JPS5936121A - アリルエ−テル化クレゾ−ルノボラツク樹脂およびその製造方法 - Google Patents

アリルエ−テル化クレゾ−ルノボラツク樹脂およびその製造方法

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JPS5936121A
JPS5936121A JP14715982A JP14715982A JPS5936121A JP S5936121 A JPS5936121 A JP S5936121A JP 14715982 A JP14715982 A JP 14715982A JP 14715982 A JP14715982 A JP 14715982A JP S5936121 A JPS5936121 A JP S5936121A
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novolak resin
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Shuichi Kanekawa
金川 修一
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勝美 渡辺
Yoshio Inoue
良夫 井上
Kazuyoshi Hirabayashi
一佳 平林
Satoshi Taguchi
敏 田口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なアリルエーテル化クレゾールノボラック
またはクレゾールと他のフェノール類との共縮合ノボラ
ック樹脂およびその製造方法に関する。
近年、電気・電子部品用材料、特に半導体封止材料は量
産性、コスト面等から従来のセラミックに代わり、樹脂
による封止が主流となっている。封止用樹脂としては、
その耐熱性、耐水性の優秀性からノボラック型エポキシ
樹脂が主として使用されているが、集積度の増大ととも
に電気特性の低下を招くハロゲン(特に加水分解性ハロ
ゲン)含量の少ない高品質の樹脂の出現が強く望まれて
いる。
従来知られているノボラック型エポキシ樹脂は、フェノ
ール類ノボラック樹脂とエピハロヒドリンを反応させて
得られるものであるが、無機性ハロゲンは殆んど含有し
ないものの、高温、高湿下で分解する有機性ハロゲンを
tooo ppm前後含有しているため、高集積用には
使用不可という問題点があった。
本発明者らは、このような問題を解良するjコめに、エ
ビハロヒドリンを使用しないエポキシ化方法としてオレ
丁−インの酸化によるエポキシ化に着目しその原料とな
るノボラック樹脂のアリルエーテル化物について検討し
た。
従来ノボラック樹脂のアリルエーテル化物としては、フ
ェノールノボラックのアリルエーテル化物が高分子化学
第22巻第246号に開示されているが、このアリルエ
ーテル化物はフIJ−のフェノール水酸基を含有してし
)るtこめ、酸化によるエポキシ化を行った場合、フェ
ノール伺゛格の酸化に起因ty−Cエポキシ樹脂の品質
力(イ氏下する。一方、フリーのフェノール水酸基含偵
′を減少すべくアリルエーテル化における)\ロゲン化
アリルの使用址を増加するとノ10ゲン含量力(増加し
エポキシ樹脂の))ロゲン含量を低減しようとする目的
を達成することができなし)。
このような事情の下で本発明者らはノボラック類のアリ
ルエーテル化物について鋭意検討の結果クレゾールノボ
ラックまたはクレゾールと他のフェノール類との共縮合
ノボラック樹n旨を特定の反応条件下にアリルエーテル により得られるアリルエーテル化物+1実質的1こフェ
ノール水酸基および/%ロゲンを含有せず目的に適・)
ことを見出し本発明を完成する番こ至った。即ち、本発
明は下式 で示される単位を有するアリルエーテル化されたクレゾ
ールノボラックまたはクレゾールと他のフェノール類と
の共縮合ノボラック樹脂、およびタレゾールノボラック
またはクレゾールと他のフェノール類との共縮合ノボラ
ック樹脂とハロゲン化アリルをアルカリ性化合物の存在
下に反応させる薯と当り、該ノボラック樹脂のフェノー
ル水酸基1当量に対しハロゲン化アリルを1、05〜2
モルおよびアルカリ性化合物を1.05〜3モル用いる
ことを特徴とする前記ノボラック樹脂の製造方法を提供
する。
本発明によるノボラック樹脂は、これを酸化することに
より容易にエポキシ樹脂に誘導することができ、フェノ
ール水酸基含量#よびハロゲン含量が夫々1チ未満およ
び50ppm未満であって実質的にフェノール水酸基お
よびハロゲンを含有しないので、半導体封止用エポキシ
