JPS60151643A - 銀塩オフセツト印刷材料 - Google Patents

銀塩オフセツト印刷材料

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JPS60151643A
JPS60151643A JP765884A JP765884A JPS60151643A JP S60151643 A JPS60151643 A JP S60151643A JP 765884 A JP765884 A JP 765884A JP 765884 A JP765884 A JP 765884A JP S60151643 A JPS60151643 A JP S60151643A
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Tomomi Yoshizawa
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Taku Uchida
内田 卓
Atsuko Murakami
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/06Silver salts
    • G03F7/07Silver salts used for diffusion transfer

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は銀塩オフセット印刷版に関するものであり、詳
しくは銀塩拡散転写法によって得られる銀画像をインキ
受理性にして、直ちに印刷版として用いることのできる
直接オフセット印刷版に関するものである。
〔従来技術〕
従来より前記のようなオフセット印刷版としては、稲々
の方法が知られているが現在代表的なものとしては感光
性要素と印刷画像要素とが一体となっている例えば特公
昭46−42453号公報、同48−30562号公報
記゛載の方法がもっとも広く知られている。
即ち、支持体上に感光性ハロゲン化銀乳剤を主体とする
親水性コロイド層を塗布しその上に印刷画像要素となる
物理現像核層(後述)を重層塗布したもので、像露光し
たのち拡散転写現像することによって最表面にインキ受
理性を有する親油性の銀画像を形成せしめるものである
このようなオフセット印刷版は、インキを受理する親油
性部分とインキを反発する親水性部分とからなりたって
おり、良好なオフセット印刷版としては、この親油性と
親水性の差が大きいことが要求される。
即ち、親油性画線部へのインキ着肉性がすぐれ、且親水
性非画線部へのインキ汚れがないことが重要である。
又、印刷材料自体の高感度化も重要技術であって、殊に
最近に於けるダイレクト製版にて、レーザー光或は発光
ダイオード光源などの開発応用化によりこれら光源に対
応した感色性の附与と高感度化が強く要望されている現
状である。
このようななかで、インキ着肉性の改良や耐刷力の向上
或は高感度化など、多くの提案がなされており、例えば
錯化剤を用いた特開昭56−6237号公報、特開昭5
6−9749号公報或はスペクトル増感剤を用いた特開
昭53−216旧号公報、同56−110927号公報
など知られている。
しかしながら前述の如くオフセット印刷版は、表面物性
の微妙なバランスによって印刷がなされているものであ
り、特に銀塩拡散転写法オフセット印刷版の場合は、版
材自体の写真的現像特性、或は層の物性などの変化が印
刷性を大きく左右し、今だにこれら技術によっても充分
に満足される版材が得られていない実情である。
また銀塩拡散転写法を用いたオフセット印刷版の場合、
現像速度を高め、且つ現像液中での現像主薬の酸化を避
けるため、現像主薬をその構成要素中に含有せしめるこ
とが従来から行われている。
しかしながら感光材刺中に現像主薬を含有せしめた場合
、該主薬が層中にて多少とも空気酸化することは避けら
れず、そのため現像性の劣化或はカプリの増大、軟調化
など好ましくない現象を引き起こすのが通例である。
特に銀塩拡散転写法オフセット印刷拐料の場合、材料の
生保存中にコントストの低下や、カプリの発生などが起
こり印刷版としての親油性画像全充分に生成し得ない問
題を生じる。また一般にハロゲン化銀の感光波長域を拡
げ高感度化をはかる手段として、シアニン又はメロシア
ニン色素類を用いてスペクトル増感ずやことはよく知ら
れている。
シアニン色素類は、下記一般式CIOで示したようなア
ミジニウムイオンタイプであって、2つの窒素原子には
アルキル基又は置換アルキル基などが付与されており、
その置換基の種類によって色素の増感性、凝集性を大き
く左右することもよく知られている。
近年、下記一般式[II)の中の窒素原子置換基である
R1およびR2は、親水性基を導入したアルキル基とし
て例えばスルホアルキル基或はカルボキシル゛アルキル
基などの置換アルキル基が主流となっており、その理由
として、色素汚染の減少或は他種写真用添加薬品との相
互作用の減少などがあげられ広く常用されているのが現
状である。
一般式(If) 〔式中のzl、Z2およびR1、R2、RoとXは一般
式[J’)のそれと同意鉛を表わす。〕本発明の技術分
野に於ても例外でなく、前述の特開昭53−21601
号、同56−110927号など÷水溶性アルキル基を
含むアニオンベタイン型シアニン色素を含むことを特徴
としたオフセット印刷材料がある。
しかしながら、前記のような現像主薬を含む銀塩拡散転
写オフセットオフセット印刷材料にこれらの色素を使用
した場合、前記の保存中でのコントラスト低下、カプリ
の発生が起こり易く改善がのぞまれていた。
本発明者等は、すべてに出願済みの特願昭57−1:1
14400号明細書にて、この欠点を改良すべく特定の
