JPS599936Y2 - 移動農機における走行変速構造 - Google Patents
移動農機における走行変速構造Info
- Publication number
- JPS599936Y2 JPS599936Y2 JP8351378U JP8351378U JPS599936Y2 JP S599936 Y2 JPS599936 Y2 JP S599936Y2 JP 8351378 U JP8351378 U JP 8351378U JP 8351378 U JP8351378 U JP 8351378U JP S599936 Y2 JPS599936 Y2 JP S599936Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching
- lever
- reverse
- state
- gear
- Prior art date
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、前後進切換や前進速度の複数段の変速を円滑
、良好に行なうことが可能な移動農機の走行変速構造を
提供せんとするものである。
、良好に行なうことが可能な移動農機の走行変速構造を
提供せんとするものである。
前進状態での複数段の変速及び後進状態への切換を含め
た走行変速を行なうに、従来では、ギャ咬合変換式の変
速装置を用い、且つ、このギヤ変速装置の1つの操作具
を、後進操作位置や前進用の複数の変速操作位置に選択
操作するようして所要の変速を行なう手段が採用されて
いるが、この場合、所望の変速を円滑、良好に行ない難
いことがあった。
た走行変速を行なうに、従来では、ギャ咬合変換式の変
速装置を用い、且つ、このギヤ変速装置の1つの操作具
を、後進操作位置や前進用の複数の変速操作位置に選択
操作するようして所要の変速を行なう手段が採用されて
いるが、この場合、所望の変速を円滑、良好に行ない難
いことがあった。
つまり、移動農機では、圃場内等における作業時には、
頻繁に前後進切換を行なうことになるが、ギヤは本来の
性質として咬合をスムーズに行ない難い傾向にあるため
、前後進切換を円滑に行ない難いことがあり、又、上記
の如く1つの操作具にて前進の複数段の変速と後進への
切換を行なうようにするため、前後進切換時に1つの操
作具を大きな範囲でしかも複雑な径路を通って移動操作
しなければならず、操作が煩雑化し易い傾向にあり、且
つ、移動農機では、作業中には前進速度の変速をあまり
行なわないものであるにも拘らず、上記の如く1つの操
作具を複雑な径路を通って移動操作することになるため
、後進後の前進速度の設定が煩雑化するばかりでなく操
作ミスを起す虞れもあった。
頻繁に前後進切換を行なうことになるが、ギヤは本来の
性質として咬合をスムーズに行ない難い傾向にあるため
、前後進切換を円滑に行ない難いことがあり、又、上記
の如く1つの操作具にて前進の複数段の変速と後進への
切換を行なうようにするため、前後進切換時に1つの操
作具を大きな範囲でしかも複雑な径路を通って移動操作
しなければならず、操作が煩雑化し易い傾向にあり、且
つ、移動農機では、作業中には前進速度の変速をあまり
行なわないものであるにも拘らず、上記の如く1つの操
作具を複雑な径路を通って移動操作することになるため
、後進後の前進速度の設定が煩雑化するばかりでなく操
作ミスを起す虞れもあった。
本考案は、上記実状に留意して為されたものであって、
軸芯方向の相対移動により咬合離間する二つの爪クラッ
チの択一的な咬今により前進状態と後進状態とに切換え
、且つ、両クラッチのいずれも咬合させないことにより
中立停止状態に切換える前後進切換装置と、前記前進状
態における走行速度を複数段に変速する前進変速装置と
を設けるとともに、前記前後進切換装置を切換操作する
レバーと前記前進変速装置を変速操作するレバーとを各
別に設け、且つ、前記切換操作レバーを、前進操作位置
、後進操作位置、及びこれら両位置の中間に設けた中立
操作位置の夫々で保持する機構を設け更に、前記切換操
作レバーを、前記前進操作位置と後進操作位置がわとに
夫々弾性付勢する不安定切換機構を設けてあることを特
徴とする。
軸芯方向の相対移動により咬合離間する二つの爪クラッ
チの択一的な咬今により前進状態と後進状態とに切換え
