JPS6012802Y2 - 住宅用ヌレ縁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、各種住宅の居室その他の房室に接して設置さ
れるヌレ縁として１．簡易に設置できると共に各種物品
の安全な収納場所と：しても利用できしかも、床下の換
気をも良好に確保できるようにしたものに関する。

・・ ゛従来の住宅と相違して、最近の住宅
は所謂プレハブ型式の住宅構造が多用され、このため縁
側あるいはヌレ縁が省略された構造が特徴である。

゛この際本屋構造内に組込まれる縁側は別として、本屋
外の張出状に設置されるヌレ縁は；本屋組立後に・おい
ても設置可能であるため、最近は各種型式のヌレ縁も見
られるが、その多くは設置構造が面倒であるか、実用性
に一乏しい等の点で改良の余地が残されている。

、 −。本考案は、かかるヌレ縁として、その設置構造
が簡単で規格化容易であると共に、充分な構造強度と実
用性の向上を企図し、・しかも床下の換気をも良好に確
保で、きるよう・にしたものであり、°その特徴とする
ところは、居室等に接する住宅外面に張出設置゛される
、住宅用ヌレ縁において、該ヌ、し縁は、地盤に立設さ
れたコンクリ−、ドブ、ロックによる囲壁と、５数回壁
上部に外壁基礎長手方向に架設された支承ノ、シー上面
に簀子状に列設され、かつ固定状の簀子バ一群と開閉自
在な簀子バ一群との組合せからなるヌレ縁主体とを備え
、囲壁内側に物品の出入自在な収納室が形成・され１．
外壁基礎に設けられた換気口外方に対応する、囲壁の対
応部分が開放状とされてなる点に、あるｏ
、”。

以下図示の一実施例に２いて本考案を詳述すると、第１
図は本考案ヌレ縁実施例の要部正面、図、第２図は同側
断面図、第３図は同斜面図、第４図は同変形実施例の要
部側断面図、パ、第５，６図は同じく変形実施例の各説
明図、を夫々示しているが、第１． ：ｔ、 ３各図に
おいて、１はヌレ縁の長手方向両側端に位置するコ４．
．ンク、リートブ、ロックによる端壁（第１゛、３図で
は一方の端壁６１のみを示しているが１．こりと同様の
ものが図向って右方ρ延長線上に位置す・る″ものとす
る）、であ、す８１．端壁１，１は何れも例えば家屋に
おける居室掃き出し窓等の出入開口部分の外側＆；１．
おいて１．外壁基礎２． ｉ、Ｑ対し直角に配設される
のである。

この端壁１，１間、の前面には同じくコンクリートブロ
ックによる前壁３群を列設するのである。

このさい必要に応じては外壁基礎２側に近接して、第２
図示のように同じくコンクリートブロックによる後壁４
群を列設してもよい。

これら前壁３後壁４群は、何れも第２図示のように地盤
５に一部埋設したコンクリート基礎６，６上に立設する
ものであり、先に述べた端壁１においても同様の構造を
採ることができる。

このように端壁１，１と前壁３群、又は端壁１．１と後
壁３，４群による囲壁を形威し、前記端壁１上部間に亘
って前後両側に即ち、外壁基礎２長手方向に平行する一
対の支承バー７．８を架設するのである。

このさい前後壁３，４を列設したものにあっては、前後
の支承バー７．８は前壁３後壁４群の各上面を利用して
設置し、又前壁３のみで後壁４を欠く場合（第３図参照
）には、前部の支承バー７は前壁３の上面に設置し、後
部の支承バー８は端壁１，１間に架設することになる。

これら支承バー７．８の上面に多数のバーを簀子状に列
設したヌレ縁主体９を設けるのである。

即ち同ヌレ縁主体９は、多数の固定簀子バー９ａ群と、
この固定簀子バー９ａの特定数をまとめて開閉自在とし
た開閉簀子バ一群９ｂとから成るものであり、固定簀子
バー９ａは何れも支承バー７．８と直交し、かつバー９
ａ同志は小間隙のもとに平行に列設され前記バー７．８
に固定されるのであり、この固定簀子バー９ａ（第１図
においては８本の例を示している）の特定本数をまとめ
て、結合バー１０によって一体化し、支承バー７．８上
に開閉自在に載置するのである。

この開閉簀子バ一群９ｂはヌレ縁主体９の全長において
１箇以上、その長さに応じて配置するものとする。

このようにして端壁１，１前壁３又は前壁３後壁４によ
る囲壁と前記ヌレ縁主体９とによって囲まれた収容室１
１を形成するのであり、収容室１１の底面となる地盤５
上には必要に応じ、カラー鉄板その他による底板１２を
第３図のように敷く、１３は外壁基礎２面に設けられた
換気口であり、第１図示のように換気口１３外方に対応
する前壁３又は前壁３後壁４の対応部分が開放状に予じ
め設置せずに明けられている。

