JP2001100065A - 光ファイバ一体型フェルール及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバ一体型フェルール及びその製造方法

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JP2001100065A JP28097499A JP28097499A JP2001100065A JP 2001100065 A JP2001100065 A JP 2001100065A JP 28097499 A JP28097499 A JP 28097499A JP 28097499 A JP28097499 A JP 28097499A JP 2001100065 A JP2001100065 A JP 2001100065A
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Tetsuya Katsumi
徹也 勝見
Masashi Yamaguchi
正志 山口
Hiroshi Ishida
石田  央
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NTT Advanced Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤に起因する使用中の熱サイクルにより
光ファイバが剥離するといった問題もなく、光ファイバ
の装着位置精度が高く、かつ強固に結合した安価な光フ
ァイバ一体型フェルール及びそれを単一のプロセスで量
産性良く低コストで製造できる方法を提供する。 【解決手段】 光コネクタ用フェルールの外形を規定す
るキャビティ2を持つ金型1内に、光ファイバ10を挿
入した状態で、あるいは光ファイバを嵌挿した金属管を
挿入した状態で、高温の流体材料、例えば合金溶湯A’
を注入し、冷却固化させることにより、フェルール内部
に光ファイバを強固に固定した光ファイバ一体型フェル
ール、あるいはフェルール内部に埋め込まれた金属管を
介して光ファイバを強固に固定した光ファイバ一体型フ
ェルールを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に使用され
る光ファイバ端末(もしくは光ファイバケーブル端末)
を接続及び/又は固定するために用いられる光ファイバ
一体型フェルール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】光コネク
タ用部材には、光の損失を防ぐために高い寸法精度が要
求される。すなわち、光ファイバ同士の軸線を一致させ
て接続し、光の損失を防ぐためには、光ファイバを固
定、整列させる部材にサブミクロンオーダーの高い精度
での加工が必要である。従来、光コネクタ用フェルール
(キャピラリともいう)を製造する場合、まず、バイン
ダを含むセラミック粉末や、合成樹脂、金属等の射出成
形、押出成形等によって一次成形し(特公平8−307
75号、特開平8−15568号、特開平8−1941
31号、特開平9−141704号、特開平10−18
6176号等)、得られたブランクを、用いた材料に応
じて脱脂、焼結した後、外径研磨加工、内径研磨加工、
先端凸球面加工(PC研磨)等の機械加工により所望の
寸法に仕上げ加工されている。また、フェルールの光フ
ァイバ挿入部の細孔(光ファイバ挿通細孔)の内径は極
めて小さいため(例えばSC型と呼ばれるキャピラリの
細孔径は0.126mm)、その内径加工には一般にワ
イヤラッピング加工が採用されている。このため、製造
工程が長大で、高価な内径加工機、外径研磨機などの装
置を必要とし、製造コストが高いという問題があった。
【0003】また、従来の射出成形法により光コネクタ
用フェルール(キャピラリ)を製造する場合、光ファイ
バ挿通細孔を形成するために用いられる中子ピンは直径
0.1mm程度の細い物であるため、鋳造時もしくは鋳
造後の引き抜きによって中子ピンが折れたり、曲がった
りするという問題がある。しかも、中子ピンは高価であ
るため、製造コストが高くなる。しかも、このようにし
て形成した光ファイバ挿通細孔の孔内表面を平滑化し、
断面真円度や精度を出すためには内径仕上げ加工が必要
であり、製造コストの増大を余儀なくされている。
【0004】さらに、上記のように成形加工したフェル
ールの細孔に光ファイバを挿入し、固定する際には、光
ファイバの先端部に接着剤をつけて細孔内に挿入する接
着工程が必要となる。この際に用いられる接着剤は吸湿
性があり、経時的に劣化するため、光ファイバを挿着し
たフェルールを長期間安定して使用することは困難であ
る。また、光ファイバと接着剤の線膨張係数が大きく異
なるため(例えば、石英ファイバは0.5×10-6
K、フェルール材料の金属ガラスは10×10-6/K、
ジルコニアは9×10-6/Kであるのに対し、接着剤は
30〜40×10 -6/Kである)、使用中の熱サイクル
により剥離などを生じるという問題もある。
【0005】さらにまた、光コネクタ用フェルールの細
孔内に光ファイバを挿入するため、光ファイバ挿通細孔
の内径は光ファイバ外径よりも若干大きく形成される。
そのため、光ファイバ挿通細孔内に光ファイバを挿着し
たときに、図14にデフォルメして示すように、光ファ
イバ10の中心がフェルール12の中心からずれてしま
うという問題があった。このようなズレは、光ファイバ
の接続損失に大きな影響を及ぼしてしまう。
【0006】従って、本発明の目的は、前記したような
中子ピン使用や接着剤使用による問題や、接着剤に起因
する使用中の熱サイクルにより光ファイバが剥離すると
いった問題もなく、光ファイバの装着位置精度が高く、
かつ強固に結合した安価な光ファイバ一体型フェルール
を提供することにある。さらに本発明の目的は、中子ピ
ンを使用することなく、所定の形状、寸法精度、及び表
面品質を満足する光ファイバ一体型フェルールを単一の
プロセスで量産性良く製造でき、従って内径仕上げ加工
等の機械加工工程やフェルールへの光ファイバの接着工
程が不要な方法を提供し、もってフェルール製造コスト
の削減を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第一の側面によれば、光ファイバ一体型フ
ェルールが提供される。その第一の態様は、光コネクタ
用フェルールの製造の際にその内部に一体的に固定され
た光ファイバを内包していることを特徴としている。ま
た第二の態様は、光コネクタ用フェルールと、その内部
に長手方向に埋め込まれた金属管と、該金属管内に嵌挿
された光ファイバとからなり、該光ファイバはフェルー
ルの製造の際にその内部に金属管を介して一体的に固定
されて内包されたものであることを特徴としている。前
記いずれの態様においても、好適には、光ファイバ又は
