、金型内に収容したインサートパイプ3の一方側開口から軸心に突設させると共に、インサートパイプ3の他方側開口から軸心に、テーパ孔4b及び被覆挿入孔4cを形成する第2コアピン9を突設させ、コアピン9の先端に形成した円錐状溝9aに導入部6aを嵌合して支持している。
【0017】
しかしながら、例えば各心線挿入孔4aに装着されるファイバー心線の光軸を正確に一致させるためには、細ピンホルダー8で極細径の第1コアピン6の基端側を支持する際に、隣接する各第1コアピン6の取付けピッチを厳密に設定する必要があるが、図2のようなコアピンの支持装置では十分に対応することができなかった。
【0018】
すなわち、図2のように細ピンホルダー8の円繋ぎ形状の取付け孔7に第1コアピンを挿着する場合には、取付け孔7を形成する各円孔を高精度で加工する必要があると共に、無調整で所定ピッチに設定することは極めて困難であるから、挿着後にピッチ調整を行う必要がある。
【0019】
ところが、各円孔の加工を高精度にするほどピッチ調整をするクリアランスが少なくなるので、所定ピッチに設定することが困難になると共に、取付け孔7に挿入する際に第1コアピン6が折れる恐れがあり、またルーズホールにした場合は、円孔内でピッチ調整を行う際に外部応力でコアピン6を折る恐れがある。
【0020】
そこで、本件出願人は先願発明B(特願2002−336205号)により、特に極細径の第1コアピンを支持するホルダー部分を改善し、第1コアピンの折れを防止し且つ取付けピッチの調整が容易な取付け構造にすると共に、この取付け構造を適用して複数の心線挿入孔を複列に配置した多芯フェルール及び、複数の心線挿入孔を離間して配置した多芯フェルールなどを、小形化し且つ容易に製造できることを主たる目的とした提案を行った。
【0021】
この先願発明Bでは、例えば図3で示すコアピンの支持装置10のように、第1コアピン6の基端側を支持する細ピンホルダー11と、先端に楕円状の挿入溝穴12aを設けて第1コアピン6の先端側を支持する第2コアピン12を備え、細ピンホルダー11は、溝底面が平坦面で複数本の第1コアピン6を接合内面側より突出しない態様で並列に収容するピン収容溝13を凹設した溝付き板11Aと、接合内面側が平坦面14で溝付き板11Aに被着し、ねじ止め(図示を省略)して第1コアピン6を狭持する当て板11Bとで構成した。
【0022】
細ピンホルダー11は、ねじの着脱操作で溝付き板11Aと当て板11Bを開閉し、ピン収容溝13に第1コアピン6を取り付け及び取り外しする作業を容易に行うことができると共に、第1コアピン6に無理な外力が加わることが無くてコアピン6の折れを防止でき、ピン収容溝13の溝底面を平坦面にしているので、各第1コアピンが拘束されずにピッチの調整が可能であり、調整位置に接着15で固定することができる。
【0023】
また、当て板11Bを被着する際などにスライドさせても、第1コアピン6に無理な外力が加わることが無くて折れを防止できること、各第1コアピン6間のピッチが適正値の許容範囲外でピッチの調整を必要とする場合には、予め外径寸法別に選別して用意しておいた第1コアピン6の中から、適正なものを選択して交換することで高精度のピッチ調整を容易に行うことができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先願発明Bにおけるコアピンの支持装置10にも更なる改良の余地が残されており、特にピン収容溝13内へ横列に複数の第1コアピン6を配列して多芯フェルールを製造する場合には、隣接する各第1コアピン6の相互間及び両端の第1コアピン6とピン収容溝13の両端内面との間は、できるだけクリアランスの無い状態であることが望ましいが、このような状態に常に設定することが困難であった。
【0025】
