JPH05319705A - エレベータの割当装置 - Google Patents

エレベータの割当装置

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JPH05319705A
JPH05319705A JP4121631A JP12163192A JPH05319705A JP H05319705 A JPH05319705 A JP H05319705A JP 4121631 A JP4121631 A JP 4121631A JP 12163192 A JP12163192 A JP 12163192A JP H05319705 A JPH05319705 A JP H05319705A
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JP
Japan
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elevator
floor
call
destination floor
allocation
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JP4121631A
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English (en)
Inventor
Shoichi Okubo
正一 大窪
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 行先階の呼登録と取消しが繰返し行なわれて
も、エレベータかごの無駄な停止を防止できるととも
に、エレベータ乗場の待客がエレベータを待つ場所を頻
繁に移動する必要がないエレベータの割当装置を提供す
る。 【構成】 エレベータ乗場に配設された1,2,4〜9
階の行先階釦4a〜4hの操作によって行先階に対応す
る所定の呼を行先階呼登録手段10で各々登録し、この
登録呼に応じてサービスするエレベータかごを割当手段
20で割当て、既に登録された呼に対応する1,2,4
〜9階の行先階釦4a〜4hが操作されたとき、その呼
登録を取消すが、既に登録された呼が全て取消されたと
き、登録呼が全て取消されたときから所定時間経過する
まで、割当要求保持回路21によってサービスするエレ
ベータかごの割当を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台併設されて群管
理されるエレベータの割当装置に関するものであり、特
に、エレベータ乗場に行先階釦が設置されたエレベータ
の割当装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエレベータの割当装置に
関連するものとして、特公昭57−24310号公報に
掲載の技術を挙げることができる。この公報には、エレ
ベータ乗場で行先階を登録できるようにし、エレベータ
乗場の客の行先階をも考慮してエレベータかごを適宜割
当てることにより、エレベータ乗場における待時間を短
縮できるエレベータの群管理について開示されている。
【0003】また、従来のエレベータ乗場の行先階釦に
係わる呼登録装置に関連するものとして、特開昭56−
12273号公報に掲載の技術を挙げることができる。
この公報には、エレベータ乗場で行先階を誤って登録し
た際に、誤登録した行先階釦を操作することにより、登
録された行先階の呼を取消し、無駄な行先階の呼にエレ
ベータが応答しないようにして、エレベータの運転効率
の向上と消費電力の低減を図る技術が示されている。
【0004】そして、このようなエレベータの割当装置
は、従来より複数台のエレベータを一群として管理する
群管理エレベータに用いられており、近年の建物には広
く採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のエレベータの割当装置では、エレベータ乗場の客
が行先階を誤って登録した際に、誤って登録したことに
気付き誤登録した行先階釦を操作して、登録された行先
階の呼を取消すことができるために、次のような不具合
