JPS5982420A - 炭素繊維の製造方法 - Google Patents
炭素繊維の製造方法Info
- Publication number
- JPS5982420A JPS5982420A JP19369582A JP19369582A JPS5982420A JP S5982420 A JPS5982420 A JP S5982420A JP 19369582 A JP19369582 A JP 19369582A JP 19369582 A JP19369582 A JP 19369582A JP S5982420 A JPS5982420 A JP S5982420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acrylonitrile
- carbon fibers
- spinning
- fibers
- yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は糸欠陥のない高強度、高弾性炭素繊維の製造法
に関するものである。
に関するものである。
炭素繊維も大量生産時代を迎えると共に航空機や宇宙産
業での利用拡大検討か開始されるようになってきている
。このような産業分野で、炭素繊維の利用を図ってゆく
場合高い性能を有することは勿論ではあるが、それにも
増して重要なことはいかに信頼性の高い炭素繊維をデポ
に大量に供給することである。
業での利用拡大検討か開始されるようになってきている
。このような産業分野で、炭素繊維の利用を図ってゆく
場合高い性能を有することは勿論ではあるが、それにも
増して重要なことはいかに信頼性の高い炭素繊維をデポ
に大量に供給することである。
高性能炭素繊維を製造するだめの検討は古くよりなされ
アクリロニトリル系重合体を湿式紡糸法や乾湿式紡糸法
にて作成したものを焼成することによって目的とする炭
素繊維か得られると大きく期待されているのであるが、
アクリロニトリルを90重量%以上含むアクリロニトリ
ル系重合体は疎水性重合体であるため、湿式紡糸法にて
プレカーサーの製造を行なうと糸欠陥の原因となろボイ
ドが発生し易いことが大きな難点となっている。上記紡
糸法によって作成されたボイド含有繊維は后に加えられ
る処理工程によって肉眼的観察ではまずボイドのない糸
とすることかできるのであるが、このようなプレカーサ
ーでもその焼成段階に於て、再び一度消去したボイドが
糸欠陥として再生され信頼性の高い炭素繊維の製造を阻
害している。
アクリロニトリル系重合体を湿式紡糸法や乾湿式紡糸法
にて作成したものを焼成することによって目的とする炭
素繊維か得られると大きく期待されているのであるが、
アクリロニトリルを90重量%以上含むアクリロニトリ
ル系重合体は疎水性重合体であるため、湿式紡糸法にて
プレカーサーの製造を行なうと糸欠陥の原因となろボイ
ドが発生し易いことが大きな難点となっている。上記紡
糸法によって作成されたボイド含有繊維は后に加えられ
る処理工程によって肉眼的観察ではまずボイドのない糸
とすることかできるのであるが、このようなプレカーサ
ーでもその焼成段階に於て、再び一度消去したボイドが
糸欠陥として再生され信頼性の高い炭素繊維の製造を阻
害している。
そこで本発明者等は上述した現状に鑑み、焼成工程に於
て糸欠陥となるボイド発生を伴うことなく、また高強度
、高弾性炭素繊維を作り得る緻密なフィブリル構造の十
分に発達したアクリロニトリル系繊維を焼成すれば、上
述の要請に答え得る炭素繊維となし得ることを見出し本
発明を完成した。
て糸欠陥となるボイド発生を伴うことなく、また高強度
、高弾性炭素繊維を作り得る緻密なフィブリル構造の十
分に発達したアクリロニトリル系繊維を焼成すれば、上
述の要請に答え得る炭素繊維となし得ることを見出し本
発明を完成した。
本発明の要旨とするところはアクリロニトリルを93重
量%以上含むアクリロニトリル系重合体をジンチルホル
ムアミド、又はジメチルアセトアミドに溶解して紡糸原
液となし、次いで湿式紡糸することによって膨潤度13
0%以下の未延伸糸を調製し、洗浄延伸することによっ
て得たアクリル系繊維を焼成することを特徴とする高性
能炭素繊維の製造方法にある。
量%以上含むアクリロニトリル系重合体をジンチルホル
ムアミド、又はジメチルアセトアミドに溶解して紡糸原
液となし、次いで湿式紡糸することによって膨潤度13