光ファイバと金属管は、光コネクタ用フェルール製造の
際の熱収縮もしくは凝固収縮により上記フェルール内に
強固に固定される。
【0008】前記光ファイバは、光コネクタ用フェルー
ル内部に一端部から他端部にかけてのみ延在している態
様であってもよく、あるいは、さらに光コネクタ用フェ
ルールの一端部から外部に連続的に延出している態様で
もよい。より具体的な一つの態様では、前記金属管は内
径0.1〜1.0mm、外径0.14〜2.3mmであ
り、前記フェルールの外径は0.2〜2.5mmであ
る。また、前記フェルールは、金属、少なくとも体積率
50%以上の非晶質相を含む非晶質合金、セラミックス
又は合成樹脂から作製できる。
【0009】好適な態様においては、光ファイバ一体型
フェルールは、下記一般式(1)〜(6)のいずれか1
つで示される組成を有し、少なくとも体積率50%以上
の非晶質相を含む実質的に非晶質の合金からなることを
特徴としている。 一般式(1):M1 a2 bLnc3 d4 e5 f 但し、M1はZr及びHfから選ばれる1種又は2種の
元素、M2はNi、Cu、Fe、Co、Mn、Nb、T
i、V、Cr、Zn、Al及びGaよりなる群から選ば
れる少なくとも1種の元素、LnはY、La、Ce、N
d、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Yb及びMm(希
土類元素の集合体であるミッシュメタル)よりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の元素、M3はBe、B、
C、N及びOよりなる群から選ばれる少なくとも1種の
元素、M4はTa、W及びMoよりなる群から選ばれる
少なくとも1種の元素、M5はAu、Pt、Pd及びA
gよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、a、
b、c、d、e及びfはそれぞれ原子%で、25≦a≦
85、15≦b≦75、0≦c≦30、0≦d≦30、
0≦e≦15、0≦f≦15である。 一般式(2):Al100-g-h-iLng6 h3 i 但し、LnはY、La、Ce、Nd、Sm、Gd、T
b、Dy、Ho、Yb及びMmよりなる群から選ばれる
少なくとも1種の元素、M6はTi、V、Cr、Mn、
Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb、Mo、Hf、T
a及びWよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元
素、M3はBe、B、C、N及びOよりなる群から選ば
れる少なくとも1種の元素、g、h及びiはそれぞれ原
子%で、30≦g≦90、0<h≦55、0≦i≦10
である。 一般式(3):Mg100-p7 p 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
選ばれる少なくとも1種の元素、pは原子%で5≦p≦
60である。 一般式(4):Mg100-q-r7 q8 r 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
選ばれる少なくとも1種の元素、M8はAl、Si及び
Caよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、q
及びrはそれぞれ原子%で、1≦q≦35、1≦r≦2
5である。 一般式(5):Mg100-q-s7 q9 s 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
選ばれる少なくとも1種の元素、M9はY、La、C
e、Nd、Sm及びMmよりなる群から選ばれる少なく
とも1種の元素、q及びsはそれぞれ原子%で、1≦q
≦35、3≦s≦25である。 一般式(6):Mg100-q-r-s7 q8 r9 s 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
選ばれる少なくとも1種の元素、M8はAl、Si及び
Caよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M
9はY、La、Ce、Nd、Sm及びMmよりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の元素、q、r及びsはそれ
ぞれ原子%で、1≦q≦35、1≦r≦25、3≦s≦
25である。
【0010】本発明の第二の側面によれば、前記のよう
な光ファイバ一体型フェルールの製造方法も提供され
る。その一つの方法は、光コネクタ用フェルールの外形
を規定するキャビティを持つ金型内に、光ファイバを挿
入した状態で、高温の流体材料を注入し、冷却固化させ
ることにより、製造されるフェルール内部に光ファイバ
を強固に固定することを特徴としている。他の方法は、
光コネクタ用フェルールの外形を規定するキャビティを
持つ金型内に、光ファイバを嵌挿した金属管を挿入した
状態で、高温の流体材料を注入し、冷却固化させること
により、製造されるフェルール内部に埋め込まれた金属
管を介して光ファイバを強固に固定することを特徴とし
ている。
【0011】好適には、前記光ファイバを少なくともそ
の一端部が金型から外部に連続的に延出するように金型
内に配置し、またその際、光ファイバに引張荷重を加え
ながらフェルールの製造を行なう。前記材料としては、
金属、少なくとも体積率50%以上の非晶質相を含む非
晶質合金、セラミックスペースト、合成樹脂等を用いる
ことができる。好適な態様においては、前記材料が、前
記一般式(1)〜(6)のいずれか1つで示される組成
を有し、少なくとも体積率50%以上の非晶質相を含む
実質的に非晶質合金を生じ得る合金材料の溶湯であり、
この合金溶湯を前記金型のキャビティ内に強制移動さ
せ、上記金型内で合金溶湯を急冷凝固して非晶質化させ
ることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】前記のように、本発明の方法は、
光コネクタ用フェルールの外形を規定するキャビティを
持つ金型内に、光ファイバを挿入した状態で、あるいは
光ファイバを嵌挿した金属管を挿入した状態で、高温の
流体材料を注入し、冷却固化させることにより、フェル
ール内部に光ファイバを強固に固定した光ファイバ一体
型フェルール、あるいはフェルール内部に埋め込まれた
金属管を介して光ファイバを強固に固定した光ファイバ
一体型フェルールを製造することを特徴としている。
【0013】このような方法によれば、光ファイバ又は
光ファイバと金属管は、光コネクタ用フェルール製造の
際の熱収縮もしくは凝固収縮により、上記フェルール内
に一体的に強固に固定される。従って、従来のように射
