JPS60110251A - 飲食物とその製造方法 - Google Patents

飲食物とその製造方法

Info

Publication number
JPS60110251A
JPS60110251A JP58218274A JP21827483A JPS60110251A JP S60110251 A JPS60110251 A JP S60110251A JP 58218274 A JP58218274 A JP 58218274A JP 21827483 A JP21827483 A JP 21827483A JP S60110251 A JPS60110251 A JP S60110251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paeoniflorin
food
drink
water
glycodylpeoniflorin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58218274A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH045418B2 (ja
Inventor
Toshio Miyake
俊雄 三宅
Hiromi Tsuchiya
裕美 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Original Assignee
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK, Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd filed Critical Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Priority to JP58218274A priority Critical patent/JPS60110251A/ja
Publication of JPS60110251A publication Critical patent/JPS60110251A/ja
Publication of JPH045418B2 publication Critical patent/JPH045418B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Dairy Products (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、α−グリコシルペオニフロリンヲ含有する飲
食物とその製造方法に関する。
勺薬(Paeonia albiflora Pa1l
as又はP aeon i !Llactiflora
 Pa1las)は、赤荀、白菊などに加工され、その
抽出物は、鎮静、鎮痛、鎮痙、抗菌、冠状動脈拡張作用
などの効を有する健康食品、内服薬などとして古くから
利用されてきた。
ペオニフロリン(Paeoniflorin)は、荀薬
の主な有効成分として知られ、その作用は、薬学雑誌第
89巻、879〜886頁、887〜892頁、893
〜89ε頁(1969年)などの記載から明らかなよう
に、鎮静、鎮痛、鎮痙、抗炎症、ストレス潰瘍の予防な
どである。
ペオニフロリンは、Tetrahedron Vol、
 、28 、4309〜431.7 (1972年)に
も記載されているように、かご状ピナン骨核を持つ非常
にユニークな天然化合ペオニフロリンは、荀薬の組織、
器官などを溶媒、例えば水、アルコールなどで抽出した
抽出物中に含まれている。通常、この抽出物、又はその
濃縮物が、飲食、服用など経口摂取の方法で利用されて
いる。
しかしながら、荀薬抽出物は、強い苦味を有しているだ
けでなく、強い渋味、収斂味などの嫌味を有している。
本発明者らは、これら苦味、渋味、収斂味などの嫌味を
解消することを目的に鋭意研究した。
その結果、ペオニフロリンからα−グリコジルペオニフ
ロリンを生成せしめることにより、その苦味、渋味、収
斂味を解消し得ること、さらには、α−グリコジルペオ
ニフロリンが生体内のα−グルコシダーゼなどの作用を
受けて容易にペオニフロリンに戻ることなどを見いだし
たことにより、新たな毒性、薬効を懸念することなく、
α−グリコジルペオニフロリンを製造し、利用し得るこ
とに着目し、本発明のα−グリコジルペオニフロリンを
含有する飲食物とその製造方法を確立した。
本発明でいう飲食物とは、単に飲料および食品だけでな
く、酒類、タバコなどの嗜好品類、飼料、餌料類、うが
い薬、歯磨などの化粧品−、口中香錠、トローチ、内服
薬々との医薬品など、その呈味を味わうことのできるす
べての物品を意味する。
本発明でいうα−グリコジルペオニフロリンとは、ペオ
ニフロリン分子にα−グリコジル残基が等モル以上結合
したα−グリコジルペオニフロリンを含有しておればよ
く、その製法は問わない。
α−グリコジルペオニフロリンの工業的製法としては、
ペオニフロ”リンとα−グルコシル糖化合物とを含有す
る水溶液にα−グルコシル転移酵素を反応させることに
より生成するα−グリコジルペオニフロリンを採取すれ
ばよい。
本発明に用いるペオニフロリンは、高1象に1.’7 
’Jdされたペオニフロリンに限る必要は々く、例えば
ペオニフロリンおよびアルビフロリン(A11) i 
(for i n )を含有している勺薬抽出物であっ
ても、まだ、その部分精製品であってもよく、α−グリ
コジルペオニフロリンを生成し得るものであれば、自由
に用いることができる。
本発明に用いるα−グルコシル糖化合物は、同時に用い
るα−グルコシル転移酵素によってペオニフロリンカラ
α−グリコジルペオニフロリンを生成するものであれば
よい。
従って、α−グリコジルペオニフロリンの生成を容易に
するだめには、α−グルコシル転移「11イ素に好適な
基質、すなわち、澱粉部分分解物や砂iI、ljなどの
α−グルコシル糖化合物が用いられる。例えば、α−ア
ミラーゼ(EC3,2,1,1)を用いる際には、D、