オキサカルボシアニン色素とメロシアニン色素を組合わ
せて用いることを提案し、たが、その後の研究により、
増感性の上ではまだ不充分であり、且インキ着肉性が苛
酷な条件下では必ずしもすぐれるとはいえない結果とな
った。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、高感度且つ高コントラストな写真特性
を安定に有し、且つインキ着肉性が良く且つ地汚れの発
生しない高耐刷性の、銀塩拡散転写法による現像主薬を
含んだオフセット印刷材料を提供することにある。
〔発明の構成〕
上記の目的は該支持体上に支持体側より少なくとも各−
iのハーレション防止層、ハロゲン化銀乳剤および物理
現像核層を重層して構成された銀塩拡散転写法オフセッ
ト印刷材料において上船構成要素中に露光されたハロゲ
ン化銀をアルカリ活性化浴で現像可能な量の現像主薬を
含有し、且つ、上記ハロゲン化銀乳剤層には下記一般式
CI)にて表わされる増感色素の少なくとも一種を含有
することを特徴とする銀塩オフセット印刷材料によって
達成された。
すなわち本発明者等は広範なスペクトル増感法について
鋭意検討の結果、上記の目的が前記一般式〔I〕で表わ
されるカチオン性シア′ニン色素の少なくとも一種以上
を含有せしめたハロゲン化銀写真乳剤を用いることによ
って容易に達成されることを見出し本発明をなすにいた
ったものである。
一般式〔■〕 式中のZlおよびZ2は各々シアニンへテロ環核を形成
するに必要な原子群を表わし、具体的にはチア”/−ル
系(例えばチアゾール、゛ベンズチアゾール、ナフトチ
アゾール)セレナゾール系(例えばセレナゾール、ベン
ズセレナゾール)オキサゾール系(例えばオキサゾール
、ベンズオキサゾール、ナフトオキサゾール)ピリジン
系、キノリン系、およびイミダゾール系(例えばイミダ
ゾール、ベンズイミダゾール、ナフトイミダゾール)な
どをあられす。
これらのへテロ環には置換基として炭素数1〜4のアル
キル基、アルコキシ基、或はアリール基、アラルキル基
、とドロキシ基、トリフルオロメチル基、シアノ基、カ
ルボキシ基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子な
どが置換されていてもよい。
R1とR2は、それぞれ同じか又は−異なってもよい低
級脂肪族基(例えば炭素数1〜4の無置換アルキル基で
あるメチル基、エチル基及びプロピル基など)、アリル
基、′ アラルキル遅 (例えばベンジル基)、ヒドロキシアルキル基(例えば
2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基な
ど)アセトキシアルキル基(例えば2−アセトキシエチ
ル基、2−アセトキシプロピル基など)、アルコキシア
ルキル基(例えば2−メトキシエチル基、4−メトキシ
ブチル基など)およびアリール基(例えばフェニル基)
などを表わす。
ROは水素原子または低級アルキル基(例えば炭素数1
〜3の無置換アルキル基であるメチル基、エチル基およ
びプロピル基)を表わす。
m、31は1または2を表わし、pは0または1である
XOは色素と塩を形成する無機または有機の酸アニオン
で(例えば#A素イオン、臭素イオン、沃素イオン、過
塩素酸イオン、ロダンイオン、p−トルエンスルホン酸
イオンな、!’) ヲ表わす。
次に本発明に特に有用なシアニン色素を下記の一般式印
1〕〜匿〕にて示す。
一般式[111) 一般式匿〕 一般式〔v〕 一般式[VI] 式中のRoとX○は一般式〔■〕のそれと同意給を表わ
す。YlとYはそれぞれ水素原子、炭素数1〜4のアル
キル基、アルコキシ基、或は了リール基、アラルキル基
、ヒドロキシ基、トリフルオロメチル基、シアノ基、カ
ルボキシ基、アルコキシカルボニル基またはハロゲン原
子などの置換基を表わす。
QI2Q2は1または4の整数を表わす。
一般式〔■1〕の色素の具体的化合物例としては、化合
物(1) 5’、 5’−ジメチル−3,3′−ジエチ
ル−9−エチル−オキサカルボシアニン沃 素塩 # (2) 5.5’−ジフェニル−3,3′−ジエチ
ル−9−エチル−オキサカルボシアニン ロダン塩 N (3) 5−クロール−5′−フェニル−3,3’
−ジエチル−9−エチル−オキサカル ボシアニン沃素塩 // (4) 5.5’−ジクロロ−3,3′−ジエチ
ル−9−エチル−オキサカルボシアニン沃 素塩 〃(5) 5.5’−ジメトキシ−3,3′−ジエチル
−9−エチル−オキサカルボシアニン 沃素塩 一般式匿〕の色素の具体的化合物としては、(6) 3
,3’−ジエチル−9−メチル−チアカルボシアニン沃
素塩 (7) 3.3’−ジエチル−9−エチル−チアカルボ
シアニン沃素塩 (8) 5,5’−ジクロロ−3,3′−ジエチル−9
−エチル−チアカルボシアニン沃素塩 (9)5.5’−ジメチル−3,3′−ジエチル−9−
エチル−チアカルボシアニン沃素塩 (10)5.5’−シェドオキシ−3,3′−ジエチル
−9−エチル−チアカルボシアニン臭素 塩 一般式〔v〕の色素の具体的化合物としては、Qll 
3,3’−ジエチル−9−エチル−β−ナフトチアカル
ボシアニン沃素塩 (1215,5’−ジ−クロー3.3′−ジエチル−9
−エチル−β−ナフトチγカルボシアニ ン臭素塩 一般式〔■〕の色素の具体的化合物としては(131,
5,6−シメチルー5′−フェニル−3,3’−ジエチ
A/−9−エチルーチアオキサカルボシアニン沃素塩 α4)5.6−シメチルー57−クロロ−3,3′−ジ
エチル−9−エチル−チアオキサカル ボシアニン沃素塩 などがあげられる。
上記化合物の合成法或はその特性、使用法などについて
は古くからよく知られているものである。
例エバエフ、エム、ハム著〔ザ・シアニン・ダイス・ア
