JPS60188402A - β−グルカンとその製造方法及び用途 - Google Patents

β−グルカンとその製造方法及び用途

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JPS60188402A
JPS60188402A JP59044573A JP4457384A JPS60188402A JP S60188402 A JPS60188402 A JP S60188402A JP 59044573 A JP59044573 A JP 59044573A JP 4457384 A JP4457384 A JP 4457384A JP S60188402 A JPS60188402 A JP S60188402A
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    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の新規なβ−グルカン(ガノデラン)は、繰り返
し学位が、式 至3から選ばれる整数を示す。
で表わされる新規なβ−グルノyンであって、例えば、
ガノデルマ属に属する微生物の培養物から分離、採取す
ることができる。
β−グルカンのある種のものは、血糖低下作用、コレス
テロール低下作用、細胞性免疫機構を介しての抗腫瘍作
用などの生理作用を示すことが知られており、医薬若し
くはその原料として注目されている。
なかでも、悪性腫瘍に対して抗11m &)活性を示し
、抗腫瘍剤として注目されているβ−グルカンとしては
、例えば、)L 5aito et al、 、 Ag
r。
Biol 、 Chem、 、 Vol。32.126
1 1269 (1968)で報5− 告されているボリア拳ココス・ウオルフ(poriac
ocos Wolf )の子実体からのバキ−q 7 
(Pachyman )、’p+5asaki et 
al、、 Carbohydrate Res、、 V
ol、 47゜99−1.04 (1976)で報告さ
れているシイタケ(I、entinus edodes
 Berk )の子実体からのレンチナ7 (Lent
inan )、K、 Taba、ta et al、、
 CarbohydrateRes、、 VOl、 8
9.121−1.35 (1981) で報告されてい
るシゾフイラJA 11 コミュン(5hizophy
l IIIIT+commune )の培養物からのシ
ゾフイラン(5hizophyl lan )、A、 
Misaki et al、、 Carbohydra
teRes、、 Vol、 92.115−129 (
198] ) で報告されているキクラゲの子実体から
のβ−グルカンなどがある。これらのβ−グルカンは、
D−グルコビラノース残基がβ−1,3結合した主鎖を
有し、これのC−6位の所々を分岐点としてD−グルコ
ビラノース残基がβ−1,6結合した短かい側鎖を有し
ており、抗腫瘍剤などとして医薬品工業に利用されてい
る。
本発明者等は、用途が医薬品工業のみならず、食品工業
、化学工業など、その他多くの工業分野6− にも利用できる新しいβ−グルカンの開発を目的に鋭意
研究した。
その結果、ガノデルマ(Ga、noderma)属に属
する微生物の培養物中に、D−グルコビラノース残基が
主鎖としてβ−1,3結合しており、その所々のD−グ
ルコビラノース残基のC−6位からD −グルコビラノ
ース残基1個の側鎖が、また、C−2位からD−グルコ
ビラノース残基2乃至4個の側鎖がそれぞれ分岐し、後
者の側鎖中にはβ−1,4結合を持っている新規構造の
β−グルカンを見いだした。
従来、ガノデルマ属に属する微生物からの多糖類につい
ては、多数の報告が見られるが、そのほとんどは、子実
体からの抽出物である。例えば、T、 TJsui e
t al、、 Carbohydrate Res、、
 VOl、 115゜273−280 (1983)に
おいては、コフキサルノコシ力ケ(Ganoderma
 applanat+on)の子実体を熱水抽出して、
β−1,3グルカンにおける主鎖のD−グルコビラノー
ス残基3個に1個の割合でD−グルコビラノース残基1
個の側鎖のついたβ−グルカンが、また、T、 lJl
<ai et al、、 Carl+ohydrate
 Res、。
Vol、 105.237−245 (1982) に