、且つ、両クラッチのいずれも咬合させないことにより
中立停止状態に切換える前後進切換装置と、前記前進状
態における走行速度を複数段に変速する前進変速装置と
を設けるとともに、前記前後進切換装置を切換操作する
レバーと前記前進変速装置を変速操作するレバーとを各
別に設け、且つ、前記切換操作レバーを、前進操作位置
、後進操作位置、及びこれら両位置の中間に設けた中立
操作位置の夫々で保持する機構を設け更に、前記切換操
作レバーを、前記前進操作位置と後進操作位置がわとに
夫々弾性付勢する不安定切換機構を設けてあることを特
徴とする。
すなわち、前進操作位置、後進操作位置、及び中立操作
位置とに亘ってのみ移動操作される切換操作レバーと、
前進速度を変速するレバーとの協働により所望の変速操
作を行なうことになるがら、頻繁な前後進切換を、前記
3位置に操作される切換レバーのみの簡単な移動操作に
て、円滑に行なうことが可能となった。
位置とに亘ってのみ移動操作される切換操作レバーと、
前進速度を変速するレバーとの協働により所望の変速操
作を行なうことになるがら、頻繁な前後進切換を、前記
3位置に操作される切換レバーのみの簡単な移動操作に
て、円滑に行なうことが可能となった。
且つ、このように切換レバーのみを用いて前後進切換を
行なうが故に、後進したのち、再び前進状態に切換えた
ときの走行速度を、変速レバーにて設定された速度に適
確に戻すことが可能となった。
行なうが故に、後進したのち、再び前進状態に切換えた
ときの走行速度を、変速レバーにて設定された速度に適
確に戻すことが可能となった。
又、爪クラッチの咬合離間と前記不安定切換機構の弾性
付勢作用との協働によって前後進切換を行なうものであ
るから、爪クラッチの咬合離間がギヤの咬合に較べて充
分に円滑であることと、切換操作レバーの中立位置から
の操作が軽いこととが相俟って、前記前後進切換を一層
円滑に行なえるものとなった。
付勢作用との協働によって前後進切換を行なうものであ
るから、爪クラッチの咬合離間がギヤの咬合に較べて充
分に円滑であることと、切換操作レバーの中立位置から
の操作が軽いこととが相俟って、前記前後進切換を一層
円滑に行なえるものとなった。
しかも、本案によると、前記のような不安定切換機構を
用いながら、前記切換レバーを中立操作位置にも保持し
得るようになっているがら、作業途中に機体を停止させ
て、諸作業部の点検調節を行なう等の際には、この切換
レバーを中立位置に移動操作することになり、このよう
に切換レバーを中立位置に操作して機体を停止させるこ
とができるが故に、再び作業を開始すべく機体を前進す
る時に、前記爪クラッチ式の利点を生かして円滑に停止
状態から前進状態に切換えることができるとともに、前
記変速レバーにて設定された速度に適確に戻すことがで
きるのであり、もって、以上述べた効果の相剰作用によ
り走行変速を円滑、良好に行なうことが可能となった。
用いながら、前記切換レバーを中立操作位置にも保持し
得るようになっているがら、作業途中に機体を停止させ
て、諸作業部の点検調節を行なう等の際には、この切換
レバーを中立位置に移動操作することになり、このよう
に切換レバーを中立位置に操作して機体を停止させるこ
とができるが故に、再び作業を開始すべく機体を前進す
る時に、前記爪クラッチ式の利点を生かして円滑に停止
状態から前進状態に切換えることができるとともに、前
記変速レバーにて設定された速度に適確に戻すことがで
きるのであり、もって、以上述べた効果の相剰作用によ
り走行変速を円滑、良好に行なうことが可能となった。
以下本考案の実施の態様を例示図に基づいて詳述する。
第1図は、コンバインを示しており、クローラ走行装置
1、脱穀装置2等からなる本機の前部に、植立茎稈を立
姿勢に引起す装置3、引起し茎稈の株元端を切断する刈
取装置4、刈取茎稈を後部脱穀装置2に向けて搬送する
縦搬送装置5等がらなる刈取部が装備されている。
1、脱穀装置2等からなる本機の前部に、植立茎稈を立
姿勢に引起す装置3、引起し茎稈の株元端を切断する刈
取装置4、刈取茎稈を後部脱穀装置2に向けて搬送する
縦搬送装置5等がらなる刈取部が装備されている。
前記クローラ走行装置1は、第2図に示す如く、搭載エ
ンジン6の出力が走行用ミッションケース7に伝達され
て駆動されるものであって、前記エンジン6とミッショ
ンケース7との間に、ベルトテンション式の走行クラッ