樹脂の中間体として極めて有用である。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明で使用されるクレゾールノボラック樹脂とは、ク
レゾール( o 、 m 、 p−各異性体)とホルム
アルデヒド、フルフラール、アクロレイン等のアルデヒ
ド類を酸またはアルカリ触媒の存在下公知の方法で縮合
反応させて得られる通常3〜15の平均核体数を有する
樹脂であり、特にO−クレゾールとホルムアルデヒドか
らのノボラック樹脂が好ましい。まtこ、クレゾールノ
ボラック樹脂の代わりに、本発明の効果を損わない程度
(通常全フェノールに対し50モルチ以下)の他のフェ
ノール類を含むクレゾールと他のフェノール類との共縮
合ノボラック樹脂、例えばフェノール、エチルフェノー
ル、イソプロピルフェノール、ブチルフェノール、オク
ヂルフェノール、キシレノール等の1価フェノール類、
レゾルシノール、ハイドロキノン、カテコール等の2価
フェ/−ル類との共縮合ノボラツク樹脂を使用すること
もできる。
本発明で使用されるハロゲン化アリルとしては塩化アリ
ル、臭化アリル、ヨウ化ア1Jル等が例示できるが、特
に臭化アリルが好ましく使用できる。
ハロゲン化7 +フルの使用量は、前記ノボラック樹脂
のフェノール水酸基J当量に対して1.05は得られる
樹脂中のフェノール水酸基が増加し、一方2モルを越え
る場合は、直接反応に関与しないハロゲン化アリルが増
えることになり工業的に不利であり、更に副反応により
ノ10ゲン含量が増加する。
本発明において使用されるアルカリ性化合物としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、
水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ水
酸化物、ケイ酸ソーダ、アルミン酸ソーダ、炭酸カリウ
ム、炭酸ソータ等のアルカリ金属塩或いはナトリウムメ
チラート、ナトリウムエチラート等のアルカリ金属アル
コラード等が例示できる。これらは通常水溶液又はアル
コール溶液として使用される。
これらのアルカリ性化合物の使用量は、ハロゲン化アリ
ルと等モル乃至若干過剰弼4、即ち、前記ノボラック樹
脂のフェノール水酸基1当量に対し、1.05〜3モル
、好ましくは1.1〜2.2モルである。ここでアルカ
リ性化合物が1.05モル未満の場合は得られるアリル
エーテル化ノボラック樹脂中のフェノール水酸基が増加
し、一方3モルを越える場合は反応に関与しないアルカ
リ性化合物が増加することになり工業的に不利である。
反応系の粘度を調整する目的で、反応に不活性な溶媒、
例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン等のケトン系、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族系、メタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール、フタノール等のアルコール系、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
系等の溶媒を使用することが好ましく、更に窒素等の不
活性ガス雰囲気下で実施すれば色相の良い樹脂が得られ
る。
本発明のアリルエ、−チル化反応は、通常20〜120
℃、好ましくは40〜100℃の温度で行われ、反応温
度が反応系の沸点を越える場合には加圧下に行うととも
できる。
反応はフリーのフェノール水酸基が実質的に消失する(
 OH含量1%未満)まで行なった後、未反応ハロゲン
化アリルが存在する場合は適宜回収し、副生アルカリ塩
を除去することにより本発明のアリルエーテル化ノボラ
ック樹脂を得ることができる。
かくして得られたアリルエーテル化ノボラック樹脂は、
実質的にフェノール水酸基及びハロゲンを含有していな
いため、特に電子・電気部品用途、とりわけ半導体封止
用エポキシ樹脂の中間体として有用であるだけでなく、
二重結合を生かした重合性モノマーとしても有用である
次に本発明の詳細な説明するため実施例および参考例を
示すが本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、例中部とあるのは重量単位を示す。
実施例1 温度針、攪拌器、滴下済斗詔よび還流冷却器をつけた反
応器に軟化点100℃の0−クレゾールノボラック樹脂
118部(1当量)及び反応溶媒としてアセトン200
−を仕込み、樹脂を完全に溶解させてから20%水酸化
ナトリウム水溶液306部(1,53モル)を加え、よ