オイテは、77ネンタケ(Qanoderma jap
onicum LLOYD)の子実体をIN−カセイソ
ーダで抽出して、D−グルコビラノース残基30個に1
個の割合でD−グルコビラノース残基1個の側鎖のつい
たβ−グルカンが、更に、T、 Miyazaki e
t al、、 Carbohydrate Res+。
Vo l。109.290−294 (1982) に
おいては、ガノデ/lz マ+1 /lzlグチ(Ga
noderrna lucidum )の子実体をO,
1Mカセイソーダで抽出して、フコース、キシロース、
マンノースがモル比1:1:1からなるヘテロ多糖類が
報告されている。
しかしながら、いずれも、本発明のβ−グルカンとは、
明らかに異なっている。そとで、本発明者等は、この新
規なβ−グルカンをガノデラン(Qanoderan 
)と命名した。
このガノデランは、次のような性質から、新規なβ−グ
ルカンであることが認められる。
(1)均一性 超遠心および電気泳動で均一 (2)元素分析 実測値 C=44.5%、H−=6.1%N〈01% 灰分く001チ 計算値 C=44.4弼、 H=6.17係(3) 溶
解性 凍結乾燥品は25℃の水に易溶であるが、加熱乾燥品は
25℃の水に難溶である。
0.5N−カセイソーダ、ジメチルスルホキシドに易溶
メタノール、エタノール、アセトン、クロロホルムおよ
び酢酸エチル等の有機溶媒には不溶。
(4)物性 白色乃至淡黄色、無味、無臭。
水溶液は、はぼ中性乃至微酸性。
(5)呈色反応 アントロン−硫酸反応 陽性 フェノール−硫酸反応 陽性 カルバゾール反応 陰性 ヨード反応 陰性 9− (6)赤外線吸収スペクトル KBr錠剤法で測定した赤外線吸収スペクトルは、図面
に示す如く、3,200乃至3,600cm−’附近に
OH基の犬き々吸収を示し、890crn−1附近にβ
−結合の吸収を示す。
(7)構成糖 ガノデランを、無機酸または有機酸、例えば、72%硫
酸に室温で5分間放置後、7倍に水で稀釈し、100℃
で4乃至5時間保つか、または、90乃至100多の蟻
酸に100℃で]0時間保つか、または、2M−1リク
ロロ酢酸に100℃で6時間加熱するなどの方法により
完全加水分解の後、中和し、得られる糖を、ペーパーク
ロマトグラフィー、グルコースオキシダーゼ轡パーオキ
シダーゼ法、または、アルディドール アセテート(A
ldjtol acetate)に誘導後ガスクロマド
クラフィーで分析するとD−グルコースであると判断さ
れる。
(8) 結合様式 1 ガノデランをジメチルスルホキシドに溶解=10− 後、メチル スルホニル カーバニオンおよび沃化メチ
ルを用いる箱守法でメチル誘導体に導き、これを酸で加
水分解した後、メチル化糖をアルディドール アセテー
トに誘導し、ガスクロマトグラフィー、質量分析器の組
合せにより固定、定量分析すると、生成物は、次のモル
比を有する。
2.3.4.6−テトラ−0−メチルーD−グルコース
 10モルに対して、2.4.6−トリー〇−メチルー
D−グルコース 約15乃至20モル、2.3.6−)
リーO−メチルーD−グルコース 約02乃至06モル
、2.4−ジー〇−メチルーD−グルコース 約08乃
至10モル、4.6−ジーO−メチル−D−グルコース
 約01乃至02モル 11 ガノデラン02%の0.5N−カセイソーダ水溶
液の比旋光度は、〔α〕、+10 附近を示し、また、
メチル化ガノデランO,1,5%のクロロホルム溶液の
比旋光度は、〔α:l D−40°附近を示す。
111 ガノデランを005モルメタ過沃素酸ナトリウ
ムで完全に酸化した後、水素化ホウ素すトリウムで還元
し、得られたポリオール型ガノデランを05モル硫酸に
より100℃で2乃至3時間加水分解するとグルコース
、グリセロールと少量の工1) +−IJ トールが得
られる。
この混合物を還元した後、アセチル誘導体に導ひき、ガ
スクロマトグラフィーにかけるト、グリセロール、グル
コース、エリトリトールのモル比は、03乃至0.4 
: 1.0 : 0.03である。寸だ、上記のポリオ
ール型ガノデランを0.05乃至01モル硫酸に90乃
至100℃で1乃至2時間保つと、上記グリセロール、
エリトリトールの他に、不溶性物質が得られる。この物
質を加水分解すると、D−グルコースのみを生成し、ま
た、メチル化した後加水分解すると、実質的に2.4.
