JP2004029225A - 多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法 - Google Patents

多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多芯フェルールをより小形化することを可能にすると共に、射出成形する際にコアピンが折れたり曲がったりすることを防止し、高精度な多芯フェルールを安価で且つ容易に製造することを主たる目的とした多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法である。
【解決手段】外筒を形成するインサートパイプ3内に、射出成形した樹脂成形部2を一体に設け、樹脂成形部2には前方側の軸心に光ファイバの2芯以上の各心線部を挿入する心線挿入孔4aを設けると共に、後方側の軸心に光ファイバの被覆部を挿入する被覆挿入孔4cを設け、前記心線挿入孔4aは円形断面をした各心線挿入孔4a,4aを隣接した円繋ぎ形状で並設した。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2本以上の複数本の光ファイバ芯線を装着する多芯フェルールと、この多芯フェルールを射出成形する製造方法であって、光半導体モジュール用のフェルールや、光ファイバ相互間の突き合わせ接続用のフェルールなどに利用できる多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のフェルールでは、単芯又は多芯を問わずに高精密な寸法精度が要求され、特に前方側の外径寸法精度及び軸心と外径寸法との同軸度を高める必要があるので、主としてジルコニア製のフェルールが使用されており、ジルコニア粉末と樹脂材の混合材料を射出成形や圧縮成形した成形品を焼成した後に、ダイヤモンド研磨材などを用いて仕上げ加工を行っている。
【0003】
ジルコニア製のフェルールは、寸法精度などの性能面では十分に仕様を満足させることができるが、加工が容易でないので量産化や低価格化に適しておらず、今後益々需要の増加が見込まれるフェルールに対応することが困難であることから、量産化や低価格化が可能な熱可塑性樹脂材の射出成形による樹脂製フェルールの開発が期待されている。
【0004】
樹脂製フェルールは、ジルコニア製に比べて加工が容易で量産化や低価格化には適しているが、射出成形後における樹脂材の熱収縮などによって、前方側の外径寸法精度及び軸心と外径寸法との同軸度が損なわれる恐れがあり、寸法精度などの性能面での課題があると共に、ファイバ芯線の挿通孔を形成する極細ピンが成形樹脂材の射出圧力により、折れたり曲がったりする課題があった。
【0005】
この樹脂製フェルールの課題である寸法精度を高めるために、例えば特開2000−84974号公報及び特開2001−96570号公報には、極細の光ファイバー心線を挿入する心線挿入孔を軸心に形成した前方側の外周に、少なくとも中間部に形成したフランジ部まで延在させて金属製のインサートパイプを装着したフェルールとその製造方法が開示されている。
【0006】
この樹脂製フェルールの製造は、フランジ部に適合する位置に樹脂注入用の連通孔を設けたインサートパイプを金型内に装着すると共に、光ファイバー端末の心線及び被覆に対する挿入孔を形成するためのコアピンを軸心に設け、連通孔の近傍に設けたゲートから連通孔を介して成形樹脂材を注入し、フランジ部を含むフェルール全体が射出成形で一体成形される。
【0007】
この樹脂製フェルールによると、インサートパイプを装着して射出成形したことで前方側外周の真円度が確保され、外形寸法精度と同軸度を高めると共に、外周に被着したスリーブを介して相手方のフェルールと連結する際の整合性が向上し、軸心の心線挿入孔に挿入した光ファイバー心線に対する位置決め精度も向上するので、伝送ロスを少なくできるなどの効果が期待できる。
【0008】
また、2芯以上の多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法については、例えば特許第3005754号公報、特開2001−356240号公報、特開2002−14254号公報などに開示されているような、各種の提案がなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