E、 1以下の澱粉糊化物から1〕、E。
約Iの澱粉部分加水分解物(デキス) IJン)までの
α−グルコシル糖化合物が、シクロデキストリングルシ
カ/ l−ラフスフ ! ラーゼ(EC2,4,1:1
9)を用いるIQに&J1、シクロデキストリン、また
はり。
E、1以1;のl11(つ粉瑚化物からり、E、約60
の澱粉部分加水分解物−までのα−グルコシル糖化合物
が、デキストランシュクラーゼ(EC2,4,1,5)
を用いる際には、砂糖が好適である。
本発明に用いられるα−グルコシル糖化合物のうち、澱
粉糊化物または澱粉部分加水分解物を調製するだめの澱
粉としては、小麦、とうもろこしなどからの地−に澱粉
や、せ薯、バレイショなどからの池下(殿粉の何れも自
由に利用できる。
澱粉糊化物の調製は、澱粉乳液を澱粉の糊化温度、一般
には’10〜140℃に加熱して糊化すればよい。澱粉
部分加水分解物は酸または各種アミラーゼで所定のり、
1弓、まで分解させればよい。
また、これらのα−グルコシル糖化合物は、1種類だけ
でなく、2種類以上を併用することもできる。
本発明に用いるα−グルコシル転移酵素は、その酵素に
好適のα−グルコシル糖化合物トベオニフロIJンとを
含有する水溶液に反応させればよく、ペオニフロリンを
分解せずにCχ−グリコジルペオニフロリンを生成する
ものであれば、自由に用いることができる。
例えば、豚の肝臓のような動物起源、ソバの種子のよう
な植物起源、ムコール(Mucor)属、ペニシリウム
(Penicillium)属に属するカビ、ザノカロ
ミセス(Saccharomyces )属に属する酵
(Uなど各種起源から調製されるα−グルコシダーゼ(
EC3,2,1,20)、各種微生物、特にバチルス(
13;+cillus)属に属する細菌、アスペルギル
ス(Aspc+“gi l l 11 S )属に属す
るカビなどから調製されるα−アミラーゼ(19C3,
2,1,1)、バチルス属、クレブシーラ(1ぐIcb
siella)属に属する細菌などから調・1嚇される
シクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ(EC
2,4,1,19)、ロイコノストック(Lcucon
ostoc)1濁に属する細菌などから調製されるデキ
ストランシュクラーゼ(EC2,4,1,5)、アセト
バクター (Acetobacter)属に属する細菌
などから調製されるデキストリンデキストラナーゼ(E
C2,4゜1.2)、ネイセリア(Neisscria
)属に属する細菌などから調製されるアミロシュクラー
ゼ(EC2゜4.1.4)などもα−グルコシル転移酵
素として有利に用いることができる。
これらα−グルコシル転移酵素は、前記の条件を満足し
さえずれば、必ずしも精、製して使用する必要はなく 
、11ft常は粗製品を使用することができる。
例えば、動植物起源の場合は、動植物の組織を磨砕抽出
した耐液を硫安などで塩析するか、まだはアルコール、
アセトンなどの有(幾沈澱剤で沈澱分離した粗(i・J
のα−グルコシル転移酵素を使用することができる。必
要ならば、公知の各種方法でさらに不肖製して用いれば
よい。
また、微生物から酵素を生産する方法には麹培養のよう
な固体培養、またはタンク培養のような液体培養が通常
行なわれる。固体培養したものからα−グルコシル転移
酵素を調製するには動植物の場合と同様に抽出し、必要
に応じて公知の方法によって精製して使用すればよい。
液体培養したものからのα−グルコシル転移酵素を利用
するには、培養物をそのまま使用するとともできるが、
通常は不浴物を除去しだ上清の11Iソ素を利用するか
、場合によっては菌体の酵素をその1:1か、または抽
出して利用すればよい。まだ、心安に応じてさらに精製
しだα−グルコシル転移酵素を用いてもよい。さらに、
市販されているα−グルコシル転移酵素を利用すること
もできる。
寸だ、固定化されだα−グルコシル転移酵素をバッチ式
で反応に繰り返し利用することも、連続式で反応に利用
することも自由である。さらに、α−グルコシル糖化合
物とペオニフロリンとを含有する培地で微生物や動物、
植物の組織などを」(°慴養シてα−グリコジルペオニ
フロリンを生成させることもできる。
本発明の酵素反応条件は、ペオニフロリンと11−グル
コシル糖化合物とを含有する水溶液でα−グルコシル転
移酵素が反応する条件であればよい。
反応に用いるペオニフロリンは、その濃度な約0.01
〜30 w/w%とし、α−グルコシル糖化合物は約1
〜50w/w%とすればよい。
この際、ペオニフロリンに対するα−グルコシル糖化合
物の比率は、固形物重量当り約0.5〜500倍の範囲
が好廿しい。
反応時のPHと温度は、α−グルコシル転移酵素が反応
してα−グリコジルペオニフロリンが生成すればよく、
一般にはアH3〜10、温度20〜80℃の範囲から選
ばれる。
このようにして、α−グリコジルペオニフロリンを生成
せしめた反応M液は、そのままでも飲食物として使用で
きる。必要に応じて、酵素を加熱失活させ、e過し得ら
れるP液にマクネシア系吸着剤、例えば、富士化学工業
株式会社製の商品名、ノイシリン、フィシリンA1カラ
ムライト、富田製薬株式会社製の商品名、トミノクス顆
粒、トミノクスS顆粒、ネオアルミ/、ネオアルミンS
1北海道曹達株式会社製の商品名、M−,511などを
接触せしめ有色夾雑物を除去し、その非吸着部分の液体
を採取して飲食物として利用するか、さらに濃縮してシ
ラツブを、或は乾燥、粉砕し粉末を採取して飲食物とし
て利用する。
また、さらに高純度のα−グリコジルペオニフロリンを
採取する場合には、多孔性合成吸着剤、例えば、三菱化
成工業株式会社製の1;(1品名、ダイヤイオンI−I
 P −]0、ダイヤイオンII J’ −20、ダイ
ヤイオンf−I P −lIOlRohm & Haa
s社−製の1(6品名、アンバーライトX4D−1、ア
ンバーライ1−XA+)−4、アンバーライトXAI)
−7、つ′ンバーライトXA、 ]) −8、IMAc
TI社製の商品名、I11]:+c 5yn−42、I