ンド・リレーテッドコンバウンズ(ザ・ケミストリー・
オブ・ヘテロサイフフンバウンズ、18巻) ) 19
64 、あるいはシー、イー、ケー、ミースとティー、
エイチ、ジェイムス共編〔ザ・セオリー・オブ・ザ・フ
ォトグラフィック・プロセス(第3版) ] 1966
 に記載されている。
本発明は、これらのシアニン色素を含有したハロゲン化
銀写真乳剤層を有し、且つ露光されたハロゲン化頌をア
ルカリ活性化浴で現像可能な量の現像主薬を構成要素中
に含有せしめるものである。
すなわち、本発明は前記一般式〔■〕に於ける窒素原子
置換分(R1とR2)が、従来一般に使用されている親
水性基として例えばスルホ基或はカルボキシ基を有した
炭化水素基のいわゆるアニオン型又はベタイン型色素で
はなく、アルキル基、アラルキル基、アリ°−ル基、ア
リル基或はそれらの誘導体からなる炭化水素が導入され
たいわゆるカチオン性シアニン色素を用いることによっ
て、現像主薬を含有した銀塩オフセ、)印刷材料におけ
る軟調化や感度の低下、或はカブリの発生を著しく抑制
するものであって、こうした効果は従来技術からは予想
し得なかったことであった。
さらに本発明によれば、該/%ロゲン化銀乳剤に通常用
いられるところの安定剤、現像調整剤或は色調剤、錯化
剤などハロゲン化銀粒子に直接吸着もしくは錯体形成能
を有する添加薬品の使用量が増加できて、従来、懸案と
なっていた乳剤の減感或は軟調化などの整置から免かれ
るものも、特にメルカプト−アゾール型添加剤の使用が
有利に進められることも大きな利点である。
これらいくつかの利点に対する機構的解析は明らかでは
ないが、従来のアニオン性またはベタインタイプのシア
ニン色素に比して、本発明に係るカチオン性シアニン色
素のハロゲン化銀粒子への吸着性が、共存する現像剤或
は添加薬品などに阻害されることなく、且、物理現像に
よる銀塩拡散転時には露光部において内蔵する現像剤ア
ニオンの活性を高めることにもとづく結果と推定される
なお、本発明と同分野の技術を開示した特開昭53−2
1601号公報によれば、カチオン型シアニン色素であ
ると拡散転写現像が抑制されるため、転写銀量が減少し
、且現像部と非現像部の境界上に現像ムラを発生し印刷
適性を低下することを開示している。
このことはカチオン型色素が、アニオン型又はベタイン
型色素に比して、物理現像に対して抑制的に作用するこ
とにもとづくものと理解される。
しかしながら本発明の方法による現殻主薬内蔵型版材に
おいては、カチオン型色素が有する上記の物理現像抑制
性新効果的に作用しξ且露光部に於ける適度の化学現像
抑制性と相俟って、カブリ銀の発生がない高コントスト
な転写銀画像が得られる。
本発明の方法にて上記の色素をハロゲン化銀乳剤に添加
するには水または親水性有機溶媒例えばメタノール、エ
タノール等に溶解して用いる。乳剤への添加時期は任意
でよいが、好ましくは化学熟成の前後がよく、充分に吸
着性を向上するための色素熟成(色素を添加してから化
学熟成をする)がなされてもよい。添加量はハロゲン化
銀1モル当り10■〜110001nで好ましくは50
■〜500■でよい。
このようにして得られた本発明の印刷材料は、前記一般
式〔■〕に於ける色素の増感波長を選択することによっ
て、各種レーザー光、或は発光ダイオード0.ED:]
など走査露光用光源によるダイレクト製版を得られるも
のである。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の銀塩オフセット印刷材料(以下、単に本発明の
印刷材料と称す)は、前記のように支持体上にハレーシ
ョン防止層、感光性2ハロゲン化銀乳剤層、その上に物
理現像核層とを設けた層構成を基本とするが、上記の各
層間に中間層を設けることもできる。
本発明の印刷材料では、上記層構成において感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層の上に直接物理現像核層を設けた構成が
好ましい。
本発明において支持体側に最も近く設けられるハレーシ
ョン防止層は、例えばカーボンブラック、染料または顔
料等を分散せしめた親水性コロイド層である。
また本発明に係る感光性ハロゲン化銀乳剤層のハロゲン
化銀組成は、少なくとも98モル%以上の塩化銀を含む
実質的に立方体結晶のハロゲン化銀であることが好まし
い。
このようなハロゲン化銀を含む感光性ハロゲン化銀乳剤
は、微量の沃化銀、または臭化銀を含む塩臭化銀あるい
は塩沃臭化銀乳剤であってもよいが、塩化銀を100モ
ル%含む純塩化銀乳剤であることが好ましい。
このようなハロゲン化銀乳剤の調整法は、当業界でよく
知られた方法でよく、例えばシングルジェット法、ダブ
ルジェット法あるいはコントロールジェット法等を用い
ることができる。
本発明に係るハロゲン化銀乳剤は、前述のように少なく
とも98モ/l/%以上が塩化銀粒子で形成されている
ところから、粒子生成時の過剰ハロゲンイオン濃度を極
端に高くしない限り、通常の混合方式にて立方体の結晶
形を有したハロゲン化銀粒子を形成せしめることができ
る。
上記ハロゲン化銀乳剤のハロゲン化銀は、その平均粒子
サイズが約0.05μから2.0μの範囲が好ましい。
またこのハロゲン化銀乳剤は、粒子形成後、通常の方法
で可溶性塩類が除去される。脱塩後の上記乳剤は硫黄増
感剤、例えばチオ硫酸塩、アリルチオカルバミド、チオ
尿素、アリルイソチアシアネート等を用いて化学増感す
ることができる。さらに米国特許第2.399.083
号、同第2.597.856号、同第2.597.91
5号等に記載されている金化合物、米国特許第2.44
8.060号、同第2.540.086号、同第2.5
66、245号、同第2.566、263号、同第2.
