JPS6043356A - マンネンタケエキス,その製法および該エキスを有効成分とする健康食品 - Google Patents
マンネンタケエキス,その製法および該エキスを有効成分とする健康食品Info
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- JPS6043356A JPS6043356A JP58151847A JP15184783A JPS6043356A JP S6043356 A JPS6043356 A JP S6043356A JP 58151847 A JP58151847 A JP 58151847A JP 15184783 A JP15184783 A JP 15184783A JP S6043356 A JPS6043356 A JP S6043356A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマンネンタケエキス、その製法および該エキス
を有効成分とする健康食品に関する。
を有効成分とする健康食品に関する。
マンネンタケはヒダナシタケ目サルノコシカケ科に属す
る担子菌で、霊芝ともいわれ、古くから中国においてす
ぐれた生薬として珍重されている。
る担子菌で、霊芝ともいわれ、古くから中国においてす
ぐれた生薬として珍重されている。
近年、我国においても、マンネンタケの有効成分を科学
的に解明する研究がさかんに行なわれるようになり、そ
の制ガン作用、抗高血圧作用、抗高脂血症作用等が次第
に明らかにされつつあり、有効成分を単離して医薬とし
て用いたり、マンネンタケそのものをいわゆる健康食品
等として用いるなどの試みが種々なされている。
的に解明する研究がさかんに行なわれるようになり、そ
の制ガン作用、抗高血圧作用、抗高脂血症作用等が次第
に明らかにされつつあり、有効成分を単離して医薬とし
て用いたり、マンネンタケそのものをいわゆる健康食品
等として用いるなどの試みが種々なされている。
しかしながら、元来、マンネンタケは中国でも天然に極
く希にしか生育せず、入手が著しく困難で非常に高価な
ものである。最近、我国においては、マンネンタケの人
工栽培が可能となり、入手が比較的容易となったものの
、依然として高価であり、しかも、生育に2〜5年の長
期間を必要とする。そのうえ、人工栽培で得られるマン
ネンタケには天然のものと比較して含有成分が異なって
いるものが多いという問題がある。
く希にしか生育せず、入手が著しく困難で非常に高価な
ものである。最近、我国においては、マンネンタケの人
工栽培が可能となり、入手が比較的容易となったものの
、依然として高価であり、しかも、生育に2〜5年の長
期間を必要とする。そのうえ、人工栽培で得られるマン
ネンタケには天然のものと比較して含有成分が異なって
いるものが多いという問題がある。
このような事情にかんがみ、本発明者らは容易に、かつ
、安価に、しかも、天然のものと同等もしくは近似した
含有成分を有するマンネンタケを得るべく鋭意研究を重
ねる間に、意外にも、特定の組成を有する液体培地がマ
ンネンタケの菌糸体培養に極めて有効であり、短期間で
収率よく、安価に、天然のマンネンタケ含有成分に近似
した成分を含有するマンネンタケ菌糸体が得られ、しか
も、該成分が培養液中にも蓄積され、これらを濃縮ある
いは特定の溶媒で抽出したエキスが健康食品に好適であ
ることを見出した。前記のごとく、マンネンタケの人工
栽培がすでに行なわれているが、これはマンネンタケ子
実体の栽培であり、本発明のごとく、マンネンタケの菌
糸体を効率よく液体培養した例や、得られた培養液、菌
糸体のエキス、それを用いた健康食品は従来見当らない
。
、安価に、しかも、天然のものと同等もしくは近似した
含有成分を有するマンネンタケを得るべく鋭意研究を重
ねる間に、意外にも、特定の組成を有する液体培地がマ
ンネンタケの菌糸体培養に極めて有効であり、短期間で
収率よく、安価に、天然のマンネンタケ含有成分に近似
した成分を含有するマンネンタケ菌糸体が得られ、しか
も、該成分が培養液中にも蓄積され、これらを濃縮ある
