JP2633681B2 - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置

Info

Publication number
JP2633681B2
JP2633681B2 JP1092038A JP9203889A JP2633681B2 JP 2633681 B2 JP2633681 B2 JP 2633681B2 JP 1092038 A JP1092038 A JP 1092038A JP 9203889 A JP9203889 A JP 9203889A JP 2633681 B2 JP2633681 B2 JP 2633681B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
elevator
service
specific
elevators
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1092038A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02270782A (ja
Inventor
進 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1092038A priority Critical patent/JP2633681B2/ja
Priority to JP1306441A priority patent/JPH03172290A/ja
Priority to JP1336326A priority patent/JPH03200677A/ja
Priority to US07/595,818 priority patent/US5168135A/en
Priority to KR1019900016071A priority patent/KR940010790B1/ko
Priority to GB9022259A priority patent/GB2238632B/en
Publication of JPH02270782A publication Critical patent/JPH02270782A/ja
Priority to HK111395A priority patent/HK111395A/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP2633681B2 publication Critical patent/JP2633681B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/02Control systems without regulation, i.e. without retroactive action
    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • B66B1/14Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements
    • B66B1/18Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements with means for storing pulses controlling the movements of several cars or cages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B3/00Applications of devices for indicating or signalling operating conditions of elevators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/02Control systems without regulation, i.e. without retroactive action
    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • B66B1/14Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements
    • B66B1/18Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements with means for storing pulses controlling the movements of several cars or cages
    • B66B1/20Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements with means for storing pulses controlling the movements of several cars or cages and for varying the manner of operation to suit particular traffic conditions, e.g. "one-way rush-hour traffic"

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数階床間に複数のエレベータを稼動させ