598゜079号に記載されている白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、ルテニウム等の貴金属塩類など
を用いて上記乳剤を熟成す゛ることかできる。
れる親水性バインダーとしては、ゼラチンがあるが、ゼ
ラチンの一部または全部を合成高分子重合体、例えばポ
リビニールアルコール、ホv −N−ビニールピロリド
ン、ポリアクリル酸共重合体、メチルビニールエーテル
と無水マレイン酸との共重合体、あるいはセルロース誘
導体、ゼラチン誘導体等で置き替えた化合物を用いるこ
とができる。
また上記乳剤には製造工程あるいは保存中での安定化ま
たは現像処理時のカプリの発生を防止する目的で種々の
化合物を添加することもできる。
さらに上記の化合物のほかに例えば、硬膜剤、界面活性
剤など各種添加剤を適宜使用することができ、具体的な
化合物例については「プロダクト・ライセンシング・イ
ンデックス」92巻、A9232.107〜110頁、
I −Xlll 、XVI 〜XVI[、XXIII 
(1971年、12月)に記載されている。
このようにして調製された乳剤を前記ハレーション防止
層の上に層として公知の方法により塗布することにより
、本発明に係る感光性ハロゲン化銀乳剤層を形成せしめ
ることができる。
次に本発明に係る物理現像核層の現像核について述べれ
ば、例えば、金2.銀、白金、パラジウム等の水溶性貴
金属塩或は亜鉛、鉛、カドミウム、ニッケル、コバルト
、鉄、クロム、錫、アンチモン、ビスマス等の如き重金
属類を還元することにより得られる金属コロイド類、あ
るいはこれらの水溶性金属塩、例えば硝酸塩、酢酸塩、
硼酸塩、塩化鞠、水酸化物等を水溶性硫化物、例えば硫
化ソーダ等と混合することにより得られる現像核等を用
いることができる。
本発明に係る物理現像核層に用いられる親水性バインダ
ーの種類としては前述の感光性ハロゲン化銀乳剤層に用
いられるものと同種の親水性高分子物質が適用されるが
、ゼラチン、ポリビニールアルコールあるいはメチルビ
ニールニーテルト無水マレイン酸の共重合体等が好まし
く、またこれらの併用であってもよい。これら親水性バ
インダーの量は、貴金属あるいはバインダーの種類によ
って必ずしも一様ではないが、物理現像核に対して重量
比で30%から100%の範囲である。
上記の物理現像核層は、前記の感光性ハロゲン化銀乳剤
層の上に直接塗設されることが好ましい。
本発明に係るオフセット印刷材料の支持体としては、例
えばナイトレートフィルム、セルロース7+f−)フィ
ルム、セルロースアセテートブチレートフィルム、ポリ
スチレンフィルム、ポリエチレン7タレートフイルム、
ポリカーボネートフィルム、或はそれらの積層物、紙な
どがある。さらにバライタ又はα−オレフィンポリマー
、特ニポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンブチレ
ンコホリマー等炭素原子数2〜10のα−オレフィンの
ポリマーを塗布またはラミネートした紙、特公昭47−
19068号に記載のような表面を粗面化することによ
って他の高分子物質との接着性を強化した方法、或は特
公昭56−135840号に記載の粗面化方法などによ
る支持体を用いることができる。
又、版伸びを減少させるために金属箔、例えばアルミ箔
を紙にラミネートした支持体を用いることができる。
又、ポリオレフ−インを被覆した表面に対する接着性を
改良する目的、或は印刷適性の改良などからポリオレフ
ィン表面上に適用する塗膜中にコロイド状シリカを用い
ることができる。
これらに関しては米国特許第3.161.519号明細
書に記載されている方法に従えばよい。
支持体と塗布層との接着力2強めるため、支持体表面を
コロナ放電、紫外線照射、火炎処理などの予備処理がな
されてよい。コiす放電に関しては、米国特許第2.0
18.189号明細書記載の方法が代表される。
ハロゲン化銀乳剤および/又はその他の構成層の硬膜処
理は常法に従って実施できる。硬化剤の例にはたとえば
ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒ
ド系化合物類、シア七チル、シクロペンタンジオンの如
きケトン化合物類、ビス(2−クロロエチル尿WL) 
、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1,j、5−)
リアジン、そのはか米国特許第3.288.775号、
同第2.732.303号、英国特許第974.723
号、同第1.167、207号各明細書などに示される
ような反応性ハロゲンを有スル化合物類、ジビニルスル
ホン、5−アセチル−1,3−ジアクリロイルへキザヒ
ドロ−1,3゜5−トリアジン、そのほか米国特許第3
.635.718号、同第3.232.763号、同第
3.490.911号、同第3、642.486号、英
国特許第994.869号各明細書などに示されている
ような反応性のオレフィンを持つ化合物類、N−ヒドロ
キシメチルフタルイミド、その他米国特許第2.732
.316号、同第2.586.’168号各明明細など
に示されているようなN−メチロール化合物、米国特許
第3.103.437号等に示されているようなイソシ
アネート類、米国特許第3゜017、280号、同第2