いは特定の溶媒で抽出したエキスが健康食品に好適であ
ることを見出した。前記のごとく、マンネンタケの人工
栽培がすでに行なわれているが、これはマンネンタケ子
実体の栽培であり、本発明のごとく、マンネンタケの菌
糸体を効率よく液体培養した例や、得られた培養液、菌
糸体のエキス、それを用いた健康食品は従来見当らない
。
かくして、本発明は特定の組成の液体培地中でマンネン
タケ菌糸体を液体培養して得られる培養物または分離し
た菌糸体を特定の溶媒で抽出するか、菌糸体を分離した
培養液を濃縮した新規マンネンタケエキス、その製法お
よび該エキスを有効成分とする健康食品を提供するもの
である。本発明によれば、グルコース0.2〜lQW/
V%および小麦胚芽0.2〜2W/V%を必須成分とす
る液体培地中でマンネンタケ菌糸体を液体培養すること
により、短期間で、安価に収率よく、天然のマンネンタ
ケ子実体含有成分と近似した成分を含有するマンネンタ
ケ菌糸体が得られ、また、培養液中にも該成分を蓄積さ
せることができ、培養終了後、培養物、すなわち、菌糸
体と培養液の混合物または分離した菌糸体を、水、アル
コール、クロロホルム、エーテル、酢酸エチル、ベンゼ
ン、ヘキサンおよびこれらの混合溶媒からなる群から選
ばれる溶媒で抽出するか、菌糸体を分離した培養液を濃
縮することにより、マンネンタケエキスが得られる。得
られたエキスはそのまま、あるいは、常法に従って公知
の形態の健康食品とすることができ、これは、天然のマ
ンネンタケ子実体を用いた健康食品と同等に使用するこ
とができる。
タケ菌糸体を液体培養して得られる培養物または分離し
た菌糸体を特定の溶媒で抽出するか、菌糸体を分離した
培養液を濃縮した新規マンネンタケエキス、その製法お
よび該エキスを有効成分とする健康食品を提供するもの
である。本発明によれば、グルコース0.2〜lQW/
V%および小麦胚芽0.2〜2W/V%を必須成分とす
る液体培地中でマンネンタケ菌糸体を液体培養すること
により、短期間で、安価に収率よく、天然のマンネンタ
ケ子実体含有成分と近似した成分を含有するマンネンタ
ケ菌糸体が得られ、また、培養液中にも該成分を蓄積さ
せることができ、培養終了後、培養物、すなわち、菌糸
体と培養液の混合物または分離した菌糸体を、水、アル
コール、クロロホルム、エーテル、酢酸エチル、ベンゼ
ン、ヘキサンおよびこれらの混合溶媒からなる群から選
ばれる溶媒で抽出するか、菌糸体を分離した培養液を濃
縮することにより、マンネンタケエキスが得られる。得
られたエキスはそのまま、あるいは、常法に従って公知
の形態の健康食品とすることができ、これは、天然のマ
ンネンタケ子実体を用いた健康食品と同等に使用するこ
とができる。
すなわち、本発明のマンネンタケエキスを得るには、ま
ず、マンネンタケ種菌糸を、グルコースおよび小麦胚芽
を必須成分とする液体培地中で液体培養する。
ず、マンネンタケ種菌糸を、グルコースおよび小麦胚芽
を必須成分とする液体培地中で液体培養する。
該培地成分として用いるグルコースおよび小麦胚芽は培
地成分として通常入手しうるものであればいずれでもよ
い。グルコースは培地全量に基いて0.2〜10W/v
%、好マシ<ハ、1〜8W/V%の割合で用いる。グル
コースの量が0.2W/v%より低くても、また、IO
W/V%を超えても菌糸体の収量が低下する。小麦胚芽
は培地全量に基いて02〜2W/V%、好ましくは、0
.5〜]、QW/V%の割合で用いる。小麦胚芽の量も
0゜2W/V%より低いと菌糸体の収量が低下し、また
、2W/V%を超えると経済的に不利となる。
地成分として通常入手しうるものであればいずれでもよ
い。グルコースは培地全量に基いて0.2〜10W/v
%、好マシ<ハ、1〜8W/V%の割合で用いる。グル
コースの量が0.2W/v%より低くても、また、IO
W/V%を超えても菌糸体の収量が低下する。小麦胚芽
は培地全量に基いて02〜2W/V%、好ましくは、0
.5〜]、QW/V%の割合で用いる。小麦胚芽の量も
0゜2W/V%より低いと菌糸体の収量が低下し、また
