JP2944233B2 - N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノアルカリ塩の製造方法 - Google Patents

N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノアルカリ塩の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】N−長鎖アシル酸性アミノ酸塩
は、界面活性作用、殺菌作用、金属腐食抑制作用等を有
するので、洗浄剤、分散剤、乳化剤、抗菌剤、防腐剤等
として有用である。特に、N−長鎖アシル酸性アミノ酸
のモノ塩は、手肌にマイルドであるために、シャンプー
やボディシャンプー等の洗浄剤として非常に有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】アミンと脂肪酸ハライドとをアルカリの
存在下に縮合させる、いわゆるショッテン・バウマン反
応によってN−長鎖アシル酸性アミノ酸を製造する方法
として、例えば特公昭46−8685号公報には、アセ
トン、メチルエチルケトン、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、t−ブタノールまたはシクロヘキサノンなどの
親水性有機溶媒と水との混合溶媒を用いる方法が、特開
昭50−5305号公報には、反応溶媒として含水低級
アルコールを用いてpH9〜12.5の範囲内に保持し
つつ反応させる方法が開示されている。これらの方法で
は、反応によりN−長鎖アシル酸性アミノ酸のジ塩が生
成されるので、目的とするN−長鎖アシル酸性アミノ酸
はジ塩を含む反応溶液に酸を加えてpHを1程度まで下
げ、これを水中に注いで析出させ、濾過すること等によ
り取得している。
【0003】N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩につい
ては、上記特公昭46−8685号公報中に、反応混合
物をpH5〜6に中和するとN−長鎖アシル酸性アミノ
酸は塩の形で析出してくるとの記載があるが、その実施
例には塩の取得については何ら記載がない。本発明者ら
が上記公報中の実施例5に記載の化合物を合成し、反応
混合物のpHを5.8とした結果(後記比較例1参照)
では、結晶は全く析出しないか、または極少量しか得ら
れなかった。反応混合物を水で希釈した後、酸性にして
酸の形とし、濾過、水洗をした後、再び当モルのアルカ
リを加えることによって、目的とするモノ塩を製造する
ことは可能であるが、酸として得るためには一度pHを
1程度に調整しなければならず、反応容器の材質、反応
コスト等の点で、より簡便な方法が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ショ
ッテン・バウマン反応によって得られたN−長鎖アシル
酸性アミノ酸ジアルカリ塩の溶液から、該溶液のpHを
必要以上に下げることなく、目的のN−長鎖アシル酸性
アミノ酸モノアルカリ塩を簡便にかつ高収率で製造する
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ショッテ
ン・バウマン反応により得られるN−長鎖アシル酸性ア
ミノ酸ジ塩を中和して所望のN−長鎖アシル酸性アミノ
酸モノ塩を製造する際に、ある特定の条件を採用するこ
とにより、簡便な方法でほぼ定量的に目的とするモノ塩
が取得できることを見出し、本発明を完成するに至った
ものである。
【0006】即ち、本発明は、酸性アミノ酸と炭素数8
〜20の長鎖脂肪酸ハライドとをアルカリの存在下に反
応させて得られるN−長鎖アシル酸性アミノ酸ジアルカ
リ塩の10〜30重量%の溶液を、30〜50℃でpH
を4〜6に調整し、その後10〜15℃に冷却すること
を特徴とするN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノアルカリ
塩の製造方法、及び
【0007】酸性アミノ酸と炭素数8〜20の長鎖脂肪
酸ハライドとをアルカリの存在下に反応させて得られる
N−長鎖アシル酸性アミノ酸ジアルカリ塩の3〜10重
量%の溶液を、5〜15℃でpHを5〜6に調整するこ
とを特徴とするN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノアルカ
リ塩の製造方法である。
【0008】酸性アミノ酸と長鎖脂肪酸ハライドとのシ
ョッテン・バウマン反応は、公知の方法で行えばよい
が、具体的には、酸性アミノ酸を水に懸濁させ、そこに
アルカリを加えてアミノ酸のジ塩を調製する。次に、ア
