JP3177496B2 - 回転体固定具 - Google Patents
回転体固定具Info
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Description
するための回転体固定具に関する。
定する場合には、例えば、図5に示すような回転体固定
具が用いられる。
ミニウム等の強度を有する弾性変形可能な材料で製作さ
れており、図6に示すように軸aの外周面に軸孔A2の
内周面が締付ボルトA3の締め付けによって摩擦固定さ
れる径収縮変形部A4と、外周面が回転体bの中心孔H
に嵌挿される径拡大変形部A5とが軸方向に連設されて
いる。
大変形部5を軸方向に貫通して形成されており、また、
軸孔A2を直径方向に横断する第1のスリットS1によ
って、径収縮変形部A4と径拡大変形部A5はそれぞれ
2つの部分に分割されている。
1によって分割されている径収縮変形部4の一方の側に
形成されているボルト挿通孔に挿入されて他方の側に形
成されているねじ孔に螺合されている。
3が横断する側の第1のスリットS1の径収縮変形部側
の幅W1は、径拡大変形部側の幅W2より広く形成され
ている。
側の径収縮変形部A4と径拡大変形部A5の境界位置
に、一対のピン孔A6が第1のスリットの両側に軸孔A
2中心を頂点として鋭角をなすように対称的に半径方向
に貫通して形成されている。
る前記2つの部分のそれぞれにおいて、径収縮変形部A
4と径拡大変形部A5の締付ボルトA3近傍の境界位置
の外側からピン孔A6の中心軸線と直交する方向に第2
のスリットS2が切込まれていて、その終端部はピン孔
A6内に連通している。
と回転体b間に組み込んで締付ボルトA3をレンチ等の
工具で締め付けると、図7に示すように第1のスリット
S1で2分割されている径収縮変形部A4の締付ボルト
A3の近傍の部分は互いに引き寄せられていき、径収縮
変形部A4側の軸孔A2内周面は軸aの外周面に圧接さ
れる。
ていくと、径収縮変形部A4における軸孔A2に対して
締付ボルトA3の貫通している側と反対側の部分の第1
のスリットS1の間隔は拡がっていく。
は、図8示すように第1のスリットS1とピン孔A6と
の間の連続部分Cを介して、同じ側の径拡大変形部A5
にも及び、その結果、径拡大変形部A5の2つの部分の
両側の外周面は、回転体の中心孔Hの内周面に圧接され
る。
て、軸孔A2に対して締付ボルトA3が貫通している側
の反対側における第1のスリットS1のそれ以上の拡開
変位は規制されるため、さらなる締付ボルトA3の締め
付けによって、軸孔A2に対して締付ボルトA3に近い
側の第1のスリットS1の間隔が狭まる方向に変位す
る。
して締付ボルトA3が横断する側の径収縮変形部A4に
おけるスリットS1の幅W1は、同じ側の径拡大変形部
A5のスリットS1の幅W2より広くなっているため、
先ず径拡大変形部A5における第1のスリットSの締付
ボルトA3側の対向どうしが当接する。
付けると、径収縮変形部A4側では軸孔A2の内周面が
軸aに強く圧接されて摩擦固定され、また、径拡大変形
部A5の円筒状の外周面が、回転体bの中心孔H内周面
に強く圧接されて摩擦固定されて軸aと回転体bが回転
体固定具A1を介して一体に結合される。なお、ピン孔
A6は、第2のスリットS2の終端部に生じる応力集中
を緩和するために設けられている。
は、軸aの両側に2つの部分に分解できるため、図6に
示すように、両側の径が中央部分の径よりも大きい軸a
の中央部分に対して回転体bを固定することができ、軸
aに対する回転体bの組付けや取外し作業を迅速且つ容
易に行うことができる長所がある。
固定具A1においては、ピン孔A6の径を大きくする方
が第2のスリットS2終端部に作用する応力の集中を緩
和する効果が大きくなるが、高負荷に対応させるために
ピン孔A6の径を拡大すると、回転体固定具A1を介し
て軸aと回転体bとの間で伝達されるトルクによりピン
孔A6が弾性変形して軸aに対して回転体bが偏心しや
すくなり、軸aに対する回転体bの取付精度が低下する
問題があった。
付けボルトA3を締め付けたときに、径拡大変形部A5
が弾性変形すると、図9に誇張して示しているように、
軸aの中心Oに対して径拡大変形部A5の円筒状外周面
の中心O’が締付ボルトA3側に距離eだけ変位するた
め、回転体bが軸aに対して偏心して固定される問題が
あった。
を解決し、軸に対する回転体の取付精度を向上すること