.983.611号等各明細書に示されているようなア
ジリジン化合物類、米国特許第2、725.294号、
同第2.725.295号等各明細書に示されているよ
うな酸誘導体類、米国特許第3.100゜704号明細
書などに示されているようなカルボジイミド系化合物類
、米国特許第3.091.537号明細書などに示され
ているようなエポキシ化合物類、米国特許第3.321
.313号、同第3.543.292号各明細書に示さ
れてい、るようなイソオキサゾール系化合物類、ムコク
ロル酸のようなハロゲノカルボキシアルデヒド類、ジヒ
ドロキシジオキサン、ジクロロジオキザン等のジオキサ
ン誘導体、あるいはまた無機性硬膜剤としてクロム明パ
ン、硫酸ジルコニウム等がある。また上記化合物の代り
にプレカーサーの形をとっているもの、たとえば、アル
カリ金踊ビサルファイトアルデヒド付加物、ヒタントイ
ンのメチロール誘導体、第−級脂肪族二トロアルコール
などを用いてもよい。
本発明のオフセット印刷材料構成層には、必要によって
公知の界面活性剤を単独または混合して添加してもよい
。これらは塗布助剤として用いてよいが、場合によって
はその他の目的、例えば乳化分散、現像促進、その他写
真特性の改良、或は帯電列調整、静電気防止などのため
にも適用される。
これらの界面活性剤は、サポニン等の天然物、アルキレ
ンオキシド系、グリセリン系、グリシドール系などのア
ニオンまたはノニオン界面活性剤、高級アルキルアミン
類、第4級アンモニウム塩類、ピリジンその他の複素環
類、ホスホニウムまた壜まスルホニウムなどのカチオン
界面活性剤、カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫酸エ
ステル、リン酸エステルなどの酸性基を有したアニオン
界面活性剤、アミノ酸類、アミ/スルホン酸類、アミノ
アルコールの硫酸またはリン酸エステル類、などの両性
活性剤が含まれる。
これら用いることのできる界面活性剤化合物例の一部は
、米国特許第2.271.623号、同第2.240゜
472号、同第2.288.226号、同第2.739
.891号、同第3.068.101号、同第3.15
8.484号、同第3゜201、253号、同第3.2
10.191号、同第3.294.540号、同第3.
415.649号、同第3.441.413号、同第3
、442.654号、同第3.475.774号、同第
3.545゜574号、英国特許第1.077、317
号、同第1.198゜450号各明細書をはじめとして
小田良平他著「界面活性剤の合成とその応用」 (槙書
店、 1964年)およびA、Wベリー著「サーフニス
アクティブエージェント」(インターサイエンスバプリ
ケーションインコーボレーティド、1958年)、J、
P、シスリー著「エンサイクロペティアオブアクティブ
エージェント第2巻」(ケミカルバブリッシュカンパニ
ー、 1964年)などに記載されている。
本発明のオフセット印刷材料には、フィルター染料ある
いはイラジェシ、ン防止染料として、米国特許第2.2
74.782号、同第2.527.583号、同第2、
956.879号、同第3.177、078号、同第3
.252゜921号各明細書および特公昭39−220
69号公報に記載の化合物を含んでいてもよい。これら
の染料は、必要に応じて米国特許第3.282.699
号明細書に記載の方法で媒染されていてもよい。また、
上記のハレーション防止層として、顔料(例えば、ラン
プブラック、カーボンブラック、フェストブラック、ウ
ルトラマリン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオ
レット)などの着色層も使用できる。
本発明に係るオフセット印刷材料の構成層を前述の支持
体上に塗設する方法としては、当業界にてよく知られた
塗布法を用いて行なうことができる。例えば、デ、ブ法
、エアーナイフ法、エクストルージョンドクター法など
があり、特に好ましいのは米国特許第2.761.79
1号明細書記載のビードコーティング方法である。
本発明に係るオフセット印刷材料の構成層中には、ハロ
ゲン化銀現像主薬が内蔵される。この場合、露光後の現
像は、アルカリ水溶液で行なう活性化処理が可能となる
現像主薬はハロゲン化銀乳剤層、ハレーシロン防止層、
またはその隣接層(下塗り層、中間層)中などに含有さ
せることができるがハレーション防止層中に含有させる
ことが最も好ましい。なお現像に用いるアルカリ水溶液
中にも現像剤を包含してもよい。
現像剤の具体的化合物とルては、ポリヒドロキシベンゼ
ン類として、例えばヒドロキノン、カテコール、クロロ
ヒト四キ/ン、ピロガロール、ブロモヒドロキノン、イ
ソプpビルヒドロキシン、トルヒドロキノン、メチルヒ
ドロキノン、2,3−ジク四ロヒド四キ/ン、2,5−
ジメチルヒドロキノン、2,3−ジブロモヒドロキノン
、1゜4−ジヒドロキシ−2−アセトフェノン、2,5
−ジメチルヒドロキノン、4−フェニルカテコール、4
−t−ブチルカテコール、4−n−ブチルピロガロール
、4.5−ジブoモカテフール、2゜5−ジエチルヒド
ロキノン、2,5−ベンゾイルアミノヒドロキノン、4
−ベンジルキシカテコール、4−n−ブトキシカテコー
ルなどが包含される。