0%以下の未延伸糸を調製し、洗浄延伸することによっ
て得たアクリル系繊維を焼成することを特徴とする高性
能炭素繊維の製造方法にある。
本発明を実施するに際して用いるアクリロニトリル系重
合体はアクリロニl−リルの重合量が93重量%以上と
(に95重量イシ、上であることが必要であり、アクリ
ロニトリルの共重合量が93重量%未満の重合体を本発
明の方法によって紡糸しても緻密で発達したフィブリル
構造を有するプレカーサーを作ることはできず、このよ
うなプレカーサーから(ま、高性能炭素繊維を作ること
はできない。
合体はアクリロニl−リルの重合量が93重量%以上と
(に95重量イシ、上であることが必要であり、アクリ
ロニトリルの共重合量が93重量%未満の重合体を本発
明の方法によって紡糸しても緻密で発達したフィブリル
構造を有するプレカーサーを作ることはできず、このよ
うなプレカーサーから(ま、高性能炭素繊維を作ること
はできない。
本発明を実施するに際して用いるアクリロニトリル系重
合体中には7重量%以下なる割合で他のコモノマー、例
えはメチルメタクリレート。
合体中には7重量%以下なる割合で他のコモノマー、例
えはメチルメタクリレート。
メチルアクリレート、エチルアクリレート、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ド又はメタクリルアミド、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、アクリル酸、メククリル酸、クロトン酸
、イクコン酸、又はこれらカルボン酸の塩類、P’−)
ルエンスルホン酸、2−アクリルアミド−2メチルプロ
パンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン
酸及びこれらスルホン酸の塩類。
ミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ド又はメタクリルアミド、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、アクリル酸、メククリル酸、クロトン酸
、イクコン酸、又はこれらカルボン酸の塩類、P’−)
ルエンスルホン酸、2−アクリルアミド−2メチルプロ
パンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン
酸及びこれらスルホン酸の塩類。
ヒドロキシエチルアクリレート又はメタクリレート、2
−ヒドロオキシエチルアクリロニトリル、α−クロルア
クリロニトリルなどを共重合せしめろことができ、これ
らのコモノマー類はアクリロニトリル系重合体の溶剤に
対する溶解性:紡糸性の向上、或いは得られるプレカー
サーの焼成特性的上等の目的により適宜組合せて用いる
のがよい。
−ヒドロオキシエチルアクリロニトリル、α−クロルア
クリロニトリルなどを共重合せしめろことができ、これ
らのコモノマー類はアクリロニトリル系重合体の溶剤に
対する溶解性:紡糸性の向上、或いは得られるプレカー
サーの焼成特性的上等の目的により適宜組合せて用いる
のがよい。
本発明で用℃・るプレカーサーは上述した如き組成のア
クリロニトリル系重合体を紡糸することによって作るの
であるが、高性能炭素繊維を作り得る緻密なフィブリル
構造の発達したものにすることが必要であり、このため
には紡糸法として湿式紡糸法を採用することが必要であ
る。
クリロニトリル系重合体を紡糸することによって作るの
であるが、高性能炭素繊維を作り得る緻密なフィブリル
構造の発達したものにすることが必要であり、このため
には紡糸法として湿式紡糸法を採用することが必要であ
る。
また、プレカーサー中にはその焼成段階に於て得ら」す
る炭素繊維の欠陥となるボイド発生因子が極力含まれて
いないことが必要でありこのような観点より、紡糸溶剤
の選定も重要な課題であり、本発明においてはこのよう
な目的を達成するため積々の溶剤のうちからジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミドが良好なことを見出
したのである。
る炭素繊維の欠陥となるボイド発生因子が極力含まれて
いないことが必要でありこのような観点より、紡糸溶剤
の選定も重要な課題であり、本発明においてはこのよう
