JPS5954020A - 垂直磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、記録媒体面に垂直な磁化容易軸を有する垂
直磁気記録媒体に情報を記録し、その記録情報を再生す
る垂直磁気ヘッドに関し、特にその垂直磁気ヘッドを構
成する主磁極の改良に関する。

磁気記録媒体の厚み方向（垂直方向）に残留磁化を形成
する垂直磁気記録方式にあっては、線密度及びトラック
密度を高くする程、すなわち媒体内での１ビツトの面積
を小さくする程、減磁界の影響が小さくなり、従って原
理的には記録面密度を上げる程理想的な垂直記録ビット
が形成でき、１平方センチメートル当り１０’ビツト以
」二の記録面密度を実現することも不可能ではない。

しかしながら、現在のところこのように高密度に記録さ
れた情報の磁気的再生は不可能であって、特に再生磁気
ヘッドの大幅な性能向上が要請されている。

ところで、従来、垂直磁気記録・再生に用いられる垂直
磁気へイドとして、例えば第１図及び第２図に基本構成
を示すような２種類のものが提案されている。

第１図の垂直磁気ヘッドは補助磁極励磁型であり、基板
１上に形成したニッケルー鉄（Ｎｉ−ｒｅ）等の高透磁
率磁性薄膜からなる主磁極２と、記録・再生用のコイル
３を巻回したフェライト等からなる補助磁極４とを、垂
直磁化膜又は垂直磁化：摸と水平磁化膜とを積層した２
層膜からなる垂直磁気記録媒体５を挾んで対峙させて構
成される。

そして、記録時には、コイル３に通電することによって
、補助磁極４が励磁されて、その磁界によって−「（磁
極２が励磁され、この主磁極２による磁界によって垂直
磁気記録媒体５に情報が記録される。

また、再生時には、垂直磁気記録媒体５からの信号磁界
を受けた主磁極２が磁束を発生し、この磁束を補助磁極
４が受けることによって、コイル３から記録情報に応じ
た再生信号が出力される。

一方、第２図の垂直磁気ヘッドは、主磁極励磁型であり
、主磁極を形成した基板１にコイル６を巻回し、主磁極
２を直接励磁するようにして補助磁極を用いない点で第
１図の垂直磁気ヘッドと異なる。

これ等の垂直磁気ヘッドにおける主磁極２は、前述した
ように基板１上に形成した高透磁率磁性薄膜からなり、
第６図に示すように垂直磁気記録媒体５のトラック幅′
ｒＷと同じ幅の１枚の薄膜で形成されている。

このように、垂直磁気ヘッドの主磁極を薄膜構造にした
場合には、主磁極先端の反磁界係数（減磁係数）を無視
することができず、この反磁界係数を小さくして記録感
度及び再生効率を向上するためには、トラック幅を狭く
して主磁極の幅を狭くすればよいのであるが、トラック
幅をある程度以−ヒ狭くすると、再生出力の絶対値が不
足して１１３゛生が不可能になるという不都合が生じ、
トラック幅の狭小化にも限度がある。

この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、上述
のような垂直磁気ヘッドにおいて、薄膜構造の主磁極の
反磁界係数を小さくして記録感度及び再生効率を向上す
ることを目的とする。

そのため、この発明による垂直磁気ヘッドは、高透磁率
磁性薄膜からなる主磁極の少なくとも垂直磁気記録媒体
側先端部分を、トラック幅方向に複数の磁極片に分割し
て形成し、実質的に主磁極の反磁界係数を小さくしたも
のである。

以下、この発明の実施例を添付図面の第４図以降を参照
１−で説明する。

第３図及び第４図は、この発明の一実施例を示す垂直磁
気ヘッドの主磁極部分の正面図及びその左側面図である
。

この実施例において、垂直磁気ヘッドの主磁極１０は、
基板１１上に、トラック幅方向に間隙りを置いて略羽行
に分割形成した高透磁率磁性薄膜からなる幅Ｗの複数本
の磁極片１０ａによって形成している。

このように、主磁極１０をトラック幅方向に複数の磁極
片１０ａに分割して形成したので、トラック幅と同じ幅
の１枚の薄膜で形成した場合に比べて、反磁界係数が小
さくなり、したがって記録感度及び再生効率が向上する
。

この場合、主磁極１０の磁極片１０ａ間の間隙■）をあ
まり広くすると、実質的なトラック幅の減少になって再
生出力が低下することになるので、出来る限り狭くする
必要があり、磁極片１０ａの幅Ｗの１／１０以下にする
ことが墾ましい。

また、各磁極片１０ａの幅Ｗは、原理的にはいくら狭く
てもよいのであるが、上述の間隙りとの関係−に一定の
限界があり、また逆に広すぎると反磁界係数があまり減
少しないので、５０ミクロン以下、望ましくは１０ミク
ロン以下程度にするのが良４− い。

第６図及び第７図は、夫々この発明の他の異なる実施例
を示す第４図と同様な図である。

これ等の実施例は、いずれも主磁極１ｏの先端部付近の
みをトラック幅方向に複数の磁極片１０ａに分割して形
成したもめで、第６図の実施例は、トラック幅ＴＷが主
磁極１０の後端部の幅と同じ場合であり、第７図の実施
例は、トラック幅ＴＷが主磁極１０の後端部の幅よりも
狭い例である。

なお、主磁極１０の各磁極片１０ａの幅Ｗ及び間隙りは
、上述した実施例と同様であるので、その説明は省略す
る。

このようにすれば、上述した実施例の場合よりも虹に記
録感度及び再生効率が向上する。

なお、この発明による垂直磁気ヘッドの主磁極以上説明
したように、この発明によれば、垂直磁気記録に使用す
る垂直磁気ヘッドの主磁極の反磁界係数が小さくなるの
で、記録感度及び再生効率が大幅に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、従来の垂直磁気ヘッドの異なる構
成例全示す説明図、 第６図は、第１図及び第２図の垂直磁気ヘッドにおける
主磁極部分全示す正面図、 第４図及び第５図は、この発明の一実施例を示す垂直磁
気ヘッドの主磁極部分の正面図及びその左側面図、 第６図及び第７図は、この発明の他の異なる実施例を示
す第４図と同様な図である。 １．１１・・・・・・基板　　２，１０・・・・・・主
磁極６・・・・・・コイル　　　　４・・・・・・補助
磁極１０ａ・・・・・・磁極片 　７− 第１図 第２図 第３図 第４図 第６図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　垂直磁気記録媒体に情報を記録・再生する垂直磁気
   ヘッドにおいて、高透磁率磁性薄膜からなる主磁極の少
   なくとも先端部付近を、トラック幅方向に複数の磁極片
   に分割して形成したことを特徴とする垂直磁気ヘッド。