JPS60161953A - カルニチン類の製造法 - Google Patents

カルニチン類の製造法

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JPS60161953A
JPS60161953A JP1444284A JP1444284A JPS60161953A JP S60161953 A JPS60161953 A JP S60161953A JP 1444284 A JP1444284 A JP 1444284A JP 1444284 A JP1444284 A JP 1444284A JP S60161953 A JPS60161953 A JP S60161953A
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JP
Japan
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carnitine
chloro
chb
chba
acid
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Pending
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JP1444284A
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English (en)
Inventor
Shinobu Iriuchijima
入内島 忍
Koji Shimozono
下園 孝治
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカルニチン類の製造法に関する。
カルニチン(3−カルゲキシー2−ヒドロキシ−N、N
、N−)リフチル−1−プeIフfナミニウム)#−1
、ビタミンBTとも言われ、生体内で脂肪酸の代謝に関
係している重要な化合物である。特に、近年、心臓疾患
治療剤(特開昭54−76830号参照)、過類脂質血
症治療剤(特開昭54−113409号参照)、静脈疾
患治療剤(特開昭58−88312号参照)などとして
注目されている。
従来、カルニチン類の代表的製造法としては、(])エ
ピクロロヒドリンに青酸とトリメチルアミンを反応させ
てカルニチノニトリルとし、加水分解する方法[E、5
trackst al、ychsm、Ber*+ 86
 p 525(1953)および特公昭42−1552
8号参照)、(2)4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸ア
ルキルエステル(以下、CHBと略す)にトリアルキル
アばンを反応させる方法(日本特許第303992号参
照)が提案されている。しかしながら、α)の方法は、
青酸の如き猛毒な化合物を用い、さらにニトリルの加水
分解のために濃塩酸中で加熱するという過酷な条件を必
要とする(日本特許第308200号参照)、また、(
2)の方法は、収率45〜49チでカルニチンが得られ
ると言われているが、本発明者らが追試したところ、せ
いぜい37、5 %という低収率である(下記比較例1
および2参照)、という欠点を有するために、いずれも
工業的製造法としては問題がある。
本発明者らは、猛毒な青酸や濃塩酸中で加熱という過酷
な条件を使わずに収率よ〈カルニチン類を製造する方法
について鋭意研究を重ねた結果、本発明の方法に到達し
た。
本発明は、原料として4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸
(以下CE(BAと略す)またはCHBを用い・それに
トリアルキルアミンを反応させる際に無機塩基を加える
ことを特徴としている。CHB flたとエバエビクロ
ロヒドリンのカルビニル化反応によって合成され、テン
カン治療剤である4−アミノ−3−ヒドロキシ酪酸製造
の原料となっている工業原料である(特開昭56−68
649号参照)。
また、CHBAは1例えば、CHBのエステル基を加水
分解することによって容易に得られる(下記参考例1参
照)。
本発明者らは、トリアルキルアミン1kCHBAないし
CHBに反応させた場合に、カルニチン類の収率が低い
(下記比較例1お裏び2、参考例2および3参゛照)こ
とを知シエ夫を重ねた結果、CHBAまたld CHB
 K )リアルキルアミンを反りさせる際に、無機塩基
を加えると収率が向上することを見い出し本発明の方法
を完成した。式で示すと次の様になる。
本発明に使用するトリアルアミンは、トリメチルアミン
、ジメチルエチルアミン、ゾメチルデロビルアミン、メ
チルジエチルアミン、トリエチルアミンなどのトリ低級