出成形の際に高価な中子ピンを使用する必要がなく、ま
たフェルールへの光ファイバの挿着に接着剤を使用する
必要もないので、前記したような中子ピン使用や接着剤
使用による問題や、接着剤に起因する使用中の熱サイク
ルにより光ファイバが剥離するといった問題もなく、光
ファイバの装着位置精度が高い光ファイバ一体型フェル
ールを提供することができる。さらに、内径仕上げ加工
等の機械加工工程やフェルールへの光ファイバの接着工
程が不要で加工工程数を大幅に減少できるので、所定の
形状、寸法精度、及び表面品質を満足する光ファイバ一
体型フェルールを単一のプロセスで量産性良く製造で
き、フェルール製造コストを大幅に削減することができ
る。
【0014】本発明の光ファイバ一体型フェルールの材
料としては、金属、少なくとも体積率50%以上の非晶
質相を含む非晶質合金の他、ジルコニア、アルミナ等の
セラミックスのペースト、繊維強化サーモトロピック液
晶性ポリエステル等の合成樹脂などを用いることができ
る。以下、フェルール材料として合金を用いた場合を例
に挙げて、添付図面を参照しながら、本発明の光ファイ
バ一体型フェルール及びその製造方法について説明す
る。
【0015】図1乃至図3は、本発明の光ファイバ一体
型フェルールを製造する装置及び方法の一実施形態の概
略構成を示している。図中、符号1は、光コネクタ用フ
ェルールの外径寸法を規制する製品成形用キャビティ2
が形成された金型を示している。金型1は、例えば図中
ハッチングした面で分割可能であり、その下部にはキャ
ビティ2と連通する注湯口3が形成されている。金型1
は、銅、銅合金、超硬合金その他の金属材料から作製す
ることができるが、キャビティ2内に注入された合金溶
湯の冷却速度を速くするために、熱容量が大きくかつ熱
伝導率の高い材料、例えば銅製、銅合金製等とすること
が好ましい。また、金型には冷却水、冷媒ガス等の冷却
媒体を流通させる流路を配設することもできる。
【0016】一方、溶解用容器4は、円筒状スリーブ5
と該スリーブ内に摺動自在に配置されたピストン6とを
備え、前記金型1の注湯口3の真下に昇降自在に配設さ
れている。ピストン6は図示しない油圧シリンダ(又は
空圧シリンダ)により上下動される。また、円筒状スリ
ーブ5の上部とピストン6の上面により原料収容部7が
形成され、該原料収容部7の周囲には、加熱源として高
周波誘導コイル8が配設されている。加熱源としては、
高周波誘導加熱の他、抵抗加熱等の任意の手段を採用で
きる。上記円筒状スリーブ5及びピストン6の材質とし
ては、セラミックス、耐熱皮膜コーティング金属材料な
どの耐熱性材料が好ましい。なお、溶湯の酸化皮膜形成
を防止するために、装置全体を真空中又はArガス等の
不活性ガス雰囲気中に配置するか、あるいは少なくとも
金型1と溶解用容器4の原料収容部7との間に不活性ガ
スを流すことが好ましい。
【0017】本発明の光ファイバ一体型フェルールの製
造に際しては、まず、溶解用容器4が金型1の下方に離
間した状態において、原料収容部7内に合金原料Aを装
填する。合金原料Aとしては棒状、ペレット状、粉末状
等の任意の形態のものを使用できる。また、金型1のキ
ャビティ2内には上下方向に延在するように光ファイバ
10が配置され、この光ファイバ10は長手方向に引っ
張られて引張荷重が掛けられている。なお、光ファイバ
10は、目的とする製品に応じて、比較的長さの短いも
のをその両端部が金型1の上下に突出するように配置し
てもよく、あるいは長いものの一端部が金型下端部から
突出し、残りの長い部分が金型上部から連続的に延出す
るように配置してもよい。また、光ファイバ心線(光フ
ァイバに外被が被覆されたもの)の一端部の外被を剥が
して、光ファイバ部分がキャビティ2内に位置するよう
に配置してもよい。
【0018】次いで、図1に示すように溶解用容器4を
その上端部が金型1の注湯口3周囲に当接するまで上昇
させ、高周波誘導コイル8を励磁して合金原料Aを急速
に加熱する。合金原料Aが溶解したかどうかを溶湯温度
を検出して確認した後、高周波誘導コイル8を消磁し、
次いで、図2に示すように、油圧シリンダを作動させて
ピストン6を急速に上昇させ、溶湯A’を金型1の注湯
口3から射出する。射出された溶湯A’は製品成形用キ
ャビティ2内に注入、加圧され、急速に凝固される。こ
の際、射出温度、射出速度等を適宜設定することによ
り、103K/s以上の冷却速度が得ることができる。
その後、溶解用容器4を下降させ、金型1を分離して鋳
造物を取り出し、図3に示すように、製品部9をカット
する。
【0019】前記の方法で製造された鋳造後の製品形状
を図4及び図5に示す。図4に示す光ファイバ一体型フ
ェルール(キャピラリ)11aは、両端部が切り揃えら
れた光ファイバ10を一体的に内包した金属製フェルー
ル(キャピラリ)12を示しており、一方、図5の光フ
ァイバ一体型フェルール11bは、一端部は切り揃えら
れているが、金属製フェルール12の他端部からは内包
された光ファイバ10の残りの部分が連続的に延出して
いる製品を示している。いずれの製品においても、鋳物
の熱収縮もしくは凝固収縮によって、半径方向に若干縮
むので、光ファイバ10は金属製フェルール12の内部
に隙間を生じることなく一体的に強固に固定される。
【0020】図6乃至図8は、本発明の光ファイバ一体
型フェルールを製造する装置及び方法の他の実施形態を
示している。金型1及び溶解用容器4の構造及び方法
は、前記図1乃至図3に示すものと基本的には同様であ
るが、本実施形態の場合、金型1のキャビティ2内には
上端部分に所定の間隙があくように延在してステンレス
鋼、Ni基合金等の金属管13が配置され、該金属管1
3内に光ファイバ10が挿通されている点において異な
る。このように金属管13内に光ファイバ10を挿通す
ることにより、鋳造時に光ファイバ10が保護され、折
れ難くなる。この方法で製造された鋳造後の製品形状を
図9及び図10に示す。図9に示す光ファイバ一体型フ
ェルール(キャピラリ)11cは、両端部が切り揃えら
れた光ファイバ10を一体的に内包した金属製フェルー
ル(キャピラリ)12を示しており、一方、図10の光
ファイバ一体型フェルール11dは、一端部は切り揃え
られているが、金属製フェルール12の他端部からは内
包された光ファイバ10の残りの部分が連続的に延出し
ている製品を示している。いずれの製品においても、鋳
物の熱収縮もしくは凝固収縮によって、半径方向に若干
縮むので、光ファイバ10は金属製フェルール12及び
その内部に埋め込まれた金属管13と隙間を生じること
なく一体的に強固に固定される。
【0021】本発明の光ファイバ一体型フェルールの製
造に用いられる金属材料としては、非晶質合金の他、A
l基合金、Mg基合金、Zn基合金、Fe基合金、Cu
基合金、チタン合金などのダイカスト用合金を用いるこ
とが好ましい。このようなダイカスト用合金は、通常の