すなわち、大量生産した場合における各第1コアピン6の直径には微少なバラツキがあって、一定の横幅で形成したピン収容溝13を限界まで狭めると所定本数の第1コアピン6が収容できなくなる恐れがあるので、予想される各第1コアピン6の直径の総和に対して、ピン収容溝13の横幅寸法にクリアランスを持たせていたが、このクリアランスによって各第1コアピン6の間にはランダムに変化する隙間が発生する。
【0026】
このために、隣接する各コアピンの間に間隙を生じて所定のピッチで整列できなくなり、各コアピンの位置決め調整を高精度で行うことができなくなったり、隣接する各コアピンが支え合う機能が低下することによって、外部応力や射出成形材の流体圧力を受けた際に折れたり曲がったりする恐れもあり、これを解消する一手段として直径によって選別した別のコアピンに交換する場合もあった。
【0027】
そこで本発明では、先願発明A,Bに更なる改良を加えて上記課題を解決するものであって、特に簡単且つ安価な構造と容易な取付け作業によって、隣接する各コアピンの相互間及び両端のコアピンとピン収容溝の両端内面との間を、常にクリアランスの無い状態に設定することが可能なフェルール製造用金型のコアピン支持装置を提供する。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明は、多芯フェルールのファイバ心線挿入孔を形成する極細径の各コアピンを、横一列の並列状態に配列して基端側を細ピンホルダーで支持するフェルール製造用金型のコアピン支持方法及びコアピン支持装置である。
【0029】
本発明によるコアピン支持方法では、前記細ピンホルダーを構成する固定側保持体と可動側保持体の対向面に形成したピン収容溝に前記コアピン又はコアピンと間隔保持ピンを装着し、当該固定側保持体に対して可動側保持体を水平スライドしてピン収容溝の横幅寸法を縮小させ、隣接した各コアピン又はコアピン及び間隔保持ピンの間をクリアランスのない状態に位置決めし、固定側保持体と可動側保持体の間を連結固定することを特徴としている。
【0030】
このコアピン支持方法によると、固定側保持体と可動側保持体の間を離間させた状態でコアピンを装着できるので、先願発明Aのようにコアピンを装着する際に外部応力を受けて折れたり曲がったりすることを防止できると共に、隣接した各コアピン又はコアピン及び間隔保持ピンは円繋ぎ形状で並設して支え合うので、成形時に成形樹脂材の流体圧力で折れたり曲がったりすることがない。
【0031】
また、ピン収容溝の横幅寸法を各コアピンの直径の総和より大きく設定した状態でコアピンを装着し、その後にピン収容溝の横幅寸法を可動側保持体の水平スライドによって縮小し、各コアピンの直径の総和に適合するように設定すると、隣接した各コアピン又はコアピン及び間隔保持ピンの間をクリアランスのない状態に位置決めできる。
【0032】
従って、各コアピンを装着する収容溝の横幅寸法が一定で可変できない先願発明Bに比べて寸法精度を著しく向上させることができると共に、寸法が合わない場合に先願発明Bのように、直径によって選別した別のコアピンに交換するなどの煩わしい作業を必要とせず、常にクリアランスのない状態に容易に位置決めすることができる。
【0033】
前記コアピン支持方法における細ピンホルダーは、固定側保持体と可動側保持体を連結部材で連結固定する際に、固定側保持体に対して可動側保持体が一方向へ水平スライドするようにした形態を採ることによって、ピン収容溝内における各コアピン又はコアピン及び間隔保持ピンの整列作業を容易且つ確実に行うことができる。
【0034】
前記コアピン支持方法における細ピンホルダーは、固定側保持体の表裏両面にそれぞれ可動側保持体を設け、各対向面に形成したピン収容溝にコアピン又はコアピン及び間隔保持ピンを装着し、上下2段で支持する形態を採ることによって、心線挿入孔群を複列に配置した各種の多芯化したフェルールを容易且つ高精度のピッチで小形化して製造することが可能である。
【0035】
