JPH0544401Y2 - - Google Patents

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JPH0544401Y2
JPH0544401Y2 JP1987190532U JP19053287U JPH0544401Y2 JP H0544401 Y2 JPH0544401 Y2 JP H0544401Y2 JP 1987190532 U JP1987190532 U JP 1987190532U JP 19053287 U JP19053287 U JP 19053287U JP H0544401 Y2 JPH0544401 Y2 JP H0544401Y2
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fixed
floor
trunk
joist
balcony
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JP1987190532U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、建物の外壁から突出して設けたバ
ルコニーの床構造に関するものである。
〔背景技術〕
従来、建物の外壁に突出して設けたバルコニー
として第2図に示すものがあつた。この構造は、
外壁21から突出して一対の袖壁(図示せず)を
設け、この袖壁の前端下部に下梁22を設け、こ
の下梁22の内面側に山形鋼からなる連結材23
を設け、下梁22の上面には前面パネル24が立
設してある。また、上階の外壁21と下階の外壁
35との間に設けた胴差し25に補強材25aを
設け、この補強材25aに山形鋼からなる支持材
26を固定し、この支持材26に胴差し25の前
面を覆う幕板27を挟んだ状態で山形鋼からなる
連結材28を固定する。そして、この連結材28
と下梁22に設けた連結材23との間に大引き2
9を設け、この大引き29の上に根太30を固定
し、この根太30の上面に床下地材31および床
仕上材32を設けて床を形成していた。床仕上材
32の外壁21側の端部には排水溝32aが形成
してあり、雨水の排水が行えるようにしてある。
また、胴差し25側に設けた連結材28は下梁2
2側の連結材23よりも低い位置に設けることに
より勾配を付け、バルコニー内に降つた雨が排水
溝32aに流れるようにしてある。
しかし、この構造では、床仕上材32の前端と
前面パネル24との間、および床仕上材32の後
端と胴差し25前面の幕板27との間に隙間33
が生じており、この隙間33から雨水が浸入し、
床の下方に形成した天井材34等を濡らしてい
た。
そこで、床仕上材32の前端および後端に水切
り部材(図示せず)を設けたものが提案された
が、前端側は前面パネル24を利用して水切り部
材の取付けが行えるが、後端側は幕板27の裏面
側と胴差し25とで空胴を形成しているので、水
切り部材を支持するものがなく、確実に取付ける
ことができなかつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、床仕上材の胴差し側に水切
り部材を確実に設けることができるバルコニーの
床構造を提供することである。
〔考案の開示〕
この考案のバルコニーの床構造は、屋外側に開
口した溝形の胴差しの溝内に胴差しと直交し胴差
しの長手方向に互いに間隔をあけて複数枚の板状
の補強材を並設し、補強材の側面に沿つて支持材
を固定し、支持材を上方に延出するとともに、こ
の延出した部分を下地として外壁と平行に水切り
部材を固定したことを特徴とするもので、支持材
を上方に延出したことにより支持部が形成でき、
水切り部材を確実に建物に固定することができ
る。そのため、バルコニーの床の内部に雨水が浸
入するのを防止することができる。
実施例 この考案の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。このバルコニーの床構造は、屋外側に開口し
た溝形の胴差し1の溝内に胴差し1と直交し胴差
し1の長手方向に互いに間隔をあけて複数枚の板
状の補強材1aを並設し、補強材1aの側面に沿
つて支持材4を固定し、支持材4を上方に延出す
るとともに、この延出した部分を下地として水切
り部材5を固定したことを特徴とするものであ
る。
胴差し1は、溝形鋼からなり、上階壁パネル1
2と下階壁パネル6との間に外向きに開いた状態
で設置してある。胴差し1の内側には、所定の間
隔をおいて補強材1aが設けてある。バルコニー
が設けられる位置の補強材1aには、支持材4を
固定するための固着具が挿通する固着具挿通孔1
bが形成してある。また、胴差し1の前面には外
観を整えるための幕板7が固着してある。
大引き2は、アルミニウム等の角パイプ等から
なる。この大引き2は、支持材4に固定された連
結材3の上に載置されており、上面には木材等か
らなる根太8が固定してあり、この根太8の上面
に木材等の床下地材9および化粧鋼板等からなる
床仕上材10が固定してある。床仕上材10は、