鋳造法で用いられている合金であり、従来の光コネクタ
用部材に用いられているセラミックスや非晶質合金等に
比べて安価であり、ダイカストマシンによって該合金を
金型内に圧入、成形することによって、光コネクタ用部
材を簡単に製造することができる。
【0022】例えば、Al基合金としては、JIS記号
によるADC1、ADC5、ADC12など、Al−S
i系、Al−Mg系、Al−Si−Cu系又はAl−S
i−Mg系のダイカスト用アルミニウム合金を好適に用
いることができ、特にADC12は有用である。同様
に、Mg基合金としては、例えばMDC1A、MDC2
A、MDC3Aなど、Mg−Al系又はMg−Al−Z
n系のダイカスト用マグネシウム合金を好適に用いるこ
とができ、特にMDC1Aは有用である。Zn基合金と
しては、例えばAG40A、AG41A、高Mn合金な
ど、Zn−Al系、Zn−Al−Cu系、Zn−Al−
Cu−Mg系又はZn−Mn−Cu系のダイカスト用亜
鉛合金を好適に用いることができ、特に高Mn合金は有
用である。Fe基合金では、例えばねずみ鋳鉄、オース
テナイト鋳鉄、ステンレス鋳鋼などがあり、ステンレス
鋳鋼が特に有用である。Cu基合金では、例えば黄銅、
青銅、アルミニウム青銅などがあり、アルミニウム青銅
が特に有用である。また、チタン合金では、例えばα型
合金、β型合金、α+β型合金などがあり、α+β型合
金が特に有用である。
【0023】これらの金属の中でも、一般式:Feab
c(但し、MはNi又は/及びCoであり、XはM
n、Si、Ti、Al、Cから選ばれる少なくとも1種
の元素であり、a、b、cはそれぞれ重量%で、30≦
b≦40、0≦c≦10、aは不可避的不純物を含む残
部である。)で示されるFe−M−X系合金が好まし
い。上記一般式で表わされるFe−M−X系合金は、高
い寸法精度で加工がし易く、かつ、線膨張係数が光ファ
イバの線膨張係数に近いため、光ファイバを装着するフ
ェルールの材料として適している。
【0024】一方、非晶質合金は、高精度の鋳造性及び
加工性を有し、金型鋳造法や金型成形法によって金型の
キャビティ形状を忠実に再現した表面平滑な製品を転写
性良く製造できるため、金型を適切に作製することによ
り、所定の形状、寸法精度、及び表面品質を満足する光
ファイバ一体型フェルールを単一のプロセスで量産性良
く製造できる。非晶質合金としては、本発明の方法を適
用できる材料であれば全て使用可能であり、特定の材料
に限定されるものではないが、下記一般式(1)〜
(6)のいずれか1つで示される組成を有する非晶質合
金を好適に使用できる。
【0025】 一般式(1):M1 a2 bLnc3 d4 e5 f 但し、M1はZr及びHfから選ばれる1種又は2種の
元素、M2はNi、Cu、Fe、Co、Mn、Nb、T
i、V、Cr、Zn、Al及びGaよりなる群から選ば
れる少なくとも1種の元素、LnはY、La、Ce、N
d、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Yb及びMm(希
土類元素の集合体であるミッシュメタル)よりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の元素、M3はBe、B、
C、N及びOよりなる群から選ばれる少なくとも1種の
元素、M4はTa、W及びMoよりなる群から選ばれる
少なくとも1種の元素、M5はAu、Pt、Pd及びA
gよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、a、
b、c、d、e及びfはそれぞれ原子%で、25≦a≦
85、15≦b≦75、0≦c≦30、0≦d≦30、
0≦e≦15、0≦f≦15である。
【0026】上記非晶質合金は、下記一般式(1−a)
〜(1−p)の非晶質合金を含む。 一般式(1−a):M1 a2 b この非晶質合金は、M2元素がZr又はHfと共存する
ために、混合エンタルピーが負で大きく、アモルファス
形成能が良い。 一般式(1−b):M1 a2 bLnc この非晶質合金のように、上記一般式(1−a)の合金
に希土類元素を添加することによりアモルファスの熱的
安定性が向上する。
【0027】 一般式(1−c):M1 a2 b3 d 一般式(1−d):M1 a2 bLnc3 d これらの非晶質合金のように、原子半径の小さな元素M
3(Be,B,C,N,O)でアモルファス構造中の隙
間を埋めることによって、その構造が安定化し、アモル
ファス形成能が向上する。
【0028】 一般式(1−e):M1 a2 b4 e 一般式(1−f):M1 a2 bLnc4 e 一般式(1−g):M1 a2 b3 d4 e 一般式(1−h):M1 a2 bLnc3 d4 e これらの非晶質合金のように、高融点金属M4(Ta,
W,Mo)を添加した場合、アモルファス形成能に影響
を与えずに耐熱性、耐食性が向上する。
【0029】 一般式(1−i):M1 a2 b5 f 一般式(1−j):M1 a2 bLnc5 f 一般式(1−k):M1 a2 b3 d5 f 一般式(1−l):M1 a2 bLnc3 d5 f 一般式(1−m):M1 a2 b4 e5 f 一般式(1−n):M1 a2 bLnc4 e5 f 一般式(1−o):M1 a2 b3 d4 e5 f 一般式(1−p):M1 a2 bLnc3 d4 e5 f これらの貴金属M5(Au,Pt,Pd,Ag)を含ん
だ非晶質合金の場合、結晶化が起きても脆くならない。
【0030】 一般式(2):Al100-g-h-iLng6 h3 i 但し、LnはY、La、Ce、Nd、Sm、Gd、T
b、Dy、Ho、Yb及びMmよりなる群から選ばれる
少なくとも1種の元素、M6はTi、V、Cr、Mn、
Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb、Mo、Hf、T
a及びWよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元
素、M3はBe、B、C、N及びOよりなる群から選ば
れる少なくとも1種の元素、g、h及びiはそれぞれ原
子%で、30≦g≦90、0<h≦55、0≦i≦10
である。
【0031】上記非晶質合金は、下記一般式(2−a)
及び(2−b)の非晶質合金を含む。 一般式(2−a):Al100-g-hLng6 h この非晶質合金は、混合エンタルピーが負で大きく、ア
モルファス形成能が良い。 一般式(2−b):Al100-g-h-iLng6 h3 i この非晶質合金においては、原子半径の小さな元素M3
(Be,B,C,N,O)でアモルファス構造中の隙間
を埋めることによって、その構造が安定化し、アモルフ
ァス形成能が向上する。
【0032】一般式(3):Mg100-p7 p 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
