JPS6013869A - ゴムと繊維の接着剤組成物 - Google Patents

ゴムと繊維の接着剤組成物

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JPS6013869A
JPS6013869A JP58122178A JP12217883A JPS6013869A JP S6013869 A JPS6013869 A JP S6013869A JP 58122178 A JP58122178 A JP 58122178A JP 12217883 A JP12217883 A JP 12217883A JP S6013869 A JPS6013869 A JP S6013869A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴム状ビニルピリジン共重合体ラテックスとレ
ゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂より成る接着力の
改善されたゴムと繊維の接着剤組成物に関するものであ
る。
従来からポリアミド、ポリエステル等の補強用繊維とゴ
ムを接着するためにレゾルシノール−ホルムアルデヒド
樹脂とラテックスを主成分とする水性分散液に繊維を浸
漬処理して使用している。
ラテックスとしてはビニルピリジン−スチレン−ブタジ
ェン共重合体ラテックスもしくは該ラテックスとスチレ
ン−ブタジェン共重合体ラテックスあるいは天然ゴムラ
テックス等との混合ラテックスが一般に使用されている
しかるに、補強繊維とゴムとの接着力を高めたいとの要
求に対しては従来のビニルピリジン共重合体ラテックス
では接着剤中の該ラテックスの使用比率を高めるか、あ
るいは繊維への接着剤付着量を増加させる必要があり、
従来のラテックスの使用量、接着剤付着量で接着力が改
善されるビニルピリジン共重合体ラテックスの開発が望
まれている。
本発明者等は従来のビニルピリジン共重合体ラテックス
より接着力の改善されたラテックスを開発すべく鋭意研
究を重ねた結果、該ラテックスの粒径が大きくなると繊
維への浸透が悪くなり、接着力は低下するとの従来の知
見に反し、驚(べきことには従来使用の該ラテックスよ
り粒径な大幅に大きくしたものが高い接着力を示すこと
を見い出し本発明を完成するに到った。
本発明の目的はタイヤ、ベルト、ホース等のゴム製品に
含まれる補強用繊維とゴムとの接着力か改善された接着
剤組成物を提供することにあり、この目的はレゾルシノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂とゴム状ビニルピリジン共
重合体ラテックスを主成分とする水性分散液から成るゴ
ムと繊維の接着剤組成物において、ラテックス粒子の重
量平均粒径が0.15ミクロン以上で、かつ重量平均粒
径が0.18ミクロン未満では粒径が0.18ミクロン
以上の粒子を少なくとも5重量%含有するゴム状ビニル
ピリジン共重合体ラテックスを使用することにより【達
せられる。
本発明で使用するゴム状ビニルピリジン共重合体ラテッ
クスは従来の該ラテックスの重量平均粒径(0,06〜
o、o9ミクロン)より平均粒径が大幅に大きい点が特
徴である。即ち、本発明の該ラテックスの重量平均粒径
は0.15ミクはン以上であり、重量平均粒径がo、x
sミクロン未満までは粒径が0.18ミクUン以上の粒
子を少なくとも5重量%含有するラテックスでなければ
ならない。
この条件が満たされないと接着力の改善は得られない、
平均粒径は好ましくはo、x6ミクロン以上さらに好ま
しくは0.18ミクロン以上である。ラテックスとして
安定に存在しうる粒径であれば特に制限はないが、平均
粒径が0.2ミクロン以上になると接着力はほぼ平衡に
達するがラテックスの粒径な大きくすることによる粘度
低下による作業性の改善効果も得られるので平均粒径は
大きい方が望ましいが、ラテックスの製造上の安定性等
を考えると平均粒径が2ミクロンを超えると実用的でな
い。
なお1本発明で使用するラテックス粒子の重量平均粒径
は電子顕微鏡写真法による平均粒径な重量平均で計算し
たものである。
本発明のゴム状ビニルピリジン共重合体ラテックスは通
常、ブタジェン45〜95重量%、メチ2フ0〜30重
量%、ビニルピリジン5〜30重量%から構成される共
重合体ラテックスである。
ブタジェンはL3−ブタジェンの他に2−メチル−L3
−ブタジェン、2−クロロ−1,3−ブタジェンなどの
脂肪族共役ジエン系単量体の1種もしくは2種以上に代
替することもできる。スチレンの一部または全量はα−
メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチ
レン、4−メチルスチレン、@4−’)イングロビルス
チレン、z4−ジメチルスチレy、4−t−7”チルス
チレン、5、−t−フチルー2−メチルスチレ/、モノ
クロロスチレン、ジクロロスチレン、モノフルオースチ
レン、ヒドロキシメチルスチレンなどの芳香族ビニル化
合物およびエチレン、プロピレン、アクリロニトリル、
塩化ビニルなどの脂肪族ビニル化合物のうちの1種また
は2種以上に代替することができる。ビニルピリジンは
2−ビニルピリジンが望ましいが、3−ビニルピリジ:
/%4−ビニルピリジ/、2−メチル−5−ビニルピリ
ジン、5−エチル−2−ビニルピリジンのうちの1種ま
たは2111M上で代替することができる。本発明のラ
テックスの最も一般的な例としてはブタジェン70重量
Is、スチレン15重量%、2−ビニルピリジ215重
量%の組成を有する共重合体ラテックスが挙げられる。
本発明のビニルピリジン共重合体ラテックスのポリマー
ムーニー粘度(ML144,100℃)は10〜80.