6−トリーO−メチルーD−グルコースであること、ま
た、上記物質にエキソ−β−1,3グル力ナーゼヲ作用
させるとD−グルコースのみが得られることなどから、
ガノデランの主鎖は、D−グルコビラノース残基がβ−
1,3結合しているものと判断される。
さらに、ガノテランの緩和スミス分解によって生成する
グリセロール(非還元末端グルコース残基に由来)及び
エリトリトール(1,4結合のグルコース残基に由来)
は、全て水可溶部に存在し、主鎖部分に1.4結合が存
在し々いものと判断される。
上述の結果を総合的に判断すると、本発明のガノテラン
は、従来から知られている抗腫瘍性多糖であるβ−1,
3グルカンとは全も異なり、側鎖中にβ−1,4結合し
たD−グルコビラノース残基を有し、壕だ、この側鎖は
、β−1,3結合を繰り返している主鎖のD−グルコビ
ラノース残基のC−2の位置から分岐しているという新
規な構造をもった多糖である。これら一連の構造解析に
よって、明らかにされたガノデランの構造は、 繰り返し単位が、式 から選ばれる整数を示す。
で表わされるβ−1,3グルコビラノース残基を主鎖と
するβ−グルカンであり、また、ガノデランを過沃素酸
若しくはその水溶性塩で酸化処理し、次いで、還元処理
して得られる主として側鎖のD−グルコビラノース残基
をポリアルコールに変換せしめたポリオール型ガノデラ
ンの構造は、繰り返し単位が、式 nは3乃至20、mは1乃至3から 選ばれる整数を示す。
で表わされるβ−1,3グルコビラノース残基を主鎖と
するポリオール型β−グルカンである。
ガノデラン、まだはポリオール型ガノデランの平均分子
量は、製造時のガノデルマ属に属する微生物の培養条件
によって変えることができるとともに、ガノデラン、ま
たはポリオール型ガノデランが塩酸や硫酸などで加水分
解されることなどから、約100,000乃至約1.0
,000,000の範囲で自由に調節することができる
本発明のガノデランを製造する方法としては、例えば、
担子菌類、ビタナシタケ目、ザルノコシ力ケ科、ガノデ
ルマ属に属する、通称、霊芝、マンネンタケなどと呼ば
れるガノデルマ・ルチダム(Qanoderma lu
cidum) IFO4912,IFO8346、ガノ
デルマ・ヤポニカム(Ganoderma japon
icumLLOYD) 、また、通称、コフキサルノコ
シ力ケと呼ばれるガノデルマ・アブラナタム(Gano
dermaapplanaturn)IFO6498,
IFO6499、さらにガノデルマ・オレゴネンス(G
anoderma oregonenseMurril
) ATCC14785などを、炭素源、窒素源、無機
塩などの適当な栄養源を含有する固体培地、または液体
培地に植菌して、静置、または通気攪拌などの培養方法
で培養し、培養物中にガノデランを産生せしめ、これを
分離、採取すればよい。
培地の栄養源としては、本発明のガノデランを産生じ得
るものであればよく、炭素源としては、グリセロール、
キシロース、クルコース、ソルビトール、フラクトース
、マルトース、イソマルトース、マルチトール、シュク
ロース、ラクトース、セロビオース、マルトトリオース
、マルトテトラオース、D、E、 1.0乃至70の澱
粉部分分解物、廃糖蜜などが、窒素源としては、硝酸塩
、アンモニウム塩、尿素などの合成化合物やポリペプト
ン、酵母エキス、麦芽エキス、コーンステ什プリカー、
脱脂大豆抽出物、ペプタイド、アミノ酸などの天熱有機
物などが、無機塩としては、リン酸塩、カリウム塩、硫
酸塩、マグネシウム塩、必要に応じて、鉄塩、マンガン
塩、カルシウム塩々どが適宜選択できる。培養時のpH
,温度は、該微生物が生育しガノデランを産生しうる条
件であればよく、通常、pH4,0乃至9.0.15℃
乃至35℃の範囲から選ばれる。また、培養期間は、ガ
ノデランの産生量が最大になる期間が選ばれ、通常、液
体培地で通17− 気攪拌培養する場合、3乃至20日間である。液体培養
でガノデランを生成蓄積せしめた培養液は高粘性液であ
る。また、固体培養してガノデランを生成蓄積せしめた
ものは、これに水′または熱水を加えて高粘性液を得る
これらガノデラン含有高粘性液をi濾過若しくけ遠心分
離などの適当な方法で処理し、該微生物菌糸体などの不