る場合に用いられるエレベータの群管理制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
近時のエレベータシステムでは、並設された複数台の
エレベータの運転効率向上及びエレベータ利用者へのサ
ービス向上を図るため、各階床の乗り場呼びに対して応
答するエレベータを、マイクロコンピュータを用いて合
理的且つ速かに割当てることが行なわれている。
すなわち、乗り場呼びが発生すると、群管理制御装置
は、複数のエレベータのうちからその乗り場呼びに対し
てサービスする最適なエレベータを選択して割当て、他
のエレベータにはその乗り場呼びに応答させないように
している。
そして、エレベータ乗り場においては、割当てられた
エレベータの入口付近に設置された割当て表示ランプが
点灯し、されにエレベータが到着する直前になると、チ
ャイムの鳴動と共に、このランプが点滅するようになっ
ている。
また、このようなエレベータシステムでは、最近のマ
イクロコンピュータの発達に伴い、各エレベータが乗り
場呼びに応答した場合のかご呼び登録データ、あるいは
乗降荷重データ等についての測定がリアルタイムにて行
なわれ、各階床間の交通流れの把握が行なわれている。
そして、群管理制御装置では、このようにして把握し
た交通流れから、乗り場呼び発生時以降の交通需要を予
測し、この予測に基いて上記したエレベータの割当てを
行なっている。
第5図は、このようなエレベータの群管理制御装置を
示す概略構成図である。
すなわち、各階床の乗り場の呼び釦1al…1anには乗り
場呼び入出力制御部2al…2anが接続されており、これら
入出力制御部2al…2anは低速伝送路3を介して群管理制
御部4に接続されている。
群管理制御部4は、この低速伝送路3を介して各エレ
ベータに設置された単体制御部5al…5an及び監視室内に
設置された監視盤6に接続されており、また、群管理制
御部4と単体制御部5al…5anとは高速伝送路7によって
も接続されている。
なお、群管理制御部4は通常、監視室内に設けられて
いるが、近時のエレベータシステムでは、監視室内の他
に複数のエレベータのうちのいずれかにも設けられてお
り、監視室内の群管理制御部が故障した場合等には直ち
にこのエレベータに設けられた群管理制御部が代わって
機能するようになっている。
次に、第5図の動作について説明する。いま、例えば
n階の乗り場にて利用者が呼び釦1anを押したとする
と、乗り場呼び入出力制御部2anは群管理制御部4に呼
び信号を送出する。群管理制御部4は、この呼び信号に
入力されると、各エレベータの現在位置の検出により予
測未応答時間(予測到着時間に呼び経過時間を加えたも
の)を演算し、この演算結果に基いて、最適のエレベー
タをn階の乗り場呼びに割当てる。
そして、例えば最適のエレベータが単体制御部5alに
係るエレベータ(1号機とする)であったとすると、群
管理制御部4は単体制御部5alに割当指令信号を送出す
ると共に、乗り場呼び入出力制御部2anに、1号機のエ
レベータが割当てられたことを知らせる信号を出力す
る。乗り場呼び入出力制御部2anは、この信号に基い
て、1号機のエレベータの入口扉付近に設置された割当
て表示ランプ(図示せず)を点灯させる。この割当て表
示ランプの点灯により、n階で待っている利用者は、複
数の入口扉のうち、1号機のエレベータの入口扉の前で
待機していればよいことがわかる。
ところで、特定階床に食堂が設置されているビルで
は、昼休みの前半などの特別な時間帯に、この特定階床
へ向けての交通需要が極端に上昇する。そのため、この
ような時間帯では、通常の時間帯に比べて、より良好な
輸送効率が要求される。ここで、良好な輸送効率が行な
われる場合とは、例えば、特定階床へ向かうエレベータ
が、特定階床へ着くまでに割当てられた各階床の乗り場
呼びに対し、満員のためにこれらの各階床をそのまま通
過するようなことがなく、しかも、特定階床へ到着した
時点では満員かほぼそれに近い状態となる場合等のこと
をいう。
従来のエレベータの群管理制御装置では、このように
良好な輸送効率を確保するため、各階床の乗り場呼びに
対してエレベータを割当てる場合に、前記の予測未応答
時間と共に、エレベータが停止する階における荷重につ
いても予測するようにし、割当てたエレベータが満員の
ため、停止すべき階をそのまま通過するような事態が極
力生じないようにしている。つまり、基本的には稼動す
る各エレベータに対し、利用者ができるだけ均等に乗車
した状態となるように割当て制御が行なわれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、各階床の乗り場呼びが発生した場合、
これらの乗り場から乗車する利用者の数についても予測
して、エレベータの割当てが行なわれているが、この予
測はあくまで統計的手法に基くものであり、時々刻々変
化する乗り場の状況を正確に反映させることは不可能で
ある。そのため、時として、各階床で待っている利用者
数が非常に多い状態であるにもかかわらず、特定階床に
到着したエレベータに乗車していた利用者の数がそれほ
ど多くなく、良好な輸送効率でエレベータが稼動してい
ることは言い難い状況がしばしば発生していた。
このような状況を、第6図に基き、より具体的に説明
する。いま、1号機から3号機の3台のエレベータが1
階から10階までの間を運行中であり、食堂が設置されて
いる一階に向かうため、10階、9階、6階で乗り場呼び