セトン等の親水性溶媒を加え、撹拌下に長鎖脂肪酸ハラ
イドとアルカリを同時に滴下してpHを10.5〜14
に保ち、−10〜30℃の温度で反応させることによ
り、長鎖アシル酸性アミノ酸ジ塩を得ることができる。
【0009】酸性アミノ酸としては、アスパラギン酸ま
たはグルタミン酸が用いられ、アルカリとしては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭
酸ナトリウム等が用いられる。長鎖脂肪酸ハライドは、
炭素数8〜20の飽和または不飽和脂肪酸ハライドであ
り、具体的には、オレイルクロライド、ラウロイルクロ
ライド、パルミトイルクロライド、ステアロイルクロラ
イド等の単一組成の脂肪酸クロライド、ヤシ油脂肪酸ク
ロライド、牛脂脂肪酸クロライド等の混合脂肪酸クロラ
イドなどが挙げられる。
【0010】親水性溶媒としては、アセトン、メチルエ
チルケトン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、シクロ
ヘキサノン、メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール等が挙げられる。酸性アミノ酸を懸濁させる
際の水の量は、酸性アミノ酸に対して2〜5重量倍が、
水に対する親水性溶媒の量は、0.3〜1.2容量倍が適
当である。酸性アミノ酸に対する親水性溶媒−水混合溶
媒の使用量は、4〜10重量倍程度である。
【0011】長鎖脂肪族ハライドは、酸性アミノ酸に対
して0.6〜1.1モル倍程度用いるのが一般的である。
長鎖脂肪酸ハライドと同時に滴下するアルカリの使用量
は、溶液のpHを10.5〜14に保つ範囲であればよ
いが、通常は長鎖脂肪酸ハライドに対して約1.0〜1.
6モル倍程度を要する。上記の反応によりN−長鎖アシ
ル酸性アミノ酸ジ塩が溶液として得られる。溶液中のN
−長鎖アシル酸性アミノ酸ジ塩の濃度は、原料の使用量
により異なるが、一般には10〜30重量%となる。
【0012】このようにして得られたN−長鎖アシル酸
性アミノ酸ジ塩の10〜30重量%溶液から目的とする
モノアルカリ塩を取得するには、該溶液の処理温度とp
Hの調節が極めて重要である。ジアルカリ塩の濃度が1
0重量%以上の高濃度である場合は、30〜50℃でp
H4〜6に調整し、ついで溶液を5〜15℃に冷却する
ことにより目的とするN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ
塩を析出させることができる。処理温度は溶液中のジ塩
の濃度によるが、30℃未満では溶液の撹拌が困難とな
るためpHの調整が出来ない。従って、濃度が高い程処
理温度を上げることが好ましいが、50℃より高く加熱
する必要はない。
【0013】一方、ショッテン・バウマン反応により得
られたN−長鎖アシル酸性アミノ酸ジ塩の溶液に水を添
加することにより、ジ塩の濃度を10重量%以下した
後、5〜15℃でpHを5〜6に調整して、目的とする
N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩を析出させることも
できる。この場合の水の添加量は、N−長鎖アシル酸性
アミノ酸の濃度が3〜10重量%となる程度である。こ
の際に、液の温度が高いとモノ塩の回収率が著しく低下
するので、15℃以下の温度に保持することが重要であ
るが、5℃より低くする必要はない。
【0014】溶液のpHの調整には酸が用いられ、例え
ば塩酸、硫酸等の鉱酸を挙げることができる。これらの
酸は、任意の濃度に調整して、溶液に滴下して用いるの
が好ましい。析出したN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ
塩の結晶は、通常の方法、例えば、濾過、遠心分離等の
方法で回収することができる。回収されたN−長鎖アシ
ル酸性アミノ酸モノ塩は、反応および中和で生成した無
機塩を含んでいるので、必要に応じて水洗により除去さ
れる。その場合、使用する水の温度および水洗温度は5
〜15℃に保つことが好ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明の方法により、ショッテン・バウ
マン反応により得られるN−長鎖アシル酸性アミノ酸ジ
塩の溶液を、特定の条件下に処理することにより、該溶
液から直接、ほぼ定量的にN−長鎖アシル酸性アミノ酸
モノ塩を得ることができる。この方法は、 1. 酸、塩基の使用量が大幅に削減される; 2. 製造工程が、簡略化される; 3. pHが強酸領域(pH1付近)になることがないの