選ばれる少なくとも1種の元素、pは原子%で5≦p≦
60である。この非晶質合金は、混合エンタルピーが負
で大きく、アモルファス形成能が良い。
【0033】一般式(4):Mg100-q-r7 q8 r 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
選ばれる少なくとも1種の元素、M8はAl、Si及び
Caよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、q
及びrはそれぞれ原子%で、1≦q≦35、1≦r≦2
5である。この非晶質合金のように、前記一般式(3)
の合金において原子半径の小さな元素M8(Al,S
i,Ca)でアモルファス構造中の隙間を埋めることに
よって、その構造が安定化し、アモルファス形成能が向
上する。
【0034】 一般式(5):Mg100-q-s7 q9 s 一般式(6):Mg100-q-r-s7 q8 r9 s 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
選ばれる少なくとも1種の元素、M8はAl、Si及び
Caよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M
9はY、La、Ce、Nd、Sm及びMmよりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の元素、q、r及びsはそれ
ぞれ原子%で、1≦q≦35、1≦r≦25、3≦s≦
25である。これらの非晶質合金のように、前記一般式
(3)及び(4)の合金に希土類元素を添加することに
よりアモルファスの熱的安定性が向上する。
【0035】前記した非晶質合金の中でも、ガラス遷移
温度(Tg)と結晶化温度(Tx)の温度差が極めて広
いZr−TM−Al系及びHf−TM−Al系(TM:
遷移金属)非晶質合金は、高強度、高耐食性であると共
に、過冷却液体領域(ガラス遷移領域)ΔTx=Tx−
Tgが30K以上、特にZr−TM−Al系非晶質合金
は60K以上と極めて広く、この温度領域では粘性流動
により数10MPa以下の低応力でも非常に良好な加工
性を示す。また、冷却速度が数10K/s程度の鋳造法
によっても非晶質バルク材が得られるなど、非常に安定
で製造し易い特徴を持っている。これらの合金の用途研
究の結果、溶湯からの金型鋳造によっても、またガラス
遷移領域を利用した粘性流動による成形加工によって
も、非晶質材料ができると同時に、金型形状及び寸法を
極めて忠実に再現し、これらの合金の物性も相俟って光
ファイバ一体型フェルールの材料として適している。
【0036】本発明に利用されるこのZr−TM−Al
系及びHf−TM−Al系非晶質合金は、合金組成、測
定法によっても異なるが、非常に大きなΔTxの範囲を
持っている。例えばZr60Al15Co2.5Ni7.5Cu15
合金(Tg:652K、Tx:768K)のΔTxは1
16Kと極めて広い。耐酸化性も極めて良く、空気中で
Tgまでの高温に熱してもほとんど酸化されない。硬度
は室温からTg付近までビッカース硬度(Hv)で46
0(DPN)、引張強度は1,600MPa、曲げ強度
は3,000MPaに達する。熱膨張率αは室温からT
g付近まで1×10-5/Kと小さく、ヤング率は91G
Pa、圧縮時の弾性限界は4〜5%を超える。さらに靭
性も高く、シャルピー衝撃値で6〜7J/cm2を示
す。このように非常に高強度の特性を示しながら、ガラ
ス遷移領域まで加熱されると、流動応力は10MPa程
度まで低下する。このため極めて加工が容易で、低応力
で複雑な形状の微小部品や高精度部品に成形できるのが
本合金の特徴である。しかも、いわゆるガラス(非晶
質)としての特性から加工(変形)表面は極めて平滑性
が高く、結晶合金を変形させたときのように滑り帯が表
面に現われるステップなどは実質的に発生しない特徴を
持っている。
【0037】一般に、非晶質合金はガラス遷移領域まで
加熱すると長時間の保持によって結晶化が始まるが、本
合金のようにΔTxが広い合金は非晶質相が安定であ
り、ΔTx内の温度を適当に選べば2時間程度までは結
晶が発生せず、通常の成形加工においては結晶化を懸念
する必要はない。また、本合金は溶湯からの凝固におい
てもこの特性を如何なく発揮する。一般に非晶質合金の
製造には急速な冷却が必要とされるが、本合金は冷却速
度10K/s程度の冷却で溶湯から容易に非晶質単相か
らなるバルク材を得ることができる。その凝固表面はや
はり極めて平滑であり、金型表面のミクロンオーダーの
研磨傷でさえも忠実に再現する転写性を持っている。
【0038】従って、光ファイバ一体型フェルール材料
として本合金を適用すれば、金型のキャビティ表面が光
コネクタ用フェルールの要求特性を満たす表面品質を持
っておれば、鋳造材においても金型の表面特性をそのま
ま再現し、寸法調整、表面粗さ調整の工程を省略又は短
縮することができる。以上のように、比較的低い硬度、
高い引張強度及び高い曲げ強度、比較的低いヤング率、
高弾性限界、高耐衝撃性、高耐磨耗性、表面の平滑性、
高精度の鋳造性を併せ持った特徴は、光ファイバ一体型
フェルールの材料として適しているばかりでなく、本発
明の成形加工方法を適用でき、量産を可能にする。
【0039】次に、本発明の光ファイバ一体型フェルー
ルの適用例について、図面を参照しながら説明する。図
11は、SM型光ファイバと結合した代表的LDモジュ
ール20の構成図を示しており、信号入力端子21が接
続されたキャップ22には、モニタPD23及び発光素
子としてのLD(レーザダイオード)チップ24が取り
付けられている。LDチップ24からのレーザ光は、レ
ンズ25を通して、光ファイバ一体型フェルール11b
に内包されている光ファイバ10に結合される。この光
ファイバ一体型フェルール11bは前記したような方法
により本発明に従って製造されたものである。
【0040】一方、図12はLDモジュールの他の構成
例を示し、モジュール20aの一端部には本発明に従っ
て製造された光ファイバ一体型キャピラリ11aが装着
されており、発光素子からの光はレンズ25を通してこ
のキャピラリ11aに内包されている光ファイバ10に
結合される。一方、符号30は上記キャピラリ11aと
突き合わせ接合されるコネクタ部材であり、そのハウジ
ング31内には図13に示すような光ファイバ一体型フ
ェルール11eが配設されている。この光ファイバ一体
型フェルール11eは、キャピラリ部32とフランジ部
33が本発明に従って光ファイバ10と共に一体成形さ
れたものであるが、別体であってもよく、例えば前記図
5に示す光ファイバ一体型フェルール11bにフランジ
部を固着したものでもよい。上記光ファイバ一体型フェ
