JPS5932386B2

JPS5932386B2 - エレベ−タの乗場呼び打消装置

Info

Publication number: JPS5932386B2
Application number: JP52043888A
Authority: JP
Inventors: 照男竹内
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1977-04-15
Filing date: 1977-04-15
Publication date: 1984-08-08
Also published as: JPS53128841A

Description

【発明の詳細な説明】この発明はエレベータの乗場で登録された乗場呼びを打
消す装置の改良に関するものである。

割当方式のエレベータにおいては、乗場呼びが登録され
ると、これに応答するのに最適のかごが割り当てられる
。

そして、この割当かごが選択されると、その乗場呼びが
登録された階の割当灯（通常到着予報灯を兼用する。

）を点灯して、その乗場の待客を案内するようになって
いる。

しかし、エレベータは乗場呼びだけで運転されるもので
はなく、かご呼びによっても運転される。

したがって、上記割当かごが割当階に到着する前に、他
のかごがかと呼びで停止することも起こり得る。

そして、かご呼びでかごが停止すると、待客はそれに乗
り込んでしまうので、後から割当かごが到着しても、乗
り込む待客はおらず、むだ停止となる。

そこで、かご呼びのかとが先に到着するときは、その階
の乗場呼びを解除し、割当灯も消灯して、その階には停
止せず、他の乗場呼びに応答させて、運転効率を低下さ
せないようにすることも行われている。

しかし、割当灯の点灯で、かごの到着を期待していた待
客は、割当灯の消灯によってその期待が裏切られた感じ
を抱く。

乗場に位置表示器が設置されており、その点滅によって
かごの接近を期待しているときには、特にそれが著しい
。

この発明は上記不具合を改良するもので、割当かごより
も先にかと呼びで他のかごが到着するとき、乗場呼び解
除の時期を適切にして、待客の期待を裏切らず、かつ運
転効率も低下しないようにしたエレベータの乗場呼び打
消装置を提供することを目的とする。

以下、第１図及び第２図により、この発明を８階の建物
に３台のエレベータが設置された場合の２階の乗場に適
用した一実施例について説明する。

なお、第１図は各号機ごとに設けられ、第２図は各号機
共通に１組設けられている。

第１図中、（４）は正極電源、３ａ〜８ａはかごが３階
から８階にいるときそれぞれ「Ｈ」となるかご位置信号
、２ｂ〜７ｂはかごが２階〜７階の乗場下り呼びに割り
当てられたときそれぞれｒＨＪになる下り呼び割当信号
、２０〜７ｃはそれぞれ２階〜７階の乗場下り呼び打消
信号、１０はかごが下り方向運転のとき「Ｈ」となる下
り方向信号、１１〜１６はＮＡＮＤゲート、１７〜２２
は抵抗、２３〜３３はダイオード、３４〜３９はインバ
ータゲート、４０〜４５ばＡＮＤゲートである。

第２図中、２ａＡ〜２ａＣはそれぞれＡ号機〜Ｃ号機の
２階かご位置信号、２ｃＡ〜２ｃＣはそれぞれＡ号機〜
Ｃ号機の２階下り呼び割当信号、２ｄは２階の乗場下り
呼びボタン、２ｅは２階の乗場下り呼び信号、４６Ａ〜
４６ＣはそれぞれＡ号機〜Ｃ号機が停止を決定すると「
Ｈ」になる停止決定信号、４７〜５０はＡＮＤゲート、
５１はＮＯＲゲート、５２はＯＲゲート、５３はメモリ
である。

次に、この実施例の動作を説明する。

２階の乗場下り呼びボタン２ｄが押されると、メモリ５
３がセットされ、２階の乗場下り呼び信号２ｅは「Ｈ」
となり、２階の下り呼びが登録される。

下り呼び信号２ｅが「Ｈ」になると、周知の割当回路（
図示しない）が動作して、２階の下り呼びに応答するの
に最適のかごが選択される。

このかごがＡ号機であるとすると、Ａ号機の下り呼び割
当信号２ｂがｒＨＪとなり、Ａ号機の２階の下り呼び割
当灯が点灯する。

こ＼で、割当かごであるＡ号機以外のかご、例えばＢ号
機が先にかと呼びにより、かつ下り方向運転で２階に停
止を決定したとする。

下り方向信号１０Ｂ、かご位置信号２ａＢ及び停止決定
信号４６ＢがすべてｒＨＪになるので、ＡＮＤＮＯゲー
トの出力はｒＨＪとなり、ＯＲゲート５２の出力もｒＨ
Ｊとなる。