望ましくは15〜50、さらに望ましくは15〜40で
ある。この範囲をはずれるとゴムと繊維の接着力は低下
する。
本発明のラテックスを製造するには特別な、方法は必要
とせず、従来から用いられている界面活性剤を分割添加
する方法、種ラテツクスを使用する方法、強攪拌により
粒子を合体させる方法等を用いることができる。粒径の
異なるラテックスを製造し、混合しても良い。又単量体
混合物を一段重合で製造しても良いし、ラテックス粒子
の芯部と股部の単量体組成を変えて製造しても良い。
本発明で使用するレゾルシノール−ホルムアルデヒド樹
脂は従来使用の該樹脂が使用でき、特に制限されない。
又、接着力を高めるために従来から使用されている26
−ビスi4−ジヒドロキジフェニルメチル)−4−クロ
ロフェノール組成物等の化合物との併用も差しつかえな
い。
本発明の接着剤組成物は通常、上記のゴム状ビニルピリ
ジン共重合体ラテックス固形分100重量部に対してレ
ジルンノールーホルムアルデヒド樹脂を10〜40重量
部(乾燥重量)混合したものが使用される。
また、本発明の接着剤組成物中の本発明のビニルピリジ
ン共重合体ラテックスの一部をスチレン−ブタジェン共
重合体ラテックスおよびその変性ラテックス、アクリロ
ニトリル−ブタジェン共重合体ラテックスおよびその変
成ラテックス、天然ゴムラテックス等のうちの1種また
は2種以上に代替することができる。
本発明の接着剤組成物の使用方法については特に制限は
無く、既知のレゾルシノールーホルムアルデヒドージテ
ツクス系接着剤と同様にして適用することができる。通
常、本発明の接着剤組成物を10〜30重量%の水溶液
として繊維を浸漬処理し、乾燥、熱処理した後、未加硫
ゴム配合物と共に成形し、加硫することによって繊維と
ゴムを接着することができる。
本発明の接着剤組成物が適用できる繊維も特に制限はな
く、レーヨン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維
、アラミド繊維等に使用することができる。これらの繊
維は織物、コード、糸等いずれの形態であっても良い。
本発明のゴムと繊維の接着剤は従来の該接着剤と同一の
使用処方で改善された接着力を示すのでタイヤ、べA/
ト、ホース等の製造に使用することができる。
以下実施例により本発明を具体的に説明するが。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お実施例中の部数およびチはすべて乾燥基準の重量部お
よび重量%を表わす。
ラテックスの製造例1 (1)攪拌機付きオートクレーブに水90部、ロジン酸
カリウム2部、ナフタレンスルホン酸ソーダ0.5部、
水酸化カリウム0.15部、t−ドデシルメルカプタン
0.5部、ブタジェン70部。
スチレン15部、2−ビニルピリジン15部を仕込み6
0℃に昇温した後過硫酸カリウム0.3部を水10部と
共に仕込んだ。重合転化率40チに達したときロジン酸
カリウム1部を水3部と共にオートクレーブ内に添加し
た。さらに重合転化率60係に達したときロジン酸カリ
ウム1部を水3部と共に添加した。さらに重合転化率s
o%に達したときロジン酸カリウム2部を水6部と共に
添加した。重合転化率95チに達したときにハイドロキ
ノン0.05部を添加し反応を停止し、減圧にして未反
応単量体を除去しラテックスAを製造した。ラテックス
Aの平均粒径は0.07ミクロンであり、0.18ミク
ロン以上の粒子は1襲以下であった。ラテックスのポリ
マームーニー粘度(ML、+4.100℃)は60であ
った。
(2)又、fl+において重合転化率60q6に達した
時にロジン酸カリウム1部とt−ドデシルメルカプタン