mac 5yn−伺、Imac Syn −46などを
用いて(1−グリコジルペオニフロリンと夾雑物との吸
、とr性の違いを利用して精製すればよい。
例えば、反応液中のα−グリコジルペオニフロリン、未
反応のペオニフロリンなどのベオニソ1ノリン化合物と
反応に用いた遊離の糖類とを分離する必要がある場合に
は、前記マグネシア系吸着剤で有色夾雑物を除去した後
、多孔性合成吸着剤を充填しだカラムに通液すればペオ
ニフロリン化合物は吸着され、遊離の糖類は吸着されず
に溶出する。次いで、吸着さIしたα−グリコジルペオ
ニフロリンなどのペオニフロリン化合物は、低級アルコ
ール液、例えば、40 v/v%エタノール水MO,な
ど庖通液することにより容易に溶出され、この俗出液を
濃縮してシラツブを、さらに乾燥、粉末化して粉末を採
i1yす;11.げよい。
さらに、α−グリコシルペオ点フロリンと未反応のペオ
ニフロリンとを含有する溶液を多孔性合成吸着剤のカラ
ムに通液し、主としてペオニフロリンを吸着させ、その
非吸着部分からさらに高純度のα−グリコジルペオニフ
ロリンを採取スることも゛できる。さらに、必要々らば
これをイオン交換φ・↑脂、例えば、11型強酸性イオ
ン交換樹脂およびOII型弱塩基性イオン交換樹脂を用
いて脱塩精製し、採取して利11[することも、丑だ、
α−グリコシルベオニフI〜Iリンをクロマトグラフィ
ーなどの方法によってt[v定の両分を採取して利用す
ることも自由である。
以上述べたようにして採取されるα−グリコジルペオニ
フロリンは、ペオニフロリン化合物って、苦味、渋味、
収斂味などの嫌味がほとんどなく、その精製の程度、純
度を問わず、そのま訃で、または他の素材と共に含有せ
しめて飲食物として自由に用いることができる。また、
Cχ−グリコジルペオニフロリンは、体内のα−グルコ
シダーゼなどのα−グリコシダーゼ作用により容易にペ
オニフロリンに戻ることから、新たな11j性、架効を
!跡念することなく、ペオニフロリン本来の例えば、鎮
静、鎮痛、鎮痙、抗炎症、ストレス潰瘍の予防などの効
能を利用する各種用途に自由に用いることができる。
従って、本発明のα−グリコシルペオニフLJ IJン
を含有せしめた飲食物は、健康増進飲食物、健康維持飲
食物、健康回復飲食物などとしてイ」利に利用できる。
これらの飲食物としては、例えば、調味料、和菓子、洋
菓子、氷菓、シロップ類、果実加工品、野菜加工品、漬
物類、畜肉製品、魚肉製品、珍味類、缶、ビン語順、酒
類、清涼飲料、即席飲食物などの通常の飲食物だけでな
く、家畜、家禽、魚などの飼育動物のだめの飼料、餌料
をも含み、さらには、タバコ、練肉みがき、口紅、リッ
プクリーム、内服’!:’こ、lローチ、肝油ドロップ
、口中清涼剤、口中−i:錠、うがい薬など各種固形状
、ペースト状、液状の嗜好物、化粧品、医薬品などその
呈味を味わうととのできるすべての物品を含むのである
。丑だ、これら飲食物は、α−グリコジルペオニフロリ
ンと共に他の物質、例えば、栄養剤、医薬、生薬などを
含有せしめて、α−グリコジルペオニフロリンの効果を
さらに高めることも自由である。
以上述べたような飲食物に対して、α−グリコジルペオ
ニフロリンを含有せしめるには、その製品が完成する゛
までの工程で、例えば、混和、混捏、溶解、浸漬、滲透
、散布、塗布、噴霧、注入等の公知の方法で含有せしめ
ればよい。
次に、本発明のα−グリコジルペオニフロリンを実験に
基づいて説明する。
実験i、α−グリコジルペオニフロリンの調製1−1 
グルコシル転移酵素の調製 バチルス ステアロサーモフィラス(Bacillus
stearothermophilus) li” E
 l(、M −PNa 2222をソリュブルスクーチ
2W/v%、硝酸アンモニウノ、■w/v%、リン酸2
カリウム0.1 w/v%、硫酸マグネシウム・7水塩
0.25 w/v%、コーンスディーブリ力−〇、5 
w/v%、炭酸カルシウム]W/V%および水からなる
殺菌しだ液体培地1()tに)l’1ri閉し、50℃
で3日間通気攪拌培養した。イIIられた培養液を遠心
分離して、その上清を硫安07f・包和で塩析し、シク
ロデキストリングルツノノI・シンスフェラーゼ(EC
2,4,1,19)の活性約so、ooo単位を有する
粗酵素標品を14)だ。ここでいう活性1単位とは、−
55,0,02Mの酢酸緩衝液および2X10−”Mの
塩化カルシウムを含む0.3W/W%のソリュブルスタ
ーチ浴液5 mlに、適当に希釈した酵素液0.2 r
ulを加え一10℃で10分間反応させた後、その反応
液0.5mlをとり、0.02N−硫酸水溶液15 m
lに混合して反応を停止させ、さらにこの反応停止液に
0.INヨウ素ヨウ化カリウム溶液0.2mlを加えて
発色させ、次いで660 nmにおける吸光度を測定し
て、40℃で10分間反応させることによりソリュブル
スターチ15 ml!7のヨウ素の呈色を完全に消失さ
せる1孝素量をいう。
1−2 ペオニフロリンの調製 市販の赤〃jを粗砕し、この2.21℃gに水8tを加
え、60℃で3時間抽出して濾過し、得られる残渣をさ
らに2回同様に温水で抽出し、その3回のΔ’?ffl
を合ぜ、次いで、減圧濃縮した。得られた濃縮液をΔ1
過し、P液を合成吸着剤(三菱化成工業株式会社輔造、
商品名 ダイヤイオンI−I P二20)5tを充填し
たカラムに通液し、充分に水洗して不純物を除去した。
次いで、とのカラムにメタノール151を通液し、溶出
液を減圧濃縮してメタノールを溜去し、乾燥粉末化し、
ペオニフロリン粉末約18gを得た。
■−3酵素反応 1−2の方法で調製したペオニフロリン10gとマルト
デキストリン(D、E、20)50gとを温水100d
に溶解し、アH(3,Qに調整し、これに1−1の方法
で調製したシクロデキストリングルカノトランスフェラ
ーゼ標品の500単位を加え1.、n 6.0、温度6
0℃に維持しつつ24時間反応さぜだ。この反応液を9
5℃に15分間保って酵、(4を加クイ(失活さぜた(
この標品は第1表の試料N[l ’Jに相゛′l−する
。)後、d−1過して得だお1液を60℃以1・−で減
圧Ck縮すると共に、乾燥して粉末品(この標品は、第