これらの中ではヒドロキノン、メチルヒドロキノン類が
特に好ましく用いられる。
また、他の現像主薬としては、3−ピラゾリドン化合物
として例えば1−フェニルー3−ピラゾリドン、1−p
−)ジル−3−ピラゾリ トン、1−・−フェニル−4
−メチル−3−ヒ゛ラゾリドン、1−フェニルー4,4
−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−p−クロロフェニ
ル−3−ピラゾリドン、t−p−メトキシフェニル−3
−ピラゾリドン、1−フェニル−2−アセチル−3−ピ
ラゾリドン、1−フェニル−5,5−ジメチル−3−ピ
ラゾリドン%1−0−クロロフェニル−4−メチル−4
−エチル−3−ピラゾリドン、l−m−アセタミドフェ
ニル−4,4−ジエチル−3−ピラゾリドン、1,5−
ジフェニル−3−ピラゾリドン、1− (m−トリル)
−5−フェニル−3−ピラゾリドン、4.4−ジヒドロ
キシメチル−1−フェニルー3−ピラゾリドン、4,4
−ジヒドロキシメチル−1−トリル−3−ピラゾリドン
、4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニルー
3−ビラゾリドン、4−ヒドロキシメチル−4−メチル
−1−(p−り四ルフェニル)−3−ピラゾリドンなど
が包含される。
またアミノフェノール類として例えば、p−(メチルア
ミノ)フェノール、p−7ミ/フエノール、2,4−ジ
アミノフェノール、p −’ (ベンジルアミノ)フェ
ノール、2−メチ/l/−4−アミノフェノール、2−
ヒドロキシメチル−4−アミ/フェノールなどをあげる
ことができる。
上記の現像主薬は単独または組合せて用いることができ
る。特に、ポリヒト四キシベンゼン化合物と3−ピラゾ
リドン化合物との組合せが好ましい。前記現像主薬の構
成層中における使用量は一様ではないが、xi当り0.
001,9〜1.!9の範囲でよく、ハロゲン化銀乳剤
層の場合はo、oB〜3!!/ハロゲン化銀IIの範囲
で用いられる。
さらに構成層中には、必要に応じて錯化剤と言われる未
露光部のハロゲン化銀と可溶性銀錯塩を形成しやすい化
合物を含有せしめて物理現像を有利に促進させることが
できる。
錯化剤としては、例えばチオ硫酸塩類、チオシアン酸塩
類、米国特許第3.169.962号明細書に記載され
ているようなアミンチオサルフェート類、或は同第2.
857.276号明細書記載の環状イミド類、特公昭4
6−11957号公報記載のメルカプト系化合物などを
含有させることができる。
前記の現像主薬類は、水または親水性溶剤例えばメタノ
ールなどに溶解してから塗布液中に添加するか、或は高
沸点有機溶媒または低沸点有機溶媒に溶解して添加して
よい。高沸点有機溶媒としては一般に沸点が約180℃
以上のもので、例えばエチルフタレート、n−ブチルフ
タレートの如キフタル酸のアルキルエステル類、或はト
リクレジルホスペードの如きリン酸エステル類がある。
又、低沸点有機溶媒としては一般に約308C〜150
℃に沸点を有するもので、例えば酢酸エチル、酢酸ブチ
ルなどの低級アルキルアセテート類があげられる。
また−これら高、低沸点の溶媒を併用してもよく、溶解
した現殻主薬は公知の任意の方法で、親水性コロイド中
に分散してかまわない。
なお本発明に係るオフセット印刷材料の構成層中に添加
する場合は、直接任意の層中に添加するか、もしくは溶
解したものをゼラチンまたは合成高分子化合物例えばポ
リビニールアルコール、ポリビニールピロリドン、米国
特許第3.488.708 号明細書に記載のアルキル
アクリレート、スルホアルキルアクリレート、またはア
クリル酸のコポリマー等があげられる。
本発明のオフセット印刷材料を露光後にアルカリ活性化
処理する場合には、種々のもの3添加した処理液を用い
ることができる。
その主な例には、アルカリ剤(たとえばアルカリ金属や
アンモニウムの水酸化物、炭酸塩、燐酸塩) 、pH調
節あるいは綴衝剤(例えば酢酸、硫酸のような弱酸や弱
塩基、それらの塩)、現像促進剤(たとえば米国特許第
2.648.604号、同第3゜671、247号明細
書等に記されている各種のピリジニウム化合物やカチオ
ン性の化合物類、硝酸カリウムや硝酸す) IJウム、
米国特許第2.533.990 号、同第2.577、
127号、同第2.950.970号明細書等に記され
ているようなポリエチレングリコール縮合物やその誘導
体類、英国特許第1.020.033号や同第1.02
0.032号明細書記載の化合物で代表されるようなポ
リチオエーテル類などのノニオン性化合物類、米国特許
第3.068.097号明細書記載の化合物で代表され
るようなサルファイトエステルヲモつポリマー化合物、
その他ピリジン、エタノールアミン、環状アミン等有機
アミン類、ベンジルアルコール、ヒドラジン類など)、
カプリ防止剤(たとえば塩化アルカリ、臭化アルカリ、
ヨー化アルカリや米国特許第2.496.940号、同
第2.656゜271号明細書に記載のニトロベンゾイ
ミダゾール類をはじめ、メルカプトベンゾイミダゾール
、5−メチルベンゾトリアゾール、1−フェニルー5−
メルカプトテトラゾール、米国特許第3.113゜86
4号、同第3.342.596号、同第3.295.9
76号、同第3.615.522号、同第3.597.