0.5部を水3部と共に添加する以外は上記と同じ条件
でラテックスBを製造した。平均粒径は0.07ミクロ
ン、ポリマーのムーニー粘度(ML++4,100℃)
は20であった。
(3) 同様にしてオートクレーブに水90部、ロジン
酸カリウム0.5部、水酸化ノJリウム0.15部、t
−ドデシルメルカプタン0.5部、ラテックスA4部、
ブタジェン67.2部、スチレン14.4部、2−ビニ
ルピリジン14.4部を仕込み、60℃に昇温した後、
過硫酸カリウム0.3部を水10部と共に仕込んだ。1
6合転化:j’、GO係に達したときロジン酸カリウム
0.5部とt−ドデシルメルカプタン0.5部を水1.
5部と共に添加した。
重合転化率95グに達したときにノーイドロキノン0.
05部を添加して反応を停止し、減圧にして未反応単量
体を除去しラテックスCを製造した。平均粒径は0.1
9ミクロン、ポリマームーニー粘度は20であった。
:4) さらに、(3)において、ラテックスAに換え
てラテックスCを1重ラテックスとして重合してラテッ
クスDを得た。ラテックスDの平均粒径は0.56ミク
ロン、ラテックスのポリマームーニ−粘度は25であっ
た。
(5) さらに(3)においてラテックスAに換えてラ
テックスDを種ラテツクスとして重合し、ラテックスE
を調製した。ラテックスEの平均粒径は1.51ミクロ
ン、ラテックスのポリマームーニー粘度は27であった
+61 (31と同様な種ラテツクスを用いた重合によ
り、仕込み時及び重合転化60チの時点で使用するt−
ドデシルメルカプタンの量を変えてポリマームーニー粘
度の異なる4種のラテックスを製造した(ラテックスF
−ムーニー粘度14;ラテックスG−ムーニー粘度20
;ラテックスH−A−= −粘1145 ニラテックス
ニーム−ニー粘度70)。いずれもラテックスの平均粒
径は0.16ミクロンであり、0.18ミクロン以上の
粒子は6チであった。
(7)同様にしてオートクレーブに水90部、ロジン酸
カリウム1部、ナフタレンスルホン酸ソーダ(L5部、
水酸化カリウム0.15部、塩化カリウム0.5部、t
−ドデシルメルカプタン0.5 部。
ブタジェン56部、スチレン10.5部、2−ビニルピ
リジン3.5部を仕込み、60℃に昇温した後、過硫酸
カリウム0.3部を水10部とともに仕込んだ゛。重合
転化率60チに達したときロジン酸カリウム2部とt−
ドデシルメルカプタン0.3部を水6部と共にオートク
レーブ内に添加した。さらに重合転化率so%に達した
ときロジン酸カリウム2部、ブタジェン21部、スチレ
ン1.5部%2−ビニルピリジン7.5部を、水6部と
共に添加した。重合転化率95チに達したときにハイド
ロキノン0.05部を添加し反応を停止し、減圧にして
未反応単量体を除去しラテックスJを得た。ラテックス
Jの平均粒径は0.16ミクロンであり、0.18ミク
ロン以上の粒子を6チ含んでいた。ラテックスのポリマ
ームーニー粘度は20であった。
(8) ラテックスBを穏ラテックスとして(3)と同
様にしてポリマーのムーニー粘度が20で、粒径の異な
る3種のラテックスを調製した。
ラテックスに一平均粒径0.14ミクロン、0.18ミ
クロン以上の粒子1%、 ラテックスL−平均粒径0.17ミクロン、0.18ミ
クロン以上の粒子16 ラテツクスM−平均粒径0.153ミクpン。
0.18ミクロン以上の粒子3チ。
(9) ラテックスB80%とラテックスD20%とを
混合してラテックスNを調整した。ラテックスの平均粒
径は0.17ミクロン、0.18ミクロン以上の粒子2
0チ、ポリマーのムーニー粘度は22であった。
顛 ラテックスに50チとラテックスL50係とを混合
してラテックス0を得た。ラテックスの平均粒径は0.