があった。
【0006】つまり、エレベータ乗場の客の行先釦の操
作によって、任意の一階床の行先階の呼が登録される
と、その呼に対して最適な1台のエレベータかごが割当
てられ、その呼びに向ってエレベータかごは直ちに走行
を開始していた。ところが、このとき、エレベータ乗場
の客が登録した階が誤っていることに気付き、登録され
ている行先階と同じ行先階釦を操作すると、登録された
行先階の呼が取消されるので、行先階の登録呼が全て無
くなることがあった。こうして、エレベータが応答すべ
き呼が無くなると、その呼に対する割当てが中止され、
エレベータかごは走行を中止し、走行方向の最寄りの階
に停止していた。その後、本来行こうとしていた階の行
先階釦をエレベータ乗場の客が操作し、行先階の呼を新
ためて登録すると、再度、その呼に対して最適なエレベ
ータかごが割当てられ、走行を開始していた。
【0007】このように、従来のエレベータの割当装置
では、一階床の行先階の呼が登録され、その呼が取消さ
れるとエレベータかごは途中で走行を中止し、再度、行
先階の呼が登録され割当てが見直されると、前回と同一
のエレベータかごまたは他のエレベータかごが割当てら
れて走行を開始するために、エレベータの運転効率がよ
くなかった。
【0008】また、近年では、呼が登録されると即時に
割当てられたエレベータかごをエレベータ乗場に予報表
示する装置を備えた群管理エレベータも広く採用される
ようになってきた。しかし、この予報表示装置を備えた
群管理エレベータにおいては、上記のような行先階の呼
登録と取消しが繰返し行なわれると、呼登録が行なわれ
る都度、割当てるエレベータかごが見直され、エレベー
タ乗場に予報表示されるエレベータかごが変化してい
た。このため、予報表示されるエレベータかごが変化す
る度に、エレベータ乗場の待客は予報表示されるエレベ
ータかごに合わせてエレベータを待つ場所を移動するこ
とになり、エレベータ乗場の待客に不満感を抱かせてい
た。
【0009】そこで、この発明は、行先階の呼登録と取
消しが繰返し行なわれても、エレベータかごの無駄な停
止を防止できるとともに、エレベータ乗場の待客がエレ
ベータを待つ場所を頻繁に移動する必要がないエレベー
タの割当装置の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるエレベー
タの割当装置は、複数台併設されたエレベータの各エレ
ベータ乗場に配設された行先階釦と、前記行先階釦の操
作によって行先階に対応する所定の呼を各々登録する行
先階呼登録手段と、前記登録呼に応じてサービスするエ
レベータかごを割当てる割当手段と、既に登録された呼
に対応する行先階釦が操作されたとき、その呼登録を取
消す呼登録取消手段と、既に登録された呼が全て取消さ
れたとき、サービスするエレベータかごの割当を保持す
る割当保持手段と、前記割当保持を所定の条件のとき解
除する割当保持解除手段とを具備するものである。
【0011】
【作用】本発明のエレベータの割当装置においては、エ
レベータ乗場に配設された行先階釦の操作によって行先
階に対応する所定の呼を各々登録し、この登録呼に応じ
てサービスするエレベータかごを割当て、既に登録され
た呼に対応する行先階釦が操作されたとき、その呼登録
を取消すが、既に登録された呼が全て取消されたとき、
登録呼が全て取消されたときから所定条件になるまで、
サービスするエレベータかごの割当を保持するものであ
るから、エレベータ乗場の客が誤って行先階釦を操作し
たことに気付いて、登録されている行先階の呼を全て取
消した後、所定条件内に本来行こうとしていた行先階の
呼を登録することにより、エレベータかごは途中で走行
を中止することなく走行を継続し、乗客が待つエレベー
タ乗場に到着する。また、呼が登録されると割当てられ
た号機の割当予報灯が点灯する機構を備えている場合に
も、エレベータ乗場の客が誤って行先階釦を操作したこ
とに気付いて、登録されている行先階の呼を全て取消し
た後、所定条件内に本来行こうとしていた行先階の呼を
登録すれば、登録された呼を全て取消す前に割当てられ
