JPS598013Y2 - 回転体固定具 - Google Patents

回転体固定具

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JPS598013Y2
JPS598013Y2 JP7770481U JP7770481U JPS598013Y2 JP S598013 Y2 JPS598013 Y2 JP S598013Y2 JP 7770481 U JP7770481 U JP 7770481U JP 7770481 U JP7770481 U JP 7770481U JP S598013 Y2 JPS598013 Y2 JP S598013Y2
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JP
Japan
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rotating body
inner ring
boss
outer ring
rotating shaft
Prior art date
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JP7770481U
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JPS57190128U (ja
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正典 望月
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、歯車、プーリー等の回転体を回転軸に取付け
るために、両者間に介装してこれらを押圧固定する、い
わゆる回転体固定具に関するものである。
従来、この種の固定具として、例えば特開昭51−35
851号公報に記載されたものが知られているが、この
ものは第10図に示すように端部に鍔4を周設した内輪
1と、これに外挿する外輪7とから戒り、両者の接触面
は共にテーパー状に形或されている。
又、上記鍔4には遊星状にボルト挿通7L6, 6が
穿設され他方外輪7にはこれらボルト挿通孔6,6に対
応する螺孔9a,9aが配設されている。
内輪1と外輪7とは螺孔9a,9aにボルト挿通孔6,
6を介してボルト9,9を螺入することによって仮締め
状態に連結され、この仮締め状態にある回転体固定具を
ボスと回転軸間に装填し、その後再びボルト9,9を締
付けると外輪7と内輪1は互いにテーパー面3,8に沿
って摺動接近し、外輪7は半径方向に拡大し逆に内輪1
は縮小することとなるから、両者が一体と戒って回転体
や回転軸等の被固定部材間に於てこれらを押圧固定する
のである。
上記従来のものの場合、回転体が回転軸に偏芯状態のま
まで締付けられることがある。
これは、各ボルトの締付け力が不均一になることが多く
、このことから各ボルトの締付けに対応する外輪の軸線
方向の移動量が円周方向において不均一となるからであ
る。
本考案は、回転軸と回転体との偏芯を防止するために、
回転軸と回転体とが予め同軸上に支持された状態で締付
け固定できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、内輪
の大径側端部に鍔を張出させてその周縁の内側に段部を
形或し、該段部の外径を回転体のボス内径に適合させた
ことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
この回転体固定具では、予め内輪に配設した複数のボル
ト挿通孔とこれに対応して外輪に設けた螺孔とが合致す
るように、内輪に外輪を嵌合し、ボルトを前記ボルト挿
通孔から螺孔に仮締めしてあり、この仮締状態にある回
転体固定具を内輪の鍔に設けた段部が回転体のボスの先
端部を支持するように回転体と回転軸の間に介装して更
にボルトを締付けると、外輪と内輪とは互の接触面であ
るテーパー面に沿って摺動接近し、外輪は半径方向に拡
大して回転体のボス部を押圧し、他方、内輪は縮小して
回転軸を締付けることと或りこれら被固定部材を摩擦力
により回り止め状態に連結固定する。
この場合、鍔の周縁に段部を設け、しかもこの段部の外
径をボスの内径と適合させてあるから、回転体固定具を
回転体のボス内に挿入した際、回転体を回転軸とほぼ同
軸上に支持することができ、ボルトの締付け力のバラツ
キに因る両者の偏心度合が極端に低く抑えられる。
本考案は上記構或であるから次の特有の効果を有する。
例えば、回転体を回転軸と同軸上に仮保持するには、内
輪に周設した鍔の外径を回転体のボスの直径と適合する
ようにしても同様に目的が達或できるが、係る場合には
被固定部材を連結すべく回転体固定具に配設したボルト
を締付けた際、回転体が外輪との摩擦力によって、該外
輪の移動に追随することと或るから、回転体と回転体固
定具との取付け関係が一定しないが、上記本考案の構或
によれば、鍔に周設した段部がボスの先端部を受けると
共に、該段部の外周側に続く垂直面が回転体の前面と当
接することと戊るから、該垂直面が回転体の当りとして
機能し、回転体固定具と回転体との取付け関係が常に正
確且つ容易に設定することができる。
次に、上記した本考案の実施例を図面に従って説明する
本考案の第1実施例の回転体固定具は、第1図に示すよ
うに、外周にテーパー面3を形威した筒状の内輪1と、