が発生し、しかもこれらの階で待っている利用者数が多
い状態であるとする。
1号機は5階の乗り場呼びに応答して現在5階に停止
中であり、エレベータ内は非満員の状態であるとする。
そして、1号機に関しては5階〜1階の区間が急行ゾー
ンとなっているため、次停止階はかご呼び登録がなされ
ている1階となっている。したがって、1号機は1階に
到着した時点でも非満員であることになり、効率の良い
輸送を行なっていないことになる。
一方、2号機はかご呼び登録がなされている1階へ向
けて下降中であり、3号機は1階を出発して、かご呼び
登録がなされている4階へ向けて上昇中である。したが
って、3号機が6階、9階、10階に到着するまでには長
い時間がかかり、これら6階、9階、10階で待っている
利用者に対してサービス水準が低下した状態となってい
る。
このような場合、輸送効率を少しでも高めるため、1
号機が6階より上方に位置している時点で、6階の乗り
場呼びに対する割当てを3号機から1号機に変更するこ
とも考えられる。つまり、1号機が6階で停止して6階
で待っていて利用者を乗せた後に、5階に停止し、しか
る後1階へ直行するように、1号機を運行させようとす
る考えである。
しかし、割当てを変更して1号機を6階に停止させた
場合、1号機は6階を出発した時点ですでに満員となっ
てしまい、5階をそのまま通過せざるを得なくなる場合
が考えられる。このような場合、本来優先的に1号機に
乗車できるはずであった5階の利用者の存在が全く無視
される結果となり、輸送効率が高まったとしても、エレ
ベータシステム全体のサービスに関しては大きなダメー
ジを受けることになる。したがって、1号機が6階より
上方に位置している時点で、6階の乗り場呼びに対する
割当てを1号機に変更しようとする考えは、事実上、採
用不可能であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、利用
者の目的階床が特定階床に集中した場合に輸送効率を極
力向上させることが可能なエレベータの群管理制御装置
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するための手段として、複数
階床間に複数のエレベータを稼動させ、利用者による各
階床からの乗り場呼びに対し、前記複数のエレベータの
うちいずれかを割当てて応答させるようにしたエレベー
タの群管理制御装置において、前記エレベータの稼動状
況を検出する稼動状況検出手段と、前記稼動状況検出手
段の検出結果に基いて、前記利用者の目的階床が特定階
床に集中した状態にあるか否かを判別する集中状態判別
手段と、前記集中状態判別手段が集中した状態にあると
判別した場合に、前記乗り場呼びに割当てられたエレベ
ータの応答時間が一定時間以上となり、前記利用者に対
するサービス水準が低下した状態となる階床を、前記稼
動状況検出手段の検出に基き割出すサービス低下階床割
出手段と、前記サービス低下階床割出手段で割出された
サービス低下階床を前記特定階床へ向けて既に通過した
エレベータのうち、次停止階が前記特定階床となってい
るエレベータを割出す特定階床方向エレベータ割出手段
と、前記特定階床方向エレベータ割出手段で割出された
エレベータが、進行方向を反転して前記サービス低下階
床へ立寄る場合の輸送効率を演算する輸送効率演算手段
と、前記輸送効率演算手段の演算結果に基いて、前記サ
ービス低下階床の乗り場呼びに対し、前記特定階床方向
エレベータ割出手段で割出されたエレベータが応答する
ように、前記エレベータの割当てを変更する応答エレベ
ータ割当て手段と、を備えた構成としてある。
〔作用〕
稼動状況検出手段は各エレベータの稼動状況の検出を
行うが、この検出に基いて、集中状態判別手段は利用者
の目的階床が特定階床に集中した状態にあるか否かを判
別する。
そして、集中した状態と判別された場合、サービス低
下階床割出手段は、乗り場呼びに割当てられたエレベー
タの応答時間が一定時間以上となって利用者に対するサ
ービス水準が低下した状態となる階床を、稼動状況検出
手段の検出に基いて割出す。
特定階床方向エレベータ割出手段は、このサービス低
下階床を特定階床へ向けて既に通過したエレベータのう
ちから、次停止階が特定階床となっているエレベータを
割出す。
輸送効率演算手段は、特定階床方向エレベータ割出手
段で割出されたエレベータが進行方向を反転してサービ
ス低下階床に立寄る場合の輸送効率を演算する。
この演算結果に基き、応答エレベータ割当て手段は、
サービス低下階床の乗り場呼びに対し、特定階床方向エ
レベータ割出手段で割出されたエレベータが応答するよ
うに、エレベータの割当てを変更する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第4図に基き説明
する。
第1図は本実施例の要部の構成を示すブロック図であ
る。群管理制御部4内には稼動状況検出手段8が設けら
れており、この稼動状況検出手段8は低速伝送路3及び
高速伝送路7を介して、単体制御部5al〜5am(但し、単
体制御部5al以外は図示を略す。)内の単体制御回路5bl
〜5bmから各エレベータに関する稼動状況(例えば、各
エレベータ内のかご呼び登録の内容等)を検出するよう
になっている。
稼動状況検出手段8で検出された検出信号は、集中状
態判別手段9、サービス低下階床割出手段10、特定階床
方向エレベータ割出手段11に送出されるようになってい
る。
輸送効率演算手段12及び応答エレベータ割当て手段13