な目的を達成するため積々の溶剤のうちからジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミドが良好なことを見出
したのである。
本発明において用いるアクリロニ) IJル系織繊維上
述したアクIJ ロニトリル系重合体をジメチルホルム
アミド又はジメチルアセトアミドに溶解して紡糸原液と
なし、次号・で湿式紡糸し、膨潤度が130%以下なる
未延伸糸とするのである。本発明に於て湿式紡糸法を採
用する理由はアクリロニ) IJル系織繊維中緻密で発
達したフィブリル構造を十分に形成するのに必要なもの
であり他の紡糸法によっては不可能である。また未延伸
糸の膨潤度は130%以下となるようにすることが必要
であり、未延伸糸の膨潤度が130%を越えて大きなも
のからは炭素繊維の糸欠陥となるボイドとくにマクロボ
イドやフィブリルフィブリル間空隙構造を含まないアク
リル系プレカーサーとすることはできなし・のであり、
この観点より、未延伸糸の膨潤度を130%以下とくに
120%以下のものとするには湿式紡糸法の中でも乾−
湿式紡糸法によって紡糸を行なうのが効率よくノズル面
は凝固浴面間距離を2叫以上保ち、温度−20〜30℃
に保たれた凝固浴を用いるのがよい。
述したアクIJ ロニトリル系重合体をジメチルホルム
アミド又はジメチルアセトアミドに溶解して紡糸原液と
なし、次号・で湿式紡糸し、膨潤度が130%以下なる
未延伸糸とするのである。本発明に於て湿式紡糸法を採
用する理由はアクリロニ) IJル系織繊維中緻密で発
達したフィブリル構造を十分に形成するのに必要なもの
であり他の紡糸法によっては不可能である。また未延伸
糸の膨潤度は130%以下となるようにすることが必要
であり、未延伸糸の膨潤度が130%を越えて大きなも
のからは炭素繊維の糸欠陥となるボイドとくにマクロボ
イドやフィブリルフィブリル間空隙構造を含まないアク
リル系プレカーサーとすることはできなし・のであり、
この観点より、未延伸糸の膨潤度を130%以下とくに
120%以下のものとするには湿式紡糸法の中でも乾−
湿式紡糸法によって紡糸を行なうのが効率よくノズル面
は凝固浴面間距離を2叫以上保ち、温度−20〜30℃
に保たれた凝固浴を用いるのがよい。
上述の如くして得た凝固糸は次(・で延伸、洗浄するこ
とによってアクリロニトリル系プレカーサーとすること
ができる。
とによってアクリロニトリル系プレカーサーとすること
ができる。
本発明においては上述の如くして得たプレカーサーを焼
成して炭素繊維とするのであるが、とくに、酸化性雰囲
気下200〜400℃で一度配炎化し、次いでこの剛炎
化糸を非酸化性雰囲気下400〜1900℃にて焼成し
て炭素繊維とし、更に必要に応じて不活性雰囲気下15
00〜3000℃にて熱処理することによって黒鉛化す
るものである。
成して炭素繊維とするのであるが、とくに、酸化性雰囲
気下200〜400℃で一度配炎化し、次いでこの剛炎
化糸を非酸化性雰囲気下400〜1900℃にて焼成し
て炭素繊維とし、更に必要に応じて不活性雰囲気下15
00〜3000℃にて熱処理することによって黒鉛化す
るものである。
本発明によって得られる炭素繊維は発達した緻密化され
たフィブリル構造を有すると共に糸欠陥となるマクロボ
イドやフィブリルフィブリル間空隙の極めて少ないアク
リロニ) IJル系プレカーサーを原料として用いて℃
・るため得られる炭素繊維のフィブリル構造もしっかり
しており高強度、高弾性を有する繊維とすることができ
ると共に、とくに欠陥のない炭素繊維とすることができ
るため、その信頼性は極めて高いものとすることができ
た。
たフィブリル構造を有すると共に糸欠陥となるマクロボ
イドやフィブリルフィブリル間空隙の極めて少ないアク
リロニ) IJル系プレカーサーを原料として用いて℃
・るため得られる炭素繊維のフィブリル構造もしっかり
しており高強度、高弾性を有する繊維とすることができ
ると共に、とくに欠陥のない炭素繊維とすることができ
るため、その信頼性は極めて高いものとすることができ
た。
以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1
水系懸濁重合で得られた組成がアクリロニトリル98w
t%及びメタクリル酸2wt%、その比粘度(0120
重合体を100−のDMFに浴解し、25℃で測定)が
0.18のアクリロニトリル系重合体をジメチルホルム