本発明によるコアピン支持装置では、前記細ピンホルダーは対向面にZ形状の溝形成面を形成した固定側保持体と可動側保持体で構成され、固定側保持体と可動側保持体の間を連結部材で連結して溝形成面で形成した平行四辺形状のピン収容溝を設け、連結部材の仮止め状態では可動側保持体をピン収容溝の横幅寸法を縮小する方向へ水平スライド可能に繋着すると共に、締結状態では可動側保持体を固着して水平スライドによって位置決めした各コアピンを固定支持することを特徴としている。
【0036】
このコアピン支持装置によると、きわめて簡単で且つ安価な構成によって、菱形状又は長方形状による平行四辺形状のピン収容溝を形成し、このピン収容溝内に装着した各コアピン又はコアピン及び間隔保持ピンを、可動側保持体の水平スライドによって、クリアランスのない整列状態で容易且つ高精度に位置決めすることができる。
【0037】
前記コアピン支持装置における細ピンホルダーは、溝形成面の両側に水平接合面と傾斜接合面を設け、水平接合面側には固定側保持体に対して可動側保持体を仮止めして水平スライド可能に繋着する第1の連結部材を設けると共に、傾斜接合面側には固定側保持体に対して可動側保持体を水平スライドさせる第2の連結部材を設けた形態を採ることによって、ピン収容溝内における各コアピン又はコアピン及び間隔保持ピンの整列作業を容易且つ確実に行うことができる。
【0038】
前記コアピン支持装置における連結部材は、第1の連結部材が可動側保持体を遊嵌状に挿通して固定側保持体に螺合される締結ねじであり、第2の連結部材が固定側保持体を遊嵌状に挿通して可動側保持体に螺合される締結ねじである形態を採ると、第2の連結部材である締結ねじの締め付けによって可動側保持体が水平スライドされ、ピン収容溝内における各コアピン又はコアピン及び間隔保持ピンの整列作業を容易且つ確実に行うことができる。
【0039】
前記コアピン支持装置における連結部材は、第1の連結部材が可動側保持体を遊嵌状に挿通して固定側保持体に螺合される締結ねじであり、第2の連結部材が固定側保持体を遊嵌状に挿通して可動側保持体に挿入されるテーパピンである形態を採ると、第2の連結部材であるテーパピンの挿入によって可動側保持体が水平スライドされ、ピン収容溝内における各コアピン又はコアピン及び間隔保持ピンの整列作業を容易且つ確実に行うことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるフェルール製造用金型のコアピン支持装置について、本発明を適用した添付図面の実施形態に基づいて詳細に説明するが、図4は第1の実施形態によるコアピン支持装置16を斜視図で示し、図5は図4のコアピン支持装置16における組付作業を断面図で示す。
【0041】
コアピン支持装置16は、固定側保持体17Aと可動側保持体17Bによる細ピンホルダー17と、固定側保持体17Aと可動側保持体17B間に基端側が狭持される複数の各第1コアピン6と、固定側保持体17Aと可動側保持体17B間を相互に連結する第1及び第2の連結部材18,19で構成されている。
【0042】
固定側保持体17Aは、可動側保持体17Bとの対向面20を備え、この対向面20は一方側の側端を始端にして一定の高さで中央側へ延在する水平接合面20Aと、他端側の側端を始端にして次第に高さを増しながら中央側へ延在する傾斜接合面20Cと、水平接合面20Aの終端側と傾斜接合面20Cの終端側との間をZ形状に接合する溝形成面20Bで形成されている。
【0043】
可動側保持体17Bは、固定側保持体17Aとの対向面21を備え、この対向面21は一方側の側端を始端にして一定の高さで中央側へ延在する水平接合面21Aと、他端側の側端を始端にして次第に高さを減じながら中央側へ延在する傾斜接合面21Cと、水平接合面21Aの終端と傾斜接合面21Cの終端の間をZ形状に接合する溝形成面21Bで形成されている。
【0044】