は、高速伝送路7を介して単体制御回路5bl〜5bmとの間
で信号の入出力を行えるようになっており、応答エレベ
ータ割当て手段はさらに、低速伝送路3を介して第5図
に示した乗り場呼び入出力制御部2al〜2bn及び監視盤6
との間で信号の入出力を行えるようになっている。
次に、第1図の動作を第3図(a),(b)及び第4
図のフローチャートに基いて説明する。動作の概略は第
2図(a)に示すように、例えば、5階に停止中の1号
機が非満員状態で且つ次停止階が1階(食堂階)である
場合に、この一号機の方向を反転させて6階に立寄ら
せ、長待ち状態となっている6階の利用者を2号機の代
りに乗せた後、1階へ運行させようとするものである。
まず、稼動状況検出手段8は単体制御回路5bl〜5bm等
から各エレベータの稼動状況即ち交通需要を検出する
(ステップ51)。集中状態判別手段9は、この検出に基
いて、各階床の利用者の目的階床が食堂階などの特定階
床に一定レベル以上集中した状態にあるか否かを判別す
る(ステップ52)。この場合の判別条件としては、各階
床の乗り場呼びの呼び方向及びかご呼び登録に関し、特
定階についてのものが一定割合以上であり、且つ、特定
階床での到着平均降車荷重が例えば70%を超えること等
の条件が考えられる。
そして、集中状態判別手段9が集中した状態であるこ
とを判別すると、群管理制御部4は輸送効率を高めて集
中状態に対応するため、各エレベータに対して、順次ス
テップ54〜59の動作を行う(ステップ53)。ここで、
「C=0,CMAX」の表記は、エレベータが例えば1号機か
ら8号機までの8台である場合には「C=0,7」とな
る。
サービス低下階床割出手段10は、各号機の扉が開いて
いる状態において、エレベータ応答時間が一定以上とな
ってサービス水準が低下している階床(fp階とする)を
割出す(ステップ54)。応答時間が一定以上になる例と
して例えば次のような場合が考えられる。
(イ)fp階に割当てられていた号機が満員のためfp階を
通過してしまった場合。
(ロ)予測未応答時間が一定値以上になっている場合。
(ハ)呼び継続時間が一定値以上になっている場合。
(ニ)割当て時と現在時との予測未応答時間を比較し、
この予測未応答時間における到着時間が増大している場
合。
特定階床方向エレベータ割出手段11は、各号機につ
き、特定階床へ至るまでのかご呼びが全て消え、次停止
階が特定階床とっているか否かを検出し、その号機がサ
ービス低下階床であるfp階を既に通過したか否かを検出
する(ステップ55)。
その号機がfp階を既に通過している場合、輸送効率演
算手段12は、その号機の現在位置からfp階までの走行距
離を演算し、その距離が一定値以下であるか否かを判別
する(ステップ56)。一定値以下である場合には、さら
に、その号機の現在位置から特定階床までの走行距離を
演算し、その距離が一定値以上であるか否かを判別する
(ステップ57)。
そして、一定値以上である場合、応答エレベータ割当
て手段13は、その号機(例えば、単体制御部5alに係る
1号機であるとする。)がfp階の乗り場呼びに応答する
ように、単体制御回路5blに優先割当指令信号を送出す
る(ステップ58)。
ステップ59にて、このような動作が全ての号機に対し
て順次行なわれたと判断された後、応答エレベータ割当
て手段13は、各号機の出発タイミング即ち扉が閉じる際
に、各号機に対してステップ61〜65の動作を行う(ステ
ップ60)。
すなわち、応答エレベータ割当て手段13は、優先割当
て指令を行なった1号機の単体制御回路5blからの優先
割当て指令に対する応答を確認し(ステップ61)、さら
に、その応答の内容が優先割当てを許可するものである
か否かを判断する(ステップ62)。なお、各号機からの
応答については、第6図で後述する。
優先割当てを許可するものである場合、応答エレベー
タ割当て手段13は、fp階の乗り場呼び入出力制御部に割
当て変更指令信号を送出する(ステップ63)。つまり、
それまでfp階の乗り場呼びに対し2号機が割当てられ、
2号機の入口扉付近の割当て表示ランプが点灯していた
とすれば、この表示ランプを消灯し、代わりに1号機の
入口扉付近の割当て表示ランプを点灯する。これによ
り、fp階で待っている利用者は2号機から1号機に割当
てが変更されたことを知ることができる。
ステップ62において、優先割当てを許可しないもので
ある場合、応答エレベータ割当て手段13は、単体制御回
路5blに出力していた優先割当て指令をリセットする
(ステップ64)。
次に、第4図のフローチャートに基き単体制御回路5b
lの動作を説明する。
現在時点が1号機の出発タイミング即ち扉が閉まる直
前である場合(ステップ66)、単体制御回路5blは、応
答エレベータ割当て手段から優先割当て指令が有るか否
かを判断する(ステップ67)。優先割当て指令が有る場
合には、1号機のかご荷重が一定値以下であり、さらに
利用者を充分搭乗させる余裕があるか否かを判断する
(ステップ68)。なお、ステップ66で扉がすでに閉まる
などして出発タイミングを失した場合、あるいはステッ
プ67で優先割当て指令が無かった場合、1号機はそのま
ま通常の停止要求階即ち特定階床へ向けて進行すること
になる。
ステップ68において、かご荷重が一定値以下である場
合、単体制御回路5blは応答エレベータ割当て手段13に
対し優先割当て許可指令信号を送出し(ステップ69)、
かご荷重が一定値以上である場合には優先割当て不許可
指令信号を送出する(ステップ70)。
