JPS60195129A - 耐汚染性フイルム - Google Patents

耐汚染性フイルム

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JPS60195129A
JPS60195129A JP5049384A JP5049384A JPS60195129A JP S60195129 A JPS60195129 A JP S60195129A JP 5049384 A JP5049384 A JP 5049384A JP 5049384 A JP5049384 A JP 5049384A JP S60195129 A JPS60195129 A JP S60195129A
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JP
Japan
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talc
film
rubber
particles
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP5049384A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Ishihara
石原 武夫
Yasukazu Sakai
酒井 康和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP5049384A priority Critical patent/JPS60195129A/ja
Publication of JPS60195129A publication Critical patent/JPS60195129A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐汚染性にすぐれたアクリル樹脂フィルムに関
する。
アクリル樹脂フィルムは、その耐候性を生かして従来か
ら、壁紙、テント、塩ビ鋼板等の軟質塩化ビニル樹脂製
品の黄笈防止用表面保護層として広く使用されている。
とくに最近になり室内装飾品のn1級化と共に汚れ防止
ビニール壁紙用途への適用が期待されている。汚れ防止
ビニール壁紙とは、塩ビ壁紙の表面にアクリル樹脂やポ
リエステル等のフィルムをラミネートしたり、コーティ
ングしたものであり、施工後汚れが付着した場合に普通
の汚れならば軽く水拭きするだけで元通りになる性質を
有している。
従来より特開昭58−23973号公報等に示されるよ
うなアクリル樹脂フィルムを塩ビ壁紙にうiイ・−トシ
た耐汚染性壁紙等が知られている。しかし、これらの壁
紙ではラミネートしていない塩ビ壁紙に較べてすぐれて
いるものの、耐汚染性が完全とは言い難く、特にシミネ
ート後長期間経過した場合に汚れが落ちにくくなる問題
があり、汚れ防止。
ビニール壁紙の大きな欠点であった。耐汚染性を向上さ
せる手段としてフィルムの厚みを厚くする方法があるが
、壁紙が硬くなり施工が困難になる事、コストが上がる
事からフィルム厚みはできるだけ薄くする事が望ましく
、そのため耐汚染性がある程度犠牲にされているのが現
状である。また、壁紙としては一般に艶消しされたもの
が高級感から好まれるが、艶消しを行うことにより耐汚
染性が低下することが止むを得ないことと考えられてい
た。
本発明者らは、このような状況を踏まえた上で、塩ビ壁
紙とラミネートした場合に長期間にわたって削汚染性能
の低下がみられず、且つ柔軟で艶消し性のすぐれたアク
リル樹脂フィルムを与えることができる事を見い出し、
本発明に到達した。
すなわち本発明は、タルク及び平均粒径が0.5μ以下
のゴム粒子を樹脂組成物に対し前者を1〜10重力士チ
、後者を20〜40重量係含有したゴム変性アクリル樹
脂組成物でできたフィルムであって、かつ上記タルクは
粒径で10μを越えるタルク粒子数が他タルク粒子数に
対する割合で1襲以下の値になるようにフィルム中に分
散されていることを特徴とする面j汚染性フィルムに関
するものである。
本発明で使用されるゴム粒子としては、平均粒径が(1
,5μ以下である必要があり、これを越えると耐汚染性
が態化する。ゴムの量は20〜40重量裂の範囲にある
必要がある。ゴムの量が20重■裂未満ではフィルムの
タフネスが極めて悪い。−またゴムの量が40重fit
%を越えると耐汚染性が急激に低下して長期間の使用に
耐えない。コムの種類については特に制限はなく、特開
昭57−200412号公報に記載の多層構造アクリル
糸樹脂組成物を使用することにより得られるフィルムが
、耐汚染性、製膜性の点から最適である。
また、本発明で使用される艶消剤としては、その使用用
途により、)・rルムの表向光沢を消し、且つ被被覆物