1人の試JS1. Nα4に相当する。)をイ8Iだ。
対照品の試料NIL 1 オ、1:び試料N[L 2は
、同様Klr:IW後、反応工程、加熱失活工程までを
経たもので、その配合7徂或は第1表に示す。
実験2 呈味の比較テスト 試料N14の粉末品を試料Nα3と同濃度になるように
水で溶解して試料Nα4の水浴液を調製した。
次いで、試料Nα1〜N14の水溶液を用いて、その呈
味が最も優れているものと最も劣っているものを各1つ
ずつ選出さに1かつその味質について意見をめた。加温
のパネル員で5℃の室温でイjなった。その結果は、第
2表に示す通りであった。
第 2 表 第2表の結果から、試料Ni13、Nα4の本発明品の
呈味は、試料Nα1、N[L2の対照品と比較して明ら
かに優れている。従って、本発明のα−グリコジル化さ
せたペオニフロリンは、従来のペオニフロリン、または
ペオニフロリンと糖類との単なる混合物などとは違って
、嫌味、残り味が解消されることから、その−1:まで
も自由に経口摂取できることになった。
実験3. α−グリコジルペオニフロリンの確認実験1
−3の試1′・11位4と同様に調製した試料50.9
を採り、こわ2を水100mf!に溶解した溶液に、マ
グネシア系吸着剤(北海道薄達株式会社製造、商品名 
M−511)2.9を加え、徐々に攪拌しつつ30分間
保った後、i11過し得られた沢液を合成吸着剤(三菱
化成工業株式会社製造、商品名 ダイヤイオンHP −
2f) ) 200 mlOカラムに通液し、さらに、
充分水洗して遊離の糖類を除去した。次いで、とのカラ
ムに50 v/v%メタノール2tを通してα−グリコ
ジルペオニフロリンなどのペオニフロリン化合物を溶出
し、濃縮、乾燥、粉砕して約logの粉末(試料N[L
5)を得た。
この試料Nα5は、淡黄色、無臭の粉末で、水に極めて
よく溶け、苦味、渋味、収斂味が7はとんどない、はぼ
中性の物質である。
また、メタノール、エタノール、n−ブタノールなどの
低級アルコールには一部溶け、クロロホルムやエチルエ
ーテルには難溶性の物質である。
試料i(α5の一部を少量の水に溶解した浴故に市販の
結晶グルコアミラーゼ(EC3,2,1,3)を0.0
2M酢酸塩緩衝液(PH50)の存在下のもとに50℃
で作用させて経時的にサンプリングし、薄層板(メルク
社製造、商品名 Kieselgcl 60 )にスポ
ットし、展開溶媒にn−フリノール、酢酸、水(4:2
:1)を用いて上昇法で展開させた。こλしを乾燥した
後、紫外部吸収のスポットを観察した。次いで、発色剤
として5%バニリン50%硫酸メタノール溶液を噴霧し
、乾熱条件下100℃に10分間保って発色させた。ま
た、対照として、実験1−2の方法で調製しだペオニフ
ロリン、試料Nα5、試薬ペオニフロリン(和光純薬工
業株式会社)およびDグルコースをスポットして比較し
た。
その結果、実験1−2の方法で調製したペオニフロリン
および試薬ペオニフロリンは、強い紫外部吸収のスポッ
トとして観察され、また、発色剤で紫色に発色し、その
Rf値は0.75であった。試料Nα5では、ペオニフ
ロリンのRf値0.75の比較的小さいスポットのほか
、Rf値が0.63.0.49.0.36の紫色小さな
スポットおよびRf値が0.19附近から原点附近にか
けての紫色テーリングが観察された。
従って、試料N[L5は、α−グルコシル転移酵素によ
って新)仁に生じたRf値が0.63.0.49.0.
36の新物質およびILf値が0.19附近から原点附
近までの新物質と少量の未反応のペオニフロリンとの混
合物である。
また、試イ′〜1.Nt15に、グルコアミラーゼを作
用させ、経時的にサンプリングして同様にクロマト分析
した結果、新物質は、反応時間と共に徐々に加水分解を
受け、最終的には原料のペオニフロリンのスポットとR
f値が約0.42のD−グルコースの茶褐色のスポット
とになることが判明した。
また、試料NIL 5に豚の肝臓から抽出し部分精製し
たα−グルコシダーゼを作用させ、クロマト分析した結
果、試料Nα5に含まれる新物質は、グルコアミラーゼ
を作用させた場合と同様に、ペオニフロリンとD−グル
コースとに容易に加水分解されることが判明した。
これらの結果から、α−グルコシル転移酵素によって新
だに生じたこれらの物質は、ペオニフロリンにD−グル
コースが等モル以上α−結合した物質であると判断され
る。
このことは、α−グリコシルペオニフ01)ンを人や動
物が摂取するときには、体内でペオニフロリンと1)−
グルコースとに容易に加水分解されることが示唆される
なお、試1Nn5と同様にして調製し/ζ試試料用いて
n−ブタンニル、酢酸、水(4:2:J)を展開剤とし
てシリカゲルカラムクロマトグラフィーを行って、前記
のRr値がす、63附近から原点附近の新物質の両分を
採取し、乾燥して粉末とした。
この新物質の粉末は、水に極めてよく溶け、苦味、渋味
、収斂味がない中性の物質である。また、メタノール、
エタノール、n−ブタノールなどの低fr& 7 iv
 コールには一部溶け、クロロホルムやエチルエーテル
にt、1、・)”・11溶の物質である。
また、試料+va 5は、ペオニフロリンとは違って、
試料Nα3、試1′INα4と同様に苦味、渋味、収斂
味がほとんどなかった。
従って、本発明のペオニフロリンの苦味、渋味、収斂味
などの嫌味を解消するという目的は、ペオニフロリンと
α−グルコシル転移酵素を反応させてα−グリコジルペ
オニフロリンを生成含有せしめることによって達成され
るものと判断される。
次に、本発明の実施例を述べる。
実施例J、α−グリコジルペオニフロリン含有シラツブ マルトース 4 w/v%、燐酸1カリウム O,l 
w/v%、41’I I’+Q−j”ンモニウム0.1
 w/vX、6F[す)リウム0.1sν/V%、硫酸
マグネシウム・7水塩0.05 w/v 5i、塩化カ
リウム0.05 w/v%、ボリベフ) 70.2 w
/V X 1水および炭酸カルシウムl w/V X 
(別に煕熱滅菌し植菌時に無菌的に添加した。)からな
る培地 5tにムコール ヤバニカス(Mucor j