今後の光通信は、一般家庭にも導入されて伝送量の増加や双方向通信の普及が見込まれるので、フェルールは益々多芯化及び小形化が進んで高精密になると共に、量産化と低コスト化が要求されてくることが予想され、従来技術によるフェルールではこれらの要求に対応することが困難であった。
【0010】
例えば、特開2000−84974号公報及び特開2001−96570号公報に開示された従来技術をそのまま多芯フェルール適用した場合には、多数の光ファイバ芯線を装着するフェルールの心線挿入孔を、離間させた状態で平行状に配置させることになるので、小形化するのには限界があり、より多芯化及び小形化が進ん際には対応することが困難であること。
【0011】
また、樹脂成形する際には多数の心線挿入孔を形成するために多数のコアピンを並設することになるので、単芯の場合よりコアピンの折れ又は曲がりが発生し易くなり、各コアピンの平行度が維持されないと寸法精度を低下させると共に、製品性能にバラツキを生じ、コアピンの品質管理を厳格にすると生産性を低下させる恐れがある。
【0012】
また、フランジ部の前方側の軸心に光ファイバの心線部を挿入する心線挿入孔を設けると共に、フランジ部の後方側の軸心に光ファイバの被覆部を挿入する被覆挿入孔を設けたSC形フェルール全体を一体に射出成形した場合には、キャビティが大きくなり且つ流路も長くなって、コスト上及び性能上で各種の弊害が生ずる。
【0013】
例えば、フランジ部の前方側は高精度を必要とするので、樹脂成形材の中でも高価な液晶ポリマーなどの使用するが、必ずしも高精度を必要としないフランジ部の後方側は安価な汎用のエンジニアリングプラスチックでも良いところを、全体に高価な液晶ポリマーなどを使用することになり、コストアップになる。
【0014】
また、流路が長くなる成形樹脂材及び金型の温度差が大きくなり、流動性が不均一になったりアンバランスな熱収縮が生じて寸法精度を低下させると共に、特に流路の終端側になるフェルールの先端部には、最初に流入してスラッグ状態の成形樹脂材が充填され、これによりフローマークやひけなどを生じて心線挿入孔の内径面が歪み、外径を保持するインサートパイプとの同軸度が得らなくなる恐れがある。
【0015】
次に、特許第3005754号公報、特開2001−356240号公報、特開2002−14254号公報に開示された従来技術の場合には、光ファイバの2芯線を装着するフェルールの心線挿入孔を、離間させた状態で平行状に配置させているので、小形化するのには限界があり、より多芯化及び小形化が進ん際には対応することが困難である。
【0016】
しかも、特許第3005754号公報及び特開2001−356240号公報のフェルールは、三元金属などで金属射出成形した円筒形スリーブに、粉末ジルコニアを焼結して形成したキャピラリを圧入するか、全体を三元金属などで金属射出成形して製造しているので、成形後における焼結や脱脂及び研磨処理などに多くの時間と経費を要し、樹脂製フェルールに比べて高価になる。
【0017】
さらに、特開2002−14254号公報のフェルールは、樹脂成形したキャピラリを金属スリーブ内に装着して製造しているので、キャピラリの心線挿入孔を樹脂成形する際におけるコアピンの折れ又は曲がりの問題や、熱収縮によって寸法精度が低下する問題や、別体のキャピラリを金属スリーブに組み付ける際の寸法精度及び接合強度の問題など、解決を必要とする課題が残されている。
【0018】
そこで本発明は、これら従来技術の課題を解決し得る多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法を提供するものであり、特に多芯フェルールをより小形化することを可能にすると共に、射出成形する際にコアピンが折れたり曲がったりすることを防止し、高精度な多芯フェルールを安価で且つ容易に製造することを主たる目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明による多芯フェルールは、外筒を形成するインサートパイプ内に、射出成形した樹脂成形部を一体に設け、樹脂成形部には前方側の軸心に光ファイバの2芯以上の各心線部を挿入する心線挿入孔を設けると共に、後方側の軸心に光ファイバの被覆部を挿入する被覆挿入孔を設け、前記心線挿入孔は円形断面をした各心線挿入孔を隣接した円繋ぎ形状で並設した。
【0020】
