JP2860508B2 - ドライエリアを備えた地下室 - Google Patents

ドライエリアを備えた地下室

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JP2860508B2
JP2860508B2 JP3102001A JP10200191A JP2860508B2 JP 2860508 B2 JP2860508 B2 JP 2860508B2 JP 3102001 A JP3102001 A JP 3102001A JP 10200191 A JP10200191 A JP 10200191A JP 2860508 B2 JP2860508 B2 JP 2860508B2
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dry area
basement
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dry
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三郎 野田
隆 河戸
道夫 細川
仁郎 井村
哲雄 平松
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Sekisui House Ltd
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主としてPCコンク
リート板からなる地下室であって、特にそのドライエリ
アを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】地下室には一般に採光用のドライエリア
が設けられる。図4は、このようなドライエリアを備え
たPCコンクリート製の地下室の構造を示したもので、
左右方向に並べたPCコンクリート板21、21…を、
その上下両端の鋼製梁22、23で連結して、地下室本
体壁24及びその本体壁24より突出したドライエリア
壁25を形成して、地中に埋設するとともに、底部に礎
版コンクリート26を打設して地下室を構成している。
更に、地下室の上部開口部にはコンクリート製の床板2
7が取付けられて、地上建物の床を構成している。この
場合、当然、ドライエリア28部分には床板27は取付
けられてなく、通常はその上部は解放状態のままであ
る。また、同じくドライエリア28と地下室本体内との
境界部には出入り用のサッシュ29が設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記において、地下室
本体は、その上部にコンクリート板からなる床板27が
取付けられて、この床板27が水平力を負担することか
ら充分な水平剛性を得ることが出来るのであるが、ドラ
イエリア28部分に付いては、かかる床板は設けられて
なく、しかも、そのドライエリア28部分においては、
上記のようにサッシュ29が設けられるだけでほとんど
境界壁がないことから、この部分に付いては地下室本体
壁が切欠された状態にある。そのため、ドライエリア2
8側に付いては壁方向の水平耐力が不十分となり、変形
する虞があるという欠点がある。この発明は、このよう
にドライエリアを備えた地下室において、そのドライエ
リア側の水平耐力を確保できるようにした地下室の構造
を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、地下室本体壁より突出するドライエ
リア壁の外周に、そのドライエリア壁とつながったスラ
ブコンクリートを打設してなることを特徴とする。
【0005】上記において、ドライエリア壁をPC板に
よって構成すると共に、そのドライエリア壁から突出さ
せた鉄筋をスラブコンクリート内に埋設することが考え
られる。
【0006】
【作用】上記構成によれば、ドライエリア壁とつながっ
たスラブコンクリートが水平力に対する抵抗力として働
くので、このドライエリア壁の強度が増大することとな
って耐力壁として用いることが可能となる。
【0007】
【実施例】図1及び図2において、1は、前記従来例と
同じくPCコンクリート板からなる地下室本体、2は、
その地下室本体より突出するドライエリアであって、そ
のドライエリア2と地下室本体1との間が、出入り用の
サッシュ4によって仕切られている。地下室本体1の上
部開口部は、その本体壁3の上端に跨って取り付けたP
Cコンクリート板製の床板6によって覆われている。地
下室本体壁3の周囲に、布部7とスラブ8とからなるべ
た基礎9が構築されて、この基礎9上に地上建物10が
建築されている。前記床板6は、この地上建物10の一
部の床を構成するようになっている。更に、ドライエリ
ア壁11の周囲に、前記べた基礎9のスラブ8とほぼ同
じ高さにおいて、スラブコンクリート12が打設されて
いる。
【0008】上記スラブコンクリート12は、前記のべ
た基礎9とは必ずしも一体に連結するものではないが、
そのべた基礎9と同時に施工され、その際、図3で示す
ように、ドライエリア壁11の外側面より水平方向に突
出させた鉄筋13をこのスラブコンクリート12内に埋
設することによって、これらドライエリア壁11とスラ
ブコンクリート12とを一体に連結する。この場合のス
ラブコンクリート12の水平方向の幅は、ドライエリア
2を備えた地下室本体壁3の壁方向の水平耐力を得るこ
とが出来るのに充分なものであればよく、例えば、ドラ
イエリア2によって切欠された本体壁3の切欠長さの1
/20程度以上であれば良い。図3の15は、従来と同
じくPCコンクリート板からなる地下室本体壁3及びド
ライエリア壁11上端間を連結するH型鋼製梁である。
【0009】なお、上記鉄筋13の取付けは、予めドラ
イエリア壁11を構成するPCコンクリート板の側面に
ネジ穴を備えたインサート14を埋設しておき、地下室
壁施工後にそのインサート14に鉄筋13をねじ込んで
取付ければ良い。
【0010】
【発明の効果】以上のように、この発明では、ドライエ
リア壁の周囲に、そのドライエリア壁とつながったスラ
ブコンクリートを打設するので、このドライエリアを備
えた地下室本体壁の壁面方向の水平力を、ドライエリア
壁を介してそのスラブコンクリートが負担するので、充
分な水平剛性を得ることが出来、このドライエリア側に
おいても耐力壁として用いることが出来るという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す地下室部分の縦断面図
である。
【図2】同じく地下室部分の水平断面図である。
【図3】ドライエリア壁とスラブコンクリートとの連結
部を拡大して示す要部縦断面図である。
【図4】従来のPCコンクリート製地下室の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 地下室本体 2 ドライエリア 11 ドライエリア壁 12 スラブコンクリート 13 鉄筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井村 仁郎 大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水 ハウス株式会社内 (72)発明者 平松 哲雄 大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水 ハウス株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 29/00 E04H 1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下室本体壁より突出するドライエリア壁
    の外周に、そのドライエリア壁とつながったスラブコン
    クリートを打設してなることを特徴とするドライエリア
    を備えた地下室。
  2. 【請求項2】PCコンクリート板からなるドライエリア
    壁より外方に突出させた鉄筋を、前記スラブコンクリー
    トに埋設して、これらドライエリア壁とスラブコンクリ
    ートとを一体に連結したことを特徴とするドライエリア
    を備えた地下室。
JP3102001A 1991-04-05 1991-04-05 ドライエリアを備えた地下室 Expired - Fee Related JP2860508B2 (ja)

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KR20200121494A (ko) 2019-04-16 2020-10-26 조현숙 주택단지의 시공방법

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