細ピンホルダー17は、固定側保持体17Aの対向面20と可動側保持体17Bの対向面21を突き合わせすると、溝形成面20Bと溝形成面21Bとの間で複数の第1コアピン(細ピン)6を装着するピン収容溝22が形成され、このピン収容溝22の横幅寸法は、装着する各第1コアピン6の直径の総和より十分に長く形成されている。
【0045】
細ピンホルダー17には、可動側保持体17Bの水平接合面21Aに開口する座繰り孔23を設け、固定側保持体17Aの水平接合面20Aに座繰り孔23と整合するねじ孔24を設けると共に、固定側保持体17Aの傾斜接合面20Cに開口する座繰り孔25を設け、可動側保持体17Bの傾斜接合面21Cに座繰り孔25と整合するねじ孔26を設けている。
【0046】
細ピンホルダー17は、ピン収容溝22に第1コアピン6を装着した状態で固定側保持体17Aと可動側保持体17Bの接合面20,21を突き合わせ、座繰り孔23から挿入した第1の連結部材18をねじ孔24に螺合すると共に、座繰り孔25から挿入した第2の連結部材19をねじ孔26に螺合させ、一体のコアピン支持装置16を構成する。
【0047】
なお、図4及び図5で図示した第1の実施形態によるコアピン支持装置16では、第1及び第2の連結部材18,19として締結ねじを用いると共に、座繰り孔23,25は各締結ねじが遊嵌されるように形成されているが、後述するような第2の実施形態を採ることも可能であり、またピン収容溝22は図示のような菱形状又は長方形状(図示を省略)による平行四辺形状に形成する。
【0048】
コアピン支持装置16は、図5(a)のように第1の連結部材18が座繰り孔23内で相対的に水平方向へスライド可能にねじ孔24に仮止めした後に、図5(b)のように座繰り孔25から挿入した第2の連結部材19をねじ孔26に螺合して締め付けると、接合面20上を可動側保持体17Bが矢印方向へ水平スライドし、ピン収容溝22の横幅寸法が縮小して各第1コアピン6は、クリアランスの無い状態で整列するので、その後に第1の連結部材18の本締めを行う。
【0049】
コアピン支持装置16は、図6及び図7のような金型装置27にインサートパイプ3と一緒に装着し、射出成形すると図8のような図1と同様の樹脂製による多芯フェルール1Aを製造できるが、金型装置27の概要を説明すると、金型分割面PLの一方側に固定側金型27Aを設けると共に、他方側には可動側金型27Bが設けられている。
【0050】
固定側金型27Aには、ロケートリング28や固定側取付け板29などによって、射出成形機のノズルを挿入するノズル装着孔30を形成すると共に、固定側型板31にはノズル装着孔30の底部側にスプール32を形成するスプールブッシュ33を取り付け、スプールブッシュ33の隣接位置には第1型板34を取り付けている。
【0051】
可動側金型27Bには、可動側型板35とエジェクタープレート36を設け、可動側型板35には金型分割面PLに沿ってランナー37を形成すると共に、スプール32にはスプールロックピン38を挿着し、ランナー37の隣接位置には第2型板39を取り付けている。
【0052】
第1型板34には、コアピン支持装置16の細ピンホルダー17を装着するコアブロック40と、インサートパイプ3を装着してキャビティ41を形成するキャビブロック42と、コアブロック40の隣接位置で細ピンホルダー17を押さえる押さえブロック43を取り付けている。
【0053】
第2型板35には、先端に第1コアピン6を挿入する挿入溝穴12aを設けた第2コアピン12を装着したコアブロック44を取り付け、第2型板35及びコアブロック44には、基端側をエジェクタープレート36に装着して成形品の突き出しを行う第1及び第2のエジェクターピン45,46が挿通されている。
【0054】
コアピン支持装置16は、細ピンホルダー17がコアブロック40に支持された状態で金型装置27に装着し、光学顕微鏡その他の計測手段を用いてキャビティ41に対する第1コアピン6の位置を計測すると共に、コアブロック40側に設けた位置決め調整手段(図示を省略)を用いて芯出しを行った後に、型締めして射出成形を行う。