溶物を除去し、透明なP液若しくは上清を採取する。ま
た、必要ならば、菌子体から、熱水、希酸、希アルカリ
などで抽出採取してもよい。このようにして得られたガ
ノデラン含有液は、必要によシ濃縮し、次いで、冷却、
望ましくは凍結融解させるなどの方法、または、適当な
沈澱剤、例えば、メタノール、エタノール、インゾロパ
ノール、アセトンなどの有機沈澱剤を加える方法などに
よりガノデランを白濁させ、沈澱物とする。
このガノデラン沈澱物を濾過、または遠心分離など適当
な方法で分離し、粗ガノデランを採取する。必要ならば
、これを水に加熱溶解し、再沈澱を繰り返すか、または
、常法に従って、活性炭、−]8− イオン交換樹脂にて脱色、脱塩するなどの方法で精製し
、濃縮してガノデランのシラツブ製品を、更に乾燥粉末
化してガノデランの粉末製品を採取することも容易であ
る。
この際の乾燥方法としては、通風乾燥、熱風乾燥、噴霧
乾燥、ドラム乾燥、凍結乾燥などの方法が自由に利用で
きる。
このようにして得られたガノデランから、ポリオール型
ガノデランを製造するには、ガノデラン1重量部(以下
、本明細書では重量部を部と略称する。)に約0.01
乃至約0.5Mの過沃素酸若しくはその水溶性塩、例え
ば、メタ過沃素酸すトリウ範囲で反応させる。この操作
は、通常、緩やかな条件、例えば、暗所で室温以下の温
度、望ましくは15℃以下で1乃至5日間行ない酸化反
応を終了させればよい。このようにして得られる主とし
て側鎖部分が酸化されたポリアルテヒド型ガノデランは
、反応性に富んでおり、例えば、共有結合による固定化
酵素の担体などとして有利に利用できる。
更に、還元するには、酸化反応液にエチレングリコール
を添加するか、または透析処理するかなどの方法により
、過剰の過沃素酸を消費、または除去した後、これに還
元剤を加えて還元させる。
また、必要ならば、酸化反応液からポリアルデヒド型ガ
ノデランを分離採取した後に還元してもよい。
還元する方法は、ガノデランの酸化物が還元できればよ
く、例えば、ニッケル触媒による水素還元、水素化硼素
ナトリウムによる還元などが適宜選択できる。このよう
にして還元した反応液は、常法に従って、ニッケル触媒
を除去するか、または水素化硼素ナトリウムを有機酸を
添加するなどして分解させた後、ガノデラン製造の場合
と同様に、有機沈澱剤で水溶液からの沈澱を繰り返すか
、寸だ、必要ならば、活性炭、イオン交換樹脂などで脱
色、脱塩して精製し、濃縮して、ポリオール型ガノデラ
ンのシラツブ製品を、更に、乾燥、粉末化してポリオー
ル型ガノデランの粉末製品を採取することも容易である
このようにして得られるガノデラン、またはポリオール
型ガノデランは、化学工業、食品工業、医薬品工業々ど
各種用途に、自由に利用できる。
化学工業用途としては、水溶性高分子の多糖であること
から、これらを含有せしめた組成物、成形物、例えば、
糊剤、粘質剤、乳化剤、粉末、顆粒、糸、布、フィルム
、シート、被覆膜、カプセル、錠剤などが単独で、また
は他の材料と併用して、自由に製造できる。
食品工業用途としては、無味、無臭、無毒の水溶性高分
子多糖であることから、粘性付与、分散安定、ゲル形成
、保香などの目的で、通常の飲食物に対し配合剤として
利用されるだけでなく、不消化乃至難消化性の食物繊維
であシ、コレステロール低下作用、重金属排泄促進作用
などを有していることから、健康増進食品などの配合剤
としても有利に利用できる。
丑だ、医薬品工業用途としても自由に利用でき21− るが、とりわけ、細胞性免疫賦活による顕著な抗腫瘍作
用が見いだされたことより、抗腫瘍剤として好適である
従って、ガノデラン、またはポリオール型ガノデラン単
独で、または、これらのいずれかに、1種若しくは2種
以上の他の抗腫瘍剤などの物質を含有せしめることによ
り、例えば、注射薬、内服薬、外用薬などとして、ガノ
デラン、またはポリオール型ガノデラン感受性の悪性腫
瘍、例えば、乳癌、肺癌、膀胱癌、子宮癌、大腸癌、胃
癌、白血病、リンパ腫、皮膚癌などの治療に、有利に用
いることができる。
次に、実験例を使って、ガノデランおよびポリオール型
ガノデランの抗腫瘍作用、毒性、用法および用量につい
て説明する。