アミドに溶解して、濾過、脱泡を行ない重合体濃度25
wt%の紡糸原液を調製した。
t%及びメタクリル酸2wt%、その比粘度(0120
重合体を100−のDMFに浴解し、25℃で測定)が
0.18のアクリロニトリル系重合体をジメチルホルム
アミドに溶解して、濾過、脱泡を行ない重合体濃度25
wt%の紡糸原液を調製した。
この紡糸原液を吐出温度70℃で凝固浴液面上5就に位
置する孔径015mφ孔数200014の紡糸ノズルか
ら一旦空気中に押出しついて一5℃に保持されたジメチ
ルホルムアミド75wt%水溶液に導ひき凝固させて2
0m/分の速度でひき取り、末延伸糸を得た。この末延
伸糸の膨潤度は112%であり極めて透明な糸条であっ
た。引き続き連続的に潜水中で5倍延伸し、油剤処理し
た層表面温度120℃のロール上で行なって捲取った。
置する孔径015mφ孔数200014の紡糸ノズルか
ら一旦空気中に押出しついて一5℃に保持されたジメチ
ルホルムアミド75wt%水溶液に導ひき凝固させて2
0m/分の速度でひき取り、末延伸糸を得た。この末延
伸糸の膨潤度は112%であり極めて透明な糸条であっ
た。引き続き連続的に潜水中で5倍延伸し、油剤処理し
た層表面温度120℃のロール上で行なって捲取った。
得られた繊維は均一な円断面と平滑な側表面を有してお
り、単繊維デニール1.32 dpf、強度62グ/d
伸度106%であった。
り、単繊維デニール1.32 dpf、強度62グ/d
伸度106%であった。
膨潤度の測定は末延伸糸を一旦遠ノシ・脱水機(遠心効
果1000G )で表面付着水溶液を除去したのち、1
10℃で乾燥し、乾燥前層の重量差から求めた。
果1000G )で表面付着水溶液を除去したのち、1
10℃で乾燥し、乾燥前層の重量差から求めた。
実施例2
実施例1と同様の方法で、該凝固浴の温度を変えて5種
のアクリロニトリル系繊維を得た。
のアクリロニトリル系繊維を得た。
実験結果を第1表に示す。
第 1 表
第1表から明らかなように凝固温度が一20℃付近より
低いと紡糸性か悪く安定な製造が困難であった。一方5
℃を越えると末延伸糸にボイドが多く観察され、又膨潤
度も太きい。
低いと紡糸性か悪く安定な製造が困難であった。一方5
℃を越えると末延伸糸にボイドが多く観察され、又膨潤
度も太きい。
次に扁2〜茄5の4種の繊維を以下の如くそれぞれ焼成
して炭素繊維となした。
して炭素繊維となした。
空気中215℃から260℃の範囲で伸長率5%適用し
て60分間熱処理したのち、N2気流中500℃から1
250℃の範囲で2分間の処理を行なった。
て60分間熱処理したのち、N2気流中500℃から1
250℃の範囲で2分間の処理を行なった。
得られた炭素繊維の単繊維性能を第2表に示す。
第2表
尚単繊維性能は糸長5咽、試料数ioo本の平均値で示
した。
した。
実施例3
実施例2のアクリロニトリル繊維A5の条件で紡糸を行
ない、強化する方向で緻密化を該ロール乾燥温度を変更
することによりサンプルを得、同様の焼成を行なって炭
素繊維を調製した。
ない、強化する方向で緻密化を該ロール乾燥温度を変更
することによりサンプルを得、同様の焼成を行なって炭
素繊維を調製した。
その結果を第3表に示す。
第3表
第3表のように焼きつぶしの効果は認められなかった。
実施例4
湿式紡糸による未延伸糸の膨潤度を低くするために、重
合体組成として親水性のコモノマーであるメタリルスル
ホン酸ソーダー(NaMsと呼称する)を導入して紡糸
条件を変更する以下の実験を行なった。
合体組成として親水性のコモノマーであるメタリルスル
ホン酸ソーダー(NaMsと呼称する)を導入して紡糸
条件を変更する以下の実験を行なった。
水素懸濁重合で調整した組成がアクリロニトリル95w
t%、メタクリル酸l wt%、アクリル酸/I’ f
/L/ 2.5 wt%及びNaMs 0.5wt%
、その比粘度が0.18のアクリロニトリル重合体をジ
メチルアセトアミドに溶解して温度21wt%の紡糸原
液を調製した。
t%、メタクリル酸l wt%、アクリル酸/I’ f
/L/ 2.5 wt%及びNaMs 0.5wt%
、その比粘度が0.18のアクリロニトリル重合体をジ
メチルアセトアミドに溶解して温度21wt%の紡糸原
液を調製した。
凝固浴としてジメチルアセトアミド65wt%水溶液を
用い凝固浴温度を15℃から50℃の範囲で変更し湿式