ルール11eのキャピラリ部32はスリーブ34に嵌合
され、またフランジ部33とハウジング31の間にはば
ね部材35が配設されている。従って、コネクタ部材3
0をモジュール20aに対してスリーブ34内に光ファ
イバ一体型キャピラリ11aの露出端部が嵌挿されるよ
うに押し込むことにより、スナップ嵌め式に係合され、
光ファイバ一体型キャピラリ11aと光ファイバ一体型
フェルール11eの各々に内包されている光ファイバ1
0,10同士が整合して接続される。
【0041】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の設計変更が可能である。例えば、前記
した方法では、一つの製品成形用キャビティを形成した
金型を用い、単一の工程で1個の製品を製造する1個取
りの例を説明したが、2個以上のキャビティを形成した
金型を用い、多数個取りとすることも勿論可能である。
また、光ファイバ一体型フェルールの寸法、形状、数に
おいても前記例に限定されるものではない。さらに、本
発明による光ファイバ一体型フェルールは、前記した適
用例に限定されるものではなく、フェルール同士の端面
を突き合わせて光ファイバの整合、接続を行なう単芯光
コネクタ用フェルールや、多芯光コネクタ用及び多芯光
ファイバ整列用の光コネクタ部材にも適用できる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の効果を具体的に確認した実施
例を示し、本発明について具体的に説明するが、本発明
が下記実施例に限定されるものでないことはもとよりで
ある。
【0043】実施例1 予め溶製したZr55Al10Ni5Cu30の組成を有する
合金を完全に溶融し、中心に石英ファイバを挿入した直
径2.5mm、長さ16mmのキャビティを有する金型
内に注入した(図1)。金型等は1×10-4Torrの
真空雰囲気中に配置した。石英ファイバには20MPa
の引張荷重を加えておき、誘導加熱により溶融した合金
を射出圧力10MPaでピストンにより上方の金型内に
射出した(図2)。得られた鋳物から製品部をカットし
(図3)、図4に示すような光ファイバ一体型キャピラ
リを作製した。得られた光ファイバ一体型キャピラリの
長さは16mm、外径は2.499mm±0.2μm、
真円度が0.4μm、円筒度が0.4μm、表面粗さが
0.3μmであった。また、鋳物先端部における石英フ
ァイバの同心度は1.0μmであった。さらに、作製し
た光ファイバ一体型キャピラリを用いて光損失、反射減
衰量を測定したところ、それぞれ0.3dB以下、40
dB以上であり、光コネクタの規格を満たすものであっ
た。また、熱サイクル試験による光特性の変化は見られ
なかった。
【0044】実施例2 予め溶製したZr55Al10Ni5Cu30の組成を有する
合金を完全に溶融し、管内に石英ファイバを挿入した外
径0.5mm、内径0.13mmの金属管が中心に挿入
された直径2.5mm、長さ16mmのキャビティを有
する金型内に注入した(図6)。金型等は1×10-4
orrの真空雰囲気中に配置した。石英ファイバには2
0MPaの引張荷重を加えておき、誘導加熱により溶融
した合金を射出圧力10MPaでピストンにより上方の
金型内に射出した(図7)。得られた鋳物から製品部を
カットし(図8)、図9に示すような光ファイバが嵌挿
された金属管が埋め込まれた光ファイバ一体型キャピラ
リを作製した。得られた光ファイバ一体型キャピラリの
長さは16mm、外径は2.499mm±0.2μm、
真円度が0.4μm、円筒度が0.4μm、表面粗さが
0.3μmであった。また、鋳物先端部における石英フ
ァイバの同心度は1.0μmであった。さらに、作製し
た光ファイバ一体型キャピラリを用いて光損失、反射減
衰量を測定したところ、それぞれ0.3dB以下、40
dB以上であり、光コネクタの規格を満たすものであっ
た。また、熱サイクル試験による光特性の変化は見られ
なかった。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法によれば、
光ファイバ又は光ファイバと金属管が、光コネクタ用フ
ェルール(キャピラリ)製造の際の熱収縮もしくは凝固
収縮により、上記フェルール内に一体的に強固に固定さ
れた光ファイバ一体型フェルールが提供される。このよ
うな光ファイバ一体型フェルールは、耐久性に優れ、光
ファイバの装着位置精度が高く、接続損失が低減される
のみならず、従来のように射出成形の際に高価な中子ピ
ンを使用する必要がなく、またフェルールへの光ファイ
バの挿着に接着剤を使用する必要もないので、前記した
ような中子ピン使用や接着剤使用による問題や、接着剤
に起因する使用中の熱サイクルにより光ファイバが剥離
するといった問題もない。さらに、内径仕上げ加工等の
機械加工工程やフェルールへの光ファイバの接着工程が
不要で加工工程数を大幅に減少できるので、所定の形
状、寸法精度、及び表面品質を満足する光ファイバ一体
型フェルールを単一のプロセスで量産性良く製造でき、
フェルール製造コストを大幅に削減することができる。
また、光ファイバを金属管内に挿通した状態で金型内に
配置することにより、光ファイバ一体型フェルールの製
造時に光ファイバの折れを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ一体型フェルールの製造工
程の一実施形態を示す合金溶融前の状態の概略部分断面
図である。
【図2】本発明の光ファイバ一体型フェルールの製造工
程の一実施形態を示す溶湯注入時の状態の概略部分断面
図である。
【図3】本発明の光ファイバ一体型フェルールの製造工
程の一実施形態を示す製品カット時の状態の概略部分断
面図である。
【図4】本発明の光ファイバ一体型フェルールの一実施
形態を示す断面図である。
【図5】本発明の光ファイバ一体型フェルールの他の実
施形態を示す部分断面図である。
【図6】本発明の光ファイバ一体型フェルールの製造工
程の他の実施形態を示す合金溶融前の状態の概略部分断
面図である。
【図7】本発明の光ファイバ一体型フェルールの製造工
程の他の実施形態を示す溶湯注入時の状態の概略部分断
面図である。
【図8】本発明の光ファイバ一体型フェルールの製造工
程の他の実施形態を示す製品カット時の状態の概略部分
断面図である。
【図9】本発明の光ファイバ一体型フェルールの別の実
施形態を示す断面図である。
【図10】本発明の光ファイバ一体型フェルールのさら
に別の実施形態を示す部分断面図である。
【図11】本発明の光ファイバ一体型フェルールを用い
たLDモジュールの構成を示す概略部分断面図である。
【図12】本発明の光ファイバ一体型フェルールを用い
たLDモジュールの他の構成を示す概略部分断面図であ
る。
【図13】図12に示すLDモジュールに用いた光ファ
イバ一体型フェルールの側面図である。