【0055】
型締め状態の金型装置27に対し、液晶ポリマーなどによる成形樹脂材がスプール32に注入されると、成形樹脂材はランナー37を介してゲートからキャビティ41内に充填され、インサートパイプ3と一体化した図8で示す多芯フェルール1Aが射出成形される。
【0056】
この射出成形では、多芯フェルールの心線挿入孔4aを成形するための第1コアピン6は、隣接する各第1コアピン6,6が細ピンホルダー17によって、クリアランスのない接触状態で支持されているので、各第1コアピン6,6は相互に支え合いながら、外部応力や成形樹脂材の射出圧力などによって折れたり曲がったりすることを防止できる。
【0057】
また、第1コアピン6の基端側を支持する細ピンホルダー17によって、隣接する各第1コアピン6,6間のピッチを高精度に位置決めすることができるので、外径寸法を規定するインサートパイプ3の使用と相俟って、外径に対する各心線挿入孔4aの位置を高精度に設定することが可能である。
【0058】
これにより、先願発明Bにおける第1コアピン6の支持手段のように、細ピンホルダーに設けたピン収容溝の横幅寸法が、各第1コアピン6の直径の総和より小径である場合には直径が小さい第1コアピン6と交換し、各第1コアピン6の直径の総和より大径である場合には直径が大きい第1コアピン6と交換する作業を行う必要がなくなる。
【0059】
なお、インサートパイプ3を設けた場合には、外径寸法精度が向上するだけでなく、インサートパイプ3によって流路が狭められるので、射出圧力を高くしないで射出速度を速くすることができ、第1コアピン6に対するダメージを軽減して折れたり曲がったりすることを防止すると共に、金型温度を均一にして熱収縮を軽減することができる。
【0060】
従って、現状における生産技術では寸法精度の確保その他の上記した理由から、インサートパイプ3を使用することが望ましいが、本発明は必ずしもインサートパイプ3を使用した樹脂製フェルールのみを対象とするものではなく、所望の外径寸法精度が確保されるならば、インサートパイプ3を使用しない樹脂製フェルールにも適用することが可能である。
【0061】
次に、図9で示す第2の実施形態によるコアピン支持装置47は、固定側保持体48Aと可動側保持体48Bによる細ピンホルダー48と、固定側保持体48Aと可動側保持体48B間に基端側が狭持される複数の各第1コアピン6と、固定側保持体48Aと可動側保持体48B間を相互に連結する第1及び第2の連結部材49,50と、抜け止め部材51で構成されている。
【0062】
コアピン支持装置47は、図4及び図5で示す第1の実施形態によるコアピン支持装置16とは、基本的な構成並びに作用効果の点では相違がなく、細ピンホルダー48を構成する固定側保持体48Aと可動側保持体48Bによって、対向面52,53の中央に設けたZ形状の溝形成面によって、複数の第1コアピン6を収容する平行四辺形状又は長方形状のピン収容溝54を形成する。
【0063】
細ピンホルダー48は、第1の連結部材49で固定側保持体48Aと可動側保持体48Bを仮止めした後に、第2の連結部材50を装着することによって、可動側保持体48Bが矢印方向へ水平スライドし、ピン収容溝54の横幅寸法が縮小して各第1コアピン6の間がクリアランスの無い状態で整列し、これによって第1の実施形態によるコアピン支持装置16と同様の効果を奏する。
【0064】
但し、コアピン支持装置47ではコアピン支持装置16の場合とは異なり、第2の連結部材50としてテーパーピンを用い、固定側保持体48Aの傾斜接合面に開口する態様で設けたテーパー孔55に挿入することによって、可動側保持体48Bを矢印方向へ水平スライドさせると共に、可動側保持体48Bにはねじ孔56を設けて抜け止め部材51を螺合させて連結部材50を係止している。
【0065】
以上の実施形態では、2芯による多芯フェルール1Aを製造するコアピン支持装置16,47に付いて説明したが、同様の技術思想に基づいて例えば図10〜12で示すような実施形態により、3芯以上の各種の多芯フェルールを製造するためのコアピン支持装置に適用することが可能である。
【0066】
図10は、8個の心線挿入孔4aを横一列に円繋ぎ形状で配置した8芯による多芯フェルール1Bを製造するコアピン支持装置57の実施形態を示すが、固定側保持体58Aと可動側保持体58Bで形成した細ピンホルダー58を設け、先の実施形態と同様の対向する対向面59,60によってピン収容溝を形成し、横幅方向にクリアランスがある状態で8本の第1コアピン6を並設する。
【0067】
細ピンホルダー58は、接合面59,60に設けた座繰り孔61,63とねじ孔62,64を介して、先の実施形態と同様に締結ねじなどによる連結部材(図示を省略)によって、固定側保持体58Aと可動側保持体58Bを連結すると、可動側保持体58Bが水平スライドしてピン収容溝の横幅寸法が縮小して、各第1コアピン6間をクリアランスのない密着状態で整列することができる。
【0068】
図11は、4個の心線挿入孔4aを所定間隔毎に横一列に配置した4芯による多芯フェルール1Cを製造するコアピン支持装置65の実施形態を示すが、この実施形態では図10の実施形態と同様の細ピンホルダー58を用い、対向面59,60によって形成したピン収容溝には4本の各第1コアピン6を離間して装着すると共に、各第1コアピン6の間に第1コアピン6と同じ直径をした短尺の間隔保持ピン66を装着している。
【0069】
コアピン支持装置65は、図10のコアピン支持装置57の場合と同様の作用によって、第1コアピン6と間隔保持ピン66の間をクリアランスのない密着状態で整列し、各第1コアピン6の間は間隔保持ピン66によって一定間隔に保持されると共に、各第1コアピン6の基端側は間隔保持ピン66との間で相互に支えられて、曲がったり折れたりすることが防止される。
【0070】
図12は、図10の実施形態と同様に8個の心線挿入孔4aを横一列に円繋ぎ形状で配置した8芯の心線挿入孔群を、離間した状態で上下2列に配列して合計16個の心線挿入孔4aを設けた多芯フェルール1Dを製造するコアピン支持装置67の実施形態を示し、細ピンホルダー68は固定側保持体68Aの表裏両側に可動側保持体68B,68Cを連結して構成される。
【0071】
細ピンホルダー68は、固定側保持体68Aの表裏両面に対して、図10の実施形態における固定側保持体58Aの対向面59と同様の対向面69,70を形成すると共に、対向面69,70と対向する可動側保持体68B,68Cには、図10の実施形態における可動側保持体58Bの対向面60と同様の対向面71,72を形成する。
【0072】
細ピンホルダー68には、固定側保持体68Aの一方側の接合面69と可動側保持体68Bの接合面71の間に形成したピン収容溝と、固定側保持体68Aの他方側の接合面70と可動側保持体68Cの接合面72の間に形成したピン収容溝とに、横幅方向にクリアランスがある状態でそれぞれ8本の第1コアピン6を並設し、離間した状態で上下2列に合計16本を装着する。
【0073】
コアピン支持装置67は、締結ねじなどによる連結部材(図示を省略)を遊嵌状に挿通する通孔73,74を固定側保持体68Aに設けると共に、可動側保持体68B,68Cには座繰り孔61,63とねじ孔62,64を設け、先の実施形態と同様に連結部材によって相互に締結するが、締結前の仮止め状態で固定側保持体68Aに対して、可動側保持体68B,68Cを水平スライドさせてピン収容溝の横幅寸法を縮小し、各第1コアピン6間をクリアランスのない密着状態で整列することができる。
【0074】
なお、本発明は図示の実施形態に限定されるものではなく、要旨の範囲内において各種の変形を採り得るものであり、例えば図11では各第1コアピン6の間に1本の間隔保持ピン66を装着しているが、2本以上の間隔保持ピン66を装着する形態を採ることも可能であると共に、図11の実施形態と図12の実施形態とを組み合わせた実施形態を採ることもできる。
【0075】
これらの実施形態では、例えば1〜複数の間隔保持ピン66で各第1コアピン6を離間した状態で横一列にして多段状(2列以上の複列)に配列したり、各列の第1コアピンを密接したものと離間したものを混在させて配列したりすることも可能であり、これによって多数の心線挿入孔4aを各種に配列させた多芯フェルールを製造することができる。
【0076】
また、図示の実施形態では固定側保持体と可動側保持体の対向面に傾斜接合面を設け、締結ねじやテーパピンなどによる連結部材の取付けによって可動側保持体が自動的に水平スライドすると共に、復元しないように係止保持できるようにしているが、傾斜接合面を水平接合面にして可動側保持体を手動又は押圧手段によって、側面側から押圧して水平スライドする形態を採ることも可能である。
【0077】
また、図示の実施形態では樹脂成形部の断面形状を円形状にした多芯フェルールを例示したが、方形状その他の断面形状による多芯フェルールの製造にも適用することが可能であると共に、外径寸法精度が確保されるならば、インサートパイプを省略した実施形態を採ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先願発明Aを適用した実施形態による多芯(2芯)フェルールであって、(a)は横断面図、(b)は縦断面図、(c)は平面図、をそれぞれ示す。
【図2】図1の多芯(2芯)フェルールにおける心線挿入孔を射出成形するために、金型装置内に装着する従来例によるコアピン支持手段の斜視図を示す。
【図3】先願発明Bを適用した実施形態によるコアピン支持手段であって、(a)は分解状態の斜視図、(b)は組立状態の斜視図、をそれぞれ示す。
【図4】本願発明を適用した第1の実施形態によるコアピン支持手段であって、(a)は分解状態の斜視図、(b)は組立状態の斜視図、をそれぞれ示す。
【図5】図4のコアピン支持手段における組付作業の操作説明図であって、(a)は仮止め状態の断面図、(b)は締結状態の断面図、をそれぞれ示す。
【図6】図4のコアピン支持手段を装着して多芯フェルールを射出成形する金型装置の要部縦断面図を示す。
【図7】図6の金型装置におけるキャビブロック側の部分拡大図であって、(a)は縦断面図、(b)は平面図、をそれぞれ示す。
【図8】図4のコアピン支持手段を用いて製造した多芯(2芯)フェルールの斜視図を示す。
【図9】本願発明を適用した第2の実施形態によるコアピン支持手段の組付作業の操作説明図であって、(a)は仮止め状態の断面図、(b)は締結状態の断面図、をそれぞれ示す。
【図10】本願発明を適用した他の実施形態によるコアピン支持手段の説明図であって、(a)心線挿入孔を横一列に配列した8芯フェルール製造用に用いるコアピン支持手段の分解状態の斜視図、(b)は製造した8芯フェルールの端面図、をそれぞれ示す。
【図11】本願発明を適用した他の実施形態によるコアピン支持手段の説明図であって、(a)心線挿入孔を横一列に離間状態で配列した4芯フェルール製造に用いるコアピン支持手段の分解状態の斜視図、(b)は製造した4芯フェルールの端面図、をそれぞれ示す。
【図12】本願発明を適用した他の実施形態によるコアピン支持手段の説明図であって、(a)横一列に配列した心線挿入孔を上下2段に設けた16芯フェルール製造に用いるコアピン支持手段の分解状態の斜視図、(b)は製造した16芯フェルールの端面図、をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1,1A〜1D 多芯フェルール
4a 心線挿入孔
6 第1コアピン(細ピン)
12 第2コアピン(太ピン)
12a 挿入溝穴
13 インサートパイプ
16,47,57,65,67 コアピン支持装置
17,48,58 細ピンホルダー
17A,48A,58A,68A 固定側保持体
17B,48B,58B,68B,68C 可動側保持体
18,19,49,50 連結部材
20,21,52,53,59,60,69,70,71,72 対向面
20A,21A 水平接合面
20B,21B 溝形成面
20C,21C 傾斜接合面
22,54 ピン収容溝(第1コアピンの)
23,25,61,63 座繰り孔
24,26,62,64 ねじ孔
51 抜け止め部材
66 間隔保持ピン

Claims (7)

  1. 多芯フェルールのファイバ心線挿入孔を形成する極細径の各コアピンを、横一列の並列状態に配列して基端側を細ピンホルダーで支持するフェルール製造用金型のコアピン支持方法であって、
    前記細ピンホルダーを構成する固定側保持体と可動側保持体の対向面に形成したピン収容溝に、前記コアピン又は前記コアピンと間隔保持ピンを装着し、前記固定側保持体に対して前記可動側保持体を前記ピン収容溝の横幅寸法が変化する方向に水平スライドして前記ピン収容溝の横幅寸法を縮小させ、隣接した各コアピン又はコアピン及び間隔保持ピンの間をクリアランスのない状態に位置決めし、前記固定側保持体と前記可動側保持体とを連結固定することを特徴としたフェルール製造用金型のコアピン支持方法。
  2. 前記細ピンホルダーは、固定側保持体と可動側保持体を連結部材で連結固定する際に、固定側保持体に対して可動側保持体が前記ピン収容溝の横幅寸法を縮小させる方向へ水平スライドするようにした請求項1に記載したフェルール製造用金型のコアピン支持方法。
  3. 前記細ピンホルダーは、固定側保持体の表裏両面にそれぞれ可動側保持体を有し、各対向面に形成したピン収容溝にコアピン又はコアピン及び間隔保持ピンを装着し、上下2段で支持する請求項1又は2に記載したフェルール製造用金型のコアピン支持方法。
  4. 多芯フェルールのファイバ心線挿入孔を形成する極細径の各コアピンを、横一列の並列状態に配列して基端側を細ピンホルダーで支持するフェルール製造用金型のコアピン支持装置であって、
    前記細ピンホルダーは対向面にZ形状の溝形成面を形成した固定側保持体と可動側保持体で構成され、前記固定側保持体と前記可動側保持体とを連結部材で連結して前記溝形成面によって前記コアピン又は前記コアピンと間隔保持ピンを収容する平行四辺形状のピン収容溝を形成し前記連結部材の仮止め状態では前記可動側保持体が前記固定側保持体に対して前記ピン収容溝の横幅寸法を縮小する方向へ水平スライド可能に繋着され、前記連結部材の締結状態では前記可動側保持体を前記固定側保持体に固着して前記水平スライドによって位置決めした各コアピン又は前記コアピンと間隔保持ピンを固定支持することを特徴としたフェルール製造用金型のコアピン支持装置。
  5. 前記固定側保持体と前記可動側保持体は、前記溝形成面の両側に水平接合面と傾斜接合面を有し前記水平接合面側には前記固定側保持体に対して前記可動側保持体を仮止めして水平スライド可能に繋着する第1の連結部材を設けると共に、前記傾斜接合面側には前記固定側保持体に対して前記可動側保持体を水平スライドさせる第2の連結部材を設けた請求項4に記載したフェルール製造用金型のコアピン支持装置。
  6. 前記第1の連結部材が前記可動側保持体を遊嵌状に挿通して前記固定側保持体に螺合される締結ねじであり、前記第2の連結部材が前記固定側保持体を遊嵌状に挿通して前記可動側保持体に螺合される締結ねじである請求項5に記載したフェルール製造用金型のコアピン支持装置。
  7. 前記第1の連結部材が前記可動側保持体を遊嵌状に挿通して前記固定側保持体に螺合される締結ねじであり、前記第2の連結部材が前記固定側保持体を遊嵌状に挿通して前記可動側保持体に挿入されるテーパピンである請求項5に記載したフェルール製造用金型のコアピン支持装置。
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