この多芯フェルールでは、円形断面をした隣接する各心線挿入孔を円繋ぎ形に形成することによって、外径を小さくして今後に予想されるフェルールの多芯化及び小形化に適合することができる。
【0021】
前記多芯フェルールにおけるインサートパイプには、後端側の外周に凹部又は凸部で形成した係止部を設けた形態を採ることができる。
【0022】
この形態による多芯フェルールでは、インサートパイプに係止部を設けたことによって、半導体モジュールに使用した場合には係止部をマジックハンドで保持して光軸の位置決め調整を容易に行ったり、係止部を接合部にしてインサート成形を行ってSC形又はST形の多芯フェルールを製造することができる。
【0023】
前記前記多芯フェルールにおけるインサートパイプには、薄肉状に形成した小径円筒部を先端に設け、この小径円筒部は端面を含む内外周が前記樹脂成形部中に埋設されると共に、小径円筒部の外周側が成形樹脂材の溜まり部を形成した形態を採ることができる。
【0024】
この形態による多芯フェルールでは、心線挿入孔から離れた小径円筒部の外周側にある溜まり部に、最初に流入したスラッグ状の成形樹脂材を収容させることにより、心線挿入孔の周辺ではフローマークやひけなどを生じ難くなって、心線挿入孔の内径面における歪みを改善することができる。
【0025】
前記多芯フェルールにおけるインサートパイプは、内径を縮径して形成した前方側の筒状部分と、内径を拡径して形成した後方側の筒状部分が、テーパ筒状部分を介して一体に接合され、前方側の筒状部分には心線挿入孔を形成する小径円筒部を設け、後方側の筒状部分には被覆挿入孔を形成する大径円筒部を設け、テーパ筒状部分には光ファイバの心線部を心線挿入孔に案内するテーパ部を設けた形態を採ることができる。
【0026】
この形態による多芯フェルールでは、小径円筒部に心線挿入孔を形成することによって、成形後における熱収縮で心線挿入孔の寸法精度が低下するのを防止できると共に、テーパ部を設けたことによって、光ファイバの芯線部を心線挿入孔に容易に案内することができる。
【0027】
前記多芯フェルールにおけるインサートパイプは、ステンレスパイプで形成した形態を採ることができる。
【0028】
この形態による多芯フェルールでは、従来技術によるジルコニアなどに比べて安価で加工が容易なステンレス材をインサート部品として、高精度で大量生産することが可能である。
【0029】
本発明による多芯フェルールの製造方法は、射出成形金型内に外筒を形成するインサートパイプを装着させ、インサートパイプの軸心には光ファイバの被覆挿入孔を形成する第2コアピンと、被覆挿入孔に連通する2芯以上の心線挿入孔を形成する第1コアピンを装着し、前記第1コアピンは金型に装着したピンホルダーで一端側を支持し、隣接する各第1コアピンの内面を接触状態で平行状に突設させると共に、他端側を第2コアピンの先端と着脱可能に嵌合させ、第1及び第2コアピンとインサートパイプで形成したキャビティ内に樹脂成形材を充填して樹脂成形部を一体成形した。
【0030】
この多芯フェルールの製造方法では、隣接する各第1コアピンの内面を接触状態で平行状に突設させたことによって、隣接する各第1コアピンがお互いに支え合いながら、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止できるので、生産管理を容易にして均一な精度で大量生産が可能である。
【0031】
前記多芯フェルールの製造方法におけるキャビテイは、インサートパイプの前方側内周と第1コアピン間に、狭い流路で小径円筒部用キャビティを形成すると共に、インサートパイプ後方側内周と第2コアピン間に、広い流路で大径円筒部用キャビティを形成し、両キャビティ間に小径円筒部用キャビティの中央に流路を絞り込むテーパ部用キャビティを設けた形態を採ることができる。
【0032】
この多芯フェルールの製造方法では、成形樹脂材の流路をテーパ部用キャビティで中央に絞り込むようにしているので、隣接する各第1コアピンは成形樹脂材によって接触する方向に付勢されてお互いに支え合い、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止することができる。
【0033】