の模様や柄が見える透明性を木ねM3えさせるものでな
くてはならない。その上、1llljpノ染性を低下さ
せるものであってはならないのは勿論のこと、取り扱い
上充分なタフネスが必要である。
これらの条件を全て満足させるためには、粒径1()μ
を越える粒子の割合が、1チ以下のメルクを1〜10重
f%含有することが必要である。他の無機粒子、例えは
炭酸カルシウム、硫酸バリウム、マイカ等では充分な艶
消効果が得られな〃・つたり、フィルムのタフネスが不
足したりする。メルクの粒径は10μを越える粒子の割
合が1%以下である必要がある。この場合の粒径とは、
タルク単体の粒径であるのは勿論であるが、タルクがフ
ィルム中で凝集している東合体の粒径を意味する。粒径
が10μを越える粒子が1%を越えると耐汚染性及びフ
ィルムのタフ不5スが、′U(化する。このため、ペレ
タイズ用の押出機は分散効果の高いものを使用する事が
望ましい。またタルクの含有はけ1〜10重量%である
必要がある。タルクの含有量がIM片係未満では充分な
笥消し効果が得られない。また10重幇%を越(ると1
制汚染性及びフィルムのタフネスが悪化する。
タルクは、粉砕分級品そのま牙を使用し7ても良いが、
アルコキシシランで表面処理されたものが、フィルム強
度の面からは好ま1−い。その中でも特にR1が長鎖ア
ルキルトリエトキシランがより好捷しい。
フィルム厚みは薄い方が飾玉」二好まし7いが、あ1り
薄いとフィルムのタフ;1<スが不足することから15
/l〜50μ、より好11,<は20〜35μである。
フィルムの製法については溶融押出製膜で作られ、Tダ
イ法、インフレーション法等の通常の方法で製膜するこ
とができるが、塩ビ壁紙とうばネートするため、延伸を
ある程度低くしてノリを防ぐ必要がおる。延伸の目安と
して熱収縮応力(Orientation Relea
se Stress ASTM;D1504に準拠。以
下0.R.S.と称する。)を採用すると、施工上問題
がない程度にソリを少なくするには、O.R.S.が3
 hyjn1以下であることが車重しい。
本発明で使用さするゴム変性アクリル樹脂組成物として
は、メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル系ゴム
全含有する0脂組成物が例示される。
また、ゴムの倉の測定は、フィルムをアセトン溶液に后
かした時に溶解せずに残る不溶1ま吻の量とする。
ゴムの平均粒径の定義方法としては体積平均粒子径を採
用する。この方法はまずフィルム平面を電子顕微鏡を使
用して、ゴムの形状が判別できる程度の倍率(約4万倍
程度)にして撮影する。撮影した写真より、100個以
上のゴムについて各々長径(o−L) 、短径(l:I
L)を測足し幾可平均径(TL)を算出する。
Ti −J’r妥】71石 次に、測定し/ζ全でのゴムについて幾町平均径の3乗
を足し会せ体積平均オき1子径(R)を清4出する。
”’”’3 L=1 (n:ゴムの個数100以上) 同様に、タルクのλ′\”11径の1lll短は、′電
子顕像i、、%、により撮影し/C写ユ((約]、f1
00倍桜度)より1n個(m−≧100)のメルクにつ
い−C谷々艮径(ム)、短径(1)ん)を測定し成用平
均径(T九)をゲ)、出する。
丁負=J7〒*Xb−呵 このようにしてめたTカが10μ以上のタルクの個数の
全体の個数(m個)に対する割合をめる。
以下実施例により本発明を説明する。1実施例で用いた
評価方法を以下に示す。
(1)剛汚染性 塩ビ壁紙とアクリルフィルムを熱ロール法でラミネート
する(ロール温度160℃)。うξネートした基制にコ
ーヒー(約80℃)をたらし、24時時間放置後件洗剤
を用いてガーゼで拭き取る。
◎:全く汚染のないもの ○:わずかに汚染されたもの Δ:かなりはっきり汚染されたもの ×:汚染されたもの (2)光学特性 艶消し性、 ASTM D2457の試験法による45
°光沢度(クロス)の値。
○:光沢度の値が60チ未満 △:60チ以上80%未満 ×:80%を越える 透明性i ASTM D 10(13の試験法による曇
り度(ヘーズ)の値。
○:曇り度の値が60チ未満 Δ:60%以上80φ未滴 ×:80%を越える (3)機械的特性 伸び; ASTM 882の試験法による引張破断伸び
の2軸方向の値の平均fit+ ソ、巴施例1、比較例1 特開昭57−2004]、2号公報の実施例1に従って
乳化重合により製造した第1層がメチルメタクリレート
(以下MMAと略ず)を主成分とした硬質重合体、第2
層がアルギルメタクリレー トを主成分とし/ζアクリ
ルゴム重合体、第3層がM、f〜・IAを主成分とした
硬質重合体で半均粒径が0.1μである多段ゴム弾性体
組成物と市販のメタクリルt/d脂(態化!l’!−I
Q(株)製デルベット8(IN”t とを70 : 3