avanicus) IFO4570を植菌し、30℃
で44時間通気、1%)拌tjζ養した。この培養液か
ら得られた湿菌体 480gにM/2酢酸緩衝液(、H
5,3)に溶解した4M尿素液 5tを加え、:30℃
で710時間静置した。この」ニー?+’rを流水中で
一夜透析した後、硫安0.9飽I1.lとして4℃で一
夜放置し、次いで遠心分離して沈澱を採取した。この沈
澱を酢酸緩術液(PH6,0) koOmlに;静濁後
、遠心分離し、上清をα−グルコシグーゼ(IルC3,
2,1,20)液としだ。
実験1−2の方法で調製したペオニフIU IJン:う
09とマルトデキストリン(1) 、 1v 、−+υ
) :+oo9とを温水 500罰に浴解し、50℃1
.H(5,f)と17だ後、前記のα−グルコシダーゼ
液を加え24 us間反応させた。
反応液の酵素を加熱失活させた後、7J1遇したオー1
液をマグネシア系吸着剤(富士化学工業株式会社製、商
品名 カラムライト)5.S/を充」)1しだカラムに
通し°C有色夾雑物を除去し、次いで、イオン交換樹脂
アンバー2イト I IL −12013(1−1型)
およびアンバーライト I i(、A −94(011
型)を充填したカシトに通して脱塩し、減圧濃縮して水
分20%のα〜グリコジルペオニフロリン含有シラツブ
を1(t/こ。収率は、固形物換算で約90%であった
本α−グリτJシルペオニフロリン含有シラツブは、苦
味、渋味、収斂味などの嫌味がほとんど解消されている
だけでなく、上品々甘味をも有している。従って、その
まt経口摂取してもよく、また、他の飲食物に含有せし
めて利用することも自由である。
実施例2. +1−グリコジルペオニフロリン含有粉末
バチルス メガテリウム F E RM −P N[L
 935を実験1−1の培地 5tに植菌し、28℃で
3日間通気4’lj1’「J’j’S養した。培養終了
後、遠心分離して得た上tftに硫安0.7飽和にし、
さらに遠心分離して沈澱を採取した。
この沈澱は、実験1−1に記載する活性の測定方法でシ
クロデキストリングルカノトシンスフェラーゼ(IしC
2,4,1,19)を30万単位含んでいた。
実験1−2の方法で調製したペオニフロリン00gとβ
−シクロデキストリン 180!Jを水500m1に加
熱溶解し、50℃に冷却してpH55に調整し、これに
前記のシクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ
をβ−シクロデキストリングラム当り15単位の割合で
加え、50℃、Pl(55に2/1時間保って反応させ
た。反応終了t& 、l’l’74’t’;を加熱失活
させて濾過した後、’1−4r+ダを、合成吸着剤(R
,ohm &、 l−1aas社製、XAI)−7)3
tを充」1へしだカラムに通液し、このカラムを充分水
洗して遊離の糖類を除去した。次いで、このカラムに5
0 v/v%エタノール 10tを流し、この流出液を
濃縮、乾燥して約70gのα−グリコジルペオニフロリ
ン含有扮末を得だ。
とのα−グリコジルペオニフロリン含イj゛粉末は、苦
味、渋味、収斂味などの嫌味が例、どんど1jf(消さ
れているので、その−1ま経口摂取してもよく、必要な
らば甘味料、酸味料などの調味料で昧利けして利用して
もよい。
実施例3 α−グリコジルペオニフロリン含イjシラツ
ブ市販の白72)を粗砕し、この5 kgにメタノール
25Lを加え 5o℃で3時間抽出して沢過し、得られ
る残渣をさらに2回同様にメタノールで抽出し、その3
回のΔ」液を合せ、次いで、減圧濃縮してメタノールを
溜去し、濃縮物を乾燥した。
得られた乾物を約10 w/w%水溶液とした後沢過し
、Δ” ?夜を合成吸着剤(三菱化成工業株式会社製造
、商品名 ダイヤイオンHP−10) 8tを充填しだ
カラムに通液し、充分に水洗して不純物を除去した。次
いで、とのカラムにメタノール 20 tを通液し、溶
出液を減圧濃縮してメタノールを溜去し、乾燥粉末化し
てペオニフロリン粉末約85、ゾを得た。
コノペオニフロリン粉末 50gとマルトデキストリフ
 (1)、L’、30) 300 gとを水 300m
1に溶解し、PII55、温度60℃に維持しつつ、こ
れに実験1−1の方法で調製したシクロデキストリング
ルカノトランスフェラーゼをマルトデキストリノグラム
当910単位の割合で加えu時間反応させた。反応液の
酵素を加熱失活させた後、沢過し、得られるf液を濃縮
して水分20%の(1−グリコフルペオニフロリン含有
シシソプをIfた。
収率は、固形物換算で約97%であった。
本α−グリコリルベオニフロリン’J 有7 ランプは
、苦味、渋味、収斂味などの&lf味が1QIr消され
ているだけでなく、上品な甘味をも有している。
従って、そのまま経口摂取してもよく、ま/こ、他の各
種飲食物に含有せしめて利用1することも自由である。
実施例4 α−グリコジルペオニフロリン含有シラノゾ
実験1−2の方法で調製したペオニフロリン5g、砂糖
 50g、酵母エキス 2.ゾ、リン酸1カリウム 8
gおよびリン酸2カリウム 211、qを加え、100
℃に15分間保って殺菌し冷却した培地に、ロイコノス
トック メセンテロイデス (Leuconostoc
 mesenteroides) IA、M 1151
の種培養液1%を植菌し、5℃で24時間静bりlt培
養した。培養終了液を遠心分離し、イ:Iられた上清に
マグネシア系吸着剤(北海道j17/達株式会社製造、
商品名 M−511)5gを加え、ゆっくり攪拌しつつ
15分間保った後、濾過して有色夾雑物を除去し1、こ
のf′tLをアンバーライトIR−200C(II型)
およびアンバーライト I[(、A−93(OH型)を
充填しだカラムに通液して脱塩精製し、次いで減圧濃縮
して水分30%のα−グリコジルペオニフロリン含有シ
ラソフヲ約50 El 得た。
本シラツブ中に含有されるα−グリコジルペオニフロリ
ンは、イソマルトデキストラナーゼ(EC3,2,1,
94)によって徐々に加水分解を受ケ、ペオニフロリン
とイソマルトースとを生じたことより、ペオニフロリン
KD−グルコースがα−16結合で等モル以上結合して