また、インサートパイプの前方側内周と第1コアピン間に、狭い流路で小径円筒部用キャビティを形成することにより、射出圧力を高くしないで射出速度を速くすることができるので、射出圧力の第1コアピンに対するダメージを軽減して折れたり曲がったりすることを防止すると共に、金型温度を均一にして熱収縮を軽減することができる。
【0034】
前記多芯フェルールの製造方法におけるキャビテイは、インサートパイプの先端を縮径した小径筒状部を形成すると共に、金型内には小径筒状部を囲繞するキャビティブロックを装着させ、小径筒状部の外周側に溜まり部用キャビティを形成し、成形樹脂材が小径筒状部の先端を迂回して外周側にあるが溜まり部に流動するようにした形態を採ることができる。
【0035】
この多芯フェルールの製造方法では、心線挿入孔のある軸心から離れた溜まり部用キャビティに流入させることにより、最初に流入したスラッグ状態の成形樹脂材が充填され、心線挿入孔の周辺ではフローマークやひけなどを生じ難くなって、心線挿入孔の内径面における歪みを改善することができる。
【0036】
本発明による多芯フェルールの製造方法は、前記インインサートパイプの後端側の外周に凹部又は凸部で形成した係止部を設けると共に、このインインサートパイプに樹脂成形部として光ファイバの装着孔を設けた多芯フェルールをインサート部品として、樹脂成形部の後端側に被覆挿入孔との連通孔を軸心に設けたベース部材を、係止部を埋設する態様で射出成形して一体に接合し、SC形又はST形フェルールを形成する。
【0037】
この多芯フェルールの製造方法では、インサートしたフェルールと後端側に射出成形されるベース部材とが、係止部を抜け防止部材として強固に一体接合されると共に、高い寸法精度が要求されるフェルールとは別に、比較的安価な汎用のエンジニアリングプラスチック(例えば、ポリブチレンテレフタレートなど)を用いて、安価にベース部材を射出成形することができる。
【0038】
また、インサートするフェルールは、単体でもフェルール及びモジュールとして使用できるので、このフェルールをSC形又はST形フェルールに活用することにより、生産量が増大してコストダウンを図ることができると共に、在庫管理を含む生産管理も容易になる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による多芯フェルール及び多芯フェルールの製造方法について、本発明を適用した添付図面の実施形態に基づいて詳細に説明するが、図1〜4によって多芯フェルールとその使用状態を説明し、図5〜7によって多芯フェルールの製造方法について説明し、図8及び図9によって多芯フェルールの変形例を説明する。
【0040】
フェルール1は、図1で示すように、軸心に光ファイバが装着される樹脂成形部2による内筒と、樹脂成形部2の外径を保持するインサートパイプ3による外筒を備え、詳細を後述するようにインサートパイプ3を金型装置内に装着させ、樹脂成形部2を射出成形して一体に連結された内筒と外筒を形成する。
【0041】
樹脂成形部2には、前方側の軸心に光ファイバの心線部を挿入する心線挿入孔4aを設けると共に、後方側の軸心に光ファイバの被覆部を挿入する被覆挿入孔4cを設け、心線挿入孔4aと被覆挿入孔4cの間をテーパ孔4bで連通状態にしたファイバ装着孔4を形成している。
【0042】
ファイバ装着孔4は、1本の光ファイバ内に2本以上の複数本の心線部を平行状に設けた多芯光ファイバに適合するように心線挿入孔4aが形成され、図1の実施形態では2芯光ファイバに適合するように、2つの円形断面をした心線挿入孔4a−1,4a−2を隣接状態で並設して円繋ぎ形に形成されている。
【0043】
心線挿入孔4aは、円繋ぎ形に形成することによって、外径を小さくして今後に予想されるフェルールの多芯化及び小形化に適合することができると共に、詳細を後述するように射出成形時において、心線挿入孔4aを形成する極細のコアピンが充填した樹脂材の圧力で折れたり曲がったりすることを防止できる。
【0044】
樹脂成形部2は、各種の熱可塑性樹脂の中から所望な機械的強度や寸法精度などが得られるものを成形樹脂材に選択して射出成形するが、特にエンジニアリングプラスチックの中でも、機械的強度及び寸法安定性に優れて加工性も良い液晶ポリマーなどの使用が望ましい。
【0045】