にできる回転体固定具を提供することを目的とする。
め、本発明の回転体固定具の第1のものは、弾性変形可
能な径収縮変形部と回転体の中心孔に適合する円筒状外
周面を有する弾性変形可能な径拡大変形部とが軸方向に
連設されているとともに、前記円筒状外周面と略同心で
且つ軸に適合する内径を有する軸孔が径収縮変形部と径
拡大変形部を軸方向に貫通して形成されている。
孔を直径方向に横断する第1のスリットによって2つの
部分に分割されており、径収縮変形部の軸孔から偏った
位置で、第1のスリットを横断する締付ボルトによって
前記2つの部分どうしが締付け及び分離可能に連結され
ているとともに、軸孔に対して締付ボルトが横断する側
の第1のスリットの幅は、径収縮変形部側が径拡大変形
部側より広く形成されている。
の径収縮変形部と径拡大変形部の境界位置に、半径方向
に貫通する一対のピン孔が第1のスリットの両側にそれ
ぞれの中心軸線が軸孔中心から鋭角をなすように対称的
に形成されている。
前記2つの部分のそれぞれにおいて、径収縮変形部と径
拡大変形部の締付ボルト近傍の境界位置からピン孔の中
心軸線と直交する方向に第2のスリットが切込まれてそ
の終端部がピン孔内に連通しているとともに、それぞれ
のピン孔に軸の外周面と回転体の中心孔内周面との間で
保持される長さとピン孔に適合する径を有する変形規制
ピンが嵌挿されている。
性変形可能な径収縮変形部と回転体の中心孔に適合する
円筒状外周面を有する弾性変形可能な径拡大変形部とが
軸方向に連設されているとともに、軸に適合する内径を
有する軸孔が径収縮変形部と径拡大変形部を軸方向に貫
通して形成されている。
孔を直径方向に横断する第1のスリットによって2つの
部分に分割されており、径収縮変形部の軸孔から偏った
位置で、第1のスリットを横断する締付ボルトによって
前記2つの部分どうしが締付け及び分離可能に連結され
ているとともに、軸孔に対して締付ボルトが横断する側
の第1のスリットの幅は、径収縮変形部側が径拡大変形
部側より広く形成されている。
と径拡大変形部のそれぞれの外周面の境界位置から第1
のスリットと交差して軸孔中心を越える位置まで第2の
スリットが切込み形成され、前記円筒状外周面が軸孔中
心から締付ボルト側と反対側に僅かに偏心して形成され
ている。
性変形可能な径収縮変形部と回転体の中心孔に適合する
円筒状外周面を有する弾性変形可能な径拡大変形部とが
軸方向に連設されているとともに、軸に適合する内径を
有する軸孔が径収縮変形部と径拡大変形部を軸方向に貫
通して形成されている。
孔を直径方向に横断する第1のスリットによって2つの
部分に分割され径収縮変形部の軸孔から偏った位置で、
第1のスリットを横断する締付ボルトによって前記2つ
の部分どうしが締付け及び分離可能に連結されていると
ともに、軸孔に対して締付ボルトが横断する側の第1の
スリットの幅は、径収縮変形部側が径拡大変形部側より
広く形成されている。
の径収縮変形部と径拡大変形部の境界位置に、半径方向
に貫通する一対のピン孔が第1のスリットの両側にそれ
ぞれの中心軸線が軸孔中心から鋭角をなすように対称的
に形成されている。
の部分のそれぞれにおいて、径収縮変形部と径拡大変形
部の締付ボルト近傍の境界位置からピン孔の中心軸線と
直交する方向に第2のスリットが切込まれてその終端部
がピン孔内に連通しているとともに、それぞれのピン孔
に軸の外周面と回転体の中心孔内周面との間で保持され
る長さとピン孔に適合する径を有する変形規制ピンが嵌
挿され、さらに、前記円筒状外周面が軸孔中心から締付
ボルト側と反対側に僅かに偏心して形成されている。
定する手順は、前述した図5に示す回転体固定具と同様
であるが、本発明の回転体固定具の第1のものでは、ピ
ン孔によって第2のスリット終端部に生じる応力集中が
緩和される。
ピンによりピン孔の変形が阻止されることによって、ト
ルク伝達時に径拡大変形部の円筒状外周面の中心が軸の
中心から締付ボルト側に偏心することが防止される。
では、締付ボルトを締め付けることによって径拡大変形
部が弾性変形し、その円筒状外周面の中心位置が軸の中
心位置から締付ボルト側にずれを生じる分だけ、円筒状
外周面があらかじめ軸孔中心から締付ボルト側と反対側
に僅かに偏心して形成されているため、軸と回転体は略
同心に一体に結合される。
のでは、前記第1のものと同様にピン孔によって第2の
スリット終端部に生じる応力集中が緩和される。また、