単体制御回路5blは、優先割当て許可指令信号を送出
した後、サービス低下階床であるfp階へ向かう方向(上
昇方向)に方向選択を行ない、それまでの進行方向(下
降方向)を反転させる(ステップ71)。
そして、fp階に到着後(ステップ72)は、ステップ71
にて選択した方向(上昇方向)をリセットし(ステップ
73)、さらに、特定階床に向かう方向(下降方向)に方
向選択を行う(ステップ74)。すなわち、fp階で待って
ていた利用者を乗せた後、1号機は再度方向を反転して
特定階床へ向かうことになる。
以上が第2図(a)で概説した、本実施例の詳細な説
明であるが、複数のエレベータについてこのような群管
理制御を行うこととすれば、昼休みの前半などの特別な
時間において、食堂階などの特定階床に利用者を運ぶ場
合の輸送効率を上昇させることができる。
すなわち、特定階床へ向うエレベータ(第2図(a)
の1号機)は、特定階床に到着した時点では、常に満員
かほぼそれに近い状態となっている。そして、既に割当
てられている階床(第2図(a)の5階)に応答した
後、サービス低下階床であるfp階(第2図(a)の6
階)に立寄るようにしているので、先に割当てが行なわ
れている5階の乗り場呼びの優先順位を確保することが
できる。つまり、従来からの所謂「セレ・コレ思想」の
原則を保持したまま、輸送効率を向上させることができ
る。
なお、上記実施例では、第2図(a)に示すように、
5階に停止中の1号機が、既に2号機が割当てられてい
る6階に立寄る場合につき示したが、第2図(b)に示
すように、自号機が割当てられている階床へ立寄るよう
にすることもできる。つまり、この場合は、上方から下
降してきた1号機が5階に到着した後、この1号機の扉
が開いている間に6階で乗り場呼びが発生した場合であ
る。
また、上記実施例の場合、集中状態判別手段9は、各
エレベータ内のかご呼び登録の内容等の検出に基いて集
中状態にあるか否かを判別しているが、現在時刻が所定
の時間帯の範囲内にある場合は、全て集中状態にあるも
のと判別させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、稼動状況検出手段に
よるエレベータの稼動状況の検出に基き、集中状態判別
手段が特定階床に利用者の行先が集中しているか否かを
判別し、集中している場合には、サービス低下階床割出
し手段がエレベータ応答時間が一定以上となって利用者
に対するサービス水準が低下している階床を割出し、特
定階床方向エレベータ割出手段がこのサービス低下階床
を特定階床へ向けて既に通過しているエレベータのう
ち、次停止階が特定階床となっているエレベータを割出
し、この割出したエレベータが進行方向を反転してサー
ビス低下階床に立寄る場合の輸送効率を輸送効率演算手
段が演算し、この演算結果に基き、割出したエレベータ
がサービス低下階床の乗り場呼びに応答するように、応
答エレベータ割当て手段がエレベータの割当てを変更す
る構成としたので、利用者をさらに受入れる余裕がある
各エレベータは、それまでの進行方向を反転させてサー
ビス低下階床に立寄り、この階床で待ち状態にあった利
用者を搭乗させた後に特定階床に向かうことができる。
したがって、利用者の目的階床が特定階床に集中した場
合に、エレベータの輸送効率を極力向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の要部を示すブロック構成図、
第2図(a),(b)は第1図の動作の概略を説明する
ための説明図、第3図(a),(b)及び第4図は第1
図の動作を説明するためのフローチャート、第5図は従
来例を説明するためのブロック図、第6図は従来例の動
作の概略を説明するための説明図である。 8……稼動状況検出手段、9……集中状態判別手段、10
……サービス低下階床割出手段、11……特定階床方向エ
レベータ割出手段、12……輸送効率演算手段、13……応
答エレベータ割当て手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数階床間に複数のエレベータを稼動さ
    せ、利用者による各階床からの乗り場呼びに対し、前記
    複数のエレベータのうちいずれかを割当てて応答させる
    ようにしたエレベータの群管理制御装置において、 前記エレベータの稼動状況を検出する稼動状況検出手段
    と、 前記稼動状況検出手段の検出結果に基いて、前記利用者
    の目的階床が特定階床に集中した状態にあるか否かを判
    別する集中状態判別手段と、 前記集中状態判別手段が集中した状態にあると判別した
    場合に、前記乗り場呼びに割当てられたエレベータの応
    答時間が一定時間以上となり、前記利用者に対するサー
    ビス水準が低下した状態となる階床を、前記稼動状況検
    出手段の検出に基き割出すサービス低下階床割出手段
    と、 前記サービス低下階床割出手段で割出されたサービス低
    下階床を前記特定階床へ向けて既に通過したエレベータ
    のうち、次停止階が前記特定階床となっているエレベー
    タを割出す特定階床方向エレベータ割出手段と、 前記特定階床方向エレベータ割出手段で割出されたエレ
    ベータが、進行方向を反転して前記サービス低下階床へ
    立寄る場合の輸送効率を演算する輸送効率演算手段と、 前記輸送効率演算手段の演算結果に基いて、前記サービ
    ス低下階床の乗り場呼びに対し、前記特定階床方向エレ
    ベータ割出手段で割出されたエレベータが応答するよう