いるものと判断さ、ILる。
本α−グリコジルペオニフロリン含有シラツブは、苦味
、渋味、収斂味などの嫌味がほとんど解消されているの
で、そのまま経口摂取してもよく、−1だ、他の各種飲
食物に含有せしめて利用することも自由である。
実施例5. α−グリコジルペオニフロリン粉末水 1
tに、バレイショ澱粉 300 gと実施例2の方法で
調製したペオニフロリン含有粉末60gを加えPn 6
.0とし、これに市販のi+++ 1tt j、+r化
型α−アミラーゼ(EC3,2,1,1) (生化学工
業株式会社製)を実験1−1の方法で測定し/こ活性で
澱粉ダラム当り104i位加え、81g℃になるまで攪
拌しつつ加熱し、澱粉の液化が終ったところで、60’
C4で冷却して2日間反応を続けた。
この反応液を加熱してα−アミラーゼイシ失活さぜた後
、e過し、得られたカー1液を実施例1と同様にマグネ
シア系吸着剤およびイオン交換樹脂で精製し、減圧濃縮
し、さらに粉末化1〜でα−グリコジルペオニフロリン
含有粉末を・1!↑だ。収率は固形物換算で約96%で
あっ/こ。
本α−グリコジルペオニフロリン含有粉末は、苦味、渋
味、収斂味などの嫌味がほとんどW(消されているだけ
でなく、上品な−IJ°1床をも有している。
従って、そのまま経口摂取してもよく、−ま/ζ、他の
飲食物に含有せしめて利用することも自由である。
実施例6.1」−味 料 結晶性粉末マルチトール(林原商事株式会社販売、商品
名 粉末マビノト■)Ilcgにα−グリコリルスデビ
オシド(東洋イ′h糖株式会社製、商品名 (1−Gス
ィート);30gおよび実施例1の方法で調製しだα−
グリコジルペオニフロリンつイ」シジソプ 20 gを
均一に混合した後、成形用型枠に充填して加圧成形し、
次いで型枠からはすし循11風乾燥して、1個が約3g
の立方形せ味第1を製造した。
水晶は、α−グリコジルペオニフロリンを含有した甘味
料で、ペオニフロリン本来の薬効、例えば、鎮静、鎮痛
、ストレス潰瘍の予防などの効を有する甘味料として、
コーヒー、紅茶、清涼飲旧水などのせ味付に有利に利用
できる。また、水晶は、低カロリー甘味料であるだけで
なく、低う触性甘味料としても好適である。
実施例7. −11″ 味゛料 実流側2の方法で調製したα−グリコジルペオニフロリ
ン含有粉末 5J9を水 20+++(’に浴がし込み
、これに蜂蜜 11c9を均一に714−合してα−グ
リコジルペオニフロリン含有−+−+゛味g:’+をイ
!Iだ。
水晶は、との甘−1経口摂取しても」:<、−まだ、美
容飲料、健康食品などへの旧°味伺、7つX方薬などの
矯味剤などとしても好適である。
実施例8. ハードキャンディ− 砂#1’i 6 Icg s結晶性粉末マルトース(林
原株式会社製、商品名 サンマルト■) 31cgおよ
び実施例3の方法で調製したα−グリコジルペオニフロ
リン含有シラツブ I Icgを水 5tに加熱酊解さ
せ、145〜150℃で煮つめ、さらに減圧下で水分2
%以下になる丑で加熱濃縮し、これにクエン酸 80g
、少量のレモン香Flおよび着色料とを混和し、次いで
、常法に従って成形することによシハードキャンディー
なイ;Iた。
水晶は、ペオニフロリン本来の薬効、例えば、鎮静、鎮
痛、抗炎症などの効を有するハードキャンディ−として
有利に利用できる。
実施例9. チューインガム ガムベース 21c9を柔らかくなる程度に加熱溶融し
、これに結晶性粉末マルチトール(林原商事株式会社販
売、商品名 粉末マビット■)7ICg、α−グリコシ
ルステビオシド(東洋精糖株式会社製、商品名 α−G
スィート)20,9゜実施例5の方法で調製しだα−グ
リコジルペオニフロリン含イJ粉末 3oog、少量の
ハツカ香料および着色別を混合した後、常法に従ってロ
ールにより練り合わせ、成形することによってチューイ
ンガムを得だ。
水晶は、テクスチャー、甘味とも良好であり、でオニフ
ロリソ本来の薬効、例えば、鎮静、鎮痛、鎮痙、抗炎症
などの効を有するチー−インガムとして有利に利用され
る。壕だ、水晶は、低カロリー、低う触性チューインガ
ムとしても好適である。
実施例10. チョコレート カカオペースト 401tg、カカオバター’ 10 
k、g、砂糖 151c9、全脂粉乳 15 kgおよ
び実施例2の方法で調製したα−グリコシルベオニフロ
リン粉末 500 gを混合し、レファイナーを通した
そして粒度を下げた後、コンチェに入れレシチン 50
0gを加え、50℃で二昼夜練り」二けた。
次いで、常法に従い成型機に流し込み、成型固化するこ
とにより製品とした。
本市はファツトブルーム、シュガープル−ムの恐れがな
く、舌にのせた時の融け1.1.合、風味ともに良好で
ある。−!、だ、本市は、ペオニフロリン本来の薬効、
例えば、鎮静、鎮痛、ストレス潰瘍の予防などの効を有
するチ、 :lレートとし7て好適である。
実施例】1 乳 酸 飲 旧 101cgの脱脂乳を80℃で20分間加熱殺菌し/こ
後、40℃に冷却し、これにスターター 300gをノ
JI!え、35〜37℃で]O時間発酵させた。
次いで、これを均質化した後、砂糖 9.3IC17お
よび実施例4の方法で調製したα−グリコンプレペオニ
フロリン含有シラツブ 400 、!/を加え、80〜
85℃で攪拌混合しつつ殺菌した。これを冷却した後、
少量の香料を加えてビンに詰め製品とした。
本市は、ペオニフロリン本来の薬効を有する乳酸飲料と
して好適である。
実施例12.炭酸飲料 市販の異性化糖′0.(異性化率55%も(7) ) 
1.971cg、実施例3の方法で調製したα−グリコ
ジルペオニフロリンJ有シラツブ 12.1.クエン酸
 23g1 ビクミ/131−硝酸塩 0.2gおよび
ビタミン136 Q、5.9を水 8tに攪拌溶解し、
常法に従ってカーボネータ−で2倍容の炭酸ガスを封入
して炭酸飲料をXM造した。
本市は、ペオニフロリン本来の薬効を有する健康飲料と
しても好適である。
実施例13. ゼ リ − 菓 子 プルーンエキス(水分30%) 3oog、砂糖2 t
g、グルコース 3 ’Ic9、水飴(水分5%)’1