該内輪1に外挿し且つ内周にテーパー面8を形或した筒
状の外輪7とより戊る。
前記内輪1の大径端部には鍔4を張り出させてあり、該
鍔4の周縁の内側(外輪7に面する側)には回転体Bを
支持する為の段部5を設け、この段部5の直径は回転体
Bのボス内周に適合させてある。
又、上記内輪1にはボルト挿通孔6,6が遊星状に配設
してある。
他方、外輪7には上記ボルト挿通孔6,6の配設位置に
対応して透孔5 a, 5 aが配設してあり、これら
透孔5a,5a内にネジを刻設して螺孔9a,9aを形
威している。
次に、ボルト挿通孔6,6と透孔6a,6aとが対面す
るように、外輪7と内輪1の姿勢を整えて両者を嵌合し
、ボルト9,9をボルト挿通孔6,6から透孔6a,6
aに設けた螺孔9a,9aに挿通螺合して仮締めする。
この仮締め状態にある回転体固定具を回転体のボスと回
転軸との間隙に、前記段部5に続く垂直面51が回転体
Bの前面に当接するまで挿入すると、第3図に示すよう
に、鍔4に設け且つ回転体Bのボスと適宜ハメアイ精度
に設定された段部5は、ボスの先端部を前記ハメアイ精
度に支持した状態で回転体Bを回転軸A上に仮着する。
その後ボルト9,9を更に締付けると既述したように、
回転体Bは回転軸Aに摩擦力により回り止め状態に固定
される。
従って、回転体固定具を回転体Bのボス部に挿入した際
、鍔4の周縁に設けた段部5が回転体のボスの先端を支
持することと或り、ボルトの締付け力のバラツキがあっ
ても両者の偏心度合が低く抑えられる。
尚、図示実施例のものでは、内輪1及び外輪7のそれぞ
れの側壁に軸線方向の条溝10, 10及び11, 1
1を配設することによって、それぞれの断面係数を小さ
くして変形強度を低下させ、ボルト9,9に加える回転
モーメントが小さくても確実な固定ができるように締付
効果の向上を図っている。
第5図乃至第8図に本考案の第2実施例を示すが、この
実施例のものの場合、上記第1実施例のに於る条溝10
, 10及び11, 11に代えて、内輪1及び外輪7
の側壁に軸線方向のスリッ}14,15を開削して内輪
1及び外輪7それぞれの円周方向への変形能を小さくし
て締付効果が得られるようにしている。
第9図に第3実施例を示すが、このものは鍔4の周縁に
設けた段部5を、ボス内に侵入するに従い中心軸方向に
傾斜するテーパー状に形威してある。
このものの場合、回転体固定具を回転軸Aと回転体Bの
ボス間に装着した際、内輪1の上記テーパー状に形或さ
れた段部5がボスの先端部内にくさび状に侵入して回転
体Bを支持することと或るから、回転体Bのセンタリン
グ効果が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例の分解斜視図、第2図はその
組立状態を示す正面図、第3図はC−C断面図、第4図
はD−D断面路、第5図は本考案第2実施例の分解斜視
図、第6図はその組立状態を示す正面図、第7図はE−
E断面図、第8図はF−F断面図、第9図は本考案第3
実施例の要部断面図、第10図は従来例の説明図であり
、図中、1・・・・・・内輪、3・・・・・・テーパー
面、4・・・・・・鍔、5・・・・・・段部、6,6・
・・・・・ボルト挿通孔、7・・・・・・外輪、8・・
・・・・テーパー面、 ・・・・・・螺孔。 9, 9・・・・・・ボルト、 9a, 9a

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いにテーパー嵌合する内輪1と外輪7とから或り、外
    輪7を回転体Bのボスに内挿し、内輪1を回転軸Aに外
    嵌して複数のボルト9,9により両者を軸線方向に締付
    けて回転体と回転軸とを固定する回転体固定具に於て、
    内輪1の大径側端部に鍔4を張出させてその周縁の内側
    に段部5を形或し、該段部5の外径を回転体のボス内径
    に適合させた回転体固定具。
JP7770481U 1981-05-27 1981-05-27 回転体固定具 Expired JPS598013Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7770481U JPS598013Y2 (ja) 1981-05-27 1981-05-27 回転体固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7770481U JPS598013Y2 (ja) 1981-05-27 1981-05-27 回転体固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57190128U JPS57190128U (ja) 1982-12-02
JPS598013Y2 true JPS598013Y2 (ja) 1984-03-12

Family

ID=29873350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7770481U Expired JPS598013Y2 (ja) 1981-05-27 1981-05-27 回転体固定具

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JPS57190128U (ja) 1982-12-02

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