アルキルアミンである。使用量II″i1〜10当量を
用いえるが、収率や経済性を考慮すると1.5〜3当量
が望ましい。また、使用する無機塩基としては、ナトリ
ウム、カリウム、リチウムの如きアルカリ金属の水酸化
物または炭酸塩、カルシウム、バリウムの如きアルカリ
土類金属の水酸化物を挙げることができるが、経済性や
収率の点から水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムが
望ましい。使用量は1当景ないしやや過剰が良好な結果
を与える〇 本発明の実施に当って′は、無水のトリアルキルアミン
を用いる場合には溶媒の使用が望ましく、水、エタノー
ル、プロア4ノールの如きプロトン性の溶媒を良好に用
いうる。また、トリアルキルアミン水溶液を用いる場合
t/cは、無溶媒、またはメタノール、エタノールの如
きアルコール系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン
の如きエーテル系溶媒を用いうる。反応は室温ないし1
00℃で円滑に進行する。
なお、本発明によれば、原料として光学活性のCHBA
またはCHB を用いるときKは、はとんどラセミ化せ
ずに相当する光学活性のカルニチン類を得ることができ
る。
以下、比較例、参考例、および実施例によυ本発明をさ
らに詳細に説明する。
比較例1 日本特許1303992号の実施例2に従い追E実験を
行なった。4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸メチル(5
g、32.8 m mol )に27%トリメチルアミ
ン水溶液(2mi)ft加え、70〜75℃で1時間、
さらに、95℃で15分間、攪拌した。反心後、減圧濃
縮した。濃縮物[10%塩酸(30m/)を加え・再び
減圧濃縮した。残渣にエタノールを加え放前したが結晶
しなかった。そこで、冷蔵庫に一晩おいたところ、結晶
が析出した。
結果を濾取し、メタノール・アセトンよシ再結晶して、
カルニチン塩酸塩(1,0,9,161を得た。
比較例2 比較例1と同様に行なって得られた濃縮物を水(10m
/)にとかし、アンバーライドエR−120(−8o、
H型、50mAりに吸着させた。レジンを水(200m
A)で洗浄した後、10%アンモニア水(200ml)
で溶出した。溶出赦を濃縮し、1゜チ塩酸(30mJ)
に溶解し再び濃縮したところ、カルニチン塩酸塩と思わ
れる結晶(2,4g、37.5%)がiられた。結晶を
エタノール・アセトン(1:1)から再結晶して、カル
ニチン塩酸塩の白色結晶(1,6g、25%)vi−得
た。
mp195〜6℃(分解) 参考例1 4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸メチル(5g、32.
8 m mol )に、水(50ml)、続いて濃塩酸
(2m/)’e加え100℃で2時間攪拌した。反応後
、減圧濃縮した。濃縮物を水(20ml)にとかして再
び濃縮し、最後に真空乾燥して、4−クロロ−3−ヒド
ロキシ酪酸(3,87,9,85チ)を得た。
NMR(020)δ(TSP):2.66 (2Hm)
、3.68(2H,m)、4、35(111%m) 参考例2 4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸(4,2g、30.3
mmol)に30チドリメチルアミン水溶液(30ml
)t−加え、室温で一晩放置した。反応混合物を減圧濃
縮し、濃縮物を水(5m/)にとかしてアンバーライト
IR−120(−8o3H型、50m1)を通過させた
。レジンを水(200rnlT洗ってから、10係アン
モニウム水(200ml)で溶出した。溶出液を濃縮し
、残渣に濃塩酸(10mA’)t−加えてとかし、再び
濃縮して結晶を得た。結晶をエタノール・アセトン(1
:1)で洗い、カルニチン塩酸塩の白色結晶(1,8g
、30俤)を得た。
mp195〜196℃(分解) 参考例3 反応を100℃で2時間行なった他は、参考例2と同様
に行ない、カルニチン塩酸塩(1,9g、32俤)を得
た。
実施例1 30チドリメチルアミン水溶液(40mA+)に水酸化
ナトリウム(1,1g、26mmol)kとかした溶液
を、氷冷した4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸C3,6
g、25.9mmol)Ic攪拌しなからゆり〈シ加え
た。添加後、100℃で2時間攪拌反応した。冷却後、
反応液を減圧濃縮し、濃縮物を水(1(hJ)にとかし
てアン・9−ライトIR−120(−8o、Hljl、
50m1)のカラム全通過させた・カラムを水(200
m/)で洗った後、10%アンモニア水(200m/)
で溶出した。溶出液を減圧濃縮シ、カルニチン(ベタイ