て予報表示された号機のエレベータかごが到着する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。 〈第一実施例〉図1は本発明の一実施例であるエレベー
タの割当装置を示す回路構成図、図2は図1のエレベー
タの割当装置中の割当要求保持回路を示す内部回路図、
図4は乗場操作盤を備えた建物の3階乗場の外観を示す
正面図である。ここでは、本実施例のエレベータの割当
装置を3階のエレベータ乗場に適用した場合について述
べる。
【0013】図4において、1〜3は各々1〜3号機の
エレベータ乗場の戸、4は1,2,4〜9階の行先階釦
4a〜4hが配列され、各々に対応する呼を1〜3号機
共通に登録する乗場操作盤、5d〜7dは各々1〜3号
機のかご降方向割当予報灯、5u〜7uは同じく1〜3
号機のかご昇方向割当予報灯である。なお、乗場操作盤
4や1〜3号機のかご降方向割当予報灯5d〜7d及び
1〜3号機のかご昇方向割当予報灯5u〜7uは既に公
知である。
【0014】図1及び図2において、4a1 は1階の行
先階釦4aに内蔵され、この1階の行先階釦4aを押し
たときに点灯する1階の応答灯であり既に公知である。
4b1 〜4h1 も上記1階の応答灯4a1 と同様に各々
動作する2,4〜9階の応答灯である。10は1,2,
4〜9階の行先階釦4a〜4hが操作されると操作され
た階を登録し、登録した階の1,2,4〜9階の行先階
釦4a〜4hが再び操作されると、その階の登録を解除
する公知の行先階呼登録手段である。10D,10Uは
行先階呼登録手段10の出力である下方登録呼識別信
号,上方登録呼識別信号であり、登録した行先階が乗場
操作盤4の設置階(ここでは、3階)よりも、下方か上
方かを判別した登録呼識別信号である。11d〜13d
は1〜3号機のエレベータかごが3階に降方向で到着し
たときに発せられる1〜3号機の3階の降方向到着信
号、11u〜13uは同じく1〜3号機の3階の昇方向
到着信号、15d,15uは行先階呼登録手段10の出
力である降方向登録呼打消信号,昇方向登録呼打消信号
であり、3階にエレベータかごが降方向または昇方向で
到着し登録した呼を打消すときに発せられる登録呼打消
信号である。20は3階で行先呼が登録されたとき、1
〜3号機のエレベータかごのうち3階に最短時間で到着
すると予測されるエレベータかごを選択し、そのエレベ
ータかごに割当てを行なう割当手段である。21は割当
手段20の内部回路である割当要求保持回路であり、割
当ての要求と保持並びに解除を指令する。21D,21
Uは割当要求保持回路21の出力である降方向割当識別
信号,昇方向割当識別信号、22は割当手段20の内部
回路である割当演算回路であり、最短時間で到着するエ
レベータかごを選択し、各エレベータかごに割当指令を
出力する公知の割当演算回路である。1D,1Uは割当
演算回路22の出力である1号機の降割当指令信号,1
号機の昇割当指令信号であり、1号機に対して発せられ
る3階の降り及び昇りの割当指令信号である。2D,2
U,3D,3Uも各々2号機及び3号機に対して発せら
れる3階の降り及び昇りの割当指令信号である。
【0015】図2において、31,41はR−Sフリッ
プフロップ(以下、単に『メモリ』という)、32,4
2はORゲート、38,48はNOTゲート、39,4
9は入力信号が“H”になると一定時間後(例えば、3
秒後)に出力信号が“H”になる遅延回路である。な
お、(a)は乗場操作盤4の設置階よりも下方の行先階
を登録呼する場合に用いられる回路であり、(b)は乗
場操作盤4の設置階よりも上方の行先階を登録呼する場
合に用いられる回路である。
【0016】次に、この構成のエレベータの割当装置の
動作について説明をする。いま、1号機のエレベータか
ごが9階で待機しており、2号機のエレベータかごは5
階のかご呼が登録され3階を昇方向に走行しており、3
号機のエレベータかごは8階のかご呼が登録され4階を
昇方向に走行しているときに、3階のエレベータ乗場の
客が乗場操作盤4の1階の行先階釦4aを押したとす
る。この場合、行先階呼登録手段10は1階の行先呼を
登録し、1階の応答灯4a1 が点灯する。また、登録さ
れた1階の行先呼は、3階よりも下方であるので行先階
