JP2002018913A - インサート成形方法及びインサート成形用金型装置 - Google Patents

インサート成形方法及びインサート成形用金型装置

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JP2002018913A
JP2002018913A JP2000208199A JP2000208199A JP2002018913A JP 2002018913 A JP2002018913 A JP 2002018913A JP 2000208199 A JP2000208199 A JP 2000208199A JP 2000208199 A JP2000208199 A JP 2000208199A JP 2002018913 A JP2002018913 A JP 2002018913A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型装置10内に装着してパイプホルダー1
7で外周を支持したインサートパイプ3に対し、射出成
形を施して一体のインサート成形品を製造する技術であ
って、高い真円度及び同軸寸法精度を必要とするインサ
ート成形品の製造に好適な成形方法及び成形用金型装置
を提供する。 【解決手段】 パイプホルダー17を常時はインサート
パイプ3の外径より僅かに拡径させておき、成形時には
内径を縮径させてインサートパイプ3の外径を支持する
ように、パイプホルダー17の内径を拡縮可能に制御す
るパイプ保持手段と、インサートパイプ3の軸心に成形
品の軸心孔を形成するコアピン22を、金型内において
XY方向に微調整し、インサートパイプ3に対する軸心
孔の位置決めを行う心出し手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプをインサー
トして射出成形したインサート成形品を製造するインサ
ート成形方法及びインサート成形用金型装置に関し、特
に高い真円度及び同軸寸法精度を必要とするインサート
成形品の製造に好適な成形方法及び成形用金型装置であ
る。
【0002】
【従来の技術】高い同軸寸法精度を必要とするインサー
ト成形品としては、例えば光ケーブルを相互に接続する
光ファイバコネクタ用のフェルールなどがあり、ケーブ
ル被覆からファイバ素線を突出させた光ケーブルを軸心
孔に挿入した一対のフェルールを突き合わせ状態で配置
させ、その接合端部の外周に位置決め用として金属製で
割溝付きのスリーブを被着してファイバ素線を同軸線上
に一致させた状態で連結が行われるので、スリーブを被
着するフェルールの外径寸法精度及び真円度や、ファイ
バ素線を挿入する軸心孔の外径に対する同軸寸法精度が
要求される。
【0003】しかしながら、従来の射出成形による樹脂
製フェルールでは、寸法精度特に外径真円度及び外径に
対する軸心孔の同軸精度などの点で十分とは言えず、寸
法精が低下すると射出成形時における充填密度の不均一
や熱収縮で歪みを生じたり、スリーブを被着する際に柔
らかい樹脂の外周面を損傷させること、静電気の影響を
受けて樹脂の外周面にゴミが付着することなどに起因
し、その結果は接続損失や端面の反射減衰量の増大など
光コネクタの接続特性を低下させるので、一定品質のも
のを歩留まり良く大量生産するための改善が検討されて
いる。
【0004】そこで、これらの改善を目的として本件出
願人は先に特願平11−278890号でフェルールと
その成形方法に関する提案を行い、外形寸法精度と同軸
度を高めたフェルールを樹脂材の射出成形によって容易
且つ安価に量産することが可能な技術を提供したが、そ
のフェルール1の構造を図1及び図2で示す。
【0005】フェルール1は、円筒状をした樹脂製のフ
ェルール本体2と、フェルール本体2の外周に被着され
たインサートパイプ3と、インサートパイプ3の外周に
突出形成された樹脂製のフランジ部4で一体に形成さ
れ、インサートパイプ3の先端側(フランジ部4より前
方)外周が光コネクタの整合用スリーブの挿着面を形成
すると共に、軸心には光ファイバ端末を装着する軸心孔
5が設けられている。
【0006】光ファイバ端末を装着する軸心孔5は、フ
ァイバ素線を挿通して保持する素線挿入孔5aと、ファ
イバ心線を挿通して保持する心線挿入孔5bと、ファイ
バ被覆を挿通して保持する被覆挿入孔5cとで形成され
ている。
【0007】またインサートパイプ3には、フランジ部
4を形成する中間位置の外周に内外を連通する複数の樹
脂注入孔6,7が穿設され、樹脂注入孔6,7の周囲を
被覆する態様でフランジ部4を形成すると共に、樹脂注