、2W/V%を超えると経済的に不利となる。
ことに、本発明においては、該液体培地中の小麦胚芽ニ
ゲルコースの重量比を1=1〜8とすることが好ましく
、これにより、マンネンタケ菌糸体の収率が向上する。
ゲルコースの重量比を1=1〜8とすることが好ましく
、これにより、マンネンタケ菌糸体の収率が向上する。
所望により、該液体培地には、リン、マンガン、マグネ
シウム、カルシウム、鉄などの塩類のごときミネラル成
分や、他の穀類胚芽、米ぬか、コーン・ステイープ・リ
カー、ビタミン類、核酸類、澱粉、アミノ酸類、酵母エ
キス、ペプトンなどのごとき他の栄養成分を適宜添加し
てもよい。
シウム、カルシウム、鉄などの塩類のごときミネラル成
分や、他の穀類胚芽、米ぬか、コーン・ステイープ・リ
カー、ビタミン類、核酸類、澱粉、アミノ酸類、酵母エ
キス、ペプトンなどのごとき他の栄養成分を適宜添加し
てもよい。
該液体培地は常法に従って調製することができ例えば、
所定の各成分を滅菌水に添加し、分散、溶解させる。得
られた培地は、通常、120〜130℃で、15〜30
分間滅菌処理した後、マンネンタケ菌糸体の培養に用い
られる。
所定の各成分を滅菌水に添加し、分散、溶解させる。得
られた培地は、通常、120〜130℃で、15〜30
分間滅菌処理した後、マンネンタケ菌糸体の培養に用い
られる。
マンネンタケ菌糸体の培養は、該液体培地に適当量の種
菌糸を接種し、好気的条件丁に行なわれる。
菌糸を接種し、好気的条件丁に行なわれる。
用いる種菌糸は担子菌類に属するヒダナシタケ目サルノ
コシカケ科マンネンタケのものであればいずれでもよく
、例えば、(株)河村式椎茸研究所(静岡県藤枝市青葉
町l−1−11)より入手できる。
コシカケ科マンネンタケのものであればいずれでもよく
、例えば、(株)河村式椎茸研究所(静岡県藤枝市青葉
町l−1−11)より入手できる。
通常、種菌糸の接種量は約5〜10m9/10〇−培地
テ充分であり、200〜300 r、P、m、の攪拌下
、温度25〜30℃、通気量o、 s 〜3. Ov、
ym、で7〜21日間暗所において培養を行なうことに
より、天然のマンネンタケ子実体含有成分に近似した成
分を有するマンネンタケ菌糸体が高収率で得られ、また
、培地中に該成分を蓄積させることができる(例えば、
この培養によれば、従来のマンネンタケ人工栽培用の種
菌培養に用いられるポテト・デキストローズ・ブロス(
PDB)培地と比べて9〜50倍もの菌糸体収量を達成
することができる)。
テ充分であり、200〜300 r、P、m、の攪拌下
、温度25〜30℃、通気量o、 s 〜3. Ov、
ym、で7〜21日間暗所において培養を行なうことに
より、天然のマンネンタケ子実体含有成分に近似した成
分を有するマンネンタケ菌糸体が高収率で得られ、また
、培地中に該成分を蓄積させることができる(例えば、
この培養によれば、従来のマンネンタケ人工栽培用の種
菌培養に用いられるポテト・デキストローズ・ブロス(
PDB)培地と比べて9〜50倍もの菌糸体収量を達成
することができる)。
培養終了後、得られた培養物(菌糸体と培養液の混合物
)を直接または培養物から分離した菌糸体を溶媒で抽出
するか、培養物から菌糸体を分離した残りの培養液を濃
縮17て本発明のマンネンタケエキスを得る。
)を直接または培養物から分離した菌糸体を溶媒で抽出
するか、培養物から菌糸体を分離した残りの培養液を濃
縮17て本発明のマンネンタケエキスを得る。
培養物からの菌糸体の分離は、許過、遠心分離などの常
法に従って行なうことができる。
法に従って行なうことができる。
培養物または分離した菌糸体の溶媒による抽出は、必要
により、適宜菌糸体を切断した後、水、アルコール〔例
えば、メタノール、エタノール、n−ブタノールなト、
クロロホルム、エーテル、酢酸エチル、ベンゼン、ヘキ
サンおよびこれらの混合液溶媒(例えば、50%エタノ
ール水溶液、80%メタノール水溶液など)からなる群
から選ばれる溶媒を用いて行なわれる。該抽出は、一般
に、被抽出物に対して重量比約10〜100倍の溶媒を
用い、15℃〜溶媒の沸点までの温度で1〜24時間行