155ミクロン、0.18ミクロン以上の粒子は8チ、
ポリマーのムーニー粘度は20であった。
実施例ル ゾルシノール11部、ホルマリン水溶f(37チ濃度)
16.2部、水酸化す) IJウム0.3部を水238
.5部に溶解し、攪拌下に25℃で6時間反応させた。
次いでこの中へラテックス(第2表参照)100部を添
加し、攪拌下に25℃で200時間反応せた。この水溶
液を固型分濃度15%に調整した後試験用シングルコー
ドディッピングマシンを用いてナイロン−6タイヤコー
ド(1260d/2)を浸漬処理した。浸漬後200℃
で1分間熱処理を行なった。この処理されたナイロン−
6タイヤコードを第1表の配合処方により製造した天然
ゴム配合組物ではさみ、150℃、3,0分間プレス加
硫した。該タイヤコードとゴムとの接着強度をT接着力
試験法により評価した(測定温度20℃、相対湿度60
%、24本の引き抜き試験)。結果を第2表に示した。
第1表 ゴム配合組成物処方 天然ゴム 100部 亜鉛華 5〃 ステアリン酸 2〃 硫 黄 2.5〃 FEFカーボンブラツク 45〃 プロセス油 5〃 実施例2 レゾルシノール16.6部、ホルマリン水溶液(37部
濃度)14.6部、水酸化ナトリウム1.3部を水33
3.5部に溶解し、攪拌下に25℃で2時間反応させた
。次いでこの中へラテックス(第2表参照)100部を
添加し、攪拌下に25℃で200時間反応せた。次いで
バルカボンドE (ICIVulnaX社 製品Vul
cabond E )を25部添加した。この水溶液を
固型分濃度15%に調整した後シングルコードディッピ
ングマシンを用いてポリエステルコード(xsood/
2)を浸漬処理した。浸漬処理後240℃で1分間熱処
理を行った。
接着力試験は実施例1と同じ方法により行った。
結果を第2表に示した。
実施例3 ブナコールEX−313(長潮産業社製) 2−22部
、水酸化ナトリウム(10チ水溶液)0.28部、AE
RO8OL″OT (5チ水溶液、日本アエロジル社製
)0.56部、水96.94部を混合した液にアラミド
繊維(デュポン社製ケブジー1500d/2)をシング
ルコードディッピングマシンを用いて浸漬し、240℃
で1分間熱処理した。続けて実施例1で使用したレゾル
シノール−ホルムアルデヒド−ラテックス水溶液に浸漬
し、240℃で1分間熱処理した。接着力試験は実施例
1と同じ方法で行った。結果を第2表に示した。
注) (1) ラテックス1;日本ゼオン社製N1pol 2
51 B FS (2) ラテックス2;市販ビニルビ1ノジン共重合体
ラテックス 特許出願人 日本ゼオン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. レゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂とゴム状ビニル
    ピリジン共重合体ラテックスを主成分とする水性分散液
    から成るゴムと繊維の接着剤組成物において、ラテック
    ス粒子の重量平均粒径がo、xsミクロン以上で、かつ
    重量平均粒径が0.18ミクロン未満では粒径が0.1
    8ミクロン以上の粒子を少なくとも5重量%含有するゴ
    ム状ビニルピリジン共重合体ラテックスを使用すること
    を特徴とするゴムと繊維の接着剤組成物。
JP58122178A 1983-07-05 1983-07-05 ゴムと繊維の接着剤組成物 Granted JPS6013869A (ja)

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US06/627,542 US4569963A (en) 1983-07-05 1984-07-03 Adhesive composition for bonding fibers to rubber

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