入孔6,7を介してインサートパイプ3内に充填した樹
脂材でフェルール本体2を形成させると、樹脂注入孔
6,7を介してフェルール本体2とフランジ部4とが相
互に一体連結される。
【0008】このフェルール1によると、硬質材製のイ
ンサートパイプ3によって光コネクタの整合用スリーブ
の挿着面が形成されるので、必要な外形真円度と面精度
が容易に確保されると共に、インサートパイプ3の内外
に射出成形されたフェルール本体2とフランジ部4と
は、インサートパイプ3の樹脂注入孔6,7に充填され
た樹脂材によって一体に接合されるので、軸方向及び周
方向に対して強固に係止保持されて同軸精度も向上され
る。
【0009】また、光ファイバ被覆を装着する軸心孔5
は、インサートパイプ3の軸心にコアピンを装着して射
出成形後にコアピンを引き抜くことによって形成される
ので、インサートパイプ3に対する軸心孔の同軸寸法精
度が高く、特に今後ますます小形化が予想されるフェル
ールに適合するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェル
ールは、光情報通信その他の分野で今後益々需要の増大
が見込まれている光ファイバコネクタの主要な構成部品
であり、その良否は光ファイバコネクタの性能や品質及
びコストなどに直接影響を及ぼすので、一段と高性能・
高品質な製品を歩留まり効率の良い成形方法によって大
量生産で安価に提供できることが望まれている。
【0011】例えばフェルール1の場合は、インサート
パイプ3の外径寸法は2.499±0.0005mm、
素線挿入孔5aの内径寸法は0.125mm、内外径の
同軸度はマルチモードで0.4μ以内(シングルモード
では1.4μ以内)、外径真円度は0.0005mm以
内、などの寸法精度及び同軸精度が要求される。
【0012】これらの要求に対して、基本的には先の提
案によってほぼ達成できたが、大量生産する上では歩留
まりの点でまだ十分とは言えない状態であり、更に検討
したところ、インサートパイプ外径に対する金型の内径
との間に数μのギャップがあって微少に変位すること、
内形を形成するためのインサートピンの中心が微少に変
位すること、によって同軸精度が損なわれることを解明
した。
【0013】そこで本発明では、フェルールなどのよう
に高い内外径寸法精度と同軸寸法精度を必要とする射出
成形品の製造において、特にインサートパイプの使用に
よって高い内外径寸法精度を確保した状態で、更に一段
と同軸寸法精度を高めた高性能・高品質な製品を、歩留
り効率の良い成形方法によって大量生産で安価に提供で
きるインサート成形方法及びインサート成形用金型装置
を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型装置内に
装着してパイプホルダーで外周を支持したインサートパ
イプに対し、射出成形を施して一体のインサート成形品
を製造するインサート成形方法であって、前記パイプホ
ルダーを常時は前記インサートパイプの外径より僅かに
拡径させておき、成形時には内径を縮径させて前記イン
サートパイプの外径を支持するように、前記パイプホル
ダーの内径を拡縮可能に制御する。(請求項1)
【0015】請求項1のインサート成形方法によると、
パイプホルダーが射出成形時におけるインサートパイプ
の変形を防止して真円度及び外径寸法精度の高い成形を
行うことができ、成形品をノックアウトする際にインサ
ートパイプに擦り傷を発生させて外径寸法の精度を低下
させる恐れも解消できると共に、長期間の使用でも摩耗
による内形寸法精度の低下が少なくて寸法精度を維持す
ることができる。
【0016】請求項1のインサート成形方法において、
前記パイプホルダー内に形成したドーナツ状の圧力調整
室に流体圧を供給し、当該パイプホルダーの内周面を僅
かに膨出させて拡縮を行う形態を採ることができる。
(請求項2)
【0017】請求項2のインサート成形方法によると、
インサートパイプの外周を均一に支持することができる
ので、真円度を損なうことがなく、また内径寸法の僅か
な拡縮を容易且つ正確に制御することができると共に、
金型装置で使用している油圧を利用した簡単で安価な構
成を採ることが可能である。
【0018】他の本発明は、金型装置内に装着してパイ
プホルダーで外周を支持したインサートパイプに対し、
射出成形を施して一体のインサート成形品を製造するイ
ンサート成形方法であって、前記インサートパイプの軸
心に成形品の軸心孔を形成するコアピンを、前記金型内
においてXY方向に微調整し、前記インサートパイプに
対する軸心孔の位置決めを行う。(請求項3)
【0019】請求項3のインサート成形方法によると、
