JPH0346030Y2 - - Google Patents

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JPH0346030Y2
JPH0346030Y2 JP15284084U JP15284084U JPH0346030Y2 JP H0346030 Y2 JPH0346030 Y2 JP H0346030Y2 JP 15284084 U JP15284084 U JP 15284084U JP 15284084 U JP15284084 U JP 15284084U JP H0346030 Y2 JPH0346030 Y2 JP H0346030Y2
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culvert
box
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basement
skylight
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は組立式地下室構造体に係り、さらに詳
しくは複数個のボツクスカルバートを埋設して地
下室を形成する組立式地下室構造体に関する。
b 従来の技術 従来、地下室は住居の床下あるいはその敷地内
の土地を掘削し、その溝内にコンクリートを打込
んで、地下室の床面、側壁面及び天井面を形成し
て構築していた。
しかしこのような従来の地下室の構築方法は、
その施工作業のほとんどを現場にて行なうため、
作業能率が悪く、作業日数がかゝり、施工費が嵩
むという欠点があつた。
c 考案の目的 本考案は、上記従来技術の有する問題点を解決
する組立式地下室構造体を提供することを目的と
する。
d 考案の構成 本考案は、地中に掘削された溝穴に複数個のボ
ツクスカルバートを所定方向に連設し、該ボツク
スカルバートの中空部によつて地下室空洞部を形
成し、該空洞部の両端開口を端部ブロツクによつ
て閉塞するとともに、該両端部ブロツクと上記ボ
ツクスカルバートとを締結手段にて連結し、さら
に互いに隣接するボツクスカルバート又は端部ブ
ロツクにまたがつて出入口又は天窓の開口部を設
け、該出入口、天窓の開口部に連結ブロツクを地
上に向けて突設して上記出入口、天窓の開口部と
地上とを連通させてなる組立式地下室構造体であ
る。
e 実施例 第1図ないし第5図は、本考案の1実施例に係
る組立式地下室構造体を示したものである。
図において、組立式地下室構造体1は、住居2
の下の地中に掘削された溝穴3に埋設され、複数
個のボツクスカルバート4と一対の端部ブロツク
5および連結ブロツク6を備えている。
上記ボツクスカルバート4は長手方向に連設さ
れ、各カルバート4の中空部7を合せることによ
つて1つの地下室空洞部8を形成している。各ボ
ツクスカルバートの4角部9には、後述する連結
棒を挿通する貫通孔1が突設してある。また、第
1図鎖線で示す如く、その面上4aの一部を切欠
いて切欠部11を形成し、互いに隣接するボツク
スカルバート4又は端部ブロツク5にまたがつて
地上階への出入口12又は天窓の開口部13が形
成されるようにしている。このように上面4aの
一部を切欠く理由は、1個のボツクスカルバート
4に出入口12、天窓の開口部13を設けると、
外力に対する強度が小さくなるからである。さら
にボツクスカルバート4のうち連結用カルバート
1の内周四隅には、第1図に示すように、緊密
性を高めて漏水を防止するための連結用ボックス
14を埋設しており、該連結用ボツクス14には
前記貫通孔10と連通する孔15が設けてある。
この連結用ボツクス14は例えば鋳鉄製からな
り、ボツクスの破損を防ぐため連結用カルバート
1の端面からある距離だけ内部に入つた位置に
設けてある。このボツクス内では、第4図に詳細
に示す如く、他端を他の敷設済の連結用カルバー
ト41に固定された連結棒161にアンカープレー
ト171を嵌めたのち、該連結棒161の端部に設
けたねじ部16aにナツト181を螺入して固定
する。そしてボツクス14内の反対側においては
これから連結しようとするいくつかのボツクスカ
ルバート中の連結用カルバート41′に達する連結
棒162の一端に前記同様アンカープレート172
を嵌めたのち、ねじ部16aにナツト182を螺
入して固定するものである。なお、19はアンカ
ープレート17に穿設したグラウトホールで、こ
の中に水密材をつめて上記ボツクス14中にて孔
15からの漏水を防止する。上記連結用ボツクス
14は連結用カルバート41に設けてあるが、連
結の手間と経済性を考慮して中間カルバート42
には設けていない。
上記端部ブロツク5は、ボツクスカルバート4