    に、前記エレベータの割当てを変更する応答エレベータ
    割当て手段と、 を備えたことを特徴とするエレベータの群管理制御装
    置。
JP1092038A 1989-04-12 1989-04-12 エレベータの群管理制御装置 Expired - Fee Related JP2633681B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1092038A JP2633681B2 (ja) 1989-04-12 1989-04-12 エレベータの群管理制御装置
JP1306441A JPH03172290A (ja) 1989-04-12 1989-11-28 エレベータの群管理制御装置
JP1336326A JPH03200677A (ja) 1989-04-12 1989-12-27 エレベータの群管理制御装置
US07/595,818 US5168135A (en) 1989-04-12 1990-10-10 Allocation of elevator car to floors including car direction reversals which improve service
KR1019900016071A KR940010790B1 (ko) 1989-04-12 1990-10-11 엘리베이터 그룹 제어 장치
GB9022259A GB2238632B (en) 1989-04-12 1990-10-12 Method and apparatus for elevator group control
HK111395A HK111395A (en) 1989-04-12 1995-07-06 Method and apparatus for elevator group control

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1092038A JP2633681B2 (ja) 1989-04-12 1989-04-12 エレベータの群管理制御装置
JP1306441A JPH03172290A (ja) 1989-04-12 1989-11-28 エレベータの群管理制御装置
JP1336326A JPH03200677A (ja) 1989-04-12 1989-12-27 エレベータの群管理制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02270782A JPH02270782A (ja) 1990-11-05
JP2633681B2 true JP2633681B2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=67764677

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1092038A Expired - Fee Related JP2633681B2 (ja) 1989-04-12 1989-04-12 エレベータの群管理制御装置
JP1306441A Pending JPH03172290A (ja) 1989-04-12 1989-11-28 エレベータの群管理制御装置
JP1336326A Pending JPH03200677A (ja) 1989-04-12 1989-12-27 エレベータの群管理制御装置

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1306441A Pending JPH03172290A (ja) 1989-04-12 1989-11-28 エレベータの群管理制御装置
JP1336326A Pending JPH03200677A (ja) 1989-04-12 1989-12-27 エレベータの群管理制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5168135A (ja)
JP (3) JP2633681B2 (ja)
KR (1) KR940010790B1 (ja)
GB (1) GB2238632B (ja)
HK (1) HK111395A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2573715B2 (ja) * 1990-03-28 1997-01-22 三菱電機株式会社 エレベータ制御装置
KR940009984B1 (ko) * 1990-05-29 1994-10-19 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터 제어장치
GB2251093B (en) * 1990-10-01 1994-11-16 Toshiba Kk Apparatus for elevator group control
JPH05145887A (ja) * 1991-11-21 1993-06-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像信号記録再生方法
FI108716B (fi) * 1993-11-11 2002-03-15 Kone Corp Menetelmä hissiryhmän ohjaamiseksi