実験1 4週令の■CR−JCL雌マウスを各群10匹とし、5
arcorna 1.80腹水ガン約6×106を布紙
踵部に移植した。移植後1日目から、実施例1の方法で
得たガノデラン、または実施例3の方法で得22− 、こポリオール型ガノデランを、マウスにg当り、それ
ぞれ1mハ 5 mfJ 、 1.0 In9を含む生
理食塩水として、1日1回、O,imeずつ、連日JO
日日間腹腔内に注射した。対照は、ガノテラン、丑たけ
、ポリオール型ガノデラン無含有の生理食塩水を、同様
に投与した。移植後、35日目に解剖1〜で腫瘍をとり
出し、重量を測定し、ガノデラン、またはポリオール型
ガノデラン投与群の腫瘍重量を、対照群のそれと比較し
て、腫瘍増殖抑制率(係)をめた。
但し、Aは対照群の10匹の平均腫瘍重量を示し、Bは
ガノデラン、またはポリオール型ガノデラン膜力群のそ
れぞれの10匹ずつの平均腫瘍重量を示す。
結果は、第1表に示す。
られたガノデランおよび実施例3の方法で得られたポリ
オール型ガノデランを、常法に従って、経口、腹腔内、
または静脈の投与経路で急性毒性テストを行なった。
その結果、両β−グルカンともに、きわめて低毒性の物
質であって、投与可能な最大投与量においても、死亡例
は認められなかった。
従って、正確な値とは言え々いが、両β−グルカンとも
そのLD5o値は、 経口投与の場合 202以上/ Kr 腹腔内投与の場合 59以上/ Kg 静脈投与の場合 157以上/ Kr であった。
以上の実験からも明らかなように、本発明のガノデラン
およびポリオール型ガノデランは、その有効用量からも
極めて安全であり、悪性腫瘍の治療に有利に用いること
ができる。その投与方法としては、悪性腫瘍を治療しう
る方法であればよく、例えば、皮下、筋肉内、腹腔内、
静脈などへの注射、経口投与、座剤として投与、外用剤
として塗布、点滴などの投与が適宜選択できる。
本発明のガノデラン、捷たけポリオール型ガノデランの
成人1日当りの用量は、投与方法によっても変るが、通
常、0.1mg乃至500 fであり、例えば、経口の
場合JOrnq乃至5001i’、注射の場合01m?
乃至100 y8度が用いられる。
以下、本発明の実施例を述べる。
実 施 例1.ガノデラン グルコース 5 w/v %、マルトエキ、x、0.4
W/V係、酵母エキス O,]、w/v%、KH2PO
40,05w/v係、MgSO4・7H2ooo5w/
v%オヨび水からナル液体培地を、]2o℃で20分間
滅菌した後、冷却し、始発pHを66としてガノデルマ
・ルチダム(Ganoderma lucidum )
 IFO49]2を植菌し、27℃で8日間通気攪拌培
養した。
この培養液を遠心分離(7,000fで20分間)して
、菌糸体を除去した。
この時得た透明な十清に3倍容のエタノールを攪拌し々
がら加え、白色羽毛状のガノデランを含有した粗多糖を
、培養液lot当シ約15yの収率で得た。
この12を水500m1!に加えて均一に溶解し、次い
で、徐々に攪拌しつつ、4℃に1夜放置し、次いで、遠
心分離し、この沈澱部を水でよく洗浄し、加熱乾燥、粉
末化して、白色のガノデラン粉末約750mqを得た。
本品は、化学工業、食品工業、医薬品工業など各種用途
に有利に利用できる。
々お、乾燥させることにより水難溶性となったガノテラ
ンを、窒素気流下で2N−力セインソーダとよく攪拌し
て08%溶液を調製し、水で0.5N−カセイソーダに
稀釈して比旋光度を測定すると、〔α〕0約0約0°を
示した。
更に、この溶液をセロハン膜で水に対して透析し、カセ
イソーダを除いた液は、ガノデランの均一な水溶液の状
態を保った。
実 施 例 2 ガノデラン 澱粉部分分解物(D、E、30の粉飴) 6w/v%、
小麦胚芽 0.2w/v%、コーンステイープリカー2
9− 0.3w/v%INH,No30.1w/v%、K2I
−IPO,。
0、1 w/ v%、MgSO4リフH200,05w
/v %、KCl0.05w/v%、MnSO4・4n
2Q O,OOOIw/v% オヨび水からなる液体培
地を、120Cで20分間滅菌した後、冷却し、始発1
)Hを62としてガノデルーqhアブラナタム(Qan
oderrna applanatum )IFO64
98を植菌し、30℃で6日間通気攪拌培養した。