で、使用反応器の材質の制限がない; 4. 高濃度での回収ができるので、釜効率が向上する; 等の利点を有するので、目的物を工業上有利に製造する
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に具体的に
説明する。 〔実施例1〕3l四ツ口フラスコに、L−アスパラギン
酸159.7g(1.2モル)と水450mlを入れ、撹
拌した。そこに水酸化ナトリウム96g(2.4モル)
を加え、反応液が均一になり発熱がおさまってから、ア
セトン300mlを加えた。反応液を5℃に冷却し、ラ
ウロイルクロライド218.8g(1.0モル)、5N水
酸化ナトリウム水溶液300g(NaOH:1.5モ
ル)を同時に約2時間かけて滴下した。その間、反応温
度を5〜10℃、pHを11〜12に保った。その後、
2時間室温(20℃)までゆっくり温度を上げながら撹
拌し、N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ジナトリウ
ム溶液を得た。得られた溶液を高速液体クロマトグラフ
ィーで分析したところ、N−ラウロイル−L−アスパラ
ギン酸の生成量(酸として)は282.5g(0.896
モル)であった。仕込んだラウロイルクロライド基準の
収率は、89.6モル%であった。
【0017】上記で得られたN−ラウロイル−L−アス
パラギン酸ジナトリウム溶液のうちの73g(N−ラウ
ロイル−L−アスパラギン酸として14.12g含有)
に水200gを加えN−ラウロイル−L−アスパラギン
酸ジナトリウムの濃度を6.0重量%に希釈し、10℃
に冷却した。この時の溶液のpHは11.0であった。
これに10N硫酸を加えてpHを5.8に調節し、析出
した結晶を減圧濾過で回収した。得られた結晶を乾燥
後、高速液体クロマトグラフィーで分析したところ、N
−ラウロイル−L−アスパラギン酸モノナトリウム1
4.74g(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸とし
て13.78g)が回収された。晶析回収率は、97.6
%であった。
【0018】〔実施例2〕実施例1で得られたN−ラウ
ロイル−L−アスパラギン酸ジナトリウム溶液のうちの
73g(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸として1
4.12g含有、N−ラウロイル−L−アスパラギン酸
ジナトリウムの濃度:22.1重量%)を40℃に加温
した。撹拌下10N硫酸を加え、pHを4.5に調整し
た。液の粘度は多少上昇したが、撹拌には全く問題なか
った。その後、撹拌を止め10℃まで1時間かけて冷却
した。析出した結晶を乾燥後、高速液体クロマトグラフ
ィーで分析したところ、N−ラウロイル−L−アスパラ
ギン酸モノナトリウム14.45g(N−ラウロイル−
L−アスパラギン酸として13.51g)が回収され
た。晶析回収率は、95.7%であった。
【0019】〔比較例1〕実施例1で得られたN−ラウ
ロイル−L−アスパラギン酸ジナトリム溶液のうちの7
3g(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸として1
4.12g含有)に水200gを加え、N−ラウロイル
−L−アスパラギン酸ジナトリウムの濃度を6.0重量
%に希釈し、室温(22℃)で10N硫酸を加えてpH
を5.8にした。この時の液温は28℃であり、液は白
濁したが、N−ラウロイル−L−アスパラギン酸モノナ
トリウムの結晶は析出しなかった。
【0020】〔比較例2〕実施例1で得られたN−ラウ
ロイル−L−アスパラギン酸ジナトリウム溶液のうちの
73g(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸として1
4.12g含有、N−ラウロイル−L−アスパラギン酸
ジナトリウムの濃度:22.1重量%)を室温(22
℃)で攪拌下10N硫酸を加えてpHを4.5に調製し
ようとしたが、液が非常に粘稠になり、水飴状となって
撹拌が困難になり、pHの調製ができなかった。
【0021】〔実施例3〕500ml四ツ口フラスコ
に、L−アスパラギン酸15.97g(0.12モル)と
水70mlを入れ、攪拌した。そこに水酸化カリウム1
3.47g(0.24モル)を加え、反応液が均一透明に
なり発熱がおさまってから、アセトン70mlを加え
た。反応液を10℃に冷却し、パルミトイルクロライド
27.50g(0.1モル)、28重量%水酸化カリウム
水溶液30.97g(KOH:0.15モル)を同時に約
1.25時間かけて滴下した。その間、反応温度を10
〜15℃、pHを11〜12に保った。その後、2時間