インサートパイプ3には、前方側に先端に外径を縮径させた小径筒状部5と、小径筒状部5と内径を等しく縮径させた小径内周面を設け、後方側には内径を拡径させて大径内周面を形成する大径筒状部6を設け、大径筒状部6の後端側の外周には係止部7を設けると共に、小径内周面と大径内周面はテーパ状内周面で連通させており、係止部7は図1の実施形態では外周に環状溝で形成している。
【0046】
樹脂成形部2には、小径筒状部5の先端に先端テーパ部2aを、小径筒状部5の外周側に成形樹脂材のスラッグ溜まり部2bを、小径筒状部5の内周側で軸心に心線挿入孔4aを形成する小径円筒部2cを、小径筒状部5と大径筒状部6の内周側で軸心にテーパ孔4bを形成するテーパ部2dを、大径筒状部6の内周側で軸心に被覆挿入孔4cを形成する大径円筒部2eを設けている。
【0047】
インサートパイプ3は、樹脂成形部2の外周面に被着して外径寸法精度及び真円度を高めると共に、先端側の小径筒状部5を内外に跨った樹脂成形部2中に埋設して接合強度を高め、小径筒状部5の外周側を成形樹脂材のスラッグ溜まり部2bにして、詳細を後述するように心線挿入孔4aの内径精度を改善できる。
【0048】
インサートパイプ3は、後方側の大径筒状部6によって、被覆挿入孔4c及びテーパ孔4bの外周における樹脂成形部2の肉厚をほぼ一定に確保すると共に、後端側の外周に設けた係止部7は、フェルール1をそのまま光半導体モジュール用として使用する場合や、フェルール1を利用したSC形又はST形の突き合わせ接続用のフェルールの製造に有効である。
【0049】
例えば、図2で示すように、光ファイバ8を装着したフェルール1を光半導体モジュールの取付部材9の取付け孔8aに挿通させ、光半導体モジュール内の光学レンズ系(図示を省略)に対して、フェルール1を回転及び前後移動させて光軸の位置決め調整を行った後に、取付部材9と一体に接合する。
【0050】
光軸の位置決め調整を行う際には、係止部7をマジックハンドで把持してフェルール1を容易に操作できると共に、この調整位置で取付部材9と一体に接合する祭には、取付け孔8aとの間を溶接又は接着するが、特にインサートパイプ3がステンレスなどの金属材の場合は、レーザ溶接10で容易に固定できる。
【0051】
また、図3で示すように、フェルール1をインサート部品として後端側に、フランジ部11付きで被覆挿入孔4cとの連通孔12を軸心に設けたベース部材13を射出成形してSC形フェルール14を製造することが可能であり、同様にフェルール1をインサート部品としてST形フェルール(図示を省略)を製造することも可能である。
【0052】
このようにSC形又はST形フェルールを製造した場合には、係止部7が抜け防止部材として機能してフェルール1とベース部材13とが強固に一体接合されると共に、高い寸法精度が要求されるフェルール1とは別に、比較的安価な汎用のエンジニアリングプラスチック(例えば、ポリブチレンテレフタレートなど)を用い、安価にベース部材13を射出成形することができる。
【0053】
さらに、光半導体モジュール用のフェルールと突き合わせ接続用のフェルールを共通にすると、大量生産によってコストダウンを図ることが可能になると共に、部品の調達や部品の在庫管理も容易になる効果も得られる。
【0054】
インサートパイプ3は、例えばステンレスやチタンや繊維強化金属(FRM)などの硬質金属材、ジルコニアなどを含むセラミックス類、ポリイミド樹脂などの高性能のエンジニアリングプラスチック、などの使用が可能であるが、特にモジュールに使用した場合にレーザ溶接が容易な金属パイプが望ましく、中でも安価で而も耐熱性で剛性及び寸法精度も高いステンレスパイプは最適である。
【0055】
インサートパイプ3は、図1の実施形態では肉厚なパイプ材を使用しており、特にステンレスパイプを使用した場合には、切削加工などによって前方側の外周と後端側の内周及び外周を拡縮径させ、小径筒状部5と大径筒状部6及び係止部7を形成する加工を、高精度で且つ比較的安価に行うことができる。
【0056】
また、図4(c)のインサートパイプ3Cのように、肉薄なパイプ材を使用してプレス加工などによって折り曲げ、先端側の外周を縮径させた小径筒状部5C(5)と、後端側の外周を突出させた環状の係止部7C(7)を形成し、大径筒状部6を省略する形態を採ることも可能である。
【0057】
更に、図4(a)及び図4(b)のインサートパイプ3A,3Bのように、外周面に対して局部的に凹設した係止部7A(7)を形成したり、外周面に対して環状に突設した係止部7B(7)を形成したり、外周面に対して局部的に突設した係止部7(図示を省略)を形成する形態などを採ることが可能である。