ピン孔内に嵌挿されている変形規制ピンによりピン孔の
変形が阻止されることによって、トルク伝達時に径拡大
変形部の円筒状外周面の中心が軸の中心から締付ボルト
側に偏心することが防止されているとともに、前記第2
のものと同様に、円筒状外周面があらかじめ軸孔中心か
ら締付ボルト側と反対側に僅かに偏心して形成されてい
るため、軸の中心に対して回転体の中心を高い精度で一
致させて結合させることができる。
する。図1は本発明の回転体固定具の第1実施例を示す
側面図、図2は、図1のA−A線位置における矢印方向
に見た断面図、図3は分解斜視図であって、これらの図
に示すように、回転体固定具1は、軸方向に隣接して配
置された径収縮変形部2と径拡大変形部3とを有してお
り、鋼やアルミニウム等の弾性変形可能な材料を切削加
工して製作されている。
の中心孔に適合する円筒状外周面4が形成されている。
この実施例では径収縮変形部2の外周面は、前記円筒状
外周面4と同軸且つ大径の円筒状に形成されている。
に貫通して、円筒状外周面4と同心で且つ回転体固定具
1を装着する図示していない軸の外径に適合した内径を
有する軸孔5が形成されている。
に示すように軸孔5をその直径方向に横断する第1のス
リットS1によって、2つの部分に分割されている。径
収縮変形部2において、軸孔5から偏った位置に、第1
のスリットS1を横断するように締付ボルト6が装着さ
れている。
リットS1で分割されている部分の一方に形成されてい
る、締付ボルト6の径よりやや大きな内径のボルト挿通
孔7内に前記部分の外周側からスプリングワッシャ8を
通して差し込まれ、スリットS1を挟んた径収縮変形部
2の他方の部分の対向面Cに形成されているねじ孔9に
螺合されて、スリットS1で分割されている前記2つの
部分どうしを締付け及び分離自在に連結している。
締付ボルト6の頭部6Aを収容する切欠部10が形成さ
れており、その底部がスプリングワッシャ8を介して前
記頭部6Aを受ける座面10となっている。
いる前記対向面Fは軸方向に並んでいる径拡大変形部3
の対向面F1より僅かに半径方向外側へ向けて傾斜する
ように後退しており、前記ねじ孔9も対向面Fに対して
垂直に形成されている。
断する側では、第1のスリットS1の幅は、締付ボルト
6を緩めてある状態において、径収縮変形部2側が径拡
大変形部3側よりやや広くなっている。
されている側と反対側における、径収縮変形部2と径拡
大変形部3の境界位置には、半径方向に貫通する一対の
ピン孔11が、第1のスリットS1の両側にそれぞれの
中心軸線が軸孔5の中心Oから鋭角θをなすように対称
的に形成されている。
る前記2つの部分のそれぞれは、径収縮変形部2と径拡
大変形部3の締付ボルト6近傍の境界位置からピン孔1
1の中心軸線と直交する方向に第2のスリットS2が切
込まれてその終端部がピン孔11内に連通している。
が嵌挿されている。変形規制ピン12は、ピン孔11の
内径に適合する外径を有しているとともに、図示しない
軸と回転体とを回転体固定具1を介して結合したとき
に、軸の外周面と回転体の中心孔内周面との間で保持さ
れる長さを有しており、また、回転体固定具1と同等の
剛性と強度を有する鋼等の材料で形成されている。
は、図4に示すように締付ボルト6を緩めている状態に
おいて、径拡大変形部3の円筒状外周面4の中心O1
は、軸孔5の中心Oに対して締付ボルト6側と反対側に
偏心量eだけずらして形成されている。なお、図4は、
円筒状外周面4の偏心状態を誇張して図示しているもの
であって、実際は前記偏心量eの値は25μm〜100
μmの範囲である。
具1によって図示していない軸と回転体とを結合する場
合の手順は、先に述べた図5に示す従来の回転体固定具
と同様であるが、本実施例の回転体固定具1において
は、軸と回転体との間に回転体固定具1を介装して締付
ボルト6をレンチ等で締め付けると、第2のスリットS
2を境に径収縮変形部2側では軸孔5の内周面が軸の外
周面を締め付ける向きに弾性変形し、一方、径拡大変形
部3側ではその円筒状外周面4が回転体の中心孔内周面
を押圧する向きに弾性変形する。
弾性変形を受ける前の状態と比較して、僅かに締付ボル
ト6側へ変位するが、前述した図4に示すように、円筒
状外周面4の中心O1は、軸孔5の中心Oに対して締付
ボルト6側と反対側に偏心量eだけずらして形成されて
いるため、締付ボルト6の締め付けによる円筒状外周面
4の変位が前記偏心量eによって相殺されて、軸に対し