199号明細書等に記載の迅速処理液用の化合物類、英
国特許第972゜211号明細書に記載のチオスルフォ
ニル化合物、或は特公昭46−41675号公報に記載
されているようなフェナジン−N−オキシド類、その他
「科学写真便覧」中巻四頁より47頁に記載されている
かぶり抑制剤など)、そのほか米国特許第3.161゜
513号、同第3.161.514号、英国特許第1.
030゜442号、同第1.144.481号、同第1
.251.558号明細書記載のスティンまたはスラッ
ジ防止剤、また保恒剤(たとえば亜硫酸塩、酸性亜硫酸
塩、ヒドロキシルアミン塩酸塩、ホルムサルファイド、
アルカノールアミンサルファイド附加物など)がある。
また、ヘキサメタリン酸ナトリウム、エチレンジアミン
四酢酸などの金属封鎖剤、サポニン、エチレングリコー
ルなどの湿潤剤、など用いることができる。
さらに現像液中には、ハロゲン化銀溶剤として、チオ硫
酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸
カリウム、アルカ/−ルアミン、環状イミン、アルキル
置換アミノアルコール、チオ尿素、チオサルチル酸、ア
ルカリ性溶液中でチオサルチル酸を生成し得る例えば5
−メチルカルバモイルチオサルチル酸などを含有するこ
とができる。
本発明に係るオフセット印刷材料を現像後に現像停止す
る必要のある場合には中和液を用いることができる。こ
の中和液は通常の酸性停止浴でよく、pHが約3.0〜
8.0に調整されているものでよい。この中和液中には
硬水軟化剤、pH調節剤、緩衝剤、硬膜剤など含有され
ていてよく、また処理する印刷版のインキ汚れをなくす
などの目的から、コロイダルシリカ、或はポリオール類
などを添加含有してもよい。
印刷材料を上記の如く処理して製版を得たのち、印刷性
を向上改良する目的から種々の後処理を行なうことがで
きる。例えば、インキ着肉性を向上する目的で、米国特
許第3.592.647号、同第3゜490、906号
、同第3.161.508号明細書、特公昭46−10
910号、同48−29723号、同51−15762
号、同52−15762明細公報記載の方法などで処理
される。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
〔実施例1〕 x6o、y、ziの厚みを有するポリエチレン被覆紙(
コロナ放電処理済み)上にハレーション防止層として下
記の組成を有する塗布液をディップ法により塗布した。
〔ハレーション防止層用塗布液の組成〕rホルマリン(
35%水溶液) 3成 (水ニテ仕上げ 100m7! 上記のa液、b液およびC液をそれぞれ溶解、分散させ
た後、順次混合し、次いでd液を加えて11に仕上げ塗
布液とした。
上記塗布液を層として塗布した後、この層の上に下記に
より調製された感光性ハロゲン化銀乳剤層を塗布せしめ
た。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、通常のダブルジェット法に
より調製した純塩化銀乳剤で、硫黄増感剤により化学増
感してから、本発明に係る例示化合物及び比較の[a)
及び〔b〕化合物をそれぞれ下記の第1表の如く添加し
たのち、安定剤として4−ヒドロキシ−6−メチル−1
,3,3a、7−チトラザインデンのJffiを加えた
比較化合物[a) 続いて塗布助剤としてインアミル−n−デシルスルホコ
ハク酸ナトリウム塩の適貴を加えて乳剤塗布液とした。
なお塗布銀量は銀に換算して0.8gβであった。
上記により得られた二層塗布済みの試別をシーズニング
処理(40℃、RH45%下で3日間放置)してから、
前記塗布層の上層に下記組成の物理現像核層用塗布液を
エアーナイフ法により塗布乾燥して本発明に係るオフセ
ット印刷材料試料を得た。
〔物理現像核層用塗布液の調製〕
「NaBH4o、s g (水にて仕上げ 200m1 上記a液、b液を室温下で混合後、強い攪拌のもとにC
液を添加して還元し、10分後に総量を1)に仕上げ物
理現像核の原液とした。
この物理現像核原液にサポニンの適量を添加して塗布液
とし、金に換算して1ゴ当り2.57n9になるよう塗
布した。得られた試料を生保存試験として55℃l湿“
度30%と50’C湿度(資)%下の恒温、恒湿器中に
3日間放置したもの及び自然放置3日間したものについ
て、下記の方法で製版した。
■ 露光法 センシトメトリ用ウェッジ露光〔露光g、
 100 CMS ) ■ アルカリ活性化浴処理〔処理時間30℃〜30秒〕
組成 ■ 停止浴処理〔処理時間30℃〜30秒〕組成 得られたセンシトメトリー結果を次の第1表に示す。な
お、表中の相対感度は比較色素〔a〕の自然放置試料を
100とした場合の相対感度(山元)で表わし、ガンマ
は特性曲線上の直線部に於けるツウ配で表示しである。
第1表から明らかなように、本発明の方法によるものが
苛酷な温・湿度条件下に放置されても、写真特性の劣化
が少ないことが判り、印刷に必要な銀画像が、版材製造
後の経時でも安定に得られることを示している。
〔実施例2〕 実施例1と全く同一の方法にて、本発明に係る色素およ
び比較色素(下記c、d)をそれぞれ第2表の如く添加
して試料を作成した。
得られた試料を露光することなく、実施例1と同様に現