紡糸を行なって未延伸糸をつくり、ついで980℃の熱
水中で洗浄しながら5.5倍延伸し、油剤処理、乾燥緻
密化を行なって単繊維デー’ −、/” 1.−30d
pfフイラメント数6000の繊維トウを得た。
用い凝固浴温度を15℃から50℃の範囲で変更し湿式
紡糸を行なって未延伸糸をつくり、ついで980℃の熱
水中で洗浄しながら5.5倍延伸し、油剤処理、乾燥緻
密化を行なって単繊維デー’ −、/” 1.−30d
pfフイラメント数6000の繊維トウを得た。
2と同様に焼成して保られた炭素繊維の性能を該未延伸
糸の膨潤度の関係を第4表シて示した。
糸の膨潤度の関係を第4表シて示した。
第4表
尚ボイドは光学顕微鏡観察によった。
特許出願人 三菱レイヨン株式会社
代理人弁理士 1)利 武 敏
手続補正書(自発)
昭和58年10月2L日
特許庁長官 若杉和夫殿
1 事件の表示
昭和57年特許願第193695号
2、発明の名称
1泰¥込のM’IN ”M ’F1
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
東京都中央区京橋二丁目3番19号
(603) 三菱レイヨン株式会社
取締役社長 河 崎 晃 夫
4、代理人
東京都港区虎ノ門二丁目8番1号
自 発
6 補正の対象
明細書(表=)#塩)
第 1 表
第1表から明らかなように凝固温度が一20゛C付近よ
り低いと紡糸性が悪く安定な製造が困難であった。一方
25°Cを越えると末延伸糸にボイドが多く観察され、
又膨潤度も太きい。
り低いと紡糸性が悪く安定な製造が困難であった。一方
25°Cを越えると末延伸糸にボイドが多く観察され、
又膨潤度も太きい。
次にN2〜猶5の4種の繊維を以下の如くそれぞれ焼成
して炭素繊維となした。
して炭素繊維となした。
空気中215°Cから260’C;の範囲で伸長率5%
適用して60分間熱処理したのち、N2気流中500°
Cから1250°Cの範囲で2分間の処理を行なった。
適用して60分間熱処理したのち、N2気流中500°
Cから1250°Cの範囲で2分間の処理を行なった。
得られた炭素繊維の単繊維性能を第2表に示す。
第 2 表
尚単繊維性能は糸長5■、試料数100本の平均値で示
した。
した。
実施例3
実施例2のアクリロニトリル繊維M5の条件で紡糸を行
ない、強化する方向で緻密化を該ロール乾燥温度を変更
することによりサンプルを得、同様の焼成を行なって炭
素繊維を調製した。
ない、強化する方向で緻密化を該ロール乾燥温度を変更
することによりサンプルを得、同様の焼成を行なって炭
素繊維を調製した。
その結果を第3表に示す。
第 3 表
第3表のように焼きつぶしの効果は認められなかった。
′
実施例4
湿式紡糸による末延伸糸の膨潤度を低くするために、重
合体組成として親水性のコモノマーであるメタリルスル
ホン酸ソーダー(NaMsと呼称する)を導入して紡糸
条件を変更する以下の実験を行なった。
合体組成として親水性のコモノマーであるメタリルスル
ホン酸ソーダー(NaMsと呼称する)を導入して紡糸
条件を変更する以下の実験を行なった。
水素懸濁重合で調整した組成がアクリロニトリル95w
t%、メタクリル酸1wt%、アクリル酸メチ#2.5
wt%及びNaMso、5wt%、その比粘度が018
のアクリロニトリル重合体をジメチルアセドアミドに溶
解して温度21wt%の紡糸原液を調製した。
t%、メタクリル酸1wt%、アクリル酸メチ#2.5
wt%及びNaMso、5wt%、その比粘度が018
のアクリロニトリル重合体をジメチルアセドアミドに溶
解して温度21wt%の紡糸原液を調製した。
凝固浴としてジメチルアセトアミド65 W 1%水溶
液を用い凝固浴温度を15℃から50℃の範囲で変更し
湿式紡糸を行なって未延伸糸をつくり、ついで980℃
の熱水中で洗浄しながら5.5倍延伸し、油剤処理、乾
燥緻密化を行なって単繊維デニール1..30dp、f
フイラメント数6000の繊維トウを得た。
液を用い凝固浴温度を15℃から50℃の範囲で変更し
湿式紡糸を行なって未延伸糸をつくり、ついで980℃
の熱水中で洗浄しながら5.5倍延伸し、油剤処理、乾
燥緻密化を行なって単繊維デニール1..30dp、f
フイラメント数6000の繊維トウを得た。
2と同様に焼成して保られた炭素繊維の性能を該未延伸
糸の膨潤度の関係を第4表に示した。
糸の膨潤度の関係を第4表に示した。