に対応する大きさで、かつ断面略コ字状に形成さ
れ、地下室空洞部8の両端開口を閉塞するように
配設してある。この両端部ブロツク5とボツクス
カルバート4とは、連結棒160およびナツト1
0によつて連結してある。そのため、端部ブロ
ツク5には、ボツクスカルバート4の貫通孔10
に対応する位置に連結棒16を挿通する貫通孔を
穿設するとともに、ナツト18の取付孔18aを
設けてある。
上記連結ブロツク6は、出入口12および天窓
の開口部13を地上と連通させるためのもので、
出入口12および天窓の開口部13に地上に向け
て突設してある。
20は天井、側壁面および床面を形成する内装
板であり、ボツクスカルバート4の内壁に取付け
て地下室空洞部8の外観をととのえている。21
は間仕切り、22は間仕切り17に設けられた連
絡口、23は連結口18を開閉する扉、24は地
上階へ通じる階段、25は物入れ、26は非常用
タラツプ、27は換気扇である。
本実施例の地下室構造体1を組立てるには、ま
ず溝穴3に連結用カルバート41を投入し、次い
で該連結用カルバート41と溝穴3の壁との間に
端部ブロツク5を挿入する。そして、連結用カル
バート41および端部ブロツク5の貫通孔10に
連結棒160を挿通し、連結棒160の一端にアン
カープレート170を嵌め、ねじ部16aにナツ
ト180を螺入して端子ブロツク5に締結すると
ともに、他端を連結用ボツクス14内で後述する
手段によりナツト180を締めて連結用カルバー
ト41と端部ブロツク5とを連結する。続いて、
中間カルバート42,42を間に設置したのち連結
用カルバート41′を配置し、これらの貫通孔10
に計4本の連結棒161を一端から挿通しカルバ
ート41の連結用ボツクス14内に突出させ、前
記の如くアンカープレート171を嵌め、ナツト
181をねじ部16aに螺入する(第4図参照)。
上記連結棒161の他端は連結用カルバート41
の連結用ボツクス14内で同様にアンカープレー
ト171を嵌め、ナツト181をねじ部16aに螺
入し、仮固定する。次に第5図に示すように連結
用カルバート41′の端部において緊張棒28を通
して押圧具29を当て、かつ該緊張棒28を貫通
孔10に挿通し、先端を連結用カルバート41′の
連結用ボツクス14内に突出させるとともに、緊
張棒28の先端のねじ部28aと前記連結棒16
のねじ部16aとにかけて連結子30を螺合す
る。
このようにして連結子30を介して押圧具29
によつて連結用カルバート41′を中間カルバート
2,42とともに、連結用カルバート41側に押
圧し、各カルバート4を互に密着させて連結棒1
1を引張する。ある程度引張したとき連結棒1
1のナツト181を締め本固定する。
次に連結子30を外して、緊張棒28を抜き押
圧具29を除く。しかる後中間カルバート42
設置し、さらに連結用カルバート41″を配置して
前記同様連結棒162の一端を挿通し連結用カル
バート41′の連結用ボツクス14内でアンカープ
レート172を嵌め、ナツト182を螺入して固定
する。上記連結棒162の他端は前記と同様に連
結用カルバート41′の連結用ボツクス14内でナ
ツト182で仮固定した後、緊張棒28で緊張し、
このような作業をくり返して各カルバート4ある
いは連結用カルバート41と端部ブロツク5とを
一体的に連結する。そののち、出入口12および
天窓の開口部13に連結ブロツク6を地上に向け
て突設すれば、地下室構造体1の組立てが完了す
る。なお、本実施例では締結手段として連結棒1
6およびナツト18を用いたが、これに限定され
るものではなく、例えばワイヤと係止具を用いて
もよい。
第4図および第5図は、本考案の他の実施例に
係る組立式地下室構造体を示したものである。図
において、地下室構造体1は、住居から離れた敷
地内の地中に掘削された溝穴3に埋設されてい
る。地上への出入口12に突設した連結ブロツク
6には、ドア31が取付けられ、このドア31か
ら地下室へ出入りする。また、一方の天窓の開口
部13は中央に設けて、換気に対する配慮を行な
つている。なお、本実施例では連結用ボツクスを
設けた連結用カルバートを用いていない。その他
の構成は上記実施例と同様である。
本実施例の地下室構造体1を組立てるには、ま
ず溝穴3に適当数のボツクスカルバート4を投入
して長手方向に連設し、次いで両端部にあるボツ
クスカルバート4と溝穴3の壁との間に端部ブロ
ツク5を挿入する。続いて、ボツクスカルバート
4および端部ブロツク5の貫通孔10に連結棒1
6を挿通し、連結棒16の一端にアンカープレー
ト17を嵌め、ねじ部16aにナツト18を螺入
して端部ブロツク5に締結するとともに、他端を
ジヤツキによつて引張し、ボツクスカルバート4
と端部ブロツク5の間および各ボツクスカルバー