室温(20℃)までゆっくり温度を上げながら撹拌し、
N−パルミトイル−L−アスパラギン酸ジカリウム溶液
を得た。得られた溶液を高速液体クロマトグラフィーで
分析したところ、N−パルミトイル−L−アスパラギン
酸の生成量(酸として)は30.40g(0.082モ
ル)であった。仕込んだパルミトイルクロライド基準の
収率は、82.0モル%であった。
【0022】上記N−パルミトイル−L−アスパラギン
酸ジカリウム溶液のうちの106.8g(N−パルミト
イル−L−アスパラギン酸として15.20g含有)に
水150gを加え、N−ラウロイル−L−アスパラギン
酸ジカリウムの濃度を7.2重量%に希釈し、10℃に
冷却した。この時のpHは11.5であった。液温を1
0〜15℃に保ちながら、10N硫酸を加えてpHを
5.7にし、析出した結晶を減圧濾過で回収した。得ら
れた結晶を乾燥後、高速液体クロマトグラフィーで分析
したところ、N−パルミトイル−L−アスパラギン酸モ
ノカリウム15.76g(N−パルミトイル−L−アス
パラギン酸として14.88g)が回収された。晶析回
収率は、97.9%であった。
【0023】〔実施例4〕500ml四ツ口フラスコ
に、DL−グルタミン酸17.66g(0.12モル)
と水70mlを入れ、撹拌した。そこに水酸化ナトリウ
ム9.60g(0.24モル)を加え、反応液が均一透明
になり発熱がおさまってから、アセトン70mlを加え
た。反応液を10℃に冷却し、ラウロイルクロライド2
1.88g(0.1モル)、5N水酸化ナトリウム水溶液
30.00g(NaOH:0.15モル)を同時に約1時
間かけて滴下した。その間、反応温度を10〜15℃、
pHを11〜12に保った。その後、2時間室温(20
℃)までゆっくり温度を上げながら撹拌し、N−ラウロ
イル−DL−グルタミン酸ジナトリウム溶液を得た。得
られた溶液を高速液体クロマトグラフィーで分析したと
ころ、N−ラウロイル−DL−グルタミン酸の生成量
(酸として)は28.86g(0.088モル)であっ
た。仕込んだラウロイルクロライド基準の収率は、8
7.6モル%であった。
【0024】上記で得られたN−ラウロイル−DL−グ
ルタミン酸ジナトリウム溶液のうちの102.1g(N
−ラウロイル−DL−グルタミン酸として14.43g
含有)に水150gを加え、N−ラウロイル−DL−グ
ルタミン酸ジナトリムの濃度を6.5重量%に希釈し、
10℃に冷却した。この時のpHは11.2であった。
液温を10〜15℃に保ちながら、10N硫酸を加えて
pHを5.8にして、析出した結晶を減圧濾過で回収し
た。得られた結晶を乾燥後、高速液体クロマトグラフィ
ーで分析したところ、N−ラウロイル−DL−グルタミ
ン酸モノナトリウム15.14g(N−ラウロイル−D
L−グルタミン酸として14.19g)が回収された。
晶析回収率は、98.3%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭48−35058(JP,B1) 特公 昭46−8685(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 231/22 C07C 233/47

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性アミノ酸と炭素数8〜20の長鎖脂
    肪酸ハライドとをアルカリの存在下に反応させて得られ
    るN−長鎖アシル酸性アミノ酸ジアルカリ塩の10〜3
    0重量%の溶液を、30〜50℃でpHを4〜6に調整
    し、その後5〜15℃に冷却することを特徴とするN−
    長鎖アシル酸性アミノ酸モノアルカリ塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 酸性アミノ酸と炭素数8〜20の長鎖脂
    肪酸ハライドとをアルカリの存在下に反応させて得られ
    るN−長鎖アシル酸性アミノ酸ジアルカリ塩の3〜10
    重量%の溶液を、5〜15℃でpHを5〜6に調整する
    ことを特徴とするN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノアル
    カリ塩の製造方法。
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CN103435509B (zh) * 2013-08-21 2016-03-16 南京华狮化工有限公司 一种n-酰基酸性氨基酸或其盐的制备方法及其应用

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