.1c(j 、実施例3の方法で調製したα−グリコジ
ルペオニフロリン含有シラツブ 16gおよび水2.1
3 Lを混合した′後、攪拌しつつ加熱沸騰させて水分
20%とした。これに、高メトキシルペクチン(雪印食
品株式会社販売、商品名 イエローリボン) 350.
9を5 w/w%に溶解した熱水溶液(60℃)を加え
、加熱沸騰を続は水分22〜23%になったところで加
熱を止め、(゛放しく攪4′1゛しなから50 w/w
%クエン酸水溶(筺 200.’/を加え、その後、9
0℃以上で型に流し込み、室1’ll’l’Lに8時間
放冷固化させた。次いで、’、t、l+すから取91J
1し、40℃の温風を送って乾燥さぜ、包装し−ご製品
とした。
本市は、歯切れのよいゼリー菓子である。−まだ、ペオ
ニフロリン本来の薬効を有するゼリー!1°l子として
好適である。
実施例14. ゼ リ − 砂糖 1.5 kg 、クエン酸ナトリウム 3(+ 
、7 、安定剤(¥j′T田ゼラチン株式会社製、商品
名 0F−100) 1.10 g、実施例3の方法で
調製したα−りIJコシルペオニフロリン含イjシラソ
フ12゜Fgおよび水 7.3tを加熱混合し、80℃
に10分間保った後、これに、プルーンエキス(水分3
0%)I Icgおよびクエン酸 30gを少量の水に
溶解した水浴液をよく攪拌しながら均一に混合し、次い
で、60〜70℃にて容器に充填し、さらに90℃で3
0分間殺菌し、冷却して製品としだ。
本市は、14゛味と清涼感を有するゼリーである。
1だ、ペオニフロリン本来の薬効を有する健康ゼリーと
し7て好適である。
実施例I5 佃 煮 常法に従って砂取シ、酸処理して角切りした昆布 25
(1,ゾに醤油 212+nl、アミノ1唆液 318
ynl、砂糖 :(Og、水飴 20g1 プルラン 
1gおよび実験1−3の方法で調製した試料Nl 4相
’l 品(((−グリコジルペオニフロリン含有シラツ
ブ) IOgを加えて煮込みつつ、さらにグルタミン酸
ソーダ 12g1カラメル 8g、味淋21 mlを加
えて煮き上げて昆布の佃煮を得た。
本市は、味、香りだけでなく、色、艶も充分で食欲をそ
そる昆布佃煮である。また、本市は、ペオニフロリン本
来の薬効を有する佃煮としてもイ’]’ gIJに利用
で呑る。
実施例IG、 ラッキョウ漬 生ラッキョウ 51c9を、常法に従って約加%食塩水
 2.5tに塩漬して3週間の後、水1Jりして得た塩
漬ラッキョウを水 20t1氷酢酸 80 me 。
食塩 80gからなる酢酸液に2t月間酢?i’iけし
だ。
得られた酢漬はラッキョウを、さらにIr n’+ s
(x)m、l、味淋 400m1、唐芥子 10./お
よび実7+fti例2の方法で調製しだα−グリコシル
ペオニソJUリン含有粉末 5.9からなる調味層、に
l(l l1間(11iけて、風味が豊かで、ペオニフ
ロリン本末の・1;1コ効を有するラッキョウのせ酢潰
をイ(I]こ。
実施例17 錠 剤 結晶性粉末マルトース(林原株式会社・傅、商品名 サ
ンマルト■)100g、コーンスターチ1.09および
実施例5の方法で調製したα−グリコジルペオニフロリ
ン含有粉末10.!/’、r均に混合した後、直径12
 mm 、加R杵を用いて1錠680IIIり、錠剤の
厚さ525朋、硬度81c9±I Jc9で打錠した。
本品は、ペオニフロリン本来の例えば、鎮静、鎮痛、鎮
痙、抗炎症、ストレス潰瘍の予防などの薬効を有する飲
み易い錠剤である。
実施例18. 練 歯 磨 配 合 第2リンt1句カルシウム /15.0%プ ル シ 
ン 2.75% ラ ウ リ ル1しjl: l”l’2 ツー ト リ
 ウ ム 15 %グ リ 1ニ リ 7 18.0 
% ポリオキシエチレン ソルビタンモノラウレート 05% 防 腐 剤 0.05% 水 300 % 上記の利料を常法に従って混合し、練歯磨を得た。
本品は、抗炎症、ストレス潰瘍の予防などの薬効を有す
る練歯磨として好適である。
手続補正書 昭和59年1月11日 特許庁長官若杉和夫殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第218274号 2、発明の名称 飲食物とその製造方法 :3.補正をする者 事件との関係 特許出願人 4 補正の対象 5 補正の内容 (1) 明細;lS+’s 2貞第1/1行記載の「勺
薬の」を[勺薬、牡)\]皮乙、どの]に補正します。
(2)明細書記・1頁第15行記載の「α−グリコジル
残基」を「’ tt−グルコシル残基」に補正します。
(3)明細書第6頁第12行記載の「地下澱粉」を1−
地下澱粉、(J4には、荀薬、牡丹皮などに含まれる澱
粉など−1に補正します。
(4)明細書第60第19行と第20行との間に、次文
を挿入しま一ノー。
[まだ、荀薬、牡すj皮などの煎じ液の場合には、ペオ
ニフロリンとともに澱粉糊化物を含有しているので、こ
れを冷蔵庫などで貯蔵すると白濁が生じてくるが、その
煎じ液に、または煎じ液に適宜のα−グルコシル糖化合
物を加えた後に、α−グルコシル転移酵素を作用させる
と、α−グリコシルペオニフロリンが生成するとともに
糊化澱粉が部分加水分解を受け、抽出液の嫌味が解消す
るだけでカフ、白濁の発生をも防止できる。」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) α−グリコジルペオニフロリンを含KS −J
    −ル飲食物。 (2) α−りIJコシルペオニフロリンをa有せしめ
    ることを特徴とする飲食物の製造方法。 (3) α−グリコジルペオニフロリンが、ペオニフロ
    リンとα−グルコシル糖化合物とを含有する水溶液に、
    α−グルコシル転移酵素を反応させることにより生成す
    るα−グリコジルペオニフロリンであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の飲食物の製造方法。 (41a −y +)コシルベオニフロリンが、ヘオニ
    フロリンと(χ−グリコジル糖化合物とを含有する水d
    液に、α−グルコシル転移酵素を反応させα−グリコジ