一方、Ａ号機が５階以上を下り走行中のときは、インバ
ータゲート３４０入力は「Ｈ」で、その出力はｒＬＪと
なる。

そのため、ＡＮＤゲート４０の出力である下り呼び打消
信号２ｃはｒＬＪになる。

すなわち、Ａ号機の下り呼び打消信号２ｃＡはｒＬＪに
なり、ＮＯＲゲート５１の出力はｒＨＪとなる。

既にＯＲゲート５２の出力は「Ｈ」になっているので、
ＡＮＤゲート５０の出力はｒＨＪになり、メモリ５３は
リセットされ、２階の下り呼び信号２ｅはｒＬＪとなり
、２階の下り呼びは解除される。

これにより、２階の下り呼び割当灯は消灯する。

このように、２階の下り呼びに割当てられたかごが２階
から遠く離れた位置にあるときは、先着したかと呼びか
ごのＢ号機によって乗場呼びは解除され、Ａ号機の停止
によるむだは除かれる。

次に、割当かごであるＡ号機が４階（又は３階）を下り
走行中であると、下り方向信号１０及びかご位置信号４
ａはともに「Ｈ」となり、ＮＡＮＤゲート１２の出力は
ｒＬＪとなる。

このため、ダイオード２４は導通し、ダイオード２４の
アノード側すなわちインバータ３４０入力はｒＬＪとな
る。

下り呼び割当信号２ｂは既にｒＨＪになっているから、
ＡＮＤゲート４０の出力、すなわち下り呼び打消信号２
ｃはｒＨＪになる。

したがって、打消信号２ｃＡは「Ｈ」となり、ＮＯＲゲ
ート５１の出力はｒＬＪになる。

そのため、ＯＲゲート５２の出力が「Ｈ」でも、ＡＮＤ
ゲート５０の出力はｒＬＪとなり、メモリ５３はリセッ
トされない。

すなわち、先着したＢ号機による２階の下り呼びの打消
しは阻止される。

このように、２階の下り呼びに割り当てられたかごが２
階に近い位置にあるときは、先着したＢ号機による乗場
呼びの解除は阻止され、割当灯どおりのＡ号機を応答さ
せる。

これによって、待客の期待を裏切らない運転が可能とな
る。

Ａ号機が２階に停止を決定したときには、再びインバー
タゲート３４の入力は「Ｈ」となり、その出力は「Ｌ」
となるため、下り呼び打消信号２ｃはｒＬＪとなる。

したがって、上述と同様にして２階の下り呼びは解除さ
れ、とれにより割当灯も消灯する。

上記実施例は２階の下り呼びについて説明したが、上り
呼びについても同様である。

また、他の階についても容易に説明できる。

また、割り当てられた階の２階床手前にかごが達したと
きについて説明したが、何階法手前であってもよい。

更に、乗場呼びごとにそれを変化させるようにもできる
。

また、割当かごが割当階に到着するまでの予測時間に応
じて、上記動作を行わせてもよい。

以上説明したとおりこの発明では、乗場呼びに割り当て
られたかごがその階の手前のあらかじめ定められた位置
に達すると、上記階にかと呼びで先着するかごがあって
も、その階の乗場呼びを解除せず、割当報知を維持する
ようにしたので、待客の期待を裏切らず、かつ運転効率
の低下も防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明によるエレベータの乗場呼
び打消装置の一実施例を示す論理回路図である。３ａ〜８ａ・・・３階〜８階かご位置信号、２ｂ〜７ｂ
・・・２階〜７階乗場下り呼び割当信号、２０〜７ｃ・
・・２階〜７階乗場下り呼び打消信号、２ｄ・・・２階
乗場下り呼びボタン、２ｅ・・・２階乗場下り呼び信号
、１０・・・下り方向信号、１１〜１６・・・ＮＡＮＤ
ゲート、１７〜２２・・・抵抗、２３〜３３・・・ダイ
オード、３４〜３９・・・インバータゲート、４０〜４
５・・・ＡＮＤゲート、４６Ａ〜４６Ｃ・・・Ａ号機〜
Ｃ号機停止決定信号、４７〜５０・・・ＡＮＤゲート、
５１・・・ＮＯＲゲート、５２・・・ＯＲゲート、５３
・・・メモリ。なお、図中同一部分は同一符号により示す。

Claims

【特許請求の範囲】

１乗場呼びに対して応答するかごを割り当て、この割
り当てられたかごが上記乗場呼びの登録された階に到着
する前に上記路に上記割り当てられたかごの到着を報知
し、上記割り当てられたかご以外のかごが上記路にかと
呼びで停止決定したときは上記路の乗場呼びを解除する
ようにしたものにおいて、上記割り当てられたかごが上
記路の手前のあらかじめ定められた位置に達したことを
検出したときは、上記路にかと呼びで停止するかごがあ
っても上記路の乗場呼びの解除を阻止し、上記報知を維
持する乗場呼び解除阻止回路を備えたことを特徴とする
エレベータの乗場呼び打消装置。