US8151943B2 (en) 2007-08-21 2012-04-10 De Groot Pieter J Method of controlling intelligent destination elevators with selected operation modes
KR101399424B1 (ko) 2010-04-12 2014-05-27 오티스 엘리베이터 컴파니 승객 혼란을 회피하기 위한 엘리베이터 디스패치 제어
JP6799161B2 (ja) * 2017-07-21 2020-12-09 株式会社日立製作所 エレベーター装置
US10723585B2 (en) * 2017-08-30 2020-07-28 Otis Elevator Company Adaptive split group elevator operation
JP6904883B2 (ja) * 2017-10-30 2021-07-21 株式会社日立製作所 エレベータ分析システム及びエレベータ分析方法
CN111086932A (zh) * 2018-10-24 2020-05-01 奥的斯电梯公司 用于监视大堂活动以确定是否取消电梯服务的系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3382951A (en) * 1964-02-12 1968-05-14 K M White Company Inc Elevator control in which the preferred service time interval is variable
GB1563321A (en) * 1975-10-11 1980-03-26 Hitachi Ltd Elevator control system
US4147235A (en) * 1977-07-01 1979-04-03 Otis Elevator Company Elevator control system
EP0090642B1 (en) * 1982-03-31 1987-09-23 Kabushiki Kaisha Toshiba System for measuring interfloor traffic for group control of elevator cars
JPS6048874A (ja) * 1983-08-23 1985-03-16 三菱電機株式会社 エレベ−タの管理装置
JPH0712891B2 (ja) * 1988-02-17 1995-02-15 三菱電機株式会社 エレベータの群管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR910009552A (ko) 1991-06-28
JPH02270782A (ja) 1990-11-05
GB9022259D0 (en) 1990-11-28
GB2238632B (en) 1993-10-13
JPH03200677A (ja) 1991-09-02
GB2238632A (en) 1991-06-05
US5168135A (en) 1992-12-01
KR940010790B1 (ko) 1994-11-16
JPH03172290A (ja) 1991-07-25
HK111395A (en) 1995-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI111929B (fi) Hissiryhmän ohjaus
WO2019087249A1 (ja) エレベーター運行管理システムおよびエレベーター運行管理方法
JP2002302348A (ja) エレベータの制御装置
JP2633681B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
EP3686143A1 (en) Elevator call registration when a car is full
JP3650150B2 (ja) 瞬時的なセクタ割り付け方法
CN111344244B (zh) 组管理控制装置及组管理控制方法
JP5921012B1 (ja) エレベータシステム
JPS6354628B2 (ja)
KR950007563B1 (ko) 엘리베이터 군관리 장치
JPH07157209A (ja) エレベータの制御装置
JP2728775B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
JP2763199B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
JP2505645B2 (ja) エレベ―タの制御装置
JP2763202B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
JPS5895082A (ja) エレベ−タ−の制御装置
JPS6124295B2 (ja)
JP3391036B2 (ja) エレベーターの運転装置
JPS6251860B2 (ja)
JPH06127849A (ja) エレベーターの群管理装置
JPS6357343B2 (ja)
JPS638180A (ja) エレベ−タ−の制御装置
JPH11139698A (ja) エレベーターの運転装置
JPH04358682A (ja) エレベータ制御装置
JPH02144385A (ja) 群管理エレベーター制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees