JPS5912276Y2 - ジブクレ−ン利用の杭打装置 - Google Patents

ジブクレ−ン利用の杭打装置

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Publication number
JPS5912276Y2
JPS5912276Y2 JP1976143081U JP14308176U JPS5912276Y2 JP S5912276 Y2 JPS5912276 Y2 JP S5912276Y2 JP 1976143081 U JP1976143081 U JP 1976143081U JP 14308176 U JP14308176 U JP 14308176U JP S5912276 Y2 JPS5912276 Y2 JP S5912276Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jib
leader
pile
pile driving
crane
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976143081U
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English (en)
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JPS5360309U (ja
Inventor
純一 阿部
圭一 中村
Original Assignee
土機商工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 土機商工株式会社 filed Critical 土機商工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は陸上または海上での土木工事に使用しうるジ
ブクレーン利用の杭打装置に関する。
一般に、土木工事に使用される杭打装置とじて杭打専用
機によらない場合は、陸上ではクローラクレーン、海上
では浮きクレーンが利用される。
この形式のものは、第1図に示すように車体または船体
上に立設されたジブaの上端にリーダd(マストとも云
う)を枢支し、その下部をキャツチホークと呼ばれるリ
ーダ支持装置eによって支え、リーダd前面にあるガイ
ドを上下動するパイルハンマーfによってリーダd前面
に建込んだパイルgの頭部を打撃し、その打撃力によっ
てパイルを地中に打込むようにしている。
ところで、斜杭打をする場合専用機ならば垂直線に対し
前後にそれぞれ20〜30゜の斜杭打が可能であるが、
ジブクレーン利用のものでは5〜15゜程度で、特に後
傾角についてはせいぜい5゜程度である。
すなわちジブクレーンはジブaの上端とガントリbの先
端とを府仰ロープCで連結し、このロープCを機台上の
ドラムに巻込み、巻戻すことによってジブaを府仰させ
ている。
そのため最大府仰角は海上あるいは不整地で使用するこ
とを考慮すれば、せいぜい水平線に対し80゜が限度で
ある。
この条件下で、リーダdの後傾角を大きくとるにはジブ
aを最大府仰角に起し、更にキャツチホークeを伸長さ
せる必要がある。
その伸長長さはりーダdの長さに比例して長大となる(
例えば、リーダ長さ40mで後傾角15゜とすれば、キ
ャツチホークeの全長は16mとなる)。
このようにキャツチホークeを長くすれば、ガタつきや
横振れが大きくなり、リーダ下部の支持が不安定となり
杭打精度が低下するばかりでなく、作業の安全性も保て
なくなる。
このような理由から、特に海上土木工事において後傾角
の大きな斜杭打を行う場合には地形上どうしても高価な
専用船に頼らざるを得ない実情にある。
そこで、汎用性の高いジブクレーンを利用して専用機に
匹敵する杭打角(前後共30’程度)が得られれば、ジ
ブクレーンの利用範囲が一層広がり、経済的で業界にと
ってプラスとなる。
この考案は前述の欠点を解滑し上記の要求に応えるべく
なされたもので、ジブクレーンのガントリーの先端とジ
ブの上端とを油圧シリンダまたはスクリュ杆のような伸
縮自在のジブ支持部材によって連結し、リーダ下部を支
持するキャツチホークの長さを伸長しないで、ジブの府
仰角を水平線に対し90〜110゜の範囲にとり得るよ
うにしたことを特徴とし、パイルのリーダを後方に30
゜程度傾けることができ、大きな角度の斜杭打が可能と
なり、しかもリーダ下部の支持が確実でガタつくことな
く安全に杭打作業が遂行できるものである。
第2図以下の図面に記載した装置は、本考案を浮きクレ
ーンにおいて実施した一例であるが、以下図面について
説明すると、船体S上に回転自在に架設された機台1に
ジブ2の下端を枢支し、同じ機台1上に設けられたガン
トリ3の先端に軸架されたガイドシーブ6とジブ2の上
端にペンダントロープ5′を介して吊り下げられたペン
ダント5との間に府仰ロープ4が張り渡され、府仰ロー
プ4は機台1上に架設されたドラム7に巻きこまれ、ド
ラム7の巻きとり、巻きもどしによりジブ2を府仰させ
る。
ジブ2の府仰角は通常水平線に対し30〜80゜である
8は巻上ロープ、9は巻上トップシーブ、9′は巻上ガ
イドシーブで、以上が通常のジブクレーンの構或である
リーダ10は、マストとも呼ばれ、パイルハンマー11
の上下動のガイドとなるガイドレールを有し、またパイ
ル13の引寄せと建込みならびにハンマー11とパイル
13の中心位置保持のために使用されるもので、ジブ2
の上端にピン14で枢支され吊り下げ゛られる。
パイルハンマー11はテ゛イーゼル式あるいは気動式の
通例の杭打機で、リーダ10に沿って上下動し、パイル
13の頂部を打撃する。
リーダ頭部15にはパイルハンマー11及びパイル13
の吊上げに用いられる滑車が軸架されている。
リーダ10の下部は、キャツチホーク12に、油圧シリ
ンダー16とピストンロツド17との結合を介して連結
され、キャツチホーク12は機台1にピン結合される。
この油圧シリンダー16とピストンロツド17との結合
は、リーダ10の下端の僅かな位置補正に利用されるも
ので、第1図に示す従来装置のように、リーダ10の後
傾角形威のための大きな伸長を与えるものではない。
ジブ2の上端とガントリ−3の先端との間には、油圧シ
リンダー21とピストンロッド22および連結ロツド2
3からなる伸縮自在のジブ支持部材20が配設される。
油圧シリンダー21は、下端を球面軸受を介してガント
リ−3の上端に取付け、ピストンロツド22下部を内部
に嵌入せしめ、ピストンロツド22下端のピストン両側
にオイルを導入あるいは排除してピストンロッド22を
出入させる。
油圧操作は別に機台1上に設置する油圧ポンプ(図示せ
ず)と管で連結して行う。
ピストンロツド22の上端は連結ロツド23に固着され
、連結ロツド23の上端は連結片24を介してピン25
.25’でジブ2の上端にピン結合される。
連結片24はローラ26,26’を回転自在に支持し、
ジブ2の脊面に沿って設けられたローラーガイド27に
ローラ26,26’がはまりこんでいて、ピン25をは
ずして連結ロツド23とジブ2の結合を解いたとき、ロ
ーラ26 ,26’がローラーガイド27に沿ってスラ
イドでき、第5図に鎖線で示すようにジブ2が連結ロツ
ド23と関係なしに自由に府仰できるようになっている
この装置で杭打作業を行う場合、直杭打の際には、ジブ
2を府仰ロープ4による最大府仰角の位置におきリーダ
10を水平面に対し垂直に維持して杭打をすればよい。
第3図■は直杭打の状態を示している。
斜杭打の場合、リーダ10を前傾角をとって支持するに
は府仰ロープ4を巻戻してジブ2を前に傾ければ第3図
[F]に示すようにリーダ10は所要の前傾角をとる。
この際ピストンロッド22は油圧シリンダ21から抜け
出る方向へ動きジブ支持部材20は全体として伸長する
が、このピストンロツド22の動きに油圧操作は加えな
くてよい。
リーダ10を後傾角をとって支持するには府仰ロープ4
を巻き上げ前記第3図■の状態にもどし、油圧シリンダ
21を押圧操作してピストンロッド22を引き入れる方
向へ動かしジブ支持部材20全体を短縮してジブ2を後
方へ傾かせれば第3図■に示すようにリーダ10に大き
な後傾角をとらせることができる。
以上いずれの場合にもキャツチホーク12の伸縮は必要
がなく、ただリーダ10の位置の徴調整のためにシンリ
ンダ16とピストンロツド17の保合関係が利用される
ジブ支持部材20のピストンロツド22は、リーダ10
の最大後傾角から最大前傾角までに対応するストローク
をもつように設計され、ジブ2の府仰角もそれによって
制限されるので、リーダ10をジブ2から取り外して通
常のジブクレーンとして使う場合には、連結ロツド23
とジブ2の結合関係をピン25をはずすことによって解
きジブ2を通常の府仰角まで前傾させることができる。
そしてその際連結ロツド23の先端の連結片24のロー
ラ26,26’がジブ2のローラーガイド27に沿って
上下できるので、ジブクレーンとしても何等支障なく使
用することができる。
以上のように本考案の杭打装置においては、通常のジブ