【0058】
次に、フェルール1の製造方法を図5〜図7に基づいて説明すると、図5は射出成形用の金型装置15であって、分割面PLを境にして対向状に配備した可動側金型15Aと固定側金型15Bとを備え、可動側金型15Aには可動側型板16が、固定側金型15Bには固定側型板17が設けられている。
【0059】
可動側型板16には、可動側入れ子18が装着されており、可動側入れ子18にはフェルール1のテーパ孔4b及び被覆挿入孔4cを形成するための第2コアピン19を中央に設けると共に、第2コアピン19の両側にはフェルール1を含む成形品の突き出しを行うエジェクターピン20,21が設けられている。
【0060】
固定側型板17には、インサートパイプ3が収容される固定側下部入れ子22と、フェルール1の心線挿入孔4aを形成するための第1コアピン23を支持するピンホルダー24が収容される固定側上部入れ子25と、固定側上部入れ子25を上部側から押さえる押さえブロック26とが設けられている。
【0061】
第1コアピン23は、超硬合金で形成した極細ピンであって、上端側は固定側上部入れ子25に収容したピンホルダー24で支持されると共に、下端側は尖端部23aが第2コアピン19の上端に形成した受け溝に着脱可能に嵌合して支持され、ピンホルダー24は固定側下部入れ子22に装着されたキャビティブロック27の上面に係止して抜け止めを行う。
【0062】
ピンホルダー24は、心線挿入孔4aに適合する第1コアピン23が嵌合し得る取付け孔24aを軸心に設けるが、取付け孔24aの内径は高い寸法精度を必要とするので、例えば母材に金属メッキを施した後に電鋳加工によって所望の寸法に仕上げることが望ましい。
【0063】
そのために、ピンホルダー24は導電性の良い銅などを母材にすると共に、メッキする金属材は成形時における成形品のひけなどを防止するために、熱伝導性の良い金属材料を電着することが望ましく、例えばニッケル又は硬度を高めるためにニッケル合金などの金属材料を電着する。
【0064】
第1コアピン23は、取付け孔24aに挿入した後に上端側から、例えばエポキシ系などの二液性接着剤を注入して硬化すると、ピンホルダー24に接着されると共に、隣接する各第1コアピン23,23の接触面が相互に接着するが、その際に余剰の接着剤が接触面以外に付着した場合には払拭する。
【0065】
なお、第1コアピン23とピンホルダー24は必ず一体に接合するが、隣接する各第1コアピン23,23相互は必ずしも一体に接合する必要はなく、一体に接合した方が強度の点で有利ではあるが、平行状態で接触した形態を採る場合もあり、また接着以外に溶着その他の接合手段を採ることも可能である。
【0066】
キャビティブロック27は、固定側上部入れ子25に収容したピンホルダー24の抜け止めを行う機能の他に、固定側下部入れ子22に収容したインサートパイプ3の上端側に、樹脂成形部2の先端テーパ部2aを形成する先端テーパ部用とキャビティ28aと、溜まり部2bを形成する溜まり部用キャビティ28bを形成するように、内径孔27aが設けられている。
【0067】
また、インサートパイプ3内には、前方側の小径内周面3aと第1コアピン23の間に、樹脂成形部2の小径円筒部2cを形成する小径円筒部用キャビティ28cが、後端側の大径内周面3cと第2コアピン19の間に、樹脂成形部2の大径円筒部2eを形成する大径円筒部用キャビティ28eが、中間のテーパ状内周面3bと第2コアピン19の先端テーパ部19aの間に、テーパ部2dを形成するテーパ部用キャビティ28dが、それぞれ設けられている。
【0068】
これにより、型締めされた金型装置15内には、先端テーパ部用キャビティ28aと、溜まり部用キャビティ28bと、小径円筒部用キャビティ28cと、テーパ部用キャビティ28dと、大径円筒部用キャビティ28eと、によって樹脂成形部2を射出成形するためのキャビティ28が構成される。
【0069】
キャビティ28は、金型分割面PLに沿って放射状に設けた複数(例えば、4本)のゲート29と、大径円筒部用キャビティ28eが連通されており、各ゲート29はリング状ランナー30を介して、固定金型15Bの上部に設けたスプール(図示を省略)に連通され、スプールから注入した成形樹脂材がキャビティ28内に充填され、フェルール1の射出成形が行われる。