    ルペオニフロリンを生成せしめ、次いでマグネシア系吸
    着剤、多孔性合成吸着剤またはイオン交換樹脂により精
    よしたα−グリコジルペオニフロリンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の飲食物の製造方法。 (5)ペオニフロリンが荀薬由来のペオニフロリンであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項、第4項記載
    の飲食物の製造方法。
JP58218274A 1983-11-19 1983-11-19 飲食物とその製造方法 Granted JPS60110251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58218274A JPS60110251A (ja) 1983-11-19 1983-11-19 飲食物とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58218274A JPS60110251A (ja) 1983-11-19 1983-11-19 飲食物とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60110251A true JPS60110251A (ja) 1985-06-15
JPH045418B2 JPH045418B2 (ja) 1992-01-31

Family

ID=16717293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58218274A Granted JPS60110251A (ja) 1983-11-19 1983-11-19 飲食物とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60110251A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242533A (ja) * 1988-03-25 1989-09-27 Lotte Co Ltd 精神安定用飲食物
CN103960358A (zh) * 2014-04-09 2014-08-06 洛阳春魁农业开发有限公司 一种牡丹酸乳及其制备方法
CN109370834A (zh) * 2018-12-21 2019-02-22 虞城县瑾永美贸易有限公司 一种固态发酵型牡丹酒及其制备工艺

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242533A (ja) * 1988-03-25 1989-09-27 Lotte Co Ltd 精神安定用飲食物
CN103960358A (zh) * 2014-04-09 2014-08-06 洛阳春魁农业开发有限公司 一种牡丹酸乳及其制备方法
CN103960358B (zh) * 2014-04-09 2016-08-17 洛阳春魁农业开发有限公司 一种牡丹酸乳的制备方法
CN109370834A (zh) * 2018-12-21 2019-02-22 虞城县瑾永美贸易有限公司 一种固态发酵型牡丹酒及其制备工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH045418B2 (ja) 1992-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59118053A (ja) 飲食物とその製造方法
JP4919198B2 (ja) α−イソマルトシル転移酵素とその製造方法並びに用途
FR2542318A1 (fr) Produits alimentaires a base de glycoside de soja et leur procede de preparation
TW426736B (en) Non-reducing saccharide and its production and use
JPS58870A (ja) 飲食物及びその製造方法
JPH03135992A (ja) 結晶2―O―α―D―グルコピラノシル―L―アスコルビン酸とその製造方法並びに用途
KR0173435B1 (ko) 4지-오-알파-디-글루코피라노실 루틴을 함유시킨 화장품 조성물
JPH04144694A (ja) ラクトネオトレハロースとその製造方法並びに用途
JPH0327293A (ja) α―グリコシル ルチンの製造方法とその用途
JPH0413691A (ja) α―グリコシル ナリンジンとその製造方法並びに用途
KR100545108B1 (ko) β-프룩토푸라노시다아제, 그 제조방법 및 용도
TW426738B (en) Non-reducing saccharide and its production and use
JP3072535B2 (ja) 5−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸とその製造方法並びに用途
JPH0579680B2 (ja)
JP3616166B2 (ja) トレハロースとその製造方法並びに用途
JPH0873482A (ja) 還元性を低減させた糖質とその製造方法並びに用途
KR100967509B1 (ko) 결정 α-D-글루코실 α-D-갈락토시드와 이것을 함유하는당질 및 이들의 제조 방법 및 용도
JPS60110251A (ja) 飲食物とその製造方法
JPS59187746A (ja) 飲食物とその製造方法
JPS59166042A (ja) 飲食物とその製造方法
JPH07291986A (ja) 結晶マルトシルグルコシドとその製造方法並びに用途
JPS59224668A (ja) 飲食物とその製造方法
JPS62138174A (ja) 脱水食品とその製造方法
JPS62259594A (ja) α−グリコシルグリチルリチンの製造方法
JPS62125854A (ja) 脱水剤及びそれを用いる含水物の脱水方法