ト4間にある空隙を無くした状態で、連結棒16
の他端にアンカープレート17を嵌め、ねじ部1
6aにナツト18を螺入して端部ブロツク5に締
結し、各ボツクスカルバート4および端部ブロツ
ク5を一体的に連結する。そののち、出入口12
および天窓の開口部13に連結ブロツク6を地上
に向けて突設すれば、地下室構造体1の組立てが
完了する。
f 考案の効果 本考案に係る組立式地下室構造体は、複数個の
ボツクスカルバートを締結手段によつて一体的に
連結構成して地下室を形成するようにしたので、
工場において各ブロツクおよびボツクスカルバー
トを製造し、これを設置個所に運搬して組立てれ
ばよく、現場打ち作業が少なくなるとともに組立
作業も容易であり、作業の能率を上げることがで
きる。また、これにより作業日数が減少するか
ら、施工費の低減化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る組立式地下室構
造体に用いるボツクスカルバートを示す斜視図、
第2図〜5図は本考案の1実施例に係る組立式構
造体を示し、第2図はその横断面図、第3図はそ
の縦断面図、第4図は前記ボツクスカルバートの
連結状態を示す拡大図、第5図はその連結工法の
説明図、第6図および第7図は本考案の他の実施
例に係る組立式地下室構造体を示し、第6図はそ
の横断面図、第7図はその縦断面図である。 1……組立式地下室構造体、3……溝穴、4…
…ボツクスカルバート、5……端部ブロツク、6
……連結ブロツク、7……中空部、8……地下室
空洞部、12……出入口、13……天窓の開口
部、16……連結棒、18……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地中に堀削された溝穴に複数個のボツクスカル
    バートを所定方向に連設し、該ボツクスカルバー
    トの中空部によつて地下室空洞部を形成し、該空
    洞部の両端開口を端部ブロツクによつて閉塞する
    とともに、該両端部ブロツクと上記ボツクスカル
    バートとを締結手段にて連結し、さらに互いに隣
    接するボツクスカルバート又は端部ブロツクにま
    たがつて出入口又は天窓の開口部を設け、該出入
    口、天窓の開口部に連結ブロツクを地上に向けて
    突設して上記出入口、天窓の開口部と地上とを連
    通させてなる組立式地下室構造体。
JP15284084U 1984-10-09 1984-10-09 Expired JPH0346030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15284084U JPH0346030Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15284084U JPH0346030Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6168149U JPS6168149U (ja) 1986-05-10
JPH0346030Y2 true JPH0346030Y2 (ja) 1991-09-27

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ID=30710887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15284084U Expired JPH0346030Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0781275B2 (ja) * 1989-08-15 1995-08-30 神戸電鉄株式会社 空堀型のプレキャストコンクリート製の地下室
JPH0833015B2 (ja) * 1990-05-23 1996-03-29 ミサワホーム株式会社 コンクリート製組立型地下室の躯体構造
JPH0833016B2 (ja) * 1990-05-23 1996-03-29 ミサワホーム株式会社 コンクリート製組立型地下室の躯体構造
JP2669708B2 (ja) * 1990-05-23 1997-10-29 ミサワホーム 株式会社 コンクリート製組立型地下室の躯体構造
JP2794110B2 (ja) * 1995-07-20 1998-09-03 極東工業株式会社 プレハブハウス

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JPS6168149U (ja) 1986-05-10

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