呼登録手段10は下方登録呼識別信号10Dを“H”と
して出力する。下方登録呼識別信号10Dが“H”にな
ると、割当要求保持回路21のメモリ31がセットさ
れ、降方向割当識別信号21Dが“H”となり保持され
る。降方向割当識別信号21Dが“H”になると、割当
演算回路22により最短時間で到着するエレベータかご
が選択される。なお、この割当演算回路22は既に公知
であるので、詳細な説明は省略する。割当演算回路22
により1号機が選択されたとすると、3階の1機の降割
当指令信号1Dが1号機に対して発せられ、1号機のか
ご降方向割当予報灯5dが点灯するとともに、1号機の
エレベータかごが3階の下方の登録呼にサービスするた
めに走行を開始する。
【0017】その後、3階のエレベータ乗場の客が登録
した階(1階)が誤っていることに気付き、登録されて
る行先階である1階の行先階釦4aを操作して、登録さ
れている行先階(1階)の呼を取消すと、全ての階が登
録されていない状態になる。このため、行先階呼登録手
段10は1階の呼登録を解除し、1階の応答灯4a1を
消灯し、下方登録呼識別信号10Dは“L”となる。下
方登録呼識別信号10Dが“L”になると、NOTゲー
ト38の出力は“H”になり、遅延回路39は時間のカ
ウントを開始する。この時点では、下方登録呼識別信号
10Dは“L”であるが、メモリ31はセット状態を維
持するので、降方向割当識別信号21Dは依然として
“H”のまま保持される。この結果、1号機の降割当指
令信号1Dは“H”に維持され、1号機のエレベータか
ごは3階に向って走行を継続し、1号機のかご降方向割
当予報灯5dは点灯したままとなる。
【0018】次に、行先階(1階)の呼を取消してから
所定時間(3秒)以内に、新たに2階の行先階釦4bが
押されると、行先階呼登録手段10は2階の行先呼を登
録し、2階の応答灯4b1 が点灯する。また、登録し
た2階の行先呼は、3階よりも下方であるので行先階呼
登録手段10は下方登録呼識別信号10Dを“H”とし
て出力する。下方登録呼識別信号10Dが“H”になる
と、NOTゲート38の出力は“L”になり、遅延回路
39は時間のカウントを中止する。この結果、メモリ3
1はセット状態を維持するので、降方向割当識別信号2
1Dは“H”のまま保持され、1号機のエレベータかご
は3階に向って走行を継続し、3階に降方向で到着す
る。
【0019】1号機のエレベータかごが3階に降方向で
到着すると、1号機の3階の降方向到着信号11dが
“H”になり、行先階呼登録手段10により3階の登録
呼を打消し、下方登録呼識別信号10Dが“L”になる
とともに降方向登録呼打消信号15dが“H”になる。
したがって、ORゲート32の出力が“H”になり、メ
モリ31はリセットされ、降方向割当識別信号21Dが
“L”となるので、1号機の3階の降方向の呼に対する
割当要求が解除され、割当演算回路22の出力である1
号機の降割当指令信号1Dが“L”になり、同時に1号
機のかご降方向割当予報灯5dが消灯する。
【0020】また、行先階(1階)の呼を取消してから
所定時間(3秒)経過しても、3階より下方の階の行先
階釦が操作されない場合、つまり、3階のエレベータ乗
場の客がエレベータの利用を中止したような場合は、N
OTゲート38の出力が所定時間(3秒)以上“H”に
なり続けるので、遅延回路39の出力は“H”となり、
ORゲート32の出力が“H”になり、メモリ31はリ
セットされ、降方向割当識別信号21Dが“L”となる
ので、1号機の3階の降方向の呼に対する割当要求が解
除され、割当演算回路22の出力である1号機の降割当
指令信号1Dが“L”になり、同時に1号機のかご降方
向割当予報灯5dが消灯する。この結果、1号機のエレ
ベータかごは走行を中止し、降方向の最寄階に停止す
る。
【0021】なお、上記説明では、3階より下方の行先
階釦が操作され、1号機のエレベータが割当てられた場
合について述べたが、3階よりも上方の行先階釦が操作
された場合も同様の動作となる。なお、この場合は、図
2の(b)の回路が機能する。また、割当てられるエレ
ベータかごは1号機に限定されるものではなく、そのと