第 4 表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 アクリロニトリルを93 wt%以上含有するア
クリロニトリル系重合体をジメチルホルムアミドもしく
はジメチルアセトアミドを溶媒にして紡糸原液をつくり
、ついで湿式紡糸を行なってj膨潤度が1.30%以下
の未延伸糸を調製し、洗浄並びに延伸を付与して得られ
るアクリロニトリル系繊維を焼成することを特徴とする
炭素繊維の製造方法。 2 該紡糸が、凝固浴液面上から2咽以上離+して位置
する紡糸口金より吐出させ空間を走行させた後、温度−
20〜30℃の範囲に保持された該溶媒の水溶液からな
る凝固浴に導入して凝固させ未延伸糸を調整することを
特徴とする特許請求範囲第1項記載の炭素繊維の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19369582A JPS5982420A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 炭素繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19369582A JPS5982420A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 炭素繊維の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5982420A true JPS5982420A (ja) | 1984-05-12 |
Family
ID=16312238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19369582A Pending JPS5982420A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 炭素繊維の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5982420A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6385168A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-15 | 東レ株式会社 | 超高強度炭素繊維の製造方法 |
WO2013060792A1 (de) | 2011-10-26 | 2013-05-02 | Deutsche Institute Für Textil- Und Faserforschung Denkendorf | Carbonfasern, carbonfaser-precursoren sowie deren herstellung |
WO2022030854A1 (ko) | 2020-08-04 | 2022-02-10 | 효성첨단소재 주식회사 | 폴리아크릴로니트릴계 내염화 섬유, 탄소섬유 및 그의 제조방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4891321A (ja) * | 1972-02-22 | 1973-11-28 | ||
JPS50112520A (ja) * | 1974-02-15 | 1975-09-04 | ||
JPS50112519A (ja) * | 1974-02-15 | 1975-09-04 |
-
1982
- 1982-11-04 JP JP19369582A patent/JPS5982420A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4891321A (ja) * | 1972-02-22 | 1973-11-28 | ||
JPS50112520A (ja) * | 1974-02-15 | 1975-09-04 | ||
JPS50112519A (ja) * | 1974-02-15 | 1975-09-04 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6385168A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-15 | 東レ株式会社 | 超高強度炭素繊維の製造方法 |