【0070】
成形樹脂材は、大径円筒部用キャビティ28eに流入した後に、テーパ部用キャビティ28dで中央に絞り込まれながら小径円筒部用キャビティ28cに流入し、小径内周面3aと第1コアピン23間の狭い流路(小径円筒部用キャビティ28c)に沿って先端側に流動され、小径筒状部を迂回する状態で先端テーパ部用キャビティ28aを経由して溜まり部用キャビティ28bに流入する。
【0071】
この射出成形では、2芯フェルールの心線挿入孔4aを成形するための第1コアピン23は、隣接する各第1コアピン23,23の内面を接触状態で平行状に設けたことによって、各第1コアピン23,23がお互いに支え合いながら、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止している。
【0072】
また、第1コアピン23を設けた小径円筒部用キャビティ28cに流入する成形樹脂材に対し、テーパ部用キャビティ28dで流路を中央に絞り込むようにしているので、この成形樹脂材で各第1コアピン23,23は接触する方向に付勢されてお互いに支え合い、成形樹脂材の射出圧力で折れたり曲がったりすることを防止している。
【0073】
また、第1コアピン23を取り囲むインサートパイプ3を肉厚状にして、小径内周面3aと第1コアピン23間の狭い流路で小径円筒部用キャビティ28cを形成することで、射出圧力を高くしないで射出速度を速くすることができるので、第1コアピン23に対するダメージを軽減して折れたり曲がったりすることを防止すると共に、金型温度を均一にして熱収縮を軽減することができる。
【0074】
また、先端側に流動した成形樹脂材が小径筒状部を迂回する状態で、心線挿入孔4aのある軸心から離れた溜まり部用キャビティ28bに流入させることにより、最初に流入したスラッグ状態の成形樹脂材が充填され、心線挿入孔4aの周辺ではフローマークやひけなどを生じ難くなって、心線挿入孔4aの内径面における歪みを改善することができる。
【0075】
次に、図8及び図9に他の実施形態による多芯フェルールを示すが、先の実施形態では同径の心線挿入孔4a−1,4a−2を並設して2芯のフェルール1としたが、図8は異径の心線挿入孔31a,31bを並設して心線挿入孔31とした2芯のフェルール1Aであり、図9は同径の心線挿入孔32a,32b,32cを並設して心線挿入孔32とした3芯のフェルール1Bである。
【0076】
これらのフェルール1A,1Bは、ホルダー24に装着する第1コアピン23を、心線挿入孔31,32に適合する形状と本数に変更すると共に、これらのコアピンを受ける第2コアピン19の先端における受け溝の形状を変更することにより、先の実施形態によるフェルール1と同様に射出成形され、且つ同様の作用効果を発揮することができる。
【0077】
なお、これらの実施形態に限定されるものではなく、円形断面をした2芯以上の各心線挿入孔が隣接した円繋ぎ形状で並設される形態の多芯フェルールであり、多芯フェルールを射出成形する際に、心線挿入孔に適合させた各第1コアピンが面接触状態で相互に支え合うように並設されている形態であれば良い。
【0078】
例えば、3芯の場合には軸心線に対して120度の間隔で放射状に配置した各心線挿入孔が隣接した円繋ぎ形状で並設される形態を採ったり、4芯の場合には軸心線に対して90度の間隔で放射状に配置した各心線挿入孔が隣接した円繋ぎ形状で並設される形態を採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態によるフェルール1で、(a)は横断面図を、(b)は縦断面図を、(c)はIC側から見た側面図を示す。
【図2】図1のフェルール1を、モジュールに使用した使用状態の断面図を示す。
【図3】図1のフェルール1を、SC形フェルールに利用した使用状態で、(a)は横断面図を、(b)はIIIC側から見た側面図を示す。
【図4】図1のフェルール1の構成部品であるインサートパイプの、他の実施形態による縦断面図及び右側面図を示す。
【図5】図1のフェルール1を射出成形する金型装置の要部縦断面図を示す。
【図6】図5の金型装置における要部の拡大縦断面図を示す。
【図7】図5の金型装置の構成部品である第1コアピンと、第1コアピンを支持するピンホルダーとの、装着状態を説明する斜視図である。