きの各号機の状態に応じて割当てられ、2号機または3
号機であっても同様の動作となる。
【0022】このように、この実施例のエレベータの割
当装置は、1〜3号機の3台併設されたエレベータの各
エレベータ乗場に配設された乗場操作盤4の1,2,4
〜9階の行先階釦4a〜4hと、前記1,2,4〜9階
の行先階釦4a〜4hの操作によって行先階に対応する
所定の呼を各々登録する行先階呼登録手段10と、前記
登録呼に応じてサービスするエレベータかごを適宜割当
てる割当手段20と、既に登録された呼に対応する行先
階釦が操作されたとき、その呼登録を取消す従来より公
知の呼登録取消手段と、既に登録された呼が全て取消さ
れたとき、サービスするエレベータかごの割当を保持す
る図2のような構成の割当要求保持回路21である割当
保持手段と、前記割当保持を登録呼が全て取消されたと
きから所定時間経過することにより解除する図2のよう
な構成の割当要求保持回路21である割当保持解除手段
とを備えている。
【0023】即ち、本実施例のエレベータの割当装置
は、エレベータ乗場に配設された1,2,4〜9階の行
先階釦4a〜4hの操作によって行先階に対応する所定
の呼を各々登録し、この登録呼に応じてサービスするエ
レベータかごを割当て、既に登録された呼に対応する
1,2,4〜9階の行先階釦4a〜4hが操作されたと
き、その呼登録を取消すが、既に登録された呼が全て取
消されたとき、登録呼が全て取消されたときから所定時
間経過するまで、割当要求保持回路21によってサービ
スするエレベータかごの割当を保持するものである。
【0024】したがって、エレベータ乗場の客が誤って
行先階釦を操作したことに気付いて、登録されている行
先階の呼を全て取消した場合には、その時点から所定時
間内に本来行こうとしていた行先階の呼を登録すること
により、エレベータかごは途中で走行を中止することな
く走行を継続して乗客が待つエレベータ乗場に到着する
ので、当該エレベータ乗場の待客はそのエレベータかご
に乗って所望の目的階に行くことができる。この結果、
行先階の呼登録と取消しが繰返し行なわれても、エレベ
ータかごの無駄な停止を防止でき、エレベータの運転効
率が向上し、エレベータ乗場の待客の待時間を短縮でき
る。
【0025】また、呼が登録されると割当てられた号機
の割当予報灯が点灯する機構を備えたエレベータの割当
装置の場合にも、エレベータ乗場の客が誤って行先階釦
を操作したことに気付いて、登録されている行先階の呼
を全て取消した場合には、その時点から所定時間内に本
来行こうとしていた行先階の呼を登録すれば、エレベー
タ乗場の客が登録された呼を全て取消す前に割当てら
れ、予報表示された号機のエレベータかごが到着するの
で、エレベータ乗場の待客はエレベータを待つ場所を移
動することなく、エレベータの到着を待つことができ
る。この結果、行先階の呼登録と取消しが繰返し行なわ
れても、エレベータ乗場の待客がエレベータを待つ場所
を頻繁に移動する必要がないので、従来のようにエレベ
ータ乗場の待客に不満感を抱かせることがない。
【0026】さらに、エレベータ乗場の客が登録した階
に行くことを中止するために、登録されている行先階の
呼を全て取消した場合には、行先階の呼を取消した時点
から所定時間経過することにより、サービスするエレベ
ータかごの割当てが解除され、エレベータかごは走行を
中止する。したがって、無駄なサービスを防止でき、消
費電力の低減を図ることができる。
【0027】〈第二実施例〉図3は図1のエレベータの
割当装置中の他の割当要求保持回路を示す内部回路図で
ある。なお、図1及び図4は上記第一実施例と共通であ
る。図中、第一実施例と同一符号及び記号は第一実施例
の構成部分と同一または相当する構成部分を示す。ここ
でも、本実施例のエレベータの割当装置を3階のエレベ
ータ乗場に適用した場合について述べる。
【0028】図3において、34〜37はANDゲー
ト、44〜47はANDゲート、33,43はORゲー
トである。なお、(a)は乗場操作盤4の設置階よりも
下方の行先階を登録呼する場合に用いられる回路であ
り、(b)は乗場操作盤4の設置階よりも上方の行先階
を登録呼する場合に用いられる回路である。