クレーンにおけるジブの府仰ならびに支持のための府仰
用ロープの外に伸縮自在のジブ支持部材を設け、キャツ
チホークを伸縮しないでリーダの前後傾ができるように
したので、リーダを杭打角前後30゜ぐらいまで傾けて
支持することが可能となり、その支持は安定性がよく、
杭打精度が高く、杭打性能は専用機に匹敵する。
杭打専用機も極めて限られた範囲で荷役作業ができない
わけではないが、本考案のものはリーダを取り外せば普
通のジブクレーンとして使用でき、更にグラブパケット
などを取けて浚渫作業可能な構造としておけば多目的に
使用でき、専用機と比較してはるかに経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のジブクレーン利用の杭打装置の側面図、
第2図は本考案のジブクレーン利用の杭打装置の側面図
、第3図は同上装置の作用状態を示す側面図、第4図は
ジブと連結ロツドとの結合状態を示す平面図、第5図は
同側面図、第6図はキャツチホー夕の平面図、第7図は
同側面図である。 1・・・・・・機台、2・・・・・・ジブ、3・・・・
・・ガントリー、4・・・・・・府仰ロープ、10・・
・・・・リーダ、11・・・・・・パイルハンマー、1
2・・・・・・キャツチホーク、13・・・・・・パイ
ル、10・・・・・・ジブ支持部材、21・・・・・・
油圧シリンダ、22・・・・・・ピストンロツド、23
・・・・・・連結ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機台1に下端を枢支したジブ2の上端と機台1に設けた
    ガントリ−3の上端との間に、ジブ2の前傾状態を支持
    する府仰用ロープ4を張設したジブクレーンにおいて、
    そのジブ2の上端にパイルハンマー11の上下動のガイ
    ドとなるリーダ10を枢支し、リーダ10の下部をキャ
    ツチホーク12により機台1に連結してリーダ10を支
    持し、伸縮自在でジブの後傾状態を支持するジブ支持部
    材20を、その上端はそこに軸支した連結片24を介し
    てジブ2に嵌脱自在にピン止めし、その下端はガントリ
    −3の上端に枢支して設け、連結片24にはローラ26
    ,26’を装設し、前記ジブと連結片のピン止めを解
    いたとき、該ローラがジブ2に設けたガイド27に沿っ
    て移動できるようにしたジブクレーン利用の杭打装置。
JP1976143081U 1976-10-26 1976-10-26 ジブクレ−ン利用の杭打装置 Expired JPS5912276Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976143081U JPS5912276Y2 (ja) 1976-10-26 1976-10-26 ジブクレ−ン利用の杭打装置

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JP1976143081U JPS5912276Y2 (ja) 1976-10-26 1976-10-26 ジブクレ−ン利用の杭打装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5360309U JPS5360309U (ja) 1978-05-23
JPS5912276Y2 true JPS5912276Y2 (ja) 1984-04-13

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ID=28751802

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JP1976143081U Expired JPS5912276Y2 (ja) 1976-10-26 1976-10-26 ジブクレ−ン利用の杭打装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57146830A (en) * 1981-03-03 1982-09-10 Daito Kogyo Kk Slide type hanging tower

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Publication number Publication date
JPS5360309U (ja) 1978-05-23

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