チ8が配備されるとともに、ミッションケース7内には
、前後進切換装置と、前進状態における走行速度を変速
する前進変速装置が装備されている。
ンジン6の出力が走行用ミッションケース7に伝達され
て駆動されるものであって、前記エンジン6とミッショ
ンケース7との間に、ベルトテンション式の走行クラッ
チ8が配備されるとともに、ミッションケース7内には
、前後進切換装置と、前進状態における走行速度を変速
する前進変速装置が装備されている。
前記走行クラッチ8の操作構造について第2図に基づい
て説明すれば、伝動ベルト9に接近離間するテンション
プーり10を枢支した揺動アーム11が、スプリング1
2にてベルト緊張側に弾性付勢させるとともに、前記揺
動アーム11が、本機の操縦座席13の足元部に配備し
た足踏みペダル14とリンク機構15を介して連動連結
されており、ペダル14が踏み込み操作されている間だ
け走行クラッチ8が切り操作されるべく構威されている
。
て説明すれば、伝動ベルト9に接近離間するテンション
プーり10を枢支した揺動アーム11が、スプリング1
2にてベルト緊張側に弾性付勢させるとともに、前記揺
動アーム11が、本機の操縦座席13の足元部に配備し
た足踏みペダル14とリンク機構15を介して連動連結
されており、ペダル14が踏み込み操作されている間だ
け走行クラッチ8が切り操作されるべく構威されている
。
尚、前記足踏みペダル14は、クラッチ切り操作と同時
に走行用制動機構を制動操作すべく構威されるものであ
って、ブレーキ操作アーム28とペダル14とがリンク
機構29を介して連動連結されている。
に走行用制動機構を制動操作すべく構威されるものであ
って、ブレーキ操作アーム28とペダル14とがリンク
機構29を介して連動連結されている。
前記前後進切換装置及び前進変速装置について、第4図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
前記走行用ミッションケース7内に、入力軸16、第1
変速軸17,第2変速軸18が互いに変更する状態で支
承されている。
変速軸17,第2変速軸18が互いに変更する状態で支
承されている。
前記入力軸16に、前進l速ギャ16a、前進2速ギャ
16 b、及び前進3速ギャ16 Cを一体形戊した多
段ギヤと、後進ギャ16dとが軸心周りに回動自在に支
承されるとともに、前記多段ギヤと後進ギャ16dとの
間に相当する入力軸部分に、可動クラッチ片19がスプ
ライン連結されている。
16 b、及び前進3速ギャ16 Cを一体形戊した多
段ギヤと、後進ギャ16dとが軸心周りに回動自在に支
承されるとともに、前記多段ギヤと後進ギャ16dとの
間に相当する入力軸部分に、可動クラッチ片19がスプ
ライン連結されている。
前記可動クラッチ片19の両側部に突起20 a・・・
21 a・・・が夫々突設されるとともに、前記多段ギ
ヤ及び後進ギャ16dの夫々の側部に前記突起20 a
・・・又は21 a・・・に対して咬合離間自在な突起
20 b・・・,21b・・・が突設されており、もつ
て、突起20 a・・・,20b・・・及び突起21
a・・・,21b・・・から前記可動クラッチ19の軸
心方向の移動により択一的に咬合する二つの爪クラッチ
20及び21が構成されている。
21 a・・・が夫々突設されるとともに、前記多段ギ
ヤ及び後進ギャ16dの夫々の側部に前記突起20 a
・・・又は21 a・・・に対して咬合離間自在な突起
20 b・・・,21b・・・が突設されており、もつ
て、突起20 a・・・,20b・・・及び突起21
a・・・,21b・・・から前記可動クラッチ19の軸
心方向の移動により択一的に咬合する二つの爪クラッチ
20及び21が構成されている。
前記第1変速軸17に、前記1速ギャ16a及び2速ギ
ャ16 bに咬合自在な二つの伝動ギャ17a,17b
を一体形威した摺動ギャ、前記3速ギャ16 Cに咬合
自在な摺動ギャ17 C、及び小径第1副変速ギャ17
dと大径第2副変速ギャ17 eを一体形威した摺動ギ
ャがスプライン連結されている。
ャ16 bに咬合自在な二つの伝動ギャ17a,17b
を一体形威した摺動ギャ、前記3速ギャ16 Cに咬合
自在な摺動ギャ17 C、及び小径第1副変速ギャ17
dと大径第2副変速ギャ17 eを一体形威した摺動ギ
ャがスプライン連結されている。