コアピンをインサートパイプの軸心に心出しして、成形
品の軸心孔を正確に形成することができ、インサートパ
イプの外径に対する軸心孔の同軸精度を高めることがで
きる。
【0020】請求項3のインサート成形方法において、
前記コアピンの一端側を装着したピンホルダーに位置調
整駒を係合させ、当該位置調整駒のXY方向に弾性スペ
ーサーを装着して対向位置からの押圧でコアピンを位置
決めする形態を採ることができる。(請求項4)
【0021】請求項4のインサート成形方法によると、
押圧側はコアピンを直接ではなく位置調整駒を介して押
圧しているので、微細なコアピンであっても損傷させる
恐れがなく、また受け側に設けた弾性スペーサは押圧に
よって圧縮して適度な弾性状態で位置調整駒を支持する
と共に、押圧力を緩めると復元力するので、微少な位置
決めが可能である。
【0022】請求項3又は4のインサート成形方法にお
いて、可動側金型から固定側金型を取り外し、この固定
側金型上に計測手段を設け、前記コアピンの位置をコア
ピンの位置を計測しながら位置決めを行う形態を採るこ
とができる。(請求項5)
【0023】請求項5のインサート成形方法によると、
光学顕微鏡などの計測手段によってコアピンの位置を確
認しながら、所望の軸心位置に容易且つ正確に位置決め
を行うことが可能である。
【0024】他の本発明は、金型装置内に装着してパイ
プホルダーで外周を支持したインサートパイプに対し、
射出成形を施して一体のインサート成形品を製造するイ
ンサート成形方法であって、前記パイプホルダーを常時
は前記インサートパイプの外径より僅かに拡径させてお
き、成形時には内径を縮径させて前記インサートパイプ
の外径を支持するように、前記パイプホルダーの内径を
拡縮可能に制御すると共に、前記インサートパイプの軸
心に成形品の軸心孔を形成するコアピンを、前記金型内
においてXY方向に微調整し、前記インサートパイプに
対する軸心孔の位置決めを行う。(請求項6)
【0025】請求項6のインサート成形方法は、請求項
1と請求項3の双方を兼ね備えたものであって、双方の
作用効果を発揮してインサートパイプの真円度及びイン
サートパイプに対する軸心孔の同軸寸法精度が向上する
ので、フェルールなどのような精密なインサート成形品
を成形するのに好適である。
【0026】請求項6のインサート成形方法において、
前記パイプホルダーに形成したドーナツ状の圧力調整室
に流体圧を供給し、当該パイプホルダーの内周面を僅か
に膨出させて拡縮を行うと共に、前記コアピンの一端側
を支持したピンホルダーに位置調整駒を係合させ、当該
位置調整駒のXY方向に弾性スペーサーを装着して対向
位置からの押圧でコアピンを位置決めする形態を採るこ
とができる。(請求項7)
【0027】請求項7のインサート成形方法は、請求項
2と請求項4の双方を兼ね備えたものであって、インサ
ートパイプの真円度及びインサートパイプに対する軸心
孔の同軸寸法精度の双方に有効である。
【0028】請求項1〜7のインサート成形方法におい
て、前記インサート成形品は、インサートパイプの軸心
に光ファイバ端末を装着する軸心孔を設けた樹脂製のフ
ェルール本体を形成すると共に、当該インサートパイプ
に形成された樹脂注入孔を介してフェルール本体の中間
部外周から突出形成された樹脂製のフランジ部とを備え
たフェルールである形態を採ることができる。(請求項
8)
【0029】請求項8のインサート成形方法によると、
本件出願人による先の提案のフェルールが課題としてい
た、インサートパイプの真円度及びインサートパイプに
対する軸心孔の同軸寸法精度が改善されるので、現行の
シングルモード及びマルチモードの双方に有効であっ
て、将来の需要が見込まれるハーフサイズのフェルール
には好適である。
【0030】他の本発明は、金型装置内に装着してパイ
プホルダーで外周を支持したインサートパイプに対し、
射出成形を施して一体のインサート成形品を製造するイ
ンサート成形用金型装置であって、前記パイプホルダー
の内径を常時は拡径して成形時には縮径する態様で、前
記パイプホルダーを制御して前記インサートパイプを係
脱可能に支持するパイプ保持手段を設けたことである。
(請求項9)
【0031】請求項9のインサート成形用金型装置によ
ると、真円度及び外径寸法精度の高いインサート成形品
を、歩留まりが良い状態で容易に製造することが可能で
あって、金型の損耗も少なくて長期間に渡って安定した
成形品の製造を維持することが可能である。
【0032】請求項9のインサート成形用金型装置にお
いて、前記パイプ保持手段は、ドーナツ状の圧力調整室
を形成すると共に、常時は前記インサートパイプの外径
より僅かに拡径させた状態で前記固定側金型内に設けた
パイプホルダーと、この圧力調整室に対して成形時に加
圧流体を供給して内周面の膨出で縮径させ、前記インサ
ートパイプの外周を支持させる流体圧手段である形態を
採ることができる。(請求項10)
【0033】請求項10のインサート成形用金型装置に
よると、インサートパイプの外周を均一に支持して真円
度が確保されるが、既存の金型装置に対してパイプホル
ダーに圧力調整室を設けると共に、油圧回路の一部に変
更を加える程度で、パイプ保持手段が付加された金型装
置を容易且つ安価に提供することが可能である。
【0034】他の本発明は、金型装置内に装着してパイ
プホルダーで外周を支持したインサートパイプに対し、
射出成形を施して一体のインサート成形品を製造するイ
ンサート成形用金型装置であって、軸心孔を形成するコ
アピンの上端側をXY方向に沿って変位させて、前記イ
ンサートパイプの軸心に位置決めする心出し手段を設け
たことである。(請求項11)
【0035】請求項11のインサート成形用金型装置に
よると、心出し手段が金型内に組み込まれているので、
金型を分解することなく外部からコアピンの位置決めを
行うことが可能である。
【0036】請求項11のインサート成形用金型装置に
おいて、前記心出し手段は、前記コアピンの上端側を装
着して固定側金型内に設けたピンホルダーと、このピン
ホルダーの外周を支持する態様で係合させた位置調整駒
と、この位置調整駒のXY方向に沿って装着した弾性ス
ペーサ部材と、この弾性スペーサ部材の対向位置から前
記位置調整駒を押圧する位置調整手段である形態を採る
ことができる。(請求項12)
【0037】請求項12のインサート成形用金型装置に
よると、心出し手段が固定側金型に設けられているの
で、可動側金型から取り外した状態にして、光学顕微鏡
その他の計測手段を用いてコアピンの位置を確認しなが
ら位置決めを容易に行うことが可能である。
【0038】他の本発明は、金型装置内に装着してパイ
プホルダーで外周を支持したインサートパイプに対し、
射出成形を施して一体のインサート成形品を製造するイ
ンサート成形用金型装置であって、前記パイプホルダー
の内径を常時は拡径して成形時には縮径する態様で、前
記インサートパイプを係脱可能に支持するパイプ保持手
段を設けると共に、軸心孔を形成するコアピンの上端側
をXY方向に沿って変位させて、前記インサートパイプ
の軸心に位置決めする心出し手段を設けたことである。
(請求項13)
【0039】請求項13のインサート成形用金型装置に
よると、請求項9と請求項11の双方の作用効果を併せ
持つことができ、インサートパイプの真円度及びインサ
ートパイプに対する軸心孔の同軸寸法精度を向上させた
インサート成形品を、歩留まりが良い状態で大量且つ安
価に製造することが可能である。
【0040】請求項13のインサート成形用金型装置に
おいて、前記インサート成形品はフェルールであって、
軸方向の中間部外周に樹脂注入孔を設けたインサートパ
イプを支持するために、前記パイプ保持手段を備えたパ
イプホルダーを設けると共に、光ファイバ端末の挿入孔
となる軸心孔を形成するコアピンの上端側を位置決めす
るために、前記心出し手段を備えた位置調整駒を設けた
形態を採ることができる。(請求項14)
【0041】請求項14のインサート成形用金型装置に
よると、本件出願人による先の提案における効果に加
え、インサートパイプの真円度及びインサートパイプに
対する軸心孔の同軸寸法精度を改善しフェルールを、歩
留まりが良い状態で大量且つ安価に製造することが可能
である。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、本発明によるインサート
成形方法及びインサート成形用金型装置に付いて、フェ
ルールを実施対象とした好適な実施形態を添付図面に基
づいて詳細に説明するが、図3はインサート成形用金型
装置の要部縦断面図を、図4はインサート成形用金型装
置の要部横断面図を、図5は図4の部分拡大断面図を、
それぞれ示す。
【0043】実施対象となるフェルール1は、先に図1
及び図2で説明した構成を有し、その構成材料としてフ
ェルール本体2とフランジ部4には、熱収縮が少なくて
寸法精度が高いこと、大きな機械的強度と剛性が得られ
ること、耐熱性があって経時変化が少ないこと、高流動
性でバリの発生が少なく射出成形性に優れていること、
等の要件に適合する樹脂材としては、例えば液晶ポリマ
ー(LCP)やポリフェニレンサルファイド(PPS)
などの使用が可能である。
【0044】インサートパイプ3の材質としては、熱収
縮が少なくて寸法精度が高いこと、機械的強度と剛性が
得られること、耐熱性に優れ経時変化が少ないこと、加
工及び表面研磨ができること、等の要件に適合するパイ
プ材として、例えばステンレス材(SUS)を含むその
他の硬質金属材やジルコニアなどのセラミック類などの
使用が可能である。
【0045】フェルール1を製造する金型装置10は、
固定側取付板11及び固定側型板12に固定側入子13
が装着された固定側金型10Aに対し、受け板14及び
可動側型板15に可動側入子16が装着された可動側金
型10Bが、金型分割面(P.L)を境に対向状に配備
されている。
【0046】固定側金型10Aには、インサートパイプ
3の外周面を支持するパイプホルダー17と、フェルー
ル1に素線挿入孔5aを形成する第1コアピン18を支
持するピンホルダー19と、ピンホルダー22が装着さ
れた位置調整駒20とが、固定側入子13内に収容され
て押さえ駒21によって蓋がされており、インサートパ
イプ3と第1コアピン18との間に、フェルール本体2
を形成するキャビテイC1の一部が設けられている。
【0047】可動側金型10Bには、フェルール1に心
線挿入孔5b及び被覆挿入孔5cを形成する第2コアピ
ン22が装着されたピンホルダー23と、第2コアピン
22の外周囲を取り囲むキュビティブロック24とが、
可動側入子16内に収容されており、インサートパイプ
3及びキュビティブロック24と第2コアピン22との
間にフェルール本体2を形成するキャビテイC1の一部
が設けられていると共に、可動側入子16の上面側には
インサートパイプ3との間でフェルール1にフランジ部
4を形成するキャビティC2が設けられている。
【0048】固定側金型10Aに可動側金型10Bを型
締めした際には、金型分割面(P.L)である固定側入
子13の下面と可動側入子16の上面とが接合するが、
金型分割面(P.L)には前記フランジ部4形成用のキ
ャビティC2に対して、放射状のゲート25を介して連
通する環状ランナー26が設けられ、ランナー26には
射出成型機ノズルからスプールSPを介して成形樹脂材
が供給される。
【0049】また、型締めした際には第1コアピン18
の下端側と第2コアピン22の上端とが嵌合接続され、
各コアピン18,22の外周に確保されたフェルール本
体2形成用キャビテイC1は、インサートパイプ3の樹
脂注入孔7を介してフランジ部4形成用のキャビティC
2に連通されているので、射出成型機ノズルから成形樹
脂材が供給されると、インサートパイプ3が埋設された
一体のフェルール1を射出成形することができる。
【0050】以上で説明したように、基本的には先に提
案したフェルールとその成形方法に準拠しており、イン
サートパイプ3及びコアピン18,22の使用などによ
って、内外径の寸法精度及び外径真円度が確保される
が、残された課題に対してインサートパイプの保持手段
と軸心孔の心出し手段に新たな改善を加えて、一段と高
い同軸寸法精度と外周面平滑度にしたインサート成形品
を、歩留まり良く安価で且つ生産性を高めた状態で製造
できるようにした。
【0051】課題の第一は、インサートパイプ3の外径
に対してその保持部材であるパイプホルダー17の内径
に寸法の余裕がある設定では、成形時にインサートパイ
プ3が金型内で微少に変位して同軸寸法精度が損なわ
れ、逆に寸法の余裕がない設定では、インサートパイプ
3の挿着時及び成形後にフェルール1をノックアウトす
る際に、パイプホルダー17との間で摩擦を生じ、イン
サートパイプ3の外周面又はパイプホルダー17の内周
面に損傷を与えるので、これを両立するように改善する
ことである。
【0052】その対策手段は、インサートパイプ3の挿
着時及び成形後にフェルール1をノックアウトする際に
は、パイプホルダー17の内径に対してインサートパイ
プ3の外径が遊嵌する状態に拡径させておき、成形時に
はパイプホルダー17の内径を縮径させてインサートパ
イプ3を所定位置で確実に保持するように、パイプホル
ダー17の内径を拡縮状態に制御させたことである。
【0053】具体的には、パイプホルダー17内に全周
的にドーナツ状の圧力調整室27を設けると共に、圧力
調整室27に油圧などの流体圧を供給するように流体圧
流路28を介して流体圧源に接続させ、インサートパイ
プ3の挿着時及びノックアウト時を含む常時は圧力調整
室27に対する流体圧の供給を停止して減圧状態にして
おき、加圧成形時には圧力調整室27に流体圧を供給し
て増圧状態にするように圧力制御を行い、増圧した際に
パイプホルダー17の内壁面を内側へ僅かに膨出させて
内径を縮径させ、インサートパイプ3の外周面を圧接状