0の割合で’(1111合したく見合9勿にタルク (
日本メルク製ミクロ=−スI) −3”t 奮3−重吐
係7Jl+えて混合し押出(幾によりペレタイズした。
さらにこのベレットを樹脂温L゛、ε(ダイの出口)を
約240 ℃に温調(7た押出機を通してTダイ法によ
り引き取り速度4m/分で中70rl順厚さ25μのフ
ィルムに製膜した。製膜したフィルム八と市販フィルム
X、Yについて諸物性を第1表に7iず。
第1表 このように本発明品はフィルム単独の物性においては市
販品と同程度の実用上問題のない水準であった。
次にもと期間にわたる耐汚柔性をみるだめ、フィルムA
、X、Yを塩ビ基材とラミネートしたものを40℃恒湛
檜で一定期間エージングさせ各々について耐汚染性テス
トを行った。結果を第2表にパす。
市販フィルLX、Yは耐汚染性がエージングにより悪化
するのに対して、本発明品は40日間エージングしても
fiiij汚染性がほとんど変化しないきわめ−〔優れ
たものであった。
第 2 表 実施例2、比較例2 実施例1と同様にして、多段ゴム弾性体組成物(平均粒
径C)、1μ)、メタクリル樹脂(無化成工業(株)製
デルベット80渋、メルク(日本タルク製ミクロエース
1ノー 、N を混合しペレタイズしたペレットより2
5μのフィルムf:製膜した。タルクの量は3重量%一
定として、多段ゴム弾性体組成物の量を変化さ一亡たフ
ィルムについて各々耐汚染性、機械的特性について評価
した。その結果を第3表に示す。本発明品は全ての評価
項目について良好であった。
実施例3、比較例3 実施例2と同様の&Ig与台せで、多段ゴム弾性組成物
の平均粒子径を重合時の乳化剤の量を調整する事で変化
させ、製IF7’4 シたフィルムについて耐汚染性を
評価した3、その結果を第4表に示す。但しこの場合の
多段ゴム弾性組成物の量は300重量%タルクの量は3
3L量チ、フィルム厚み25μである。
第4表 ゴノ・径を大きくする事により、耐汚染性が損なわれる
ことがわかる。
実M1例4、比枚例4 実施例2と同様の組み合せで、タルクの量及び粒径を変
化させたものについて、各々製膜して耐汚染性、光学特
性及び機械的特性について評価した。但しフィルム厚み
25μ、多段ゴム弾性組成物の量は300重量%ある。
また、タルクは日本タルク(株)製、ミクロエース及び
シムボンを使用し、それらを混合する事で粒径の調整を
行った。評価結果を第5表に示す。
(以下余白) 実施例4、比較例4 実施例2と同様の組み合せで、タルクの表面処理をして
いないもの及び長鎖アルキルトリエトキシラン以外のア
ルコキシシランで表面処理さレタものについて機械的特
性を評価した。但しこの場合の多段ゴム弾性組成物の量
は30重8%、タルクの量は3重量%、フィルム厚み2
5μである。その結果を第6表に示す。
第 6 表 この結果、タルクに表面処理を行うことで伸びが向上す
るが、表面処理剤の中でも特に長鎖アルキルトリエトキ
シランで処理したものが最も良好であった。
特許出願人 旭化成工業株式会社 代理人弁理士 星 野 透

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タルク及び平均粒径が0.5μ以下のゴム粒子を
    樹脂組成物に対し前者を1〜10重量%、後者を20〜
    40重量%含有したゴム変性アクリル樹脂組成物ででき
    たフィルムであって、かつ上記タルクは粒径で10μを
    越えるタルク粒子数が他タルク粒子・数に対する割合で
    1チ以下の値になるようにフィルム中に分散されている
    ことを特徴とする耐汚染性フィルム。
JP5049384A 1984-03-16 1984-03-16 耐汚染性フイルム Pending JPS60195129A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014167868A1 (ja) * 2013-04-12 2014-10-16 株式会社クラレ アクリル系樹脂フィルム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5398354A (en) * 1977-02-10 1978-08-28 Asahi Chem Ind Co Ltd Molded product of light-diffusing acrylic resin
JPS5823973A (ja) * 1981-08-05 1983-02-12 三菱レイヨン株式会社 耐汚染性、耐黄変性壁紙
JPS5896644A (ja) * 1981-12-03 1983-06-08 Mitsubishi Rayon Co Ltd 強化樹脂組成物

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