て回転体を偏心させることなく固定できる。
付け時に生じる円筒状外周面4の変位量(25μm〜1
00μm程度)に対応するように回転体固定具1のサイ
ズや材質等に応じて設定すればよい。
軸と回転体によってトルクを伝達する場合、回転体固定
具1の径収縮変形部2は軸側に摩擦固定され、径拡大変
形部3は回転体に摩擦固定されることになるから、伝達
されるトルクは図2に示す、第1のスリットS1と2つ
のピン孔11の間で径収縮変形部2と径拡大変形部3と
を軸方向に連結している一対の連続部Cを介して伝達さ
れることになる。
のスリットS2の終端部に形成されているピン孔11周
囲にはこれを歪ませるような応力が生じるが、2つのピ
ン孔11内には、その内径に適合する外径を有する変形
規制ピン12が嵌挿されているため、ピン孔11の変形
は変形規制ピン12によって阻止される。
外周面4の中心位置の変位は防止され、高トルク伝達時
においても、軸と回転体の間の取付精度を高く維持する
ことができる。
スリットS2の終端部にピン孔11を形成してここに変
形規制ピン12を嵌挿しているとともに、円筒状外周面
4の中心位置O1を軸孔5の中心位置Oから締付ボルト
6側と反対側に僅かな距離eだけ偏心させているが、変
形規制ピン12を嵌挿したピン孔11を形成するだけで
も、高トルク伝達時における軸と回転体の中心のずれを
防止でき、軸に対する回転体の取付精度が向上する。
挿せずに円筒状外周面4を偏心させるだけでも締付ボル
ト6を締め付けることによる回転体の偏心は防止でき
る。
は、第2のスリットS2の終端部に応力集中を防止する
ためのピン孔11は設けなくてもよい。
発明によれば、ピン孔によって第2のスリット終端部に
生じる応力集中が緩和されるため、回転体固定具の耐久
性が向上して伝達トルクを大きくできるとともに、ピン
孔内に嵌挿されている変形規制ピンにより、トルク伝達
時のピン孔の変形が阻止されることによって、径拡大変
形部の円筒状外周面の中心が軸の中心から締付ボルト側
に偏心することが防止されるため、トルク伝達時におけ
る軸に対する回転体の取付精度を向上することができ
る。
が阻止されているため、従来の回転体固定具と比較して
ピン孔の径を大きくでき、第2のスリット終端部に生じ
る応力集中が大幅に緩和されるので、高トルクを伝達す
ることができる。
ボルトを締め付けることによって径拡大変形部が弾性変
形してその円筒状外周面の中心位置が軸の中心から締付
ボルト側にずれを生じる分だけ、円筒状外周面があらか
じめ軸孔中心から締付ボルト側と反対側に僅かに偏心し
て形成されているため、軸に対する回転体の取付精度を
向上することができる。
述した請求項1記載の発明の効果とと請求項2記載の発
明の効果をともに有し、軸に対する回転体の取付精度を
さらに向上させることができるとともに、高トルクを伝
達することができる。
図である。
断面図である。
斜視図である。
の円筒状外周面の軸孔に対する偏心状態を誇張して示し
た図である。
る。
り付けた状態を示す断面図である。
面図である。
面図である。
変形部外周面の軸中心からの偏心状態を誇張して示した
図である。
変形部 3 径拡大変形部 4 円筒状
外周面 5 軸孔 6 締付ボ
ルト 6A 頭部 7 ボルト
挿通孔 8 スプリングワッシャ 9 ねじ孔 10 切欠部 10A 座面 11 ピン孔 12 変形規
制ピン
Claims (3)
- 【請求項1】 弾性変形可能な径収縮変形部と回転体の
中心孔に適合する円筒状外周面を有する弾性変形可能な
径拡大変形部とが軸方向に連設されているとともに、前
記円筒状外周面と略同心で且つ軸に適合する内径を有す
る軸孔が径収縮変形部と径拡大変形部を軸方向に貫通し
て形成され、 径収縮変形部と径拡大変形部はそれぞれ軸孔を直径方向
に横断する第1のスリットによって2つの部分に分割さ
れ、 径収縮変形部の軸孔から偏った位置で、第1のスリット
を横断する締付ボルトによって前記2つの部分どうしが
締付け及び分離可能に連結されているとともに、軸孔に
対して締付ボルトが横断する側の第1のスリットの幅
は、径収縮変形部側が径拡大変形部側より広く形成さ
れ、 軸孔に対して締付ボルト側と反対側の径収縮変形部と径
拡大変形部の境界位置に、半径方向に貫通する一対のピ
ン孔が第1のスリットの両側にそれぞれの中心軸線が軸
孔中心から鋭角をなすように対称的に形成され、 第1のスリットで分割されている前記2つの部分のそれ