前記第2変速軸18に、前記後進ギャ16dと常時咬合
する伝動ギャ18 a、前記第1副変速ギャ17dと咬
合自在な伝動ギャ18 b、前記第2副変速ギャ17e
と咬合自在な伝動ギャ18 C、及びミッションケース
7内に装備される伝動機構に第2変速軸18からの出力
を伝達する出力ギャ18dが固着されている。
する伝動ギャ18 a、前記第1副変速ギャ17dと咬
合自在な伝動ギャ18 b、前記第2副変速ギャ17e
と咬合自在な伝動ギャ18 C、及びミッションケース
7内に装備される伝動機構に第2変速軸18からの出力
を伝達する出力ギャ18dが固着されている。
そして、前記摺動ギャ17 a, 17 b及び摺動ギ
ャ17 Cを摺動操作することにより前進状態を3段に
変速し、更に、摺動ギャ17 d, 17 eを摺動操
作することにより前記3段変速状態を高低2段に変速し
て、合計6段の変速を行なう前進変速装置が構威され、
又、前記爪クラッチ20.21を択一的に咬合させるこ
とにより前進状態と後進状態とに切換え、且つ、両クラ
ッチ20.21のいずれも咬合させないことにより中立
停止状態に切換える前後進切換装置が構威されている。
ャ17 Cを摺動操作することにより前進状態を3段に
変速し、更に、摺動ギャ17 d, 17 eを摺動操
作することにより前記3段変速状態を高低2段に変速し
て、合計6段の変速を行なう前進変速装置が構威され、
又、前記爪クラッチ20.21を択一的に咬合させるこ
とにより前進状態と後進状態とに切換え、且つ、両クラ
ッチ20.21のいずれも咬合させないことにより中立
停止状態に切換える前後進切換装置が構威されている。
前記前進変速装置は、ミッションケース7の上部に前後
並びに横揺動自在に枢支された変速操作レバーとしても
第1レバー22にて操作されるものであって、このレバ
ー22を、第6図に示す案内枠23に形威した第1変速
案内溝23 Hに沿って揺動操作してF1位置に操作す
ると、前進1速状態に操作され、同様に第1レバー22
をF2,F3,F4,F5,F6位置に操作すれば、2
速、3速、4速、5速、6速状態に操作されるように構
或されている。
並びに横揺動自在に枢支された変速操作レバーとしても
第1レバー22にて操作されるものであって、このレバ
ー22を、第6図に示す案内枠23に形威した第1変速
案内溝23 Hに沿って揺動操作してF1位置に操作す
ると、前進1速状態に操作され、同様に第1レバー22
をF2,F3,F4,F5,F6位置に操作すれば、2
速、3速、4速、5速、6速状態に操作されるように構
或されている。
前記前後進切換装置は、前後並びに横揺動自在な切換操
作レバーとしての第2レバー24にて操作されるもので
あって、前記案内枠23に形或した第2変速案内溝23
bに沿って第2レバー24を略前後方向に揺動させて
、前方の前進操作位置Fに操作すれば前進状態に操作さ
れ、後方の後進操作位置Rに操作すれば後進状態に操作
され、且つ、両位置F, Rの中間に設けた中立位置
Nに操作すれは沖立停止状態に操作されるべく構或され
ている。
作レバーとしての第2レバー24にて操作されるもので
あって、前記案内枠23に形或した第2変速案内溝23
bに沿って第2レバー24を略前後方向に揺動させて
、前方の前進操作位置Fに操作すれば前進状態に操作さ
れ、後方の後進操作位置Rに操作すれば後進状態に操作
され、且つ、両位置F, Rの中間に設けた中立位置
Nに操作すれは沖立停止状態に操作されるべく構或され
ている。
又、前記第2レバー24は、以下に述べる保持機構と不
安定切換機構により、前記前進操作位置F、前記後進操
作位置R、及び沖立位置Nの夫々に保持されるべく構戊
されている。
安定切換機構により、前記前進操作位置F、前記後進操
作位置R、及び沖立位置Nの夫々に保持されるべく構戊
されている。
すなわち、第5図及び第6図に示す如く、第2レバー2
4を常時機体左方側に弾性付勢する作用と、レバー24
が中立位置Nより前方に操作されるとこのレバー24を
前方に付勢し、且つ、レバー24が中立位置Nより後方
に操作されるとこのレバー24を後方に付勢する作用と
を発揮する不安定切換機構としてスプリング30が設け
られるとともに、前記案内枠23に、中立位置Nにおけ
るレバー24を横方向に係入する凹部31が形或されて
いる。
4を常時機体左方側に弾性付勢する作用と、レバー24