【0029】次に、この構成のエレベータの割当装置の
動作について説明をする。1〜3号機の各エレベータか
ごの状態は上記第一実施例と同一状態のときに、3階の
エレベータ乗場の客が乗場操作盤4の1階の行先階釦4
aを押したとする。この場合、行先階呼登録手段10は
1階の行先呼を登録し、1階の応答灯4a1 が点灯す
る。また、登録された1階の行先呼は、3階よりも下方
であるので行先階呼登録手段10は下方登録呼識別信号
10Dを“H”として出力する。下方登録呼識別信号1
0Dが“H”になると、割当要求保持回路21のメモリ
31がセットされ、降方向割当識別信号21Dが“H”
となり保持される。降方向割当識別信号21Dが“H”
になると、割当演算回路22により最短時間で到着する
エレベータかごが選択される。割当演算回路22により
1号機が選択されたとすると、3階の1機の降割当指令
信号1Dが1号機に対して発せられ、1号機のかご降方
向割当予報灯5dが点灯するとともに、1号機のエレベ
ータかごが3階の下方の登録呼にサービスするために走
行を開始する。
【0030】その後、3階のエレベータ乗場の客が登録
した階(1階)が誤っていることに気付き、登録されて
る行先階である1階の行先階釦4aを操作して、登録さ
れている行先階(1階)の呼を取消すと、全ての階が登
録されていない状態になる。このため、行先階呼登録手
段10は1階の呼登録を解除し、1階の応答灯4a1を
消灯し、下方登録呼識別信号10Dは“L”となる。下
方登録呼識別信号10Dが“L”になると、NOTゲー
ト38の出力は“H”になる。この時点では、下方登録
呼識別信号10Dは“L”であるが、メモリ31はセッ
ト状態を維持するので、降方向割当識別信号21Dは依
然として“H”のまま保持される。この結果、1号機の
降割当指令信号1Dは“H”に維持され、1号機のエレ
ベータかごは3階に向って走行を継続し、1号機のかご
降方向割当予報灯5dは点灯したままとなる。
【0031】次に、行先階(1階)の呼を取消した後、
新たに2階の行先階釦4bが押されると、行先階呼登録
手段10は2階の行先呼を登録し、2階の応答灯4b1
が点灯する。また、登録した2階の行先呼は、3階より
も下方であるので行先階呼登録手段10は下方登録呼識
別信号10Dを“H”として出力する。下方登録呼識別
信号10Dが“H”になると、NOTゲート38の出力
は“L”になる。この結果、メモリ31はセット状態を
維持するので、降方向割当識別信号21Dは“H”のま
ま保持され、1号機の降割当指令信号1Dが“H”に維
持され、1号機のエレベータかごは3階に向って走行を
継続し、3階に降方向で到着する。
【0032】1号機のエレベータかごが3階に降方向で
到着すると、1号機の3階の降方向到着信号11dが
“H”になり、行先階呼登録手段10により3階の登録
呼を打消し、下方登録呼識別信号10Dが“L”になる
とともに、降方向登録呼打消信号15dが“H”にな
る。したがって、ORゲート32の出力が“H”にな
り、メモリ31はリセットされ、降方向割当識別信号2
1Dが“L”となるので、1号機の3階の降方向の呼に
対する割当要求が解除され、割当演算回路22の出力で
ある1号機の降割当指令信号1Dが“L”になり、同時
に1号機のかご降方向割当予報灯5dが消灯する。
【0033】また、行先階(1階)の呼を取消した後、
3階より下方の階の行先階釦が操作されない場合、つま
り、3階のエレベータ乗場の客がエレベータの利用を中
止したような場合は、下方登録呼識別信号10Dが
“L”になっているので、NOTゲート38の出力は
“H”を続ける。しかし、メモリ31はセット状態を維
持しているために、降方向割当識別信号21Dは“H”
状態を維持し、1号機の降割当指令信号1Dは“H”が
維持され、1号機のエレベータかごは3階に向って走行
を継続し、3階に降方向で到着する。
【0034】1号機のエレベータかごが3階に降方向で
到着すると、1号機の3階の降方向到着信号11dが
“H”になり、ANDゲート35の出力が“H”にな
り、ORゲート33の出力が“H”となり、ANDゲー
ト34の出力が“H”となり、ORゲート32の出力が