なう。通常、この操作を1〜3回行なえば充分である。
により、適宜菌糸体を切断した後、水、アルコール〔例
えば、メタノール、エタノール、n−ブタノールなト、
クロロホルム、エーテル、酢酸エチル、ベンゼン、ヘキ
サンおよびこれらの混合液溶媒(例えば、50%エタノ
ール水溶液、80%メタノール水溶液など)からなる群
から選ばれる溶媒を用いて行なわれる。該抽出は、一般
に、被抽出物に対して重量比約10〜100倍の溶媒を
用い、15℃〜溶媒の沸点までの温度で1〜24時間行
なう。通常、この操作を1〜3回行なえば充分である。
得られた抽出液を、好ましくは、減圧下に40〜50℃
で濃縮し、要すれば、減圧下に40〜50℃で乾燥して
本発明のマンネンタケエキスが得られる。
で濃縮し、要すれば、減圧下に40〜50℃で乾燥して
本発明のマンネンタケエキスが得られる。
また、菌糸体を分離した残りの培養液の濃縮は前記の抽
出液と同様にして行なうことができ、要すれば、同様に
乾燥して本発明のマンネンタケエキスが得られる。
出液と同様にして行なうことができ、要すれば、同様に
乾燥して本発明のマンネンタケエキスが得られる。
得られたエキスは、一般に、茶色〜褐色のペースト状〜
粉末状を呈し、味はやや甘く、不快な風味はなく、小麦
胚芽の香ばしい風味を有し、粉末状のものは、やや吸湿
性のある無品性で、水にわずかに溶解する。該エキスは
約60℃まで比較的安定で、後記するごとく、天然のマ
ンネンタケ子実体の成分と極めて近似した成分を含有す
る。また、該エキスは、ニンヒドリン反応、α−ナフト
ール反応、フェーリング反応、フェニルヒドラジン試薬
反応、アンスロン−硫酸試薬反応、ビウレット反応およ
び塩化第二鉄試薬反応においていずれも陽性を示し、エ
ルシン・モルガン反応において擬陽性を示す。これらの
性質や各種のスペクトル分析およびクロマトグラフィー
分析の結果から、本発明のマンネンタケエキスは多糖類
および糖蛋白を主成分とするものと考えられる。
粉末状を呈し、味はやや甘く、不快な風味はなく、小麦
胚芽の香ばしい風味を有し、粉末状のものは、やや吸湿
性のある無品性で、水にわずかに溶解する。該エキスは
約60℃まで比較的安定で、後記するごとく、天然のマ
ンネンタケ子実体の成分と極めて近似した成分を含有す
る。また、該エキスは、ニンヒドリン反応、α−ナフト
ール反応、フェーリング反応、フェニルヒドラジン試薬
反応、アンスロン−硫酸試薬反応、ビウレット反応およ
び塩化第二鉄試薬反応においていずれも陽性を示し、エ
ルシン・モルガン反応において擬陽性を示す。これらの
性質や各種のスペクトル分析およびクロマトグラフィー
分析の結果から、本発明のマンネンタケエキスは多糖類
および糖蛋白を主成分とするものと考えられる。
添付の第1図〜第3図に、本発明のマンネンタケエキス
の代表例(後記実施例1に従って製造し、酢酸エチルで
再抽出)のガスクロマトグラム、薄層クロマトグラムお
よび高速液体クロマトグラムを示す。各クロマトグラフ
ィーの条件はつぎのとおりである。
の代表例(後記実施例1に従って製造し、酢酸エチルで
再抽出)のガスクロマトグラム、薄層クロマトグラムお
よび高速液体クロマトグラムを示す。各クロマトグラフ
ィーの条件はつぎのとおりである。
ガスクロマトグラフィー
使用機種:島津製作所製GC−7A:カラム:2%0■
−1、ユニボートIIP(60〜80メツシユ)、3謳
X 200 cm ;カラム温度:150℃で8分間保
持、ついで、80分で230℃まで上昇;気化室温度=
280℃;検出器:FIDoなお、試料は常法に従って
TMS化した。
−1、ユニボートIIP(60〜80メツシユ)、3謳
X 200 cm ;カラム温度:150℃で8分間保
持、ついで、80分で230℃まで上昇;気化室温度=
280℃;検出器:FIDoなお、試料は常法に従って
TMS化した。
薄層クロマトグラフィー
プレート:メルク社製シリカゲル;展開溶媒:クロロホ
ルム−メタノール(9: 1)?発色二I2および紫外
線(第2図中、点線で示すスポットはI2で発色、実線