が中立位置Nより前方に操作されるとこのレバー24を
前方に付勢し、且つ、レバー24が中立位置Nより後方
に操作されるとこのレバー24を後方に付勢する作用と
を発揮する不安定切換機構としてスプリング30が設け
られるとともに、前記案内枠23に、中立位置Nにおけ
るレバー24を横方向に係入する凹部31が形或されて
いる。
そして、前進操作位置F及び後進操作位置Rにおいては
、前記レバー24を第2変速案内溝23 bの前端縁及
び後端縁にスプリング30の付勢力にて押圧することに
より保持すべく構威され、又、中立位置Nにおいては、
レバー24を前記凹部31に係入し、且つ、前記スプリ
ング30の付勢力にてレバー24の離脱を阻止すること
により保持すべく構威されている。
、前記レバー24を第2変速案内溝23 bの前端縁及
び後端縁にスプリング30の付勢力にて押圧することに
より保持すべく構威され、又、中立位置Nにおいては、
レバー24を前記凹部31に係入し、且つ、前記スプリ
ング30の付勢力にてレバー24の離脱を阻止すること
により保持すべく構威されている。
図中25は、前記第2レバー24が、前進操作位置F、
後進操作位置R、及び中立位置Nにある時に、レバー2
4の後方又は前方側への移動を受止め阻止する牽制板で
あって、上方への揺動により前記受止め作用を解除した
牽制解除姿勢に切換えられるべく構威されるとともに、
この板25に連設した操作アーム26が、前記走行クラ
ッチ8の揺動アーム11とロツド27を介して連係され
ており、走行クラッチ8が入り状態の時には牽制作用を
発揮し、走行クラッチ8が切り状態に操作されるに連動
して牽制解除姿勢に切換えられるべく構威されており、
クラッチ8が切り操作されていない状態で、前後進切換
装置が切換操作されるのを牽制阻止して、走行クラッチ
8を切り操作せずに前後進切換を行なった場合に生ずる
諸伝動機構に急激な負荷が作用したり、爪クラッチ20
.21に急激な負荷が作用して、諸伝動機構や爪クラッ
チ自体を損傷させてしまう問題や、作業者が操作ミスを
起す等により不測に前進又は後進状態がもたらされてし
まう危険を回避するためのものであり、これか゛保持機
構を構或している。
後進操作位置R、及び中立位置Nにある時に、レバー2
4の後方又は前方側への移動を受止め阻止する牽制板で
あって、上方への揺動により前記受止め作用を解除した
牽制解除姿勢に切換えられるべく構威されるとともに、
この板25に連設した操作アーム26が、前記走行クラ
ッチ8の揺動アーム11とロツド27を介して連係され
ており、走行クラッチ8が入り状態の時には牽制作用を
発揮し、走行クラッチ8が切り状態に操作されるに連動
して牽制解除姿勢に切換えられるべく構威されており、
クラッチ8が切り操作されていない状態で、前後進切換
装置が切換操作されるのを牽制阻止して、走行クラッチ
8を切り操作せずに前後進切換を行なった場合に生ずる
諸伝動機構に急激な負荷が作用したり、爪クラッチ20
.21に急激な負荷が作用して、諸伝動機構や爪クラッ
チ自体を損傷させてしまう問題や、作業者が操作ミスを
起す等により不測に前進又は後進状態がもたらされてし
まう危険を回避するためのものであり、これか゛保持機
構を構或している。
尚、実施例で述べた如く、前後進切換を行なうレバー2
4を、前後に移動操作するようにすれば、作業者にとっ
て力を入れ易い方向が前後方向であるが故に扱い易くて
よいが、横方向等に移動操作させるようにして実施して
もよい。
4を、前後に移動操作するようにすれば、作業者にとっ
て力を入れ易い方向が前後方向であるが故に扱い易くて
よいが、横方向等に移動操作させるようにして実施して
もよい。
又、例示図に示す如く、前後進切換のレバー24と前進
変速のレバー22とを近接並置しておけば、走行変速の
ための操作箇所が集中することになり、作業者にとって
扱い易いものとなってよいが、両レバー22 . 24
を離して設けてもよい。
変速のレバー22とを近接並置しておけば、走行変速の
ための操作箇所が集中することになり、作業者にとって
扱い易いものとなってよいが、両レバー22 . 24
を離して設けてもよい。
又、実施例では、後進状態の変速を行なわない形態のも
のを例示したが、必要に応じて前進変速位置と同様に後
進変速装置を設けて実施することも可能である。