【図14】従来のフェルールに光ファイバを挿入したと
きのずれをデフォルメして示す断面図である。
【符号の説明】
1 金型 2 製品成形用キャビティ 3 注湯口 4 溶解用容器 5 円筒状スリーブ 6 ピストン 7 原料収容部 10 光ファイバ 11a,11b,11c,11d,11e 光ファイバ
一体型フェルール(キャピラリ) 12 フェルール 13 金属管 20,20a LDモジュール 32 キャピラリ部 33 フランジ部 A 合金原料 A’ 溶湯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 央 宮城県仙台市泉区南光台東2−8−5 Fターム(参考) 2H036 NA01 QA19 QA27 QA28 QA32 QA44 2H037 AA01 BA03 DA03 DA04 DA05 DA15 DA16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタ用フェルールの製造の際にそ
    の内部に一体的に固定された光ファイバを内包している
    ことを特徴とする光ファイバ一体型フェルール。
  2. 【請求項2】 光コネクタ用フェルールと、その内部に
    長手方向に埋め込まれた金属管と、該金属管内に嵌挿さ
    れた光ファイバとからなり、該光ファイバはフェルール
    の製造の際にその内部に金属管を介して一体的に固定さ
    れて内包されたものであることを特徴とする光ファイバ
    一体型フェルール。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバ又は光ファイバと金属管
    が、光コネクタ用フェルール製造の際の熱収縮もしくは
    凝固収縮により上記フェルール内に強固に固定されたも
    のであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光フ
    ァイバ一体型フェルール。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバが、光コネクタ用フェル
    ールの一端部から外部に連続的に延出していることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光ファ
    イバ一体型フェルール。
  5. 【請求項5】 前記金属管が内径0.1〜1.0mm、
    外径0.14〜2.3mmであることを特徴とする請求
    項2乃至4のいずれか一項に記載の光ファイバ一体型フ
    ェルール。
  6. 【請求項6】 前記フェルールの外径が0.2〜2.5
    mmであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    一項に記載の光ファイバ一体型フェルール。
  7. 【請求項7】 前記フェルールが、金属、少なくとも体
    積率50%以上の非晶質相を含む非晶質合金、セラミッ
    クス又は合成樹脂から作製されていることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光ファイバ一体
    型フェルール。
  8. 【請求項8】 前記フェルールが、下記一般式(1)〜
    (6)のいずれか1つで示される組成を有し、少なくと
    も体積率50%以上の非晶質相を含む実質的に非晶質の
    合金からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    か一項に記載の光ファイバ一体型フェルール。 一般式(1):M1 a2 bLnc3 d4 e5 f 但し、M1はZr及びHfから選ばれる1種又は2種の
    元素、M2はNi、Cu、Fe、Co、Mn、Nb、T
    i、V、Cr、Zn、Al及びGaよりなる群から選ば
    れる少なくとも1種の元素、LnはY、La、Ce、N
    d、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Yb及びMm(希
    土類元素の集合体であるミッシュメタル)よりなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の元素、M3はBe、B、
    C、N及びOよりなる群から選ばれる少なくとも1種の
    元素、M4はTa、W及びMoよりなる群から選ばれる
    少なくとも1種の元素、M5はAu、Pt、Pd及びA
    gよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、a、
    b、c、d、e及びfはそれぞれ原子%で、25≦a≦
    85、15≦b≦75、0≦c≦30、0≦d≦30、
    0≦e≦15、0≦f≦15である。 一般式(2):Al100-g-h-iLng6 h3 i 但し、LnはY、La、Ce、Nd、Sm、Gd、T
    b、Dy、Ho、Yb及びMmよりなる群から選ばれる
    少なくとも1種の元素、M6はTi、V、Cr、Mn、
    Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb、Mo、Hf、T
    a及びWよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元
    素、M3はBe、B、C、N及びOよりなる群から選ば
    れる少なくとも1種の元素、g、h及びiはそれぞれ原
    子%で、30≦g≦90、0<h≦55、0≦i≦10
    である。 一般式(3):Mg100-p7 p 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
    選ばれる少なくとも1種の元素、pは原子%で5≦p≦
    60である。 一般式(4):Mg100-q-r7 q8 r 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
    選ばれる少なくとも1種の元素、M8はAl、Si及び
    Caよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、q
    及びrはそれぞれ原子%で、1≦q≦35、1≦r≦2
    5である。 一般式(5):Mg100-q-s7 q9 s 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
    選ばれる少なくとも1種の元素、M9はY、La、C
    e、Nd、Sm及びMmよりなる群から選ばれる少なく
    とも1種の元素、q及びsはそれぞれ原子%で、1≦q