“H”になる。この結果、メモリ31はリセットされ、
降方向割当識別信号21Dが“L”となるので、1号機
の3階の降方向の呼に対する割当要求が解除され、割当
演算回路22の出力である1号機の降割当指令信号1D
が“L”になり、同時に1号機のかご降方向割当予報灯
5dが消灯する。
【0035】なお、上記説明では、3階より下方の行先
階釦が操作され、1号機のエレベータが割当てられた場
合について述べたが、3階よりも上方の行先階釦が操作
された場合も同様の動作となる。なお、この場合は、図
3の(b)の回路が機能する。また、割当てられるエレ
ベータかごは1号機に限定されるものではなく、そのと
きの各号機の状態に応じて割当てられ、2号機または3
号機であっても同様の動作となる。
【0036】このように、この実施例のエレベータの割
当装置は、1〜3号機の3台併設されたエレベータの各
エレベータ乗場に配設された乗場操作盤4の1,2,4
〜9階の行先階釦4a〜4hと、前記1,2,4〜9階
の行先階釦4a〜4hの操作によって行先階に対応する
所定の呼を各々登録する行先階呼登録手段10と、前記
登録呼に応じてサービスするエレベータかごを適宜割当
てる割当手段20と、既に登録された呼に対応する行先
階釦が操作されたとき、その呼登録を取消す従来より公
知の呼登録取消手段と、既に登録された呼が全て取消さ
れたとき、サービスするエレベータかごの割当を保持す
る図3のような構成の割当要求保持回路21である割当
保持手段と、登録された行先階の呼を全て取消す操作を
行先階釦で行なった階にエレベータかごが到着すること
により、前記割当保持を解除する図3のような構成の割
当要求保持回路21である割当保持解除手段とを備えて
いる。
【0037】即ち、本実施例のエレベータの割当装置
は、エレベータ乗場に配設された1,2,4〜9階の行
先階釦4a〜4hの操作によって行先階に対応する所定
の呼を各々登録し、この登録呼に応じてサービスするエ
レベータかごを割当て、既に登録された呼に対応する
1,2,4〜9階の行先階釦4a〜4hが操作されたと
き、その呼登録を取消すが、既に登録された呼が全て取
消されたとき、サービスするエレベータかごの割当を保
持し、登録された行先階の呼を全て取消す操作を1,
2,4〜9階の行先階釦4a〜4hで行なった階にエレ
ベータかごが到着することにより、前記割当保持を解除
するものである。
【0038】したがって、エレベータ乗場の客が誤って
行先階釦を操作したことに気付いて、登録されている行
先階の呼を全て取消した場合には、行先階の呼を再度登
録しても登録しなくても、エレベータかごは途中で走行
を中止することなく走行を継続して乗客が待つエレベー
タ乗場に到着するので、当該エレベータ乗場の待客はそ
のエレベータかごに乗って所望の目的階に行くことがで
きる。この結果、行先階の呼登録と取消しが繰返し行な
われても、エレベータかごの無駄な停止を防止でき、エ
レベータの運転効率が向上し、エレベータ乗場の待客の
待時間を短縮できる。
【0039】また、呼が登録されると割当てられた号機
の割当予報灯が点灯する機構を備えたエレベータの割当
装置の場合にも、エレベータ乗場の客が誤って行先階釦
を操作したことに気付いて、登録されている行先階の呼
を全て取消した場合には、行先階の呼を再度登録しても
登録しなくても、エレベータ乗場の客が登録された呼を
全て取消す前に割当てられ、予報表示された号機のエレ
ベータかごが到着するので、エレベータ乗場の待客はエ
レベータを待つ場所を移動することなく、エレベータの
到着を待つことができる。この結果、行先階の呼登録と
取消しが繰返し行なわれても、エレベータ乗場の待客が
エレベータを待つ場所を頻繁に移動する必要がないの
で、従来のようにエレベータ乗場の待客に不満感を抱か
せることがない。
【0040】ところで、上記各実施例では、1〜3号機
の3台のエレベータが併設された群管理エレベータの場
合について説明をしたが、エレベータの併設台数は何台
でもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。また、上
記各実施例では、3階の1階床のみ乗場操作盤4が設置