ぞれにおいて、径収縮変形部と径拡大変形部の締付ボル
ト近傍の境界位置からピン孔の中心軸線と直交する方向
に第2のスリットが切込まれてその終端部がピン孔内に
連通しているとともに、それぞれのピン孔に軸の外周面
と回転体の中心孔内周面との間で保持される長さとピン
孔に適合する径を有する変形規制ピンが嵌挿されている
ことを特徴とする回転体固定具。 - 【請求項2】 弾性変形可能な径収縮変形部と回転体の
中心孔に適合する円筒状外周面を有する弾性変形可能な
径拡大変形部とが軸方向に連設されているとともに、軸
に適合する内径を有する軸孔が径収縮変形部と径拡大変
形部を軸方向に貫通して形成され、 径収縮変形部と径拡大変形部はそれぞれ軸孔を直径方向
に横断する第1のスリットによって2つの部分に分割さ
れ、 径収縮変形部の軸孔から偏った位置で、第1のスリット
を横断する締付ボルトによって前記2つの部分どうしが
締付け及び分離可能に連結されているとともに、軸孔に
対して締付ボルトが横断する側の第1のスリットの幅
は、径収縮変形部側が径拡大変形部側より広く形成さ
れ、 締付ボルトに近い側の径収縮変形部と径拡大変形部のそ
れぞれの外周面の境界位置から第1のスリットと交差し
て軸孔中心を越える位置まで第2のスリットが切込み形
成され、 前記円筒状外周面が軸孔中心から締付ボルト側と反対側
に僅かに偏心して形成されていることを特徴とすること
を特徴とする回転体固定具。 - 【請求項3】 弾性変形可能な径収縮変形部と回転体の
中心孔に適合する円筒状外周面を有する弾性変形可能な
径拡大変形部とが軸方向に連設されているとともに、軸
に適合する内径を有する軸孔が径収縮変形部と径拡大変
形部を軸方向に貫通して形成され、 径収縮変形部と径拡大変形部はそれぞれ軸孔を直径方向
に横断する第1のスリットによって2つの部分に分割さ
れ、 径収縮変形部の軸孔から偏った位置で、第1のスリット
を横断する締付ボルトによって前記2つの部分どうしが
締付け及び分離可能に連結されているとともに、軸孔に
対して締付ボルトが横断する側の第1のスリットの幅
は、径収縮変形部側が径拡大変形部側より広く形成さ
れ、 軸孔に対して締付ボルト側と反対側の径収縮変形部と径
拡大変形部の境界位置に、半径方向に貫通する一対のピ
ン孔が第1のスリットの両側にそれぞれの中心軸線が軸
孔中心から鋭角をなすように対称的に形成され、 第1のスリットで分割されている前記2つの部分のそれ
ぞれにおいて、径収縮変形部と径拡大変形部の締付ボル
ト近傍の境界位置からピン孔の中心軸線と直交する方向
に第2のスリットが切込まれてその終端部がピン孔内に
連通しているとともに、それぞれのピン孔に軸の外周面
と回転体の中心孔内周面との間で保持される長さとピン
孔に適合する径を有する変形規制ピンが嵌挿され、 前記円筒状外周面が軸孔中心から締付ボルト側と反対側
に僅かに偏心して形成されていることを特徴とすること
を特徴とする回転体固定具。
Priority Applications (1)
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JP10122298A JP3177496B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 回転体固定具 |
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JP10122298A JP3177496B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 回転体固定具 |
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JP10122298A Expired - Fee Related JP3177496B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 回転体固定具 |
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- 1998-04-13 JP JP10122298A patent/JP3177496B2/ja not_active Expired - Fee Related
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