そして支承バー７．８ヌレ縁上体９のみが通過するよう
構成されている。

第１図に示したイがその除去部分を示している。

第２図に示した実施例ではその開閉簀子バ一群９ｂは、
上方へ抜き出して開放するようにしたものを示したが、
これは第４図示のように、外壁基礎２と後壁４との間に
簀子バー９ａの出入可能な間隙１４を置くことにより、
開閉簀子バ一群９ｂを回動して開閉させ、開放時にバ一
群９ｂを立起保持させるようにしてもよく、又この第４
図示のように、コンクリートブロックによる前壁３後壁
４の下部をコンクリート基礎６，６と共に地盤５中に挿
入するようにしてもよく、その底板１２もコンクリート
プレート体として、地盤５中に一部埋めるように敷設す
ることもできる。

尚この図でＡは収容した物品を示している。

又第５，６図に示した実施例のように、掃出窓開口部１
４の前面において外壁基礎２の前面に設けるに当り、前
壁３を底板１２を一体に具備したＬ形のコンクリートブ
ロックを用い、後壁４を省略してもよく、前壁３に通気
孔３ａを設けることは自由であり、基礎２に段部２ａが
ある時、簀子バー９ａの後端を段部２ａに係止させる型
式としてもよく、このさい段部２ａを基礎２側に欠設す
ることも可能である。

その細氷考案の要旨を変更しない限り、その設計的変更
は自由である。

又簀子バー９ａの形状は断面穴、角自由であると共に素
材は木、金属、合成樹脂等を用いることができ、管、棒
何れでもよい。

本考案のヌレ縁によれば、目的の地盤５上に立設固定し
た端壁１，１前壁３又は前後壁３，４によって囲まれた
空間を形威し、この囲壁土面に一部に開閉簀子バ一群９
ｂを具備した簀子バー９ａ群を列設したことにより、安
全かつ通常の荷重に充分耐え得るヌレ縁を、充分な構造
強度の下に設置でき、この際端壁１，１前壁３又は前後
壁３゜４は、何れもコンクリートブロック体によるもの
であるため、形状規格の統一化が容易であり、既成のコ
ンクリートブロックでも採用可能で、その簀子バー９ａ
の統一と相まって、全体のプレハブ化、組立化が容易で
あり、施工もきわめて簡単化し、素人でも容易に可能化
される。

しかもこれによれば、簀子バー９ａの素材により、和風
、洋風建物の何れにもマツチする外観が得られ、その収
納室１１内に例えば園芸用品、用具等を便利に収納でき
、ヌレ縁として利用価置大であり、本屋建物構造に関係
なく設置できる点も有利化され、ヌし縁セットとしての
商品信置も生じるのであり、最近のプレハブ兼住宅等に
最適のヌレ縁として優れたものである。

また外壁基礎２に設けられた換気口１３外方にヌレ縁が
位置されるが、換気口１３外方に対応する部分の囲壁、
即ち前壁３又は前壁３後壁４の対応部分が開放状に構成
され、さらにヌレ縁主体９が簀子状に小間隙を有して配
設された簀子バー９ａから構成されているため、前壁３
又は前壁３後壁４の開放部や簀子バー９ａ間の間隙を通
して換気口１３からの通気が確保でき、従って床下の換
気が良好に確保できるという利点を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の要部正面図、第２図は同開閉要
部の側断面図、第３図は第１図実施例の斜面図、第４図
は同変形実施例要部の側断面図、第５図は別の変形実施
例要部斜面図、第６図は同側断面図である。 １・・・・・・端壁、２・・・・・・外壁基礎、３・曲
・前壁、４・・・・・・後壁、５・・・・・・地盤、６
・・間コンクリート基礎、７．訃・・・・・支承バー
９・・・・・・ヌレ縁主体、９ａ・・・・・・固定簀子
バー、９ｂ・・・・・・開閉簀子バ一群、１１・・・・
・・収納室、１３・・・・・・換気口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 居室等に接する住宅外面に張出設置される住宅用ヌレ縁
   においで、該ヌレ縁は、″地盤に立設されたコンクリー
   トブロックによる囲壁と、該囲壁上部に外壁基礎長手方
   向に架設された支承バー上面に簀子状に列設され、・か
   つ固定状の簀子バ一群と開閉自在な簀子バ一群との組合
   せからなるヌレ縁主体とを備え、゛囲壁内側に物品の出
   入自在な収納室が形成され、外壁基礎に設けられた換気
   口外方に対応する囲壁の対応部分が開放状とされてなる
   ことを特徴とする住宅用ヌレ縁。