この培養液を、実施例1と同様に処理して、ガノデラン
を含有した粗多糖を、培養液101当シ約28f’の収
率で得た。
この12を水400meに加熱溶解し、次いで、冷却、
凍結させた後、融解して遠心分解し、この沈澱部を水で
よく洗浄し、凍結乾燥、粉末化して白色のガノデラン粉
末約700mgを得た。
本品は、実施例1と同様に各種用途に有利に利用できる
実施例3 ポリオール型ガノデラン 実施例1の方法で得たガノデラン]、Ofを、メタ過沃
素酸すl・リウム(NaIO3)661i′を含む水3
0−一 溶液500m1に懸濁し、10℃で7日間、暗室にて攪
拌しつつ酸化反応させた。この反応液を水に対して透析
し、透析内液に水素化硼素ナトリウム(NaBH4) 
]、5 yを加え、室温で2日間還元反応を行なわせた
後、酢酸を加えてp H6,0とし、過剰の水素化硼素
すトリウムを分解し、更に水に対して透析した。
この透析内液に対して、3倍容のメタノールを加え、遠
心分離して沈澱物を採取し、この沈澱物を水に溶解し、
再沈澱させた後、水に溶解し、凍結乾燥、粉末化して白
色のポリオール型ガノデラン粉末約742を得た。
本品は、ガノデランよりも水に対する溶解性に優れてお
り、化学工業、食品工業、医薬品工業などの各種用途に
有利に利用できる。
実施例 4 フィルム 実施例1の方法で得たガノデランの乾物に対して、グリ
セリンを10w/w%含有するガノデランのLOW/V
%水溶液を調製し、これをガラス板上に流延して70℃
の熱風で乾燥し、透明で強靭なフィルムを得た。
本品は、透明で光沢があり、強靭である。まだ、酸素透
過度においても、ガスバリヤ−性の大きいことにより、
酸化されやすい物品を被覆、または密封することが容易
であり、それら物品の貯蔵期間、有効期間を大幅に延長
することができる。
実施例5 繊 維 実施例3の方法で得たポリオール型ガノデランの20W
/V%を含む防糸原液を80℃にして、直径03劇、長
さ1 mmの円筒状ノズルより、圧力を3 Kg / 
rrn2かけて室温の空気中にストランドを押し出し、
水分を蒸散乾燥させつつ巻取機にて巻き取った。
得られた繊維の太さは、約20ミクロンで、強靭であっ
た。この繊維は、撚ることも、編むことも、織ることも
できる。しかも、親水性であって、無毒であり、皮崩へ
の刺激がないという特徴を有しているので、例えば、脱
脂綿、生理綿、ガーゼ、手術糸などとして、また悪性腫
瘍治療用として、例えば、体内へ埋め込み成形物などと
して有利に利用できる。また、他の繊維と温時すれば、
その吸湿性、非帯電性、染色性を生かして、肌着、その
他衣相としても使用することができる。
実施例6 被覆膜 実施例2の方法で得たガノデランを含有する粗多糖の0
.5 w/v%水溶液を35℃とし、これに産卵後、1
0時間以内の新鮮卵を30秒間浸漬し、次いで、30℃
の温風で1時間乾燥して、卵表面上に被覆膜を形成させ
た。この被覆膜を形成させた卵を、室温(15〜25℃
)で保存して、その可食期間を対照の無処理卵と比較し
た。その結果、被覆膜を形成させた卵の保存期間は、約
5〜10倍にも延長された。
実施例7 カップ 実施例】の方法で得たガノデラン粉末を、攪拌しつつ水
を噴霧して含水率を約30w/w% とし、これを押し
出し成形機にかけてストランド闘のペレットを製造した
。このベレットを射出成形機に供給し、樹脂温度120
℃にてカップ成形用金型内に射出注入して成形した。強
靭、かつ半透明なカップが得られた。
実施例8 肥料杭 配合肥料(N=14%、P2O5−8係、K2O−12
%)70部、実施例1の方法で得たガノデラン含有粗多
糖10部、硫酸カルシウム15部、水5部とを充分混合
した後、押出機(L/D=20、圧縮比=18、ダイス
の口径−30論)で、80℃に加熱して肥利杭を製造し
た。
本品は、肥料用容器が不要で取扱い容易であり、全層施
肥に適した強度を有し、さらに配合割合を変えることに
より、肥料成分の溶出速度を調節できるものである。
実施例9 カプセル 実施例2の方法で得たガノデラン5 w/ v %およ
びゼラチン10w/v%を含有する水溶液を60℃に加
温し、脱気した後、カプセル用金属棒を乾燥した。弾性
が強く、透明で光沢のある高品質の硬質カプセルが得ら