    ≦35、3≦s≦25である。 一般式(6):Mg100-q-r-s7 q8 r9 s 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
    選ばれる少なくとも1種の元素、M8はAl、Si及び
    Caよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M
    9はY、La、Ce、Nd、Sm及びMmよりなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の元素、q、r及びsはそれ
    ぞれ原子%で、1≦q≦35、1≦r≦25、3≦s≦
    25である。
  9. 【請求項9】 光コネクタ用フェルールの外形を規定す
    るキャビティを持つ金型内に、光ファイバを挿入した状
    態で、高温の流体材料を注入し、冷却固化させることに
    より、製造されるフェルール内部に光ファイバを強固に
    固定することを特徴とする光ファイバ一体型フェルール
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 光コネクタ用フェルールの外形を規定
    するキャビティを持つ金型内に、光ファイバを嵌挿した
    金属管を挿入した状態で、高温の流体材料を注入し、冷
    却固化させることにより、製造されるフェルール内部に
    埋め込まれた金属管を介して光ファイバを強固に固定す
    ることを特徴とする光ファイバ一体型フェルールの製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記光ファイバを少なくともその一端
    部が金型から外部に連続的に延出するように金型内に配
    置し、フェルールの製造を行なうことを特徴とする請求
    項9又は10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記光ファイバに引張荷重を加えなが
    らフェルールの製造を行なうことを特徴とする請求項9
    乃至11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記材料が、金属、少なくとも体積率
    50%以上の非晶質相を含む非晶質合金、セラミックス
    ペースト又は合成樹脂であることを特徴とする請求項9
    乃至12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記材料が、下記一般式(1)〜
    (6)のいずれか1つで示される組成を有し、少なくと
    も体積率50%以上の非晶質相を含む実質的に非晶質合
    金を生じ得る合金材料の溶湯であり、この合金溶湯を前
    記金型のキャビティ内に強制移動させ、上記金型内で合
    金溶湯を急冷凝固して非晶質化させることを特徴とする
    請求項9乃至12のいずれか一項に記載の方法。 一般式(1):M1 a2 bLnc3 d4 e5 f 但し、M1はZr及びHfから選ばれる1種又は2種の
    元素、M2はNi、Cu、Fe、Co、Mn、Nb、T
    i、V、Cr、Zn、Al及びGaよりなる群から選ば
    れる少なくとも1種の元素、LnはY、La、Ce、N
    d、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Yb及びMm(希
    土類元素の集合体であるミッシュメタル)よりなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の元素、M3はBe、B、
    C、N及びOよりなる群から選ばれる少なくとも1種の
    元素、M4はTa、W及びMoよりなる群から選ばれる
    少なくとも1種の元素、M5はAu、Pt、Pd及びA
    gよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、a、
    b、c、d、e及びfはそれぞれ原子%で、25≦a≦
    85、15≦b≦75、0≦c≦30、0≦d≦30、
    0≦e≦15、0≦f≦15である。 一般式(2):Al100-g-h-iLng6 h3 i 但し、LnはY、La、Ce、Nd、Sm、Gd、T
    b、Dy、Ho、Yb及びMmよりなる群から選ばれる
    少なくとも1種の元素、M6はTi、V、Cr、Mn、
    Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb、Mo、Hf、T
    a及びWよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元
    素、M3はBe、B、C、N及びOよりなる群から選ば
    れる少なくとも1種の元素、g、h及びiはそれぞれ原
    子%で、30≦g≦90、0<h≦55、0≦i≦10
    である。 一般式(3):Mg100-p7 p 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
    選ばれる少なくとも1種の元素、pは原子%で5≦p≦
    60である。 一般式(4):Mg100-q-r7 q8 r 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
    選ばれる少なくとも1種の元素、M8はAl、Si及び
    Caよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、q
    及びrはそれぞれ原子%で、1≦q≦35、1≦r≦2
    5である。 一般式(5):Mg100-q-s7 q9 s 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
    選ばれる少なくとも1種の元素、M9はY、La、C
    e、Nd、Sm及びMmよりなる群から選ばれる少なく
    とも1種の元素、q及びsはそれぞれ原子%で、1≦q
    ≦35、3≦s≦25である。 一般式(6):Mg100-q-r-s7 q8 r9 s 但し、M7はCu、Ni、Sn及びZnよりなる群から
    選ばれる少なくとも1種の元素、M8はAl、Si及び
    Caよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M
    9はY、La、Ce、Nd、Sm及びMmよりなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の元素、q、r及びsはそれ
    ぞれ原子%で、1≦q≦35、1≦r≦25、3≦s≦
    25である。
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