で示すスポットは紫外線ランプ下で発色し、かつ、I2
で強く発色)。
ルム−メタノール(9: 1)?発色二I2および紫外
線(第2図中、点線で示すスポットはI2で発色、実線
で示すスポットは紫外線ランプ下で発色し、かつ、I2
で強く発色)。
高速液体クロマトグラフィー
使用機種:島津製作所製LC−3A;検出器:5CP−
2AHカラム:YMC−PACK A−311,6X1
00mm(山村化学研究所);流速:1.0m//分;
移動層:35%アセトニトリル10.2M酢酸緩衝液(
pH3,5);内部標準:P−アミノ安息香酸エチル;
検出波長=2540m0第1図および第2図中、クロマ
トグラムAは天然のマンネンタケ子実体の熱水抽出物を
酢酸エチルで再抽出したもののクロマトグラム、Bは本
発明エキスの酢酸エチル抽出物のクロマトグラムであり
、これらのクロマトグラムは、本発明のマンネンタケエ
キスが天然のマンネンタケ子実体と極めて近似した成分
を含有することを示している。
2AHカラム:YMC−PACK A−311,6X1
00mm(山村化学研究所);流速:1.0m//分;
移動層:35%アセトニトリル10.2M酢酸緩衝液(
pH3,5);内部標準:P−アミノ安息香酸エチル;
検出波長=2540m0第1図および第2図中、クロマ
トグラムAは天然のマンネンタケ子実体の熱水抽出物を
酢酸エチルで再抽出したもののクロマトグラム、Bは本
発明エキスの酢酸エチル抽出物のクロマトグラムであり
、これらのクロマトグラムは、本発明のマンネンタケエ
キスが天然のマンネンタケ子実体と極めて近似した成分
を含有することを示している。
かくして得られたマンネンタケエキスは毒性がほとんど
なく、連用によっても副作用を示さず、そのまま、ある
いは、常法に従って食品として許容される担体と合して
、例えば、錠剤、火剤、顆粒剤、カプセル剤、飲料、キ
ャンデー、チョコレート、パン、クツキーなどの形態の
健康食品とすることができる。該健康食品には、その形
態にもよるが、通常、1日のエキス摂取量(粉末状エキ
スとして)が0.1−10■/に9体重となるごとく本
発明のマンネンタケエキスを配合する。
なく、連用によっても副作用を示さず、そのまま、ある
いは、常法に従って食品として許容される担体と合して
、例えば、錠剤、火剤、顆粒剤、カプセル剤、飲料、キ
ャンデー、チョコレート、パン、クツキーなどの形態の
健康食品とすることができる。該健康食品には、その形
態にもよるが、通常、1日のエキス摂取量(粉末状エキ
スとして)が0.1−10■/に9体重となるごとく本
発明のマンネンタケエキスを配合する。
本発明の該マンネンタケエキス含有健康食品は、これを
連用することにより、滋養、強壮、健脳、消炎、利尿等
のすぐれた効果を発揮する。
連用することにより、滋養、強壮、健脳、消炎、利尿等
のすぐれた効果を発揮する。
つぎに参考例および実施例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明する。
く説明する。
参考例1
ポテト・デキストロース寒天培地〔ディフコ社製)39
9を水1000m1.に分散、溶解させ、100−フラ
スコに20m1づつ分注し、120℃で30分間オート
クレーブ処理した後、冷却してPDA培地を調製した。
9を水1000m1.に分散、溶解させ、100−フラ
スコに20m1づつ分注し、120℃で30分間オート
クレーブ処理した後、冷却してPDA培地を調製した。
これに、マンネンタケ種菌糸((株)河村式椎茸研究所
より入手)l白金耳接種し、暗所において、25℃で1
4日間静置培養してマンネンタケ菌糸体の種培養を得た
。
より入手)l白金耳接種し、暗所において、25℃で1
4日間静置培養してマンネンタケ菌糸体の種培養を得た
。
一方、つぎの第1表に示す割合でグルコースおよび小麦
胚芽を滅菌水に分散、溶解し、500rnl容の三角フ
ラスコに150−づつ分注し、綿栓をし、アルミホイル
で覆った後、121’Cで30分間オートクレーブ処理
し、ついで、室温まで冷却して液体培地を調製した。
胚芽を滅菌水に分散、溶解し、500rnl容の三角フ
