JPS59380Y2 - 上部旋回式建設機械の泥よけ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輪走行部の上部に旋回部フレームを有し、該
フレーム上にエンジン部、操縦部および作業機を装備し
た建設機械において、走行時に後輪により、はね上げら
れた泥を泥よけするための泥よけ装置に関する。

従来、大型の建設機械においては、車高にさほど制限が
ないから、後輪と旋回部フレームの間隔に余裕があり、
後輪の上部を覆う一連のフェンダ−を走行部ジャッジに
取付ける事ができ、泥はね防止には特に問題がなかった
。

しかし、小型の建設機械の場合には、車体長、車幅に比
して車高が高くなり過ぎると不安定となるから、車高が
制限され問題となっている。

そこで、旋回部フレームに上部フェンダ−を、走行部ジ
ャッジに下部フェンダ−を取付けることを考えた。

しかし、この様な方法では、上部フェンダ−と下部フェ
ンダ−に間隙ができ、建設機械のように特に悪路走行の
多い車輌においては、少しの間隙からもはね上げた泥が
はみ出し、車体を汚し、ストップ等に堆積して乗降に危
険がある。

そこで、本考案は更に後輪による泥のはね上げ、はみ出
しを、旋回部フレーム或いは上部フェンダ−に弾性体の
泥よけマッドガードを取付けることにより、泥のはね上
げ、はみ出しを防止し、車輌の汚れを防止することを目
的とする。

上記の目的を遠戚するために本考案は次のような構成と
する。

第１図は本考案の実施例の建設機械の側面図で、車輪走
行部ジャッジ１に前輪２および後輪３が取付けられ、ま
た、旋回部４を介して旋回部フレーム５があり、該フレ
ーム５上にエンジン部６、操縦部７および作業機のアー
ム８とパケット９が搭載装置される。

本考案は後輪３の上部に当る旋回部フレーム５の下面或
いは該下面に取付けられたフェンダ−に弾性体のマッド
ガード１０を取付け、下部フェンダ−との間隙を泥よけ
被覆するものである。

第２図は該部分の詳細図で、弾性体のマッドガード１０
を上部フェンダ−１１に取付ビス１２により取付け、下
部フェンダ−１３との間隙を泥よけ被覆するものである
。

弾性体のマッドガード１０は例えばゴム製とし、上部フ
ェンダ−１１と下部フェンダ−１３との間隙を塞ぐため
に間隙より大きめのものとする。

弾性体のマッドガード１０は上部旋回フレームが旋回し
た際に後輪３およびジャッジ１に接触しても変形し、走
行時には原形に復し、間隙を塞ぎ泥よけするものである
。

以上詳細説明したように本考案は車輪走行部の上部に旋
回部フレームを有する建設機械において、車輪上の旋回
部フレームの下面、或いは上部フェンダ−と走行部に取
付けた下部フェンダ−の間隙に、弾性体の泥よけマツト
ガ゛−ドを取付けることを特徴とする上部旋回式建設機
械の泥よけ装置であるから、上部フェンダ−と下部フェ
ンダ−の間隙を塞ぐことができ、旋回に支障がなく、車
体の表面の泥の耐着を少なくシ、汚れを防止し、またセ
ンターステップの泥の堆積、汚れを防止することができ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の泥よけ装置を取付けた建設機
械の側面図、第２図は泥よけ部詳細図。 １・・・・・・走行部ジャッジ、２・・・・・・前輪、
３・・・・・・後輪、４・・・・・・旋回部、５・・・
・・・上部旋回部フレーム、６・・・・・・エンジン部
、７・・・・・・操縦部、８・・・・・・アーム部、９
・・・・・・パケット、１０・・・・・・マッドガード
、１１・・・・・・上部フェンダ−１１２・・・・・・
取付ビス、１３・・・・・・下部フェンダ−１４・・・
・・・センターステップ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車輪走行部ジャッジ１の上部に旋回部４を介して旋回部
   フレーム５を有し、該旋回部フレーム５上にエンジン部
   ６、操縦部７および作業機のアーム８等を装備した建設
   機械において、前記車輪走行部ジャッジ１に取り付けら
   れた後輪３の上部に当る旋回フレーム５の下面或は該下
   面に取付けられた上部フェンダ−１１と車輪走行部ジャ
   ッジ１に取付けられた下部フェンダ−１３との間隙に弾
   性体の泥よけマッドガード１０を取付けたことを特徴と
   する上部旋回式建設機械の泥よけ装置。