ンQ)(3,17g・75チ)?得た。このものを濃塩
酸(10m/)にとかし、再び濃縮して、カルニチン塩
酸塩の結晶tjlた。結晶をエタノール・アセトン(’
1 : 1 )で洗い、白色結晶(3,08,9,60
係)を得た。
mp19Fi〜196℃(分解) NMR(D20) J(TSP):2.58〜2.65
(2H)、323(9H%S)、3.44〜3.51(
21()、4.59〜4.80(IH) Anal、Found:C,42,48: H,8,5
0: N、6.99Caled、for C7H16C
INO5:C,42,51: H,8,16:7.07
チ 実施例2 4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸(3,6g、25.9
mmol)に3011− IJメチルアミン水溶液(3
0ml)を加え、さらに攪拌しながら5N水酸化す) 
+7ウム水溶液(5,2m1)を滴下し、室温で一晩攪
拌した。反応後、実施例1と同様に処理して、カル−チ
ン塩酸塩の白色結晶(3,0g、58%)を得几。
実施例3 4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸(3,6g、25.9
 mmol )に30俤トリメチルアミン水溶液(11
%八 トリメチルアミンとして約50mmol)を加え
、さらに攪拌しながら5N水酸化ナトリウム水溶液(5
,2m/)を滴下した。反応液を70℃で2時間攪拌し
た。反応後、実施例1と同様に処理シテ、カルニチン(
ベタイン型)(2,5,9’、60チ)を得た。
実施例4 水酸化カリウムC1,729,26mmol汁用いた他
は、実施例1と同様に行ない、カルニチン頃酸塩の白色
結晶(2,82g、55チ)を得た。
実施例5 水酸化リチウム(−水和物、1.09 g、26mmo
l ) f用いた他は実施例1と同様に行ない、カルニ
チン(ベタイン型)(1,83g、44チ)を得た・ 実施例6 4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸メチル(5,0,!i
+、32.8mmol )FC%水酸化ナトリウム(1
,59,37,5mmol)t−とかした10チドリメ
チルアミン水溶液(40mJ)を加え、70℃で2時間
攪拌した。冷却後、反応液を減圧濃縮し、濃縮物を水(
20mA)にとかしてアンバーライトIR−120(−
8o、H型、50m/)を通過させた。レジンを水(2
00m/)で洗った後、ICIアンモニア水(200m
lりで溶出した。溶出液を減圧濃縮し、カルニチン(ベ
タイン型)(3,79g、71冬)を得た。
実施例7 反応を20℃で20時間行なった他は実施例6と同様に
行ない、カルニチン(ベタイン型)(3,33,9,6
3チ)′f、得た。
実施例8 10 % トIJメチルアミン水溶液の代り[,30’
1)リメチルアミン水溶液(40ml)k用いた他は実
施例6と同様に行ない、カルニチン(ベタイン型)(3
,40g、64チ)を得た。
実施例9 4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸プロピル(5,92,
9,32,8mmol)’e用いた他は、実施例6と同
様に行ない、カルニチン(ベタイン型)C3,49,6
4q6)を得た。
実施例10 〔α]+12.0°(C=1、メタノール)(約80 
q6e、e、光学純度)を有する(R) −4−クロロ
−3−ヒドロキシ酪酸メチル(1,00Ji’−6,5
6mmol )に、水酸化ナトリウム(0,31、!i
’−7.36mmol)11cとかし次10%トリメチ
ルアミン水溶液(15mJ)を加え、80℃で1.5時
間攪拌反応させ友。冷却後、反応液を実施例6に従って
処理し、カルニチン(ベタイン型)(0,70,9,6
5チ)を得た・このものを濃塩酸(1m/)にとかし、
再び濃縮乾固して、〔α]”−17,8°(C=2、水
)(約78チ・、6.)’e有する(R)−カルニチン
塩酸塩を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸またはそのアルキルエ
    ステルにトリアルキルアミンを反応させてカルニチン類
    を製造するに際し、無機塩基を加えることを特徴とする
    カルニチン類の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009062731A1 (en) * 2007-11-16 2009-05-22 Lonza Ltd Process for the preparation of betaines
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