ラスコに150−づつ分注し、綿栓をし、アルミホイル
で覆った後、121’Cで30分間オートクレーブ処理
し、ついで、室温まで冷却して液体培地を調製した。
この各液体培地に、無菌条件下、前記の種培養を3白金
耳づつ接種し、25℃の暗所にて、振盪培養器(22O
r、pom、)上で2週間培養した。
耳づつ接種し、25℃の暗所にて、振盪培養器(22O
r、pom、)上で2週間培養した。
培養終了後、培養液を1oooo r、p、m、で10
分間遠心分離し、上清を除き、沈澱物に適当量のエタノ
ールを加え、激しく振盪した。これをブフナーr斗上で
吸引許過し、さらに、エタノールで洗浄し、充分許過し
、重■を測定して菌糸体の収量とした。結果を第1表に
示す。なお、第1表には、対照として、液体培地として
ポテト・デキストロース・ブロスを用いて同様にマンネ
ンタケ菌糸体を培養した場合の結果も示す。
分間遠心分離し、上清を除き、沈澱物に適当量のエタノ
ールを加え、激しく振盪した。これをブフナーr斗上で
吸引許過し、さらに、エタノールで洗浄し、充分許過し
、重■を測定して菌糸体の収量とした。結果を第1表に
示す。なお、第1表には、対照として、液体培地として
ポテト・デキストロース・ブロスを用いて同様にマンネ
ンタケ菌糸体を培養した場合の結果も示す。
第1表
この結果から明らかなごとく、本発明の液体培地を用い
ると、非常に高い菌糸体収量が得られ、ことに、小麦胚
芽ニゲルコースの比を1:1〜8にすると収量が高くな
る。
ると、非常に高い菌糸体収量が得られ、ことに、小麦胚
芽ニゲルコースの比を1:1〜8にすると収量が高くな
る。
実施例1
ジャーファーメンタ−を用いてマンネンタケ菌糸体の培
養をつぎのとおり行なった。
養をつぎのとおり行なった。
ジャーファーメンタ−(10)容)のジャー中でグルコ
ース10(lおよび小麦胚芽25Fを、沸騰冷却した水
道水5)と混合し、ついで、ジャを密栓して121℃で
30分間オートクレーブ処理して液体培地を調製した。
ース10(lおよび小麦胚芽25Fを、沸騰冷却した水
道水5)と混合し、ついで、ジャを密栓して121℃で
30分間オートクレーブ処理して液体培地を調製した。
ジャーをジャーファーメンタ−に取り付け、同じ培地で
25℃、14日間振盪培養した種菌糸培養物150−を
無菌条件下に接種した。300 r、P、m、の攪拌下
、3.OiZ分の流速で空気を通気しながら、28℃に
て14日間培養した。得られた培養物をガーゼで許過し
て菌糸体0.84に&(湿潤重量)および培養液3゜5
ノを得た。
25℃、14日間振盪培養した種菌糸培養物150−を
無菌条件下に接種した。300 r、P、m、の攪拌下
、3.OiZ分の流速で空気を通気しながら、28℃に
て14日間培養した。得られた培養物をガーゼで許過し
て菌糸体0.84に&(湿潤重量)および培養液3゜5
ノを得た。
分離した菌糸体に水2ノを加え、90〜100’Cで3
時間加熱抽出し、抽出液を減圧下、40℃で濃縮乾固し
て茶褐色無品性の粉末状マンネンタケエキス259を得
た。
時間加熱抽出し、抽出液を減圧下、40℃で濃縮乾固し
て茶褐色無品性の粉末状マンネンタケエキス259を得
た。
また、分離した培養液を減圧下、40℃で濃縮乾固し、
茶褐色無品性の粉末状マンネンタケエキス55グを得た
。
茶褐色無品性の粉末状マンネンタケエキス55グを得た
。
これらのエキスはガスクロマトグラフィー、高速液体ク
ロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、ペーパー
クロマトグラフィー、紫外線吸収スペクトル分析および
各種の定性反応において差異が認められなかった。
ロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、ペーパー
クロマトグラフィー、紫外線吸収スペクトル分析および
各種の定性反応において差異が認められなかった。
実施例2
つぎの処方により、常法に従って錠剤の形態の健康食品
を得た。
を得た。
成 分 量
マンネンタケエキス(実施例1) 5グ精製水 80m
