JPS5935498Y2 - 補助ジブの連結チルト装置 - Google Patents

補助ジブの連結チルト装置

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Publication number
JPS5935498Y2
JPS5935498Y2 JP2644679U JP2644679U JPS5935498Y2 JP S5935498 Y2 JPS5935498 Y2 JP S5935498Y2 JP 2644679 U JP2644679 U JP 2644679U JP 2644679 U JP2644679 U JP 2644679U JP S5935498 Y2 JPS5935498 Y2 JP S5935498Y2
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JP
Japan
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auxiliary jib
pin
fixing
auxiliary
boom head
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Expired
Application number
JP2644679U
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English (en)
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JPS55129294U (ja
Inventor
多寿美 植本
Original Assignee
株式会社多田野鉄工所
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Publication date
Application filed by 株式会社多田野鉄工所 filed Critical 株式会社多田野鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は補助ジブを装着することのできるクレーンの分
野で用いられる。
補助ジブの装着はクレーン揚程を高くするものであるが
、ブームに対する補助ジブの装着角度(一般にチルト角
という)を深くすると吊荷とブーム腹面との間隔力吠き
くとれ荷役作業をやりやすくするという面がある。
そこで補助ジブのチルト角は例えば5°と30’という
ように変更できるようにする機構が望まれるようになっ
たが、ここで用いられる機構は、安全上十分な強度を持
っておりかつクレーン能力をできるだけ低下させないよ
う軽量であることが強く望まれている。
(従来の技術) この分野の従来技術には実公昭44−14518号公銀
記載のものがある。
この従来技術はブームヘッドに回動可能に取付けた連結
板に補助ジブ基部の上下ブラケットをピン連結したもの
である。
この従来例では補助ジブのチルト角を変更することは可
能であったが、荷役作業中には補助ジブの重量と吊荷の
重量が連結板に剪断力として作用するので連結板に十分
な強度を支えるとその板厚が厚くなったり補助強リブを
必要とするなど全体として大型化、重量化するという問
題が避けられなかった。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、強度を十分保持しながら軽量化を達成するこ
とのできる装置を得ることを解決課題とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、クレーンブームのブームヘッド前方に補助ジ
ブを装着する連結部材を備え、この連結部材は下部をブ
ームヘッド側壁に植設した支軸に回動可能に枢支してあ
り、上部には固定ピンを挿入してブームヘッド側壁に固
定するピン連結孔を設け、前記枢支点を中心に該連結部
材を回動させ連結部材のブームヘッドに対するピン固定
位置を変更できるようにし、連結部材の上部に固定ブラ
ケットを設け、補助ジブの基端部上部の固定ボスを前記
固定ブラケットにピン連結し、補助ジブの基端部下部の
係合フォークを前記支軸に係合させるようにしたもので
ある。
(作 用) 本考案では補助ジブの下部に発生する圧縮力は支軸で受
は止めるので連結部材に大きな剪断力や圧縮力を作用さ
せることは避けられる。
連結部材に作用するのは引張力のみとなる。
(実施例) 第1図は本考案実施例の連結部材4を示している。
連結部材4はクレーンブーム14先端のブームヘッド1
の両側壁に沿って設けられるもので、概ねかぎ形をなす
プレートであって、その下部は支軸2により回動可能な
ように枢支している。
一方その上部ではピン連結孔7,8を穿孔しており、こ
の位置は第4図に示すように枢支点2を中心とする同一
円周上において角度θ(例えば25°)を離間させるよ
うにしている。
そしてブームヘッド1側壁に穿孔したピン連結孔(図示
せず)に合せて固定ピン9を挿入して固定するようにし
ている。
またこの連結部材4は補助ジブ3を連結するための固定
ブラケット5を上部に備え、第2図に示す補助ジブ3の
基部に設けた固定ボス15と重合させ連結ピン6で連結
し、また下部の支軸2に係合フォーク12を係合させて
補助ジブ3を取付けるようにしている。
なおこの連結ピン6は固定ブラケット5下部に取付けた
筒に収められピン軸逍りに回転させると内部のストッパ
が外れ附勢スプリングの弾発力でピンが突出するように
なっている公知のものを用いている。
更に第1図に示す一側の連結部材4には固定ブラケット
5と支軸2との間に支点ブラケット10を設けている。
これは補助ジブ3をブーム前方へ回動させるときの回動
支点とするもので、補助ジブ3の基部−側に設けた支点
ボス11と重合し連結ピン13により結合するようにし
ている。
なお連結ピン13は前述した連結ピン6と同構成のもの
である。
この連結部材4には第6図または第7図に示すように補
助ジブ3を装着し作業するときは固定ブラケット5には
引張応力Fが、支軸2には圧縮応力fが作用し、夫々に
水平分力F1.f1と垂直分力F2.f2が発生する。
前述のピン連結孔7,8の穿孔位置は部材aの変形を防