れた。このカプセルは、経口薬、座薬々どの容器として
好都合である。
実施例10 接着剤 ジメチルスルホキシド30部、水25部、実施例2の方
法で得たガノデラン2部、プルラン8部及びジベンジリ
デンキシリソト2部の混合物を温度90℃にて1時間攪
拌し、溶解せしめた後、これを直径14陥、高さ50胴
の円筒状の繰り上げ、繰り下げ可能な機構を備えた口紅
式容器に注入して、室温で放冷し、固形状接着剤を製造
した。
本接着剤をクラフト紙に塗りつけたところ、薄く均一に
塗布することができ、初期接着力も充分であった。
実施例11 麺 類 米粉70部、馬鈴薯澱粉20部、小麦粉10部、実施例
1の方法で得たガノテラン2部、10係食塩水約40部
をよく混合した後、これを蒸し上け、更によく練り上げ
、次いで、麺帯生地を調製して一夜放置した。これを細
断して麺線にし、沸騰水中で3分間ゆでて調理麺を得た
。この麺は、こしの強い麺であった。
実施例12 珍 味 トリ肉のミンチ30部を砂糖2部、醤油2部、みりん6
部と共にフライパンで煎りつけて調製したそぼろに、実
施例1の方法で得たガノデラン粉末3部を加えて、よく
混合した後、約150〜170℃で約50に9/α2に
加熱、加圧して結合成形し、約1t7nの厚さのシート
状成形物を得た。
これを適当な大きさに細断することにより、珍味とした
。ビールのつまみや、子供のおやつなどに好適である。
実施例 13 魚肉練製品 解凍したスケソウすり身4,000部に対し、マルトー
ス80部、グルタミン酸すi・リウム80部、馬鈴薯澱
粉200部、氷水300部、トリボIJ IJン酸ナナ
トリウム12部食塩120部および、予め実施例3の方
法で得たポリオール型ガノデラン10部とソルビトール
1部とを溶解しておいた水溶液100部を挿潰し、約1
202ずつを定形して板付した。
これらを、30分間で内部の品温か約80℃になるよう
に蒸し上げた。続いて、室温で放冷した後、4℃で24
時間放置して製品とした。
これらの製品は、いずれも足が強く、肌面が細やかで、
艶やかな光沢を有しており、食感も良好であった。
実施例14 揚げ物用衣 薄力粉100部に実施例2の方法で得たガノデラン1部
を加え、これに水300部を加えて攪拌混合して衣を得
た。この衣でエビ、サツマイモなどの種を包んで揚げた
ところ、衣の口当りはよく、丑だ種へのつきもよかった
実施例 15 アイスクリーム 40 Vi’/Wチクリーム70部、全脂加糖練乳20
0部、全乳460部、脱脂粉乳20部、砂糖5部、マル
トース5部及び実施例2の方法で得たガノデラン5%水
溶液4部を加熱して混合し、70℃で30分間加熱殺菌
した後、ホモゲナイザーを通して3〜4℃に急冷し、−
夜熟成の後、フリーザーに入れた。
37− なめらかな口当りのよいアイスクリームが得られた。
実 流側 16 レモンゼリー 寒天3部と実施例の3の方法で得られたポリオール型ガ
ノデラン5部を水200部、砂糖50部を加えて溶解し
、続いて65℃まで冷却した。
これにレモン香料および着香料の少量を加えた炭酸水3
50部を混合して型に入れ、冷却して艶やかなレモンゼ
リーを得た。本品は、食物繊維ガノデランを含有した健
康増進食品である。
実施例17 ヨーグルト 脱脂粉乳175部、砂糖80部、マルト−ス50部、実
施例1の方法で得たガノデラン30部を水1,200部
に溶解し、ホモゲナイザーにかけた後、約85℃で30
分間加熱して殺菌し、次いで、40℃に冷却した。これ
に市販されているヨーグルトの乳酸菌で調製したスター
ター30部を植菌し、37℃で8時間培養してゲル状の
ヨーグルトを得た。
このヨーグルトは、々めらかで光沢もあり、口当りもよ
かった。本品は、ガノデランを含有38− し、コレステロール低下作用を有する健康食品である。
実施例18 錠 剤 実施例3のポリオール型ガノデランの20w/v係水溶
液100部に、マルトース1(40部、ビタミンA・パ
ルミテート20部を加え、充分に攪拌混合う した後、ガス板上に流延し、風乾した。次いで、この乾
燥物を粉末とした後、打錠剤17中には、ビタミンA・
パルミテ−1・10万IUを含有シており、30℃で3
ケ月放置した後も、はとんど減少は認められなかった。
また、本品は経口用抗腫瘍剤として、例えば、胃癌、十