1 乳糖 795g 3%ヒドロキシプロピルセルロール− 乳糖 600グ 結晶セルロース 40(1 馬鈴薯澱粉 160g ステアリン酸タルク 40グ この処方より、マンネンタケエキス0.25■/個を含
有する錠剤20000個を得た。
1 乳糖 795g 3%ヒドロキシプロピルセルロール− 乳糖 600グ 結晶セルロース 40(1 馬鈴薯澱粉 160g ステアリン酸タルク 40グ この処方より、マンネンタケエキス0.25■/個を含
有する錠剤20000個を得た。
実施例3
つぎの処方により、常法に従って火剤の形態の健康食品
を得た。
を得た。
成 分 量
マンネンタケエキス〔実施例1) 0.05Pブドウ糖
2.57 澱 粉 1.57 アラビアガム o、sfI この処方より、火剤100個を得た。
2.57 澱 粉 1.57 アラビアガム o、sfI この処方より、火剤100個を得た。
実施例4
つぎの処方により、常法に従って顆粒剤の形態の健康食
品を得た。
品を得た。
成 分 量
マンネンタケエキス(実施例1) 300F乳 糖 2
00(1 澱 粉 67(1 ゼラチン 30FI
00(1 澱 粉 67(1 ゼラチン 30FI
第1図〜第3図は、各々、本発明のマンネンタケエキス
のガスクロマトグラム、薄層クロマトグラムおよび高速
液体クロマトグラムである。 特許出願人サンスター株式会社 代理人弁理士青山 葆tυ箋2名 第1図 S 第2図 sS図
のガスクロマトグラム、薄層クロマトグラムおよび高速
液体クロマトグラムである。 特許出願人サンスター株式会社 代理人弁理士青山 葆tυ箋2名 第1図 S 第2図 sS図
Claims (11)
- (1)グルコース0.2〜IOW/V %および小麦胚
芽0.2〜2 W/V%を必須成分とする液体培地中で
マンネンタケ菌糸体を培養して得られる培養物またはそ
れから分離した菌糸体の水、アルコール、クロロホルム
、エーテル、酢酸エチル、ベンゼン、ヘキサンおよびこ
れらの混合溶媒からなる群から選ばれる溶媒による抽出
物あるいは菌糸体を分離した培養液の濃縮物であって、
ニンヒドリン反応、α−ナフトール反応、フェーリング
反応、フェニルヒドラジン試薬反応、アンスロン−硫酸
試薬反応、ビウレット反応および塩化第二鉄試薬反応が
いずれも陽性、エルシン・モルガン反応が擬陽性である
マンネンタケエキス。 - (2)該培地中の小麦胚芽ニゲルコースの重量比が1=
1〜8である前記第(1)項のエキス。 - (3)分離した菌糸体の溶媒抽出物である前記第(1)
項または第(2)項のエキス。 - (4)菌糸体を分離した培養液の濃縮物である前記第(
1)項または第(2)項のエキス。 - (5)グルコース0.2〜IOW/V%および小麦胚芽
0.2〜2W/V%を必須成分とする液体培地中でマン
ネンタケ菌糸体を培養し、得られた培養物または分離し
た菌糸体を、水、アルコール、クロロホルム、エーテル
、酢酸エチル、ベンゼン、ヘキサンおよびこれらの混合
溶媒からなる群から選ばれる溶媒で抽出するか、菌糸体
を分離した培養液を濃縮することを特徴とするマンネン
タケエキスの製法。 - (6)該培地中の小麦胚芽ニゲルコースの重量比が1=
1〜8である前記第(5)項の製法。 - (7)分離した菌糸体を溶媒で抽出する前記第(5)項
または第(6)項の製法。 - (8)菌糸体を分離した培養液を濃縮する前記第(5)
項または第(6)項の製法。 - (9)グルコース0.2〜10w/v%および小麦胚芽
0.2〜2 W / V %を必須成分とする液体培地
中でマンネンタケ菌糸体を培養して得られる培養物また
はそれから分離した菌糸体の水、アルコール、クロロホ
ルム、エーテル、酢酸エチル、ベンゼン、ヘキサンおよ
びこれらの混合溶媒からなる群から選ばれる溶媒による
抽出物あるいは菌糸体を分離した培養液の濃縮物であっ
て、ニンヒドリン反応、α−ナフトール反応、フェーリ
ング反応、フエニ、ルヒドラジン試薬反応、アンスロン
−硫酸試薬反応、ビウレット反応および塩化第二鉄試薬
反応がいずれも陽性、エルシン・モルガン反応が擬陽性
であるマンネンタケエキスを有効成分としてなる健康食