のを例示したが、必要に応じて前進変速位置と同様に後
進変速装置を設けて実施することも可能である。
図面は本考案に係る移動農機における走行変速構造の実
施例を示し、第1図はコンバインの側面図、第2図は走
行操作構造の側面図、第3図は走行操作構造の正面図、
第4図はミッションケース内の展開縦断正面図、第5図
は切換レバー装着部の側面図、第6図は案内粋の平面図
である。 20.21・・・爪クラッチ、22・・・変速操作レバ
ー、24・・・切換操作レバー、F・・・前進操作位置
、R・・・後進操作位置、N・・・中立位置。
施例を示し、第1図はコンバインの側面図、第2図は走
行操作構造の側面図、第3図は走行操作構造の正面図、
第4図はミッションケース内の展開縦断正面図、第5図
は切換レバー装着部の側面図、第6図は案内粋の平面図
である。 20.21・・・爪クラッチ、22・・・変速操作レバ
ー、24・・・切換操作レバー、F・・・前進操作位置
、R・・・後進操作位置、N・・・中立位置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 軸心方向の相対移動により咬合離間する二つの爪ク
ラッチ20.21の択一的な咬合により前進状態と後進
状態とに切換え、且つ、両クラッチ20 . 21のい
ずれも咬合させないことにより中立停止状態に切換える
前後進切換装置と、前記前進状態における走行速度を複
数段に変速する前進変速装置とを設けるとともに前記前
後進切換装置を切換操作するレバー24と前記前進変速
装置を変速操作するレバー22とを各別に設け、且つ、
前記切換操作レバー24を、前進操作位置Fと後進操作
位置Rとの中間に設けた立中位置Nで保持する機構を設
け、更に、前記切換操作レバー24を、前記前進操作位
置Fと後進操作位置Rがわとに夫々弾性付勢する不安定
切換機構を設けてあることを特徴とする移動農機におけ
る走行変速構造。 ■ 前記切換レバー24は、機体前後方向に移動操作さ
れるものである実用新案登録請求の範囲第■項記載の移
動農機における走行変速構造。 ■前記切換操作レバー24と前記変速操作レバー22と
が、近接並置されている実用新案登録請求の範囲第■項
又は第■項いずれかに記載の移動農機における走行変速
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8351378U JPS599936Y2 (ja) | 1978-06-16 | 1978-06-16 | 移動農機における走行変速構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8351378U JPS599936Y2 (ja) | 1978-06-16 | 1978-06-16 | 移動農機における走行変速構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54183835U JPS54183835U (ja) | 1979-12-26 |
JPS599936Y2 true JPS599936Y2 (ja) | 1984-03-29 |
Family
ID=29005370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8351378U Expired JPS599936Y2 (ja) | 1978-06-16 | 1978-06-16 | 移動農機における走行変速構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599936Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005125857A (ja) * | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Komatsu Zenoah Co | 走行レバー装置 |
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-
1978
- 1978-06-16 JP JP8351378U patent/JPS599936Y2/ja not_active Expired
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