JPS60197854A - 感光体ドラム用アルミニウム合金圧延板 - Google Patents

感光体ドラム用アルミニウム合金圧延板

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JPS60197854A
JPS60197854A JP5221884A JP5221884A JPS60197854A JP S60197854 A JPS60197854 A JP S60197854A JP 5221884 A JP5221884 A JP 5221884A JP 5221884 A JP5221884 A JP 5221884A JP S60197854 A JPS60197854 A JP S60197854A
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JP
Japan
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alloy plate
rolled
intermetallic compound
aluminum alloy
drum
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JP5221884A
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JPS6240411B2 (ja
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Akira Tajiri
田尻 彰
Hiroshi Kaneko
弘 金子
Hiroyuki Hattori
服部 弘幸
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SUKAI ALUM KK
Toshiba Corp
Sky Aluminium Co Ltd
Sanko Metal Industrial Co Ltd
Original Assignee
SUKAI ALUM KK
Toshiba Corp
Sky Aluminium Co Ltd
Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絞り及びしごき(draw and 1ro
n)加工(以下DI加工と記す)によシ、感光体ドラム
を製造するためのアルミニウム合金圧延板に関するもの
である。
従来乾式複写機、ファクシミリ等に用いる感。
光体ドしは押出路・引1抜きパイプから切削加工して製
造されていた。ところが押出し、引抜きという加工は生
産性が低く、壕だドラムに要求される真円度、真直度等
の寸法精度(以下形状性という)やドラムの表面品質が
悪いので、切削加工の工数が多くなるなどの欠点があっ
た。
本発明の目的は、生産性の良い圧延板をDI加工するこ
とにより、形状性や表面品質の優れた感光体トラムを製
造するだめのアルミニウム合金圧延板を提供することで
ある。
この目的を達成するにあたり、従来押出し、引抜きで用
いられていたJISA1050.1100.3003.
6063をDI加工してみたが成形性や表面品質が悪く
、コピートラムとしての使用は不可能であった。本発明
者らは鋭意研究の結果、以下の構成よりなるアルミニウ
ム合金圧延板が、上記目的を達成することを見出した。
′ すなわち S1≦0.3wt < 、 Fe≦1.Ow
t %、 Cu ≦0.25wt 4. Mn’0.8
〜1.5wt %、Mg 0.8〜1.5wt %。
残部AI及び不可避的不純物、必要に応じてT1≦0.
2wt%、B≦0.1wt%とよりなり、所定の板厚ま
で圧延された圧延板の(圧延面に平行な板表面層におい
て)粒子径30μ以下の金属間化合物が均一に分布し、
粒子径20〜30μの金属間化合物は圧延面に平行な板
表面層において任意の1mrA内に50個を越えて存在
することがなく、かつ平均結晶粒径が80μ以下である
ことを特徴とする、DI加工によシ成形される感光体ド
ラム用アルミニウム合金圧延板である。ここで板表面層
とは、圧延板の表面より板厚方向に約200μの圧延面
に平行な層である。また金属間化合物の粒子径とは、任
意の金属間化合物粒子の最長径とそれに直角方向の径の
平均値である。さらに平均結晶粒径とは、各結晶粒の最
大径の平均値である。
上記構成に限定した理由を以下に詳細に説明する。まず
添加元素についてであるが、Si≦0.3wt%の添加
は”g+ Mnなどと共存して、強度及び絞シ性が向上
するが0.3wt%を越えて添加すると、しごき性が低
下する。Fe≦1.0wt%の添加は45°耳を助長し
0−90°耳を発生しやすい軟質材の異方性を小さくす
る。また結晶粒の微細化やフローマークの発生防止、成
形性の向上に効果がある。1.0wt%を越えて添加す
ると巨大金属間化合物を生成するため、成形性が低下す
ると同時にコピートラムの電気的特性が害われ画質が低
下する。Cu≦0.25wt %の添加は、結晶粒の微
細化やフローマークの改善に効果があるが、0.25 
wl %を越えて添加するとしごき性が低下する。Mn
 0.8〜15wt%の添加は、Feと共存してしごき
加工時の焼付きを防止し、加工性を向上させる。0.8
wt4以下の添加ではこの効果が少なく、1.5wt4
を越えて添加すると巨大金属間化合物が生成するため加
工性が低下すると同時に、コピードラムの電気的特性が
害われる。Mg0.8〜1.5wt%の添加は、Si、
Cuと共存して強度を向上させる。Q、8Wt’1以下
の添加ではこれらの効果が少なく、1.5wt%を越え
て添加すると加工硬化が大きくなシ、しごき性が低下す
る。Ti及びBの添加は、鋳造組織の微細化や成形性の
向上に効果があるが、Ti0.2wt%以上、80.1
wt係以上添加すると巨大金属間化合物を生成し加工性
が低下する。
次に、金属組織の限定理由について説明する。
感光体ドラムには外観上の寸法精度や表面の平坦度が要
求されるだけでなく、ドラム表面のミクロ組織が微細均
一であることを要求される。
すなわち30μ以上の金属間化合物が存在したり、20
〜30μ程度の化合物でも任意の1−内に50個を越え
て集中的に存在するような不均一な組織をもつ相料では
、金属間化合物の多い部分と少ない部分とで電気的特性
が異なシ、これが原因して画像に濃淡のむらが発生する
ことがある。
したがって、粒子径30μ以下の金属間化合物が均一に
分布し、粒子径20〜30μの金属間化合物は圧延面に
平行な板表面層において、任意の11Ld内に50個を
越えて存在しないことが必要である。また1) I加工
による肌荒れを生じないためには、平均結晶粒径が80
μ以下であることが必要である。
なお、本発明に係るアルミニウム合金圧延板は、上記化
学組成のアルミニウム合金を半連続鋳造した鋳塊に対し
高温・長時間の均熱・加熱を施してから熱間圧延し、か
なりの板厚を有するにもかかわらす冷間圧延を施した後
、焼鈍を施すことによって得られる。
以下、本願発明の効果を実施例に基づいて説明する。
実施例 第1表に示す化学組成、第2表に示す製造法の組合せに
よ94種類のアルミニウム合金板(板厚5.0+++m
)を製造し、その金属組織を観堅したところ、表3に示
すように本発明の特許請求の範囲の要件を満たすもの2
種類(本発明材と呼ぶ)、そうでないもの2種類(比較
材と呼ぶ)を得た。
これらの合金板を直径80mm、深さ400mmにDI
加工し、乾式複写機用感光体ドラムを製造して、その特
性について調査し表4の結果を得た。
成形性としてはI)I加工時のしわ、耳、ヒルドアツブ
の発生状況を、総合的に評価した。形状性としてはDI
成形後のドラムの真直度、真円度、偏肉を測定した。ま
た表面品質としてはDI加工後のドラムのキズ、肌荒れ
の発生状況を評価し、画質については、DI成形後の円
筒体にスコッチブライト加工と呼ばれる研磨を施し、洗
浄した後基板温度77CでSe膜を55μmさらにSe
 −’l’e合金膜を5μITI真空蒸着したものを乾
式複写機に組込んでオリジナル濃度04(ハーフト−ン
)の複写を5万枚行なって画質の均一性を目視で評価し
た。このハーフトーン画質の均一性は乾式複写機に対し
て最も大切な品質の一つである。第2表かられかるよう
に、金属間化合物が細かく均一に分布している発明材は
、DI成形時の成形性が良好で、また、DI成形後の形
状性及び表面品質も良好なので研磨加工時の加工シロが
少なくてすみ、加工歪の減少と加工費の低減につながる
また、形状性が良好なことは乾式複写機の帯電装置・現
像装置と感光体ドラムとの間隙が感光層表面全域で一定
となるため、表面電位や現像剤量の均一性を高め均一な
画質が得られる′と゛ いう本用途に対する特有の効果
を生む。
なお、比較材のハーフトーン画質の濃淡むらとは、部分
的にしみ、黒点等が存在するため使用に耐えない程度で
ある。
以上の結果から、発明材は、製造上及び製品特性上のあ
らゆる特性において、比較材に勝ってbることがわかる
第2表 製造法 製造法 工 程 D 半連続鋳造→均 熱→加 熱→熱延→冷延→焼鈍5
80°ClX15H460℃x8H7at 5at 3
90’0x2HE 半連続鋳造→加熱→熱延→焼鈍

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 Si ≦0.3wt % 、Fe≦1.0 wt % 
    、Cu≦0.25 wt 4 。 Mn 0.8〜1.5wt ’Iy 、 Mg O,8
    〜1.5wt%、残部A1及び不可避的不純物、必要に
    応じてT1≦Q2wt%。 B≦0.1wt1 とよりなり、所定の板厚寸で圧延さ
    れた圧延板の圧延面に平行な板表面層において粒子径3
    0μ以下の金属間化合物が均一に分布し粒子径20〜3
    0μの金属間化合物は、任意の1d内50個を越えて存
    在することがなく、かつ平均結晶粒径が80μ以下であ
    ることを特徴とする絞り及びしごき加工により成形され
    る感光体ドラム用アルミニウム合金圧延板。
JP5221884A 1984-03-21 1984-03-21 感光体ドラム用アルミニウム合金圧延板 Granted JPS60197854A (ja)

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