【図8】本発明を適用した他の実施形態によるフェルール1Aで、(a)は横断面図を、(b)は縦断面図を、(c)VIIIC側から見た側面図を示す。
【図9】本発明を適用した更に他の実施形態によるフェルール1Bで、(a)は横断面図を、(b)は縦断面図を、(c)はIXC側から見た側面図を示す。
【符号の説明】
1,1A,1B フェルール
2 樹脂成形部
3 インサートパイプ
4 ファイバー挿通孔
4a,31,32 心線挿入孔
4b テーパ孔
4c 被覆挿入孔
5 小径筒状部
6 大径筒状部
7 係止部
8 光ファイバ
9 取付部材
10 レーザ溶接
11 フランジ部
12 連通孔
13 ベース部材
14 SC形フェルール
15 金型装置
15A 可動側金型
15B 固定側金型
16 可動側型板
17 固定側型板
18 可動側入れ子
19 第2コアピン
20,21 エジェクターピン
22 固定側下部入れ子
23 第1コアピン
24 ピンホルダー
25 固定側上部入れ子
26 押さえブロック
27 キャビティブロック
28 キャビティ
29 ゲート
30 リング状ランナー

Claims (9)

  1. 外筒を形成するインサートパイプ内に、射出成形した樹脂成形部を一体に設け、樹脂成形部には前方側の軸心に光ファイバの2芯以上の各心線部を挿入する心線挿入孔を設けると共に、後方側の軸心に光ファイバの被覆部を挿入する被覆挿入孔を設け、前記心線挿入孔は円形断面をした各心線挿入孔を隣接した円繋ぎ形状で並設したことを特徴とする多芯フェルール。
  2. 前記インサートパイプには、後端側の外周に凹部又は凸部で形成した係止部を設けた請求項1に記載した多芯フェルール。
  3. 前記インサートパイプには、薄肉状に形成した小径円筒部を先端に設け、この小径円筒部は端面を含む内外周が前記樹脂成形部中に埋設されると共に、小径円筒部の外周側が成形樹脂材の溜まり部を形成した請求項1又は2に記載した多芯フェルール。
  4. 前記インサートパイプは、内径を縮径して形成した前方側の筒状部分と、内径を拡径して形成した後方側の筒状部分が、テーパ筒状部分を介して一体に接合され、前方側の筒状部分には心線挿入孔を形成する小径円筒部を設け、後方側の筒状部分には被覆挿入孔を形成する大径円筒部を設け、テーパ筒状部分には光ファイバの心線部を心線挿入孔に案内するテーパ部を設けた請求項1〜3のいずれかに記載した多芯フェルール。
  5. 前記インサートパイプは、ステンレスパイプで形成した請求項1〜4のいずれかに記載した多芯フェルール。
  6. 射出成形金型内に外筒を形成するインサートパイプを装着させ、インサートパイプの軸心には光ファイバの被覆挿入孔を形成する第2コアピンと、被覆挿入孔に連通する2芯以上の心線挿入孔を形成する第1コアピンを装着し、前記第1コアピンは金型に装着したピンホルダーで一端側を支持し、隣接する各第1コアピンの内面を接触状態で平行状に突設させると共に、他端側を第2コアピンの先端と着脱可能に嵌合させ、第1及び第2コアピンとインサートパイプで形成したキャビティ内に樹脂成形材を充填して樹脂成形部を一体成形したことを特徴とする多芯フェルールの製造方法。
  7. 前記キャビテイは、インサートパイプの前方側内周と第1コアピン間に、狭い流路で小径円筒部用キャビティを形成すると共に、インサートパイプ後方側内周と第2コアピン間に、広い流路で大径円筒部用キャビティを形成し、両キャビティ間に小径円筒部用キャビティの中央に流路を絞り込むテーパ部用キャビティを設けた請求項6に記載した多芯フェルールの製造方法。
  8. 前記キャビテイは、インサートパイプの先端を縮径した小径筒状部を形成すると共に、金型内には小径筒状部を囲繞するキャビティブロックを装着させ、小径筒状部の外周側に溜まり部用キャビティを形成し、成形樹脂材が小径筒状部の先端を迂回して外周側の溜まり部に流動するようにした請求項6又は7に記載した多芯フェルールの製造方法。
  9. 前記インサートパイプには、後端側の外周に凹部又は凸部で形成した係止部を設け、請求項6〜8で製造した多芯フェルールをインサート部品として、樹脂成形部の後端側に被覆挿入孔との連通孔を軸心に設けたベース部材を、係止部を埋設する態様で射出成形して一体に接合し、SC形又はST形フェルールを形成することを特徴とする多芯フェルールの製造方法。
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