態で狭持するようにした。
【0054】これにより、金型内でインサートパイプ3
は微少な変位が発生しないように確実に所定位置に保持
され、コアピン18,22が形成する軸心孔5との同軸
寸法精度を向上させると共に、インサートパイプ3の挿
着時及び成形後にフェルール1をノックアウトする際に
は、インサートパイプ3の外周面及びパイプホルダー1
7の内周面に対する損傷を防止し、且つインサートパイ
プ3の外周面平滑度を向上させることができる。
【0055】なお、パイプホルダー17を拡縮させる圧
力制御には金型装置の油圧回路を利用することが可能で
あり、少なくとも射出成形を行う以前(例えば型締めす
る直前)に加圧状態にすると共に、少なくとも製品をノ
ックアウトする以前(型開きする直前)に減圧状態にす
るように、成形作業に連動させて加圧及び減圧が行わ
れ、加圧時の油圧は約14.7MPa(150Kg/c
2 )以下で、加圧時の変形量は数μ程度にすることが
望ましい。
【0056】課題の二は、インサートパイプ3の外径に
対して軸心孔5の同軸寸法精度を向上させることであっ
て、そのためには軸心孔5の形成用に装着するコアピン
18,22の位置、特にファイバ被覆を挿通して保持す
る素線挿入孔5aはフェルール1の品質を決定する重要
な要素であるから、これを形成するための第1コアピン
18は軸心へ正確に位置決めする必要があり、この位置
決め作業を容易に行うことが可能なように改善すること
である。
【0057】その対策手段として、第1コアピン18が
装着された位置調整駒20と、位置調整駒20を収容す
る固定側入子13の間に、弾性を有するスペーサ部材2
9を複数適所に介在させると共に、スペーサ部材29の
対向位置から位置調整具30で位置調整駒20を押圧し
てX軸及びY軸方向に移動させ、第1コアピン18の軸
心を予め設定した基準位置に調整する位置設定手段を設
けている。
【0058】具体的には、方形状をした位置調整駒20
の少なくとも直交する2辺に硬質ウレタンや板ばねなど
の弾性を有するスペーサ部材29を装着させると共に、
その対向位置に設けた位置調整穴33に押圧摺動体31
を収容させ、例えば30μ以内の微細な位置調整が可能
なマイクロヘッドなどの位置調整具30で、押圧摺動体
31を押圧操作しながら計測手段で設定した基準位置に
位置調整を行う。
【0059】位置調整を行う際には、可動側金型10B
から取り外した固定側金型10Aを天地逆位の状態に
し、その上に位置計測手段として例えば光学顕微鏡を載
置させて軸心が予め設定した基準位置に合致するよう
に、位置調整具30で位置調整駒20をスペーサ部材2
9の弾性力に抗して押圧してXY方向へ調整するが、こ
の場合にはインサートパイプ3が装着されていない状態
におけるパイプホルダー17の内径寸法の中心に、第1
コアピン18が位置するように調整を行う。
【0060】調整された基準位置は、位置調整穴33と
直交状に設けた固定穴34に収容した例えばロックねじ
などの固定具32で押圧摺動体31を固定することで位
置が固定されるので、マイクロヘッドなどの位置調整具
30を取り外した後に試圧成形を行い、その試圧成形品
の寸法精度及び同心度の計測を光学顕微鏡などによって
チェックし、修正を必要とする場合には先の位置調整を
再度行う。
【0061】これにより、従来技術のように金型の精度
(部品及び組立)のみに依存しないで第1コアピン18
の位置決め精度は著しく改善されて、インサートパイプ
3の外径に対する同軸精度を向上させることができるの
で、製品の品質が向上して歩留まりの良い状態で大量且
つ安価に製造することが可能になる。
【0062】また、位置決め調整を外部から行うことが
できるので、従来技術のように金型を分解して位置決め
調整後に再度組立を行う必要もなく、金型が多少の摩耗
を生じた際などにも再度の位置決め調整によって補正す
ることができる。
【0063】なお、以上の実施形態ではフェルールを実
施対象として説明したが、インサートパイプに射出成形
を施したその他のインサート成形品であって、特に外径
寸法精度や外径の真円度を必要としたり、外径に対する
軸心孔の同軸寸法精度を必要とする他のインサート成形
品にも適用することが可能である。
【0064】また、説明した実施形態以外にも要旨の範
囲内で各種の形態を採り得るものであって、一例を挙げ
ると、位置計測手段に用いた光学顕微鏡にコンピュータ
を接続して、ディスプレイにデジタル表示させることで
計測を容易にすると共に、蓄積した計測データを分析し
て生産管理に利用することも可能である。
【0065】更には、位置調整手段として用いた押圧摺
動体とマイクロヘッドを一体にして使用することや、マ
イクロヘッドの代わりにサーボモータにリードスクリュ
ーやギヤーなどを組み合わせて、自動的に位置調整を行
うことができる形態を採ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】の製造を本発明のインサート成形方法及びイン
サート成形用金型装置が実施対象とするの一つであるフ
ェルールの斜視図。
【図2】図1のフェルールの長手方向に沿った中央縦断
面図。
【図3】インサート成形品にフェルールを実施対象とし
て、本発明のインサート成形方法及びインサート成形用
金型装置を適用した実施形態による、金型装置の要部縦
断面図。
【図4】同じく要部横断面図。
【図5】図3の部分拡大図。
【符号の説明】
1 フェルール 2 フェルール本体 3 インサートパイプ 4 フランジ部 5 軸心孔 5a 素線挿入孔 5b 心線挿入孔 5c 被覆挿入孔 6,7 樹脂注入孔 10 金型装置 10A 固定側金型 10B 可動側金型 11 固定側取付板 12 固定側型板 13 固定側入子 14 受け板 15 可動側型板 16 可動側入子 17 パイプホルダー 18 第1コアピン 19 ピンホルダ(第1コアピン用)ー 20 位置調整駒 21 押さえ駒 22 第2コアピン 23 ピンホルダー(第2コアピン用) 24 キャビティブロック 25 ゲート 26 環状ランナー 27 圧力調整室 28 流体圧流路 29 スペーサ部材 30 位置調整具(マイクロヘッド) 31 押圧摺動体 32 固定具 33 位置調整穴 34 固定穴 C1,C2 キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三谷 健一 東京都品川区大崎3−4−14 Fターム(参考) 4F202 AD03 AD12 AG03 AG08 AG28 AH77 CA11 CB01 CB12 CK43 CK74 CK82 CL02 CQ01 CQ07 4F206 AD03 AD12 AG03 AG08 AG28 AH77 JA07 JB12 JF05 JL02 JM02 JQ81 JT07 JT21

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型装置内に装着してパイプホルダーで
    外周を支持したインサートパイプに対し、射出成形を施
    して一体のインサート成形品を製造するインサート成形
    方法であって、前記パイプホルダーを常時は前記インサ
    ートパイプの外径より僅かに拡径させておき、成形時に
    は内径を縮径させて前記インサートパイプの外径を支持
    するように、前記パイプホルダーの内径を拡縮可能に制
    御することを特徴としたインサート成形方法。
  2. 【請求項2】 前記パイプホルダー内に形成したドーナ
    ツ状の圧力調整室に流体圧を供給し、当該パイプホルダ
    ーの内周面を僅かに膨出させて拡縮を行う請求項1に記
    載したインサート成形方法。
  3. 【請求項3】 金型装置内に装着してパイプホルダーで
    外周を支持したインサートパイプに対し、射出成形を施
    して一体のインサート成形品を製造するインサート成形
    方法であって、前記インサートパイプの軸心に成形品の
    軸心孔を形成するコアピンを、前記金型内においてXY
    方向に微調整し、前記インサートパイプに対する軸心孔
    の位置決めを行うことを特徴としたインサート成形方
    法。
  4. 【請求項4】 前記コアピンの一端側を装着したピンホ
    ルダーに位置調整駒を係合させ、当該位置調整駒のXY
    方向に弾性スペーサーを装着して対向位置からの押圧で
    コアピンを位置決めする請求項3に記載したインサート
    成形方法。
  5. 【請求項5】 可動側金型から固定側金型を取り外し、
    この固定側金型上に計測手段を設け、前記コアピンの位
    置を計測しながら位置決めを行う請求項3又は4に記載
    したインサート成形方法。
  6. 【請求項6】 金型装置内に装着してパイプホルダーで
    外周を支持したインサートパイプに対し、射出成形を施
    して一体のインサート成形品を製造するインサート成形
    方法であって、前記パイプホルダーを常時は前記インサ
    ートパイプの外径より僅かに拡径させておき、成形時に
    は内径を縮径させて前記インサートパイプの外径を支持
    するように、前記パイプホルダーの内径を拡縮可能に制
    御すると共に、前記インサートパイプの軸心に成形品の
    軸心孔を形成するコアピンを、前記金型内においてXY
    方向に微調整し、前記インサートパイプに対する軸心孔
    の位置決めを行うことを特徴としたインサート成形方
    法。
  7. 【請求項7】 前記パイプホルダーに形成したドーナツ
    状の圧力調整室に流体圧を供給し、当該パイプホルダー
    の内周面を僅かに膨出させて拡縮を行うと共に、前記コ
    アピンの一端側を支持したピンホルダーに位置調整駒を
    係合させ、当該位置調整駒のXY方向に弾性スペーサー
    を装着して対向位置からの押圧でコアピンを位置決めす
    る請求項6に記載したインサート成形方法。
  8. 【請求項8】 前記インサート成形品は、インサートパ
    イプの軸心に光ファイバ端末を装着する軸心孔を設けた
    樹脂製のフェルール本体を形成すると共に、当該インサ
    ートパイプに形成された樹脂注入孔を介してフェルール
    本体の中間部外周から突出形成された樹脂製のフランジ
    部とを備えたフェルールである請求項1〜7のいずれか
    に記載したインサート成形方法。
  9. 【請求項9】 金型装置内に装着してパイプホルダーで
    外周を支持したインサートパイプに対し、射出成形を施
    して一体のインサート成形品を製造するインサート成形
    用金型装置であって、前記パイプホルダーの内径を常時
    は拡径して成形時には縮径する態様で、前記パイプホル
    ダーを制御して前記インサートパイプを係脱可能に支持
    するパイプ保持手段を設けたことを特徴としたインサー
    ト成形用金型装置。
  10. 【請求項10】 前記パイプ保持手段は、ドーナツ状の
    圧力調整室を形成すると共に、常時は前記インサートパ
    イプの外径より僅かに拡径させた状態で前記固定側金型
    内に設けたパイプホルダーと、この圧力調整室に対して
    成形時に加圧流体を供給して内周面の膨出で縮径させ、
    前記インサートパイプの外周を支持させる流体圧手段で
    ある請求項9に記載したインサート成形用金型装置。
  11. 【請求項11】 金型装置内に装着してパイプホルダー
    で外周を支持したインサートパイプに対し、射出成形を
    施して一体のインサート成形品を製造するインサート成
    形用金型装置であって、軸心孔を形成するコアピンの上
    端側をXY方向に沿って変位させて、前記インサートパ
    イプの軸心に位置決めする心出し手段を設けたことを特
    徴としたインサート成形用金型装置。
  12. 【請求項12】 前記心出し手段は、前記コアピンの上
    端側を装着して固定側金型内に設けたピンホルダーと、
    このピンホルダーの外周を支持する態様で係合させた位
    置調整駒と、この位置調整駒のXY方向に沿って装着し
    た弾性スペーサ部材と、この弾性スペーサ部材の対向位
    置から前記位置調整駒を押圧する位置調整手段である請
    求項11に記載したインサート成形用金型装置。
  13. 【請求項13】 金型装置内に装着してパイプホルダー
    で外周を支持したインサートパイプに対し、射出成形を
    施して一体のインサート成形品を製造するインサート成
    形用金型装置であって、前記パイプホルダーの内径を常
    時は拡径して成形時には縮径する態様で、前記インサー
    トパイプを係脱可能に支持するパイプ保持手段を設ける
    と共に、軸心孔を形成するコアピンの上端側をXY方向
    に沿って変位させて、前記インサートパイプの軸心に位
    置決めする心出し手段を設けたことを特徴としたインサ
    ート成形用金型装置。
  14. 【請求項14】 前記インサート成形品はフェルールで
    あって、軸方向の中間部外周に樹脂注入孔を設けたイン
    サートパイプを支持するために、前記パイプ保持手段を
    備えたパイプホルダーを設けると共に、光ファイバ端末
    の挿入孔となる軸心孔を形成するコアピンの上端側を位
    置決めするために、前記心出し手段を備えた位置調整駒
    を設けた請求項13に記載したインサート成形用金型装
    置。
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CN116834230A (zh) * 2023-08-31 2023-10-03 成都宝利根创科电子有限公司 微细针管嵌塑成型模具结构

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