された場合について説明をしたが、乗場操作盤4の設置
階は何階であってもよく、複数の階床に設置してもよ
い。この場合も、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエレベー
タの割当装置は、行先階釦と、行先階呼登録手段と、割
当手段と、呼登録取消手段と、割当保持手段と、割当保
持解除手段とを備え、エレベータ乗場に配設された行先
階釦の操作によって行先階に対応する所定の呼を各々登
録し、この登録呼に応じてサービスするエレベータかご
を割当て、既に登録された呼に対応する行先階釦が操作
されたとき、その呼登録を取消すが、既に登録された呼
が全て取消されたとき、登録呼が全て取消されたときか
ら所定条件になるまで、サービスするエレベータかごの
割当を保持することにより、エレベータ乗場の客が誤っ
て行先階釦を操作したことに気付いて、登録されている
行先階の呼を全て取消した後、所定条件内に本来行こう
としていた行先階の呼を登録することにより、エレベー
タかごは途中で走行を中止することなく走行を継続する
ので、行先階の呼登録と取消しが繰返し行なわれても、
エレベータかごの無駄な停止を防止でき、エレベータの
運転効率が向上し、エレベータ乗場の待客の待時間を短
縮できる。また、呼が登録されると割当てられた号機の
割当予報灯が点灯する機構を備えている場合にも、エレ
ベータ乗場の客が誤って行先階釦を操作したことに気付
いて、登録されている行先階の呼を全て取消した後、所
定条件内に本来行こうとしていた行先階の呼を登録すれ
ば、登録された呼を全て取消す前に割当てられて予報表
示された号機のエレベータかごが到着するので、エレベ
ータ乗場の待客はエレベータを待つ場所を移動すること
なく、エレベータの到着を待つことができ、行先階の呼
登録と取消しが繰返し行なわれても、エレベータ乗場の
待客がエレベータを待つ場所を頻繁に移動する必要がな
いので、エレベータ乗場の待客に不満感を抱かせること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例であるエレベータの割
当装置を示す回路構成図である。
【図2】図2は図1のエレベータの割当装置中の割当要
求保持回路を示す内部回路図である。
【図3】図3は図1のエレベータの割当装置中の他の割
当要求保持回路を示す内部回路図である。
【図4】図4は乗場操作盤を備えた建物の3階乗場の外
観を示す正面図である。
【符号の説明】
1D〜3D 降割当指令信号 1U〜3U 昇割当指令信号 4 乗場操作盤 4a〜4h 行先階釦 4a1 〜4h1 応答灯 5d〜7d かご降方向割当予報灯 5u〜7u かご昇方向割当予報灯 10 行先階呼登録手段 10D 下方登録呼識別信号 10U 上方登録呼識別信号 11d〜13d 降方向到着信号 11u〜13u 昇方向到着信号 15d 降方向登録呼打消信号 15u 昇方向登録呼打消信号 20 割当手段 21 割当要求保持回路 21D 降方向割当識別信号 21U 昇方向割当識別信号 22 割当演算回路 31,41 R−Sフリップフロップ(メモリ) 39,49 遅延回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台併設されたエレベータの各エレベ
    ータ乗場に配設された行先階釦と、 前記行先階釦の操作によって行先階に対応する所定の呼
    を各々登録する行先階呼登録手段と、 前記登録呼に応じてサービスするエレベータかごを割当
    てる割当手段と、 既に登録された呼に対応する行先階釦が操作されたと
    き、その呼登録を取消す呼登録取消手段と、 既に登録された呼が全て取消されたとき、サービスする
    エレベータかごの割当を保持する割当保持手段と、 前記割当保持を所定の条件のとき解除する割当保持解除
    手段とを具備することを特徴とするエレベータの割当装
    置。
JP4121631A 1992-05-14 1992-05-14 エレベータの割当装置 Pending JPH05319705A (ja)

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