JPS6019772A - 2−ビニル−4,6−ジアミノ−s−トリアジンの合成方法 - Google Patents
2−ビニル−4,6−ジアミノ−s−トリアジンの合成方法Info
- Publication number
- JPS6019772A JPS6019772A JP12847283A JP12847283A JPS6019772A JP S6019772 A JPS6019772 A JP S6019772A JP 12847283 A JP12847283 A JP 12847283A JP 12847283 A JP12847283 A JP 12847283A JP S6019772 A JPS6019772 A JP S6019772A
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- Japan
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- compound
- triazine
- methylimidazole
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は2−ビニル−4,6−ジアミツーs−トリアジ
ン(以下V、T、という)の合成方法に関するものであ
り、その目的とするところは安価に量産し・)る方法を
提供することにある。
ン(以下V、T、という)の合成方法に関するものであ
り、その目的とするところは安価に量産し・)る方法を
提供することにある。
本発明方法によって得られる化合物は、コモノマーとし
て有用であり、高分子側鎖にジアミノ−s−トリアジン
を導入すると該高分子の軟化点及びガラス転移点は未導
入高分子よりも大幅に上昇しまた比重も増大し、溶解性
も顕著に変化することが知られている。[例えば)11
尾、加倉井:高分子論文集、32.308 (1!17
5) ; T、Seo、に、^be、If、llonm
a+T、Kakurai : Polym、r’rep
n、+20+661 (1!179) ]V、T、の合
成については、既に以下に述べる幾らかの方法が知られ
ている。即し、ビグアニドとアクリル酸クロライドを反
応させる方法[C,G、Overberger等:J、
八、C,S、、 80,988 (195B) ] 、
ジシアンジアミドとβ−ジメチル7ミノープロピオニト
リルを反応させる方法[1loechs L社: Fr
、1,563,255(1967) ] 、L2−ジ
l 4’、 6′−ジアミノ−s−)リアジ−3− ニル−(2r l−シフし1ブタンを減圧下で320°
Cに加熱する方法[旭化成:特公昭46−35068]
、2−β−メトキシコニチル− 窒素気流中で350°Cに加熱する方法[ Sudde
u tsche I(alkstickstoff W
erke A.G.: Ger.Offen,2,13
5、881 (1973) ]等である。
て有用であり、高分子側鎖にジアミノ−s−トリアジン
を導入すると該高分子の軟化点及びガラス転移点は未導
入高分子よりも大幅に上昇しまた比重も増大し、溶解性
も顕著に変化することが知られている。[例えば)11
尾、加倉井:高分子論文集、32.308 (1!17
5) ; T、Seo、に、^be、If、llonm
a+T、Kakurai : Polym、r’rep
n、+20+661 (1!179) ]V、T、の合
成については、既に以下に述べる幾らかの方法が知られ
ている。即し、ビグアニドとアクリル酸クロライドを反
応させる方法[C,G、Overberger等:J、
八、C,S、、 80,988 (195B) ] 、
ジシアンジアミドとβ−ジメチル7ミノープロピオニト
リルを反応させる方法[1loechs L社: Fr
、1,563,255(1967) ] 、L2−ジ
l 4’、 6′−ジアミノ−s−)リアジ−3− ニル−(2r l−シフし1ブタンを減圧下で320°
Cに加熱する方法[旭化成:特公昭46−35068]
、2−β−メトキシコニチル− 窒素気流中で350°Cに加熱する方法[ Sudde
u tsche I(alkstickstoff W
erke A.G.: Ger.Offen,2,13
5、881 (1973) ]等である。
しかしながら前記の各方法は、出発原料が高価であった
り、反応操作が複雑であったり、また収率が低いなどい
づれも工業的規模の実施に適さない。
り、反応操作が複雑であったり、また収率が低いなどい
づれも工業的規模の実施に適さない。
次に本発明の方法について述べる。
本発明の方法において使用される出発物質2−(β−
(グーメチルイミダゾリル−15) −エチル−4.6
−ジアミツーs− lリアジン(以下相当トリアジンと
いう)は、アクリロニトリル、2−メチルイミダゾール
及びジシアンジアミドの3者から特公昭47−3639
1号公報記載の方法で容易にえられる化合物である。
(グーメチルイミダゾリル−15) −エチル−4.6
−ジアミツーs− lリアジン(以下相当トリアジンと
いう)は、アクリロニトリル、2−メチルイミダゾール
及びジシアンジアミドの3者から特公昭47−3639
1号公報記載の方法で容易にえられる化合物である。
本発明方法を反応式で示せば次の如くである。
相当1リアジン
ν.1.2−メチルイミ
ダゾール
2−メチルイミダゾールから始まって相当トリアジンに
至る迄の反応収率は良好であり、目.っ相当]・リアジ
ンからV.T,が生成する反応は操作が簡単でしかも収
率は良好である。
至る迄の反応収率は良好であり、目.っ相当]・リアジ
ンからV.T,が生成する反応は操作が簡単でしかも収
率は良好である。
従って本発明の反応は1業的規模の実施に適すると云う
ことが出来る。
ことが出来る。
5 −
次に本反応の実施の態様について述べる。
相当トリアジンを適当な重合防止剤と共に、適当な減圧
保持可能な反応容器中で、5〜20wv+lIg程度の
減圧下に、 180乃至320℃で適当時間加熱すると
、V.T.と2−メチルイミダゾールが昇華して反応容
器の上部器壁に付着する。上部器壁は空冷若しくは水冷
されていることが望ましい。
保持可能な反応容器中で、5〜20wv+lIg程度の
減圧下に、 180乃至320℃で適当時間加熱すると
、V.T.と2−メチルイミダゾールが昇華して反応容
器の上部器壁に付着する。上部器壁は空冷若しくは水冷
されていることが望ましい。
付着物を採取したのち水洗して2−メチルイミダゾール
を除去し、残留物を水で再結して目的物V。
を除去し、残留物を水で再結して目的物V。
T.をうる。
本反応で使用される代表的な重合防止剤は硫化すトリウ
ム、硫化カリウム、ハイドロキノン、硫酸銅,β−ナフ
チル−アミン等である。中でも硫化ナトリウムが最も優
れた重合防止効果を示す。
ム、硫化カリウム、ハイドロキノン、硫酸銅,β−ナフ
チル−アミン等である。中でも硫化ナトリウムが最も優
れた重合防止効果を示す。
減圧度は高ければ高い方が好ましいが、5ml1g程度
であれば充分である。反応時間は1時間以内である。
であれば充分である。反応時間は1時間以内である。
前述の水洗除去された2−メチルイミダゾールは一旦水
溶液の形で捕集され、ついで減圧蒸留に付され回収され
る。
溶液の形で捕集され、ついで減圧蒸留に付され回収され
る。
− 6 二
次にV.T.の性質について述べる。
m.p. 239〜2旧”C(W)。熱水に可溶。熱メ
タノール、熱エタノール、熟アセトンに!it溶。殆ど
中性。熱水に溶かしアゾビスイソブチロニトリルを加え
ると熱水に不溶性の重合体を与える。
タノール、熱エタノール、熟アセトンに!it溶。殆ど
中性。熱水に溶かしアゾビスイソブチロニトリルを加え
ると熱水に不溶性の重合体を与える。
TLC (アルミナ及びシリカ、EtOll) : l
if= 0.Ovpjiz: 3340 、3170、
1680 (第4吸収) 、1655(第2吸収) 、
155(1 (第1吸収) 、14fiO (第5吸収
) 、1425 (第3吸収)、1370、1265、
1130、 985、 960、 835(第 6吸収
) NMR (d,− IIMSO) :δ6.76 (多
重線、4!l) ;6.35〜6.45 ( 3重線、
2+1) ; 5.59〜5.72 ( 4重線、11
1) 元素分析値: 6%44.2B、11%5io7、N%
50.02次に実施例をもって具体的に説明する。
if= 0.Ovpjiz: 3340 、3170、
1680 (第4吸収) 、1655(第2吸収) 、
155(1 (第1吸収) 、14fiO (第5吸収
) 、1425 (第3吸収)、1370、1265、
1130、 985、 960、 835(第 6吸収
) NMR (d,− IIMSO) :δ6.76 (多
重線、4!l) ;6.35〜6.45 ( 3重線、
2+1) ; 5.59〜5.72 ( 4重線、11
1) 元素分析値: 6%44.2B、11%5io7、N%
50.02次に実施例をもって具体的に説明する。
実施例1。
相当トリアジンの結晶21.9g ( 0.1モル)と
、Na2S + 9aq. 2−2g ( 0.008
モル)を711j!の水に熔かした溶液とを良く混じた
のち、全体を減圧乾固−7− し出発原料とした。これば重合防止剤を相当トリアジン
結晶に萬遍2.(< (”J着させるために行われる。
、Na2S + 9aq. 2−2g ( 0.008
モル)を711j!の水に熔かした溶液とを良く混じた
のち、全体を減圧乾固−7− し出発原料とした。これば重合防止剤を相当トリアジン
結晶に萬遍2.(< (”J着させるために行われる。
該原料を約1(lonlのラグイス型クライゼンフラス
コに仕込み、フラスコ底部を電熱ヒーター上のフードで
包み、5++m11gの減圧下で加熱を行い、フラスコ
内温を240℃で1時間維持した。放冷後、フラスコ」
二部及びラグイス部の内壁に付着の昇華物を採取し、そ
のものに水35m 12を加え、室温で少時博拌したの
ら、不溶物を濾取し、該不溶物(粗V、T、)を]]0
mffの水で再結し、目的物V、T、 (m、p。
コに仕込み、フラスコ底部を電熱ヒーター上のフードで
包み、5++m11gの減圧下で加熱を行い、フラスコ
内温を240℃で1時間維持した。放冷後、フラスコ」
二部及びラグイス部の内壁に付着の昇華物を採取し、そ
のものに水35m 12を加え、室温で少時博拌したの