ぐためできるだけ水平分力F1の作用線上に一致させる
か近づけることが望ましい。
また部材すには圧縮応力f2は支軸2で受けるので圧縮
応力は比較的小生さい力のF2しか作用しない。
本実施例の着脱、チルト角変更操作を次に説明する。
(1) 補助ジブ3の装着操作。
まず連結部材4の固定ブラケット5と支点ブラケット1
0の一側に補助ジブ3の固定ボス15と支点ボス11の
一側を合せ、夫々連結ピン6.13で連結する(第5同
口図示)。
この状態で連結ピン6.13を回動支点として補助ジブ
3を前方に回動させ(第6図)、他方の側の固定ブラケ
ット5と固定ボス15を合わせ連結ピン6で連結する。
保合フォーク12は補助ジブ3を回動する前は支軸2と
接していないが前述の如く回動させると支軸2を挟持す
るように第3図に示す如く嵌合する。
図示していない他方の側の保合フォーク12も同様であ
る。
このようにした上で補助索18をシーブ16、補助ジブ
3先端のシーブ17を介して副吊具に連結すれば補助ジ
ブ3の装着は完了する。
尚、補助ジブ3の取り外し格納は前記の手順と逆に行え
ばよい。
(2)補助ジブ3のチルト角変更操作 固定ピン9をピン連結孔7に挿入している場合は第6図
及び第8図イ図示の如くチルト角は浅い。
この状態からチルト角を深くするときは固定ピン9をピ
ン連結孔8に差し込めばよい。
その手順はまず補助索18を巻き上げ副吊具19を補助
ジブ3の先端に突き当てて止め補助ジブ3を落下しない
よう支える。
次いで固定ピン9をピン連結孔7から抜いて補助索18
をゆるめ補助ジブ3の先端を下げる。
連結部材4は補助ジブ3に連結されているから連結部材
4は第4図中A方向に回動する。
ピン連結孔8が固定ピン9と合ったところで補助索18
を止め固定ピン9をピン連結孔8に差し込む。
これで補助ジブ3は第7図及び第8同口図示の状態で保
持され深いチルト角を与えられる。
この状態から浅いチルト角に戻すには前記の手順を逆に
行い連結部材4を第4図中B方向に回動させて行う。
(他の実施例) ジブの不使用時における格納方式にはブームの側面に係
止するもの、ブームの側面に係止するもの、ブームの腹
面に係するもの等があるが、本考案では適宜の方法でジ
ブを連結部材に装着するものであれば全てに適用が可能
である。
また連結部材4のピン連結孔は連結部材4側を1個の丸
穴または長穴にしブームヘッド側に2個の丸穴を設ける
など従前公知の慣用手段と代替してもよい。
(考案の効果) 本考案によると連結部材に発生する応力はほとんどが引
張応力となるので、必要な強度を十分保ちながら小型化
、軽量化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部斜視図、第2図は本考案実
施例で用いる補助ジブ3の基部斜視図、第3図は保合フ
ォーク12と支軸2の関連図、第4図は本考案実施例の
連結部材4の正面図、第5図イ9口は補助ジブ3装着操
作中の正面図及び平面図、第6図イ9口は補助ジブ3の
装着時の正面図及び平面図、第7図はチルト角変更操作
時のブームヘッド1と補助ジブ3の正面図、第8図はク
レーンブーム14起立時の補助ジブ3のチルト角を変更
した二姿勢を示す外観図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クレーンブーム14のブームヘッド1前方に補助ジブ3
    を装着する連結部材4を備え、 該連結部材4は下部をブームヘッド側壁に植設した支軸
    2に回動可能に枢支してあり、上部には固定ピン9を挿
    入してブームヘッド側壁に固定するピン連結孔7,8を
    設け、 前記枢支点2を中心に該連結部材を回動させ、連結部材
    4のブームヘッド1に対するピン固定位置を変更できる
    ようにし、 連結部材4の上部に固定ブラケット5を設け、補助ジブ
    3の基端部上部の固定ボス15を前記固定ブラケット5
    にピン連結し、補助ジブ3の基端部下部の保合フォーク
    12を前記支軸2に係合させるようにしたことを特徴と
    する補助ジブの連結チルト装置。
JP2644679U 1979-03-01 1979-03-01 補助ジブの連結チルト装置 Expired JPS5935498Y2 (ja)

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JP2644679U JPS5935498Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01 補助ジブの連結チルト装置

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JP2644679U JPS5935498Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01 補助ジブの連結チルト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55129294U JPS55129294U (ja) 1980-09-12
JPS5935498Y2 true JPS5935498Y2 (ja) 1984-10-01

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ID=28868710

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JP2644679U Expired JPS5935498Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01 補助ジブの連結チルト装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043690U (ja) * 1983-09-02 1985-03-27 昭和飛行機工業株式会社 クレ−ンにおける補助ジブの張出し装置

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JPS55129294U (ja) 1980-09-12

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