周縁部を立ち上げて箱形に形成してあり、胴差し
1側の側部には排水溝10aが形成してある。
連結材3は、山形鋼からなり、一辺が幕板7を
挟んだ状態で支持材4にボルト等の固着具で固定
してあり、他辺には大引き2が載置され、これを
支持している。
支持材4は、山形鋼等から形成される。この支
持材4は、一辺が胴差し1の前面に設けた幕板7
に接した状態で他辺が胴差し1の補強材1aにボ
ルト等の固着具で固定されている。また、この支
持材4は、その上端が床仕上材10の上端よりも
高い位置まで延出してあり、水切り部材5を固定
するための下地となつている。
水切り部材5は、亜鉛鋼板等からなり、略Z形
に形成してある。水切り部材5の一方のフランジ
は支持材4にビス等で固定されており、他方のフ
ランジは床仕上材10の上端縁を覆つている。
なお、床の前部は、バルコニーの前部を形成し
壁パネルと平行に設置された下梁(図示せず)に
固定されており、この下梁は壁パネルに突設した
一対の袖壁(図示せず)の前部下端に固定してあ
る。また、床の下方には天井材11を設けて天井
が形成してある。
この実施例によるバルコニーの床の施工手順を
説明する。胴差し1には、バルコニーの形成位置
に合わせて補強材1aおよび支持材4を固定して
おく。胴差し1の前面に幕板7を固着する。支持
材4の下方に連結材3を固定する。この連結材3
とバルコニーの前部の下梁に設けた連結材との間
に大引き2を設ける。大引き2の上に根太8を固
定し、根太8の上に床下地材9および床仕上材1
0を固着する。床仕上材10の胴差し1側の上端
縁に合わせて水切り部材5を支持材4に固定す
る。以上で床の施工が完了する。
この実施例の構成によると、胴差し1に固定し
た支持材4を上方に延出したので、この延出した
部分を下地として水切り部材5を建物に確実に固
定することができる。このため、胴差し1と床仕
上材10との間の隙間が塞がれ、この隙間から雨
水が浸入することがなく、床の下方に設けた天井
材等を濡らすことがない。
〔考案の効果〕
この考案のバルコニーの床構造によると、胴差
しに固定した支持材を上方に延出したので、この
延出した部分を下地とすることにより、水切り部
材を建物に確実に固定することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の部分断面詳細
図、第2図は従来例の部分断面図である。 1……胴差し、1a……補強材、2……大引
き、3……連結材、4……支持材、5……水切り
部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋外側に開口した溝形の胴差しの溝内に前記胴
    差しと直交し前記胴差しの長手方向に互いに間隔
    をあけて複数枚の板状の補強材を並設し、この補
    強材の側面に沿つて支持材を固定し、この支持材
    に前記胴差しの屋外方向に突出する連結材を固定
    し、この連結材に大引きを設け、この大引き上に
    根太を固定し、この根太に床下地材および床仕上
    材を固着して形成したバルコニーの床構造におい
    て、前記補強材の側面に沿つて固定した前記支持
    材を上方に延出し、この延出した部分を下地とし
    て前記外壁と平行に水切り部材を固定したことを
    特徴とするバルコニーの床構造。
JP1987190532U 1987-12-14 1987-12-14 Expired - Lifetime JPH0544401Y2 (ja)

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JP1987190532U JPH0544401Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

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JP1987190532U JPH0544401Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

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JPH0194503U JPH0194503U (ja) 1989-06-22
JPH0544401Y2 true JPH0544401Y2 (ja) 1993-11-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002294857A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Daiwa House Ind Co Ltd 屋内外等の出入り口部等の無段差構造
JP5339609B2 (ja) * 2009-05-15 2013-11-13 株式会社Lixil バルコニーの構造

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