ら、不溶物を濾取し、該不溶物(粗V、T、)を]]0
mffの水で再結し、目的物V、T、 (m、p。
239〜241℃、TLC(シリカ1Eto+l、 1
.発色)RfO,OO〜0.01111g (収率80
%)を得た。先述の濾液を減圧蒸留し2−メチルイミダ
ゾール(m、p、 115〜118℃) 5.h (回
収率71%)を回収した。
.発色)RfO,OO〜0.01111g (収率80
%)を得た。先述の濾液を減圧蒸留し2−メチルイミダ
ゾール(m、p、 115〜118℃) 5.h (回
収率71%)を回収した。
実施例2゜
実施例1のフラスコ内温と加熱時間を夫々 180℃及
び1.5時間に変える以外は全〈実施例1と同一条件下
の反応を行い目的物V、T、 (m、p、 239〜2
41℃) 8.8g (収率64%)を得た。
び1.5時間に変える以外は全〈実施例1と同一条件下
の反応を行い目的物V、T、 (m、p、 239〜2
41℃) 8.8g (収率64%)を得た。
実施例3゜
実施例1のフラスコ内温と加熱時間を夫々 220°C
及び0.5時間に変える以外は全〈実施例1と同一条件
下の反応を行い目的物V、T、 (m、p、 239〜
241°C) 10.5g(収率77%)を得た。
及び0.5時間に変える以外は全〈実施例1と同一条件
下の反応を行い目的物V、T、 (m、p、 239〜
241°C) 10.5g(収率77%)を得た。
実施例4゜
実施例1のフラスコ内温と加熱時間を夫々 320℃及
び0.75時間に変える以外は全〈実施例1と同一条件
下の反応を行い目的物V、T、 (m、p、 239〜
241’c ) 10.7g (収率71(%)を得た
。
び0.75時間に変える以外は全〈実施例1と同一条件
下の反応を行い目的物V、T、 (m、p、 239〜
241’c ) 10.7g (収率71(%)を得た
。
なお、2−メチルイミダゾールの回収率は82%であっ
た。
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 で示される2−(β−(2′−メチルイミダゾリル−1
′))−エチル−4,6−ジアミツーs−)リアジンを
重合防止剤の存在下減圧で加熱することを特徴とする 構造式 Ni+2 / \ Nl+□ で示される2−ヒニルー4.〔1−ジアミノ−8−トリ
アジンの合成力法。 −2−・
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12847283A JPS6019772A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 2−ビニル−4,6−ジアミノ−s−トリアジンの合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12847283A JPS6019772A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 2−ビニル−4,6−ジアミノ−s−トリアジンの合成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6019772A true JPS6019772A (ja) | 1985-01-31 |
JPS629593B2 JPS629593B2 (ja) | 1987-02-28 |
Family
ID=14985571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12847283A Granted JPS6019772A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 2−ビニル−4,6−ジアミノ−s−トリアジンの合成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019772A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4579946A (en) * | 1985-01-10 | 1986-04-01 | Shikoku Chemicals Corporation | Process for synthesis of 2-vinyl-4,6-diamino-S-triazine |
-
1983
- 1983-07-13 JP JP12847283A patent/JPS6019772A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4579946A (en) * | 1985-01-10 | 1986-04-01 | Shikoku Chemicals Corporation | Process for synthesis of 2-vinyl-4,6-diamino-S-triazine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS629593B2 (ja) | 1987-02-28 |
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