品。 - (10)該エキスが分離菌糸体の溶媒抽出物である前記
第(9)項の健康食品。 - (11)該エキスが菌糸体を分離した培養液の濃縮物で
ある前記第(9)項の健康食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58151847A JPS6043356A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | マンネンタケエキス,その製法および該エキスを有効成分とする健康食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58151847A JPS6043356A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | マンネンタケエキス,その製法および該エキスを有効成分とする健康食品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6043356A true JPS6043356A (ja) | 1985-03-07 |
JPS633576B2 JPS633576B2 (ja) | 1988-01-25 |
Family
ID=15527570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58151847A Granted JPS6043356A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | マンネンタケエキス,その製法および該エキスを有効成分とする健康食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6043356A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60188402A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-25 | Hayashibara Biochem Lab Inc | β−グルカンとその製造方法及び用途 |
JP2004196761A (ja) * | 2002-12-18 | 2004-07-15 | Bhn Kk | 血管新生阻害剤 |
JP2006254893A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Takashi Miyake | 針葉樹さるのこしかけ培養液 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02256984A (ja) * | 1988-06-30 | 1990-10-17 | Kobe Steel Ltd | 電磁圧力制御弁 |
-
1983
- 1983-08-19 JP JP58151847A patent/JPS6043356A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60188402A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-25 | Hayashibara Biochem Lab Inc | β−グルカンとその製造方法及び用途 |
JP2004196761A (ja) * | 2002-12-18 | 2004-07-15 | Bhn Kk | 血管新生阻害剤 |
JP2006254893A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Takashi Miyake | 針葉樹さるのこしかけ培養液 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS633576B2 (ja) | 1988-01-25 |
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