く撹拌する。反応系の温度を40℃に保ちながら臭化ア
リル181部(1,5モル)を滴下し、40℃で2時間
保持した後60℃まで昇温し、同温度で2時間保持する
。次いで水層を分液により除去し、油層にジエチルエー
テルを加え生成樹脂を抽出した後、濃縮することにより
淡黄色粘稠液状樹脂160部を得た。
得られた樹脂について分析した結果、OH含量0.1%
、ブロム含量20ppm  以下で赤外吸収スペクトル
よりフェノール水酸基に基< 3400 cm  の吸
収がないこと、更に核磁気共鳴スペクトルのオレフィン
二重結合の定量よりアリル化率112%を有するアリル
エーテル化O−クレゾールノボラック樹脂であることを
確認した。
実施例2 臭化アリル133部(1゜1モル)を使用した以外は実
施例1と全く同様にして黄色粘稠液状樹脂155部を得
た。
得られた樹脂について実施例1と同様にして分析した結
果、OH含710.5%、ブロム含量20ppm以下、
赤外吸収スペクトルでのフェノール水酸〜基の吸収殆ど
なし、及びアリル化率110%を有するアリルエーテル
化O−クレゾールノボラック樹脂であることを確認した
実施例3 軟化点100℃の0−クレゾール・2,6−キシレノー
ル共縮合ノボラック樹脂(0−クレゾール分70モル%
)を122部(1当量)及び臭化アリルを127部(1
,05モル)を使用した以外は実施例1と全く同様にし
て黄色粘稠液状樹脂162部を得た。
得られた樹脂について実施例1と同様にして分析した結
果、OH含i0.2%、ブロム含量20ppm  以下
、赤外吸収スペクトルでのフェノール水酸基吸収なし、
及びアリル化率105 %を有するアリルエーテル化0
−クレゾール・2,6−キシレノール共縮合ノボラック
樹脂であることを確認した。
比較例 臭化アリル121部(1モル)を使用した以外は実施例
1と全く同様にして、赤褐色粘稠液状樹脂150部を得
た。
得られた樹脂について実施例1と同様にして分析した結
果、OH含員1.5%、ブロム含量20ppm以下、赤
外吸収スペクトルでのフェノール水酸基吸収あり、及び
アリル化率98慢を有するアリルエーテル化0−クレゾ
ールノボラック樹脂であることを確認した。
参考例 温度計、攪拌器、滴下f斗および還流冷却器をつけた反
応器に実施例1で得られたアリルエーテル化O−クレゾ
ールノボラック樹脂37部及び反応溶媒としてジクロル
エタン400−を仕込み、樹脂を完全に溶解させる。
反応系の温度を50℃に保しなから24容泉チの過酢酸
を滴下し、同温度で8時間保持した後、水中へ排出し1
0%亜硫酸ソーダ水溶液により未反応の過酢酸番処理す
るみ次いで1チ水酸化ナトリウム水溶液で中和後水洗し
、塩類を除去した後濃縮することによりエポキシ当量2
2Of!/e’l、全ハロゲン含a 20 ppm以下
の赤橙色半固型状エポキシ樹脂41部を得た。
手続補正書(自発) 1、事件の表示 昭和57年特許願第147159号 2、発明の名称 アリルエーテル化クレゾールノボラック樹脂およびその
製造方法 3、補正をする者 事1′トとの関係  特許出願人 大阪市東区北浜5丁目16番地 (209)  住友化学工業株式会社 代表者   土 方   武 4、代理人 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 eq、全ハロゲン含量2.00ppmJと補正する。
以、上 145−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下式 で示される単位を有するアリルエーテル化されたクレゾ
    ールノボラックまたはクレゾールと他のフェノール類と
    の共縮合ノボラック樹脂。
  2. (2)  クレゾールノボラックまたはクレゾールと他
    のフェノール類との共縮合ノボラック樹脂とハロゲン化
    アリルをアルカリ性化合物の存在下に反応させるに当り
    、該ノボラック樹脂のラエノール水酸基1当量に対しハ
    ロゲン化アリルを1.05〜2モルおよびアルカリ性化
    合物を1.05〜3モル用いることを特徴とする下式 で示される単位を有するアリルエーテル化されたクレゾ
    ールノボラックまたはクレゾールと他のフェノール類と
    の共縮合ノボラック樹脂の製造方法。
JP14715982A 1982-08-24 1982-08-24 アリルエ−テル化クレゾ−ルノボラツク樹脂およびその製造方法 Granted JPS5936121A (ja)

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