JPH049227B2 (ja) * | 1986-09-29 | 1992-02-19 | ||
WO2013060792A1 (de) | 2011-10-26 | 2013-05-02 | Deutsche Institute Für Textil- Und Faserforschung Denkendorf | Carbonfasern, carbonfaser-precursoren sowie deren herstellung |
DE102012004118A1 (de) | 2011-10-26 | 2013-05-02 | Deutsche Institute Für Textil- Und Faserforschung Denkendorf | Carbonfasern, Carbonfasern-Precusoren sowie deren Herstellung |
DE202012013359U1 (de) | 2011-10-26 | 2016-07-15 | Deutsche Institute Für Textil- Und Faserforschung Denkendorf | Carbonfasern und Carbonfaser-Precursoren |
WO2022030854A1 (ko) | 2020-08-04 | 2022-02-10 | 효성첨단소재 주식회사 | 폴리아크릴로니트릴계 내염화 섬유, 탄소섬유 및 그의 제조방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3933712B2 (ja) | 炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維、その製造方法、及びその前駆体繊維から得られる炭素繊維 | |
JP2011046942A (ja) | ポリアクリロニトリル系共重合体、炭素繊維用ポリアクリロニトリル系前駆体繊維、および炭素繊維の製造方法 | |
US4902452A (en) | Process for producing an acrylic fiber having high fiber characteristics | |
US2907096A (en) | Shaped polyacrylonitrile structures | |
JPS604284B2 (ja) | 親水性フイラメント類又は繊維類の製造法 | |
JPS5982420A (ja) | 炭素繊維の製造方法 | |
JP3808643B2 (ja) | アクリロニトリル系繊維束及びその製造方法 | |
JPS6317929B2 (ja) | ||
JP2021139062A (ja) | 炭素繊維束の製造方法 | |
JPS63275718A (ja) | 高強力炭素繊維の製造方法 | |
JP4480858B2 (ja) | 軽量複合アクリル繊維及びその製造方法 | |
JP2004183194A (ja) | 炭素繊維束、炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維及びその製造方法 | |
JPH0491230A (ja) | プレカーサーの製造方法 | |
EP0372622B1 (en) | Acrylic precursor for carbon fibres and method for its preparation | |
JPH055224A (ja) | 均一性に優れた炭素繊維の製造方法 | |
JP2008280632A (ja) | 炭素繊維前駆体繊維束の製造方法 | |
JPH028049B2 (ja) | ||
US3657409A (en) | Process for the production of acrylic filaments | |
JPS61108715A (ja) | アクリル繊維の製造法 | |
JP7122770B2 (ja) | 電気的パラメータ補助湿式紡糸法 | |
JPS6156328B2 (ja) | ||
JPS5982421A (ja) | 炭素繊維の製法 | |
JPS6156326B2 (ja) | ||
JPH0274607A (ja) | プレカーサーの製造法 | |
JPS6094613A (ja) | 高強度高弾性率繊維の製造方法 |