二指腸瘍、直腸癌などの悪性腫瘍の治療剤としても、有
利に利用できる。
実施例19 錠 剤 アスピリン50部に実施例1の方法で得たガノデラン1
4部、コーンスターチ4部を充分に混合した後、常法に
従って打錠機により錠剤を製造した。
本品は吸湿性がなく、物理的強度も充分であり、しかも
水中での崩壊はきわめて良好であった。
実施例20 注射薬 実施例1の方法で得たガノデランを3w/v%水溶液と
し、次いで、活性炭にて脱色し、H型、OH型イオン交
換樹脂で脱塩精製し、減圧濃縮し、更に、メンブランフ
ィルタ−にて無菌的に沢過しだ。得られたP液を、1バ
イアル当りガノデランが200mgになるように、滅菌
した2 ml容ガラス容器に充填し、凍結乾燥し、密栓
して注射用製剤とした。本品は生理食塩水などでガノデ
ランを溶解、または懸濁して、皮下、または筋肉内など
に注射し、例えば、乳癌、肺癌、肝癌、白血病などの悪
性腫瘍の治療に有利に用いられる。
実施例21 注射薬 実施例3の方法で得たポリオール型ガノデランを約5 
w/ v %水溶液とし、次いで、実施例20と同様に
活性炭、イオン交換樹脂にて脱色、脱塩精製し、濃縮し
、メンブラソフ1ルターにて無菌的に沢過しだ。得られ
た沢液を、ポリオール型ガノデラン5w/v%の等張溶
液とし、207!容アンプルビンに充填し、滅菌して注
射用製剤とした。
本品は、腹腔内、静脈などに注射し、例えば、乳癌、膀
胱癌、子宮癌、大腸癌、胃癌などの悪性腫瘍の治療に有
利に用いられる。
実施例22 軟 膏 実施例2の方法で得たガノデラン粉末を、少量の流動パ
ラフィンを加えて研和した後、ワセリンを加え10 m
p/ fの軟膏薬とした。
本品は、例えば、皮膚癌、乳癌、リンパ腫などの悪性腫
瘍の治療に有利に用いられる。
【図面の簡単な説明】
図面は、精製したガノデランの赤外線吸収スペクトルを
示す図である。 特許出願人 株式会社林原生物化学研究所

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繰り返し単位が、式 開。 したD−グ″″1う′−′残 基を示し、nは3乃至20、m は1乃至3から選ばれる整数を示す。 で表わされるβ−グルカン(ガノデラン)。
  2. (2)分子量が、約100,000乃至]、 0,00
    0,000から選ばれる特許請求の範囲第1項記載のβ
    −グルカン(ガノデラン)。
  3. (3) ガノデルマ属に属する微生物を培養し、培養物
    から、繰り返し単位が、式 示し、nは3乃至20、mは1乃 至3から選ばれる整数を示す。 で表わされるβ−グルカン(ガノデラン)を採取するこ
    とを特徴とするβ−グルカン(ガノデラン)の製造方法
  4. (4)繰り返し単位が、式 %式% 示し、nは3乃至20、mは1乃 至3から選ばれる整数を示す。 で表わされるβ−グルカン(ガノデラン)を、過沃素酸
    若しくはその水溶性塩で酸化処理し、次いで、還元処理
    することにより、主として側鎖のD−グルコビラノース
    残基をポリアルコールに変換せしめることを特徴とする
    ポリオール型β−グルカン(ポリオール型ガノデラン)
    の製造方法。
  5. (5)繰り返し単位が、式 至3から選ばれる整数を示す。 で表わされるβ−グルカン(ガノデラン)、または、該
    β−グルカン(ガノデラン)を、過沃素酸若しくはその
    水溶性塩で酸化処理し、次いで、還元処理して得られる
    ポリオール型β−グルカン(ポリオール型ガノデラン)
    を含有せしめたことを特徴とする組成物。
  6. (6)組成物が、成形物であることを特徴とする特許請
    求の範囲第5項記載の組成物。
  7. (7)組成物が、飲食物であることを特徴とする特許請
    求の範囲第5項、第6項記載の組成物。
  8. (8)組成物が、抗腫瘍剤であることを特徴とする特許
    請求の範囲第5項、第6項、第7項記載のどの幅広い用
    途を持つ、新規なβ−グルカン(ガノデラン)と、その
    製造方法及び用途に関するものである。
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