像処理してから断面電子顕微鏡撮影を行ない、最表面で
はないハロゲン化錫層内で還元された塊状銀微を数えた
。数値が小さい程、乳剤層でのカブリ銀が少ないことを
示す。
又、全還元銀量とは単位面積当りの叙景分析値で示した
比較色素〔C〕 比較色紫Cd) 上記第2表は、比較試料の全還元銀量は若干多いが、層
内のカブリ銀を含めたものであるのに対し、本発明に係
る試料は、カブリ銀の少ない還元銀から成り、印刷に有
効な最表明の転写銀が主体であることを表わしている。
〔実施例3〕 重さ130 gimの゛原紙に厚さ10ミクロンのアル
ミ箔をラミネートシ、そのアルミ箔表面に下引加工を施
した支持体を用いて、実施例1に準じて下記第3表のよ
うな試料を作成した。
得られたオフセット印刷材料を製版カメラで原稿を撮影
してから実施例1と同様に処理して印刷版を得た。
但し、ハレーション防止層中に現像剤を添加しない試料
は下記に示す現像液で30℃加秒間の現像を行ない以下
、すべて同様に処理して、それぞれの印刷版を得た。
現像液組成 〔処理時間30℃30秒〕フェニドン 1
.0g 無水亜硫酸ソーダ 509 ハイドロキノン 6.OI ハイポ 2g 水酸化カリウム 30 g 現像・停止後得られた印刷版を下記処方の親油化液で表
面を軽く払拭処理してから、同じく下記の給湿液を供給
する装置を有した印刷機を用いて印刷を行なった。
親油化液組成 1−p−エトキシフェニル−5−メルカプトテトラゾー
ル 0.1g エタノール 40 m13 エチレングリコール 5N 水を加えて 100− 給湿液組成 エチレングリコール 100g コロイダルシリカ(20%液)20g ホウ酸 5g 硫酸ソーダ(無水)10g 水を加えて 1ノ なお、第3表中のインキ着肉性、地ヨゴレおよび耐刷性
、ダンプニングテストとは、下記の方法にて評価した結
果を示しである。
インキ着肉性:インキローラーと版面を接触させると同
時に、紙送りを開始し、印刷濃度の高い良好な印刷物が
得られるまでの印刷枚数で評価。
○:10枚以内枚方内られる。
△:30枚以内にて得られる。
\′×:50枚以上でも濃度の高い印刷物が得られない
地ヨゴレ:印刷枚数で500枚目の白地部分に於ける地
ヨゴレ濃度で評価。
○:まったく地ヨゴレが発生しない。
△:薄いヨゴレが部分的に発生。
×:全面にヨゴレの濃度が高い。
耐刷性:連続印刷しての印刷物がインキ濃度の低下や画
像のツブシ、トビ、或ハヨゴ レ等の発生で印刷が不良になった枚数 で評価 ○:5,000枚以上でも良好 △+3,000枚から4.000枚の間で不良発生X:
3,000枚以下で不良発生 ダンプニングテスト 給湿液のみ版面上に供給した状態で500回転の空通し
を行なったのち、初めてインキと接触させて印刷を開始
した場合に良質な印刷物が何枚口から得られたかをテス
トした結果で数置が少ないほどヤレ(不良印刷物)が少
なく耐刷力のある印刷版と言える。
第3表に見られる通り、本発明による試料17゜18は
対比試料19乃至冴に対し、インキ着肉性、地汚れ、耐
刷性、ダンプニングテストのいずれの特性においても優
位であることが明らかである。
〔発明の効果〕
本発明の銀塩印刷材料は、以上の実施例に示した如’<
−7像主薬を内蔵することによる整置を受ストなず真・
特性な一維持することができ、且、印刷上からも、イ゛
°′ンキ着肉性がすぐれ、耐刷力ある印刷材料を得るこ
とができるものである。
なお、特開昭53−21601ではアニオンまたはベタ
イン型のシアニン色素を含有せしめた印刷材料により、
印刷特性を改良せしめる発明が開示されている。
しかしながら、本発明のように、現佐剤を版材構成層中
に内蔵させた場合には、上記の従来技術では印刷特性を
充分に改良することはできない。
本発明は現像剤を内蔵させ、カチオン性カルボシアニン
色素を用いてスペクトル増感することによって、写真特
性及び印刷特性を改良した印刷材料を得ることを可能と
するものである。
代理人 弁理士 野 1)給 親

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 該支持体上に支持体側より少なくとも各一層のハレーシ
    ョン防止層、ハロゲン化銀乳剤、および物理現像核層を
    重層して構成された銀塩拡散転写法オフセット印刷材料
    において、上記構成要素中に露光されたハロゲン化銀を
    アルカリ活性化浴で現像可能な量の現像主薬を含有し、
    且、上記ハロゲン化銀乳剤層には下記一般式〔I〕にて
    表わされる増感色素の少なくとも一種を含有することを
    特徴とする銀塩オフセット印刷材料。 〔式中z1および21は各々、チアゾール環、セレナゾ
    ール環、オキサゾール環、ピリジン環、キノリン環また
    はイミダゾール環からなるシアニンへテロR核を形成す
    るに必要な原子群をあらゎす。 R1とR2はそれぞれ同じが又は異なってもよい低級脂
    肪族基またはアリール基、Roは水素原子または低級ア
    ルキル基をあられす。 m、nは1または2をあられし、pは0または1でX○
    は酸残基である。〕
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